JPH07216099A - 着色用組成物 - Google Patents

着色用組成物

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JPH07216099A
JPH07216099A JP1280894A JP1280894A JPH07216099A JP H07216099 A JPH07216099 A JP H07216099A JP 1280894 A JP1280894 A JP 1280894A JP 1280894 A JP1280894 A JP 1280894A JP H07216099 A JPH07216099 A JP H07216099A
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pellets
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coloration
pigments
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Yasuhiko Murase
康比古 村瀬
Hideo Shimizu
英雄 清水
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】着色用組成物の製造工程の省力化、省エネルギ
ー化及び簡略化等工程の大巾な合理化を提供すること。 【構成】ペレット状の着色用組成物において着色用組成
物のペレットが2種類以上の異なる色のペレットの混合
物からなり、且つそれぞれのペレットの見掛け比重の最
大値と最小値の差が0.5g/cm3 以下であることを
特徴とする着色用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機、押出成形機
などの成形機による熱可塑性樹脂成形品中に着色用組成
物を添加し着色成形品を得る方式に係わり、更に詳細に
は前記方式に使用されるペレット状着色組成物に関する
ものであり、その着色用組成物の製造工程の省力化、省
エネルギー化及び簡略化等工程の大巾な合理化を可能と
するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂着色用組成物には、顔料と
分散剤とを混合した粉末状のドライカラー、常温で液状
の分散剤中に顔料を分散させたリキッドカラーまたはペ
ーストカラー、常温で固体の樹脂中に顔料を分散させた
ペレット状、フレーク状、あるいはビーズ状のマスター
バッチなどがある。これらの着色用組成物は、用途によ
りその特徴をいかして使いわけられているが、これらの
うち、取り扱いの容易さ、使用時の作業環境保全の面か
らマスターバッチと呼ばれるペレット状着色用組成物
(以下MBと記す)が好んで用いられ普通10倍以上に
稀釈され使われている。
【0003】MBは被着色樹脂ペレットとあらかじめ決
められた比率で計量混合した後、成形機ホッパーへ投入
され成形機内で溶融均一混合し成形冷却され着色成形品
を得る。この様にして電線、容器、フィルム、電気部
品、自動車部品、繊維等様々の着色されたプラスチック
製品が作られる。従ってMBは様々な色の成形品を得る
ため、白や黒といった特殊な色を除きほとんど2種類以
上の顔料がMB用樹脂中へ配合され、MBのペレット一
粒一粒はこれらの樹脂や、顔料類を均一に含み全て同一
色(以下単色MBと記す)となっている。従って様々な
色の成形品に対し1対1対応で成形品の色数だけ単色M
Bの品種が存在する。MBの製造の現状を述べると、一
般に物を着色する時は顔料あるいは染料等を使用し、そ
れら顔料あるいは染料を分散剤中へ均一に分散(未分散
の凝集粒子がない様に)させる事が重要である。
【0004】又MBは樹脂等の分散剤中へ普通20〜7
0重量%の顔料等微粉末を分散させたものであり、更に
着色成形品となった際には着色成形品中の顔料濃度は
0.1〜2重量%となる。MBの品質の中でも最も重要
なのは顔料等の分散が良いと言う事である。しかしなが
らこれら顔料等はカーボンブラックで15〜30mμ、
フタロシアニンブルーで0.2μ、多少大きい粒径を持
ったもので2〜3μと非常に微粒子であるためほとんど
のものはお互いに凝集し合っている。このことが分散剤
中へ顔料を分散させる事を非常に困難にしている。従っ
て現在MBを製造するに当りこの分散と言う操作を行う
ためにロールミル、バンバリーミキサー、双腕型ニーダ
ー、加圧式ニーダー、スクリュー押出機、2軸押出機等
各種設備が使用されているがいずれも洗浄に多くの時間
を要するため、複数顔料とMB樹脂を含んだ単色MB配
合でMBを1品1品作る事は品種替えの問題が非常に大
である。
【0005】更に分散速度が顔料毎に異なるため、配合
中易分散顔料がほとんどでも少量の難分散顔料が含まれ
ると分散処理時間が難分散顔料で規定されるため時間、
エネルギー、労力の無駄を生じる。この事からMBの製
造は一般に言うベースカラー方式が採用される事が多
い。ベースカラー方式とは基本的にはMB用樹脂中へ1
種類の顔料を分散させ、ベースカラーはまとめ生産を行
い大量生産化する方式である。このベースカラーを最終
MB配合となる様計量混合し、押出機により溶融均一混
合し単色MBを製造している。この押出工程での品種の
数はやはり成形品の色数だけあるが、顔料を扱う事に較
べれば、このベースカラーは飛散性もなく、洗浄性は格
段に良くなっているが、各受注ごとの多品種少量生産で
ある事には変りはない。
【0006】最近ではMBの稀釈倍率も30倍以上が要
求される事も多く、小ロット化に伴う生産性の低下が大
きな問題でありコストアップの要因となっている。なお
ベースカラーは基本的には1種類の顔料だが例えば酸化
チタン、カーボンの2種類を入れグレーのベースカラー
を設定する等複数顔料を入れたベースカラーを設定する
事もある。成形メーカーではこの単色MBと被着色樹脂
ペレットをそれぞれ自動計量、バッチ混合を行ってい
る。又特開昭60−110411号公報には、成形機の
被着色樹脂ペレット消費速度に同調して必要量の単色M
Bを連続定量供給する方式も使われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは検討の結
果、2種類以上の異なる色のペレットの混合物(以下混
色MBと記す)をホッパーから排出する時、それぞれの
ペレットの見掛け比重の最大値と最小値の差を0.5g
/cm3 以下にすると比重差による分離を防止出来、排
出終了まで一定の混合状態で排出出来る事を見出し本発
明に至ったもので、本発明は前記の多品種少量化に伴う
生産性の低下を大巾に改善出来る優れた着色用組成物を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はペレット状の着
色用組成物において着色用組成物のペレットが2種類以
上の異なる色のペレットの混合物(混色MB)からな
り、且つそれぞれのペレットの見掛け比重の最大値と最
小値の差が0.5g/cm3 以下である。更に好ましく
は0.3g/cm3 以下である事を特徴とする着色用組
成物である。見かけ比重の測定は,JIS K−510
1−78に規定されている方法による。見掛け比重を上
記範囲にする事による混色MBをホッパーから排出する
時の比重差による分離を阻止出来、排出終了まで一定の
混合状態で排出出来るため、着色物の色差が1以下とな
る。
【0009】このことにより,従来の様にベースカラー
を最終MB配合で混合し押出機により溶融均一混合し単
色MBを作る必要がなくなり、ベースカラーの単純混合
品である混色MBを成形メーカーに供給する事が可能と
なる。従って従来の押出機による溶融均一混合し単色M
Bを生産する工程を省く事が出来るため各受注ごとの多
品種少量生産における品種替えに伴う生産性の低下が大
巾に改善出来る。このベースカラーを混合した混色MB
は成形メーカーにおいて特開昭60−110411号公
報に示される様に成形機のホッパー下部へ直接供給する
事が好ましい。比重の調整方法としては、重くするため
には沈降性硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク等の
無機系充填剤の配合があり、軽くするためには顔料濃度
の調整やMBを発泡させる方法がある。発泡方法として
は発泡剤の分解ガスによるものが一般的であるが気体圧
入法等も利用出来る。
【0010】
【実施例】以下実施例による本発明を説明する。 実施例1〜5 ポリエチレン「エースポリエチLDF2270」(旭化
成工業(株)製)、酸化チタン「タイペークCR−8
0」(石原産業(株)製)、発泡剤「ビニホールAR#
3」永和化成工業(株)、を使用し表1の配合で2軸押
出機で混練押出ペレット化しMB−1〜7を得た。カー
ボン「三菱カーボン#30」(三菱化成工業(株)製)
を使用し表1の組成で2軸押出機で混練押出ペレット化
し着色ペレット黒(以下CP−黒と記す)を30mm押
出機で作製した。
【0011】得られたMB−1〜7/CP−黒=20/
80重量%でそれぞれMB毎に混合後30mm押出機の
ホッパーへ投入し100g/分で2kg押出しし1,
5,10,15,20分後サンプリングし、この押出し
ペレットをエースポリエチLDF2270と3/100
の比率で二本ロールを使用し希釈シート化し色のばらつ
きを評価した結果表1,図1の如くMB−3,4,5,
6,7は色のばらつきがなかった。 比較例1,2 表1に示す組成にて実施例1と同様に希釈シート化し,
ばらつきL値を評価したところ表1,図1の如くMB−
1,2で色のばらつきが発生した。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】ベースカラーを最終MB配合で混合し押
出機により溶融均一混合しペレタイジングし単色MBを
生産する工程がなくなり、この工程がベースカラーを簡
単に混合するのみとなる。従って各受注ごとの多品種少
量生産における押出機ペレタイザー等の洗浄作業が不要
となりこの工程でのロスもなくなるだけでなく、この工
程における設備も不要となる。更に煩雑な生産計画と原
材料のデリバリー等の間接部門の大巾な労力の削減も可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、混色MB中の各ペレットの最大比重差に対
し、時間サンプリングしシート化したものの測色データ
のL値の最大巾の関係を示したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペレット状の着色用組成物において着色用
    組成物のペレットが2種類以上の異なる色のペレットの
    混合物からなり、且つそれぞれのペレットの見掛け比重
    の最大値と最小値の差が0.5g/cm3 以下であるこ
    とを特徴とする着色用組成物。
JP01280894A 1994-02-04 1994-02-04 着色用組成物 Expired - Lifetime JP3152047B2 (ja)

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JP01280894A JP3152047B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 着色用組成物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7247661B2 (en) 2003-04-30 2007-07-24 Dainippon Ink And Chemical, Inc. Masterbatch pellet mixture

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