JPH07216045A - 湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物 - Google Patents

湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物

Info

Publication number
JPH07216045A
JPH07216045A JP6012330A JP1233094A JPH07216045A JP H07216045 A JPH07216045 A JP H07216045A JP 6012330 A JP6012330 A JP 6012330A JP 1233094 A JP1233094 A JP 1233094A JP H07216045 A JPH07216045 A JP H07216045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
moisture
calcium carbonate
fumed silica
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6012330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3404854B2 (ja
Inventor
Toshimitsu Takeda
田 敏 充 武
Kazutoshi Kimura
村 和 資 木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP01233094A priority Critical patent/JP3404854B2/ja
Publication of JPH07216045A publication Critical patent/JPH07216045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3404854B2 publication Critical patent/JP3404854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/04Ingredients treated with organic substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/088Removal of water or carbon dioxide from the reaction mixture or reaction components
    • C08G18/0885Removal of water or carbon dioxide from the reaction mixture or reaction components using additives, e.g. absorbing agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J175/00Adhesives based on polyureas or polyurethanes; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J175/04Polyurethanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2666/00Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
    • C08L2666/54Inorganic substances

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物に、弾性接
着剤としての性能を付与するためにシリカを添加し、貯
蔵安定を損なうことなく補強効果を付与する技術を提供
することを目的とする。 【構成】末端イソシアネート基を有するウレタンプレポ
リマーと、下記式[I]または[II]で表される加水
分解性物質と、脂肪酸エステルで表面処理してなる沈降
炭酸カルシウムと、ヒュームドシリカを含む湿気硬化型
ポリウレタン樹脂組成物。ここで、R1 は炭素数1〜2
0のアルキル基、アリール基またはアラルキル基であ
り、nは整数である。ここで、R2 、R3 及びR4 は炭
素数1〜5のアルキル基、アリール基またはアラルキル
基であり、R5 は炭素数1〜20のアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基である。 【化1】 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】接着剤には種々の樹脂が使用され、中で
もエポキシ樹脂は接着力及び凝集力が大きく、収縮率が
小さく、耐湿性・耐薬品性が大きいといった特徴を有
し、金属、プラスチック、セラミック等広範囲にわたる
材料を強力に接着するため、構造用接着剤として広く使
用されてきた。エポキシ樹脂は、上述のような優れた特
性を有するが、その凝集力の大きさから被着体材料の破
断を起こす場合がある。近年、構造用接着剤で接着する
被着体が多様化するにつれて、被着体材料の破断が問題
となる場合が増加してきた。例えば、熱膨張率の異なる
異種材料を接着した場合である。それぞれの被着体は熱
がかかったときに膨張するが、エポキシ樹脂ではそれら
の膨張に応じて接着剤が追従できず、このため被着体に
クラックが生じることがあった。
【0003】また、構造用接着剤で接着した構造物を運
搬する際に、エポキシ樹脂等の従来の構造用接着剤で接
着すると、耐衝撃性に乏しいため運搬時の振動を接着部
分が吸収できず被着体が破損する場合もあった。近年、
耐衝撃性の必要な部材の接着、あるいは熱膨張率の異な
る異種材料を接着する場合等に、接着耐久性、および接
着耐久性を保証する伸びを併せ持つ接着剤が必要とされ
るようになり、こうした性質を有する弾性接着剤が使用
されるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】弾性接着剤として必要
な性質を有する樹脂としては、ポリスルフィド、シリコ
ーン、ポリウレタン、アクリル系ポリマー、ネオプレ
ン、ブチルゴム、スルホ塩化ポリエチレン等の化合物を
考えることができるが、接着力が弱い、あるいは伸びが
悪いといった問題点があった。
【0005】これらのうちポリウレタン系樹脂を主成分
とする弾性接着剤を強度の高いものとするために、カー
ボンブラック等の補強性フィラーを充填する手法が一般
的に採用されており、白色系の組成物を得る場合には、
白色系のフィラーである炭酸カルシウム、クレー、タル
ク等の充填剤が使用されている。しかし、炭酸カルシウ
ムを充填しても補強効果に劣り、クレー、タルクでは補
強効果は出るが、接着耐久性を維持するのに必要な伸び
が出ない。また、ホワイトカーボンとも呼ばれるシリカ
を充填した場合は、十分な補強効果を得るためには、比
較的多量に添加する必要がある。シリカはその表面に反
応性の官能基が多く存在するため、特に、一液性のポリ
ウレタン樹脂接着剤に比較的多量に添加すると官能基と
の反応が進み、著しい粘度の上昇を招くため、貯蔵安定
性に劣るという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上述
の従来技術における問題点を解決するためになされたも
のであり、湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物に、弾性
接着剤としての性能を付与するためにシリカを添加し、
貯蔵安定性を損なうことなく補強効果を付与する技術を
提供することを目的とする。
【0007】すなわち、本発明は、末端イソシアネート
基を有するウレタンプレポリマーと、下記式[I]また
は[II]で表される加水分解性物質と、脂肪酸エステ
ルで表面処理してなる沈降炭酸カルシウムと、ヒューム
ドシリカを含む湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物であ
る。
【0008】
【化3】 ここで、R1 は炭素数1〜20のアルキル基、アリール
基またはアラルキル基であり、nは整数である。
【0009】
【化4】 ここで、R2 、R3 及びR4 は炭素数1〜5のアルキル
基、アリール基またはアラルキル基であり、R5 は炭素
数1〜20のアルキル基、アリール基またはアラルキル
基である。
【0010】また、本発明は、上記加水分解性物質の配
合量が、上記末端イソシアナート型ポリウレタンプレポ
リマー100重量部に対して、0.5〜10重量部であ
ることを特徴とする。さらに、本発明は、前記脂肪酸エ
ステルで表面処理してなる沈降炭酸カルシウムの配合量
が、上記末端イソシアナート型ポリウレタンプレポリマ
ー100重量部に対して、50〜200重量部であるこ
とを特徴とする。加えて、上記ヒュームドシリカの配合
量が、上記末端イソシアナート型ポリウレタンプレポリ
マー100重量部に対して3〜20重量部であることを
特徴とする。
【0011】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0012】末端イソシアネート基を有するウレタンプ
レポリマーとは、PPG(ポリアルキレングリコール)
をベースとし末端イソシアネート基を有する化合物で、
水分の存在によりイソシアネート基部分がウレタン結合
を形成しながら、架橋、硬化して高分子となる化合物で
あり、ポリヒドロキシル化合物とポリイソシアネート化
合物との反応生成物である。
【0013】これらの中でもポリオール系のポリウレタ
ンは、ポリイソシアネート成分とポリオール成分との反
応によって生成され、ウレタン結合を有するため、優れ
たゴム弾性を示す。ポリイソシアネート成分、ポリオー
ル成分共に種類が多く、使用の目的に応じて様々な組合
せが可能であるから、多様な物性の化合物を得ることが
できる。すなわち、材料の選択により化合物の性能を様
々に変化させることができること、また、材料の伸びに
対する追従もよいという特性を有する。本発明に用いる
末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
は、一般に、ポリヒドロキシル化合物の一種であるポリ
オールとポリイソシアナートから生成されるウレタンプ
レポリマーであればいかなるものでもよく、特に限定さ
れない。
【0014】ポリオールとは、炭化水素の複数個の水素
を水酸基で置換したアルコール類の総称であり、例え
ば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオ
キサイドの1種または2種以上を、2個以上の活性水素
を有する化合物に付加重合させた生成物である。ここ
で、2個以上の活性水素を有する化合物としては、例え
ば、多価アルコール類、アミン類、アルカノールアミン
類、多価フェノール類等が挙げられる。多価アルコール
類としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、ジエチレングリコール、グリセリ
ン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール等が、また、アミン類としては、エ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等が、アルカ
ノールアミン類としては、エタノールアミン、プロパノ
ールアミン等が、そして多価フェノール類としては、レ
ゾルシン、ビスフェノール類等を挙げることができる。
【0015】具体的には、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチ
レングリコール等のポリエーテル系ポリオール、ポリブ
タジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール等のポ
リオレフィン系ポリオール、その他アジペート系ポリオ
ール、ラクトン系ポリオール、ヒマシ油等のポリエステ
ル系ポリオール等が好ましく、必要に応じてこれらのポ
リオールを併用することも可能である。これらの化合物
は単独で使用しても、あるいは2種以上を併用してもよ
いが、重量平均分子量は100〜10000程度のもの
が好ましく、500〜5000程度のものがさらに好ま
しい。
【0016】ポリイソシアネート化合物としては、通常
のポリウレタン樹脂の製造に用いられる種々のものがあ
る。具体的には、2,4−トリレンジイソシアナートま
たは2,6−トリレンジイソシアナート、ジフェニルメ
タン−4,4−ジイソシアナートおよびこれらの変性
品、1,5−ナフタレンジイソシアナート、トリジンジ
イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアナート、キシリレンジイソシアネー
ト等が挙げられる。これらのポリイソシアナート化合物
は、単独でも2種以上を併用してもよい。
【0017】末端にイソシアネート基を有するウレタン
プレポリマー製造の際のポリヒドロキシル化合物とポリ
イソシアネート化合物の量比は、ポリイソシアネート化
合物中のイソシアネート基1個あたり、ポリヒドロキシ
ル化合物中のヒドロキシル基が1個以下となる量比とす
るが、好ましくは0.95〜0.75個である。また、
ウレタンプレポリマーの製造条件は、通常のウレタンプ
レポリマーの製造条件でよい。すなわち、前述のヒドロ
キシル化合物とポリイソシアネート化合物を反応温度5
0〜100℃程度で、常圧下で反応させればよい。
【0018】本発明で用いる加水分解性物質は、下記式
[I]または[II]で表される化合物で、具体的には
シリルエステル化合物であり、後述するヒュームドシリ
カと共にウレタンプレポリマーに添加することによっ
て、貯蔵安定性の向上を図っている。シリルエステル化
合物は、シロキサン結合(Si−O−Si)を有する下
記式[I]で表される重合体と、シロキサン結合を有し
ない下記式[II]で表される単量体エステルとに分け
られるが、いずれのものを使用してもよい。
【0019】
【化5】 ここで、R1 は炭素数1〜20のアルキル基、アリール
基またはアラルキル基であり、炭素数は5〜20である
ことが好ましく、10〜20であることが特に好まし
い。nは整数であり、1〜200であることが好まし
く、1〜100であることが特に好ましい。
【0020】
【化6】 ここで、R2 、R3 及びR4 は炭素数1〜5のアルキル
基、アリール基またはアラルキル基であり、炭素数は1
〜2であることが好ましい。R5 は炭素数1〜20のア
ルキル基、アリール基またはアラルキル基であり、炭素
数は5〜20であることが好ましく、10〜20である
ことが特に好ましい。
【0021】これらの化合物は、信越化学(株)よりK
F−910として市販されているもの(上記式[I]の
構造式を有し、R1 =C1735、n=20の化合物であ
る)、または横浜ゴム(株)で合成したもの(上記式
[II]の構造式を有し、R2、R4 =CH3 、R5
CH3 (CH2 17 の化合物)を使用することが好ま
しい。
【0022】これら加水分解性物質の添加量は、上記末
端イソシアネート型ウレタンプレポリマー100重量部
に対して、0.5〜10重量部の範囲であることが好ま
しい。添加量をこの範囲としたのは、0.5重量部未満
では本発明の湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物の貯蔵
安定性が低下し、10重量部を超えて添加しても効果は
変わらないためである。1〜5重量部の範囲が特に好ま
しい。
【0023】炭酸カルシウムは、重質炭酸カルシウムと
沈降性炭酸カルシウムに大別されるが、本発明で用いる
炭酸カルシウムは、イソシアネート基と水分との反応を
妨げ貯蔵安定性を向上させるために、脂肪酸エステルで
表面処理してなる沈降性炭酸カルシウムであることが好
ましい。炭酸カルシウムの表面処理に用いる脂肪酸エス
テルは、パルミチン酸トリグリセリド等の高級飽和脂肪
酸のトリグリセリドであることが好ましく、シーレッツ
200あるいは同300という商品名で、丸尾カルシウ
ム(株)より市販されているものを使用することが好ま
しい。また、沈降性炭酸カルシウムであることが好まし
いのは、人工的に作られたカルシウムであるため、重質
炭酸カルシウムよりも粒径が小さいためである。
【0024】上記の脂肪酸エステルで表面処理した沈降
性炭酸カルシウムの添加量は、ウレタンプレポリマー1
00重量部に対して50〜200重量部の範囲であるこ
とが好ましい。添加量をこの範囲としたのは、50重量
部未満では本発明の湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物
の強度が低下し、200重量部超では貯蔵安定性が低下
するためである。50〜150重量部の範囲であること
が特に好ましい。
【0025】ヒュームドシリカは、親水性グレードのも
のと疎水性グレートのものとがあるが、いずれのグレー
ドのものを用いてもよい。上記ヒュームドシリカの比表
面積は、100〜300m2 /gであることが好まし
い。このようなヒュームドシリカは、日本アエロジル
(株)または徳山曹逹(株)より、R−300(親水性
ヒュームドシリカ、比表面積300m2 /g)、R−9
72(疎水性ヒュームドシリカ)またはレオロシールQ
S−102S(親水性ヒュームドシリカ、比表面積20
0m2 /g)という商品名で市販されている。上記のヒ
ュームドシリカの添加量は、上記末端イソシアネート型
ウレタンプレポリマー100重量部に対して、3〜20
重量部の範囲であることが好ましい。添加量をこの範囲
としたのは、3重量部未満では本発明の湿気硬化型ポリ
ウレタン樹脂組成物の補強効果が向上せず、20重量部
超では貯蔵安定性が低下するためである。5〜15重量
部の範囲であることが特に好ましい。
【0026】本発明の組成物は、以上の化合物の他に、
可塑剤、酸化防止剤、顔料、シランカップリング剤、分
散剤、溶剤等を配合してもよい。
【0027】可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタ
レート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジ
ラウリルフタレート(DLP)、ジブチルベンジルフタ
レート(BBP)、ジオクチルアジペート、ジイソデシ
ルアジペート、トリオクチルフォスフェート、トリス
(クロロエチル)フォスフェート、トリス(ジクロロプ
ロピル)フォスフェート、アジピン酸プロピレングリコ
ールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリ
エステル、エポキシステアリン酸アルキル、エポキシ化
大豆油等が挙げられ、単独で、あるいは混合して使用す
ることができる。
【0028】酸化防止剤は、種々の自動酸化性物質に対
し、光や熱などの条件下における酸素の作用を防止ない
し抑制する性質をもつ有機化合物をいい、ラジカル連鎖
禁止剤と過酸化物分解剤に大別される。一般的な酸化防
止剤としては、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)等のフェノール
誘導体、ジフェニルアミン、フェニレンジアミン等の芳
香族アミン、亜リン酸トリフェニル等の亜リン酸エステ
ルなどを挙げることができる。
【0029】顔料は、無機顔料と有機顔料とがあり、無
機顔料としては、二酸化チタン、酸化亜鉛、群青、ベン
ガラ等の金属酸化物、リトポン、鉛、カドミウム、鉄、
コバルト、アルミニウム等の硫化物、塩酸塩、硫酸塩等
を挙げることができる。有機顔料としては、アゾ顔料、
銅フタロシアニン顔料等を挙げることができる。
【0030】シランカップリング剤とは、一般に、相互
になじみの悪いガラス、シリカ、金属、粘土等の無機材
料と高分子等の有機材料とを化学結合できる官能基を有
する下記式[III]で表される有機ケイ素化合物をい
う。 Y〜CH2 SiX 3 ・・・・式[III] ここで、Xはアルコキシ基やハロゲン等の加水分解性の
置換基で無機質と反応し、Yは有機質と反応しやすいビ
ニル基、エポキシ基、アミノ基などである。
【0031】分散剤は、固体を微細な粒子にして液中に
分散させる物質をいい、ヘキサメタリン酸ナトリウム、
縮合ナフタレンスルホン酸ナトリウム、界面活性剤等を
挙げることができる。
【0032】本発明の組成物は溶剤を用いてもよく、好
ましくは芳香族系炭化水素溶媒を用いる。芳香族系溶剤
とは、キシレン、トルエン等をいう。
【0033】本発明のウレタン組成物の製造方法は、特
に限定されないが、好ましくは各成分を減圧下または不
活性雰囲気下に十分混練し、均一に分散させて組成物と
するのがよい。
【0034】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明を具体的に説
明するが、本発明は、これらに限られるものではない。
【0035】(製造例)57重量部の水酸基を3個有す
る平均分子量5,000のポリオキシプロピレントリオ
ール(旭硝子(株)製)と、23重量部の水酸基を2個
有する平均分子量2,000のポリプロピレンエーテル
ジオール(三洋化成工業(株)製)を反応容器に入れ、
110℃、50mmHgで2時間減圧脱水した。この
後、反応生成物を80℃に冷却し、9.1重量部の2,
4−トリレンジイソシアナート(2,4−TDI)と
2,6−トリレンジイソシアナート(2,6−TDI)
の混合物(2,4−TDI:2,6−TDI=80:2
0)を攪拌しながら添加し、遊離イソシアナートが2.
2%になるまで反応させて、末端イソシアネート基1.
4%のポリウレタンプレポリマーTDIプレポリマーを
得た。
【0036】次いで、このTDIプレポリマーに、1
9.6重量部のジフェニルメタン−4,4’−ジイソシ
アナート(MDI、MD化成(株)製)を加えて攪拌し
た。ここに、予め脱水しておいた85重量部の平均分子
量5,000のポリオキシプロピレントリオールと、3
5重量部の平均分子量2,000のポリプロピレンエー
テルジオールを添加し、80℃で遊離イソシアナートが
1.8%になるまで反応させて、MDIプレポリマーと
して、ウレタンプレポリマー組成物を得た。
【0037】このウレタンプレポリマー100重量部に
対し、真空下にて予め乾燥させた丸尾カルシウム(株)
製の脂肪酸エステル表面処理炭酸カルシウム(シーレッ
ツ200)を100重量部と、さらに乾燥させたヒュー
ムドシリカ及び他の添加剤を表1に示す量で加え、真空
攪拌装置中で十分に混練し、試験材料を得た。KF−9
10及びシリルエステル化合物の構造式を表1中に示し
た。シリルエステル化合物は、横浜ゴム(株)で合成し
たものを使用した。
【0038】
【表1】
【0039】(本発明例1)攪拌機付き容器内に100
重量部のウレタンプレポリマー、100重量部のシーレ
ッツ200、10重量部の親水性ヒュームドシリカであ
るレオロシールQS−102−S、3重量部のKF−9
10とを真空下で15〜20分間混練後、溶剤として関
東化学(株)製のキシレンを脱水し、5重量部を、40
重量部のDOP、1重量部のA187とともに加え、真
空下でさらに15分間攪拌して、本発明の湿気硬化型ポ
リウレタン樹脂組成物を得た。
【0040】(本発明例2)レオロシールQS−102
−Sに替えて親水性ヒュームドシリカであるR−300
を使用し、他は本発明例1に示す方法と同様にして、本
発明の湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物を得た。
【0041】(本発明例3)KF−910に替えてシリ
ルエステル化合物を使用し、他は本発明例1に示す方法
と同様にして、本発明の湿気硬化型ポリウレタン樹脂組
成物を得た。
【0042】(本発明例4)レオロシールQS−102
−Sに替えて疎水性ヒュームドシリカであるR−972
を使用し、他は本発明例1に示す方法と同様にして、本
発明の湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物を得た。
【0043】(比較例1)親水性ヒュームドシリカ、疎
水性ヒュームドシリカ、KF−910及びシリルエステ
ル化合物のいずれも使用せず、他は本発明例1に示す方
法と同様にして、比較例のウレタン樹脂組成物を得た。
【0044】(比較例2)脂肪酸表面処理炭酸カルシウ
ムシーレッツ200に替えて焼成クレーを100重量部
配合し、親水性ヒュームドシリカ、KF−910及びシ
リルエステル化合物はいずれも使用せず、他は本発明例
1に示す方法と同様にして、比較例のウレタン組成物を
得た。
【0045】(比較例3)親水性ヒュームドシリカレオ
ロシールQS−102−Sを使用し、KF−910及び
シリルエステル化合物はいずれも使用せず、他は本発明
例1に示す方法と同様にして、比較例のウレタン組成物
を得た。
【0046】(物性の評価)本発明例および比較例で得
られたポリウレタン樹脂組成物の初期状態、及び70℃
で1日放置(促進劣化試験)した後の物性の変化を測定
した。物性の変化は、粘度、引張試験によるダンベル強
度TB (kgf/cm2 )及びE B(%)、剪断接着強
度(繊維強化プラスチック(FRP)同士を接着した場
合を対象とする。以下、FRP/FRPと表記する。)
を指標とした。促進劣化試験は、カートリッジ中に組成
物を充填し、70℃の雰囲気下に1日間放置し、粘度を
測定した。粘度は、(株)東京計器社製のブルックフィ
ールド型粘度計、BS型ロータ#7を使用し、20℃、
1rpmで測定した。また、引張強度はJISK731
1の引張試験に準じて行った。JISK7311に示さ
れるダンベル状試験片を作製し、測圧器を用いて引張強
度及び伸びを測定した。ダンベル強度は、TB (kgf
/cm2 )で、また伸びはEB (%)で示した。各々の
目標値は、TB 30kgf/cm2 以上、EB 400%
以上とした。剪断接着力は、JISK6850に準じて
行った。FRP同士を接着し、剪断接着力(kgf/c
2 )で示した。目標値は、20kgf/cm2 とし
た。結果を表1に示す。
【0047】表1に示すように、本発明例1〜4の湿気
硬化型ポリウレタン樹脂組成物は、いずれも、脂肪酸エ
ステル表面処理炭酸カルシウム、親水性ヒュームドシリ
カまたは疎水性ヒュームドシリカのうちのいずれか一方
及びシリルエステル化合物が配合されているが、初期粘
度に比べて70℃1日後の粘度の上昇が少なく、貯蔵安
定性が良いことが示された。また、TB はいずれも40
kgf/cm2 以上であり、EB も450%以上と目標
値を上回ったた。さらに、剪断接着力も30kgf/c
2 以上と大きな値であり、接着力が強く、追従性が良
く、貯蔵安定性に優れる湿気硬化型ポリウレタン樹脂組
成物が得られた。
【0048】一方、脂肪酸エステル表面処理炭酸カルシ
ウムのみが配合されている比較例1のウレタン組成物
は、70℃1日後の粘度の上昇が大きく貯蔵安定性が悪
かった。また、EB は500%と伸びは良かったが、T
B 及び剪断接着力がいずれも低く、接着強度が不足して
いた。焼成クレーと親水性ヒュームドシリカが配合され
ている比較例2のウレタン組成物は、貯蔵安定性は良か
ったが、EB が150%と伸びが悪かった。脂肪酸エス
テル表面処理炭酸カルシウムと親水性ヒュームドシリカ
が配合されている比較例3のウレタン組成物は、EB
600%と伸びが良く、また、TB及び剪断接着力もと
もに目標値を上回ったが、70℃1日後には固化してし
まい貯蔵安定性がきわめて悪かった。
【0049】以上比較例1〜3のウレタン樹脂組成物の
物性試験の結果が示すように、湿気硬化型ポリウレタン
樹脂組成物に、脂肪酸表面処理炭酸カルシウムを配合し
ないと伸びが悪く、また、脂肪酸表面処理炭酸カルシウ
ムのみを配合したのでは、伸びは良いが貯蔵安定性が悪
く、ダンベル強度も向上しないことが示された。さら
に、脂肪酸表面処理炭酸カルシウムと親水性ヒュームド
シリカまたは疎水性ヒュームドシリカを配合すると伸び
は良く、引張強度、剪断接着力ともに向上するが、貯蔵
安定性が悪くなることが示された。
【0050】以上より、貯蔵安定性を向上させ、引張強
度、剪断接着力ともに十分な値を得るためには、湿気硬
化型ポリウレタン樹脂組成物に、脂肪酸表面処理炭酸カ
ルシウム、シリルエステル化合物、親水性ヒュームドシ
リカまたは疎水性ヒュームドシリカのうちのいずれか一
方を一緒に配合することが必要であることが示された。
脂肪酸表面処理炭酸カルシウムの配合によって引張強度
が上がり、貯蔵安定性の低下を親水性または疎水性ヒュ
ームドシリカとシリルエステル化合物の2つで防いでい
るためと考えられた。
【0051】
【発明の効果】本発明により、脂肪酸表面処理炭酸カル
シウム、親水性ヒュームドシリカまたは疎水性ヒューム
ドシリカのうちのいずれか一方、シリルエステル化合物
を含有する湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物であっ
て、貯蔵安定性が良く、しかも引張強度、剪断接着力に
優れ、伸びの良い組成物を得ることができた。また、本
発明の湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物は、このよう
な弾性接着剤として優れた特性を有するため、耐衝撃性
や、熱膨張率の異なる異種材料の接着時に耐久性を要求
される部分に使用することができる。具体的には、下水
浄化槽用アッセンブリなど、運搬中の衝撃に耐える必要
があり、水圧に耐える必要のある部材の接着に適してい
る。さらに、水密や風防等、接着信頼性を要しないもの
にはシーラントとしても使用することが可能である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75/04 NGJ //(C08L 75/04 83:04)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】末端イソシアネート基を有するウレタンプ
    レポリマーと、下記式[I]または[II]で表される
    加水分解性物質と、脂肪酸エステルで表面処理してなる
    沈降炭酸カルシウムと、ヒュームドシリカを含む湿気硬
    化型ポリウレタン樹脂組成物。 【化1】 ここで、R1 は炭素数1〜20のアルキル基、アリール
    基またはアラルキル基であり、nは整数である。 【化2】 ここで、R2 、R3 及びR4 は炭素数1〜5のアルキル
    基、アリール基またはアラルキル基であり、R5 は炭素
    数1〜20のアルキル基、アリール基またはアラルキル
    基である。
  2. 【請求項2】前記加水分解性物質の配合量が、前記末端
    イソシアナート型ポリウレタンプレポリマー100重量
    部に対して、0.5〜10重量部である請求項1に記載
    の湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記脂肪酸エステルで表面処理してなる沈
    降炭酸カルシウムの配合量が、前記末端イソシアナート
    型ポリウレタンプレポリマー100重量部に対して、5
    0〜200重量部である請求項1または2に記載の湿気
    硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記ヒュームドシリカの配合量が、前記末
    端イソシアナート型ポリウレタンプレポリマー100重
    量部に対して3〜20重量部である請求項1ないし3の
    いずれかに記載の湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
JP01233094A 1994-02-04 1994-02-04 湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物 Expired - Lifetime JP3404854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01233094A JP3404854B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01233094A JP3404854B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07216045A true JPH07216045A (ja) 1995-08-15
JP3404854B2 JP3404854B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=11802305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01233094A Expired - Lifetime JP3404854B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3404854B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08225738A (ja) * 1994-12-20 1996-09-03 Sekisui Chem Co Ltd 室温硬化性組成物
JP2014012832A (ja) * 2012-06-09 2014-01-23 Boeing Co 可撓性の低温充填複合材料組成物、塗料、及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08225738A (ja) * 1994-12-20 1996-09-03 Sekisui Chem Co Ltd 室温硬化性組成物
JP2014012832A (ja) * 2012-06-09 2014-01-23 Boeing Co 可撓性の低温充填複合材料組成物、塗料、及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3404854B2 (ja) 2003-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0511586B1 (en) Moisture curable polyurethane composition
US7589134B2 (en) Adhesive filled with surface-treated chalk and soot
DE60006267T2 (de) Silylierte polymere und aminosilanhaftvermittlerzusammensetzung
US5631318A (en) Reactive hot-melt elastic sealant composition
DE60122131T2 (de) Klebeverfahren
DE69920986T2 (de) Verfahren zur Herstellung von Präpolymeren, die zu verbesserten Dichtungsmassen aushärten und daraus hergestellte Produkte
JP3449991B2 (ja) 硬化性組成物
US6703453B1 (en) Condensation cross-linking polyurethane materials containing special aminosilanes, a method for the production thereof and their use
DE69922892T2 (de) Feuchtigkeitshärtende einkomponenten-zusammensetzuung
DE102007058483A1 (de) Härtbare Zusammensetzungen enthaltend silylierte Polyurethane
EP0532048B1 (en) Curable composition
JPH06322251A (ja) 室温硬化性組成物
JP4578876B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンシーリング材組成物
JP3404854B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物
JP3386208B2 (ja) ウレタン湿気硬化型組成物
JP5545588B2 (ja) ポリウレタン系シーリング材組成物
JPH1135819A (ja) 湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂シーリング材組成物およびその製造方法
JP2002037832A (ja) 耐汚染性・耐タック性の優れたポリイソシアネート組成物
JP2002037835A (ja) 揺変性の優れたポリイソシアネート組成物
JP2005336429A (ja) 2液硬化型ポリウレタン樹脂組成物
JP4125413B2 (ja) ウレタンプレポリマー組成物および1液型ウレタンシーラント
JPH11263965A (ja) チクソトロピー性付与剤および湿気硬化型ポリウレタン組成物
JP2719081B2 (ja) 一液型揺変性ポリウレタン組成物
US6812315B2 (en) Oxazolidine compound and curable resin composition
JP6817505B2 (ja) シーリング材組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030121

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term