JPH07217348A - 可動式フック装置付多連梯子 - Google Patents
可動式フック装置付多連梯子Info
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- JPH07217348A JPH07217348A JP6010895A JP1089594A JPH07217348A JP H07217348 A JPH07217348 A JP H07217348A JP 6010895 A JP6010895 A JP 6010895A JP 1089594 A JP1089594 A JP 1089594A JP H07217348 A JPH07217348 A JP H07217348A
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Abstract
てフック装置を対象物に脱着し得るフック装置付の多連
梯子を目的としている。 【構成】上梯子2とこの上梯子2を収納し得る下梯子3
とよりなる多連梯子1に於いて、上梯子2の両側の支柱
4aの外周面に夫々摺動ブラケット8を嵌合し、かつこ
れ等の摺動ブラケット8を連結材9で一体的に連結する
と共に、フック10をこれ等の摺動ブラケット8に取り
付けてフック装置7を構成し、上梯子2の上端に設けら
れた滑車2を通して操作用ロープ11の先端をフック装
置7に固定して、操作用ロープ11の操作によりフック
装置7を上梯子2の支柱4aに沿って摺動し得るように
構成したフック装置付多連梯子の構造である。
Description
動自在に取り付けられた梯子に係り、特に地上面でフッ
ク装置の昇降を操作することが出来るフック装置付の多
連梯子に関するものである。
使用する従来の長尺梯子の中には、ベランダの腰壁の上
縁に掛け止めすることが出来るフックを取り付けた長尺
梯子も公知である。所がこのフック付長尺梯子は、梯子
設置場所からのフックを掛ける対象物までの高さが分か
らない限り、フックを梯子に固定する位置が決められな
いため、現場で何回も梯子を倒してフック固定位置を修
正しなければならない問題があった。また、長尺梯子の
場合には、下から見上げても、フックが腰壁の上縁等の
対象物に掛かっているか否かの確認が困難であり、掛か
っていなくとも、掛かっていると勘違いして梯子に登る
危険があった。
16600号公報に示す如く、フックで梯子本体の頂部
にスライド可能な如く取り付けた梯子の技術も開発され
ている。この公知技術は、特に高さの一定しない上下昇
降式ベッド等の梯子として使用されるものの技術であ
り、高さを自由に調節し得るフック付金具を頂部に取り
付けた梯子である。
金具をスライド可能な如く頂部に取り付けた梯子は、極
めて高さが短い梯子であるので、上下昇降式ベッド等に
使用する場合には、梯子を対象物にたてかけたまま人が
手動でフック付金具の位置をスライドさせて位置決めす
ることが可能であるが、本発明の如く、建築物に使用さ
れる長尺梯子の場合には、前述の技術はそのまま利用す
ることが出来なかった。従って、単に梯子の頂部にフッ
クをスライド可能な如く取り付けて構成しても、前記固
定式フック梯子と全く同様な種々の問題点を発生してい
た。
解決するために、特願平5ー173992号で、可動式
フック付梯子に関する発明を特許出願している。この可
動式フック付梯子は、梯子本体の両側支柱に夫々フック
を摺動自在に取り付け、かつ、該フック摺動手段をロー
プによって地上で操作し得るようにした発明である。
てフックを摺動し得るようにしたので、梯子の設置面か
らフックを掛ける対象物までの距離を正確に把握する必
要がなく、対象物へのフック脱着を地上で行うことが出
来るので、安全かつ能率的である等の特徴を有してい
る。その反面で、フックが踏棧に当たるために、フック
の摺動距離が踏棧と踏棧との間に限定されてしまって短
くなり、摺動がスムーズに行われなくなること、或いは
踏棧の位置の高さでフックを固定して使用するケースで
は、何等かの方法で梯子本体のかさ上げしなければなら
ない等の弱冠の不都合があった。
は、前述の従来の問題点に鑑み開発された新しい技術で
あって、特に梯子本体の両側支柱の外周面に嵌合するこ
とで摺動自在となった摺動手段にフック装置を取り付
け、かつ該摺動手段がロープによって地上で操作し得る
ようにした全く新しい技術を提供するものである。
ク装置付多連梯子は、前述の従来の問題点を根本的に改
善した技術であって、その第1発明の要旨は、多連梯子
に於いて、梯子本体の両側支柱の外周面に嵌合すること
で摺動自在となるフック付摺動手段を有し、該摺動手段
がロープによって地上で操作し得ることを特徴とした可
動式フック装置付多連梯子である。
フック装置付多連梯子の摺動手段が、両側の支柱に摺動
自在に夫々嵌合された嵌合部を外周面に嵌合する様に変
更した上で連結材で連結して構成した可動式フック装置
付梯子である。
フック装置付多連梯子の摺動手段が、嵌合する梯子の一
つの下段の梯子本体の構成部品の一部を用いて構成され
ている可動式フック装置付多連梯子である。
手段が梯子本体の両側支柱の外周面に嵌合することで摺
動自在に構成したので、摺動手段が梯子本体の内面に設
けた踏棧に邪魔されることなく、最上段の梯子の上端か
ら下端まで全長に亘って自由に摺動させることが出来
る。前記摺動手段にはロープが取り付けられているの
で、ロープを介して摺動手段を地上で操作することが出
来る。
両側の支柱の外周面に嵌合された摺動手段の嵌合部が連
結材を介して連結されているので、両側の嵌合部を補強
すると共に両側の嵌合部を一体的に摺動せしめることが
出来る。本願の第3発明は、嵌合する梯子の一つの下段
の梯子本体の構成部品の一部を摺動手段に用いているの
で、梯子本体両側の支柱への取り付けが容易で、摺動を
スムーズに安定せしめることが出来る。
連梯子の一実施例を具体的に説明すると、図1(A)は
本発明の多連梯子の側面図、図1(B)はその要部の斜
視説明図、図2は本発明の多連梯子の正面図、図3
(A),(B)は夫々図2の多連梯子の要部の断面説明
図である。
(B)に於いて、1は本発明に係るサヤ管式の多連梯子
であって、上梯子2とこの上梯子2を収納することが出
来る下梯子3とより構成されている。これ等の上梯子2
と下梯子3とは、夫々両側の支柱4a,4bに複数個の
踏棧5a,5bを取り付けることによって構成されてい
る。これ等の支柱4a,4bと踏棧5a,5bとの組立
構成は、従来のサヤ管式多連梯子と同様の構造を有する
ものであるが、特に図に明らかなように、上梯子2の場
合には、踏棧5aが支柱4aの内面中心部に取り付けら
れるのに対し、下梯子3の場合には、踏棧5bが支柱4
bの外側部に設けられたコ状支持アーム6内に、踏棧5
bの両端部を嵌入固定することのよって構成されてい
る。
両側支柱4aに沿って摺動し得るように構成されてい
る。このフック装置7は両側の支柱4aに摺動し得る摺
動ブラケット8と、これ等両側の摺動ブラケット8を相
互に連結する連結材9と、これ等両側の摺動ブラケット
8に固定されたフック10とより構成されている。この
フック装置7は、下梯子3の構成部品の踏棧5bを含め
た支柱4bの一部を切断した部材をそのまま使用し、そ
の部材にフック10を取り付けて構成したものである。
従って、摺動ブラケット8は下梯子3の支柱4bの一部
より形成され、かつ連結材9は踏棧5bより形成されて
いる。
ト8は、特に図3(A)に示す如く、支柱4aの外周面
に沿って嵌合摺動することが出来る。そのためにフック
装置7は上梯子2の上端から下端まで自由に摺動させる
ことが出来るように構成されている。また、本件実施例
に於いては、図に明らかな如く、フック装置7の部材を
下梯子3の方向と逆に反転させ、摺動ブラケット8を支
柱4aの外周に嵌合させている。その理由は、支柱4b
(摺動ブラケット8)の外側縁に突設した、踏棧5b
(連結材9)を取り付けるためのコ状支持アーム6を利
用して、このコ状支持アーム6にフック10を直接に取
り付けるようにしたためである。このコ状支持アーム6
にフック10を取り付けることによって、これを取り付
けるためのボルト類が摺動ブラケット8の内面に突出し
て、摺動の妨げになることがない。
ロープ11の先端は前記フック装置7に固定され、かつ
その元端は地上に近い位置迄吊下げられている。また、
12は滑車であって、上梯子2の最上端の踏棧5aに取
り付けられている。前記操作用ロープ11の先端部は該
滑車12に通されて、滑車12を介してフック装置7を
吊上げることが出来るように構成されている。
子の実施例について説明したが、多連梯子であれば、サ
ヤ管式以外の多連梯子でも本発明の装置は当然使用する
ことが出来る。また、上記実施例は、上梯子2と下梯子
3とよりなる二連梯子について説明したが、上梯子、中
梯子、下梯子等よりなる三連梯子、或いは他の四連梯
子、五連梯子等にも当然実施することが可能である。更
に上記実施例に於いては、フック装置7の部材として下
梯子3の構成部品の一部を利用したが、この下梯子3と
は異なる部材を用いてもフック装置7を構成することは
当然可能である。
を有するので、使用に当たっては、多連梯子1を建物に
近接して起立し、その多連梯子1を随時伸ばし、その後
で操作用ロープ11を引っ張って、フック装置7を上梯
子2の両側の支柱4aに沿って上昇させる。次に、多連
梯子1を傾け、例えば建物2階のベランダ腰壁(図示せ
ず)の上縁より高い所定位置にフック装置7を位置せし
め、その後で操作用ロープ11を緩めることによって、
フック装置7を自重によって下降させて、ベランダ腰壁
に嵌合させて使用することが出来る。使用後は、操作用
ロープ11を引っ張って、フック装置7をベランダ腰壁
より外し、多連梯子1を垂直に起立し、操作用ロープ1
1を緩めてフック装置7を下降させ、上梯子2を下梯子
3に収納して全体をコンパクトに構成することが出来
る。
個の摺動ブラケット8を夫々上梯子2の両側の支柱4a
の外周面に嵌合させたので、極めて安定した状態で摺動
せしめることが出来る。かつ摺動ブラケット8は上梯子
2の踏棧5aに何ら邪魔されることなく、支柱に4aの
上端から下端迄摺動させることが出来る。また、これ等
の2個の摺動ブラケット8は連結材9で連結されている
ので、これ等の摺動ブラケット8を一体的に両側の支柱
4aに沿って摺動せしめることが出来、これによってフ
ック装置7の昇降を安定せしめることが出来る。上記実
施例の如く、フック10を巾広の1個のフック部材で構
成した場合には、対象物への勘合面積を著しく大きくす
ることが出来、これによって対象物の一部に応力が集中
したりすることを防止出来る。
上述の如き構造と作用とを有するので、次のような多大
な効果を有している。
の外面に嵌合したので、フック装置を安定した状態で支
柱に沿って摺動させることが出来る。(2)従って、支
柱の内面に取り付けられた踏棧に邪魔されることなく、
支柱の上端から下端の全長に亘って摺動せしめることが
出来る。(3)操作用ロープを操作することによってフ
ック装置を昇降出来るので、梯子の設置面から対象面ま
での距離を正確に把握する必要がない。
の位置まで簡単に昇降させて固定することが出来る。
(5)フック装置の対象物への脱着を地上で行うことが
出来るので、安全かつ能率的である。(6)フック装置
の基本フレームは、下段の梯子の構成部品の一部をその
まま利用することも出来るので、極めて容易に作成出来
ると共に、フック装置を支柱に沿ってスムーズに摺動せ
しめることが出来る。
(B)はその要部の斜視説明図である。
部の断面説明図である。
部 7 フック装置 8 摺動ブラ
ケット 9 連結材 10 フック 11 操作用ロープ 12 滑車
Claims (3)
- 【請求項1】多連梯子に於いて、梯子本体の両側支柱の
外周面に嵌合することで摺動自在となるフック付摺動手
段を有し、該摺動手段がロープによって地上で操作し得
ることを特徴とした可動式フック装置付多連梯子。 - 【請求項2】摺動手段が、両側支柱に夫々嵌合された嵌
合部を連結材で相互に連結することによって構成される
ことを特徴とする請求項1記載の可動式フック装置付多
連梯子。 - 【請求項3】摺動手段が、嵌合する梯子の一つ下段の梯
子本体の構成部品の一部を利用したものであることを特
徴とする請求項1または2に記載の可動式フック装置付
多連梯子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01089594A JP3176208B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 可動式フック装置付多連梯子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01089594A JP3176208B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 可動式フック装置付多連梯子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217348A true JPH07217348A (ja) | 1995-08-15 |
JP3176208B2 JP3176208B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=11763048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01089594A Expired - Fee Related JP3176208B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 可動式フック装置付多連梯子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3176208B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006264668A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-10-05 | Sanoyas Hishino Meisho Corp | はしご |
JP2009041218A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Takachiho:Kk | はしご及びはしごに使用する樋保護具 |
CN107620563A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-01-23 | 王晓东 | 一种多功能可伸缩的双支撑梯子 |
-
1994
- 1994-02-02 JP JP01089594A patent/JP3176208B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107620563A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-01-23 | 王晓东 | 一种多功能可伸缩的双支撑梯子 |
Also Published As
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---|---|
JP3176208B2 (ja) | 2001-06-11 |
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