JPH07220389A - ディスク状記録媒体のアクセス方法、記録再生装置及び情報データ記録再生システム - Google Patents

ディスク状記録媒体のアクセス方法、記録再生装置及び情報データ記録再生システム

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JPH07220389A
JPH07220389A JP835894A JP835894A JPH07220389A JP H07220389 A JPH07220389 A JP H07220389A JP 835894 A JP835894 A JP 835894A JP 835894 A JP835894 A JP 835894A JP H07220389 A JPH07220389 A JP H07220389A
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data
cluster
recording medium
file
shaped recording
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JP835894A
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Satoshi Kawakami
智 河上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上記管理テーブル31内に記録された、一定
のデータ量から成る論理ブロックの一定数が複数のトラ
ックにまたがって連続して構成されるクラスタの情報に
基づいた制御信号が、マイクロコンピュータ30からI
/Oインターフェイス32を介してハードディスク装置
33に送られる。このハードディスク装置33では送ら
れた制御信号に基づいてハードディスクにデータを記録
し、この記録されたデータを再生する。 【効果】 データ転送速度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状記録媒体に
記録された情報データを読み出す際のディスク状記録媒
体のアクセス方法、このディスク状記録媒体のアクセス
方法を用いた記録再生装置、及び情報データ記録再生シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピュータにおいて
は、システム・ソフトウェア、例えば商品名:エムエス
−ウィンドウズ(MS−Windows,マイクロソフ
ト社製)及びマルチメディア拡張機能ソフトウェア、例
えば商品名:ビデオ・フォー・ウィンドウズ(Vide
o for Windows,マイクロソフト社製)等
を使用すると、音声や映像のデータファイル、即ちオー
ディオビジュアルデータ(以下、AVデータという)フ
ァイルを取り扱うことができる。
【0003】尚、特開平4−269087号公報におい
て、圧縮符号化されたビデオ情報が蓄積されたディスク
から情報を再生し、この再生情報のうちで所定タイムス
ロットの再生情報を所定バッファメモリに書込み蓄積
し、そのバッファメモリからの圧縮符号化情報を伸長し
た情報を画像としてモニタ上に映し出すビデオライブラ
リシステムの発明が開示されているが、この発明にはシ
ステムを操作するソフトウェアについての説明がなされ
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシス
テム・ソフトウェアは、元来、主に文書データを扱うこ
とを目的として設計されているため、必ずしもAVデー
タファイルを扱うのに適しているわけではない。これ
は、文書データファイルとAVデータファイルとを比較
した場合に、以下のような性質の相違があることによ
る。
【0005】先ず、一般に文書データファイルのサイズ
はAVデータファイルのサイズよりも小さい。
【0006】また、一般に文書データファイルはできる
限り高速に記録媒体に記録し、再生することができるこ
とが望ましいが、必ずしもある程度の最低速度を確保す
る必要はない。しかし、AVデータファイルは常にある
速度以上、理想的には常に所定の一定速度で記録媒体に
記録し、再生することができなければ、音声や映像を正
しく扱うことができない。
【0007】例えば、パーソナルコンピュータ上でワー
ドプロセッサ(即ちワープロ)・ソフトウェアを使用す
る場合に、データファイルは文書であり、その文書デー
タファイルのサイズは小さいので、ハードディスクから
読み出した情報データを全てメモリに記録することがで
きる。従って、その後の編集作業においては、文書デー
タファイルの任意の場所に高速、かつ自由にアクセスす
ることができるので、ハードディスクから文書データフ
ァイルを読み出すときにはファイルの先頭から順番に、
ある程度の速度でアクセスすることができれば充分であ
る。しかし、AVデータファイルの場合には、AVデー
タファイルのサイズは大きいので、必要なときにその都
度必要な分のAVデータファイルをハードディスクから
読み出すようにする必要がある。しかも、常にある最低
速度以上の高速に実行しなければならない。
【0008】さらに、現在のパーソナルコンピュータに
おけるシステム・ソフトウェアでは、十分に高速にハー
ドディスクと外部のシステムとの間でデータをやりとり
することができず、1台のパーソナルコンピュータにお
いてはAVデータを占有することで精一杯であり、複数
の外部のシステムからパーソナルコンピュータ内のハー
ドディスクに記憶されたAVデータを同時にアクセスす
ることはできない。
【0009】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、ディ
スク状記録媒体に記録、再生されるサイズが大きいデー
タファイルにおいて、所望の部分に対して、より高速、
かつ自由にアクセスすることができるディスク状記録媒
体のアクセス方法、このディスク状記録媒体のアクセス
方法を用いた記録再生装置、及びこの記録再生装置を用
いた情報データ記録再生システムを提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク状
記録媒体のアクセス方法は、上述した課題を解決するた
めに、ディスク状記録媒体上のファイルデータの記録・
再生の最小単位であるクラスタを、一定のデータ量から
成る論理ブロックの一定数が複数のトラックにまたがっ
て連続したもので構成している。即ち、複数のトラック
にまたがって存在する、ある一定数の連続する論理ブロ
ックから成るクラスタを、ディスク状記録媒体にアクセ
スする際のデータ群の最小単位とする。
【0011】ここで、論理ブロックとは論理データ・ブ
ロックのことであり、ディスク状記録媒体上でその物理
的位置に依存することなく一定データ量から成るセクタ
を扱うために、全セクタに通番を割り当てて管理するこ
とにより論理的に捉えたセクタのことである。もし、こ
の論理ブロックを用いなければ、あるセクタを特定する
場合に、このセクタの存在するシリンダ、ディスク面、
トラック内での位置を指定しなければならない。
【0012】本発明に係る記録再生装置は、信号が記
録、再生されるディスク状記録媒体と、一定のデータ量
から成る論理ブロックの一定数が複数のトラックにまた
がって連続したもので構成される、上記ディスク状記録
媒体上のファイルデータの記録・再生の最小単位である
クラスタの制御を行う制御手段とを有して成ることを特
徴とする。
【0013】本発明に係る情報データ記録再生システム
は、少なくとも1台の情報データ入力装置と、少なくと
も1台の情報データ出力装置と、上記情報データ入力装
置からの情報データを時分割多重化する時分割多重化装
置と、上記時分割多重化装置からの時分割多重化された
情報データが記録され、この記録された情報データが再
生される複数枚のディスク状記録媒体を備える複数台の
情報データ記憶装置と、データ管理テーブルを用いて上
記複数台の情報データ記憶装置に上記時分割多重化装置
からの時分割多重化された情報データを記録し、この記
録された情報データを再生する制御を行う情報データ制
御装置とから成ることを特徴とする。
【0014】ここで、上記ディスク状記録媒体はハード
ディスク、光磁気ディスク又はゾーン・ビット・レコー
ディング方式のディスクを用いることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明においては、ディスク状記録媒体上のク
ラスタを一定のデータ量から成る論理ブロックの一定数
が複数のトラックにまたがって連続したもので構成し、
ファイルデータの記録時及び再生時には上記クラスタに
データを記録し、このクラスタに記録されたデータを再
生する。
【0016】また、上述のディスク状記録媒体へのアク
セス方法を用いた記録再生装置が複数台備えられた情報
データ記録再生システムにおいて、データ記録時には、
入力されたデータを時分割多重化して時間ずれを生じさ
せ、複数台の記録再生装置内のディスク状記録媒体に分
割して記録する。このときの記録情報はデータ管理テー
ブルとして記録される。また、データ再生時には、上記
データ管理テーブルに基づいて複数台の記録再生装置内
のディスク状記録媒体から記録データを読み出し、復元
して出力する。
【0017】ここで、上記ディスク状記録媒体にハード
ディスクを用いれば、安価で取扱いが容易となる。
【0018】また、上記ディスク状記録媒体に光磁気デ
ィスクを用いれば、記録データ容量が大きくなり、記録
媒体の交換を行うことができる。
【0019】さらに、上記ディスク状記録媒体にゾーン
・ビット・レコーディング方式のディスクを用いれば、
ディスク内のデータの記録容量を高めることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0021】本発明のディスク状記録媒体のアクセス方
法の一実施例においては、ディスク状記録媒体、例えば
ハードディスクを用いた記録再生装置において、このハ
ードディスクにデータをファイルとして記録、再生する
場合に、データの最小単位であるセクタにより構成され
る、ファイルを読み書きするときの最小単位であるクラ
スタを構成する際に、上記セクタを一定数で連続させ、
且つ、複数のトラックにまたがるようにして構成してい
る。但し、このときの構成されるクラスタのサイズは、
例えば複数枚のディスクから成るハードディスクにおけ
る各ディスクの同じ位置にあるトラックをひとまとめに
した単位であるシリンダよりも小さいサイズをとるよう
に設定される。例えばディスク15枚から成るハードデ
ィスクで、1枚のディスクの1トラック当たりのセクタ
数を80セクタとすると、1シリンダのセクタ数は、8
0×15=1200セクタとなるので、クラスタのサイ
ズは1200セクタよりも小さくなるようにする。
【0022】データ通信用インターフェイスとしてスモ
ール・コンピュータ・システムズ・インターフェイス
(Small Computer Systems Interface: SCSI)を用
いたハードディスクのフォーマットには、その物理的構
造に依存しない論理データ・ブロック・アドレッシング
が採用されている。各物理セクタに論理データ・ブロッ
ク・アドレスとして連続する数字を割り当て、ハードデ
ィスク上のデータへのアクセスはこの論理データ・ブロ
ック単位で、論理データ・ブロック・アドレスを使用し
て行われる。例えば、ハードディスクからデータを読み
出す場合には、読み出しを開始したい論理データ・ブロ
ックのアドレスと、この論理データ・ブロックから続け
て読み出す論理データ・ブロックの数とを、リードコマ
ンドを発生する際のオプションデータとして指定する。
【0023】上記ハードディスク上の論理データ・ブロ
ック・アドレスの割り振りの一具体例を図1に示す。図
1では、実際には円状である各トラックを模式的に帯状
で表現しており、各ブロック中の数字が論理データ・ブ
ロック・アドレスの値を示す。この具体例では、データ
・ディスク面の数を15とし、第0シリンダ及び第1シ
リンダの各トラックの物理セクタ数を80としている。
また、アクセスするディスク面の変更、即ちヘッド・ス
イッチやアクセスするシリンダの変更、即ちシリンダ・
スイッチにかかる時間によってディスクの回転待ちが発
生するのを避けるため、スイッチ時間に相当するセクタ
数分だけ各トラックの先頭論理データ・ブロックをずら
して割り当てている。このヘッド・スイッチ時間に相当
するセクタ数をトラック・スキューと呼び、シリンダ・
スイッチ時間に相当するセクタ数をシリンダ・スキュー
と呼ぶ。ここでは、上記トラック・スキューを13セク
タ、上記シリンダ・スキューを20セクタとしている。
【0024】ここで、従来のハードディスクがリードコ
マンドあるいはライトコマンドを受け取ってから実際に
データの読み書きが終了するまでにかかる最大時間、及
びデータの最小転送レートを求める。例えば、1トラッ
ク当たりのセクタ数Ntが80セクタ、シリンダ・スキ
ューのセクタ数Scが20セクタ、ディスクの回転数R
が90rps、最大シーク時間Tmが0.022秒、1
セクタ当たりのサイズVsが512バイト、トラック・
スキューのセクタ数Stが13セクタとする。通常、1
クラスタ当たりのセクタ数は数個から数十個程度であ
る。具体的には、1クラスタが4セクタの例や1クラス
タが64セクタの例等が知られている。ここでは、説明
の簡略化のため、1クラスタ当たりのセクタ数はハード
ディスクの1トラック当たりのセクタ数と等しいものと
する。このとき、ランダムにNクラスタのデータにアク
セスするのに要する最大時間T及びデータの最小転送レ
ートUは、以下の(1)式及び(2)式によって得られ
る。
【0025】 T=最大シーク時間+最大回転待ち時間+データを読み書きしている時間 =(N×Tm)+(N÷R)+(N÷R) ・・・(1) U=N×Nt×Vs÷T ・・・(2)
【0026】例えば、Nが5のときには、最大時間Tは
0.22秒、データの最小転送レートUは7.1Mbp
sとなる。
【0027】そこで、1クラスタが複数トラック以上の
大きさをとる場合を考える。この場合に、1クラスタを
Nトラックとすると、この1クラスタ分のデータにアク
セスするのに要する最大時間T’及びデータの最小転送
レートU’は以下の(3)式及び(4)式によって得ら
れる。
【0028】 T’=最大シーク時間+最大回転待ち時間+データを読み書きしている時間 +トラック・スキューの時間 =Tm+(1÷R)+(N÷R) +((N−1)St÷Nt÷R) ・・・(3) U’=N×Nt×Vs÷T ・・・(4)
【0029】例えば、Nが5とすると、最大時間T’は
0.096秒、データの最小転送レートU’は16.2
Mbpsとなる。このように、従来のハードディスク内
のクラスタの割り振り方法を用いた場合よりも2倍以上
のデータの最小転送レートの値を得ることができる。
【0030】1トラック当たりのセクタ数が全てのトラ
ックにおいて等しければ、上述のようにトラックの整数
倍をクタスタの単位とすることは可能である。しかし、
最近のハードディスクで特に大容量のものは、ディスク
の外周部の1トラックのセクタ数を内周部の1トラック
のセクタ数よりも増加させることによりディスクの記録
容量を増加させるゾーン・ビット・レコーディング(Zo
ne Bit Recording:ZBR) 方式を用いている。表1には、
上記ゾーン・ビット・レコーディング方式を用いたとき
のハードディスクの仕様の一例を示す。
【0031】
【表1】
【0032】上記ディスクの回転数Rは90rps、最
大シーク時間Tmは0.0022秒、1セクタのサイズ
Vsは512バイト、データ・ディスク面の数Ndは1
5枚である。また、ハードディスク全体を8個のゾーン
に分割しており、各ゾーン内の1トラック当たりのセク
タ数は一定である。
【0033】このようなゾーン・ビット・レコーディン
グを採用しているハードディスクにおいて、単にトラッ
クの整数倍をクラスタの単位にするならば、トラック毎
にクラスタのサイズを変える方法や、あるいは全てのト
ラックにおいて最小サイズのトラックのセクタ数分のみ
使用することにより最小サイズのトラックの整数倍をク
ラスタの単位にする方法等を取らざるを得なくなる。こ
の場合には、前者の方法はクラスタの管理が非常に複雑
になり、後者の方法は多くの容量が未使用となり、無駄
になってしまう。
【0034】そこで、本発明に係るディスク状記録媒体
のアクセス方法である、トラックにまたがって連続する
一定数のセクタをクラスタの単位とする方法を用いるこ
とが考えられる。例えば、表1の仕様をもつハードディ
スクにおいては、1トラック当たりの容量は、第8ゾー
ンが最も小さく、かつ、トラック・スキューに要する時
間が長い。従って、第8ゾーンで得られるデータの転送
レートがデータの転送レートの最大値となる。
【0035】ここで、1クラスタのサイズを必要以上に
大きくすることは、ハードディスクの使用効率から考え
ると望ましいことではないので、1クラスタは1シリン
ダ以下とする。よって、この場合には、最高1回のシリ
ンダ・スイッチが発生することになる。
【0036】本発明のディスク状記録媒体のアクセス方
法によって、表1の仕様をもつハードディスクの1クラ
スタのサイズをNsセクタとすると、このNsセクタ分
のデータにアクセスするのに要する最大時間T’’及び
データの最小転送レートU’’は、以下の(5)式及び
(6)式によって得られる。
【0037】 T’’=最大シーク時間+最大回転待ち時間 +データを読み書きしている時間+トラック・スキューの時間 +シリンダ・スキューの時間 =Tm+(1÷R)+(Ns÷Nt÷R) +{St÷Nt÷R(<Ns÷Nt>−1)} +(Sc÷Nt÷R) ・・・(5) U’’=Ns×Vs÷T ・・・(6)
【0038】但し、Nsは1クラスタ当たりのセクタ
数、Ntは第8ゾーンの1トラック当たりのセクタ数で
あり、シリンダ・スキューのセクタ数Sc及びトラック
・スキューのセクタ数Stも第8ゾーンの値である。ま
た、(5)式において、<>内のNs÷Ntの値はNs
÷Ntの値を越えない最大の整数を表すものとする。
【0039】例えば、1クラスタ当たりのセクタ数Ns
が5×80の値をもつ場合には、最大時間T’’は0.
13秒、データの最小転送レートは12.0Mbpsと
なる。このように、本発明のディスク状記録媒体のアク
セス方法を用いた場合には、従来のハードディスク内の
クラスタの割り振り方法を用いた場合よりも1.5倍以
上のデータの最小転送レートの値を得ることができる。
【0040】また、SCSIを用いてハードディスクの
データを転送する場合には、SCSIのコマンドは論理
データ・ブロック・アドレッシングを用いているので、
本発明に係るディスク状記録媒体のアクセス方法のよう
な一定数の連続するセクタをクラスタの単位とすると、
ゾーン・ビット・レコーディング方式の物理的仕様に依
存することなく発行されることができるので、ハードデ
ィスク内のブロック、即ちセクタ管理が容易になる。さ
らに、ハードディスクの容量を無駄なく利用することが
できる。
【0041】上記説明では、セクタ及びクラスタの管理
によって記録媒体へのアクセス時間及びデータ転送レー
トをより速くするディスク状記録媒体のアクセス方法に
ついて述べたが、このセクタ及びクラスタを管理するこ
とによって以下に説明するようなファイルへのアクセス
を行うことができる。
【0042】先ず、一般のディスク・オペレーティング
・システム、いわゆるDOS等のシステム・ソフトウェ
アにおいては、ハードディスク等の記録媒体に記録した
ファイルを管理するために、FAT(File Allocation
Table)と呼ばれる管理データを使用している。具体的に
は、記録媒体を一定サイズ、例えば1Kbytesのク
ラスタ単位毎に区切り、各クラスタに順番にアドレスを
与え、ファイルがどのクラスタに記録されているのか
を、与えられたアドレスを用いて管理を行っている。但
し、1つのファイルが複数のクラスタから構成される場
合には、そのクラスタは物理的に連続しているとは限ら
ない。具体的には、通常、ファイルには様々なサイズの
ものが存在するため、これらのファイルをディスク状記
録媒体に記録したり、ディスク状記録媒体から削除した
りしているうちに、だんだん記録媒体内の未使用のクラ
スタ、即ち空きクラスタが不連続になっていく。このた
め、ファイル自体も物理的に不連続なクラスタから構成
されるようになる。そこで、クラスタの繋がりの状態を
管理するのに、FATが使用される。
【0043】例えば、あるファイルが5個のクラスタか
ら構成されており、そのクラスタのアドレス番号はファ
イルの先頭から順に0、2、3、6、4であるとする。
この場合のFATは、図2に示すような構成になってい
る。この図2において、アドレス番号が4のクラスタの
次のクラスタのアドレス番号が−1となっているのは、
アドレス番号が4のクラスタでファイルが完了している
ことを示している。尚、このファイルの先頭のクラスタ
はアドレス番号が0のクラスタであるということは、別
の管理データから判別することができる。
【0044】上述のようなFATにより、ファイルを構
成するクラスタを管理する方法を用いて、記録媒体から
所定のファイルのデータを読み出す場合に、文書等のフ
ァイルはファイルの先頭から読み出すので、FAT内の
管理データに従ってクラスタを順番通りに読み出してい
けばよい。しかし、ファイルがAVデータファイルであ
る場合には、いわゆるリバース再生のようにファイルを
逆方向にアクセスする逆方向サーチを必要とする場合が
ある。
【0045】従来のFATを用いてファイルを管理する
方法において、ファイルを逆方向からアクセスして最後
のデータから読み出す場合には、FATの管理データに
基づいてファイルの先頭からクラスタを手繰り直す必要
がある。
【0046】例えば、図2の具体例において、ファイル
の最後から逆方向にアクセスする場合を考える。ファイ
ルは5個のクラスタから構成されるため、最後のクラス
タ、即ちアドレス番号が4のクラスタの前のクラスタは
先頭から4番目のクラスタである。そこで、FATを0
→2→3→6と手繰ることにより、アドレス番号が6の
クラスタが次のクラスタであることが分かる。同様にし
て、FATの先頭から0→2→3と手繰ることによっ
て、アドレス番号が3のクラスタが次のクラスタである
ことが分かる。このようにして、FATのアドレスを手
繰って逆方向のアドレスを得る。
【0047】上述のような方法を用いてファイルの逆方
向のアクセスを行うときに、文書等のファイルはサイズ
が小さいのでファイルを構成するクラスタの数も少な
く、先頭のクラスタから手繰り直しても処理時間は短い
ので時間的に問題にはならない。しかし、AVデータフ
ァイルはサイズが大きくなるので、クラスタの数も多
く、処理時間が長くなる。
【0048】よって、より高速な逆方向アクセスを実現
するために、従来のFATに前のクラスタのアドレスも
加えて管理することが考えられる。例えば、図2に示す
FATの構成により管理されるファイルは、図3に示す
逆方向のFATの構成をもつようにする。即ち、アドレ
スを4、6、3、2、0と順にデータを読み出すことに
より、逆方向サーチを行うことができる。この図3にお
いて、アドレス番号が0のクラスタの前のクラスタのア
ドレス番号が−1となっているのは、アドレス番号が0
のクラスタがファイルの先頭であることを示している。
【0049】尚、ファイルからデータを読み出す場合に
は、従来はFATに従って該当するクラスタのデータを
ハードディスクから読み出すのであるが、FATに従っ
て得られたアドレスを1つ以上おきに採用して、そのア
ドレスに該当するクラスタのデータだけをハードディス
クから読み出すようにすれば、より高速なアクセス、即
ちサーチが可能となる。
【0050】また、通常、ファイルのデータ再生時に
は、クラスタ単位でデータの再生が行われる。しかし、
1つのファイル内の任意の2つの論理ブロック間のデー
タを取り出して再生すれば、そのファイル内の所望の部
分の所定時間分の映像及び音声を得ることができる。こ
のような1つのファイル内の任意の抽出部分を、ここで
はセクションと呼ぶこととし、このセクションはあるク
ラスタ内の所定のセクタから他のクラスタ内の所定のセ
クタまでの範囲として指定される。具体的には、英語の
字幕、いわゆるキャプション付き映画を1つのファイル
としてハードディスク等の記録媒体に記録しておき、そ
の映画の中の所望の部分をセクションとしていくつか登
録しておけば、後にそれらのセクションを語学教材等と
して利用することが可能となる。
【0051】ここで、後述する本発明の記録再生装置及
び情報データ記録再生システムでは、表2のファイル管
理テーブル及び表3のクラスタ管理テーブルを用いてフ
ァイルを管理している。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】即ち、各ファイルについて、その先頭のク
ラスタと末尾のクラスタ、及び論理ブロックの番号とフ
ァイル内におけるクラスタの構成状態とを管理してい
る。従って、表4に示すように各セクションについて、
その先頭のクラスタと末尾のクラスタ、及び論理ブロッ
クの番号を管理するようにすれば、セクション内におけ
るクラスタの構成状態は、表3のクラスタ管理テーブル
から知ることができる。そのうえ、ハードディスク上に
は1つのファイルのAVデータのみ記録しておけばよい
ので、重複したAVデータを記録する必要はない。
【0055】
【表4】
【0056】次に、図4を用いてセクションの指定の具
体的な例を説明する。図4はあるファイル及びそのファ
イル中のセクションの具体的な構成を示したものであ
る。このファイルはファイル先頭クラスタ番号が0、フ
ァイル末尾クラスタ番号が4の5個のクラスタから構成
されている。そのクラスタの構成は図2で示したものと
同様とする。また、この図4に示すファイルの各ブロッ
クは1つのセクタを示しており、その中の数字はそのク
ラスタ内の相対論理ブロック・アドレスである。この具
体例では1クラスタを100セクタとしている。このフ
ァイル内で、セクション開始クラスタ番号が2、セクシ
ョン開始クラスタ内相対開始論理ブロック番号が99で
あり、セクション終止クラスタ番号が6、セクション終
止クラスタ内相対終止論理ブロック番号が2の情報が登
録された場合には、アドレス番号が2のクラスタ内のブ
ロック番号が99のセクタから開始され、アドレス番号
が6のクラスタ内のブロック番号が6のセクタまでのデ
ータがセクションとして登録されたことになる。これに
より、このセクション開始クラスタ内相対開始論理ブロ
ック番号で示されたセクタからセクション終止クラスタ
内相対終止論理ブロック番号で示されたセクタまでの連
続したaで示す部分を疑似ファイルとして、後述する本
発明の記録再生装置及び情報データ記録再生システムに
おいて再生することができる。
【0057】次に、本発明のディスク状記録媒体のアク
セス方法を用いた記録再生装置について、図5を用いて
説明する。マイクロコンピュータ30は管理テーブル3
1の内容に基づいた制御信号を、入出力インターフェイ
ス、即ちI/Oインターフェイス32を介してディスク
状記録媒体であるハードディスクを備えたハードディス
ク装置33に送信する。このハードディスク装置33で
は、送信された制御信号に基づいて、ハードディスク内
のクラスタが複数のトラックにまたがった連続する一定
数のセクタで構成されるようなクラスタ管理が行われ、
ファイルデータが記録されたり、記録されたデータが読
み出されたりする。また、記録されたファイルの逆方向
サーチが行われたり、ファイル内の登録されたセクショ
ンのデータが再生されたりする。尚、上記管理テーブル
31は、上記表1、表2、表3、及び表4等を含むもの
である。
【0058】次に、本発明に係る情報データ記録再生シ
ステムについて、図6を用いて説明する。この情報デー
タ記録再生システムは、本発明に係るディスク状記録媒
体のアクセス方法を用いた記録再生装置を複数台備え、
映像信号や音声信号を記録、再生するシステム、即ちA
Vサーバ・システムである。
【0059】具体的には、このAVサーバ・システム
は、コマーシャルや映画等のアナログ信号のAV素材を
ディジタル化したデータを多数記録しておき、要求に応
じてAV素材を複数チャンネルに同時に供給することが
可能なシステムである。AVデータの記録媒体として複
数のハードディスクを使用することにより、従来のテー
プを利用したビデオテープレコーダ、即ちVTR等を用
いた場合とは異なり、各AV素材にランダムにアクセス
することができる。このAVサーバ・システムは、コマ
ーシャルの自動送出、カラオケの提供、語学学習等の様
々な用途への利用が考えられる。
【0060】先ず、データ記録時には、アナログAVデ
ータが複数の入力チャンネルから入力される。図6には
具体的に2つの入力チャンネルを示す。アナログAVデ
ータは信号入力端子4、5から入力される。それぞれの
入力されたアナログAVデータはアナログ/ディジタル
(A/D)変換器8、9でディジタル化された後、エン
コーダ12、13で圧縮される。これは、ディジタル化
されたデータはサイズが大きいので、圧縮することによ
りデータの転送レートを上げるためである。この圧縮方
法としては、カラー動画像符号化方式のMPEGやカラ
ー静止画像符号化方式のJPEG等の方法が一般的であ
る。
【0061】複数の入力チャンネルから入力され、ディ
ジタル符号化されたデータは、タイミング・コントロー
ラ15によってチャンネル毎に少しずつ時間がずらされ
て時分割多重化ブロック14に順に入力される。ある1
つのチャンネルからのデータは、ある単位、例えば2バ
イト毎にハードディスクの台数分に分割されて各ハード
ディスクに記録される。ここで、AVサーバ・システム
のデータ転送能力に関して一般的に問題となるのはハー
ドディスクである。そこで、データを複数のハードディ
スクに分割して記録することにより、ハードディスク群
のデータ転送レートをほぼ台数分倍に高めることができ
る。
【0062】上記時分割多重化ブロック14で時分割多
重化されたデータは、タイミング・コントローラ16の
制御により、ある単位、例えば2バイト毎に少しずつ時
間ずらされてバッファ17、18、19に書き出され
る。このとき、タイミング・コントローラ16は、どの
時間のデータをどのバッファに書き込むかという制御を
行う。上記バッファ17、18、19に書き出されたデ
ータは、それぞれデバイス制御ブロック20、21、2
2によりハードディスク23、24、25に記録され
る。
【0063】尚、上記タイミング・コントローラ16と
各デバイス制御ブロック20、21、22との動作タイ
ミングはサーバ制御ブロック26により制御される。ま
た、上記ハードディスク23、24、25に分割されて
記録されたデータに関するアプリケーション情報、例え
ばタイトル等の情報は、図示しないホスト・コンピュー
タ1の入力装置から入力され、アプリケーション制御ブ
ロック27で管理される。
【0064】次に、データ再生時には、ホスト・コンピ
ュータ1により、どの出力チャンネルにどのデータを出
力するのかが指定される。この指定は、アプリケーショ
ン制御ブロック27からサーバ制御ブロック26に伝達
され、所望のデータがハードディスクのどこに記録され
ているかが特定される。この情報は各デバイス制御ブロ
ック20、21、22に伝達される。各デバイス制御ブ
ロック20、21、22の制御により、上記情報に基づ
いて各ハードディスク23、24、25からデータが読
み出されて各バッファ17、18、19に書き込まれ
る。各バッファ17、18、19に分割されて存在する
データは、タイミング・コントローラ15の制御により
時分割多重化ブロック14に送られて、この時分割多重
化ブロック14で元の圧縮されたデータに組み立て直さ
れる。このデータはタイミング・コントローラ15の制
御により所望の出力チャンネルに供給される。図6には
具体的に2つの出力チャンネルを示す。上記タイミング
・コントローラ15の制御により時分割多重化ブロック
14からの圧縮データはデコーダ10、11に送られ
る。デコーダ10、11では送られた圧縮データを伸長
する。この伸長されたデータはディジタル/アナログ
(D/A)変換器6、7で元のアナログAV素材に変換
され、信号出力端子2、3より出力される。
【0065】次に、上記アプリケーション制御ブロック
27の動作について、具体的に説明する。このアプリケ
ーション制御ブロック27は、コントロールの中核をな
す中央処理装置、即ちCPU、一時的にデータを記録す
るメモリ、具体的にはRAM(Random Access Memory)、
プログラム及びデータを記録する記録媒体等から構成さ
れる。
【0066】このアプリケーション制御ブロック27
は、全ファイルに関する情報を管理している。具体的に
は、表2に示すファイル管理テーブルによって、各ファ
イルについて、ハードディスク上における記録場所及び
いくつかのアプリケーション・データを記録している。
このアプリケーション・データとは、AVサーバ・シス
テムの用途によって様々に変わる可能性のある情報であ
り、例えば、ファイル名やファイルの作成年月日等が考
えられる。
【0067】各ファイルは表2内の”ファイル番号”と
いう1つのシステムにおいて唯一の数字によって一意に
特定することができる。この”ファイル番号”によって
特定されたファイルは、”ファイル先頭クラスタ番号”
に1クラスタ当たりのセクタ数を乗算することにより記
録媒体上のどの論理ブロックから始まるのかを知ること
ができる。尚、ファイルは必ずクラスタの先頭セクタか
ら始まるように記録しておく。
【0068】先頭クラスタの次のクラスタは、表3に示
すクラスタ管理テーブルよって知ることができる。この
クラスタ管理テーブルは上述したようなファイルを逆方
向にアクセスする際に用いられるFATであり、その詳
細な内容は図2及び図3に示した様である。このクラス
タ管理テーブルによって次々とその後に続くクラスタを
知る事ができる。クラスタが末尾クラスタに達したら、
表2の”ファイル末尾クラスタ内相対セクタ番号”によ
り、末尾クラスタ内のどの論理ブロックまでが有効であ
るかを調べ、そこまでのデータを読み出すようにすれば
不必要で無効なデータを読み出さずに済む。ファイルの
サイズは必ずしもクラスタのサイズの整数倍にはならな
いので、一般に末尾クラスタにはゴミデータが含まれて
いるからである。
【0069】SCSIのデバイスであるハードディスク
は、最高7台までチェーン状に接続することができる。
このAVサーバ・システムでは、これらのハードディス
クに通番のクラスタ番号を付ける。従って、複数のハー
ドディスクがチェーン状に繋がっている場合には、各ハ
ードディスクのあるクラスタの先頭論理ブロックのアド
レスは、そのクラスタ番号から表5に示す、その1つ前
のハードディスクの”ハードディスク内最大クラスタ番
号”を減算した値に、1クラスタ当たりのセクタ数を乗
算することによって得られる。
【0070】
【表5】
【0071】このように、クラスタを一元的に管理する
ことにより、1つのファイルを複数のハードディスクに
またがって記録することが容易になる。
【0072】尚、表2、表3、表4及び表5に示した管
理テーブルは、全てハードディスク等の不揮発性の記録
媒体に記録しておく。
【0073】このアプリケーション制御ブロック27
は、各チャンネルに、いつ、どのファイルを提供するか
という各チャンネルに関する要求を外部から受け取る機
能を有する。この受信方法はこのAVサーバ・システム
の用途によって異なるが、例えばコーディック側からシ
リアル通信により要求を受信する方法等がある。この受
信した情報を基にして、各要求の実行を開始すべき時刻
に共有メモリを介して上記サーバ制御ブロック26に、
その時刻に処理すべきファイルとその処理内容、具体的
にはファイルを再生するのか、それとも記録するのかと
いう処理内容を伝達する。
【0074】このサーバ制御ブロック26は、コントロ
ールの中核をなすCPU、データを記録するRAM、プ
ログラムを記録するメモリ、即ちROM(Read Only Me
mory) 、アプリケーション制御ブロック27とのデータ
の送受信を行う2ポート・メモリ等から構成される。
【0075】このサーバ制御ブロック26は、各チャン
ネルに対する処理内容を管理する。このサーバ制御ブロ
ック26では、アプリケーション制御ブロック27から
共有メモリを介して随時伝達されるデータを基にして、
表6に示すチャンネル管理テーブルを作成する。
【0076】
【表6】
【0077】また、表7に示すクラスタ管理テーブル及
び表8に示すハードディスク管理テーブルは、このAV
サーバ・システムの初期処理時に表3及び表5をそれぞ
れコピーすることによって作成する。
【0078】
【表7】
【0079】
【表8】
【0080】以上の管理テーブルは高速アクセスが必要
なため、全てRAMに記録される。表3及び表7は共に
クラスタ管理テーブルであるが、表7ではデータを現在
クラスタの昇順にRAMのあるアドレスから順に記録す
るため、現在クラスタの項目が無い。また、ファイルの
記録や削除が発生したときには、表7の内容が共有メモ
リを介して逆にアプリケーション制御ブロック27に伝
達されることにより、表3の内容も更新される。
【0081】表6により各チャンネルがどのクラスタの
どの論理ブロックからどのクラスタのどの論理ブロック
まで扱えばよいのかが分かる。そして、実際に処理を開
始した後には、上記アプリケーション制御ブロック27
の動作と同様にして、表7のクラスタ管理テーブルに従
ってクラスタを順番に手繰っていく。各時点においてど
こまでクラスタを手繰ったかは、表6内の”現在クラス
タ番号”により記録されている。
【0082】ファイルを再生する、即ちハードディスク
から読み出すのか、それとも記録する、即ちハードディ
スクに書き込むのかは、表6内の”制御データ”により
指定される。また、データ再生時にハードディスクから
読み出したデータをバッファのどこに書き出すのか、あ
るいはデータ記録時にバッファのどこのデータをハード
ディスクに書き込むのかを示すバッファのアドレス
は、”ハードディスク側バッファ・ポインタ”によって
示される。さらに、データ再生時にバッファのどこのデ
ータをコーディックに供給するのか、あるいはデータ記
録時にコーディックから受け取ったデータをバッファの
どこに書き出すのかを示すバッファのアドレスは、”コ
ーディック側バッファ・ポインタ”によって示される。
これらのデータは1クラスタ分のデータを読み書きする
度に更新される。実際に、これらのデータに従ってデー
タをバッファに読み書きするのは、専用のコントローラ
が行う。
【0083】一般に、チャンネル間に優劣の差はなく、
各チャンネルの要求を平等に満足させる必要がある。そ
こで、各時刻において、各チャンネルの要求、即ちハー
ドディスク上のどのクラスタにアクセスしたいのかを調
べ、ハードディスク上の磁気ヘッドを外周から内周に向
かって、又は内周から外周に向かって1回シークさせ
る。以後、この動作を”1回フル・シークする”と称す
ることにする。この1回フル・シークする間に、所望の
クラスタの昇順又は降順に全チャンネル分アクセスする
ようにする。尚、このように、シーク時間が少なくなる
ようにアクセスする順番を最適化する方法は、一般にエ
レベータ・シーキングと呼ばれている。1回フル・シー
クする間に、どの論理ブロックにどのような順番でアク
セスすればよいのかという情報は、共有メモリを介して
随時デバイス制御ブロック20、21、22に伝達され
る。
【0084】これらデバイス制御ブロック20、21、
22は、コントロールの中核をなすCPU、データを記
録するRAM、プログラムを記録するROM、上記サー
バ制御ブロック26とのデータの送受信を行う2ポート
・メモリ、SCSIコントローラ等から構成される。
【0085】デバイス制御ブロック20、21、22
は、各ハードディスク23、24、25とこれらのハー
ドディスク23、24、25にそれぞれ対応したバッフ
ァ17、18、19との間のデータの授受を制御する。
また、各デバイス制御ブロック20、21、22におい
ては、サーバ制御ブロック26から共有メモリを介して
随時伝達されるデータを基にして、表9に示すディスク
・アクセス管理テーブルが作成される。
【0086】
【表9】
【0087】このディスク・アクセス管理テーブルは高
速アクセスが必要なため、RAMに記録される。1回の
フル・シーク中にアクセスすべき論理データ・ブロック
群に関するデータが、そのアクセス順にメモリ、即ちR
AMに記録される。
【0088】ファイルを再生するのか、あるいは記録す
るのかは、表9内の”制御データ”により指定される。
ファイルを再生する場合には、”ハードディスク番号”
で指定されるハードディスクの”論理データ・ブロック
・アドレス”で指定される論理ブロックを先頭に、”転
送論理データ・ブロック長”で指定される量のデータが
読み出され、このデータは”バッファ・アドレス”で指
定されるバッファ内の位置に書き出される。ファイルを
記録する場合には、”バッファ・アドレス”で指定され
るバッファ内の位置から”転送論理データ・ブロック
長”で指定される量のデータが読み出され、このデータ
は”ハードディスク番号”で指定されるハードディスク
の”論理データ・ブロック・アドレス”で指定される位
置から書き出される。
【0089】尚、上記説明では、ディスク状記録媒体と
してハードディスクを用いて記録媒体へのアクセス方
法、記録再生装置及び情報データ記録再生システムにつ
いて説明したが、ハードディスクの代わりに光磁気ディ
スクをディスク状記録媒体として用いてデータ記録し、
再生することも考えられる。
【0090】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るディスク状記録媒体のアクセス方法は、ディス
ク状記録媒体上のファイルデータの記録・再生の最小単
位であるクラスタは、一定のデータ量から成る論理ブロ
ックに一定数が複数のトラックにまたがって連続したも
ので構成されることにより、データ転送速度を向上させ
ることができる。
【0091】本発明に係る記録再生装置は、信号が記
録、再生されるディスク状記録媒体と、一定のデータ量
から成る論理ブロックの一定数が複数のトラックにまた
がって連続したもので構成される、上記ディスク状記録
媒体上のファイルデータの記録・再生の最小単位である
クラスタの制御を行う制御手段とを有して成ることによ
り、既存のハードディスクにハードウェア上の改良を何
ら施すことなく、制御用ソフトウェアのみによりハード
ディスクのデータ転送能力を向上させることができる。
【0092】本発明に係る情報データ記録再生システム
は、少なくとも1台の情報データ入力装置と、少なくと
も1台の情報データ出力装置と、上記情報データ入力装
置からの情報データを時分割多重化する時分割多重化装
置と、上記時分割多重化装置からの時分割多重化された
情報データが記録され、この記録された情報データが再
生される複数枚のディスク状記録媒体を備える複数台の
情報データ記憶装置と、データ管理テーブルを用いて上
記複数台の情報データ記憶装置に上記時分割多重化装置
からの時分割多重化された情報データを記録し、この記
録された情報データを再生する制御を行う情報データ制
御装置とから成ることにより、ハードディスクのデータ
転送能力が向上するので、同一の情報データ記録再生シ
ステムにおいて、より多くのチャンネルを設けて多くの
データを入出力することができ、データ量の多い、より
高画質の画像を提供することができる。また、情報デー
タ記録再生システムにおいて、同一チャンネルからデー
タを入出力する場合やデータ量の少ない同一画質を扱う
場合であるならば、使用するハードディスクの数を減ら
すことができる。
【0093】ここで、上記ディスク状記録媒体はハード
ディスクであることにより、安価で取扱いが容易であ
る。
【0094】また、上記ディスク状記録媒体は光磁気デ
ィスクであることにより、記録することができるデータ
容量が大きく、記録媒体の交換を行うことができる。
【0095】さらに、上記ディスク状記録媒体はゾーン
・ビット・レコーディング方式のディスクを用いること
により、ディスク内のデータ記録容量を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】論理データ・ブロック・アドレスの概略的な構
成を示す図である。
【図2】従来のFATの具体的な構成を示す図である。
【図3】本発明に係るディスク状記録媒体のアクセス方
法におけるFATの具体的な構成を示す図である。
【図4】本発明に係るディスク状記録媒体のアクセス方
法におけるファイル及びセクションの具体的な構成を示
す図である。
【図5】本発明に係る記録再生装置の概略的な構成を示
す図である。
【図6】本発明に係る情報データ記録再生システムの概
略的な構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ホスト・コンピュータ 6、7 D/A変換器 8、9 A/D変換器 10、11 デコーダ 12、13 エンコーダ 14 時分割多重化ブロック 15、16 タイミングコントローラ 17、18、19 バッファ 20、21、22 デバイス制御ブロック 23、24、25 ハードディスク 26 サーバ制御ブロック 27 アプリケーション制御ブロック 30 マイクロコンピュータ 31 管理テーブル 32 I/Oインターフェイス 33 ハードディスク装置
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明のディスク状記録媒体のアクセス方
法の一実施例においては、ディスク状記録媒体、例えば
ハードディスクを用いた記録再生装置において、このハ
ードディスクにデータをファイルとして記録、再生する
場合に、データの最小単位であるセクタにより構成され
る、ファイルを読み書きするときの最小単位であるクラ
スタを構成する際に、上記セクタを一定数で連続させ、
且つ、複数のトラックにまたがるようにして構成してい
る。但し、このときの構成されるクラスタのサイズは、
例えば複数枚のディスクから成るハードディスクにおけ
る各ディスクの同じ位置にあるトラックをひとまとめに
した単位であるシリンダよりも小さいサイズをとるよう
に設定される。例えばデータ・ディスク面が15面から
成るハードディスクで、ディスク1面の1トラック当た
りのセクタ数を80セクタとすると、1シリンダのセク
タ数は、80×15=1200セクタとなるので、クラ
スタのサイズは1200セクタよりも小さくなるように
する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】1トラック当たりのセクタ数が全てのトラ
ックにおいて等しければ、上述のようにトラックの整数
倍をクラスタの単位とすることは可能である。しかし、
最近のハードディスクで特に大容量のものは、ディスク
の外周部の1トラックのセクタ数を内周部の1トラック
のセクタ数よりも増加させることによりディスクの記録
容量を増加させるゾーン・ビット・レコーディング(Z
one Bit Recording:ZBR)方式を
用いている。表1には、上記ゾーン・ビット・レコーデ
ィング方式を用いたときのハードディスクの仕様の一例
を示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上記ディスクの回転数Rは90rps、最
大シーク時間Tmは0.022秒、1セクタのサイズV
sは512バイト、データ・ディスク面の数Ndは15
枚である。また、ハードディスク全体を8個のゾーンに
分割しており、各ゾーン内の1トラック当たりのセクタ
数は一定である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】そこで、本発明に係るディスク状記録媒体
のアクセス方法である、トラックにまたがって連続する
一定数のセクタをクラスタの単位とする方法を用いるこ
とが考えられる。例えば、表1の仕様をもつハードディ
スクにおいては、1トラック当たりの容量は、第8ゾー
ンが最も小さく、かつ、トラック・スキューに要する時
間が長い。従って、第8ゾーンで得られるデータの転送
レートがデータの転送レートの最悪値となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【表3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】次に、図4を用いてセクションの指定の具
体的な例を説明する。図4はあるファイル及びそのファ
イル中のセクションの具体的な構成を示したものであ
る。このファイルはファイル先頭クラスタ番号が0、フ
ァイル末尾クラスタ番号が4の5個のクラスタから構成
されている。そのクラスタの構成は図2で示したものと
同様とする。また、この図4に示すファイルの各ブロッ
クは1つのセクタを示しており、その中の数字はそのク
ラスタ内の相対論理ブロック・アドレスである。この具
体例では1クラスタを100セクタとしている。このフ
ァイル内で、セクション開始クラスタ番号が2、セクシ
ョン開始クラスタ内相対開始論理ブロック番号が99で
あり、セクション終止クラスタ番号が6、セクション終
止クラスタ内相対終止論理ブロック番号が2の情報が登
録された場合には、アドレス番号が2のクラスタ内のブ
ロック番号が99のセクタから開始され、アドレス番号
が6のクラスタ内のブロック番号が2のセクタまでのデ
ータがセクションとして登録されたことになる。これに
より、このセクション開始クラスタ内相対開始論理ブロ
ック番号で示されたセクタからセクション終止クラスタ
内相対終止論理ブロック番号で示されたセクタまでの連
続したaで示す部分を疑似ファイルとして、後述する本
発明の記録再生装置及び情報データ記録再生システムに
おいて再生することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】次に、データ再生時には、ホスト・コンピ
ュータ1により、どの出力チャンネルにどのデータを出
力するのかが指定される。この指定は、アプリケーショ
ン制御ブロック27からサーバ制御ブロック26に伝達
され、所望のデータがハードディスクのどこに記録され
ているかが特定される。この情報は各デバイス制御ブロ
ック20、21、22に伝達される。各デバイス制御ブ
ロック20、21、22の制御により、上記情報に基づ
いて各ハードディスク23、24、25からデータが読
み出されて各バッファ17、18、19に書き込まれ
る。各バッファ17、18、19に分割されて存在する
データは、タイミング・コントローラ16の制御により
時分割多重化ブロック14に送られて、この時分割多重
化ブロック14で元の圧縮されたデータに組み立て直さ
れる。このデータはタイミング・コントローラ15の制
御により所望の出力チャンネルに供給される。図6には
具体的に2つの出力チャンネルを示す。上記タイミング
・コントローラ15の制御により時分割多重化ブロック
14からの圧縮データはデコーダ10、11に送られ
る。デコーダ10、11では送られた圧縮データを伸長
する。この伸長されたデータはディジタル/アナログ
(D/A)変換器6、7で元のアナログAV素材に変換
され、信号出力端子2、3より出力される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体上のファイルデータ
    の記録・再生の最小単位であるクラスタ単位でデータの
    記録又は再生のためのアクセスを行うディスク状記録媒
    体のアクセス方法において、 上記クラスタは、一定のデータ量から成る論理ブロック
    の一定数が複数のトラックにまたがって連続したもので
    構成されることを特徴とするディスク状記録媒体のアク
    セス方法。
  2. 【請求項2】 上記ディスク状記録媒体はハードディス
    クであることを特徴とする請求項1記載のディスク状記
    録媒体のアクセス方法。
  3. 【請求項3】 上記ディスク状記録媒体は光磁気ディス
    クであることを特徴とする請求項1記載のディスク状記
    録媒体のアクセス方法。
  4. 【請求項4】 上記ディスク状記録媒体はゾーン・ビッ
    ト・レコーディング方式のディスクを用いることを特徴
    とする請求項1記載のディスク状記録媒体のアクセス方
    法。
  5. 【請求項5】 信号が記録、再生されるディスク状記録
    媒体と、一定のデータ量から成る論理ブロックの一定数
    が複数のトラックにまたがって連続したもので構成され
    る、上記ディスク状記録媒体上のファイルデータの記録
    ・再生の最小単位であるクラスタの制御を行う制御手段
    とを有して成ることを特徴とする記録再生装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1台の情報データ入力装置
    と、 少なくとも1台の情報データ出力装置と、 上記情報データ入力装置からの情報データを時分割多重
    化する時分割多重化装置と、 上記時分割多重化装置からの時分割多重化された情報デ
    ータが記録され、この記録された情報データが再生され
    る複数枚のディスク状記録媒体を備える複数台の情報デ
    ータ記憶装置と、 データ管理テーブルを用いて上記複数台の情報データ記
    憶装置に上記時分割多重化装置からの時分割多重化され
    た情報データを記録し、この記録された情報データを再
    生する制御を行う情報データ制御装置とから成ることを
    特徴とする情報データ記録再生システム。
JP835894A 1994-01-28 1994-01-28 ディスク状記録媒体のアクセス方法、記録再生装置及び情報データ記録再生システム Pending JPH07220389A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071534A1 (fr) * 2002-02-20 2003-08-28 Sony Corporation Appareil de commande d'acces de donnees, procede de commande d'acces de donnees, et programme informatique
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