JPH07219878A - 装置ドライバ及び計算機 - Google Patents

装置ドライバ及び計算機

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JPH07219878A
JPH07219878A JP6013674A JP1367494A JPH07219878A JP H07219878 A JPH07219878 A JP H07219878A JP 6013674 A JP6013674 A JP 6013674A JP 1367494 A JP1367494 A JP 1367494A JP H07219878 A JPH07219878 A JP H07219878A
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JP
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device driver
common
driver
hardware
unit
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JP6013674A
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Hirokatsu Hiraga
洋勝 平賀
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計算機における応用ソフトフェアとハード装
置との間に存在するOS内のハード装置3を駆動する駆
動ドライブ6aをOS変更時に簡単に変更できる。 【構成】 装置ドライブ6aを、ハード装置3に対する
実際の各種アクセス処理手順をそれぞれサブルーチン形
式で所持する装置ドライバ固有処理部9と、応用ソフト
ウエア2の各種命令に対応するカーネル5aからの駆動
要求に応じて、装置ドライバ固有処理部9へ対応するサ
ブルーチン12a〜12gの起動指令を送出する共通テ
ンプレート部10と、装置ドライバ固有処理部9がカー
ネル5aのOSの種類に対応した共通関数を装置ドライ
バ固有処理部9のハード装置3に対応した共通関数に変
換するための互換用ライブラリ部11とで構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機内に組込まれユ
ーザの要求に応じて作成された応用ソフトウエア(アプ
リケーション・プログラム)と、同じく計算機内に組込
まれたハード装置との間に介在して、応用フトウェアの
各種命令をハード装置に伝えて、このハード装置を駆動
するOSに係わり、特に、ハード装置を直接駆動する装
置ドライバ及びこの装置ドライバが組込まれた計算機に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種情報処理を実行する計算機には、プ
リンタ,HDD,FDD,表示器,RAMボード、各種
入出力ポート等の多数のハード装置が組込まれている。
同時に、この計算機内には、この計算機のユーザが要求
する各種業務の処理を実現するための複数の応用ソフト
ウエアが組込まれている。また、計算機内には上述した
各種ハード装置を駆動するためのOS(オペレーティン
グ・システム)が予め製造者によって組込まれている。
【0003】図5は計算機内における各応用ソフトウェ
アとOSと各ハード装置との関係を模式的に示すブロッ
ク図である。計算機の記憶部1内には、ユーザが要求す
る各種業務を実行するための複数の応用ソフトフェア2
と、前述した各種のハード装置3を駆動するためのOS
(オペレーティング・システム)4が記憶されている。
さらに、前記OS(オペレーティング・システム)4
は、1つのカーネル5と前記各ハード装置3を直接駆動
制御する複数の装置ドライパ6とで構成されている。
【0004】カーネル4は、このOS4の基本的部分を
構成するプログラムであり、各応用ソフトウエア2から
の各ハード装置3に対す各種命令を対応するハード装置
3の装置ドライバ6へ伝えると共に、各ハード装置3か
らの情報を装置ドライバ6を介して受領して応する応用
ソフトウェア2へ伝達する。
【0005】各装置ドライバ6は、各ハード装置3との
間の情報交換と、カーネル5との間の情報交換とを行う
必要がある。各ハード装置3との間のインタフェースは
各ハード装置3が所持する物理的特性によってほぼ一義
的に定まる。また、カーネル5との間のインタフェース
は、このOS4の種類や、同種のOSであってもバージ
ョンによって異なる。
【0006】したがって、計算機に新たにハード装置3
を組込んだ場合や、ハード装置3を変更した場合には、
該当する装置ドライバ6のプログラムを新たに作成した
り、変更するする必要があるのみならず、採用している
OSの種類が変更になったり、同種のOSであっても、
バーションが変更になると装置ドライバ6のプログラム
を全面的に作成し直す必要がある。
【0007】例えば、同一UNIX(アメリカのベル研
究所で開発された複数ユーザ用会話型の汎用オペレーテ
ィングシステム)系のOSの場合であっても、System
V系,SUN系.Solaris系の相互間においても、装置
ドライバ6との間のインタフェース規格が微妙に異なる
ために、OS4を変更する毎に、装置ドライバ6を全面
的に作成し直す必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、たとえ少
しでもOSが変更なると、各装置ドライバ6のプログラ
ムを全面的に作成し直す必要がある。この装置ドライバ
6のプログラムの作成には多大の時間と労力と、さらに
OSに関する専門的知識が必要であった。
【0009】その結果、OS種類を簡単に変更できない
のみならず、同一OS系列であっても簡単にバージョン
アップができずに、この装置ドライバと他の計算機の装
置ドライバに対する互換性、また、装置ドライバ自体の
保守性能及び信頼性能が低下する懸念がある。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、OS変更にほとんど左右されない機能を有
する部分と、OS種類変更に応じて大きく左右される機
能を有する部分とを区別して構成することによって、た
とえOS変更が生じたとしても、わずかな手直して、新
たなOSに対応でき、簡単にOS種類の変更またはOS
のバージョンアップを図ることができる装置ドライバ及
びこの装置ドライバが組込まれた計算機を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハード装置が
組込まれ、応用ソフトウエアの各種命令をOSを介して
ハード装置に伝えて、このハード装置を駆動する計算機
における前記ハード装置を駆動する装置ドライバに適用
される。
【0012】そして、上述した課題を解消するために、
本発明の装置ドライバにおいては、ハード装置に対する
実際の各種アクセス処理手順をそれぞれサブルーチン形
式で所持する装置ドライバ固有処理部と、応用ソフトウ
エアの各種命令に対応するカーネルからの駆動要求に応
じて、装置ドライバ固有処理部へ対応するサブルーチン
の起動指令を送出する共通テンプレート部と、装置ドラ
イバ固有処理部がカーネルのOS種類に対応した共通関
数を装置ドライバ固有処理部のハード装置に対応した共
通関数に変換するための互換用ライブラリ部とが設けら
れている。
【0013】また、別の発明は、複数のハード装置が組
込まれ、応用ソフトウエアの各種命令をOSを介して各
ハード装置に伝えて、該当するハード装置を駆動する複
数のドライバ装置が組込まれた計算機に適用される。
【0014】そして、この発明においては、各装置ドラ
イバに対して、自己に割当られたハード装置に対する実
際の各種のアクセス処理手順をそれぞれサブルーチン形
式で所持する装置ドライバ固有処理部と、応用ソフトウ
エアの各種命令に対応するカーネルからの駆動要求に応
じて、装置ドライバ固有処理部へ対応するサブルーチン
の起動指令を送出する共通テンプレート部と、装置ドラ
イバ固有処理部がカーネルのOS種類に対応した共通関
数を装置ドライバ固有処理部のハード装置に対応した共
通関数に変換するための互換用ライブラリ部とを付加し
ている。さらに、これら複数の装置ドライバを共通に制
御する共通ドライバ部が設けられている。
【0015】
【作用】このように構成された装置ドライバにおいて、
この装置ドライバは、大きく別けて、装置ドライバ固有
処理部と、共通テンプレート部と、共通ライブラリ部と
で構成されている。これらのうち、この装置ドライバに
おいて最も大きい部分を占める装置ドライバ固有処理部
は、OSの基礎部を構成するカーネルに対して直接情報
の入出力処理を実行しないので、OS種類変更の影響は
はとんど受けない。
【0016】また、共通テンプレート部は直接カーネル
と情報の授受を行うので、OS変更の影響を大きく受け
る。しかし、同一OS種類内におけるOS変更に対して
は、ほとんど変更箇所がない。
【0017】また、互換用ライブラリ部内には、装置ド
ライバ固有処理部がカーネルのOSに対応した共通関数
と装置ドライバ固有処理部のハード装置に対応した共通
関数との対応関係が記憶されている。したがって、OS
が変更されると、当然OSに対応してこの互換用ライブ
ラリの内容を変更する必要がある。
【0018】したがって、OSが変更になると、互換用
ライブラリはほぼ全面書き直しが比必要であるが、共通
テンプレート部は、OS種類が大きく変更になった場合
にのみ書き直す。しかし、この装置ドライバの大部分を
占有する装置ドライバ固有処理部は、たとえOSが変更
になったとしても、ほとんど書き直す必要がない。
【0019】よって、OS変更に伴う装置ドライバの変
更箇所を最小限に抑制できる。また、請求項2の計算機
においては、この計算機内に複数のハード装置及び各ハ
ード装置に対応する複数の装置ドライバが組込まれてい
る。そして、各装置ドライバを共通に制御するための共
通ドライバ部が設けられているので、例えば、この共通
ドライバ部を仮想ドライバとすることにより、各装置ド
ライバ内の共通テンプレート部のカーネルとの間の処理
負担が低減し、よって、OS変更に係わる部分をより一
層減少できる。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の装置ドライバが複数個組込まれた計
算機の記憶部内の各応用ソフトウエア,OS(オペレー
ティング・システム)及び各ハード装置との関係を示す
ブロック図である。図5に示した従来の計算機の記憶部
内と同一部分には同一符号が付してある。したがって、
重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0021】計算機の記憶部1内には、複数の応用ソフ
トフェア2と、各ハード装置3を駆動するためのOS4
aが記憶されている。さらに、前記OS4aは、1つの
カーネル5aと前記各ハード装置3をそれぞれ個別に直
接駆動制御する複数の装置ドライバ6aと、1つの共通
ドライバ部7とで構成されている。
【0022】前記カーネル5aはOS4aの基本的部分
を構成するプログラムである。そして。このカーネル5
aは、各応用ソフトウエア2からの各ハード装置3に対
す各種命令を対応するハード装置3の装置ドライバ6a
へ伝えると共に、各ハード装置3からの情報を対応する
装置ドライバ6aから得て、対応する応用ソフトウェア
2へ伝達する。
【0023】前記各装置ドライバ6aは、装置ドライバ
固有処理部9と共通テンプレート部10と互換用ライブ
ラリ部11とで構成されている。装置ドライバ固有処理
部9は、自己の装置ドライバ6aが接続されたハード装
置3の物理的特性に応じて、このハード装置3に対して
直接各種の指令信号送出やデータ交換等のアクセス処理
を行う部署である。したがって、装置ドライバ6aのモ
ジュールに含まれる全部のプログラムの内の大部分のプ
ログラムがこの装置ドライバ固有処理部9に含まれる。
【0024】このハード装置3に対するアクセス処理の
手順の大部分は、ハード装置3の物理特性にて定まるの
で、カーネル5aに採用されているOSの種類及びバー
ジョンにはほとんど関係しない。
【0025】そして、ハード装置3との間で行なわれる
各種の情報の授受手順は図2に示すように、それぞれサ
ブルーチン12a〜12gの形式でまとめられて、装置
アクセス処理部13内に記憶されている。
【0026】ハード装置3に対する処理手順はOSが異
なってもほとんど変化しない。例えば、種々のUNIX
においても、各処理手順をほぼ標準的な関数にまとめる
ことができる。具体的には、図示するように、ハード装
置3からの割込処理(intr)12a、ハード装置3の初
期化(init/start)12b,ハード装置3のオープン処
理(open)12c.ハード装置3のクローズ処理(clos
e )12d、ハード装置3からの読出処理(read)12
e、ハード装置3に対する書込処理(write )12f、
ハード装置3固有の処理(ioctl )12g等がそれぞれ
サブルーチンの形式で設定されている。そして、これら
の各サブルーチンは他のサブルーチと区別するために、
図示するように、固有のプリフィックス[YY]が先頭
に付加されている。
【0027】さらに、ハード装置3からの割込は、図4
に示す共通ドライバ部7内に設けられた共通割込ハンド
ラ部18を介して割込ベクタテーブル15へ登録され
る。これは、ハード装置3からの割込は、通常、カーネ
ル5aにより共通ドライバ部7の割込ルーチンエントリ
ー管理部14を経由して直接読取られるために、この割
込ルーチンエントリー管理部14がアドレスを管理する
割込ベクタテーブル15へ登録される。
【0028】次に、共通テンプレート部10の機能を説
明する。共通テンプレート部10は、図2に示すよう
に、データ構造体17,ローダブルモジュール・エント
リ18,デバイスアクセス・エントリ19,自動コンフ
ィギュレーション・エントリ20,ューティリィ21等
で構成されている。
【0029】図2は例えばUNIXの一種であるSolar
ise のOSを採用した装置ドライバ6aの共通テンプレ
ート部10の構成図である。このデータ構造体17及び
各エントリ18.19,20は、UNIX系等の同一O
S種類内においては、OSのバーションやハード装置3
の種類には関係なく標準化を図ることが可能である。す
なわち、採用するOSのバージョン変更や,ハード装置
3変更が生じたとしても、ほとんど書換える必要がな
い。
【0030】次にこの共通テンプレート部10の動作を
説明する。応用ソフトウェア2から一つのハード装置3
に対する命令が出力されると、この命令はOS4aのカ
ーネル5aに入力される。カーネル5aは該当ハード装
置3の装置ドライバ6a内の共通テンプレート部10へ
その命令を入力する。共通テンプレート部10におい
て、入力した命令のうち、装置ドライバ6aの初期化
(inti)やハード装置3に対する各種アクセス(open,
close ,read,write ,ioctl )は、装置ドライバ固有
処理部9の各サプルーチン12a〜12gが登録されて
いるデータ構造体17のテーブル(dev entry={ … })
を参照して、前記各サブルーチン12a〜12gを起動
させるに必要な引数の設定を行った後に、装置ドライバ
固有処理部9に対する目標とするサブルーチン12a〜
12gに対する起動指令(call)を送出する。
【0031】その結果、装置ドライバ固有処理部9にお
ける該当サブルーチン12a〜12gが起動されて、対
応するハード装置3に対する実際のアクセス処理が実行
される。
【0032】そして、該当サブルーチン12a〜12g
によるアクセス処理結果は、該当サブルーチンから共通
テンプレート部10への戻り値により判断される。そし
て、ドライバ規則に従って前記処理結果がカーネル5a
へ送出される。カーネル5aは処理結果を命令(アク
セ)元の応用ソフトフェア2へ返送する。以上で一つの
命令に対するハード装置3に対するアクセス処理を終了
する。
【0033】なお、この場合、共通テンプレート部10
の各エントリ18〜20はカーネル5aから直接アクセ
スされるために、システムで独自のプリフィックス[X
X]を有する名称で定義される。そして、これらの名称
は装置ドライバ固有処理部9の各サブルーチン12a〜
12gのプリフィックス[YY]に対応するので、両者
を1対1で対応することが可能である。
【0034】次に互換用ライブラリ部11の機能を説明
する。互換用ライブラリ部11内には、図3に示すよう
に、カーネル5aで使用された各共通関数(カーネル関
数群8)と装置ドライバ6aで使用される各共通関数と
の関係がテーブル状態で記憶されている。
【0035】すなわち、装置ドライバ固有処理部9の各
サブルーチン12a〜12gにおけるハード装置3に対
するアクセカ過程において、カーネル5aから、例え
ば、タイムアウト監視、処理中断.処理再開、割込禁
止,割込許可等の各種の共通関数が入力される。
【0036】しかし、カーネル5aに設定されている上
述した各共通関数は、OSが変更になると、各関数の文
字配列,文字数等のフォーマットが微妙に変化する。し
たがって、装置ドライバ固有処理部9は、これらの各共
通関数を、自己の各サブルーチン12a〜12gがハー
ド装置3との間で授受されている同一意味を示す共通関
数に変換する必要がある。
【0037】よって、互換用ライブラリ部11内には、
カーネル5aの各共通関数を装置ドライバ固有処理部9
で使用する各共通関数に変換するためのテーブルが記憶
されている。
【0038】また、この互換用ライブラリ部11は、ハ
ード装置3から装置ドライバ固有処理部9への割込サブ
ルーチン12aの共通ドライバ部7の割込ベクタテーブ
ル15に対する登録・削除処理も実施する。
【0039】したがって、この互換用ライブラリ部11
は、この計算機で採用するOSが変更になった場合は、
テーブルの内容を書換える必要がある。逆に言えば、O
Sが変更になると、互換用ライブラリ部11の設定内容
を書換えるのみで、最大のプログラム容量を有する装置
ドライバ固有処理部9を全く書換える必要がない。
【0040】次に、共通ドライバ部7の機能を説明す
る。図4はUNIXの一種であるSolarisを例にして描
いた共通ドライバ部7の概略構成図である。この共通ド
ライバ部7は各装置ドライバ6aに対して独立して設け
られた一種の仮想装置ドライバと見なすことができる。
【0041】すなわち、共通ドライバ部7の共通割込ハ
ンドラ部16は、各装置ドライバ6aからのハードウェ
ア(H/W)割込ポーリング(polling)に対する共通的
な受付処理と終了処理を行う。さらに、この共通割込ハ
ンドラ部16は、上述した機能の他に、各装置ドライバ
6aにおける各装置ドライバ固有処理部9の割込エント
リーテーブル(intr func tbl)を有し、割込要因番号に
従って各装置ドライバ固有処理部9に対する割込ルーチ
ン起動を送出する。
【0042】さらに、この共通ドライバ部7は、各装置
ドライバ固有処理部9のこの計算機に対する装着/取外
し時に各装置ドライバ固有処理部9から互換用ライブラ
リ部11を経由して入力された割込ルーチンに対する登
録/削除要求を受けて、割込エントリーテーブル(intr
func tbl)及び割込ベクタテーブル15に対する登録/
削除も管理する。
【0043】すなわち、この共通ドライバ部7は各装置
ドライバ6aにおける共通部分に対する各種登録/削除
を実行し、なるべくOSのカーネル5aが各装置ドライ
バ6aの処理動作に関与しないようにしている。
【0044】このように構成された装置ドライバ6aに
おいては、この装置ドライバ6aを、この計算機に組込
まれた各ハード装置3に対して直接アクセスする装置ド
ライバ固有処理部9と、カーネル5aと装置ドライバ固
有処理部9との間の橋渡しを、例えばサブルーチン起動
要求等で実現する共通テンプレート部10と、カーネル
5aの共通関数と装置ドライバ固有処理部9の共通関数
との対応を記憶した互換用ライブラリ部11とで構成し
ている。
【0045】そして、装置ドライバ6aの全プログラム
量のうちの大半のプログラム量を占める装置ドライバ固
有処理部9をOSの種類やバーションにほとんど関係な
くプログラム構成できる。したがって、たとえSOの種
類変更やバージョン変更が生じた場合においても、装置
ドライバ6a全てを作成し直す必要がなく。比較的プロ
グラム量が少ない共通テンプレート部10と互換用ライ
ブラリ部11とを作り直すのみみでよい。
【0046】さらに、共通テンプレート部10は同一O
S種類内の異なるOSへの変更に対しては、ほとんど作
成し直す必要がない。このように、OS変更に応じて、
簡単に装置ドライバ6aを作り直すことができるので、
異なるOSを採用した他の計算機にこの装置ドライバ6
aを簡単に組込むことが可能である。また、簡単に採用
しているOSの種類やバージョンを変更できる。
【0047】また、このような構成の装置ドライバ6a
を複数組込んで、かつ各装置ドライバ6aを共通に制御
する共通ドライバ部7を設けた計算機においては、共通
ドライバ部7を設けることによって、各装置ドライバ6
aとカーネル5aとの間の情報交換量が低減でき、装置
ドライバ6aにおけるOS変更に起因するプログラム変
更量をより一層少なくできる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装置ドライ
バ及びこの装置ドライバが組込まれた計算機によれば、
装置ドライバの機能を、OS変更にあまり左右されない
機能と、OS変更に応じて大きく左右される機能とに分
割している。そして、両者を例えば割込処理やサブルー
チンコール等で接続している。したがって、たとえOS
に変更が生じたとしても、わずかな手直して、新たなO
Sに対応でき、簡単にOS種類の変更又はバージョンア
ップを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる装置ドライバが組
込まれた計算機の要部を取出して示すブロック図
【図2】 同実施例装置の装置ドライバ固有処理部と共
通テンプレート部との概略構成を示すブロック図
【図3】 同実施例装置の互換用ライブラリ部の記憶内
容を示す図
【図4】 同実施例装置の共通ドライバ部の概略構成を
示すブロック図
【図5】 従来の一般的な装置ドライバが組込まれた計
算機の要部を取出して示すブロック図
【符号の説明】
1…記憶部、2…応用ソフトウェア、3…ハード装置、
4,4a…OS、5,5a…カーネル、6,6a…装置
ドライバ、7…共通ドライバ部、8…カーネル関数群、
9…装置ドライバ固有処理部、10…共通テンプレート
部、11…互換用ライブラリ部、12a〜12g…サブ
ーチン、13…装置アクセス処理部、14…割込ルーチ
ンエントリ管理部、15…割込ベクタテーブル、16…
共通割込ハンドラ部、17…データ構造体、18…ロー
ダブルモジュール・エントリ、19…デバイスアクセス
・エントリ、20…自動コンアィギュレーション・エン
トリ、21…ユーティリティ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハード装置が組込まれ、応用ソフトウエ
    アの各種命令をOSを介して前記ハード装置に伝えて、
    このハード装置を駆動する計算機における前記ハード装
    置を駆動する装置ドライバにおいて、 前記ハード装置に対する実際の各種アクセス処理手順を
    それぞれサブルーチン形式で所持する装置ドライバ固有
    処理部と、 前記応用ソフトウエアの各種命令に対応するカーネルか
    らの駆動要求に応じて、前記装置ドライバ固有処理部へ
    対応するサブルーチンの起動指令を送出する共通テンプ
    レート部と、 前記装置ドライバ固有処理部が前記カーネルのOS種類
    に対応した共通関数を前記装置ドライバ固有処理部の前
    記ハード装置に対応した共通関数に変換するための互換
    用ライブラリ部とを備えた装置ドライバ。
  2. 【請求項2】 複数のハード装置が組込まれ、応用ソフ
    トウエアの各種命令をOSを介して前記各ハード装置に
    伝えて、該当するハード装置を駆動する複数のドライバ
    装置が組込まれた計算機において、 前記各装置ドライバは、自己に割当られたハード装置に
    対する実際の各種のアクセス処理手順をそれぞれサブル
    ーチン形式で所持する装置ドライバ固有処理部と、前記
    応用ソフトウエアの各種命令に対応するカーネルからの
    駆動要求に応じて、前記装置ドライバ固有処理部へ対応
    するサブルーチンの起動指令を送出する共通テンプレー
    ト部と、前記装置ドライバ固有処理部が前記カーネルの
    OS種類に対応した共通関数を前記装置ドライバ固有処
    理部の前記ハード装置に対応した共通関数に変換するた
    めの互換用ライブラリ部とを有し、 かつ、前記複数の装置ドライバを共通に制御する共通ド
    ライバ部を具備したことを特徴とする計算機。
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