JPH07214803A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH07214803A
JPH07214803A JP2738694A JP2738694A JPH07214803A JP H07214803 A JPH07214803 A JP H07214803A JP 2738694 A JP2738694 A JP 2738694A JP 2738694 A JP2738694 A JP 2738694A JP H07214803 A JPH07214803 A JP H07214803A
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JP
Japan
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optical fibers
optical
fiber
scanning
printer device
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JP2738694A
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English (en)
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Toru Nanbara
透 南原
Toru Naganuma
徹 長沼
Takashi Aihara
隆 相原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
    • B41J2/46Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources characterised by using glass fibres

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、プリンタ装置において、マルチレー
ザ光源を構成する1つ1つのレーザ光源に対して1つ1
つの光学系を設けることなくマルチビーム走査を実現
し、プリントスピードを高めることができるようにす
る。 【構成】複数の光フアイバを走査方向に対してやや斜め
に密着又は離して並べたフアイバ列を1つ又は複数有
し、1つ又は複数のフアイバ列を走査方向に対して垂直
な方向に密着又は離して並べてなる光源を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図15〜図17) 発明が解決しようとする課題(図15) 課題を解決するための手段(図1及び図2) 作用(図1及び図2) 実施例 (1)プリンタヘツドの全体構成(図1〜図4) (2)第1の実施例(図5) (3)第2の実施例(図6) (4)第3の実施例(図7) (5)第4の実施例(図8) (6)第5の実施例(図9) (7)走査方法(図10及び図11) (8)具体的数値例(図12及び図13) (9)他の実施例(図14) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ装置に関し、特
にレーザ光を熱に交換(以下これを光熱変換と呼ぶ)し
て得られた熱により昇華転写記録するプリンタ装置、い
わゆるレーザ熱転写型のプリンタ装置に適用して好適な
ものである。
【0003】
【従来の技術】従来用いられているレーザ熱転写型のプ
リンタ装置を図15に示す。このプリンタ装置は、透明
なベースフイルム1の一面に赤外線吸収染料及び昇華性
染料からなる染料層2を形成したインクリボン3を用い
る。そして染料層2が受像紙4の受像面4Aに当接する
ようにインクリボン3を受像紙4に密着させる。この状
態でレーザ素子5から放射されたレーザ光Lをレンズ6
等の光学系を介して集光及び結像し、その後、レーザ光
Lをインクリボン3のベースフイルム1を介して染料層
2に照射する。この結果、染料層2の赤外線吸収染料が
レーザ光Lを光熱変換して昇華性染料を受像紙4の受像
面4Aに転写させる。このようにしてプリンタ装置は受
像紙4の受像面4Aに印字する。
【0004】またインクリボン3としては図16に示す
ものや図17に示すもの等、種々の層構造を有するもの
が提案されている。このうち図16に示すインクリボン
はベースフイルム1の一面にカーボン層7及び昇華性染
料でなる昇華染料層8を形成したものである。このイン
クリボンの場合、カーボン層7においてレーザ光Lを光
熱変換し、得られた熱で昇華性染料を受像紙4の受像面
4Aに転写する。一方、図17に示すインクリボンはカ
ーボンを含有するベースフイルム9の一面に昇華染料層
8を形成したものである。このインクリボンの場合、ベ
ースフイルム9においてレーザ光Lを光熱変換して昇華
性染料を受像紙4の受像面4Aに転写する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで図15に示す
転写方法を用いるプリンタ装置では、プリントスピード
を高めるため光源を直線上に複数個並べて配列すること
が考えられている。この方式は複数の光源を同時に走査
させることにより複数の書き込み走査を実現してプリン
ト時間を短縮するものである。ところがレーザ素子の大
きさが発光部分に比して相当大きいため、複数の光源に
対して光学系を共通化することができず、それぞれのレ
ーザ光源に対して1つずつの光学系を構成しなければな
らない。このため構成が大型化する問題があつた。ま
た、それぞれの光学系を走査しなければならないという
問題があつた。このように走査光学系の数が増えること
によりプリンタ装置の機構及び電気系が複雑になるばか
りでなく、プリンタ装置の製作コストが上がるという問
題があつた。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、マルチレーザ光源を構成する1つ1つのレーザ光源
に対して1つ1つの光学系を設けることなくマルチビー
ム走査を実現し、プリントスピードを高めることができ
るプリンタ装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数のレーザ光源から射出された
レーザ光を導く複数の光フアイバ10を走査方向に対し
てやや斜めに密着又は離して並べたフアイバ列を1つ又
は複数有し、1つ又は複数のフアイバ列を走査方向に対
して垂直な方向に密着又は離して並べてなる光源11
と、光源11から射出された複数のレーザ光14をそれ
ぞれ集光する光学系12とを備えるようにする。
【0008】
【作用】複数の光フアイバ10を走査方向に対してやや
斜めに密着又は離して並べたフアイバ列を1つ又は複数
有し、1つ又は複数のフアイバ列を走査方向に対して垂
直な方向に密着又は離して並べてなる光源11を設ける
ことにより、簡易に高速昇華転写することができる。
【0009】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0010】(1)プリンタヘツドの全体構成 プリントスピードを上げるためにマルチビームを使用す
るプリンタ装置におけるプリンタヘツドの全体構成を図
1に示す。このプリンタヘツドは、複数のレーザ素子光
源から発光される光をそれぞれ導く複数の光フアイバ1
0と、これらを束ねて保持するマルチビーム匡体11
と、複数のレーザビームを集光及び結像するために用い
る1個の光学系12とからなつている。
【0011】光フアイバ10は複数のレーザ素子光源
(図示せず)に直接カツプリング又は光学系を介してカ
ツプリングされたものである。この複数の光フアイバ1
0を束にした光フアイバ束13は、あたかも1個の光源
として扱うことができるようにマルチビーム匡体11の
任意の位置に固定されている。このマルチビーム匡体1
1に固定された光フアイバ束13の端部からマルチビー
ム14が射出され、各マルチビーム14はコリメータレ
ンズ15、結像レンズ16等で構成される1個の光学系
12を介して結像面17(すなわちインクリボン)上に
結像される。
【0012】次に図1との対応部分に同一符号を付して
示すマルチビーム匡体11の構成を図2に示す。マルチ
ビーム匡体11は1つの光源とみなすため、光フアイバ
束13を差し込み固定するための穴20を有している。
この穴20はマルチビーム匡体11のうち、結像面17
に対して垂直方向に設けられ、穴の形状はほぼ平行四辺
形である。
【0013】ここで結像面17側から見たマルチビーム
匡体11上の光フアイバ列を図3に示す。各光フアイバ
10は固定するためマルチビーム匡体11に設けられた
穴20に差し込まれる。
【0014】この光フアイバ10は光を実際に通すコア
21とコア21の周りを覆うクラツド22とで構成され
る。ここで各光フアイバ10はクラツド径d以上には近
づけないようになされている。またマルチビーム匡体1
1に設けられた穴20の外周形状は複数の光フアイバ1
0をやや斜めに配列するため、ほぼ平行四辺形である。
この穴20の形状である平行四辺形の底辺をi、平行四
辺形の高さをhとする。
【0015】またマルチビーム匡体11上の光フアイバ
列における走査線が伸びる方向を示す直線をMとし、フ
アイバ列が伸びる方向を示す直線をNとする。このとき
の直線Mと直線Nとの角度をθとする。さらに直線Mに
対して垂直な方向を示す直線をSとする。ここでM方
向、S方向、N方向の光フアイバ間距離をそれぞれ
1、a2 、a3 で表す。さらにマルチビーム匡体11
上での走査線間距離をtで表す。
【0016】次にマルチビーム匡体11側から見た結像
面17上の結像スポツトを図4に示す。LO の位置を走
査開始位置、矢印Pの方向を走査方向とする。また結像
面17上の結像スポツトにおいて、図3に示したマルチ
ビーム匡体11上の光フアイバ列での走査線が伸びる方
向を示す直線M、フアイバ列が伸びる方向を示す直線
N、直線Mに対して垂直な方向を示す直線S、走査線間
隔tとの対応部分をそれぞれM′、N′、S′、t′で
表す。さらにM′方向の結像スポツト間距離、S′(す
なわちLO )方向の結像スポツト間距離、N′方向の結
像スポツト間距離をそれぞれa1 ′、a2 ′、a3 ′で
表す。
【0017】光学系12により図3の光フアイバ列のマ
ルチビーム14を結像面17上に投影したものが、図4
の実線円で示される結像スポツト列23である。この結
像スポツト23は走査により矢印Pの方向に移動するた
め、直線M′上のうち1個隣りの破線円24の位置に移
る。このように、結像スポツト列は走査に従つて矢印P
の走査方向に順次移る。
【0018】ここで各光フアイバ10のN′方向の結像
スポツト間距離a3′が結像面17上での走査線間距離
t′より大きい場合、複数の光フアイバ10を斜めに並
べることによつて走査線間距離を小さく保つことができ
る。すなわち、図4における直線M′と対応するマルチ
ビーム匡体11上の直線を図3に示す直線Mとするた
め、フアイバ列は直線Mに対し角度θの直線N上に並べ
る。このとき、結像スポツト列は図4において直線N′
上に並ぶことになる。この結果、各光フアイバ10の
N′方向の結像スポツト間距離a3′が結像面17上での
走査線間距離t′より大きい場合でも、N′方向の結像
スポツト間距離a3′よりも十分に短い走査線間距離t′
で走査できる。
【0019】さらに、光源(光学系においてレンズの中
心を通る直線)上における結像面17上の点をQとした
とき、点Qを中心とした直径Dの円をCとする。この円
Cはレンズの収差の影響をそれほど受けずにマルチビー
ム14が所定の結像条件(すなわちプリント画像の解像
度の誤差許容範囲に収まるための条件)を満たす限界と
する。このとき、円C内に可能な限り多くのマルチビー
ム14を結像するため、図3に示すやや斜めのラインN
を複数個設ける。ここで図3においては、3個のマルチ
ビーム14からなる斜めのラインNが3列あるため、合
計9個のマルチビーム14となる。
【0020】以上の構成によれば、走査線が伸びる方向
を示す直線Mに対し、やや斜めに並んだ複数個の光フア
イバ10を複数ライン並べて保持するマルチビーム匡体
11を光源として用いることにより、複数のマルチビー
ム14に対して1個の光学系12を用いることが可能と
なる。このため高速プリントスピードが簡単な構成で実
現可能となる。以下複数個の光フアイバ10の並べ方に
ついて説明する。
【0021】(2)第1の実施例 全ての光フアイバ10を密着させて一つの穴25に固定
する例を図5に示す。まず光フアイバ列の走査線が伸び
る方向を直線M、フアイバ列が伸びる方向を直線N、直
線Mに対して垂直な方向を直線Sとする。この場合、各
フアイバ列を直線S方向に並べる。このとき各光フアイ
バ10はN方向及びS方向に密着させる。
【0022】ここでN方向の各フアイバ列中の光フアイ
バ10の数をm個とし、S方向へのフアイバ列の数をn
列とする。また光フアイバ10のクラツド径をdとし、
M方向、S方向、N方向の各光フアイバ間距離はa1
2 、a3 で表す。さらに結像面17上の結像スポツト
における走査線間距離t′に対応するマルチビーム匡体
11上の光フアイバ列における走査線間距離をtとす
る。
【0023】このとき、隣合つた走査線の信号を送るタ
イミングを示すパラメータとなるa1 を求めるため、ま
ずN方向の光フアイバ間距離a3 及びS方向の光フアイ
バ間距離a2 を求める。この光フアイバ間距離a3 及び
2 は各光フアイバ10が密着しているためクラツド径
dと等しい。よつて、光フアイバ間距離a3 及びa2
それぞれ
【数1】
【数2】 と表される。このためM方向のフアイバ間距離a1 を求
めるために正弦定理を用いると、次式
【数3】 となり、(1)式及び(2)式を用いることにより、求
めるM方向のフアイバ間距離a1
【数4】 と表される。
【0024】また(2)式より光フアイバ列における走
査線間距離tは、次式
【数5】 となる。このため直線Mと直線Nとの角度θは、(2)
式を用いることにより、次式
【数6】 となる。
【0025】次に、結像面17における有効範囲(すな
わち図4に示す円C)内にマルチビーム14を収めるた
め、最も離れた光フアイバ間の距離b3 を求める。この
ため最も離れた光フアイバ間の距離b3 のM方向、S方
向の光フアイバ間距離をそれぞれb1 、b2 とすると、
それぞれの値は
【数7】
【数8】 となる。従つて、最も離れた光フアイバ間の距離b
3 は、次式
【数9】 により求められる。
【0026】ここで、光フアイバ束13を収容する穴2
5の形状は、次のような平行四辺形を基本にしたものと
なる。ただし、i及びhは平行四辺形の底辺及び高さと
【数10】
【数11】 で表されるものとする。
【0027】以上の構成によれば、上述の条件を満たす
マルチビーム匡体11に複数の光フアイバ10を配列
し、最も離れた光フアイバ間の距離b3 だけ離れた2つ
のマルチビーム14が共に所定の結像条件を満たす結像
が可能なレンズ系を光学系12とすることにより、1個
の光学系12で複数のマルチビーム14に対応できる。
【0028】(3)第2の実施例 全ての光フアイバ10を密着させて一つの穴25に固定
する例を図5に示したが、これに対し、N方向に伸びる
フアイバ列中の各光フアイバ10を離して並べ、S方向
に対して複数のフアイバ列を密着させて並べる例を図6
に示す。この図6では、S方向に密着している複数の光
フアイバ10ごとに長穴26に固定するようになされて
いる。
【0029】この場合、S方向に対してのみ光フアイバ
10を密着させるため、複数の穴26にそれぞれ差し込
まれる複数の光フアイバ10は図5の光フアイバ10に
比して安定しているため、各光フアイバ10の固定及び
位置決めが容易にできる。また、第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0030】(4)第3の実施例 N方向に伸びるフアイバ列中の各光フアイバ10を離し
て並べ、S方向に対して複数のフアイバ列を密着させて
並べる例を図6に示したが、これに対し、N方向に伸び
るフアイバ列中の各光フアイバ10を密着させて一つの
長穴27に固定し、S方向に対して各フアイバ列を離し
て並べる例を図7に示す。
【0031】この場合、N方向に対してのみ光フアイバ
10を密着させるため、複数の穴27にそれぞれ差し込
まれる複数の光フアイバ10は図5の光フアイバ10に
比して安定しているため、各光フアイバ10の固定及び
位置決めが容易にできる。また、第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0032】(5)第4の実施例 全ての光フアイバ10を密着させず、それぞれ別の穴2
8に固定する例を図8に示す。ここで隣合う光フアイバ
10と光フアイバ10との間の距離をN方向について
u、S方向についてvとする。このとき、前述した図
5、図6、図7は、それぞれu=v=0、v=0、u=
0の特別な場合である。
【0033】ここでN方向に伸びる各フアイバ列中の光
フアイバ10の数をm個とし、フアイバ列の数をn列と
する。また光フアイバ10のクラツド径をdとし、M方
向、S方向、N方向の各光フアイバ間距離はa1
2 、a3 で表す。さらに結像面17上の結像スポツト
列における走査線間距離t′に対応するマルチビーム匡
体11上の光フアイバ列における走査線間距離をtとす
る。
【0034】まず隣合つた走査線の信号を送るタイミン
グを示すパラメータとなるa1 を求めるため、N方向の
光フアイバ間距離a3 及びS方向の光フアイバ間距離a
2 を求める。この光フアイバ間距離a3 及びa2 は各光
フアイバ10が離れているため、クラツド径dよりN方
向についてu又はS方向についてvだけ大きくなる。よ
つて、光フアイバ間距離a3 及びa2 はそれぞれ
【数12】
【数13】 と表される。このためM方向のフアイバ間距離a1 を求
めるために正弦定理を用いると、次式
【数14】 となり、求めるM方向のフアイバ間距離a1
【数15】 と表される。
【0035】また(13)式より光フアイバ列における走
査線間距離tは、次式
【数16】 となる。さらに直線Mと直線Nとの角度θは
【数17】 と表される。
【0036】次に、結像面17における有効範囲(すな
わち図4に示す円C)内にマルチビーム14を収めるた
め、最も離れた光フアイバ間の距離b3 を求める。この
ため最も離れた光フアイバ間の距離b3 のM方向、S方
向の光フアイバ間距離をそれぞれb1 、b2 とすると、
それぞれの値は
【数18】
【数19】 となる。従つて、最も離れた光フアイバ間の距離b
3 は、次式
【数20】 により求められる。
【0037】以上の構成によれば、上述の条件を満たす
マルチビーム匡体11に複数の光フアイバ10を配列
し、最も離れた光フアイバ間の距離b3 だけ離れた2つ
のマルチビーム14が共に所定の結像条件を満たす結像
が可能なレンズ系を光学系12とすることにより、1個
の光学系12で複数のマルチビーム14に対応できる。
【0038】(6)第5の実施例 複数の光フアイバ10を全て密着させ、外周を結ぶ包絡
線形状がほぼ長方形となる並べ方の例を図9に示す。こ
のときも上述の実施例と同様に、M方向の光フアイバ間
距離a1 、S方向の光フアイバ間距離a2 及びN方向の
光フアイバ間距離a3 を求めると次式、
【数21】
【数22】 となる。ここでマルチビーム匡体11上での走査線間距
離tを求めるために正弦定理を用いると
【数23】 となる。このため求める走査線間距離tは、次式
【数24】 で表せる。また、最も離れた光フアイバ間の距離b3
ついては、
【数25】 と表せる。
【0039】以上の構成によれば、走査線が伸びる方向
(M方向)の光フアイバ間距離a1が(22)式からも
明らかなように、マルチビーム匡体11上の走査線間距
離tの整数倍(m倍)になるという利点がある。これに
ついては次項で詳述する。
【0040】(7)走査方法 次に、各フアイバ列中の光フアイバ10の数がm=3、
フアイバ列の数がn=2の光フアイバ束13を例に、走
査方法を説明する。まず結像面17上の結像スポツトに
おけるM′方向の結像スポツト間距離a1′が結像面1
7上の走査線間距離t′の整数倍(すなわちa1 ′=p
t′)の場合の走査方法を図10に示す。結像面17上
において、現時点で書き込み(マルチビーム14が点灯
している状態)を行つている結像スポツトと既に書き込
みを終了した過去の結像スポツトとをそれぞれ斜線円と
破線円29とで表す。
【0041】矢印Pの方向に走査される様子を、図10
(A)〜図10(D)に示す。ここで、結像面17上の
結像スポツトにおけるM′方向の結像スポツト間距離a
1 ′が結像面17上の走査線間距離t′の整数倍である
ため、特別な補正は必要なくなる。すなわち、図10
(A)の時点で結像スポツト30bに対して、走査方向
Pに3ピツチ分遅れていた結像スポツト30aが、図1
0(D)の時点(すなわち3ピツチ後)で図10(A)
の時点における結像スポツト30bの走査位置と等しく
なる。
【0042】次にM′方向の結像スポツト間距離a1
が結像面17上の走査線間距離t′の整数倍でない(す
なわちa1 ′≠pt′)場合の走査方法を図11に示
す。結像面17上において、図10と同様に、既に書き
込みを終了した結像スポツトを破線円29で表す。また
新たな書き込みを開始した結像スポツトと開始していな
い結像スポツトとをそれぞれ斜線円と中空円とで区別す
る。
【0043】このとき結像スポツト列L上の結像スポツ
トについて述べる。図11(A)の時点において、結像
スポツト31は走査開始位置L0 上にあるため書き込み
を開始する。ところが、結像スポツト32及び33は走
査ピツチの区切位置L3 及びL6 に到達していないため
書き込みを開始しない。
【0044】次に図11(B)の時点では、結像スポツ
ト32が走査ピツチの区切位置L3上にあるため書き込
みを開始する。これに対し、結像スポツト33は走査ピ
ツチの区切位置L6 に到達していないため書き込みを開
始しない。この結像スポツト33は、図11(C)に示
すように走査ピツチの区切位置L6 上に到達してから書
き込みを開始する。
【0045】このように、M′方向の結像スポツト間距
離a1 ′が結像面17上の走査線間距離t′の整数倍で
ない(すなわちa1 ′≠pt′である)ため、この走査
線間距離の整数倍pt′と結像スポツト間距離a1 ′と
の差分だけ、隣のマルチビーム14に対し、点灯開始時
間をデイレイさせる必要がある。ただし、この距離の差
が良好な画質を得るためのプリンタの仕様に対して無視
し得るものである場合はデイレイさせる必要はない。
【0046】以上により、前述のように、図9の並べ方
は隣どうしの光フアイバ10の走査方向距離が走査線間
距離の整数倍であるため有利である。
【0047】(8)具体的数値例 コア径50〔μm〕、クラツド径d= 125〔μm〕の光フ
アイバ10を用い、各フアイバ列中の光フアイバ10の
数がm=3、フアイバ列の数がn=2である場合を考え
る。また、隣どうしの光フアイバ10の走査方向距離が
走査方向の整数倍になることを条件とする。プリンタは
1200DPI(dot per inch)を想定し、図3の走査線間
距離t′=21〔μm〕とする。
【0048】ここで図9、図6及び図7の例について、
それぞれ図12(A)、図12(B)及び図12(C)
に示す。図示したように、t、a1 、a2 、b3 及びβ
のそれぞれの値は図13に示す表のようになる。但し、
βは光学系の倍率であり、
【数26】 とする。
【0049】図12(B)及び図12(C)について
は、図6及び図7の場合とは異なり、一つの穴34及び
35に光フアイバ10が固定されているが、n=2であ
るためこのようなことが可能となる。図12(B)で
は、突起により、光フアイバ列の各光フアイバ10がし
つかりとした位置決めがなされながら固定される。そし
て、図12(C)では上段のフアイバ列が穴35の上面
に固定され、下段のフアイバ列が穴35の下面に固定さ
れている。固定の方法としては、例えば接着等がある。
【0050】(9)他の実施例 また上述の実施例において、光フアイバ10の配列は各
フアイバ列中の光フアイバ10の個数が等しいものにつ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、必ずしも全ての
フアイバ列中の光フアイバ10の個数が等しい必要はな
く、例えば図3に対して図14に示すように、最も上
と、最も下の光フアイバ10を除いた配列でも良い。こ
のように並べることにより、光フアイバ10を7個使用
する場合に、結像光学系の収差限界(図4の円C)内
で、最も効率的な並びを実現できる。
【0051】さらに上述の第5の実施例において、全て
の光フアイバ10を密着させ、長方形に並べる例につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、全ての光フアイバ
を密着させるのではなく、第2の実施例のように、N方
向に伸びるフアイバ列中の各光フアイバ10を離して並
べ、S方向に対して複数のフアイバ列を密着させて長方
形に並べるものでも同様の効果を得ることができる。ま
た第3の実施例のように、N方向に伸びるフアイバ列中
の各光フアイバ10を密着させて一つの長穴27に固定
し、S方向に対して各フアイバ列を離して長方形に並べ
るもの又は第4の実施例のように、全ての光フアイバを
密着させず、それぞれ別の穴に固定して長方形に並べる
ものでも良い。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、光源ビー
ムを複数個用いるにあたり、レーザ光源から射出される
レーザ光を光フアイバに通し、複数個の光フアイバを走
査方向に対してやや斜めに並べたフアイバ列を、走査方
向に対して垂直な方向に複数並べたものを新たなる光源
とすることにより高速昇華転写を容易に実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタヘツドの全体構成を示す
略線図である。
【図2】本発明によるマルチビーム匡体の構成を示す斜
視図である。
【図3】本発明の一実施例によるマルチビーム匡体上の
光フアイバ列を示す略線図である。
【図4】結像面上での結像スポツトを示す略線図であ
る。
【図5】第1の実施例によるマルチビーム匡体上の光フ
アイバ列を示す略線図である。
【図6】第2の実施例によるマルチビーム匡体上の光フ
アイバ列を示す略線図である。
【図7】第3の実施例によるマルチビーム匡体上の光フ
アイバ列を示す略線図である。
【図8】第4の実施例によるマルチビーム匡体上の光フ
アイバ列を示す略線図である。
【図9】第5の実施例によるマルチビーム匡体上の光フ
アイバ列を示す略線図である。
【図10】本発明を利用した光学系の走査の結像面上の
様子を示す略線図である。
【図11】本発明を利用した光学系の走査の結像面上の
様子を示す略線図である。
【図12】本発明の具体的数値例を示す略線図である。
【図13】本発明の具体的数値例を示す表である。
【図14】他の実施例によるマルチビーム匡体上の光フ
アイバ列を示す略線図である。
【図15】従来の昇華転写記録の原理の説明に供する略
線図である。
【図16】従来用いられているインクリボンの構造を示
す略線的断面図である。
【図17】従来用いられているインクリボンの構造を示
す略線的断面図である。
【符号の説明】
3……インクリボン、4……受像紙、5……レーザ素
子、6……レンズ、10……光フアイバ、11……マル
チビーム匡体、12……光学系、13……光フアイバ
束、14……マルチビーム、17……結像面、21……
コア、22……クラツド、25、26、27、34、3
5……穴、23、24、30a、30b、31、32、
33……結像スポツト。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】本発明の具体的数値例を示す図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/38 G02B 6/04 G 9121−2H B41M 5/26 Q 9121−2H 101 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字データに基づいて変調されたレーザ光
    を昇華性染料を含有するシート部材表面に照射し、当該
    シート部材での光熱変換によつて昇華された上記昇華性
    染料を受像紙上に転写するプリンタ装置において、 複数のレーザ光源から射出されたレーザ光を導く複数の
    光フアイバを走査方向に対してやや斜めに密着又は離し
    て並べたフアイバ列を1つ又は複数有し、当該1つ又は
    複数のフアイバ列を走査方向に対して垂直な方向に密着
    又は離して並べてなる光源と、 上記光源から射出された複数のレーザ光をそれぞれ集光
    する光学系とを具えることを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】上記光フアイバの外周を結ぶ包絡線形状が
    ほぼ平行四辺形となるように上記光フアイバを配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】上記光フアイバの外周を結ぶ包絡線形状が
    ほぼ長方形となるように上記光フアイバを配置すること
    を特徴とする請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】上記光フアイバを全て密着させて並べるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記
    載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】上記光フアイバを離して並べた複数のフア
    イバ列を走査方向に対して垂直な方向に密着させて並べ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    に記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】上記光フアイバを密着させて並べた複数の
    フアイバ列を走査方向に対して垂直な方向に離して並べ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    に記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】上記光フアイバを離して並べた複数のフア
    イバ列を走査方向に対して垂直な方向に離して並べるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記
    載のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】上記光フアイバ列の最上列のうち最も高い
    位置に配置される光フアイバ及び最下列のうち最も低い
    位置に配置される光フアイバを除くことを特徴とする請
    求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7に記載の
    プリンタ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997042595A1 (en) * 1996-05-07 1997-11-13 Purup-Eskofot A/S Method and apparatus for illumination of light-sensitive materials
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