JPH07218807A - カメラのズームレンズ鏡筒制御装置 - Google Patents

カメラのズームレンズ鏡筒制御装置

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JPH07218807A
JPH07218807A JP6007828A JP782894A JPH07218807A JP H07218807 A JPH07218807 A JP H07218807A JP 6007828 A JP6007828 A JP 6007828A JP 782894 A JP782894 A JP 782894A JP H07218807 A JPH07218807 A JP H07218807A
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JP
Japan
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lens barrel
drive
camera
cpu
zoom
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Application number
JP6007828A
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English (en)
Inventor
Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Hiroshi Wakabayashi
央 若林
Toshiyuki Nakamura
敏行 中村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】何らかの原因でレンズ鏡筒に外力が加わった場
合に、駆動を間欠駆動にし、駆動モータ115の異常発
熱を防止する。また、間欠駆動を強制的に停止できるカ
メラのズームレンズ鏡筒制御装置を提供する。 【構成】変倍光学系101、102、駆動モータ11
5、CPU124、駆動動作検出手段123からなるカ
メラのズームレンズ鏡筒制御装置である。本発明のカメ
ラのズームレンズ鏡筒制御装置は、CPU124が駆動
動作検出手段123からの信号で、ズームレンズ鏡筒が
正常に変倍動作を行っているかを判断し、異常時にはレ
ンズ鏡筒の駆動を間欠駆動にする。また、間欠駆動中に
変倍スイッチをオフにすると間欠駆動を停止することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変倍時に駆動を制御する
駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、例えば特公
昭61─55099の様なものがあった。それには、電
動自動焦点カメラが開示されている。前述のカメラは、
単焦点カメラであり、フィルムに適性な光量を与える為
のシャッタ作動手段と、カメラから被写体までの距離を
測定する距離測定手段と、距離測定手段からの信号を用
いて撮影レンズを適性な位置へ駆動させるレンズ鏡筒駆
動手段を有するものである。
【0003】カメラの測距動作後に、撮影者の手などが
レンズ鏡筒に不用意に触れ、レンズ鏡筒が目標とする位
置へ移動できない場合に、レンズ鏡筒駆動手段は所定時
間内に駆動できないことを検知する。すると、レンズ鏡
筒駆動手段は駆動モータへの通電を停止してレンズ鏡筒
を駆動させない。但し、この様な場合でもシャッター作
動手段が作動できるように構成されているのでピンボケ
の状態であっても撮影ができる。
【0004】一方、ズームレンズを備えたカメラでは、
変倍を行いたい場合に撮影者がカメラ本体外部に備えた
駆動スイッチを操作し、同時にレンズ鏡筒が電動で繰り
出しまたは繰り込み動作を行う機構になっている。前述
の様に変倍光学系を備えたカメラでは、単焦点カメラの
場合と異なり何ら対策も施されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の様な従
来のズームレンズを備えたカメラにおいては、以下の問
題点が挙げられる。撮影者によって不用意にレンズ鏡筒
に手が触れたりその他の要因でレンズ鏡筒に外力が加わ
った場合に、例えば窓越し等の撮影の際、撮影者が変倍
動作を行った時にレンズ鏡筒が窓にぶつかり駆動スイッ
チを操作したままにすると、駆動モータの異常発熱によ
って故障を生じたり、シャッターを切ることができず撮
影が続行できなくなる。
【0006】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、撮影者によって不用意にレンズ鏡筒に手が
触れたりその他の要因でレンズ鏡筒に外力が加わった場
合に電気系や機械系の故障及び破損を事前に防ぐことが
できるカメラのズームレンズ鏡筒制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカメラのズームレンズ鏡筒制御装置(図1参
照)は、変倍光学系(101、102)を有し、変倍時
にカメラ本体(不図示)から繰り出した第1の位置(望
遠位置)と繰り込んだ第2の位置(広角位置)との間で
移動するズームレンズ鏡筒(103、104、105)
と、そのズームレンズ鏡筒を第1の位置及び第2の位置
の方向へ移動させる駆動手段(112、113、11
4、115)と、その駆動手段の駆動状態を検出する駆
動検出手段(116、117、123)と、変倍を行う
ために外部操作可能であり、第1の位置方向に変倍動作
を行う第1の命令と第2の位置方向に変倍動作を行う第
2の命令と変倍動作を行わない第3の命令を有する駆動
スイッチ(SW16、17、18)とを備えたカメラで
ある。そして、カメラのズームレンズ鏡筒制御装置は、
第1の命令または、第2の命令を実行中に、ズームレン
ズ鏡筒が第1の位置と第2の位置との間で強制的に駆動
を阻止され、駆動検出手段が所定時間内に駆動手段の駆
動を検出しない場合には、駆動手段を間欠駆動にし、ま
た、駆動手段の間欠駆動中に駆動スイッチ(SW18)
が第3の命令を実行した場合には、駆動手段の間欠駆動
を停止するよう制御する駆動制御手段を備えた事を特徴
とする。
【0008】
【作用】本発明は、撮影者によって不用意にレンズ鏡筒
に手が触れたりその他の要因でズームレンズ鏡筒に外力
が加わった場合に、駆動手段の駆動を間欠駆動にし、間
欠駆動中にカメラ本体部に備えた駆動スイッチを用いて
間欠駆動を強制的に停止できる。また、駆動手段の間欠
駆動中に外力が解除されると、駆動手段の駆動を通常駆
動へ変更できる。
【0009】
【実施例】
(第1実施例)図1〜図7を用いて本発明の第1実施例
であるカメラのズームレンズ鏡筒制御装置の説明をす
る。図1は、カメラのズームレンズ鏡筒制御装置の構成
図である。
【0010】図2は、ズームレンズ鏡筒の位置検出方法
の図である。図3〜図7は、動作説明のフローチャート
図である。図1と図2を用いて第1実施例の構成を説明
する。本実施例は、フォーカシングを兼用した変倍レン
ズを有する光学系と、その光学系を移動させる為の駆動
モータと、駆動モータを制御する手段とを備えたズーム
レンズ付きカメラである。
【0011】図1において、変倍とフォーカシングとを
兼用するレンズ101は、レンズ保持筒106に保持さ
れており、レンズ保持筒106は外周にネジ部106a
を備えている。レンズ鏡筒105は内周にネジ部105
aを備えており、前述のレンズ保持部106とレンズ鏡
筒105とはネジ結合されており、レンズ保持部106
はレンズ鏡筒105に収められた状態になっている。レ
ンズ鏡筒105は、絞り兼用シャッタ107及び、レン
ズ保持筒106を移動させる為の駆動部(不図示)を備
えている。レンズ鏡筒105はカム筒104に嵌合して
おり、カム筒104は固定筒103に嵌合している。
【0012】フォロアピン110はレンズ鏡筒105に
固定されており、カム筒104のカム穴104bとカメ
ラ本体(不図示)に固定した固定筒103の直進ガイド
穴103aとに嵌挿されている。レンズ102はレンズ
保持筒111に保持されており、フォロアピン109は
レンズ鏡筒111に固定されており、カム筒104のカ
ム穴104cと固定筒103の直進ガイド穴103bと
に嵌挿されている。
【0013】したがってレンズ101、102は、カム
筒104を回転することで、変倍動作を実行できる。導
電基板125はカム筒104の外周に巻き付けてあり、
光軸方向のレンズ鏡筒105の位置を識別する為のもの
である。前述の識別できる位置は、図2(A)の格納位
置、図2(B)の撮影準備位置(広角位置)、図2
(C)の望遠位置の3か所である。
【0014】カム筒104の外周には、ギヤ104aが
設けてあり、それにギヤ112、113、114が連結
されている。ギヤ114は駆動モータ115の一方の出
力軸を取り付けている。もう一方の軸には透過部と遮光
部とのパターンが交互に形成された円板116が取り付
けてあり、その近傍には円板116のパターンを検出す
るフォトインタラプタ117が設置されている。
【0015】CPU124は、フォーカシング駆動ドラ
イバ118、シャッタ駆動ドライバ119、測光手段1
20、測距手段126、フィルム給送手段121、ズー
ムモータドライバ122、駆動動作検出手段123と接
続され、それぞれを制御する。また、CPU124は、
電池V、ブラシ13、ブラシ14、スイッチSW11、
スイッチSW12、スイッチSW15〜SW18が接続
されている。
【0016】図1の動作を撮影手順に基づいて説明をす
る。カメラにはズームミング、測光、測距、フォーカシ
ング駆動、シャッタ駆動、フィルム給送等の基本動作が
ある。これらの基本動作は全てCPU124からの命令
で実行される。但し、CPU124はスイッチSW15
をオンすると起動する機構になっている。起動時の詳細
な動作説明は後述する。
【0017】最初に撮影者がカメラを被写体に向けて構
えると、希望の倍率を設定する為に変倍動作を行う。ズ
ームアップ(高倍率にする変倍動作)をしたい時はスイ
ッチSW16をオン(請求項1の第1の命令)にし、ズ
ームダウン(低倍率にする変倍動作)にしたい時にはス
イッチSW17をオン(請求項1の第2の命令)にす
る。スイッチSW16またはスイッチSW17のどちら
かをオンにすると、CPU124はズームモータドライ
バ122を介し駆動モータ115へ回転命令を出し、そ
して駆動モータ115は回転する。回転と同時に駆動モ
ータ115の出力軸に取り付けられたギヤ114が回転
し、ギヤ113、112を介してカム筒104は回転す
る。カム筒104が回転するとレンズ101を有するレ
ンズ鏡筒105とレンズ102の保持部111とが光軸
方向へ移動し変倍動作が実行される。変倍動作が終了す
ると、スイッチSW18がオン(請求項1の第3の命
令)になり、倍率は固定される。
【0018】駆動動作検出手段123は、前述の変倍動
作中に駆動モータ115の一方の出力軸に取り付けた円
板116の回転を検出し、その際フォトインタラプタ1
17が発生するパルス信号をCPU124へ送る。撮影
者が倍率を決定し、その後半押しスイッチSW11をオ
ンするとCPU124からの命令で測光手段120は被
写体を測光し、測距手段126は被写体迄の距離を測定
する。そしてCPU124は、測光手段126の信号に
基づいて、フォーカシング駆動ドライバ118に命令
し、レンズ鏡筒105内に備えた駆動部(不図示)によ
り、レンズ101を光軸方向へ移動し、被写体像をフィ
ルム面108に合焦させる。
【0019】前述の動作で測光、測距、フォーカシング
が終了し、撮影者が全押しスイッチSW12をオンにす
ると、その後CPU124の命令でシャッタ駆動ドライ
バ119を介し絞り兼用シャッタ107を駆動し、フィ
ルム面108に露光をする。露光が終了すると、フィル
ム給送手段121はCPU124からの命令で次のフィ
ルムを給送する為の駆動を行う。
【0020】図1と図2を用いてレンズ位置識別方法に
ついて説明をする。図1の構成の説明で述べた様にカム
筒104には導電基板125を外周に巻き付けてある。
カム筒104が回転すると、ブラシ13とブラシ14と
は導電基板125のパターン125a、125bを摺動
し、CPU124はブラシ13、14からの信号によ
り、レンズ鏡筒105の位置即ち、図2(A)の格納位
置、図2(B)の撮影準備位置(広角位置)、図2
(C)の望遠位置の3か所を識別できる様になってい
る。前述の識別方法は、ブラシ13とブラシ14のH
(High信号)とL(Low信号)との組み合わせを
用いており、図2(A)の格納位置の場合は、ブラシ1
3がHでブラシ14がH、図2(B)の撮影準備位置の
場合は、ブラシ13がLでブラシ14がL、図2(C)
の望遠位置の場合は、ブラシ13がHでブラシ14がL
である。
【0021】図3〜図7を用いて動作説明を行う。図
3、図4はカメラの撮影準備から終了までの一連の基本
動作を表す図である。図5は撮影時の動作手順の図であ
る。図6は図5のステップS42の詳細な動作の説明図
である。
【0022】図7は図5のステップS41の詳細な動作
の説明図である。図3を用いてカメラの撮影準備の動作
説明を行う。まず、ステップS1〜S9について説明す
る。ステップS1でカメラボディに電池を装填すると、
レンズ鏡筒105が格納位置にあるか否かを、ブラシ1
3とブラシ14の信号でCPU124が判断をする。格
納位置(図2(A)の状態)にレンズ鏡筒105が存在
すれば、ステップS2でメインスイッチSW15(図
1)の投入待ちの状態となる。メインスイッチSW15
(図1)をオンにすると、駆動モータ115はステップ
S3で正回転を行う。駆動モータ115が回転後、ステ
ップS4〜S7ではタイマを用いた駆動確認を行う。ス
テップS4でタイマスタートをし、ステップS5では駆
動モータ115をに取り付けた円板116が回転する
と、それによって円板116の近傍に配置されたフォト
インタラプタ117が発生するパルスを、CPU124
がパルスカウントを開始する。ステップS6では、パル
スカウントが成されたか否かをCPU124が判断し、
パルスカウントが成されたとCPU124が判断すると
ステップS7でタイマリセットをする。レンズ鏡筒10
5がステップS8で撮影準備位置(図2(B)の状態)
に停止したとCPU124が判断すると、ステップS9
で駆動モータ115を停止し、レンズ鏡筒105は格納
位置(図2(A)の状態)から撮影準備位置(図2
(B)の状態)への移動が正常に完了したことになる。
【0023】また、ステップS6でCPU124がパル
スカウントを正常に成さないと判断した場合について、
ステップS20〜S22、ステップS9を用いて説明を
する。ステップS20でパルスが所定時間内に発生しな
い(以下タイムアップ称する)とCPU124が判断す
ると、ステップS21で駆動モータ115を間欠駆動に
する。ステップS22でレンズ鏡筒105が撮影準備位
置に移動できた事をCPU124が判断できたら、ステ
ップS9で駆動モータ115が停止される。
【0024】カメラボディに電池を装填後、レンズ鏡筒
105が格納位置(図2(A)の状態)にない場合につ
いてステップS10〜S19を用いて説明をする。ステ
ップS1でレンズ鏡筒105が格納位置にないとCPU
124が判断すると、ステップS10で駆動モータ11
5を逆回転させ、ステップS11〜S17でタイマを用
いた駆動確認を行う。タイマを用いた駆動確認方法は、
ステップS4〜S7と同じなので説明を省略する。ステ
ップ18でレンズ鏡筒105が格納位置に移動できたと
CPU124が判断すると、ステップS19で駆動モー
タ115は停止される。
【0025】ステップS13で1パルスカウントが正常
に行われない場合についてステップS14〜S16、S
19を用いて説明をする。ステップS14でタイムアッ
プすると、ステップS15で駆動モータ115を間欠駆
動にする。ステップS16でレンズ鏡筒105が格納位
置に収められた事を確認できたら、ステップS19で駆
動モータ115が停止される。
【0026】図4のステップS23〜S33を用いてカ
メラの撮影終了動作の説明を行う。撮影者が撮影を終了
し、ステップS23でメインスイッチSW15(図1)
をオフとCPU124が判断すると、ステップS24で
駆動モータ115が逆回転する。駆動モータ115が回
転すると、図3の撮影準備動作と同様にステップS25
〜S28でタイマを用いた駆動確認が行われる。タイマ
を用いた駆動確認方法は図3のS4〜S7と同様なので
説明を省略する。ステップS24で駆動モータ115が
逆回転し、S29で支障なくレンズ鏡筒105が格納位
置(図2(A)の状態)に収められたとCPU124が
判断するとステップS33で駆動モータ115を停止
し、終了動作が完了したことになる。
【0027】ステップS27で1パルスカウントが正常
に終了できない場合に、ステップS30〜S32は図3
のステップS14〜S16と同じ動作を行う。ここでは
説明を省略する。図5では、ステップS34〜S43を
用いて撮影時の動作手順を説明する。図4のステップS
23でメインスイッチSW15(図1)がオンとCPU
124が判断すると、ステップS34に進む。そして、
ステップS34でズームアップのスイッチSW16(図
1)がオン(請求項1の第1の命令)とCPU124が
判断すると、ステップS41でズームアップ処理を行
う。そして、ステップS35でズームダウンのスイッチ
SW17(図1)をオンにする(請求項1の第2の命
令)と、ステップS42でズームダウン処理を行う。ス
テップS36でレリーズ釦半押しスイッチSW11をオ
ンとCPU124が判断すると、ステップS37に進み
測光と測距を行う。ステップS38は、レリーズ釦全押
しスイッチSW12をオンとCPU124が判断する
と、ステップS39で撮影処理が成され、その後ステッ
プS40でフィルム巻上処理が行われる。そして 図4
のAに戻る。
【0028】図6は図5のステップS42のズームダウ
ン処理動作を詳細に説明した図である。図6の始まり
は、ズームダウン動作の開始を表す為、ズームダウンス
イッチSW17(図1)がオンの状態(請求項1の第2
の命令)から始まる。前述を踏まえて、ステップS44
〜S52を用いてズームダウン処理の正常動作時の説明
をする。
【0029】ステップS44でレンズ鏡筒105が撮影
準備位置にないことをCPU124が判断すると、ステ
ップS45で駆動モータ115を逆回転する。そしてス
テップS46〜S49でタイマを用いた駆動確認を行
う。S46〜S49は図3のステップS4〜S7と同じ
なので説明は省略する。ステップS50でレンズ鏡筒1
05が撮影準備位置にないことをCPU124が判断す
ると、ステップS51に進む。ステップS51でスイッ
チSW17(図1)がオンであるか否かを確認する。ス
イッチSW17(図1)がオンであれば、再びタイマを
用いた駆動確認ステップS46〜S49が行われる。も
し、ステップS50でレンズ鏡筒105が撮影準備位置
にあることをCPU124が判断すると、ステップS5
2で駆動モータ115が停止される。当然のことだが、
ステップS44でズームダウン時にレンズ鏡筒105が
撮影準備位置にある場合に、ズームダウン動作は行わな
い。
【0030】次に、ステップS53〜S57を用いてズ
ームダウンが正常に行われない状態での処理の説明をす
る。まずステップS53〜S57を要約して説明をする
と次の様になる。撮影者がズームダウン実行中に、何ら
かの外力がレンズ鏡筒に加わり、駆動を強制的に阻止さ
れた場合、駆動モータ115は間欠駆動になる。そして
間欠駆動中にレンズ鏡筒105が撮影準備位置へ到達で
きた場合や、間欠駆動中にズームミングスイッチSW1
8をオン(請求項1の第3の命令)した場合には、駆動
モータへの通電を停止する機構になっている。また、ズ
ームアップ時も同様な機構を用いている。
【0031】詳細に説明にすると、ステップS53でタ
イムアップしたとCPU124が判断すると、ステップ
S54で駆動モータ115は間欠駆動を行う。ステップ
S55でレンズ鏡筒105が撮影準備位置(図2(B)
の状態)にないことをCPU124が判断し、ステップ
S56でズームスイッチSW17(図1)をオンの状態
で継続した場合、ステップS54に戻る。もしステップ
S55で撮影準備位置にレンズ鏡筒105があるとCP
U124が判断すると、ステップS57で駆動モータ1
15の間欠駆動が停止される。また、ステップS56で
スイッチSW18(図1)をオンにしたとCPU124
が判断した場合でも、ステップS57で駆動モータ11
5の間欠駆動が停止される。
【0032】したがって、ステップS53〜S57で
は、撮影者が不用意にレンズ鏡筒に触れた場合に、レン
ズ鏡筒115が決められた所定時間内に移動しない時で
も触れた手を離せば駆動モータ115の駆動が続行され
る様に操作性を向上させている。駆動モータ115の駆
動が間欠駆動中は、強制的にズームスイッチSW18
(図1)をオンすると間欠駆動を停止し、駆動モータ1
15への必要以上な負担を軽減できる為、駆動モータ1
15の異常発熱を防止できる。
【0033】図7は図5のステップS41のズームアッ
プ処理動作を詳細に説明した図である。図7のズームア
ップ処理動作は、図6のズームダウン処理動作の一部を
変更したものである。第1の変更点は、図6のステップ
S44、S50、S55が撮影準備位置であることに対
し、図7のステップS58、S64、S69では望遠位
置であること、第2の変更点は図6のステップS45が
逆回転であることに対し、図7のステップS59が正回
転であることである。
【0034】したがって、タイマを用いた駆動確認ステ
ップS60〜S63は図6のステップS46〜S49と
同様で、ズームアップが正常に行われない状態での処理
ステップS67〜S71は図6のステップS53〜S5
7と同様なので説明を省略する。 (第2実施例)図8〜図12を用いて本発明の第2実施
例あるカメラのズームレンズ鏡筒制御装置の説明をす
る。
【0035】図8、図9はカメラの撮影準備から終了ま
での一連の基本動作を表す図である。図10は撮影時の
動作手順の図である。図11は図10のステップS13
5の詳細な動作の説明図である。図12は図10のステ
ップS134の詳細な動作の説明図である。
【0036】第2実施例は第1実施例の動作の一部を変
更したものであり、第2実施例の構成は第1実施例と同
じなので省略する。変更点は、第1実施例のタイマを用
いた駆動確認方法である。最初に図8を用いて動作説明
をする。ステップS100でカメラボディに電池を装填
すると、レンズ鏡筒105が格納位置にあるか否かを、
ブラシ13とブラシ14の信号でCPU124が判断を
する。レンズ鏡筒105が格納位置(図2(A)の状
態)に存在すれば、ステップS101でメインスイッチ
SW15(図1)の投入待ちの状態となる。メインスイ
ッチSW15(図1)をオンにするとステップS102
で駆動モータ115が正回転する。ステップS103で
タイマスタートし、ステップS104でCPU124が
所定時間内にレンズ鏡筒105が撮影準備位置に到達で
きたと判断すれば、ステップS105でタイマはリセッ
トされる。そして、S106で駆動モータ115を停止
する。ステップS115〜S117は図3のステップS
20〜S22と同様なので省略する。
【0037】カメラボディに電池を装填後、レンズ鏡筒
105が格納位置(図2(A)の状態)にない場合につ
いてステップS107〜S111を用いて説明をする。
ステップS100でレンズ鏡筒105が格納位置にない
とCPU124が判断すると、ステップS107で駆動
モータ115を逆回転させる。ステップS108でタイ
マスタートし、ステップS109でCPU124が所定
時間内にレンズ鏡筒105が格納位置に到達できたと判
断すれば、ステップS110でタイマはリセットされ
る。そして、S111で駆動モータ115を停止する。
【0038】ステップS109でレンズ鏡筒105が格
納位置にないとCPU124が判断した場合ステップS
112へ進む。ステップS112〜S114の説明は、
図3のステップS14〜S16と同じなので省略する。
上述の様に、第2実施例である図8は、第1実施例であ
る図3のタイマを用いた駆動制御と異なり、第1にCP
U124がパルスカウントを行わないこと、第2にタイ
マリセットが撮影準備位置または、格納位置にあること
をCPU124が判断してから行うことである。したが
って、第1実施例では駆動モータ115が駆動開始後、
何らかの理由で異常停止をしたら、タイマをスタート
し、所定時間外になったら異常と検知する方式である。
また、第2実施例では駆動開始直後にタイマをスタート
し、所定時間外になったら異常と検知する方式である。
【0039】図9のステップS118〜S123を用い
てカメラの撮影終了動作の説明を行う。撮影者が撮影を
終了し、ステップS118でメインスイッチSW15
(図1)をオフとCPU124が判断すると、ステップ
S119で駆動モータ115が逆回転する。駆動モータ
115が回転すると、図8のステップS108〜S11
0と同様にステップS120〜S122でタイマを用い
た駆動確認が行われる。ステップS119で駆動モータ
115が逆回転し、S121で支障なくレンズ鏡筒10
5が格納位置に収められたとCPU124が判断すると
ステップS123で駆動モータ115を停止し、終了動
作が完了したことになる。ステップS121でレンズ鏡
筒105が格納位置に到達できない場合に、ステップS
124〜S126は図8のステップS115〜S117
と同じ動作を行う。ここでは説明を省略する。
【0040】図10は、図5と同じなので説明を省略す
る。図11は図10のステップS135のズームダウン
処理動作を詳細に説明した図である。図11の始まり
は、ズームダウン動作の開始を表す為、ズームダウンス
イッチSW17(図1)がオンの状態から始まる。ステ
ップS137〜S144を用いてズームダウン処理の正
常動作時の説明をする。
【0041】ステップS137でレンズ鏡筒105が撮
影準備位置にないことをCPU124が判断すると、ス
テップS138で駆動モータ115を逆回転する。そし
てステップS139〜S142でタイマを用いた駆動確
認を行う。ステップS139でタイマスタートをする
と、ステップS140でタイムアップしていないことを
CPU124が判断すると、ステップS141へ進む。
ステップS141でレンズ鏡筒105が撮影準備位置に
ないと判断すると、ステップS142でタイマリセット
し、ステップS143へ進む。ステップS143でスイ
ッチSW17(図1)がオンであれば、再度ステップS
140でタイムアップをCPU124が判断する。も
し、ステップS141でレンズ鏡筒105が撮影準備位
置にあることをCPU124が判断すると、ステップS
144で駆動モータ115が停止される。当然のことだ
が、ステップS137でズームダウン時にレンズ鏡筒1
05が撮影準備位置にある場合に、ズームダウン動作は
行わない。
【0042】ステップS140でタイムアップしたとC
PU124が判断すると、ステップS145でタイマリ
セットし、ステップS146で駆動モータ115は間欠
駆動を行う。ステップS147でレンズ鏡筒105が撮
影準備位置にないことをCPU124が判断し、ステッ
プS148でズームスイッチSW17(図1)をオンの
状態で継続した場合、ステップS146に戻る。もしス
テップS147で撮影準備位置にレンズ鏡筒105があ
るとCPU124が判断すると、ステップS149で駆
動モータ115の間欠駆動が停止される。また、ステッ
プS148でスイッチSW18(図1)をオンにしたと
CPU124が判断した場合でも、ステップS149で
駆動モータ115の間欠駆動が停止される。
【0043】したがって、第1実施例と同様にステップ
S140〜S149では、撮影者が不用意にレンズ鏡筒
に触れた場合に、レンズ鏡筒115が決められた所定時
間内に移動しない時でも触れた手を離せば駆動モータ1
15の駆動が続行される様に操作性を向上させている。
駆動モータ115の駆動が間欠駆動中は、強制的にズー
ムスイッチSW18(図1)をオンすると間欠駆動を停
止し、駆動モータ115への必要以上な負担を軽減でき
る為、駆動モータ115の異常発熱を防止できる。
【0044】図12は図10のステップS134のズー
ムアップ処理動作を詳細に説明した図である。図12の
ズームアップ処理動作は、図11のズームダウン処理動
作の一部を変更したものである。第1の変更点は、図1
1のステップS137、S141、S147が撮影準備
位置であるのに対し、図12のステップS150、S1
54、S160では望遠位置であること、第2の変更点
は、図11のステップS138が駆動モータ115の逆
回転に対し、図12のステップS151では正回転であ
ることである。
【0045】したがって、図12でのタイマを用いた駆
動確認のステップS152〜S155は図11のステッ
プS139〜S142と同様で、ズームアップが正常に
行われない状態での処理ステップS158〜S162は
図11のステップS145〜S149と同様なので説明
を省略する。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、撮影者が
不用意にズームレンズ鏡筒に触れた場合に、ズームレン
ズ鏡筒が決められた所定時間内に移動しない時でも触れ
た手を離せば駆動手段の駆動が続行される様に操作性を
向上させている。また、駆動手段の駆動が間欠駆動中
は、駆動スイッチを用いて強制的に変倍動作を行わない
様にすると間欠駆動を停止し、駆動手段への必要以上な
負担を軽減できる為、駆動手段の異常発熱を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、カメラのズームレンズ鏡筒制御装置の
構成図である。
【図2】図2は、ズームレンズ鏡筒の位置検出方法の図
である。
【図3】図3は、カメラの撮影準備動作を表す図であ
る。
【図4】図4は、カメラの撮影終了動作を表す図であ
る。
【図5】図5は、撮影時の動作手順の図である。
【図6】図6は、ズームダウン動作の説明図である。
【図7】図7は、ズームアップ動作の説明図である。
【図8】図8は、カメラの撮影準備動作を表す図であ
る。
【図9】図9は、カメラの撮影終了動作を表す図であ
る。
【図10】図10は、撮影時の動作手順の図である。
【図11】図11は、ズームダウン動作の説明図であ
る。
【図12】図12は、ズームアップ動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
13、14 ブラシ 101、102 変倍光学系 103 固定筒 103a、103b 直進ガイド穴 104 カム筒 104b、104c カム穴 105 レンズ鏡筒 106、111 レンズ保持部材 105a、106a ネジ部 107 絞り兼用シャッタ 108 フィルム面 109、110 フォロアピン 112、113、114 ギヤ 115 駆動モータ 116 円板 117 フォトインタラプタ 118 フォーカシング駆動ドラ
イバ 119 シャッタ駆動ドライバ 120 測光手段 121 フィルム給送手段 122 ズームモータドライバ 123 駆動動作検出手段 124 CPU 125 導電基板 126 測光手段 SW11、SW12、SW15〜SW17 スイッチ V 電池

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変倍光学系を有し、変倍時にカメラ本体か
    ら繰り出した第1の位置と繰り込んだ第2の位置との間
    で移動するズームレンズ鏡筒と、 前記レンズ鏡筒を前記第1の位置及び前記第2の位置の
    方向へ移動させる駆動手段と、 前記駆動手段の駆動状態を検出する駆動検出手段と、 変倍を行うために外部操作可能であり、前記第1の位置
    方向に変倍動作を行う第1の命令と前記第2の位置方向
    に変倍動作を行う第2の命令と変倍動作を行わない第3
    の命令を有する駆動スイッチとを備えたカメラのズーム
    レンズ鏡筒制御装置において、 前記第1の命令または、前記第2の命令を実行中に、前
    記レンズ鏡筒が前記第1の位置と前記第2の位置との間
    で強制的に駆動を阻止され、前記駆動検出手段が所定時
    間内に前記駆動手段の駆動を検出しない場合には、前記
    駆動手段を間欠駆動にし、また、前記駆動手段の間欠駆
    動中に前記駆動スイッチが第3の命令を実行した場合に
    は、前記駆動手段の間欠駆動を停止するよう制御する駆
    動制御手段を備えた事を特徴とするカメラのズームレン
    ズ鏡筒制御装置である。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカメラのズームレンズ鏡筒
    制御装置において、 前記所定時間の計時は、前記第1の命令または、前記第
    2の命令を実行開始時に開始することを特徴とする。
  3. 【請求項3】請求項1記載のカメラのズームレンズ鏡筒
    制御装置において、 前記所定時間の計時は、前記第1の命令または、前記第
    2の命令を実行中に、前記レンズ鏡筒が前記第1の位置
    と前記第2の位置との間で強制的に駆動を阻止された時
    に開始することを特徴とする。
JP6007828A 1993-07-09 1994-01-27 カメラのズームレンズ鏡筒制御装置 Pending JPH07218807A (ja)

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JP6007828A JPH07218807A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 カメラのズームレンズ鏡筒制御装置
US08/272,428 US5614972A (en) 1993-07-09 1994-07-11 Camera with movable lens and method of operation

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6464411B1 (en) 1999-09-24 2002-10-15 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Camera having a finger detecting device
US6867810B1 (en) 1998-09-04 2005-03-15 Olympus Corporation Lens device for a camera with a stepping motor drive optimized for speed and power saving
WO2009113326A1 (ja) * 2008-03-11 2009-09-17 三洋電機株式会社 撮像装置

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