JPH07218192A - 花火用紙管及びその花火用紙管の製造方法 - Google Patents
花火用紙管及びその花火用紙管の製造方法Info
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- JPH07218192A JPH07218192A JP3285594A JP3285594A JPH07218192A JP H07218192 A JPH07218192 A JP H07218192A JP 3285594 A JP3285594 A JP 3285594A JP 3285594 A JP3285594 A JP 3285594A JP H07218192 A JPH07218192 A JP H07218192A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッキン4Hの取り付け作業を合理化するこ
とができ、しかも、パッキン4Hの強度不足などの欠陥
が皆無である花火用紙管1A及びその花火用紙管1Aの
製造方法を提供する。 【構成】 花火用紙管1Aは、火薬を充填する紙管本体
3と、該紙管本体3の開口部分を塞ぐパッキン4H,4
Lとからなる。そして、前記紙管本体3と少なくとも一
つのパッキン4Hを、成型用型枠を用いての紙管成型時
に一体成形する。
とができ、しかも、パッキン4Hの強度不足などの欠陥
が皆無である花火用紙管1A及びその花火用紙管1Aの
製造方法を提供する。 【構成】 花火用紙管1Aは、火薬を充填する紙管本体
3と、該紙管本体3の開口部分を塞ぐパッキン4H,4
Lとからなる。そして、前記紙管本体3と少なくとも一
つのパッキン4Hを、成型用型枠を用いての紙管成型時
に一体成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴出玩具花火や吹き出
し玩具花火に使用する花火用紙管及びその花火用紙管の
製造方法に関する。
し玩具花火に使用する花火用紙管及びその花火用紙管の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の花火用紙管は、帯状の紙を螺旋状
に巻いて成形した筒体であって、その筒の内部に火薬を
充填し、該火薬を封止するために赤土製のパッキンを詰
め込むようにしていた。
に巻いて成形した筒体であって、その筒の内部に火薬を
充填し、該火薬を封止するために赤土製のパッキンを詰
め込むようにしていた。
【0003】また、噴出玩具花火の場合は、花火用紙管
の下に転倒防止用の支持台を設置することが義務付けら
れているが、従来はその支持台が合成樹脂で作られてお
り、それを紙管の底に嵌合固着した構造であった。
の下に転倒防止用の支持台を設置することが義務付けら
れているが、従来はその支持台が合成樹脂で作られてお
り、それを紙管の底に嵌合固着した構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】花火用紙管に赤土製の
パッキンを詰め込む従来の方法では、赤土の詰め込み作
業が面倒で能率が悪く、しかもパッキンの位置や厚みが
一定にならないから品質に斑ができる、などの問題点が
あった。
パッキンを詰め込む従来の方法では、赤土の詰め込み作
業が面倒で能率が悪く、しかもパッキンの位置や厚みが
一定にならないから品質に斑ができる、などの問題点が
あった。
【0005】また、紙管の下に合成樹脂製の支持台を設
置した噴出玩具花火は、紙と合成樹脂の集合体であるか
ら、使用した後ゴミとなった場合の処分が難しい問題点
があった。
置した噴出玩具花火は、紙と合成樹脂の集合体であるか
ら、使用した後ゴミとなった場合の処分が難しい問題点
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑みな
されたもので、火薬を充填する紙管本体と、該紙管本体
の開口部分を塞ぐパッキンと、からなる花火用紙管にお
いて、前記紙管本体と少なくとも一つのパッキンを成型
用型枠を用いての紙管成型時に一体成形してなる花火用
紙管を提供する。なお、前記紙管本体は、支持部分と装
飾部分が一体であることが望ましい。
されたもので、火薬を充填する紙管本体と、該紙管本体
の開口部分を塞ぐパッキンと、からなる花火用紙管にお
いて、前記紙管本体と少なくとも一つのパッキンを成型
用型枠を用いての紙管成型時に一体成形してなる花火用
紙管を提供する。なお、前記紙管本体は、支持部分と装
飾部分が一体であることが望ましい。
【0007】また、前記花火用紙管の製造方法は、成型
用型枠に、紙管本体を構成する空間部とパッキン部分を
構成する空間部を一緒に形成し、紙原料を成型用型枠の
前記空間部に入れて成形するようにするか、或いは、板
紙のパッキン構成部分を成型用型枠で押さえて固定し、
そのパッキン構成部分の周りを成型用型枠で絞りながら
紙管本体を成形するようにする。
用型枠に、紙管本体を構成する空間部とパッキン部分を
構成する空間部を一緒に形成し、紙原料を成型用型枠の
前記空間部に入れて成形するようにするか、或いは、板
紙のパッキン構成部分を成型用型枠で押さえて固定し、
そのパッキン構成部分の周りを成型用型枠で絞りながら
紙管本体を成形するようにする。
【0008】
【作用】紙管本体とパッキンが一体に同時成形されるた
め、パッキンの取り付け作業が合理化できる。しかも、
パッキンの取付位置や厚みが一定で、その上パッキンと
紙管本体が物理的に一体であるから、パッキンの接合不
良などの欠陥が皆無であり、従って、高品質の花火用紙
管を安定供給することができる。
め、パッキンの取り付け作業が合理化できる。しかも、
パッキンの取付位置や厚みが一定で、その上パッキンと
紙管本体が物理的に一体であるから、パッキンの接合不
良などの欠陥が皆無であり、従って、高品質の花火用紙
管を安定供給することができる。
【0009】また、紙管本体の一部として支持部分をも
一体化すれば、花火用紙管の全部が紙で作られることに
なるため、使用済みとなった後、通常の可燃ゴミとして
簡単に焼却することができる。
一体化すれば、花火用紙管の全部が紙で作られることに
なるため、使用済みとなった後、通常の可燃ゴミとして
簡単に焼却することができる。
【0010】また、成型用型枠に、紙管本体を構成する
空間部とパッキン部分を構成する空間部を形成し、紙原
料を成型用型枠の空間部に入れて成形するようにすれ
ば、紙管本体とパッキンが一体になっている花火用紙管
が簡単に製造できる。
空間部とパッキン部分を構成する空間部を形成し、紙原
料を成型用型枠の空間部に入れて成形するようにすれ
ば、紙管本体とパッキンが一体になっている花火用紙管
が簡単に製造できる。
【0011】また、板紙のパッキン構成部分を成型用型
枠で押さえて固定し、そのパッキン構成部分の周りを成
型用型枠で絞りながら紙管本体を成形するようにして
も、紙管本体とパッキンが一体である花火用紙管が簡単
に製造できる。
枠で押さえて固定し、そのパッキン構成部分の周りを成
型用型枠で絞りながら紙管本体を成形するようにして
も、紙管本体とパッキンが一体である花火用紙管が簡単
に製造できる。
【0012】
【実施例1】以下に本発明の実施例1を図1〜図7を参
照しつつ説明する。なお、図1は花火用紙管の中央縦断
斜視図、図2は花火用紙管の縦断面図、図3は成型用型
枠の分解斜視図、図4は成型用型枠の縦断面図、図5は
二分割構造の花火用紙管を示す分離斜視図、図6は花火
用紙管のパッキン部分を示す一部拡大断面図、図7は製
造方法を説明する成型用型枠の断面図である。
照しつつ説明する。なお、図1は花火用紙管の中央縦断
斜視図、図2は花火用紙管の縦断面図、図3は成型用型
枠の分解斜視図、図4は成型用型枠の縦断面図、図5は
二分割構造の花火用紙管を示す分離斜視図、図6は花火
用紙管のパッキン部分を示す一部拡大断面図、図7は製
造方法を説明する成型用型枠の断面図である。
【0013】実施例1は噴出玩具花火の花火用紙管1A
を示すものである。該花火用紙管1Aは、火薬充填用の
筒孔2を有する紙管本体3と、該紙管本体3の上下部分
を塞ぐパッキン4H,4Lで構成される。また、紙管本
体3は、円筒状の装飾部分3aと、その下に設けた起立
保持用の支持部分3bとからなる。前記上方のパッキン
4Hは、紙管本体3と一体構造であり、且つ、その中心
に導火線5挿通用の透孔6を有する。一方、下のパッキ
ン4Lは、厚紙製の円板であって、筒孔2内に火薬を充
填した後、紙管本体3の筒孔2下端に嵌合接着される。
を示すものである。該花火用紙管1Aは、火薬充填用の
筒孔2を有する紙管本体3と、該紙管本体3の上下部分
を塞ぐパッキン4H,4Lで構成される。また、紙管本
体3は、円筒状の装飾部分3aと、その下に設けた起立
保持用の支持部分3bとからなる。前記上方のパッキン
4Hは、紙管本体3と一体構造であり、且つ、その中心
に導火線5挿通用の透孔6を有する。一方、下のパッキ
ン4Lは、厚紙製の円板であって、筒孔2内に火薬を充
填した後、紙管本体3の筒孔2下端に嵌合接着される。
【0014】次に前記花火用紙管1Aの製造方法につい
て説明する。第一の製造方法は、図3,図4に示した成
型用型枠7と、紙原料として公知のパルプ発泡材を使用
したものである。
て説明する。第一の製造方法は、図3,図4に示した成
型用型枠7と、紙原料として公知のパルプ発泡材を使用
したものである。
【0015】成型用型枠7は、上型7aと下型7bと一
対の中子7c,7dの四部材で構成される。上型7aと
下型7bには、両型7a,7bが合体して紙管本体3の
外形を形作るような凹部8が夫々形成されている。前記
中子7c,7dは、一方の中子7cにピン9を突設し、
他方の中子7dに受孔10を形成し、該ピン9を受孔1
0に嵌めて分離可能な形態に連結されている。また、中
子7cのピン9の全長は、中子7dの受孔10の深さよ
りパッキン4Hの厚さ分長く設定されており、従って、
中子7cと中子7dの突き合わせ部分にパッキン4Hの
厚さ相当の間隔が形成される。中子7c,7dは、上型
7aと下型7bの外側から凹部8に連続する弧状溝11
に嵌って該凹部8の中心を貫くように配設される。な
お、このとき中子7c,7dの突き合わせ部分は、中子
7c,7dの端部に形成した位置決め用の段部12の働
きでパッキン4Hの相当位置に配置される。
対の中子7c,7dの四部材で構成される。上型7aと
下型7bには、両型7a,7bが合体して紙管本体3の
外形を形作るような凹部8が夫々形成されている。前記
中子7c,7dは、一方の中子7cにピン9を突設し、
他方の中子7dに受孔10を形成し、該ピン9を受孔1
0に嵌めて分離可能な形態に連結されている。また、中
子7cのピン9の全長は、中子7dの受孔10の深さよ
りパッキン4Hの厚さ分長く設定されており、従って、
中子7cと中子7dの突き合わせ部分にパッキン4Hの
厚さ相当の間隔が形成される。中子7c,7dは、上型
7aと下型7bの外側から凹部8に連続する弧状溝11
に嵌って該凹部8の中心を貫くように配設される。な
お、このとき中子7c,7dの突き合わせ部分は、中子
7c,7dの端部に形成した位置決め用の段部12の働
きでパッキン4Hの相当位置に配置される。
【0016】以上のように構成された成型用型枠7に
は、上型7aと下型7bの凹部8と、中子7c,7dの
間の隙間で紙管本体3を構成する空間部13aが形成さ
れ、また、中子7cと中子7dの突き合わせ部分でパッ
キン4Hを構成する空間部13bが形成される。
は、上型7aと下型7bの凹部8と、中子7c,7dの
間の隙間で紙管本体3を構成する空間部13aが形成さ
れ、また、中子7cと中子7dの突き合わせ部分でパッ
キン4Hを構成する空間部13bが形成される。
【0017】一方、パルプ発泡材はパルプを主原料とし
た公知の素材である。その公知技術に基づいてパルプ発
泡材の製造方法を説明すると、パルプは、バージンパル
プ100%か、又は、故紙、古段ボール、古雑誌などを
利用した再生パルプ100%か、或いは、前記両パルプ
を適宜に混合したものを使用する。次に、前記パルプと
水の重量比率を4:1程度にして分散・調整し、このパ
ルプ分散液中のパルプ100重量部に対し増粘材として
10〜20重量部程度小麦グルテンを加えて良く混合す
る。そして、この分散液100重量部に対し、発泡材と
して35%過酸化水素を10〜15重量部加えて混合
し、さらに今加えた過酸化水素の約0.2%の重量のイ
ーストを含む30%程度の懸濁液を発泡の触媒として加
える。
た公知の素材である。その公知技術に基づいてパルプ発
泡材の製造方法を説明すると、パルプは、バージンパル
プ100%か、又は、故紙、古段ボール、古雑誌などを
利用した再生パルプ100%か、或いは、前記両パルプ
を適宜に混合したものを使用する。次に、前記パルプと
水の重量比率を4:1程度にして分散・調整し、このパ
ルプ分散液中のパルプ100重量部に対し増粘材として
10〜20重量部程度小麦グルテンを加えて良く混合す
る。そして、この分散液100重量部に対し、発泡材と
して35%過酸化水素を10〜15重量部加えて混合
し、さらに今加えた過酸化水素の約0.2%の重量のイ
ーストを含む30%程度の懸濁液を発泡の触媒として加
える。
【0018】以上のようにして作ったパルプ発泡材を、
前記成型用型枠7の空間部13a,13bにその全容積
の80%程度になるように流し込む。すると、室温でパ
ルプ発泡材が発泡して空間部13a,13bの隅々にま
で行き渡り、空間部13a,13bが完全に埋め尽くさ
れる。そして、その状態のまま180℃〜200℃で乾
燥させ、上型7aと下型7bを分離させて凹部8から中
子7c,7dごと花火用紙管1Aを外し、さらに中子7
c,7dを真っ直ぐ抜き取ればよい。中子7cのピン9
が抜けた跡が導火線5挿通用の透孔6になる。こうして
できた花火用紙管1Aの外周を、直接着色するか、又は
模様紙を貼るか、或いは熱収縮チューブで被覆して装飾
する。なお、言うまでもなく、上記パルプ発泡材は公知
の一例を示したものであって、発泡性のある素材であれ
ばどのようなものであってもよい。
前記成型用型枠7の空間部13a,13bにその全容積
の80%程度になるように流し込む。すると、室温でパ
ルプ発泡材が発泡して空間部13a,13bの隅々にま
で行き渡り、空間部13a,13bが完全に埋め尽くさ
れる。そして、その状態のまま180℃〜200℃で乾
燥させ、上型7aと下型7bを分離させて凹部8から中
子7c,7dごと花火用紙管1Aを外し、さらに中子7
c,7dを真っ直ぐ抜き取ればよい。中子7cのピン9
が抜けた跡が導火線5挿通用の透孔6になる。こうして
できた花火用紙管1Aの外周を、直接着色するか、又は
模様紙を貼るか、或いは熱収縮チューブで被覆して装飾
する。なお、言うまでもなく、上記パルプ発泡材は公知
の一例を示したものであって、発泡性のある素材であれ
ばどのようなものであってもよい。
【0019】第二の製造方法は、公知のパルプモールド
成型法を利用する。すなわちパルプモールド成型法で、
先ず図5に示したような花火用紙管1Aの半割体3c,
3dを夫々抄造成形し、乾燥後表面をプレス(アフター
プレス)して正確な形に整え、該半割体3c,3dを合
体させて接合面で接着し、さらに花火用紙管1Aの外周
を熱収縮チューブで被覆する。前記半割体3c,3dに
は夫々パッキン4Hが上下に位置をずらして一体成形さ
れており、半割体3c,3dを接着するときに両者の重
合面を接着して一枚にする。なお、半割体3c,3dに
図5のように夫々U字線14を形成しておけば両者を接
合した状態で導火線5挿通用の透孔6が自然にできる。
また、図6のように半割体3c,3dの内周に互いのパ
ッキン4Hの周縁が嵌まる凹溝15を形成しておけば、
パッキン4Hの強度を著しく高めることができる。
成型法を利用する。すなわちパルプモールド成型法で、
先ず図5に示したような花火用紙管1Aの半割体3c,
3dを夫々抄造成形し、乾燥後表面をプレス(アフター
プレス)して正確な形に整え、該半割体3c,3dを合
体させて接合面で接着し、さらに花火用紙管1Aの外周
を熱収縮チューブで被覆する。前記半割体3c,3dに
は夫々パッキン4Hが上下に位置をずらして一体成形さ
れており、半割体3c,3dを接着するときに両者の重
合面を接着して一枚にする。なお、半割体3c,3dに
図5のように夫々U字線14を形成しておけば両者を接
合した状態で導火線5挿通用の透孔6が自然にできる。
また、図6のように半割体3c,3dの内周に互いのパ
ッキン4Hの周縁が嵌まる凹溝15を形成しておけば、
パッキン4Hの強度を著しく高めることができる。
【0020】第三の製造方法は、図7に示すように成型
用型枠7e,7f,7gを使って板紙Pを絞るものであ
る。すなわち、先ず板紙Pの中心部分を軸形状の成型用
型枠7e,7fで押さえて窪ませる。その窪んだ部分が
パッキン4Hであり、そこをしっかりと固定し、該パッ
キン4Hの周りを成型用型枠7cの型孔16で筒状にゆ
っくりと絞り込む。そして、下の不要部分を切り落と
し、最後に外周に模様紙を貼って花火用紙管1Aが出来
上がる。
用型枠7e,7f,7gを使って板紙Pを絞るものであ
る。すなわち、先ず板紙Pの中心部分を軸形状の成型用
型枠7e,7fで押さえて窪ませる。その窪んだ部分が
パッキン4Hであり、そこをしっかりと固定し、該パッ
キン4Hの周りを成型用型枠7cの型孔16で筒状にゆ
っくりと絞り込む。そして、下の不要部分を切り落と
し、最後に外周に模様紙を貼って花火用紙管1Aが出来
上がる。
【0021】
【実施例2】実施例2は吹き出し玩具花火を示すもので
ある。この吹き出し玩具花火の花火用紙管1Bは、前記
噴出玩具花火の花火用紙管1Aの構造に較べて図8のよ
うに上のパッキン4Hがなく、また、手に持って使用す
るため支持部分3bの形態が棒状になる。この場合でも
実施例1の製造方法がそのまま適用できる。なお、支持
部分3bについては、図9のように、別の紙管17を差
し込んで接着するようにしてもよい。
ある。この吹き出し玩具花火の花火用紙管1Bは、前記
噴出玩具花火の花火用紙管1Aの構造に較べて図8のよ
うに上のパッキン4Hがなく、また、手に持って使用す
るため支持部分3bの形態が棒状になる。この場合でも
実施例1の製造方法がそのまま適用できる。なお、支持
部分3bについては、図9のように、別の紙管17を差
し込んで接着するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の花火用紙管は、紙
管本体とパッキンが一体に同時成形されるため、パッキ
ンの取り付け作業が著しく合理化できる。しかも、パッ
キンの取付位置や厚みが一定で、その上パッキンと紙管
本体が物理的に一体であるから、パッキンの強度不足な
どの欠陥が皆無であり、従って、高品質の花火用紙管を
安定供給することができる。また、紙管本体の一部とし
て支持部分をも一体化すれば、花火用紙管の全部が紙に
なるため使用後に簡単に焼却することができる。
管本体とパッキンが一体に同時成形されるため、パッキ
ンの取り付け作業が著しく合理化できる。しかも、パッ
キンの取付位置や厚みが一定で、その上パッキンと紙管
本体が物理的に一体であるから、パッキンの強度不足な
どの欠陥が皆無であり、従って、高品質の花火用紙管を
安定供給することができる。また、紙管本体の一部とし
て支持部分をも一体化すれば、花火用紙管の全部が紙に
なるため使用後に簡単に焼却することができる。
【0023】また、成型用型枠に、紙管本体を構成する
空間部とパッキン部分を構成する空間部を形成し、紙原
料を成型用型枠の空間部に入れて成形するようにすれ
ば、紙管本体とパッキンが一体になっている花火用紙管
が簡単に製造できる。そして、成型用型枠の空間部に紙
原料を入れて成形するから紙管本体の形状を立体的に自
由に加工することができる。また、板紙のパッキン構成
部分を成型用型枠で押さえて固定し、その周りを成型用
型枠で絞りながら紙管本体を成形するようにしても、前
記と同様に紙管本体とパッキンが一体である花火用紙管
を簡単に製造することができる、など多くの優れた効果
がある。
空間部とパッキン部分を構成する空間部を形成し、紙原
料を成型用型枠の空間部に入れて成形するようにすれ
ば、紙管本体とパッキンが一体になっている花火用紙管
が簡単に製造できる。そして、成型用型枠の空間部に紙
原料を入れて成形するから紙管本体の形状を立体的に自
由に加工することができる。また、板紙のパッキン構成
部分を成型用型枠で押さえて固定し、その周りを成型用
型枠で絞りながら紙管本体を成形するようにしても、前
記と同様に紙管本体とパッキンが一体である花火用紙管
を簡単に製造することができる、など多くの優れた効果
がある。
【図1】 花火用紙管の中央縦断斜視図である。
【図2】 花火用紙管の縦断面図である。
【図3】 成型用型枠の分解斜視図である。
【図4】 成型用型枠の縦断面図である。
【図5】 二分割構造の花火用紙管を示す分離斜視図で
ある。
ある。
【図6】 花火用紙管のパッキン部分を示す一部拡大断
面図である。
面図である。
【図7】 製造方法を説明する成型用型枠の断面図であ
る。
る。
【図8】 吹き出し玩具花火の縦断面図である。
【図9】 吹き出し玩具花火の他の形態を示す縦断面図
である。
である。
1 …花火用紙管 3 …紙管本体 3a …装飾部分 3b …支持部分 4H,4L…パッキン 7a〜7g…成型用型枠 13a,13b…空間部 P …板紙
Claims (4)
- 【請求項1】 火薬を充填する紙管本体と、 該紙管本体の開口部分を塞ぐパッキンと、からなる花火
用紙管において、 前記紙管本体と少なくとも一つのパッキンを、成型用型
枠を用いての紙管成型時に一体成形してなることを特徴
とする花火用紙管。 - 【請求項2】 前記紙管本体は、支持部分と装飾部分が
一体となって構成されていることを特徴とする請求項1
記載の花火用紙管。 - 【請求項3】 成型用型枠に、紙管本体を構成する空間
部とパッキン部分を構成する空間部を一緒に形成し、紙
原料を成型用型枠の前記空間部に入れて成形するように
したことを特徴とする花火用紙管の製造方法。 - 【請求項4】 板紙のパッキン構成部分を成型用型枠で
押さえて固定し、そのパッキン構成部分の周りを成型用
型枠で筒状に絞りながら紙管本体を成形するようにした
ことを特徴とする花火用紙管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3285594A JPH07218192A (ja) | 1994-02-05 | 1994-02-05 | 花火用紙管及びその花火用紙管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3285594A JPH07218192A (ja) | 1994-02-05 | 1994-02-05 | 花火用紙管及びその花火用紙管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07218192A true JPH07218192A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=12370461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3285594A Pending JPH07218192A (ja) | 1994-02-05 | 1994-02-05 | 花火用紙管及びその花火用紙管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07218192A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102980450A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-03-20 | 许建新 | 鞭炮封装方法及设备 |
CN107009680A (zh) * | 2017-05-28 | 2017-08-04 | 毛明光 | 纸管底成型模具 |
CN107009683A (zh) * | 2017-05-28 | 2017-08-04 | 毛明光 | 纸管带孔底成型模具 |
CN110455130A (zh) * | 2019-08-16 | 2019-11-15 | 湛江科田机械设备有限公司 | 礼炮封口机的包贴装置 |
CN116176934A (zh) * | 2023-04-26 | 2023-05-30 | 浏阳市金生红鹰烟花制造有限公司 | 一种圆型礼花弹的生产打包机构及其打包方法 |
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1994
- 1994-02-05 JP JP3285594A patent/JPH07218192A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102980450A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-03-20 | 许建新 | 鞭炮封装方法及设备 |
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