JPH0722002U - エーロフォイル - Google Patents

エーロフォイル

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JPH0722002U
JPH0722002U JP009372U JP937294U JPH0722002U JP H0722002 U JPH0722002 U JP H0722002U JP 009372 U JP009372 U JP 009372U JP 937294 U JP937294 U JP 937294U JP H0722002 U JPH0722002 U JP H0722002U
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wall surface
side wall
cooling air
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    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/18Hollow blades, i.e. blades with cooling or heating channels or cavities; Heating, heat-insulating or cooling means on blades
    • F01D5/186Film cooling

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却剤による冷却効果がより高いエーロフォ
イルの構造を提供する。 【構成】 図3に示す後縁部断面構造を有し、Aは sよ
り小さく、t /s は0.7以下であり、端部66に於け
る厚さは端部61に於ける厚さより小さいエーロフォイ
ル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエーロフォイルに係り、更に詳細には、エーロフォイルの後縁領域の 冷却に係る。
【0002】
【従来の技術】
冷却剤流体を運ぶためのスパン方向の空洞部と流路とを有しているエーロフォ イルは、従来技術に於て広く知られている。冷却流体は前記空洞部へ送られた後 、その一部がエーロフォイルの外側表面をフイルム冷却するためにエーロフォイ ルの壁面に配置された孔から吹き出される。冷却空気はエーロフォイルの後縁に 到達するまでにエーロフォイルの他の部分を冷却するために用いられているので より熱くなっており、このためエーロフォイルの後縁領域が冷却されることは一 般に困難である。更に後縁領域は比較的薄く形成されているので、加熱及び熱押 力による損傷を受けやすい。
【0003】 米国特許第4,303,374号に於ては、エーロフォイルの圧力側壁面は吸 引側壁面によって形成された後縁の手前で終っており(圧力側壁面が「途中で切 りとられている」とも表現される)、このために後縁領域に於て吸引側壁面の内 壁面はエーロフォイルの周囲を流れる高温のガスに曝されている。冷却流体が、 後縁領域に延在するスパン方向のスロットから中央空洞部を通して、高温ガスに 曝されている吸引側壁面の内壁面全体に排出される。後縁スロットの中には、エ ーロフォイルを横断する冷却流チャンネルを郭定する、スパン方向に隔置された 複数の仕切りが配置されている。それぞれの仕切りは、直線的な平行に並ぶ側面 を有する上流側部分と、実質的にスロットの出口上の位置まで次第に細くなって ゆく下流側部分とを有している。従って前記チャンネルは、直線状の上流側部分 と拡がってゆく下流側部分とを有している。この構造の目的は、スロット出口の 下流に延在する吸引側壁面の内壁面上に常に密着した連続的な冷却空気の層を形 成することである。上述の様なスパン方向の後縁スロットと途中で切りとられた 圧力側壁面とが記載されている他の特許としては、米国特許第3,885,60 9号と米国特許第3,930,748号と米国特許第4,229,140号とが 挙げられる。
【0004】 後縁スロットの下流に於て吸引側壁面の高温ガスに曝されている内壁面に冷却 流体を送るために、前記内壁面に沿って(先細ではなく)直線状のリブが提供さ れることも良く知られている。
【0005】 ガスタービンエンジンのタービンブレードの冷却技術に於ては、ブレードを冷 却するために必要な冷却剤の流量を最小限に押えることが重要である。その理由 は、その冷却空気が圧縮機から送られてくる作動流体であり、作動ガス流路から の損失がエンジンの効率を低下させるからである。また、エーロフォイルの流体 力学的特性を改善するために、タービンエーロフォイルの圧力側壁面を途中で切 りとることが望ましい。しかしながら、この結果として、後縁領域は薄くなりす ぎて外向きに延在する従来技術のフイルム冷却孔を有する内部の空洞部を収容し きれなくなる。その代わりに、前述の米国特許第4,303,374号に記載さ れているように、従来技術のフイルム冷却孔の代わりに、スパン方向に延在する 後縁領域スロットと途中で切られた圧力側壁面とが用いられてきた。(本説明文 及び特許請求の範囲の記載に於ては、圧力側壁面の切りとられた下流端と吸引側 壁面の下流端によって郭定されているエーロフォイルの後縁との間の距離は「切 りとり距離」x と呼ばれる)。
【0006】 薄い後縁領域を有するエーロフォイルに於ては、後縁の切りとり部分は後縁領 域内に延在するスロットから排出される冷却空気によってフイルム冷却される。 スロットから排出する冷却空気は、スロットの下流に延在する吸引側壁面の高温 ガスに曝されている内壁面上にフイルムを形成する。このフイルムが有効に作用 するためには、フイルムがエーロフォイル後縁に於ても十分に有効であるように 、フイルムがスロット出口から下流方向に移動する際にできるだけ長く破断せず にいることが必要である。切りとり距離x が長ければ長い程、切りとられた部分 全体の有効なフイルム冷却を維持することが困難になる。
【0007】 従来技術に於て多種の後縁領域の冷却方式があるにもかかわらず、より高い作 動温度とより不安定な材料とエーロフォイルを通過する冷却空気の流量を低減す ることに対応するために、常に新たな改善が要求されてきた。と同時に、すべて の冷却空気チャンネルを含めた全体のエーロフォイルを鋳造によって形成するこ とを可能にすること等によって生産コストを低減させることも要求されている。 近年高温ブレードに於ては、後縁スロット内のチャンネルは非常に薄く、例えば 細いロット状の電極を用いた放電加工などによって加工されている。鋳造はより 大きな流路を要求するので、エーロフォイルの後縁が薄くなりすぎる可能性があ る。また、より広いチャンネルが従来技術の手法によってエーロフォイル内に組 入れられた場合冷却流体の流量が多くなりすぎる。
【0008】
【発明の概要】
本考案の一つの目的は、タービンブレードエーロフォイルの後縁冷却のための 改善された構造を提供することである。
【0009】 本考案の他の一つの目的は、従来技術に於て大流量の冷却剤によって与えられ ていた冷却効果と同一の冷却効果を小流量の冷却剤によって与えられるような、 後縁領域の冷却のための構造を有するタービンブレードのエーロフォイルを提供 することである。
【0010】 本考案の更に他の一つの目的は、鋳造によって形成されることが可能なタービ ンブレードのエーロフォイルの後縁領域の冷却のための構造を提供することであ る。
【0011】 本考案の更に他の一つの目的は、後縁領域に於て従来の構造に於けるよりより 長い圧力側壁面の切りとり部分を有するタービンブレードのエーロフォイルを提 供することである。
【0012】 本考案によるエーロフォイルは、スパン方向の冷却空気空洞部と該空洞部との 間を流体が流れることが可能であるよなスパン方向に延在する後縁スロットとを 有しており、スロット出口は圧力側壁面の切りとられた下流端に配置されており 、前記下流端は厚さt を有しており、スロット内に下流方向に配置された仕切り がスロットを複数のチャンネルに分割しており、それぞれのチャンネルはスロッ ト出口に於て幅s を有しており、またチャンネルは高温ガスに曝される吸引側壁 面の背面全体に向けて冷却空気を排出し、更にそれぞれのチャンネルはスロット 出口の上流側にのど部を有していて、比t /s は0.7以下であるような、エー ロフォイルである。
【0013】 Pは、切りとり長さに正比例し冷却空気の流量に反比例する無次元流量率パラ メータである。Pの値が大きいことは、同等のフイルム冷却効果で較べた場合、 切りとり長さが大きいことと流量率が低いこととを意味する。フイルム冷却効果 とは、主ガス流れの温度と冷却フイルムの温度との差を、主ガス流れの温度とス ロット出口に於ける冷却剤の温度との差で割った値である。
【0014】 比t /s が低い場合に(0.7以下が望ましいが、0.6以下ならば更に良い )、相当少量の冷却空気によっても長い切りとり距離に亙って高いフイルム冷却 効果が維持されることが見出された。更に具体的には、同一のフイルム冷却効果 で比較したときにt /s が1.2の従来技術のエーロフォイルのPの値は、t / s が0.7のエーロフォイルのPの値のわずか5分の1である。
【0015】 エーロフォイルの周囲のガス流れの温度が1260℃以上であるような、高温 状態への適用に於て、従来技術のブレードのほとんどは後縁領域の冷却のために 、ブレードへ送られる冷却空気全体(即ちブレードへの供給冷却空気)の40% 以上を使用している。本考案によれば、1260℃〜1430℃(かそれ以上) のガス流れの温度の下で作動するタービンブレードエーロフォイルの後縁領域を 、ブレードへの供給冷却空気の30%以下の冷却空気で冷却することが可能であ る。
【0016】 本考案は、特に薄い(即ち、1mm以下の厚さ)後縁を有するエーロフォイルに 於て有利である。後縁の厚さが減少すれば、冷却に関する問題が増える。従来技 術に於ては、切りとり距離はこれ以上増加させられることが不可能であり、後縁 の厚さもこれ以上減少させられることが不可能であると感じられた。何故ならば 、そのようにすれば切りとり部分の全体に亙って十分な冷却が行われるようにす るために、冷却空気の流量率を相当増加させることが必要になるからである。比 t /s の値を小さくすることによって驚異的な利益が得られるという本考案に於 ける発見は、上述の考え方を変える。0.7以下の比t /s によって提供される 冷却の改善は、切りとり部分をより長く(流体力学的特性の改善のため)するこ とを許すのみならず、後縁領域のより長い切りとり部分を冷却するために必要な 冷却空気の流量率を低減させる。更に、切りとり距離を増大させることは後縁ス ロット出口に於けるエーロフォイルの厚さを厚くする(と同時に比t /s の値は 小さくて済む)のみならず、スロット出口に於けるガス流れの圧力を低減させる ので冷却空気の流量率を増加させることなくより大きなスロットが使用されるこ とを可能にする。より大きなスロットは製作され易く、また十分大きければ鋳造 によって形成されることが可能である。
【0017】 本考案によれば、スロット内のそれぞれのチャンネル内を流れる空気流れは、 スロット出口の上流に於て計量される。従って、スロット出口に於ける寸法s は エーロフォイルのその位置に於ける厚さによって許容される範囲内で増加させら れることが可能であり、冷却空気の流量率を増加させることなく比t /s の値を 低下させることが可能となる。
【0018】 比t /s の値を小さくすることによって冷却能力が極度に改善されることが認 識されていなかったために、約1200℃以上のガス流路温度下で作動する従来 技術のエーロフォイルに於ける切りとり距離は、2.5mm以下に抑えられてきた 。本考案は、上述の条件下で切りとり距離が2.5mm以上となることを可能にし 、しかも冷却空気の流量を低減させる。更に、本考案に従って形成さたエーロフ ォイルの後縁の厚さは、0.9mm以下とされることが可能である。このことはエ ーロフォイルの流体力学的特性を改善する。また、このことは切りとり距離が増 加させられることが可能であって、スロット出口(s が測られる位置)に於て付 加的な厚さが提供されるということによってのみ達成されることが可能である。 このことによって、s の値が増加させられることが可能となり、比t /s の値が 0.7以下であるようなエーロフォイルが形成されることが可能となるのである 。従来技術の短い切りとり部分を有するエーロフォイルが上述の高いガス温度下 で作動するためには、スロット出口に於てエーロフォイルは薄くなければならず 、後縁領域はより厚くなければならない。
【0019】 本考案の上述の及びそれ以外の目的と特徴と利点とは、以下の実施例の説明及 び添付の図面によって明らかとなろう。
【0020】
【実施例】
本考案の例示的実施例として、以下に於ては符号10により全体的に示される ガスタービンエンジンのタービンブレードについて説明する。第1図に示されて いるとおり、ブレード10はエーロフォイル12とルート14とプラットフォー ム16とを含んでいる。エーロフォイル12はベース18とティップ20とを有 している。この説明と特許請求の範囲との文中に於て、スパン方向若しくは長手 方向とはエーロフォイルの長さの方向、即ちそのベース18からテイップ20へ 向かう方向を表す。この例示的実施例に於ては、エーロフォイルは一体鋳造物で ある。本考案は中空の一体鋳造ブレードに於て特に有効であるが、それだけに限 定されるものではない。
【0021】 第2図及び第3図に最も良く示されているとおり、エーロフォイル12は圧力 側壁面22と吸引側壁面24とを含んでいる。圧力側壁面22及び吸引側壁面2 4のそれぞれの内壁面26及び28はそれらの間に延在するスパン方向の仕切り 30と共に、実質的にエーロフォイル12の長さ方向全体に亙って延在するスパ ン方向の中央冷却空気流路32及び33を郭定している。空洞部32及び33へ は、ルート14を貫通して長手方向に延在し前記空洞部と通じている一対のチャ ンネル34(第1図)を通して冷却空気が供給される。冷却空気は空洞部32か ら複数の連絡流路36を経由してスパン方向に延在する前縁空洞部35へ送りこ まれる。前縁空洞部35内の冷却空気は複数の孔38を通ってエーロフォイルの 外部へ排出し、このことによってエーロフォイルの前縁部分の対流冷却及びフイ ルム冷却が提供されるのである。空洞部32の中の冷却空気の残りの部分は、複 数の流路48を通ってエーロフォイルの外部へ排出し、壁面22及び24をフイ ルム冷却する。中央の空洞部33は、複数の連絡流路44及び46によって後縁 領域42に於てスパン方向に延在する2個の付加的な空洞部40及び41と通じ ている。空洞部33内の冷却空気の一部分は流路50を通ってエーロフォイルの 外部へ排出し、エーロフォイルの外側表面をフイルム冷却する。空洞部33内の 冷却空気の残りは、連絡流路44を通って空洞部40へ流入し、そのうちの一部 分は流路52を通ってエーロフォイルの外部へ排出し、更に残りの空気は空洞部 41へ流入する。空洞部41内の冷却空気は、圧力側壁面と吸引側壁面とのそれ ぞれの内壁面26と28との間に郭定されたスパン方向に延在するスロット54 を通ってエーロフォイルの外部へ排出する。
【0022】 第4図に最も良く示されているとおり、スロット54はスパン方向に隔置され 下流方向に延在する複数の仕切り58によって複数の下流方向に延在するチャン ネル56に分割されている。それぞれの仕切り58の上流側の端部59は乱流の 発生を最低限に抑えるために丸みを有している。それぞれの仕切りは、空洞部4 1からエーロフォイル12の後縁61に配置された仕切りの下流端60までに亙 って延在しており、下流方向に向ってテーパを有している。このようにチャンネ ル56は、その上流端に延在するのど部63から、後縁61に延在する下流端ま でスパン方向に発散する形状を有しているのである。それぞれのチャンネル56 を通過する冷却剤の流量率はのど部63に於て計量される。第3図に於て最も良 く示されているとおり、エーロフォイルの後縁61が吸引側壁面24の下流端部 のみによって郭定されるように、圧力側壁面22は後縁61から距離x の位置で 切りとられている。このことによって、圧力側壁面の端部66の下流に於て吸引 側壁面24の内面若しくは背面28の部分65がエンジン流路内の高温ガスに曝 されることになる。
【0023】 本実施例に於て、下流端61は直径d を有している。従って、後縁の厚さはd である。圧力側壁面22の下流端66は後縁部スロット54の出口に配置されて おり、下流端66の厚さt はできうる限る小さくすることが望ましい。実際問題 としては、鋳造品に於て実現しうるt の最小値は約0.25mmである。従来の鋳 造技術によって、のど部の幅Aは0.35mmまで小さくすることがてきる。のど 部の幅Aは、スパン方向に対して垂直な面内で測られる。また同様にスパン方向 に対して垂直な面内に於て吸引側壁面の内壁面28に対して垂直にスロット出口 幅s が測られる。スロット出口幅s は、スロットの出口に於ける吸引側壁面の内 面から、圧力側壁面の内壁面26までの距離である。
【0024】 第5図に於て、比t /s が無次元流量率パラメータPに対してプロットされて いる。無次元流量率パラメータPは切りとり距離x に正比例する。第5図に於て は、フイルム冷却効果e のいくつかの値に対して、Pがt /s に対してプロット されている。第5図は、x が増加したときに比t /s の値が低下するならばe の 値が一定に保たれることを示している。例えば、フイルム冷却効果が0.9の場 合、t /s の値が1.2(従来技術)から0.7まで低下すると、Pがおよそ2 から10まで増加する。つまり、Pに影響を与える他のすべてのパラメータが一 定に保たれるとしたときに、フイルム冷却効果の損失なしに切りとり距離x は5 倍に増加されることが可能なのである。逆に、冷却剤の流量率が低減され距離x が上記よりやや少なめに増加されることが可能である。1260℃のガス流れ内 で作動し後縁部の厚さd が1mm以下であるようなエーロフォイルに於て、距離x の値として2.5mm以上、望ましくは3.3mmでより好ましい値としては5mm以 上の値が用いられることが可能であり、同時に後縁を冷却するために必要な冷却 剤の量がブレード全体の冷却剤の供給量の30%以下に低減されることが可能で ある。
【0025】 s の大きさは、スロット出口に於ける吸引側壁面24の最少許容厚さによって 制限される。第3図に於て見られるように、吸引側壁面はスロット出口に於て最 も薄く、その下方で増加して後縁61に於て厚さd を有している。スロットのの ど部63はスロットを通過する流れを計量するために用いられているので、寸法 s は寸法Aよりもより大きいであろう。距離x が大きくなればなるほど、エーロ フォイルはスロット出口に於て厚くなる。このことは、より大きなスロット出口 寸法s を有するエーロフォイルを形成することにつながる。本考案の利点を最大 限に引出すために、t は強度の要求を満足させつつできうる限り小さくとられ、 s もまた強度の要求を満足させつつできうる限り大きくとられ、t /s の値は0 .7以上にとられる。チャンネル56はスパン方向と垂直な断面に於て、のど部 63からスロット出口へ向けて拡がっている。この拡がりが本考案の冷却能力を 高めているのである。
【0026】 本考案に従って形成され約1430℃の温度を有する蒸気ガス中に何ら支障な く作動したタービンのエーロフォイルは、およそ以下のような寸法を有していた 。
【0027】 エーロフォイル長さ (ベースからティップまで) :46mm スパン中間位置でのコード長さ :33mm スロットのど部からスロット出口 までの距離 :3.6mm A=4.6mm s =0.6mm t =0.25mm x =3.6mm d =0.8mm 以上に於ては本考案を特定の実施例について詳細に説明したが、本考案はこれ らの実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能 であることは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるガスタービンエンジンのタービン
ブレードの側面図であり、部分的に断面が示されてい
る。
【図2】第1図の概して線2−2に沿ってとられた拡大
断面図である。
【図3】第2図に示された後縁領域の拡大図である。
【図4】第3図の概して線4−4に沿ってとられた断面
図である。
【図5】フイルム冷却効率の種々の値のもとでの、比t
/s と無次元冷却剤流量率パラメータPとの関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
10…タービンブレード 12…エーロフォイル 14…ルート 16…プラットフォーム 18…ベース 20…ティップ 22…圧力側壁面 24…吸引側壁面 26…内壁面 28…内壁面 30…仕切り 32…中央冷却空気流路 33…中央冷却空気流路 34…チャンネル 35…前縁空洞部 36…連絡流路 38…孔 40…付加的な空洞部 41…付加的な空洞部 42…後縁領域 44…連絡流路 46…連絡流路 48…流路 50…流路 52…流路 54…スロット 56…チャンネル 58…仕切り 59…(仕切り58の)上流側端部 60…(仕切り58の)下流側端部 61…(エーロフォイル12の)後縁 63…のど部 65…(吸引側壁面の内壁面の)部分 66…(圧力側壁面の)端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジョージ・ペイ・ライアン アメリカ合衆国フロリダ州、パーム・シテ ィ、エス・ダブリュ・シーホーク・ウェイ 1488 (72)考案者 トーマス・オークシア アメリカ合衆国フロリダ州、レーク・パー ク、ケルソ・ドライヴ 8286

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スパン方向に延在する厚さt の下流端を有する圧力側壁
    面と、吸引側壁面とを含むエーロフォイルにして、前記
    吸引側壁面は前記エーロフォイルの後縁を郭定してお
    り、前記後縁は厚さd を有しており、前記圧力側壁面と
    前記吸引側壁面との間にスパン方向の冷却空気空洞部が
    郭定されており、前記エーロフォイルは前記空洞部の下
    流に延在する後縁領域を含んでおり、前記圧力側壁面の
    前記下流端は前記後縁より上流側へ実質的に隔置されて
    いてこのことによって前記吸引側壁面の背面は前記下流
    端の下流側にてエーロフォイルの外部に曝されており、
    前記圧力側壁面と吸引側壁面とは互いに隔置されて前記
    後縁領域に前記空洞部と連通したスパン方向に延在する
    スロットを郭定しており、前記スロット内には長手方向
    に隔置され下流方向に延在する複数の仕切りが配置され
    該仕切りによって前記スロットは複数のチャンネルに分
    割されており、前記チャンネルの各々は前記空洞部から
    冷却空気を受ける入口と、前記エーロフォイルから冷却
    空気を排気する出口であってスパン方向に対して垂直な
    面内で測って幅s を有し前記圧力側壁面の下流端に配置
    された出口とを有しており、前記チャンネルの各々はそ
    の入口に於てスパン方向に対して垂直な面内で測って幅
    Aののど部を有しており、Aはsよりも小さく、比t /s
    は0.7以下であり、前記圧力側壁面の下流端の位置
    に於ける前記吸引側壁面の厚さは前記後縁の厚さd より
    小さいエーロフォイル。
JP1994009372U 1984-12-21 1994-07-11 エーロフォイル Expired - Lifetime JP2556349Y2 (ja)

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US (1) US4601638A (ja)
EP (1) EP0185599B1 (ja)
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