JPH0721398B2 - 玩具銃における弾丸のホップアップ装置 - Google Patents

玩具銃における弾丸のホップアップ装置

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JPH0721398B2
JPH0721398B2 JP4187561A JP18756192A JPH0721398B2 JP H0721398 B2 JPH0721398 B2 JP H0721398B2 JP 4187561 A JP4187561 A JP 4187561A JP 18756192 A JP18756192 A JP 18756192A JP H0721398 B2 JPH0721398 B2 JP H0721398B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は玩具銃において、球形の
弾丸の速度を増さずに直進距離及び射程距離が向上する
ように、弾丸に回転を加えて揚力を発生させる、弾丸の
ホップアップ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧縮空気や炭酸ガス或いはフロンガス等
の圧縮ガスを使用して弾丸を発射する、玩具銃には球形
の弾丸が普通に使用されている。その玩具銃ではノズル
から噴射される圧縮気流により弾丸を発射するため、弾
丸はどの方向にも回転せず、射程は弾丸の運動量によっ
て決まるので、同一の弾丸であれば初速の大小がそのま
ま射程の長短を左右する。
【0003】この点を改良するため実開昭63−179
490号及び実開平1−178489号の考案が提案さ
れた。これらのものは発射時に弾丸に上向きの回転を与
え、重力落下に抗する揚力を発生させて射程距離を延長
しようとするものである。
【0004】上記先願の前者の場合、弾丸に回転を与え
るためゴム製円筒体の一部を内側へ押し込む方法を採用
している。しかし、押し込まれて弾丸に摩擦抵抗を与え
る部分も、その部分と反対側で弾丸により押される円筒
体内面も、共にゴムからなるため、上下で摩擦抵抗の差
が少なく弾丸に必要な回転を与えることができないこ
と、またゴム製円筒体の押し込み部分から圧縮気流が洩
れてパワーロスが生じること、押し込み量の微調整がで
きないため、円筒体の内径に適合した弾丸しか使用でき
ないことなどの問題があり、性能の向上を余り期待する
ことができない。
【0005】前記先願の後者の場合はO−リングの一部
を銃腔の上部に臨んで設置し、通過する弾丸に上向きの
回転を与えている。しかし弾丸がO−リングに接触する
時間は極く短いため、必要な回転を与えるにはO−リン
グを弾丸に強く当てなければならず、そのためO−リン
グとの接触で大きなパワーロスが生じ、かつまたO−リ
ングにも激しい摩耗を来す欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題は球形の弾丸の上部に常に
に最適の摩擦抵抗を加え、ほぼ一定の上向きの回転を安
定して与えることができるようにすると同時に、摩擦抵
抗を加えた部材の損耗を軽減し、かつまたパワーロスを
最小限度とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、球形の弾丸Bを発射する銃腔1の上面に外部
から銃腔内へ通じる開口2を設け、該開口2の下方の銃
腔内壁面よりも大きな摩擦係数を有する弾力性材料より
なる摩擦部材3によって前記開口2の外側を覆い、弾丸
Bの移動方向へ細長く形成された押圧部材4を前記開口
2に配置し、該押圧部材4を介して摩擦部材3を銃腔内
へ押すことにより弾丸Bの上部を所要長さにわたって摩
擦可能にするとともに、摩擦度合いを可変調節するため
の摩擦調節機構5を押圧部材4に設けるという手段を講
じたものである。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して説明する。図1(a)、
(b)に玩具銃の主要部が示されていることから分かる
ように、実施例の玩具銃は圧縮気体を使用する所謂エア
ガンである。
【0009】球形の弾丸Bを発射する銃腔1は銃身10
を貫通しており、その後端が弾丸Bの発射位置13とさ
れ、同位置13に後方からノズル14を有するシリンダ
15が前後動可能に装備されている。シリンダ15はば
ね16により発射位置13の方向へ付勢され、把手17
により後方へスライドさせると、ノズル先端下の装弾口
18から弾丸Bがばね19で押し上げられるので1発ず
つ発射位置へ装填することができる。
【0010】20はシリンダ内を摺動するピストン、2
1は同ピストン20をノズル14へ向けて急速に摺動さ
せる圧縮ばね、22はピストン後端の係合子で、シリン
ダ後端23によって後方へ押され、引き金24の係合部
25と係合、発射待機状態におく(図1(b))。
【0011】銃身10の後端部から発射位置13及びそ
の後方ノズル14は、前記装弾口18を有する筒状部材
26によって気密的に囲まれている。
【0012】外部から銃腔内へ通じる開口2が、発射位
置13に近い銃腔1の上面に銃身前後方向へ細長く形成
されており、その開口2の端面27には内部より外部が
拡がった傾斜が設けられている(図2)。
【0013】開口2は摩擦部材3によって覆われており
例示の摩擦部材3は円筒状に形成され、開口2とその前
後の領域をカバーしている。この摩擦部材3は開口2の
下方の銃腔内壁面28よりも大きな摩擦係数を有する弾
力性材料からなり、それ自体の性質のより開口2部分を
気密的に覆うことができる。
【0014】前記摩擦部材3を開口2部分より銃腔1内
へ押すために押圧部材4が摩擦部材3の外側に配置され
ている。この押圧部材4は、開口2と同じように前後方
向へ細長く形成され、摩擦部材3を所要の長さにわたっ
て銃腔内へ押し込むために設けられている。
【0015】押圧部材4は、外面に、長手方向中央部が
高く前後が低い傾斜状の凸部6を有し、該凸部6に接し
て押圧部材4を銃腔内方へ押圧可能な傾斜面7を下側に
有するカム部材8によって押圧量が調節される。凸部6
と傾斜面7は摩擦部材3による弾丸に対する摩擦調節機
構5を構成する。
【0016】例示の摩擦調節機構5は前記カム部材8の
後部をスライドさせるために挿入保持したスライドガイ
ド29を上部に有する保持筒30を備えている。該保持
筒30は摩擦部材3の外側から銃身10へ嵌合して取付
けられ、開口2と重なる位置に押圧部材4を配置する切
欠部分31を有する。
【0017】カム部材8は前方へ伸び、先端に前後方向
のラック32を有する筒状の駆動部材33を備え、該部
材33は銃身10に前後動可能に嵌められ、ラック32
に噛み合う歯34を有するハンドル9の操作で銃身前後
方向へ移動させられる。なお、ハンドル9はケーシング
35など固定側に軸支されている。
【0018】故に図4(a)に示す凸部6と傾斜面7と
の係合時には押圧部材4が摩擦部材3の弾力により押さ
れ、弾丸Bから離れる方向にあるが、ハンドル操作によ
り凸部が傾斜面7によって内方へ押されると、摩擦部材
3の上部内面36が弾丸Bの上面に接する(図4
(b))。
【0019】摩擦調節機構5はさらに図5に示すように
簡略可能である。図5の変形例は、押圧部材4の外面に
接して回転可能な偏心カム面11を有する第2のカム部
材12を用いる摩擦調節機構5であり、押圧部材4の外
面は平坦で良い。
【0020】この変形例の場合、図外のハンドル操作に
より第2のカム部材12の軸37を回してやると、偏心
カム面11と軸37までの距離が変わった分だけ押圧部
材4を銃腔内へ押し込むので、前記実施例の場合と同様
に弾丸Bの上面に摩擦を加えることができる。
【0021】このような構成を備えた弾丸のホップアッ
プ装置を有する玩具銃は、シリンダ把手17を操作する
とピストン20を蓄圧状態にすると同時に弾丸Bを発射
位置13へ送ることができ、引き金24を操作してシリ
ンダ内が所定の圧力に高まると、弾力Bを発射すること
ができる。
【0022】その際、図4(a)のように、摩擦部材3
が銃腔内に突出していなければ、従来通り弾丸Bは回転
せずに銃口38から発射されるが、同図(b)のよう
に、摩擦部材3に弾丸Bの上面が接すると、銃腔内壁面
28と摩擦部材3の上部内面36との摩擦の差により図
中時計回りの回転を与えられて発射される。
【0023】即ち、摩擦調節機構5を操作すると、傾斜
面7が凸部6を押す度合、或いはカム面11の突出度合
により押圧部材4が摩擦部材3を押し、その上部内面3
6が細長く銃腔1内へ突出する。このため該部分を通過
する間に、弾丸Bに前記の如く図中右回りの回転が上部
内面36の突出度合に応じた強さで与えられる。故に弾
丸Bに対するスピンのかかり具合を摩擦調節機構5の操
作で加減することができる。
【0024】このとき、摩擦部材3の弾丸Bに接する上
部内面36は弾丸Bの移動方向へ細長く形成されている
ので、この上部内面36の範囲を移動する間に断丸Bに
回転を与えることができるから、強く摩擦しなくても必
要かつ十分な回転が与えられる。
【0025】つまり弾丸Bの移動方向へ或る長さにわた
って摩擦を加えるため、弾丸Bと強く接触する必要がな
く、その結果パワーロスも少なく、摩擦部材3側の摩耗
も少ない。しかも弾丸Bに直径のばらつきがあっても所
要の回転を与えることができるのであり、この回転の多
少を摩擦調節機構5の操作によって微妙に調節すること
ができるのである。
【0026】
【発明の効果】従って本発明によれば、球形の弾丸Bの
上部に常に最適の摩擦抵抗を加えてほぼ一定の上向きの
回転を与えることができるので、弾丸Bが過度の上向き
回転で上に反れ上がるとか、回転不足で効果がないとい
うこともなく、弾速を増さずに直進距離及び射程距離を
増大することができる効果を奏する。
【0027】特に本発明によれば、摩擦部材3により弾
丸Bの移動方向へ或る長さにわたって摩擦抵抗を加えて
回転を与えるので、却ってパワーロスが少なくなり、摩
擦部材3の摩耗も少ない上、この種の弾丸にありがちな
直径のばらつきにも拘らず必要な回転を与えることがで
きる。なお本発明はエアガン以外の玩具銃にも適用でき
ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例に係る玩具銃の要部平面
図。 (b)同上の縦断面図。
【図2】本発明の実施例に係る装置の分解斜視図。
【図3】同上装置の平面図。
【図4】(a)図3のIV−IV線矢組方向断面図。 (b)作動状態を示す図4(a)と同様の断面図。
【図5】摩擦調節機構の変形例を示す縦断面図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球形の弾丸Bを発射する銃腔1の上面に
    外部から銃腔内へ通じる開口2を設け、該開口2の下方
    の銃腔内壁面よりも大きな摩擦係数を有する弾力性材料
    よりなる摩擦部材3によって前記開口2の外側を覆い、
    弾丸Bの移動方向へ細長く形成された押圧部材4を前記
    開口2に配置し、該押圧部材4を介して摩擦部材3を銃
    腔内へ押すことにより弾丸Bの上部を所要長さにわたっ
    て摩擦可能にするとともに、摩擦度合いを可変調節する
    ための摩擦調節機構5を押圧部材4に設けたことを特徴
    とする玩具銃における弾丸のホップアップ装置。
  2. 【請求項2】 摩擦調節機構5は、押圧部材4の外面に
    外方へ突出させて設けた凸部6と、前記凸部6に接して
    押圧部材4を開口2の内方ヘ押圧可能な傾斜面7を有す
    るカム部材8及び該カム部材8を傾斜面7の方向へ移動
    させるために設けたハンドル9とからなる請求項第1項
    記載の玩具銃における弾丸のホップアップ装置。
  3. 【請求項3】 摩擦調節機構5は、押圧部材4の外面に
    接して回転し内方へ押圧可能なカム面11を有する第2
    のカム部材12を備えている請求項第1項記載の玩具銃
    における弾丸のホップアップ装置。
  4. 【請求項4】 摩擦部材3は開口2を外から閉塞して気
    体の洩れを防止した構造を有する請求項第1項記載の玩
    具銃におけるホップアップ装置。
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