JPH07220421A - ディスク記憶装置の参照情報書き込み方法 - Google Patents

ディスク記憶装置の参照情報書き込み方法

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JPH07220421A
JPH07220421A JP669294A JP669294A JPH07220421A JP H07220421 A JPH07220421 A JP H07220421A JP 669294 A JP669294 A JP 669294A JP 669294 A JP669294 A JP 669294A JP H07220421 A JPH07220421 A JP H07220421A
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Haruyoshi Shimizu
治好 清水
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスク1の回転中心にふらつきが発生した場
合にも参照情報RIを常に書き込みパターンの位置ずれな
しに正確に書き込めるようにする。 【構成】参照情報RIを書き込むべきディスク面に第1の
ヘッド4を, それと異なるディスク面にクロック情報CI
用の第2のヘッド14をそれぞれ配設し、かつ第2のヘッ
ド14をディスク1の周方向に関して第1のヘッド4とほ
ぼ同じ位置に置き、まず第2のヘッド14を介して対応す
るディスク面にクロック情報CIを書き込んだ後に、それ
を第2のヘッド14によって読み取ったクロックパルスCP
に同期して参照情報RIを第1のヘッド4を介して対応す
るディスク面の各径方向位置に順次書き込んで行くこと
により多数のトラックTを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク記憶装置のディ
スク面内にトラックを設定するためヘッドの位置検出に
用いられる参照情報を書き込む方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク記憶装置ではデータの読み書き
に際してヘッドを所望のトラックまで移動させかつその
中心に正確に位置決めするためにヘッドの現在位置を検
出する必要があり、この検出用に本発明方法が対象とす
る参照情報をディスク面に書き込むことによって多数の
トラックを設定する。一般にこの参照情報にはヘッドの
移動中位置を検出するための照合情報と各トラックの中
心からの位置ずれを検出するためのサーボ情報が含まれ
る。図3はこの参照情報の代表例をディスク面の要部の
展開図で示すものである。
【0003】図3に示すディスク1には図の左右方向で
ある周方向に分布して参照情報RIが一定の角度間隔で書
き込まれ、これによってヘッド3を介してデータが読み
書きされる多数のトラックTが設定されており、図示の
例では参照情報RIの相互間にデータの記憶単位としての
セクタSが設定されている。参照情報RIにはその先頭位
置を示すイレーズ部ERと, トラック番号を示すふつうい
わゆるグレーコードで書かれた照合情報IDと, 例えばい
わゆるバーストサーボ方式のサーボ情報SIとが含まれて
おり、この方式のサーボ情報SIは図ではA〜Dで示され
た4個のサーボ情報部分からなる。データ用のセクタS
にはトラック番号やセクタ番号等が書き込まれる照合部
iDとデータ部Dtとが含まれ、周知のように主には照合部
iDに所定データを書き込むいわゆるフォーマッティング
を施した後にデータ部Dtに対する実際のデータの読み書
きが開始される。
【0004】参照情報RIはトラックTの設定用なのでデ
ィスク記憶装置の完成時にふつうは専用の高精度のサー
ボライタ装置を用いて極力正確に書き込む必要があり、
かつトラックTの相互間には若干の隙間が置かれるのに
対しその照合情報IDやサーボ情報SIの部分A〜Dは図の
ように径方向の隙間を置かずに書き込む必要がある。こ
のため、トラックTと同じ幅のヘッド3を径方向に少し
ずつ, 例えばトラックピッチの半分ずつ順次にずらせな
がら照合情報IDおよびサーボ情報部分A〜Dをそれぞれ
重ね書きして行くのが通例である。
【0005】ところが、ディスク1を回転駆動するいわ
ゆるスピンドルモータには僅かではあるが必ずいわゆる
ワウフラッタがあるので、ディスク1の面内の種々な径
方向位置の参照情報RIにはこの回転のふらつきによって
書き込み位置にふつうは位相誤差と呼ばれる微小誤差が
ディスク1の周方向に発生しやすい。この問題を解決す
るためにスピンドルモータの回転のふらつきを検出して
参照情報RIの書き込みタイミングをそれを構成するビッ
トごとに調整することも行なわれるが、微小な回転ふら
つきの検出精度を充分高めるのは必ずしも容易でない。
このため、最近ではデータ読み書き用ヘッドとは別のヘ
ッドを用いて例えば高周波パルス波形のクロック情報を
ディスク1の例えば最外径部にまず書き込み、これを別
ヘッドを介して読み取ったクロックパルスに同期して参
照情報RIを正規のヘッドを介して書き込んで行く方法が
採用されることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のクロック用の別
ヘッドを用いる方法によりスピンドルモータがもつワウ
フラッタをほぼ完全に補償して参照情報RIの書き込み位
置精度を従来より格段に高めることができるが、データ
の線記録密度を上げるためにデータの書込信号や読取信
号の転送レートを一層高め、これに応じて参照情報RIの
書き込み周波数を高めて行くと、なおその書き込みパタ
ーンが乱れて来る問題がある。図4はこのパターンとそ
の読取信号の波形を示すものである。
【0007】図4(a) は図3の参照情報RIを書き込んだ
ディスク1の表面に磁性液体を塗布してその書き込み磁
気パターンを顕微鏡により拡大した写真の要部のスケッ
チであって、図にはサーボ情報SIを構成する部分A〜C
の磁気パターンが約1500倍に拡大して示されており、か
つ理解を容易にするため各トラックTの位置が便宜上そ
れに合わせて示されている。なお、ディスク1の表面な
いしは地が例えばNに着磁されているとすると、サーボ
情報部分A〜Cの磁気パターンは逆のSに着磁されてい
ることになる。さて、前述のように各サーボ情報部分A
〜Cはヘッドを例えば半トラックピッチずつずらせなが
ら2回に分けて書き込まれるが、図からわかるようにか
かる2回の書き込み位置がサーボ情報部分Aについて示
すようにσだけずれており、このため磁気パターンの細
部がサーボ情報部分A〜Cごとに少しずつ異なって来て
いる。
【0008】図4(b) はかかる乱れがある磁気パターン
の読取信号RSの波形例を示す。図のように波形には正常
なピークPOのほかに平坦化されたピークP1や二重ピーク
P2が含まれており、二重ピークP2のピーク値H2は正常な
ピークPOのピーク値HOよりもかなり低くなる傾向があ
る。これらはもちろん図3の参照情報RIの照合情報IDに
ついても同じである。さて、グレーコードで書かれた照
合情報IDの読み取りにはふつう読取信号RSの波形のピー
ク位置を検出して作った復調信号をデコードしたいわゆ
るNRZ信号が用いられるので、波形のピークがP2のよ
うに二重化すると照合情報IDの読み損じが発生する。ま
た、バーストサーボ方式のサーボ情報部分A〜Dの読み
取りには読取信号RSの波形内のピーク値が用いられるの
で、上述のように波形に異常に低いピーク値H2が含まれ
ていると、サーボ情報部分A〜Dの検出にも誤差が発生
することになる。
【0009】参照情報RIの書き込みパターンに上述のよ
うなずれσが発生する原因を詳しく追求した結果、主な
原因はディスクの回転中心ないしは回転軸のふらつきに
あることが判明した。このふらつきの様子を図5に模式
的に示す。図では便宜上からディスクをトラックにより
代表させて示し、回転中心がC0とC1の場合に対応するト
ラックをそれぞれT0とT1で示す。ヘッド4はかかるトラ
ックへの参照情報RIの読み書き用であり、ヘッド14は前
述のクロック情報の読み書き用である。なお、ヘッド14
のディスク上の径方向位置はヘッド3と同じと限らない
が図の簡単化のため同じとしてあり、かつ両ヘッド4と
14の周方向位置の間の角度θを 180度として示してあ
る。
【0010】容易にわかるように、ディスクの回転中心
にふらつきがなくて常にCOであれば前述のようなパター
ンのずれσは発生しないが、ふらつきにより回転中心が
それからδだけずれたC1に変わるとトラックT0とT1のヘ
ッド4と14の相互間の弧長が異なるためにずれσが発生
し、その大きさは回転中心のふらつきδに比例しかつふ
らつきの方向が図のように角度θを2分する方向の場合
に最大となる。かかるパターンずれσの原因であるディ
スクの回転中心のふらつきδはそれを駆動するいわゆる
スピンドルモータの軸心のふらつきに起因し、モータの
軸受けに精密なミニチュアベアリングを用いて充分な軸
方向予圧を掛けた状態で使用してもその発生を防止する
のは非常に困難である。
【0011】一般に参照情報RIの書き込み精度としては
パターンずれσを図4(a) のようなその構成ビットの書
き込みピッチの±5%以下にする必要があり、ディスク
径が2.5 インチ, 回転速度が4500r.p.m.で、かつ参照情
報RIの構成ビットの書き込み周波数が5MHzの場合、デ
ィスクの最外径側でもパターンずれσを±0.146 μm以
下にする必要がある。一方、参照情報RIを書き込む際に
ヘッド位置を径方向に制御すべき精度はトラック設定ピ
ッチが5〜10μmのとき±0.5 μm程度であるから、参
照情報RIの各ビットのパターンを書き込むべき周方向位
置にはその3倍程度以上の高精度が要求されることにな
る。
【0012】なお、かかる問題を解決するための一手段
として米国特許第4669004 号公報に記載された従来技術
が知られているが、高速回転のディスクに参照情報のビ
ットパターンを高周波クロックで書き込む際には適用が
困難である。かかる現状に立脚して、本発明の目的はデ
ィスクの回転中心にふらつきがある場合にも参照情報を
ほとんどパターンの位置ずれなしに正確に書き込めるよ
うにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明方法によれば、デ
ィスク面に参照情報を書き込んでトラックを設定するた
め、参照情報を書き込むべきディスク面に配設された第
1のヘッドと, それと異なるディスク面に配設された第
2のヘッドを用い、第2のヘッドをディスクの周方向に
関して第1のヘッドとほぼ同じ位置に置き、まず第2の
ヘッドを介して対応するディスク面にクロック情報を書
き込んだ後、このクロック情報を第2のヘッドを介して
読み取ったクロックパルスに同期して第1のヘッドを介
して参照情報を対応するディスク面内の各径方向位置に
順次書き込んで行くことによって上述の目的が達成され
る。
【0014】なお、上記構成中の第1のヘッドは参照情
報の書き込みとデータの読み書きに共用の可動ヘッドと
するのがよいが、第2のヘッドはクロック情報の書き込
みと読み取りに専用の固定ヘッドとするのがよい。ま
た、両ヘッドの配置についてはディスク記憶装置が複数
枚のディスクを備える場合、その複数個のディスク面の
内の特定の一面に第2のヘッドを配設し、他の各ディス
ク面に対応してそれぞれ第1のヘッドを設けることでも
よいが、参照情報の書き込み精度を向上するためには各
ディスクの一方の面に第1のヘッドを他方の面に第2の
ヘッドをそれぞれ配設するのが最も望ましい。さらに、
第2のヘッドはディスクの周方向に関して第1のヘッド
とほぼ同じ位置に置くだけでなく、そのディスク上の径
方向の移動範囲のほぼ中央部に置くのが有利である。
【0015】
【作用】本発明でも従来技術と同様にスピンドルモータ
がもつワウフラッタの悪影響を除くためにディスクにク
ロック情報をまず書き込んでそれを読み取ったクロック
パルスに同期して参照情報を書き込む手段を採るが、本
発明方法は参照情報用の第1のヘッドの位置とクロック
情報用の第2のヘッドの位置がディスクの中心に対して
なす角度が狭いほど中心のふらつきに起因する参照情報
のパターンずれを減少できる点に着目して問題の解決に
成功したものである。
【0016】これを図5を参照して説明すると、図4
(a) のパターンずれσは参照情報用のヘッド4とクロッ
ク情報用のヘッド12の相互間のトラックT0の弧長とディ
スクの中心C0がδだけC1にずれたときのトラックT1の弧
長の差に起因するから、これらヘッド4と12が中心C0に
対し張る角度θを狭く, 従ってトラックT0やT1の弧長を
短くするほどずれσを小さくでき、θを0とすればσも
0にすることができる。しかし、角度θを0にすれば両
ヘッド4と12間の衝突が生じ、衝突しない程度に両者を
近接させても参照情報を書き込み動作中のヘッド4から
発生するノイズの干渉によりヘッド12のクロック情報の
読み取り動作が狂いやすくなり、両者間の動作の同期化
が実際上とれなくなってしまう。
【0017】このため、本発明の参照情報書き込み方法
では前項中の構成にいうように参照情報用の第1のヘッ
ドとクロック情報用の第2のヘッドを互いに異なるディ
スク面に配設して両者間の衝突やノイズ干渉のおそれを
なくし、かつ第2のヘッドをディスクの周方向に関して
第1のヘッドとほぼ同じ位置に, 望ましくはその移動範
囲の中央部に置くことにより両ヘッドがディスクの中心
に対しなす角度をほぼ0にして参照情報のパターンずれ
をほぼ皆無にする。もちろん、本発明方法でもまず第2
のヘッドにより対応するディスク面にクロック情報を書
き込んだ上で、それを読み取ったクロックパルスに同期
して参照情報を第1のヘッドを対応するディスク面内の
各径方向位置に順次移動させながらそれを介して書き込
んで行くことによって多数のトラックを設定する。
【0018】
【実施例】以下、図を参照しながら本発明の実施例を説
明する。図1に本発明による参照情報書き込み方法の実
施に関連するディスク記憶装置と参照情報書き込み装置
の構成の概要と関連する信号の波形を示し、図2に本発
明方法により書き込まれた参照情報のパターンとその読
取信号の波形を示す。なお、以下に説明する実施例では
ディスク記憶装置は磁気記録方式の固定ディスク装置で
あって、前に図3に示したようなグレーコード方式の照
合情報IDおよびバーストサーボ方式のサーボ情報SIを含
む参照情報RIをそのディスク1に書き込むものとする
が、この特定の実施例に限らずディスク記憶装置一般に
種々な方式の参照情報を書き込む際にも本発明をもちろ
ん適用することができる。
【0019】図1(a) の左上部に示されたディスク記憶
装置のディスク1はそれを回転駆動するスピンドルモー
タ2を介してベース3に取り付けられており、ディスク
1の前面に対応して配設された本発明でいう第1のヘッ
ド4は通例のように板ばねを介して揺動アーム5に支承
され、図の例ではボイスコイルモータであるアクチュエ
ータ6によって図の可動範囲Mで示すようにディスク1
上のその径方向位置が操作される。このヘッド4には実
際のデータを読み書きするヘッドを用いるのがよいが、
必要に応じて参照情報の書き込み専用のヘッドを用いる
ことができる。図にはこの第1のヘッド4を介して参照
情報を書き込んで設定すべきトラックが符号Tで示され
ている。
【0020】参照情報の書き込みに際して、ディスク記
憶装置のベース3はいわゆるサーボライタである参照情
報書き込み装置の機構部10のベース11上に取り付けられ
る。この機構部10にはベース11に固定された軸12の回り
に矢印Rの方向に揺動自在な揺動アーム13が設けられ、
これに第2のヘッド14が板ばねを介して支承される。こ
の第2のヘッド14はクロック情報の読み書き用であり、
本発明方法では第1のヘッド4が配設されているディス
ク1の前面とは異なるディスク面, 望ましくはこの実施
例のように同じディスク1の後面ないしは裏面側に配設
され、かつ揺動アーム13を図の位置に置いたときディス
ク1に関して第1のヘッド4とほぼ同じ周方向位置をと
るよう固定される。このように第2のヘッド14は参照情
報の書き込み時に固定されるので、図示のようにこの固
定位置は第1のヘッド4の前述の移動範囲Mのほぼ中央
に設定するのがよい。図にはこのヘッド14を介しクロッ
ク情報が書き込まれる裏面側のトラックが符号CTで示さ
れている。
【0021】図1(a) の例ではサーボライタの一部とし
て参照情報の書き込みに際し第1のヘッド4の位置を制
御するため図の左下部に示す位置制御手段20を設け、こ
れに関連してその機構部10に図示の例ではロータリ形の
精密級の位置エンコーダ15を設けてディスク記憶装置側
の前述の揺動アーム5の回動軸と密に機械結合する。こ
の位置エンコーダ15には数〜10万/回転の高分解能のも
のを用いるのがよく、位置制御手段20は例えば図のよう
に制御プロセッサ21と, 位置エンコーダ15から通例の複
数相の検出信号を受ける位置検出回路22と, 前述のアク
チュエータ6の可動子6aを駆動する駆動回路23とから構
成される。
【0022】制御プロセッサ21はごく小形のマイクロコ
ンピュータであってよく、位置検出回路22から第1のヘ
ッド4の現在の位置を示す検出データDDを受け、ヘッド
4を所望の位置に置くように制御データCDを駆動回路23
に与える。駆動回路23はこの制御データCDをそのDA変
換部23aに受けて、そのアナログ出力部23bからアクチ
ュエータ6の可動子6aに対しそれに応じた駆動電流を供
給する。
【0023】さらに、図の右下部に示すように参照情報
書込手段30をサーボライタの一部として設けて、これを
例えば図示のように書込プロセッサ31と, 第2のヘッド
14と接続されたリードライト回路32と, クロック情報CI
の発生用クロック回路33と,リードライト回路32からク
ロック信号Scを受けてクロックパルスCPを発する復調回
路34と, 参照情報RIの書込回路35から構成する。リード
ライト回路32はふつうディスク記憶装置に使用されてい
るのと同じものでよく、書込プロセッサ31からリードラ
イト指令RWを受けてその論理状態に応じ第2のヘッド14
を読み取り状態または書き込み状態に置く。クロック回
路33は書込プロセッサ31から受ける動作指令に応じてク
ロック情報CIをふつうは高周波のパルス列の形で発生し
てリードライト回路32の書込入力Wに与えて第2のヘッ
ド14を介しクロックトラックCTに書き込ませる。復調回
路34はこのクロック情報CIを読み出した例えば図1(b)
に示す波形のクロック信号Scをリードライト回路32の読
取出力Rから受け、これをその正負のピークで論理状態
が交替する図1(c) に示すような書き込み時の元の波形
のクロックパルスCPに変換, つまり復調するものであ
る。
【0024】参照情報RIを書き込むためには、まずその
前に書込プロセッサ31によりリードライト回路32を書き
込みの状態に置き、かつクロック回路33を動作させて第
2のヘッド14を介しクロック情報CIを例えば5MHzの高
周波パルスの波形でクロックトラックCTに書き込む。次
に、リードライト回路32を書込プロセッサ31の指令によ
って読み取りの状態に切り換え、制御プロセッサ21に連
絡バス36を介する書込プロセッサ31との連系下で第1の
ヘッド4をディスク1内の所望の径方向位置に正確に順
次位置決めさせ、かつこの各位置に対応する参照情報RI
を例えば図3のような構成で編集した上でクロック情報
CIの読取信号Scに基づき復調回路34から与えられるクロ
ックパルスCPに同期して書込回路35を介して書き込むこ
とによりディスク1内にトラックTを順次に設定する。
【0025】以上説明した本発明方法により書き込んだ
参照情報RIの前述の磁性液体による磁気パターンの例を
図2(a) に図3の左側部に対応する形で示す。図示のよ
うに参照情報RIはイレーズ部ERに引き続く照合情報IDと
サーボ情報SIからなり、図の縦縞はそれらのグレーコー
ドやバーストサーボを構成する各ビットのパターンを模
式的に示す。図2(b) にサーボ情報SIを構成する部分A
〜Cの磁気パターンを図4(a) に対応する要領でさらに
拡大して示す。前述のように各サーボ情報部分A〜Cは
ふつう2回に分けて書き込まれるが、本発明方法では第
1のヘッド4と第2のヘッド14がディスク1の周方向に
関し常にほぼ同じ位置に置かれるので、図2(b) のサー
ボ情報部分A〜Cの磁気パターンには図4(a) のような
パターンずれσが発生せず、その構成ビットのパターン
はすべて図のように単純な縦縞になっている。図2(c)
にかかるビットパターンを読み取った読取信号RSの波形
を示す。図示のように読取信号RSのアナログ波形は正常
なピークP0をもち、従来の図4(b) のような平坦化した
ピークP1や二重ピークP2や異常に低いピーク値H2の出現
が本発明により防止されていることがわかる。
【0026】なお、以上の本発明の実施例においてクロ
ックトラックCTに書き込むクロック情報CIはサーボ情報
RIの書き込みの際にだけ必要なものであるから、用済み
後は消去してそのディスク面に参照情報RIを書き込んで
データの記憶面として用いることができる。また、参照
情報RIを書き込んでトラックTを設定してしまえば、そ
の際用いた第1のヘッド4のかわりにそのディスク面の
フォーマッティングやデータ読み書き用に別のヘッドを
用いてもなんら支障は生じない。
【0027】
【発明の効果】以上のとおり本発明方法では、参照情報
を書き込むべきディスク面に配設した第1のヘッドと,
それとは異なるディスク面に配設した第2のヘッドとを
用い、第2のヘッドをディスクの周方向に関し第1のヘ
ッドとほぼ同じ位置に配置した上で、まず第2のヘッド
を介してクロック情報を対応するディスク面のクロック
トラックに書き込んだ後、このクロック情報を第2のヘ
ッドを介して読み取ったクロックパルスに同期して参照
情報を第1のヘッドを介し対応するディスク面の各径方
向位置に順次に書き込んでトラックを設定することによ
って、次の効果を上げることができる。
【0028】(a) 第1のヘッドの位置とクロック情報用
の第2のヘッドの位置がディスクの中心に対してなす角
度が狭いほど中心のふらつきに起因する参照情報の書き
込みパターンのずれを減少できる点に着目して、第2の
ヘッドをディスクの周方向に関して第1のヘッドとほぼ
同位置に置くことにより両ヘッドがディスクの中心に対
してなす角度をほぼ0にして参照情報のパターンずれを
ほぼ皆無にすることができる。これにより参照情報の読
取信号が正常なピーク波形になり,ピーク値の変動もご
く僅かになるので、参照情報内の照合情報を読み損じた
りサーボ情報を読み取ったアナログ値が変動するおそれ
がほぼ皆無になる。
【0029】(b) 第1のヘッドと第2のヘッドを互いに
異なるディスク面に配設するようにしたので両ヘッド間
の機械的な干渉ないしは衝突のおそれが全くなく、かつ
参照情報の書き込み中の両ヘッド間のノイズ干渉による
クロックパルスと参照情報の同期ずれが発生するおそれ
をなくすことができる。 (c) ディスクにクロック情報をまず書き込んだ後にそれ
を読み取ったクロックパルスに同期して参照情報を書き
込むので、ディスク駆動用スピンドルモータがもつワウ
フラッタないし回転不整の悪影響をなくすことができ
る。
【0030】また、第2のヘッドを第1のヘッドのディ
スクの径方向の移動範囲のほぼ中央位置に置く実施態様
では、参照情報の書き込みパターンずれが発生するおそ
れを一層少なくすることができる。さらに、ディスクの
一方の面に第1のヘッドを,他方の面に第2のヘッドを
それぞれ配設する実施態様では、ディスクが複数枚の場
合に共通軸心の傾きの変化やふらつきによって参照情報
の書き込みパターンにずれが発生するおそれをも減少さ
せることができる。かかる特長を備える本発明方法は参
照情報の書き込み周波数を高めてディスク内の線記録密
度ないしデータ転送レートを向上させる場合への適用に
とくに有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参照情報書き込み方法の実施に関連す
るディスク記憶装置と参照情報書き込み装置, およびそ
れらに関連する信号の波形を示し、同図(a) はディスク
記憶装置と参照情報書き込み装置の構成回路図、同図
(b) はクロック情報の読取信号の波形図、同図(c) はク
ロックパルスの波形図である。
【図2】本発明方法によって書き込まれた参照情報のパ
ターンとその読取信号の波形を示し、同図(a) は参照情
報の書き込みパターンを例示するディスク面の要部拡大
展開図、同図(b) はその一部のパターンをさらに拡大し
て示すディスク面の要部拡大展開図、同図(c) はその読
取信号の波形図である。
【図3】本発明方法により書き込まれる参照情報の代表
的な構成例を示すディスク面の要部拡大展開図である。
【図4】従来方法により書き込んだ参照情報のパターン
とその読取信号の波形を示し、同図(a) は参照情報の一
部の磁気パターンを示すディスク面の要部拡大展開図、
同図(b) はそれを読み出した読取信号の波形図である。
【図5】従来方法における問題点の原因としてのディス
クの回転中心のふらつきを示すディスク面の上面図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ディスクを駆動するスピンドルモータ 3 ディスク記憶装置のベース 4 第1のヘッド 5 第1のヘッドを支承する揺動アーム 6 第1のヘッドの位置操作用のアクチュエータ 10 参照情報書き込み装置ないしサーボライタの機
構部 14 第2のヘッド 15 第1のヘッドの位置検出用のエンコーダ 20 サーボライタ内の第1のヘッド用の位置制御手
段 21 位置制御手段の制御プロセッサ 30 サーボライタ内の参照情報用の書込手段 31 書込手段の書込プロセッサ CI クロック情報 CT クロック情報が書き込まれるクロックトラック CP クロックパルス ID 参照情報を構成する照合情報 M 第1のヘッドの移動範囲 RI 参照情報 Sc クロック情報の読取信号 SI 参照情報を構成するサーボ情報 T 参照情報の書き込みにより設定されるトラック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク面内にトラックを設定するために
    参照情報を書き込む方法であって、参照情報を書き込む
    べきディスク面とそれと異なるディスク面にそれぞれ配
    設された第1および第2のヘッドを用い、第2のヘッド
    をディスクの周方向に関して第1のヘッドとほぼ同じ位
    置に置き、第2のヘッドを介して対応するディスク面に
    クロック情報を書き込み、このクロック情報を第2のヘ
    ッドにより読み取ったクロックパルスに同期して参照情
    報を第1のヘッドを介して対応するディスク面の各径方
    向位置に書き込むようにしたことを特徴とするディスク
    記憶装置の参照情報書き込み方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の装置において、第1のヘ
    ッドのディスク上の径方向の移動範囲のほぼ中央に第2
    のヘッドを置くようにしたことを特徴とするディスク記
    憶装置の参照情報書き込み方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の装置において、ディスク
    の一方の面に第1のヘッドを,他方の面に第2のヘッド
    をそれぞれ配設するようにしたことを特徴とするディス
    ク記憶装置の参照情報書き込み方法。
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