JPH07214558A - 塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離方法及び再生方法 - Google Patents

塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離方法及び再生方法

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JPH07214558A
JPH07214558A JP1382294A JP1382294A JPH07214558A JP H07214558 A JPH07214558 A JP H07214558A JP 1382294 A JP1382294 A JP 1382294A JP 1382294 A JP1382294 A JP 1382294A JP H07214558 A JPH07214558 A JP H07214558A
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装が施されているプラスチック成形体の塗
膜を、分離除去することにより、再生品の物性を低下さ
せず、安価で、低公害なプラスチック再生品を得る。 【構成】 表面の一部又は全部に塗装を施したプラスチ
ック成形体を、切断し又は切断せずに、70℃未満の温
度でロールによる応力をかけて塗膜を剥離させることを
特徴とする塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装されたプラスチッ
ク成形体の簡便かつ有効な塗膜の剥離方法及び再生方法
に関するものであり、特に塗膜をプラスチック成形体よ
り乾式下で剥離して、積極的に塗膜を分離除去すること
によって、塗膜が混入されていなく、物性の低下の少な
い再生品を安価で低公害で得る、プラスチック再生処理
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックは使用後に焼却炉に
て燃焼させたり、他のごみと一緒に土の中に埋めてい
た。しかし、該プラスチックは燃焼させると炭酸ガス濃
度の上昇による地球の温暖化等によって地球環境が悪化
するし、また、燃焼させずに土の中に埋めても微生物に
よって分解されず、そのまま残存するので、その埋め立
て量も年々増える一方であった。近年、資源の再利用
や、炭酸ガス濃度の上昇による地球の温暖化等の地球環
境保全のために、プラスチックのリサイクル化が叫ばれ
るようになって、益々この問題が重要になってきた。し
かし、使用済みのプラスチックをリサイクルして再利用
するためには、種々の困難な問題を解決しなければなら
ない。そのような問題点の一つとして、最終製品として
使用されるプラスチックには、その素材に単一成分のみ
を使用することもあるが、異種材料を複合化することに
よって最終製品を得ることが多い。このように複合化さ
れた最終製品を、使用後、そのまま異種材料を分離せず
に再使用すると、再生された製品は、それぞれのプラス
チックの素材自体が有している本来の優れた物性が損な
われてしまって、必要とする強度等の物性が得られなか
ったり、外観等の意匠性も著しく損なわれたものしか得
ることができなかった。例えば、プラスチックに塗装を
施した最終製品を、使用後にそのまま粉砕し、押出機に
て再度ペレット化して、成形機で再度成形すると、得ら
れた再生品は上記プラスチックの表面に形成されていた
塗膜が微分散されず、再生品中にそのままの状態で残存
する。それ故、この微分散されない塗膜が再生樹脂中の
混練一体化を阻止して、再生品の物性を著しく低下させ
てしまうので、実用品となるような製品を得ることがで
きなかった。従って、プラスチックに塗装を施した最終
製品より塗膜を剥離除去する技術については、以下に示
す〜の種々の技術を考えることもできるが、これら
はいずれも実用性に問題があった。
【0003】 塗装されたプラスチック製品から塗膜
を除去する方法としては、先ず、押出機内でプラスチッ
クを溶融し、溶融しない塗膜部分の材料を金網等のスク
リーンにより濾別して分離する方法も考えられるが、こ
のような方法ではスクリーンの目詰まりによる押出圧力
の著しい増加によって押出量の減少が起こり、生産量が
著しく低下する。また、塗膜部分の材料の除去効果が悪
く、良好な再生品を得ることができない。従って、この
ようなスクリーンでの閉塞による生産効率の低下をカバ
ーするために、自動化されたフィルター交換器を装備し
たり、濾過面積を大きく取ることも考えられるが、何れ
の方法においても満足することができる技術ではない。 塗装されたプラスチック製品から塗膜を除去するた
めに、特開平5−93157号公報には強アルカリを大
量に用いて塗膜を加水分解して、製品中に塗膜を混入さ
せない方法も考えられるが、別途廃水処理等の設備が必
要になることから、かえって処理コストが高くなり、現
実的な技術ではない。 塗装されたプラスチック製品から塗膜を除去するた
めに、有機溶媒を用いて塗膜を膨潤させてから剥離して
除去する方法も有効な方法であると思われるが、該方法
は溶媒の回収に多大の費用がかかるので、コストが高く
なると共に、有機溶媒の使用による二次公害等も懸念さ
れる。 塗装されたプラスチック製品から塗膜を除去する方
法として、特開平2−273207号公報に、プラスチ
ック表面の塗膜を軟質の研磨材を用いてブラスト加工し
て、剥離し、再生する方法が提案されている。しかし、
該方法は塗装表面が複雑な形状をしている場合には処理
効率が低下するばかりでなく、完全に塗膜を除去するこ
とは困難である。また、形状の異なる製品を連続的に処
理するには不向きな技術である。 塗装されたプラスチック製品から塗膜を除去する方
法として、特願平3−192431号公報に、塗装され
たプラスチック製品を、水、又は、アルコール等の有機
溶媒を用い、樹脂の融点以下又は融点以上の温度に加熱
して、塗装材料を加水分解し、その後、溶融・混練し
て、分解塗膜を樹脂中に分散させる方法であるが、該方
法は湿式で処理を行なっているために、廃液の処理或い
は乾燥工程が必要となり、処理コストが高くなるし、分
解した塗膜を最終的には樹脂中に分散させているので、
再生品の物性の低下が生じ易い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、塗装さ
れたプラスチック成形体の最終製品より、いかに低コス
トで、高品位のプラスチック成形体をリサイクルするこ
とができるかが未解決の課題であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者らは、上記問題点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、塗膜が形成されたプラスチック成形
体の塗膜に金属ロールによるシヤー応力をかけることに
より、塗膜を剥離することができ、塗装プラスチック成
形体を再生することができるとの知見に基づき本発明を
完成するに至ったものである。すなわち、本発明の塗装
プラスチック成形体の塗膜の剥離方法は、表面の一部又
は全部に塗装を施したプラスチック成形体を、切断し又
は切断せずに、70℃未満の温度でロールによる応力を
かけて塗膜を剥離させること、を特徴とするものであ
る。本発明のもう一方の発明の塗装プラスチック成形体
の塗膜の再生方法は、表面の一部又は全部に塗装を施し
たプラスチック成形体を切断し又は切断せずに、70℃
未満の温度条件下でロールにより塗膜に応力をかけて塗
膜を剥離させ、次いで、この剥離したプラスチックに他
の任意成分を配合し又は配合せずに再度溶融成形するこ
と、を特徴とするものである。
【0006】[発明の具体的説明] [I] 塗装プラスチック成形体の処理方法 (1) 原 料 (a) 塗装プラスチック成形体 本発明の塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離方法及び
再生方法において用いられる、表面の一部又は全部に塗
装が施されているプラスチック成形体とは、成形体基材
の外表面、内表面を問わず、その一部に塗装が施された
プラスチック製品であり、これらはその本来の用途にて
使用された製品、或いは、使用することを目的として製
造されたが製造途中或いはその他の理由で不良品となっ
てしまったもの等を意味するものである。上記プラスチ
ック製品とは、熱可塑性樹脂を射出成形、押出成形、ブ
ロー成形、トランスファー成形、プレス成形等の各種成
形方法によって、自動車のバンパー、ホイールキャッ
プ、サイドモールなどの自動車外装部品、インスツルメ
ントパネル、レバー、内張りなどの内装部品、掃除機、
洗濯機、冷蔵庫、照明器具、オーディオ機器などの電気
製品等の各種形状に成形した成形体のことであり、本発
明においてはこれら成形体基材の外表面、内表面を問わ
ず、その少なくとも一部分に塗装を施したものよりなる
製品全般を対象とするものである。
【0007】(b) 成形体基材 上記熱可塑性樹脂よりなる成形体基材の具体例として
は、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等のエチレン
系樹脂や、プロピレン単独重合体、プロピレン・エチレ
ンブロック又はランダム共重合体等のプロピレン系樹脂
等に代表されるオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフ
タレートやポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポ
リエステル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ
フェニレンエーテル、ポリオキシメチレン等のエンジニ
アリング樹脂、アクリロニトリル・スチレン共重合体や
アクリロニトリル・スチレン・ブタジエン共重合体等の
スチレン系樹脂、又は、これら各樹脂の複合材(含むア
ロイ)等を用いて成形したものを挙げることができる。
これら熱可塑性樹脂よりなる成形体基材の中では、エチ
レン系樹脂、プロピレン系樹脂などに代表されるオレフ
ィン系樹脂又はそれを用いた複合材が好ましく、中でも
特にプロピレン系樹脂が好ましい。これら成形体基材の
中には、上記熱可塑性樹脂以外の成分、例えばタルク、
ガラス繊維、酸化チタン、カーボンなどの無機フィラ
ー、天然ゴム、エチレン・プロピレン共重合ゴム、スチ
レン・ブタジエンゴム、スチレン・イソプレンゴム、ア
クリルニトリル・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウ
レタンゴム、スチレン・ジエンブロック共重合体の水添
物などのゴム成分、キナクリドン、フェロシアンブルー
等の有機顔料等の配合材を含んでいるものでも良い。
【0008】(c) 塗 装プライマー 本発明の塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離方法及び
再生方法において用いられる塗装プラスチック成形体
は、前記プラスチック成形体基材にプライマーを使用せ
ずに塗料を直接塗装したものであっても良いが、前記プ
ラスチック成形体基材を塗装する前に、予めプライマー
を塗布してプライマー層を形成させた後に塗装したもの
を用いても良い。上記プライマーとしては、塩素化ポリ
プロピレン樹脂(塩素化PP)、マレイン化ポリプロピ
レン(マレイン化PP)等の変性プロピレン系樹脂及び
スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン重合体(SE
BS重合体)或いはスチレン・エチレン・プロピレン・
スチレン重合体(SEPS重合体)等を挙げることがで
きる。これらの中でも塩素化ポリプロピレン樹脂を用い
ることが好ましい。これらプライマーは、プライマー層
が一般に3〜30μm、好ましくは5〜15μmの厚さ
で形成される。
【0009】塗 料 上記成形体基材表面の一部又は全部に塗装を施して塗装
プラスチック成形体を形成するのに用いられる塗料とし
ては、一般に広く用いられている有機溶剤系塗料、水溶
性樹脂塗料、水分散性樹脂塗料及び水性エマルジョン塗
料などを挙げることができる。これら塗料の具体例とし
て、塗料の樹脂成分がアクリル系、エポキシ系、ポリエ
ステル系、アルキッド系などであり、架橋成分がウレタ
ン系、メラミン系からなる塗料を挙げることができる。
これら塗料の中では樹脂成分がアクリル系、ポリエステ
ル系であり、架橋成分がメラミン系ウレタン系(イソシ
アネート架橋型)の塗料を用いることが好ましい。これ
ら塗料は一般に実施されている厚みであれば良く、例え
ば20〜200μm、好ましくは30〜100μmの厚
みで、該成形体基材に対して10重量%以下、好ましく
は7重量%以下の範囲で用いられたものである。
【0010】(2) 形状の適正化 塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離を行なうために
は、塗装プラスチック成形体を切断せずに、塗膜の剥離
を行なうこともできるが、剥離しようとする塗膜にその
付着強度以上の応力を与える必要があり、それには後記
ロールの応力発生装置で塗膜に応力を与えた時に、応力
の伝達を効率良くして剥離をより一層十分に行なうた
め、予め切断して、その塗装プラスチック成形体の形状
を、塗膜表面積が一般に0.25cm2 以上、好ましく
は1cm2 以上、特に好ましくは100〜300cm2
の大きさのものとするのが良い。上記範囲未満の大きさ
の塗装プラスチック成形体では、塗装プラスチック成形
体に応力を与えても、塗膜にその付着強度以上の応力を
与え難く、剥離を十分に行なうことができなかったり、
塗装プラスチック成形体や塗膜を十分に固定できなく、
塗膜にその付着強度以上の応力を与え難いので、剥離を
十分に行なうことができない。また、大型品の場合、平
滑で平面に近い部分のみを切断し、これを選択的に使用
して本発明の塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離方法
に用いても良い。上記塗装プラスチック成形体を応力を
与える際に最適な形状とするための装置としては、粉砕
機、シュレッダー、シヤーカッター、鋸、ウォータージ
ェット等が用いられる。
【0011】(3) 加熱処理 本発明の塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離方法にお
いて、必ずしも加熱処理を必要としないが、塗膜に応力
をかけて剥離させる前又は同時に加熱処理を行なう場合
に、該加熱処理は、電気式熱風循環乾燥機又はバーナー
式熱風循環乾燥機、高周波加熱器等を用い、塗装プラス
チック成形体の塗膜表面温度を乾式下にて70℃未満の
温度で加熱する。このような加熱温度はできるだけ低い
方が装置や工程が簡易化され、塗膜処理コストが優位に
なるため、70℃未満の温度範囲内に設定される。
【0012】(4) ロール装置 本発明の塗装プラスチック成形体の塗膜の剥離方法にお
いて、塗膜の剥離を行なうためには塗膜にその付着強度
以上の引き剥がし応力を与える必要があり、そのような
塗装プラスチック成形体の塗膜に応力を与えるための装
置としては、下記に示すようなロールを用いた装置が用
いられる。
【0013】二つのロールを相対して平行に配置したロ
ール装置 同一径の又は異なる径の二つのロールを相対して平行に
配置し、両ロールの間に間隙を形成したものである。該
間隙の幅は塗装を施したプラスチック成形体を通過させ
た際に、該プラスチック成形体を圧縮し、該プラスチッ
ク成形体の塗膜面側を両ロールの外周部の速度差によっ
て塗膜部分にシヤー(shear)応力(ずれによる剥
ぎ取り応力)をかけることができる程度に形成したもの
である。特にロールの径が同一の場合は回転数を変えて
塗膜にシヤー応力を与えるが、ロールの径が異なる場合
はロールの回転数を同一として異なる周速度で回転させ
ることもできる。ロールの材質はシヤー応力を塗膜に有
効に発生させるため、金属製のものが適するが、必ずし
も金属である必要性はない。塗膜にシヤー応力を効果的
に発生させる方法として、ロール表面を梨地、シボ加工
又は彫刻等を形成した粗面とし、摩擦係数を大きくする
と良いが、鏡面にしても塗膜の剥離は可能である。ロー
ルの回転の周速度が大である方に塗膜が形成される側を
配置し、周速度が小である方に成形体基材側を配置した
方が塗膜にシヤー応力がかかり易くなる。ロールの回転
比或いは周速度比が大きい程塗膜に与えられるシヤー応
力の発生が大きくなり塗膜が剥離し易くなる。該ロール
の回転は塗装プラスチック成形体の進行方向と同じ方向
にロールを回転させるのが一般的であるが、該ロールの
一方の回転を逆の方向に回転させることもできる。ロー
ルの間隙は狭ければ狭いほど塗装プラスチック成形体の
圧縮率が高くなり、シヤー応力が大きくなるので塗膜が
剥離し易くなる。しかし、圧縮率があまり大きすぎると
ロールへの食い込みが悪くなり、押し込み力を増大させ
なければならなくなったり、プラスチック成形体の樹脂
部が層剥離し、そこに剥離した塗膜が入り込んで樹脂中
に混入してしまったりする。ロールが鏡面でロール回転
比が1:4の場合、ロールでの圧縮率は一般に40〜8
0%、好ましくは50〜70%で行なわれる。金属ロー
ルと金属ロールとの隙間を調整可能で、かつロールの回
転数を個々に調整可能なものであり、しかも、ロール表
面が加熱できるロールを備えた装置である。該ロールの
加熱は、行なわなくても良いが、剥離の条件を一定にす
るために加熱する場合がある。その場合の加熱の方式
は、電気、蒸気又はオイル等によるいずれの加熱方式を
採用しても良い。
【0014】上記シヤー(shear)応力(ずれによ
る剥ぎ取り応力)は、ロールの間隔と塗装プラスチック
成形体の厚みの違いによる圧縮率の差、ロールの回転周
速度差、ロール表面の粗さの違い、ロールの加熱温度、
ロールの回転力等のロール装置上の違いや、塗膜の種
類、塗膜とプラスチック成形体との接着強度、塗装プラ
スチック成形体の弾力性等の物性や大きさ等の素材の違
い等によって変化するので、一概にその値を決定するこ
とはできないが、塗膜の剥離が一度で剥離することがで
きない場合は再度ロールを通過させてシヤー応力をかけ
れば良い。また、上記ロールを相対して平行するロール
を何対も組み合わせたロール装置、或いは、ロールを3
個以上交互に平行して組み合わせたロール装置とするこ
ともできる。
【0015】[II] プラスチック成形体の再生 (1) 小片化処理 上記塗膜剥離し、これを除去した成形基材は、先ず、そ
の後の成形工程に適する大きさに小片化される。
【0016】(2) 配 合 上記塗膜剥離した成形体基材は、押出機で再度溶融し、
ペレット化して再生利用されるが、この際に未使用のプ
ラスチックや他の付加的成分を混ぜて使用することもで
きる。未使用のプラスチックは再生処理品のプラスチッ
クと同種のプラスチックでも異種のプラスチックを使用
しても良い。また、上記再生処理品に配合される他の付
加的成分の例としては以下のものを挙げることができ
る。すなわち、ヒンダードフェノール系、硫黄系、燐系
等の酸化防止剤、ヒンダードアミン系、トリアゾール
系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系、ニッケル系、
サリチル酸系等の光安定剤、帯電防止剤、滑剤、過酸化
物等の分子量調整剤、金属不活性化剤、有機及び無機系
の核剤、中和剤、制酸剤、防菌剤、蛍光増白剤、充填
剤、難燃助剤等が挙げられる。
【0017】(3) 成 形 塗膜剥離された成形体基材は、押出機で再度溶融し、必
要によりペレット化して再生利用される。該ペレット化
するために用いられる押出機は、特別なものでなく、一
般に使用される一軸、二軸スクリューの押出機等を用い
ることができる。該押出機には、前記塗膜剥離工程等で
取り除けなかったごみ、金属等を除去するために、20
〜200μmの金網、或いは、フィルター等を用いて除
去することもできる。但し、押出機による再ペレット化
は必須のものでなく、最終製品を再生品から直接成形す
ることも可能である。成形方法としては、射出成形、押
出成形、ブロー成形、トランスファー成形、プレス成形
などの各種成形方法を採用することができる。成形条件
はプラスチックの性質、成形品の形状等によって適宜設
定される。
【0018】(4) 塗 装 成形体基材の再生成形品は、塗装を施さずに再生された
プラスチック成形体として、或いは、前記有機溶剤系塗
料、水溶性樹脂塗料、水分散性樹脂塗料及び水性エマル
ジョン塗料等の塗料を、プライマーを塗布後或いは塗布
せずに、成形体基材表面の一部又は全部に塗装を施して
塗装プラスチック成形体とすることもできる。これら塗
料は一般に成形体基材に対して10重量%以下、好まし
くは7重量%以下の範囲で用いられる。上記塗装を施す
場合には、前記本発明のプラスチック成形体の塗膜の剥
離方法にて行なわれた方法と同様に、プラスチック成形
体基材に塗装を施す前にプライマーを予め塗布しておく
ことが好ましい。
【0019】(5) 製 品 上記のようにして再生されたプラスチック成形体は、塗
装を施して、或いは、塗装を施さずに各種工業製品とし
て再度適用することができる。具体的には、自動車のバ
ンパー、ホイールキャップ、サイドモールなどの自動車
外装部品、インスツルメントパネル、レバー、内張りな
どの内装部品、掃除機、洗濯機、冷蔵庫、照明器具、オ
ーディオ機器などの電気製品等を挙げることができる。
【0020】
【実施例】本発明の塗装プラスチック成形体の塗膜の剥
離方法について、更に詳細に説明するため、以下にその
実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。ただし、
本発明はこれらの実施例などに限定されるものではな
い。
【0021】実施例1〜6及び比較例1〜10 (1) 成形体基材樹脂の製造 エチレン含有量が5重量%でメルトフローレート(MF
R)が30g/10分のプロピレン・エチレンブロック
共重合体68重量%と、メルトフローレートが20g/
10分、密度が0.96g/cm3 のエチレン系重合体
10重量%と、エチレン含有量が80重量%で100℃
で測定したムーニー粘度(ML1+4 )が70のエチレン
・プロピレン共重合体ゴム20重量%と、平均粒径が2
μmのタルク2重量%とを混合した樹脂組成物よりなる
成形体基材樹脂を製造した。
【0022】(2) 塗装プラスチック製品の製造 (a) 射出成形品の成形 上記成形体基材樹脂を日本製鋼社製N−100BII型
射出成形機を用いて、成形温度220℃、射出圧600
kg/cm2 の条件下にて射出成形品120mm×12
0mmで板厚2.0及び3.0mmの板を成形した。 (b) プライマーの塗布 次いで、該射出成形品を1,1,1−トリクロロエタン
で蒸気洗浄し、塩素化ポリプロピレン樹脂(塩素化P
P)を主体とするプライマーを5μmの厚さで塗布し
た。
【0023】(c) 塗装プラスチック製品の製造塗装プラスチック製品Aの製造 前記プライマーで処理した射出成形品(120mm×1
20mm×3.0mm)に塗料の樹脂成分がアクリル系
で、架橋成分がメラミン系の一液型白色塗料を40μm
の厚さで塗装した後、オーブン中にて100℃の温度で
60分間焼き付けを行なって塗装プラスチック製品Aを
製造した。塗装プラスチック製品Bの製造 一方、前記同様のプライマーで処理した射出成形品(1
20mm×120mm×3.0mm)に、塗料の樹脂成
分がウレタン系で架橋成分がウレタンの二液型白色塗料
を40μmの厚さで塗装した後、オーブン中で90℃の
温度で30分間焼き付けを行なって塗装プラスチック製
品Bを製造した。塗装プラスチック製品Cの製造 前記射出成形品(120mm×120mm×3.0m
m)に、特開昭59−98140号公報記載の方法でプ
ラズマ処理(装置:マイクロ波プラズマ処理装置(東芝
社製TMZ−9602B)、条件:酸素ガス流量400
cc/min,圧力0.5torr,出力400W,処
理時間10秒)を行ない、これに塗料の樹脂成分がアク
リル系でウレタン結合を含む(架橋成分がメラミン系)
一液型白色塗料を40μmの厚さで塗装した後、オーブ
ン中で120℃の温度で30分間焼き付けを行なって塗
装プラスチック製品Cを製造した。塗装プラスチック製品Dの製造 前記射出成形品(120mm×120mm×3.0m
m)に、塗装プラスチック製品Cと同様にプラズマ処理
を行ない、これに塗料の樹脂成分がウレタン系の二液型
白色塗料を40μmの厚さで塗装した後、オーブン中で
90℃の温度で30分間焼き付けを行なって塗装プラス
チック製品Dを製造した。塗装プラスチック製品Eの製造 塗装プラスチック製品Aと同様の塗装を射出成形品(1
20mm×120mm×2.0mm)に行ない、塗装プ
ラスチック製品Eを製造した。塗装プラスチック製品Fの製造 前記同様のプライマーを使用し、プライマー層厚みを約
2倍の20μmの厚さで塗布し、その他は塗装プラスチ
ック製品Aと同様に行なって、塗装プラスチック製品F
を製造した。塗装プラスチック製品Gの製造 前記同様のプライマーで処理した射出成形品(120m
m×120mm×3.0mm)に塗料の樹脂成分がアク
リル系で架橋成分がメラミン系の一液型のシルバーメタ
リック塗料を40μmの厚さで塗装した後、オーブン中
で100℃の温度で30分間焼き付けを行ない、更に、
同様の塗料でクリアを20μmの厚さで塗装した後、オ
ーブン中にて100℃の温度で60分間焼き付けを行な
って塗装プラスチック製品Gを製造した。
【0024】(3) 塗膜の剥離 上記塗装プラスチック製品A,B,C,D,E,Fを用
いて、下記の様に加熱処理又は加熱せずに、ロール方式
による塗膜の剥離を実施した。 (a) 加熱処理 塗装プラスチック製品A,Bの加熱は、電気式熱風乾燥
機を使用し、室温〜70℃の範囲で行ない、それぞれ2
時間加熱した。 (b) ロール方式による塗膜の剥離 次いで、ロール方式による塗膜の剥離を行なった。該ロ
ール方式による塗膜の剥離にて使用したロールは、材質
が金属で表面をクロームメッキしたもので、ロールの径
は152.4mmφ、長さは380mmで、2本のロー
ルを使用した。ロールの回転数は、基材側が6〜24r
pm、塗膜側が6〜60rpmと可変し、回転数比を基
材側:塗膜側=1:1〜10の範囲で行なった。ロール
の間隙は0.5〜3.0mmの範囲で種々に変化させて
行なった。また、ロールの加熱なしの室温から65℃加
熱までの範囲で行なった。その結果を表1から表3に示
す。
【0025】(4) 再 生 上記方法によって得られた実施例5の塗膜の剥離された
プラスチック製品を、粉砕機にて粉砕して押出成形機内
に入れて、再度、加熱・溶融・混練後にペレット化して
射出成形することにより再生品の成形体を得て、これに
再度塗装を施して、その塗装品の機械的強度(衝撃強
度、剛性、伸び等)を測定したところバージン樹脂とほ
とんど変わらない物性の塗装プラスチック製品の再生品
を得ることができた。外観についてもバージン樹脂のも
のと殆ど変わらないものであった。
【0026】実施例25〜29及び比較例14 塗装プラスチック製品の形状については、裁断機にて塗
装されたプラスチックシートを表4に示す大きさに裁断
し、実施例5と同様の装置で、表4に示す条件下で行な
った以外は実施例5と同様の方法で塗膜の剥離を行なっ
た。得られた結果を表4に示す。
【0027】実施例30〜33及び比較例15〜16 上記ロール装置のクロームメッキロールを2本ともシボ
加工を施したロールに交換し、塗装プラスチック製品A
について塗膜剥離を行なった。得られた結果を表5に示
す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】評価基準 表1〜5の塗膜の剥離の判定基準は以下に示す通りであ
る。 ◎:塗膜は完全に剥離された。 ○:塗膜は80〜95%程度剥離された。 ×:塗膜の剥離はできなかった。
【0034】
【発明の効果】本発明の塗装プラスチック成形体の塗膜
の剥離方法は、塗装が施されているプラスチック成形体
の塗膜を、乾式で加熱し又は加熱せずに応力を与えるだ
けで、塗膜を積極的に分離除去することができるので、
得られる再生品中には塗膜が混入されていないために、
再生品の物性を低下させず、安価で、低公害なプラスチ
ック再生品を得ることができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面の一部又は全部に塗装を施したプラス
    チック成形体を切断し又は切断せずに、70℃未満の温
    度条件下でロールにより塗膜に応力をかけて塗膜を剥離
    させることを特徴とする、塗装プラスチック成形体の塗
    膜の剥離方法。
  2. 【請求項2】塗膜の剥離を乾式下で行なう請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】プラスチックが、オレフィン系樹脂である
    請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】塗膜に応力をかける際のプラスチック成形
    体の塗膜表面積が0.25cm2 以上である請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】表面の一部又は全部に塗装を施したプラス
    チック成形体を切断し又は切断せずに、70℃未満の温
    度条件下でロールにより塗膜に応力をかけて塗膜を剥離
    させ、次いで、この剥離したプラスチックに他の任意成
    分を配合し又は配合せずに再度溶融成形することを特徴
    とする、塗装プラスチック成形体の再生方法。
  6. 【請求項6】塗膜の剥離を乾式下で行なう請求項5に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】プラスチックが、オレフィン系樹脂である
    請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】塗膜に応力をかける際のプラスチック成形
    体の塗膜表面積が0.25cm2 以上である請求項5に
    記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5932066A (en) * 1996-11-01 1999-08-03 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Film removing device for resin molded material
KR20010066184A (ko) * 1999-12-31 2001-07-11 이계안 자동차용 폐 카페트의 재생방법
JP2015533106A (ja) * 2012-10-03 2015-11-19 コエクスペール エポキシ樹脂の取り扱い

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