JPH0722092U - モータ内蔵コンプレッサ - Google Patents

モータ内蔵コンプレッサ

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Publication number
JPH0722092U
JPH0722092U JP5440393U JP5440393U JPH0722092U JP H0722092 U JPH0722092 U JP H0722092U JP 5440393 U JP5440393 U JP 5440393U JP 5440393 U JP5440393 U JP 5440393U JP H0722092 U JPH0722092 U JP H0722092U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
terminal
motor
built
compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5440393U
Other languages
English (en)
Inventor
真一 大武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP5440393U priority Critical patent/JPH0722092U/ja
Publication of JPH0722092U publication Critical patent/JPH0722092U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁性の低い冷媒ガスを圧縮しても、モータ
のリード線をターミナルに接続する端子から、ハウジン
グに漏電するおそれのない、モータ内蔵コンプレッサを
提供する。 【構成】 ハウジングと、ハウジング内に配設された圧
縮機構と、ハウジング内に配設され前記圧縮機構を駆動
するモータと、ハウジングに固定され外部電源に接続さ
れるターミナルとを備え、モータのリード線をターミナ
ルに接続する端子はハウジング内に在り、前記端子は絶
縁材料によって被覆されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータ内蔵コンプレッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置に用いられるモータ内蔵コンプレッサは、ハウジングと、ハウジ ング内に配設された圧縮機構と、ハウジング内に配設され前記圧縮機構を駆動す るためのモータと、ハウジングに固定され外部電源に接続されるターミナルとを 備え、モータのリード線をターミナルに接続する端子はハウジング内に在る。 従来、空気調和装置には絶縁性の高いフロンが冷媒ガスとして用いられていた ので、モータのリード線をターミナルに接続する端子は、裸のままで絶縁されて いなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
環境保護の観点から、近年、空気調和装置の冷媒ガスとして代替フロンが使用 されるようになった。代替フロンの中には従来のフロンに比べて絶縁性が低いも のがあるため、従来構造のモータ内蔵コンプレッサでは、モータのリード線をタ ーミナルに接続する裸の端子から、冷媒ガスを介してハウジングに漏電するとい う問題が生じた。 本考案は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、絶縁性の低い冷媒ガスを 圧縮しても、モータのリード線をターミナルに接続する端子から、ハウジングに 漏電するおそれのない、モータ内蔵コンプレッサを提供すること目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案においては、ハウジングと、ハウジング内 に配設された圧縮機構と、ハウジング内に配設され前記圧縮機構を駆動するため のモータと、ハウジングに固定され外部電源に接続されるターミナルとを備え、 モータのリード線をターミナルに接続する端子はハウジング内に在り、前記端子 は絶縁材料によって被覆されていることを特徴とするモータ内蔵コンプレッサを 提供する。
【0005】
【作用】
本考案にあっては、モータのリード線をターミナルに接続する端子は絶縁材料 によって被覆されているので、前記端子が絶縁性の低い冷媒ガスに接するおそれ はない。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を、図1に基づいて説明する。 図1において、1は本考案の実施例に係るモータ内蔵のスクロール型コンプレ ッサのハウジングである。ハウジング1は、共通の中心軸線Xを有する有底円筒 体のフロントハウジング2と、円筒体のセンターハウジング3と、有底円筒体の リアハウジング4とから成る。フロントハウジング2の底部には、軸線Xと同軸 に吐出ポート2aが形成されている。センターハウジング3には、軸線Xと同軸 に軸受部3aと連通孔3bとが形成されている。リアハウジング4の底部には、 軸線Xと同軸に、吸入ポート4aと軸受部4bとが形成されている。フロントハ ウジング2と、センターハウジング3と、リアハウジング4とは、ボルト5、6 により、一体的に結合されている。
【0007】 フロントハウジング2内には、固定スクロール10が配設されている。 固定スクロール10は、フロントハウジング2に嵌合する円板状の端板10a と、端板10aの一方の側面に形成されたうず巻き体10bと、端板10aの他 方の側面に形成された脚10cとを備えている。端板10aの中心には吐出孔1 0dが形成されている。固定スクロール10は、脚10cがフロントハウジング 2の底部に当接した状態で、ボルト11により、フロントハウジング2に固定さ れている。固定スクロールの端板10aにより、フロントハウジング2の内部空 間は吸入室12と吐出室13とに仕切られている。 フロントハウジング2内には、固定スクロール10に隣接して可動スクロール 20が配設されている。可動スクロール20は、円板状の端板20aと、端板2 0aの一方の側面に形成されたうず巻き体20bと、端板20aの他方の側面に 形成された円環状のボス20cとを備えている。可動スクロール20のうず巻き 体20bは、固定スクロール10のうず巻き体10bと、180°の角度のずれ をもってかみ合っている。固定スクロールのうず巻き体10bと可動スクロール のうず巻き体20bとの間に、加圧室21が形成される。
【0008】 センターハウジング3とリアハウジング4の内部には、シャフト30が軸線X と同軸に配設されている。シャフト30は、一端がベアリング31を介してセン ターハウジング3の軸受部3aに回動自在に支持され、他端がニードルベアリン グ32を介してリアハウジング4の軸受部4bに回動自在に支持されている。シ ャフト30の前記一端には、軸線Xから偏心して、且つ軸線Xに平行に、クラン クピン33が固定されている。クランクピン33は、厚肉円板状のブッシュ34 に形成された偏心孔34aに回動自在に内嵌している。ブッシュ34は、ニード ルベアリング35を介して回動自在に、可動スクロールのボス20cに内嵌して いる。この結果、シャフト30が回転すると、可動スクロール20は軸線Xの回 りに公転、すなわち円軌道運動をする。シャフト30には、回転により発生する アンバランスフォースを打ち消すためのバランスウェイト36a、36b、36 cが取りつけられている。
【0009】 シャフト30には、前記他端から前記一端の近傍位置まで軸線Xと同軸に延び る第1通路30aが形成されている。通路30aは、シャフト30の前記他端で 開口している。該開口は、リアハウジング4に形成された吸入ポート4aに対峙 している。シャフト30には、前記一端の近傍位置に、軸線Xと直交してシャフ ト30を径方向に貫通し、且つ第1通路30aと連通する第2通路30bが形成 されている。シャフト30とクランクピン33とには、軸線Xから偏心して且つ 軸線Xに平行に延び、一端が第2通路30bに連通し、他端がクランクピン33 の先端で開口する第3通路30cが形成されている。 センターハウジング3と可動スクロール20との間には、ボールカップリング を備えた回転阻止機構40が配設されている。
【0010】 センターハウジング3とリアハウジング4との内部には、モータ50が配設さ ている。モータ50は、ロータ51と、ステータ52とを備えている。ロータ5 1は、シャフト30に固定されている。ステータ52は、リアハウジング4に圧 入されて固定されている。リアハンジング4の底面には、外部電源に接続される ターミナル60が固定されている。ターミナル60には、端子60aがリアハウ ジング4内に突出して取り付けられている。ステータ52から延びるリード線7 0が端子60aに接続されている。端子60aは、熱収縮性のプラスチックフィ ルム80で被覆されている。プラスチックフィルム80にリード線70を貫通さ せ、リード線70を端子60aに接続した後、プラスチックフィルム80で端子 60aを覆い、次いでプラスチックフィルム80を加熱収縮させることにより、 端子60aを絶縁性のプラスチックフィルム80で被覆している。
【0011】 上記構成を有する本実施例に係るモータ内蔵のスクロールコンプレッサの作動 を説明する。 モータ50により、シャフト30が回転駆動される。シャフト30の回転によ り、可動スクロール20が軸線Xの回りに円軌道運動をする。円軌道運動に伴う 可動スクロール20の自転は、回転阻止機構40により阻止される。 可動スクロール20の円軌道運動により、互いにかみ合う可動スクロールのう ず巻き体20bと固定スクロールのうず巻き体10bとの間に形成された加圧室 21が、その容積を減少させつつ、うず巻きの中心方向へ移動する。 外部冷凍回路から、潤滑オイルのミストを含む冷媒ガスが、矢印で示すように 、リアハウジング4に形成された吸入ポート4aを通ってシャフト30の第1通 路30aに流入する。第1通路30aに流入した冷媒ガスの一部は、矢印で示す ように、第2通路30bの端部開口からシャフト30の径方向外方に吐出し、セ ンターハウジング3内に流入し、センターハウジング3とリアハウジング4内に 充満し、ベアリングを潤滑し、モータ50を冷却する。
【0012】 ステータ52から延びるリード線70が接続されている端子60aは、絶縁性 のプラスチックフィルム80で被覆されているので、端子60aは冷媒ガスに接 しない。従って、冷媒ガスとして絶縁性の低い代替フロンが使用されたとしても 、端子60aからリアハウジング4に漏電するおそれは無い。また、リード線7 0自体はビニールコーティングされており、ターミナル60のリアハウジング4 内に暴露される部分は、端子60aを除いて絶縁されている。従って、これらの 部材からリアハウジング4に漏電するおそれは無い。
【0013】 冷媒ガスは、次いでセンターハウジング3に形成された連通孔3b、回転阻止 機構40に形成された間隙部を通って、吸入室12に流入する。第1通路30a に流入した冷媒ガスの一部は、二重矢印で示すように、第3通路30cを通って 可動スクロールのボス20c内に流入し、クランクピン33と厚肉円板状のブッ シュ34に形成された偏心孔34aとニードルベアリング35とを潤滑した後、 回転阻止機構40に形成された間隙部を通って、吸入室12に流入する。 第2通路吸入室12に流入した冷媒ガスは、加圧室21内に取り込まれ、加圧 室21内で圧縮された後、吐出孔10dを通って吐出室13に流入し、更にフロ ントハウジング2に形成された吐出ポート2aを通って、外部冷凍回路へ流出す る。
【0014】 以上本考案の実施例を説明したが、本考案は上記実施例に限定されるものでは ない。例えば、端子60aを絶縁性の樹脂で固めても良く、或いはゴム製カバー で被覆しても良い。また、本考案は、モータを内蔵した斜板式圧縮機やベーンタ イプ圧縮機等にも具現化できる。
【0015】
【効果】
以上説明したごとく、本考案にあっては、モータのリード線をターミナルに接 続する端子は絶縁材料によって被覆されているので、前記端子は冷媒ガスに接し ない。従って、冷媒ガスとして絶縁性の低い代替フロンが使用されたとしても、 前記端子からハウジングに漏電するおそれは無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るモータ内蔵のスクロール
コンプレッサの側断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 フロントハウジング 3 センターハウジング 4 リアハウジング 50 モータ 60 ターミナル 60a 端子 70 リード線 80 熱収縮性プラスチックフィルム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、ハウジング内に配設され
    た圧縮機構と、ハウジング内に配設され前記圧縮機構を
    駆動するモータと、ハウジングに固定され外部電源に接
    続されるターミナルとを備え、モータのリード線をター
    ミナルに接続する端子はハウジング内に在り、前記端子
    は絶縁材料によって被覆されていることを特徴とするモ
    ータ内蔵コンプレッサ。
  2. 【請求項2】 前記端子は、絶縁性樹脂によって被覆さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のモータ内蔵
    コンプレッサ。
  3. 【請求項3】 前記端子は、熱収縮性のプラスチックフ
    ィルムによって被覆されていることを特徴とする請求項
    1に記載のモータ内蔵コンプレッサ。
  4. 【請求項4】 前記端子は、ゴム製カバーによって被覆
    されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ内
    蔵コンプレッサ。
JP5440393U 1993-09-14 1993-09-14 モータ内蔵コンプレッサ Pending JPH0722092U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5440393U JPH0722092U (ja) 1993-09-14 1993-09-14 モータ内蔵コンプレッサ

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JP5440393U JPH0722092U (ja) 1993-09-14 1993-09-14 モータ内蔵コンプレッサ

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Publication Number Publication Date
JPH0722092U true JPH0722092U (ja) 1995-04-21

Family

ID=12969735

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JP5440393U Pending JPH0722092U (ja) 1993-09-14 1993-09-14 モータ内蔵コンプレッサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019732A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Sanden Corp 電動圧縮機の密封端子装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008019732A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Sanden Corp 電動圧縮機の密封端子装置

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