JPH07219302A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07219302A
JPH07219302A JP6011462A JP1146294A JPH07219302A JP H07219302 A JPH07219302 A JP H07219302A JP 6011462 A JP6011462 A JP 6011462A JP 1146294 A JP1146294 A JP 1146294A JP H07219302 A JPH07219302 A JP H07219302A
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JP
Japan
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toner
image
reflectance
adhesion amount
color
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Application number
JP6011462A
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English (en)
Inventor
Toru Miyasaka
徹 宮坂
Akira Shimada
島田  昭
Shinya Sato
真也 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トナー単体の反射率の異なるカラートナーおよ
び黒トナーの安定かつ高精度な付着量測定を可能とする
ことによって、高画質を安定に維持できる画像形成装置
を提供することにある。 【構成】カラートナー付着量測定位置におけるトナー付
着基材の表面の反射率を、カラートナー単体の反射率よ
り小さな反射率とする。また、黒トナー付着量測定位置
においてはトナー付着基材の表面の反射率を黒トナー単
体の反射率より大きな反射率とする。カラートナーと黒
トナーの付着量を同一センサや同一位置または同一なト
ナー付着基材上で測定する場合は、付着量測定位置にお
けるトナー付着基材の反射率を、カラートナー単体の反
射率より小さく、黒トナー単体の反射率より大きな反射
率とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着色微小粉体からなる
カラートナーや黒色微小粉体からなる黒トナーを用いて
画像を形成する画像形成装置に関わり、特に、画像記録
時の各色のトナーの付着量を測定するのに好適な画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスによる多色画像の形成
は、感光体の帯電,露光そして現像というプロセスを、
記録に用いる各色の画像に対して行い、それらを重ね合
わせることによって行われる。電子写真プロセスでは、
この様な単色の記録プロセスを繰り返すことによって多
色画像を形成する方法が一般に用いられている。
【0003】ところで、各色の画像濃度を一定に保つた
めに、像形成体上に基準トナー像を形成し、その反射率
を検出して像の形成条件にフィードバックする方法が特
開昭63−95471 号公報などで提案されている。このよう
なトナーの付着量を測定し、像の形成条件を制御する手
法においては、安定かつ精度良くトナーの付着量を測定
することが重要である。カラー画像を形成するために用
いられるイエロー,マゼンタ,シアンのトナーは、各色
の波長域の光のみ選択的に吸収するために、黒色トナー
に比較して、同一付着量における反射光の減少が小さ
い。このために、カラートナーでは、トナーの付着量を
精度良く測定することが、難しいとされている。黒トナ
ーとともにカラートナーの付着量を精度良く測定する手
法が、特開昭62−280869号公報で提案されている。例え
ば、図10に示されるような正反射位置に受光素子を配
置したセンサによって測定したときのトナー付着量とフ
ォトセンサの出力の関係が、図11のようになることが
示されている。図11によればトナー付着量によるフォ
トセンサの出力変化が、黒トナーに対して、カラートナ
ーが小さくなることが明らかである。また同公報では、
図12に示されるような乱反射光を測定する位置に受光
素子を配置したセンサによって測定すれば、図13に示
されるような測定結果が得られることが示されている。
それらの結果から、図10に示されるような位置の受光
素子の測定出力を黒トナーの付着量測定に用い、図12
に示されるような位置の受光素子の測定出力をカラート
ナーの測定に用いることを提案している。さらに付着量
を精度良く測定するために、特開昭61−245177号公報に
は感光体上に付着したトナーの濃度を測定するために、
感光体の一部に高濃度の基準画像形成部と低濃度の基準
画像形成部とを設け、低濃度部分に黒画像を高濃度部分
に黒以外のカラー画像を形成して検出することが開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】付着トナーの増加によ
る乱反射成分の増加を測定する上記従来方式において
も、カラートナーの測定にはいくつかの問題点がある。
上記従来測定法では、トナーの付着による乱反射光の増
加を測定している為に、トナーの付着の仕方やトナーの
表面状態による影響を受けやすく、測定値が不安定にな
りやすい。また、従来測定法では、トナーなどで反射さ
れる全反射光のうちの極一部を測定していることから
も、測定値は不安定である。
【0005】前記従来測定法では、トナーの付着によっ
て反射モードが全反射から乱反射に移行することを利用
して、カラートナー付着量の測定を行っている。この様
な、トナーの付着による全反射から乱反射への反射モー
ドの移行は、カラートナーの測定時と同一基材上に付着
した黒トナーの付着時にも発生することは明らかであ
る。前記従来測定法では、黒トナーの付着量測定のため
の受光素子は、正反射光を測定する位置に配置されてい
る。この為、黒トナーの付着量増加に伴って受光素子で
受光される光は、トナーによる光の吸収とともに反射モ
ードが全反射から乱反射へ移行することによって、急激
に減少する。一般に十分な画像濃度を得るためのトナー
付着量は約1mg/cm2 程度である。しかし、前記従来測
定法による黒トナー付着量測定では、図11に示される
ように適正なトナー量である1mg/cm2 付近では、受光
素子に受光される光が非常に弱くなる。このため、黒ト
ナーについても測定精度および測定値の安定性が十分で
はない。
【0006】また、中間転写媒体を使用する場合には、
感光体から中間転写媒体へのトナーの転写により、実際
の転写されたトナー濃度が環境等の変化により大きく異
なるため、精度の高いトナー濃度を測定するためには中
間転写媒体のトナー濃度を測定する必要がある。
【0007】さらに、前記従来測定法では、受光素子が
黒トナーとカラートナーで異なることは、センサの構成
が複雑であることとともに、2つのセンサの校正や測定
手段の制御方法が複雑になりやすいという問題を有して
いる。
【0008】本発明の目的は、これら上記問題を解決
し、安定かつ高精度にカラートナーおよび黒トナーの付
着量測定が可能とすることによって、高画質を安定に維
持できる多色画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、中間転写体上のカラートナー付着量測定位置におけ
るトナー付着基材の表面の反射率を、カラートナー単体
の反射率より小さな反射率とする。また、黒トナー付着
量測定位置においてはトナー付着基材の表面の反射率を
黒トナー単体の反射率より大きな反射率とする。カラー
トナーと黒トナーの付着量を同一センサや同一位置また
は同一なトナー付着基材上で測定する場合は、付着量測
定位置におけるトナー付着基材の反射率を、カラートナ
ー単体の反射率より小さく、黒トナー単体の反射率より
大きな反射率とする。
【0010】さらに、付着量測定センサの受光手段を正
反射光位置を中心とした広い範囲の反射光に感度を有す
るようにする。また、トナー付着量測定位置におけるト
ナー付着基材の表面の状態が、トナーの未付着時におい
ても、トナー付着時における光の散乱状態と近い散乱状
態となるような表面荒さにする。
【0011】さらに、上記目的を達成するために、黒ト
ナー付着量測定時における測定手段の発光素子の発光強
度を、カラートナーの付着量測定時の発光強度に比較し
て、強くする。
【0012】
【作用】上記手段では、付着量センサの受光手段を正反
射光位置を中心とした広い範囲の反射光に感度を有する
様にしているために、トナーの付着量の増加を正反射か
ら散乱反射への反射モードの変化ではなく、トナーの付
着による反射光量のほぼ全体変化を検出できるととも
に、上記手段では、カラートナー付着量測定位置におけ
るトナー付着基材の表面の反射率を、カラートナー単体
の反射率より小さな反射率としているために、反射率の
高いカラートナーの付着量変化を、安定かつ高精度に測
定することが可能となる。
【0013】また、上記手段では、黒色トナー付着量測
定位置におけるトナー付着基材の表面の反射率を、黒色
トナー単体の反射率より大きな反射率としているため
に、反射率の低い黒色トナーの付着量変化を、安定に高
精度に測定することも可能となる。
【0014】さらに、上記手段では、カラートナーと黒
トナーの付着量を同一センサや同一位置または同一なト
ナー付着基材上で測定する場合は、付着量測定位置にお
けるトナー付着基材の反射率を、カラートナー単体の反
射率より小さく、黒トナー単体の反射率より大きな反射
率にするために、カラートナーと黒トナーの付着量を同
一センサや同一位置または同一なトナー付着基材上で測
定する場合においても、カラートナーおよび黒トナーと
ともに安定で高精度な付着量制御が可能となる。
【0015】また、上記手段では、トナー付着量測定位
置におけるトナー付着基材の表面の状態が、トナーの未
付着時においても、トナー付着時における光の散乱状態
と近い散乱状態となるような表面荒さにするために、ト
ナーの付着量による測定に用いる光の散乱状態の変化を
少なくすることができ、より高精度な付着量制御が可能
となる。
【0016】さらに、上記手段では、黒トナー付着量測
定時における測定手段の発光素子の発光強度を、カラー
トナーの付着量測定時の発光強度に比較して強くするた
めに、光を吸収しやすい黒トナーにおいても、付着量測
定手段の受光素子に受光される光をカラートナー測定時
に比較して、大きく低下させることなく、より安定で高
精度な付着量制御が可能となる。
【0017】本構成では、上記のようにカラートナーお
よび黒トナーの付着量を安定で高精度に検出することが
可能であるために、高精度なトナーの付着量制御が可能
となり、安定な高画質記録が可能な画像形成装置を提供
することができる。
【0018】
【実施例】以下、図1から図9を用いて本発明のいくつ
かの実施例を説明する。
【0019】図1は、本発明のトナー付着量測定手段を
具備した画像記録装置の一実施例を示す図である。図1
の画像記録装置は、周囲に帯電器1,半導体レーザ露光
装置2,イエロー,マゼンタ,シアンおよび黒の4つの
現像機3Y,3M,3C,3K,クリーナ4が配置され
たベルト状感光体5と、周囲に転写器6と除電器7とク
リーナ8および付着量測定手段9が配置された転写ドラ
ム10および定着装置11を備えている。まず、最初に
通常のフルカラー画像記録時における本実施例の装置の
動作機構を以下説明する。帯電器1で、ベルト状感光体
5を一定電位に帯電し、露光装置2によってイエローの
画像信号に従った露光を行った後、イエロー現像機3Y
で現像し可視画像にする。可視化されたイエローの画像
は転写ドラム10に静電的に転写される。続いて、感光
体5がクリーナ4でクリーニングされた後、再び帯電・
露光によって静電潜像を形成し、マゼンタ現像機3Mで
現像する。現像後の画像は、転写ドラム10上のイエロ
ー画像に重ねて転写される。以下、同様の方法で、シア
ンおよび黒の画像を形成し、転写ドラム10上にイエロ
ー,マゼンタ,シアン,黒のトナー画像を重ねることに
よって、フルカラー画像を形成する。転写ドラム10上
に形成されたフルカラー画像は、用紙トレー12から搬
送された用紙上に転写器6によって、静電的に転写さ
れ、除電器7で除電された後、定着装置11に搬送さ
れ、用紙上に加熱定着されフルカラー画像記録を完了す
る。
【0020】このように、本実施例のような装置では、
イエロー,マゼンタ,シアン,黒の4色の画像を重ね合
わせることによって、フルカラー画像が記録される。こ
の為、高画質なフルカラー画像記録を行うためには、各
記録色の画像濃度のバランスが適正でかつ安定している
ことが重要である。各記録色の画像濃度を適正値にする
ために、本実施例の装置では、中間転写ドラム10上に
トナーの付着量を測定する手段9が設けられているとと
もに、本付着量測定手段9による測定値をもとに各種記
録プロセスの制御を行うように構成されているととも
に、本実施例の装置は、前記した通常のフルカラー画像
記録を行う通常プリントモードとともに、各色の画像濃
度バランスを一定にするための印写パラメータを調整す
るテストモードを有している。
【0021】本実施例の装置では、各種印写パラメータ
を適正値に設定するために、通常プリントモードに先だ
って、テストモードを実行する。テストモードでの印写
プロセスは、通常プリントモードとほぼ同一であるが、
記録画像として付着量を測定するための一定以上の面積
を有するパッチパターンの静電潜像を形成し、画像濃度
に影響を与える制御パラメータを可変した単色画像を感
光体5上に形成した後、転写ドラム上に転写後、前記付
着量測定手段で転写ドラム上のトナーの付着量を測定す
る。測定後のテストパターン画像は、用紙に転写を行わ
ず転写ドラムクリーナ8で回収する。前記画像濃度に影
響を与えるパラメータとしては、露光強度,トナー帯電
量,現像バイアスや転写条件など種々用いることができ
るが、本実施例の装置では変更が容易で、付着量に対す
る影響の顕著な現像バイアスを制御パラメータとして用
いている。現像バイアスを可変することによって、現像
バイアスと帯電部の電位差が小さくなると白記録部分へ
のトナー付着等の不具合が発生するために、本実施例の
装置では、現像バイアス値に合わせて、帯電器による帯
電電圧も可変制御を行っている。付着量の制御は使用す
る各色トナーについて行う必要があるために、使用する
各色トナーについて上記付着量測定を実施する。測定結
果にもとづいて、各色トナーの付着量が予め決定した適
正値となる印写条件(本実施例では、現像バイアス値)
を各色トナーについて決定する。テストモードで印写プ
ロセスの設定値(本実施例では、現像バイアスおよび帯
電電位)を決定後、通常プリントモードとなり、記録す
る画像情報に従った通常の記録を用紙上に行う。トナー
の付着量は、環境条件や装置の経時的条件変化によって
変化する。本実施例の装置では、予め設定したプリント
枚数や時間経過後、自動的に再びテストモードとなり、
付着量を再設定するように構成されている。
【0022】図2は、図1の実施例の装置に組み込まれ
ている付着量測定手段の詳細構成を説明するための図で
ある。センサ部は、発光手段13と受光手段14からな
り、発光手段によって測定対象に光を照射し、その反射
光を受光手段が検出し反射光量に応じた電圧を出力する
ようになっている。この様なセンサの発光部は、発光ダ
イオードや半導体レーザ、受光部はフォトトランジスタ
等によって、容易に実現できるものである。正反射や散
乱反射などの反射モードの変化によって、受光素子に入
る光量が変化する。この反射モードが変化する影響を防
ぐために、受光素子は大きな受光面積を有している方が
安定性が良くなる。本実施例の検出手段は、受光素子の
受光位置を、発光手段から発生する光18の正反射成分
を含む広い範囲の反射光19が、受光できるように配慮
されている。さらに、反射モードの変化を小さくし、測
定精度を向上するために、本実施例の構成ではトナーの
付着量を測定する転写ドラム表面の性状を鏡面反射が起
こらない荒さにした。転写ドラム上に微小粒子であるト
ナーが付着すると、反射モードは散乱反射となる。トナ
ーの付着量変化による反射モードの変化を小さくするた
めに、本実施例の装置では、転写ドラム表面の性状を鏡
面反射が起こらない荒さにした。
【0023】また、本検出手段は、各色に着色されたト
ナーを検出するために用いることから、トナー色によっ
てセンサ出力が影響を受けないよう考慮し、受光素子側
に、可視光をカットするフィルタ15を配置し、赤外反
射光のみを検出するように構成している。
【0024】図3は、図2のセンサを用いて測定対象の
反射率とセンサ出力の関係を測定した結果を示す図であ
る。反射率をセンサ出力がほぼ比例関係にある。
【0025】図4は、転写ドラム上のトナーの付着量変
化に伴うセンサの出力変化を模式的に示した図である。
図中の線aはトナーの付着する基材である転写ドラムの
濃度を測定した場合のセンサ出力値を示し、線bは測定
するトナー単体の濃度を示す図である。転写ドラムに付
着するトナー量が増加するにしたがって、センサ出力
は、図4に示されるように線aから線bに向かって増加
することが予測される。この為、トナーの付着する基材
である転写ドラムの表面の反射率が測定するトナー単体
の反射率に対して差が大きいほど精度良く、付着したト
ナー量が検出できる。カラートナーは、複数のトナーを
重ね合わせて中間色表現をするために、可視光の特定波
長域以外の光の吸収率は低く、反射光量が強くなるため
に反射率は高い値となる。これに対して、黒トナーは美
しい黒色を表現するために、全波長域での光の吸収が高
く、反射光量は低く反射率は低くなる。この為、本実施
例の装置では、カラートナーの付着量測定を行う転写ド
ラム上の領域の反射率を低く、黒トナーの付着量測定を
行う領域の反射率を高くしてある。
【0026】図5に本実施例の転写ドラム10の図を示
す。図の転写ドラム10において、センサが設置されて
いる位置が、180度ずつ反射率が変えてある。本実施
例の装置では、反射率の低い側16で反射率の高いカラ
ートナーを、反射率の高い側17で反射率の低い黒トナ
ーを測定できるようにテストモードでの記録位置を制御
する。
【0027】図6は、本実施例の装置におけるトナーの
付着量とセンサの出力の関係を示している。カラートナ
ーの測定結果は、反射率の低い領域での測定結果であ
り、黒トナーの測定結果は反射率の高い領域での測定結
果である。図中のcは、黒測定部の基材反射率に対する
センサ出力であり、図中dは、カラートナー測定部にお
ける基材反射率に対するセンサ出力である。
【0028】本実施例では、反射率の高いカラートナー
と反射率の低い黒トナーの付着量を検出する位置(本実
施例では、転写ドラム表面)の反射率が異なる構成とし
ているが、十分な測定精度が得られるならば、付着量測
定位置での測定基材の反射率を、カラートナーの反射率
よりも反射率が低く黒トナーの反射率よりも反射率の高
い一定の反射率とすることができる。図7に、この時の
カラートナーおよび黒トナーの付着量とセンサ出力の関
係を示す。測定基材の反射率と黒トナーの反射率に十分
な差が設けられないような場合は、反射率の低い黒トナ
ーの測定精度を向上するために、センサの発光光量をカ
ラーセンサの測定時よりも大きく設定する方法も有効と
なる。
【0029】また、本実施例では、付着量測定のためセ
ンサを一つとしているが、カラートナー用センサ20と
黒トナー用センサ21の2種を設けることで、中間転写
体の反射率が違う領域を、図8の様に軸方向に分割する
こともできる。
【0030】さらに、一般に広く用いられる有機感光体
などの表面反射率は高いことから、転写ドラムの反射率
を低くし、カラートナーの付着量測定を転写ドラム上
で、黒トナーの測定を感光体上で行う方法も、高精度な
付着量測定の手法として有効である。ただし、感光体表
面は比較的鏡面反射に近いために、前記した反射モード
の変化は起こることから、中間転写体上における測定に
比較して、測定精度が低くなりやすい。中間転写体を用
いない装置構成では、感光体上で付着量を測定しなけれ
ばならない。この様な場合、感光体を塗布する基材の表
面に導電性の着色材で着色する方法や感光体自身が適度
な反射率を有するように樹脂内に顔料を含有させる方法
などが適用できる。
【0031】しかし、これらの方法では、感光体の感度
低下をきたす可能性が高くあまり好ましくない。この意
味でも中間転写体を用いる記録装置では、着色の影響が
なく、転写時の環境変化を含めて測定できる中間転写体
状でカラートナーの付着量を測定する方が好ましい。
【0032】図9は、図2に示される本実施例の装置に
おけるトナー付着量測定センサの取付部詳細を説明する
ための図である。前記センサは、発光部13と受光部1
4から構成された付着量測定手段9であるので、トナー
などが付着することによって、測定不可能となる恐れが
ある。本実施例の装置では、テストモード時以外はセン
サを待避させるとともにシャッタ22を設けることで、
付着量測定手段9が浮遊トナー等で汚れるのを防ぐ構成
となっている。また、微小なトナーの付着やセンサの経
時変化などで、測定対象の反射率に対するセンサの出力
が変動する。本実施例の装置では、センサの待避位置に
おいて、シャッタの裏側にほぼトナーの適正付着量に相
当する反射率を有する校正板23を設置している。テス
トモードにおけるトナー付着量測定に先立ち、待避位置
で校正板の反射率を測定し、受光センサの出力値が予め
規定された値となるように、発光側の発光光量を変化さ
せる。本実施例の装置では、微小なトナーの付着やセン
サの経時変化等による反射率の検出値の変動を補正する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置の構成では、トナー付着量を測定する位置における
トナーの付着する基材の反射率を、使用するトナー単体
の反射率が小さい場合は大きく、大きい場合は小さくし
ているので、一般的に反射率が大きいカラートナーとと
もに、一般的に反射率が小さい黒トナーの付着量を高精
度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置の一実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明の付着量測定手段の詳細構成を説明する
ための図である。
【図3】本発明の反射率とセンサ出力の関係を測定した
結果を示す図である。
【図4】転写ドラム上のセンサの出力変化を模式的に示
した図である。
【図5】本発明の転写ドラムを示す図である。
【図6】本発明のトナーの付着量とセンサの出力の関係
を示す図である。
【図7】転写ドラムの反射率を一定とした時のカラート
ナーおよび黒トナーの付着量のセンサ出力結果を示す図
である。
【図8】転写ドラムの他の実施例を説明するための図で
ある。
【図9】本実施例のトナー付着量測定センサの取付部詳
細を示す図である。
【図10】センサ構成および配置状態の従来例を示す図
である。
【図11】従来例のトナー付着量とセンサの出力の関係
を示す。
【図12】カラートナーを測定センサの構成および配置
の従来例の図である。
【図13】図12のセンサによるトナー付着量測定時の
特性を示す図である。
【符号の説明】
1…帯電器、2…半導体レーザ露光装置、3Y…イエロ
ー現像機、3M…マゼンタ現像機、3C…シアン現像
機、3K…黒現像機、4,8…クリーナ、5…ベルト状
感光体、6…転写器、7…除電器、9…付着量測定手
段、10…転写ドラムまたは、付着量測定基材、11…
定着装置、12…用紙トレー、13…付着量センサの発
光部、14…付着量センサの受光部、15…付着量セン
サの可視光カットフィルタ、16…転写ドラムの表面反
射率の低い側、17…転写ドラムの表面反射率の高い
側、18…センサの発光光、19…測定対象での反射
光、20…カラートナー用センサ、21…黒トナー用セ
ンサ、22…シャッタ、23…校正板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と,入力された画像情報に基づいて
    前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と,
    前記静電潜像を着色微小粉体からなるカラートナーを用
    いて現像する複数の現像器と,前記現像されたトナー像
    を1色ずつ転写する1次転写手段と,1次転写を複数回
    繰返しカラー画像を形成する中間転写体と,前記カラー
    画像を記録体上に転写する2次転写手段と,前記2次転
    写されたカラー画像を定着する定着手段を備えた画像形
    成装置において、前記中間転写体に付着したトナーの付
    着量を検出する付着量検出手段を設け、使用するカラー
    トナー単体の反射率より、付着量検出位置におけるトナ
    ーの付着する中間転写体の反射率が小さいことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体と,入力された画像情報に基づいて
    前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と,
    前記静電潜像を黒色微小粉体からなる黒トナーを用いて
    現像する現像器と,前記現像されたトナー像を転写する
    1次転写手段と,前記1次転写手段により画像を形成す
    る中間転写体と,前記画像を記録体上に転写する2次転
    写手段と,前記記録体に2次転写されたカラー画像を定
    着する定着手段を備えた画像形成装置において、前記中
    間転写体に付着したトナーの付着量を検出する付着量検
    出手段を設け、前記中間転写体の付着量検出位置におけ
    る反射率が、使用する黒トナー単体の反射率より、大き
    いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は4項記載の付着量検出手段
    は、付着トナーに光を照射する発光手段と、前記付着ト
    ナーによる反射光強度を測定する受光手段よりなる光学
    式付着量測定手段であることを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3項記載の光学式付着量測定手段に
    おいて、受光手段は発光手段の正反射光とともに乱反射
    光の少なくとも一部を同時に検出可能なことを特徴とす
    る画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1項又は2項記載の中間転写体にお
    いて、付着量測定位置におけるトナーの付着する基材
    が、カラー画像形成時に各色画像を重ね合わせる部材で
    構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1又は2項記載の中間転写体におい
    て、付着量測定位置におけるトナーの付着する基材が、
    表面に光導電性材料が塗布されている部材で構成されて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6項記載の光導電性材料が塗布され
    ている部材は、光導電性材料の表面,下面または内面の
    少なくとも一ケ所に部材の反射率を適正にするための着
    色を施したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項3において、前記付着量制御手段に
    おける発光手段の発光強度を、測定対象のトナーの色に
    応じて変更する発光強度変更手段を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7460804B2 (en) 2003-12-24 2008-12-02 Ricoh Printing Systems, Ltd. Image forming device having an image detector

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