JPH07213660A - ゴルフティー - Google Patents
ゴルフティーInfo
- Publication number
- JPH07213660A JPH07213660A JP6012549A JP1254994A JPH07213660A JP H07213660 A JPH07213660 A JP H07213660A JP 6012549 A JP6012549 A JP 6012549A JP 1254994 A JP1254994 A JP 1254994A JP H07213660 A JPH07213660 A JP H07213660A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf
- golf tee
- tee
- alloy
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴルフティーに関し、ゴルフクラブが当たる
としなやかに曲がり、ゴルファーに心理的影響を与えな
いようにする。 【構成】 少なくとも胴体部１４が形状記憶合金（shap
e memory alloy）で形成されたゴルフティー１０は、形
状記憶合金が有する超弾性機能によって、しなやかに曲
がる。すなわち、ティーショット等の際に、ゴルフクラ
ブ２２がゴルフティー１０に当たっても、ゴルフティー
１０はしなやかに曲がり、有害抵抗とならない。このた
め、ゴルファーに心理的影響を与えないので、ゴルファ
ーはゴルフティーによるショットの乱れを気にすること
なくプレイすることができる。
としなやかに曲がり、ゴルファーに心理的影響を与えな
いようにする。 【構成】 少なくとも胴体部１４が形状記憶合金（shap
e memory alloy）で形成されたゴルフティー１０は、形
状記憶合金が有する超弾性機能によって、しなやかに曲
がる。すなわち、ティーショット等の際に、ゴルフクラ
ブ２２がゴルフティー１０に当たっても、ゴルフティー
１０はしなやかに曲がり、有害抵抗とならない。このた
め、ゴルファーに心理的影響を与えないので、ゴルファ
ーはゴルフティーによるショットの乱れを気にすること
なくプレイすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフボールを乗せる
ためのゴルフティーに関する。
ためのゴルフティーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のゴルフティーは、プラスチック等
の樹脂や木片のような固い材質で形成されていた。
の樹脂や木片のような固い材質で形成されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ティーショッ
トのとき、地面にさされた固い材質のゴルフティーにゴ
ルフクラブが当たるとショットが乱れてしまうという心
理的圧迫感をゴルファーに与えていた。本発明はこのよ
うな点に鑑みてなされたものであり、ゴルフクラブが当
たるとしなやかに曲がり、ゴルファーに心理的影響を与
えないゴルフティーを提供することを目的とする。
トのとき、地面にさされた固い材質のゴルフティーにゴ
ルフクラブが当たるとショットが乱れてしまうという心
理的圧迫感をゴルファーに与えていた。本発明はこのよ
うな点に鑑みてなされたものであり、ゴルフクラブが当
たるとしなやかに曲がり、ゴルファーに心理的影響を与
えないゴルフティーを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はゴルフボールを
乗せるゴルフティーであって、少なくとも胴体部を形状
記憶合金で形成する。
乗せるゴルフティーであって、少なくとも胴体部を形状
記憶合金で形成する。
【０００５】
【作用】少なくとも胴体部が形状記憶合金（shape memo
ry alloy）で形成されたゴルフティーは、形状記憶合金
が有する超弾性機能によって、ティーショット等の際に
ゴルフクラブが当たっても、しなやかに曲がり、有害抵
抗とならない。
ry alloy）で形成されたゴルフティーは、形状記憶合金
が有する超弾性機能によって、ティーショット等の際に
ゴルフクラブが当たっても、しなやかに曲がり、有害抵
抗とならない。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は、本発明のゴルフティー１０を示す斜視
図である。図において、ゴルフティー１０は頭部１２と
胴体部１４によって構成される。頭部１２はプラスチッ
ク等の樹脂であり、形状記憶合金の胴体部１４とは一体
に成形される。なお、繰り返し使用するため、胴体部１
４の形状記憶合金には Ni-Ti合金もしくはNi-Ti-Co合金
を用いるのが最適である。
明する。図１は、本発明のゴルフティー１０を示す斜視
図である。図において、ゴルフティー１０は頭部１２と
胴体部１４によって構成される。頭部１２はプラスチッ
ク等の樹脂であり、形状記憶合金の胴体部１４とは一体
に成形される。なお、繰り返し使用するため、胴体部１
４の形状記憶合金には Ni-Ti合金もしくはNi-Ti-Co合金
を用いるのが最適である。
【０００７】以下、上記のゴルフティー１０の使用例に
ついて、図２を用いて説明する。ティーショットする直
前には、図２（Ａ）に示すように、ゴルフティー１０は
地面に鉛直状に差し込まれ、頭部１２にゴルフボール２
０が乗せてある。このとき、ゴルフクラブ２２で矢印Ｄ
１方向にショットすると、ゴルフクラブ２２はゴルフボ
ール２０に当たるとともに、ゴルフティー１０にも当た
ることがある。
ついて、図２を用いて説明する。ティーショットする直
前には、図２（Ａ）に示すように、ゴルフティー１０は
地面に鉛直状に差し込まれ、頭部１２にゴルフボール２
０が乗せてある。このとき、ゴルフクラブ２２で矢印Ｄ
１方向にショットすると、ゴルフクラブ２２はゴルフボ
ール２０に当たるとともに、ゴルフティー１０にも当た
ることがある。
【０００８】ゴルフクラブ２２がゴルフティー１０に当
たると、図２（Ｂ）に示すように、ゴルフティー１０の
胴体部１４は地面付近で大きく曲がる。しかし、形状記
憶合金の超弾性機能が働いて矢印Ｄ３方向に戻り、図２
（Ｃ）に示すように、すぐに元の鉛直状の状態に戻る。
この超弾性機能は内在する熱弾性オーステナイト変態に
起因して、特定の温度範囲で形状の合金を変形させた場
合に、すぐに元の形状に戻る現象である。
たると、図２（Ｂ）に示すように、ゴルフティー１０の
胴体部１４は地面付近で大きく曲がる。しかし、形状記
憶合金の超弾性機能が働いて矢印Ｄ３方向に戻り、図２
（Ｃ）に示すように、すぐに元の鉛直状の状態に戻る。
この超弾性機能は内在する熱弾性オーステナイト変態に
起因して、特定の温度範囲で形状の合金を変形させた場
合に、すぐに元の形状に戻る現象である。
【０００９】このように、ティーショット等の際に、ゴ
ルフクラブ２２がゴルフティー１０に当たっても、ゴル
フティー１０はしなやかに曲がるので、ゴルファーに心
理的影響を与えない。また、ゴルフクラブ２２等で強い
衝撃を与えても、形状記憶合金の超弾性機能を備えた胴
体部１４がこの衝撃を吸収するので、ゴルフティー１０
が破損することはない。
ルフクラブ２２がゴルフティー１０に当たっても、ゴル
フティー１０はしなやかに曲がるので、ゴルファーに心
理的影響を与えない。また、ゴルフクラブ２２等で強い
衝撃を与えても、形状記憶合金の超弾性機能を備えた胴
体部１４がこの衝撃を吸収するので、ゴルフティー１０
が破損することはない。
【００１０】さらに、ゴルフボール２０とともにゴルフ
ティー１０が飛ばされることもなくなるので、環境への
悪影響も防止される。そして、形状記憶合金の耐腐食性
によって、経年変化による材質の変化がほとんどないた
め、長期間に渡って使用することができる。
ティー１０が飛ばされることもなくなるので、環境への
悪影響も防止される。そして、形状記憶合金の耐腐食性
によって、経年変化による材質の変化がほとんどないた
め、長期間に渡って使用することができる。
【００１１】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図３は、本発明の他のゴルフティー３０を示す斜視
図である。なお、図１と同一の要素には同一番号を付
し、説明を省略する。図１と異なるのは、頭部１２と同
様に、胴体部１４の一部にキャップ３２を一体に形成し
た点である。このキャップ３２はプラスチックやゴム等
の樹脂であって、頂点を下側とする円錐状に形成されて
いる。このキャップ３２の頂点が尖っていることから、
図１に示すゴルフティー１０に比べて容易にこの頂点か
ら地面に差し込むことができる。
る。図３は、本発明の他のゴルフティー３０を示す斜視
図である。なお、図１と同一の要素には同一番号を付
し、説明を省略する。図１と異なるのは、頭部１２と同
様に、胴体部１４の一部にキャップ３２を一体に形成し
た点である。このキャップ３２はプラスチックやゴム等
の樹脂であって、頂点を下側とする円錐状に形成されて
いる。このキャップ３２の頂点が尖っていることから、
図１に示すゴルフティー１０に比べて容易にこの頂点か
ら地面に差し込むことができる。
【００１２】以上ではゴルフティーの一実施例について
説明したが、このゴルフティーにおけるその他の部分の
構造、形状、大きさおよび材質等についても、本実施例
に限定されるものでない。例えば、頭部１２やキャップ
３２はプラスチックやゴム等の樹脂で形成したが、木片
あるいは胴体部１４と同じ形状記憶合金で形成してもよ
い。頭部１２やキャップ３２を胴体部１４と同じ形状記
憶合金で形成すれば、頭部１２やキャップ３２のみの破
損を防止することができる。また、頭部１２やキャップ
３２の形状も円錐形状に限ることなく、円形状や、三角
錐や四角錐等の多角錐形状、あるいは湾曲状をなす平板
や中央部に凹部を設けた平板に形成する等のように、他
の任意の形状に形成してもよい。
説明したが、このゴルフティーにおけるその他の部分の
構造、形状、大きさおよび材質等についても、本実施例
に限定されるものでない。例えば、頭部１２やキャップ
３２はプラスチックやゴム等の樹脂で形成したが、木片
あるいは胴体部１４と同じ形状記憶合金で形成してもよ
い。頭部１２やキャップ３２を胴体部１４と同じ形状記
憶合金で形成すれば、頭部１２やキャップ３２のみの破
損を防止することができる。また、頭部１２やキャップ
３２の形状も円錐形状に限ることなく、円形状や、三角
錐や四角錐等の多角錐形状、あるいは湾曲状をなす平板
や中央部に凹部を設けた平板に形成する等のように、他
の任意の形状に形成してもよい。
【００１３】次に、胴体部１４の形状記憶合金には Ni-
Ti合金もしくはNi-Ti-Co合金を用いたが、ベータロイ合
金（Cu-Zn-Al）、 Ag-Cd合金、 Au-Cd合金、Cu-Al-Ni合
金、Cu-Au-Zn合金、 Cu-Sn合金、 Cu-Zn合金、 Cu-Zn-X
(X=Si,Sn,Ga)合金、 In-Tl合金、 Ni-Al合金、 Fe-Pt合
金、 Fe-Pd合金、 Mu-Cu合金、 Fe-Ni-Co-Ti合金等の他
の合金を用いてもよい。また、胴体部１４の形状も直線
形状に限ることなく、つる巻きバネ状にしたり、形状記
憶合金の細線を二本以上重ね合わせたりする等の他の形
状に形成してもよい。さらに、胴体部１４の表面にはコ
ーティングを施したり、ゴム等の弾性体で被覆してもよ
い。
Ti合金もしくはNi-Ti-Co合金を用いたが、ベータロイ合
金（Cu-Zn-Al）、 Ag-Cd合金、 Au-Cd合金、Cu-Al-Ni合
金、Cu-Au-Zn合金、 Cu-Sn合金、 Cu-Zn合金、 Cu-Zn-X
(X=Si,Sn,Ga)合金、 In-Tl合金、 Ni-Al合金、 Fe-Pt合
金、 Fe-Pd合金、 Mu-Cu合金、 Fe-Ni-Co-Ti合金等の他
の合金を用いてもよい。また、胴体部１４の形状も直線
形状に限ることなく、つる巻きバネ状にしたり、形状記
憶合金の細線を二本以上重ね合わせたりする等の他の形
状に形成してもよい。さらに、胴体部１４の表面にはコ
ーティングを施したり、ゴム等の弾性体で被覆してもよ
い。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明のゴルフティ
ーは、少なくとも胴体部を形状記憶合金で形成したの
で、超弾性機能によって形状の合金を変形させた場合、
すぐに元の形状に戻る。このため、ゴルファーはゴルフ
ティーによるショットの乱れを気にすることなくプレイ
することができる。
ーは、少なくとも胴体部を形状記憶合金で形成したの
で、超弾性機能によって形状の合金を変形させた場合、
すぐに元の形状に戻る。このため、ゴルファーはゴルフ
ティーによるショットの乱れを気にすることなくプレイ
することができる。
【図１】本発明のゴルフティーを示す斜視図である。
【図２】本発明のゴルフティーの使用例を示す図であ
る。
る。
【図３】本発明の他のゴルフティーを示す斜視図であ
る。
る。
１０，３０ ゴルフティー １２ 頭部 １４ 胴体部（形状記憶合金） ３２ キャップ
Claims (1)
- 【請求項１】 ゴルフボールを乗せるゴルフティーであ
って、少なくとも胴体部を形状記憶合金で形成したこと
を特徴とするゴルフティー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6012549A JPH07213660A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | ゴルフティー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6012549A JPH07213660A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | ゴルフティー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07213660A true JPH07213660A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11808421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6012549A Pending JPH07213660A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | ゴルフティー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07213660A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100738503B1 (ko) * | 2006-07-07 | 2007-07-12 | 진성복 | 골프티 |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP6012549A patent/JPH07213660A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100738503B1 (ko) * | 2006-07-07 | 2007-07-12 | 진성복 | 골프티 |
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