JPH0722150Y2 - ベビーバス - Google Patents
ベビーバスInfo
- Publication number
- JPH0722150Y2 JPH0722150Y2 JP1991109039U JP10903991U JPH0722150Y2 JP H0722150 Y2 JPH0722150 Y2 JP H0722150Y2 JP 1991109039 U JP1991109039 U JP 1991109039U JP 10903991 U JP10903991 U JP 10903991U JP H0722150 Y2 JPH0722150 Y2 JP H0722150Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- baby bath
- elbow
- flange
- infant
- baby
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は乳幼児、特に新生児期に
ある乳幼児の入浴に使用するベビーバスに関するもので
ある。
ある乳幼児の入浴に使用するベビーバスに関するもので
ある。
【0002】
【考案の背景】乳幼児の入浴に使用するベビーバスは、
硬質合成樹脂等の成形品として形成するのが普通であ
り、幼児の身体をそっくり収容できる長さと深さを持つ
た大きさとして構成しており、特にバスタブの深さは、
乳幼児を温湯中に沈めてもまだその上方に多少のゆとり
ができるように構成し、バスタブ内の温湯が外部に飛散
するのを防止できるように構成している。
硬質合成樹脂等の成形品として形成するのが普通であ
り、幼児の身体をそっくり収容できる長さと深さを持つ
た大きさとして構成しており、特にバスタブの深さは、
乳幼児を温湯中に沈めてもまだその上方に多少のゆとり
ができるように構成し、バスタブ内の温湯が外部に飛散
するのを防止できるように構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ベビーバスに入浴する
際の乳幼児の身体は、腰部ないし臀部から下方をバスタ
ブの底につけ、頭部或いは頸部から上方を母親の片方の
腕で支承しながら温湯の上面に出す姿勢をとるのが普通
であり、乳幼児の頭部を支承した母親の腕は肘部をバス
タブの周縁部に載せるようにして使用している。
際の乳幼児の身体は、腰部ないし臀部から下方をバスタ
ブの底につけ、頭部或いは頸部から上方を母親の片方の
腕で支承しながら温湯の上面に出す姿勢をとるのが普通
であり、乳幼児の頭部を支承した母親の腕は肘部をバス
タブの周縁部に載せるようにして使用している。
【0004】従来から一般に使用されるベビーバスは、
バスタブの上縁部全周に一定の幅をもったフランジが均
等に形成されているだけであったため、乳幼児を入浴さ
せる母親は、腰高の体勢でバスタブの上方から乳幼児の
身体(頭部)を抱えながら入浴させるという極めて不自
然な姿勢をとらざるを得なかった。
バスタブの上縁部全周に一定の幅をもったフランジが均
等に形成されているだけであったため、乳幼児を入浴さ
せる母親は、腰高の体勢でバスタブの上方から乳幼児の
身体(頭部)を抱えながら入浴させるという極めて不自
然な姿勢をとらざるを得なかった。
【0005】特に重量の重い乳幼児の頭部を支承してい
る母親の腕は、乳幼児の頭部を温湯の水面近くまで下げ
る必要があるため、バスタブ周縁部に接している肘から
先の部分に多くの負担がかかり疲労が増加するという欠
点があった。
る母親の腕は、乳幼児の頭部を温湯の水面近くまで下げ
る必要があるため、バスタブ周縁部に接している肘から
先の部分に多くの負担がかかり疲労が増加するという欠
点があった。
【0006】乳幼児を入浴させる母親は、乳幼児がバス
タブ内へ転落しないよう細心の注意を払いながらバスタ
ブ内の乳幼児に一定の姿勢を維持させているが、バスタ
ブ上端のフランジ部全周が同じ高さで構成されている従
来品の場合には、フランジ部分に入浴剤や洗剤の泡が付
着するとフランジ面によって支承されている母親の腕
(肘部)が滑り易くなって一層不安定なものとなり転落
等の事故を惹起させることが多かった。
タブ内へ転落しないよう細心の注意を払いながらバスタ
ブ内の乳幼児に一定の姿勢を維持させているが、バスタ
ブ上端のフランジ部全周が同じ高さで構成されている従
来品の場合には、フランジ部分に入浴剤や洗剤の泡が付
着するとフランジ面によって支承されている母親の腕
(肘部)が滑り易くなって一層不安定なものとなり転落
等の事故を惹起させることが多かった。
【0007】浴槽内における乳幼児の姿勢を一定に保
ち、浴槽内での事故を防止できるものとして実公昭54
−2851号公報に記載されるようなベビーバスが開発
され、乳幼児を入浴をさせる母親等の手助けとしている
が、その構造はバスタブの底板に幼児の姿勢を特定させ
るための窪みを形成させただけのものであり、乳幼児を
入浴させる時の母親の姿勢は同公報第5図に例示されて
いるとおり、依然として腰高の姿勢をとることが要求さ
れたものであり、従来構造と何ら変わりがないものであ
った。
ち、浴槽内での事故を防止できるものとして実公昭54
−2851号公報に記載されるようなベビーバスが開発
され、乳幼児を入浴をさせる母親等の手助けとしている
が、その構造はバスタブの底板に幼児の姿勢を特定させ
るための窪みを形成させただけのものであり、乳幼児を
入浴させる時の母親の姿勢は同公報第5図に例示されて
いるとおり、依然として腰高の姿勢をとることが要求さ
れたものであり、従来構造と何ら変わりがないものであ
った。
【0008】
【考案の目的】本考案は上記した事情に鑑みこれに対応
しようとするものであり、ベビーバス本体の上端部に所
定幅で形成したフランジ部に肘受け用の窪みを形成する
ことにより、フランジ上に載せた母親等の腕(肘)がフ
ランジ部に沿って移動するのを防止し安定した支承体勢
を維持できるベビーバスを提供せんとするものである。
しようとするものであり、ベビーバス本体の上端部に所
定幅で形成したフランジ部に肘受け用の窪みを形成する
ことにより、フランジ上に載せた母親等の腕(肘)がフ
ランジ部に沿って移動するのを防止し安定した支承体勢
を維持できるベビーバスを提供せんとするものである。
【0009】また本考案の他の目的は、幼児の頭部を支
承する母親の腕の位置をフランジ部分よりも低い位置に
移動させることにより頭部を支承した腕の下向き傾斜の
度合いを少なくすることができるように構成し、これに
よって入浴作業を行う母親の疲労を減殺できるように構
成したベビーバスを提供しようとするものである。
承する母親の腕の位置をフランジ部分よりも低い位置に
移動させることにより頭部を支承した腕の下向き傾斜の
度合いを少なくすることができるように構成し、これに
よって入浴作業を行う母親の疲労を減殺できるように構
成したベビーバスを提供しようとするものである。
【0010】
【考案の要点】本考案は、底板の周縁部に沿って適宜高
さの周壁を起立させると共に、前記周壁の上端部を外側
に一定幅で折り返してフランジを形成してなるベビーバ
スにおいて、フランジの一部に半円弧状に窪ませた肘受
け部を形成してなるベビーバスを考案の要点としてい
る。
さの周壁を起立させると共に、前記周壁の上端部を外側
に一定幅で折り返してフランジを形成してなるベビーバ
スにおいて、フランジの一部に半円弧状に窪ませた肘受
け部を形成してなるベビーバスを考案の要点としてい
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0012】Aは硬質の合成樹脂等を用いて形成したベ
ビーバスであり、底板1の周縁部に周壁2を起立させる
とともに、周壁2の上端部を外方に折り返して適宜幅の
フランジ3を形成している。
ビーバスであり、底板1の周縁部に周壁2を起立させる
とともに、周壁2の上端部を外方に折り返して適宜幅の
フランジ3を形成している。
【0013】ベビーバスAは、公知のものと同様に、乳
幼児を寝かせて収容できる長さを持ち、かつ、高さ方向
の中間位置まで温湯を満たした状態で乳幼児の身体が温
湯内に沈められる深さをもった浴槽構造としている。
幼児を寝かせて収容できる長さを持ち、かつ、高さ方向
の中間位置まで温湯を満たした状態で乳幼児の身体が温
湯内に沈められる深さをもった浴槽構造としている。
【0014】11は必要に応じて底板1に穿設する排水孔
であり、水栓(図示しない)を施すことによって温湯を
貯蔵できるようにしている。
であり、水栓(図示しない)を施すことによって温湯を
貯蔵できるようにしている。
【0015】12は周壁2の一部を折り曲げて形成した平
板部であり、石鹸等の入浴補助具を載せられるようにし
ている。
板部であり、石鹸等の入浴補助具を載せられるようにし
ている。
【0016】31,31はフランジ3に半円弧状に窪ませて
形成した肘受け部であり、使用時に乳幼児の頭部を支承
した母親等の腕(肘部)を支承させるためのものであ
る。
形成した肘受け部であり、使用時に乳幼児の頭部を支承
した母親等の腕(肘部)を支承させるためのものであ
る。
【0017】前記の肘受け部31,31は、図6に例示する
ようにベビーバスAを形成する際にフランジ3の一部を
半円弧状に窪ませた一体構造として構成することができ
るが使用効果を高めるために図1乃至図5に例示するよ
うにフランジ3の一部を半円弧状に窪ませた取付け部32
として形成し、この取付け部32に同一の円弧をもち弓状
に形成した肘受け具33を着脱自在に装着する構造とする
ことが望ましい。
ようにベビーバスAを形成する際にフランジ3の一部を
半円弧状に窪ませた一体構造として構成することができ
るが使用効果を高めるために図1乃至図5に例示するよ
うにフランジ3の一部を半円弧状に窪ませた取付け部32
として形成し、この取付け部32に同一の円弧をもち弓状
に形成した肘受け具33を着脱自在に装着する構造とする
ことが望ましい。
【0018】なお、フランジ3部に形成する取付け部32
の高さは、その上面に肘受け具33を装着した状態で、肘
受け具33の上面がフランジ3部分と同一面となるように
寸法設定することが肝要である。
の高さは、その上面に肘受け具33を装着した状態で、肘
受け具33の上面がフランジ3部分と同一面となるように
寸法設定することが肝要である。
【0019】34…34は肘受け具33の裏面に突設した係止
用突起34…34であり、この係止用突起34…34を、フラン
ジ3に形成した取付け部32の係止孔35…35に着脱自在に
嵌挿係止できるようにしている。
用突起34…34であり、この係止用突起34…34を、フラン
ジ3に形成した取付け部32の係止孔35…35に着脱自在に
嵌挿係止できるようにしている。
【0020】なお、肘受け具33はベビーバス本体Aを構
成する合成樹脂と同じ素材を使用して構成することもで
きるが、望ましくは表面に滑り止め機能をもち、しかも
適度の弾性を有する合成ゴム等を使用して形成したもの
が良い。
成する合成樹脂と同じ素材を使用して構成することもで
きるが、望ましくは表面に滑り止め機能をもち、しかも
適度の弾性を有する合成ゴム等を使用して形成したもの
が良い。
【0021】また、肘受け具33を硬質の合成樹脂や金属
等で肘受け具33を構成する場合には少なくとも肘を支承
する表面部分には滑り止めのための処理乃至加工を施し
た構造とすることが望ましい。
等で肘受け具33を構成する場合には少なくとも肘を支承
する表面部分には滑り止めのための処理乃至加工を施し
た構造とすることが望ましい。
【0022】
【考案の効果】本考案は上記のようにベビーバス本体の
フランジ3部分に半円弧上に窪ませた肘受け部31,31を
形成したので、乳幼児を入浴させる場合の母親の腕はこ
の肘受け部31の窪みに安定的に支承させることができ、
フランジ3部分が石鹸の泡等によって滑り易くなってい
る時でも腕の移動が原因となる乳幼児の転落事故等を惹
起させることがない。
フランジ3部分に半円弧上に窪ませた肘受け部31,31を
形成したので、乳幼児を入浴させる場合の母親の腕はこ
の肘受け部31の窪みに安定的に支承させることができ、
フランジ3部分が石鹸の泡等によって滑り易くなってい
る時でも腕の移動が原因となる乳幼児の転落事故等を惹
起させることがない。
【0023】特に肘受け具33を別部材によって構成する
場合には、その表面に滑り止め加工等を施すことができ
るので滑りによる移動が原因となる事故の発生を積極的
に防止することができる利点がある。
場合には、その表面に滑り止め加工等を施すことができ
るので滑りによる移動が原因となる事故の発生を積極的
に防止することができる利点がある。
【0024】また肘受け部31,31はフランジ3部分を半
円弧状に窪ませた構造とし、フランジ3面よりも高さが
低くなっているので、乳幼児の頭部を支承している母親
の腕の位置が温湯面に近づけられ、相対的に腕の下向き
傾斜の角度を小さくすることができるので乳幼児を入浴
させる時の母親の腰高姿勢が改善されることとなり、腰
高が原因となる疲労を解消し楽な姿勢での入浴作業を行
える特徴がある。
円弧状に窪ませた構造とし、フランジ3面よりも高さが
低くなっているので、乳幼児の頭部を支承している母親
の腕の位置が温湯面に近づけられ、相対的に腕の下向き
傾斜の角度を小さくすることができるので乳幼児を入浴
させる時の母親の腰高姿勢が改善されることとなり、腰
高が原因となる疲労を解消し楽な姿勢での入浴作業を行
える特徴がある。
【図1】 片方の肘受け具を取り外して示すベビーバス
の斜視図
の斜視図
【図2】 要部を示すベビーバスの断面図
【図3】 図2における肘受け具を取り外したベビーバ
スの断面図
スの断面図
【図4】 肘受け具を取外し且つ反転して示す要部の斜
視図
視図
【図5】 使用例を示すベビーバスの斜視図
【図6】 肘受け部をフランジと一体的に形成した例を
示すベビーバスの斜視図
示すベビーバスの斜視図
A ベビーバス 1 底板 2 周壁 3 フランジ 31 肘受け部 32 取付け部 33 肘受け具 34 係止用突起 35 係止孔
Claims (4)
- 【請求項1】底板の周縁部に適宜高さの周壁を一体的に
起立させると共に、前記周壁の上端部を外側に一定幅で
折り返してフランジを形成してなるベビーバスにおい
て、前記フランジの一部に半円弧状の凹窪部からなる肘
受け部を形成してなるベビーバス。 - 【請求項2】フランジの一部を半円弧状に窪ませた凹窪
部に、浴槽本体と別体として形成した肘受け具を着脱自
在に装着してなる請求項1記載のベビーバス。 - 【請求項3】少なくとも肘受け部の表面が弾性素材によ
って構成されている請求項2記載のベビーバス。 - 【請求項4】肘受け具の表面に辷り止め加工が施されて
いるものである請求項2記載のベビーバス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109039U JPH0722150Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | ベビーバス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109039U JPH0722150Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | ベビーバス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065587U JPH065587U (ja) | 1994-01-25 |
JPH0722150Y2 true JPH0722150Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=14500059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991109039U Expired - Lifetime JPH0722150Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | ベビーバス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722150Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3067184U (ja) * | 1999-09-03 | 2000-03-21 | 克 多田 | 車付きゴルフバッグ |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP1991109039U patent/JPH0722150Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH065587U (ja) | 1994-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |