JPH07212983A - 二次電池電圧制御装置 - Google Patents

二次電池電圧制御装置

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JPH07212983A
JPH07212983A JP452094A JP452094A JPH07212983A JP H07212983 A JPH07212983 A JP H07212983A JP 452094 A JP452094 A JP 452094A JP 452094 A JP452094 A JP 452094A JP H07212983 A JPH07212983 A JP H07212983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
battery
voltage
secondary battery
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP452094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Shintomi
雄一 新冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所定の下限値までの放電を簡単な構成で確実に
行なうようにした二次電池電圧制御装置を提供する。 【構成】二次電池1の両端間にスイッチングトランジス
タQ1を有する放電路2と、ツェナーダイオードZD
1、ZD2を有する過電圧保護回路3を接続するととも
にスイッチングトランジスタQ1のベースを過電圧保護
回路3の所定点Fに接続し且つ過電圧保護回路3の一部
に並列にスイッチ4を接続して該スイッチ4をONさせ
ることによりスイッチングトランジスタQ1がONした
ときスイッチングトランジスタQ1のベース・エミッタ
路とツェナーダイオードZD1とスイッチ4とを含む経
路が電池1の両端間に形成され、この経路の電圧が電池
電圧の所定下限電圧となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニッケル・カドニウム電
池等の二次電池の電圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯用の小型電子機器に使用されている
二次電池を充電するのに充電電流を大きくして短時間に
充電を完了する急速充電が行なわれることが多い。しか
し、二次電池は過充電すると爆発することがある。その
ため、急速充電方式のバッテリチャージャでは過充電防
止機構を備えている。
【0003】この過充電防止機構は二次電池の充電電圧
(及び若しくは電池温度)を検出し、この検出値が所定
の値を超えないように充電を制御するようになってい
る。そして、更に安全性を期するために二次電池の両端
にツェナーダイオードから成る過電圧保護回路を設けて
電池電圧が所定電圧以上に上昇しないようにしている。
【0004】一方、充電完了した二次電池を使用してい
くと、その電圧が下がっていくが、途中で再充電するこ
とを数回繰り返すと、二次電池のメモリ作用によってそ
の再充電直前の電池電圧を超えて使用することができな
くなることが知られている。例えば、横軸に使用時間、
縦軸に電池電圧をとって示す図3の特性において、使用
し始めてA点で使用を停止し、ここで再充電すると、A
点を超えた右側の領域で使用することができなくなる。
これは、二次電池は1本当り1.6V〜1.0Vの範囲
で使用可能であるが、A点(1.2V)より右側の1.
2V〜1.0Vの範囲での使用が不可能になることを意
味する。
【0005】このような不具合を解消するために、A点
から再充電するときは放電によって電池電圧をいったん
1Vに落してから充電するようにするのが普通である
(再充電の度に行なってもよく、何回に1回の割で行な
ってもよい)。以上のことからバッテリチャージャは図
4に示すように二次電池90に対し並列に抵抗92とト
ランジスタ93とから成る放電回路91と、放電制御回
路94を具備している。尚、95は充電回路、96は2
つのツェナーダイオード97、98から成る過電圧保護
回路である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
電池電圧制御装置では、放電回路91を制御するのに二
次電池90の下限電圧(1本当り1Vで、5本で5V)
になったところで放電を停止するために放電制御回路9
4は二次電池90の電圧を常時検出していなければなら
ない。もし5V(1本について1V)より下がると二次
電池90が破壊してしまうので、この下限値を超えて下
げないことが重要であるが、従来例では放電制御回路9
4の誤動作が生じると、下限値を超えて放電してしまう
場合があり得る。このように従来例では放電制御回路9
4が電池電圧の検出動作を含め複雑になるとともに放電
回路91に対する制御が難かしいという欠点がある。
【0007】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、所定の下限値までの放電を簡単な構成で確実
に行なうようにした二次電池電圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、二次電池の両端間にスイッチングトラ
ンジスタを有する放電路と、ツェナーダイオードを有す
る過電圧保護回路を接続するとともに前記スイッチング
トランジスタのベースを過電圧保護回路の所定点に接続
し且つ過電圧保護回路の一部に並列に又は前記放電路中
にスイッチを接続して該スイッチをONさせることによ
り前記スイッチングトランジスタがONしたとき前記ス
イッチングトランジスタのベース・エミッタ路とツェナ
ーダイオードとスイッチとを含む経路が前記電池の両端
間に形成され、この経路の電圧が前記二次電池の所定下
限電圧となるようにしている。
【0009】
【作用】このような構成によると、スイッチをONした
とき、二次電池の電圧が下限値以上であれば前記経路に
よってスイッチングトランジスタにバイアスがかかっ
て、該トランジスタがONし、二次電池の放電が行なわ
れる。そして、その電池電圧が下限値に至ると、トラン
ジスタがOFFとなり、放電が終わる。従って、この構
成によると、放電を行なうのにはスイッチをONするだ
けで済み、そのON状態を解除しなくても電池電圧は下
限値を超えて低下しないので、電池電圧を検出してスイ
ッチのON状態を解除するという構成を採らなくてよ
い。上記放電が完了するに充分な時間が終ったらスイッ
チをOFFするようにすればよい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1実施例を示しており、ここで
は二次電池1は直列に接続された5本の電池から成って
おり、その許容の上限電圧値は1本につき1.6Vでト
ータルで8Vである。また、許容の下限電圧値は1本に
ついて1Vでトータルで5Vである。
【0011】この電池1の両端にPNP型のトランジス
タQ1と抵抗R2より成る放電路2が接続されている。
また、抵抗R1と第1、第2ツェナーダイオードZD
1、ZD2から成る過電圧保護回路3が電池1の両端に
接続されている。そして、前記トランジスタQ1のベー
スは過電圧保護回路3のF点に接続されている。また、
第2ツェナーダイオードZD2と並列にスイッチ4が接
続されている。5は充電回路である。
【0012】トランジスタQ1のエミッタ・ベース間閾
値電圧VBEを0.7Vとすると、第1ツェナーダイオー
ドZD1の定電圧VZD1は4.3Vに選ばれている。即
ち、VBE+VZD1=5V(電池1の下限電圧値)となる
ように選んでおく。また、第2ツェナーダイオードZD
2の定電圧VZD2と抵抗R1の値は過電圧保護のためR
1+VZD1+VZD2=8V(電池1の上限電圧値)となる
ように選ぶ。ここで、VZD1は4.3Vであるから、R
1+VZD2=3.7Vとなるように、R1、VZD2をそれ
ぞれ決める。
【0013】電池1を5V(1本につき1V)になるま
で放電させるときは、スイッチ4をONにする。これに
よってトランジスタQ1のエミッタ・ベース、第1ツェ
ナーダイオードZD1、スイッチ4よりなる経路が電池
1の両端間に形成され且つその経路がアクティブにな
り、トランジスタQ1がONする。
【0014】トランジスタQ1のONによって放電路2
を通して放電電流Iが流れ、電池1の電圧が徐々に降下
していく。そして、電池電圧が5Vよりわずかでも下が
ると、トランジスタQ1は自動的にOFFになり、放電
は停止する。即ち、電池電圧が殆ど5V(下限電圧値)
で放電が終了する。
【0015】この装置では、スイッチ4は放電が終了し
た任意の時点でOFFにすればよい。このスイッチ4の
ON、OFFは特にこれに限ることはないが、通常バッ
テリチャージャに搭載されるマイクロコンピュータ6に
よって行なう。マイクロコンピュータ6は図3に示すA
点のように途中で使用終了した電池を再充電するとき
は、スイッチ4をONにして、いったん電池を5V(1
本につき1V)まで放電してからスイッチ4をOFFに
し、充電回路5を動作させて電池1の急速充電を行な
う。
【0016】この充電は過充電防止回路(図示せず)に
よって電池1の上限電圧値である8V(1本につき1.
6V)を超えないように行なうが、万一その上限電圧値
をオーバーした場合は、過電圧保護回路3が動作して電
池1が8V以上にならないように電池1を保護する。
【0017】次に、図2に示す第2の実施例では、放電
路2にスイッチ4を設けるとともにスイッチングトラン
ジスタとしてNPN型のトランジスタQ2を用い、この
トランジスタQ2のベースを過電圧保護回路3のG点に
接続している。ここで、抵抗R1、第1、第2ツェナー
ダイオードZD1、ZD2の定電圧VZD1、VZD2の値は
それぞれ図1の第1実施例の場合と同様に設定される。
スイッチ4のON、OFFの制御も第1実施例と同様に
マイクロコンピュータ6によって行なわれる。スイッチ
4がONされたときは、第1ツェナーダイオードZD
1、トランジスタQ2のベース・エミッタ、スイッチ4
の経路がアクティブになり、トランジスタQ2がONし
て放電が行なわれる。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、スイ
ッチをONしておくだけで二次電池の電圧が所定の下限
電圧値になるまで二次電池の放電が行なわれ、その下限
電圧値になった後は自動的に放電が止まるので、所定電
圧(下限電圧)までの放電の確実性が高いとともに二次
電池の電圧を検出して、その検出電圧に基づいて放電を
停止するといった手法を採らなくてもよい。従って構成
も簡単になる。しかも、本発明では、所定の下限電圧値
の設定を過電圧保護回路を利用して行なうことができる
ため、その点からも部品点数の更なる削減が図かられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の二次電池電圧制御装置の
回路図。
【図2】本発明の第2実施例の二次電池電圧制御装置の
回路図。
【図3】二次電池のメモリ特性を説明するための図。
【図4】従来の二次電池電圧制御装置の回路図。
【符号の説明】
1 二次電池 2 放電路 3 過電圧保護回路 4 スイッチ 5 充電回路 6 マイクロコンピュータ Q1、Q2 スイッチングトランジスタ ZD1 第1ツェナーダイオード ZD2 第2ツェナーダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次電池の両端間にスイッチングトランジ
    スタを有する放電路と、ツェナーダイオードを有する過
    電圧保護回路を接続するとともに前記スイッチングトラ
    ンジスタのベースを過電圧保護回路の所定点に接続し且
    つ過電圧保護回路の一部に並列に又は前記放電路中にス
    イッチを接続して該スイッチをONさせることにより前
    記スイッチングトランジスタがONしたとき前記スイッ
    チングトランジスタのベース・エミッタ路とツェナーダ
    イオードとスイッチとを含む経路が前記電池の両端間に
    形成され、この経路の電圧が前記二次電池の所定下限電
    圧となるようにした二次電池電圧制御装置。
JP452094A 1994-01-20 1994-01-20 二次電池電圧制御装置 Pending JPH07212983A (ja)

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JPH07212983A true JPH07212983A (ja) 1995-08-11

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JP452094A Pending JPH07212983A (ja) 1994-01-20 1994-01-20 二次電池電圧制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101036095B1 (ko) * 2009-02-18 2011-05-19 삼성에스디아이 주식회사 이차전지용 자가방전 회로 및 이를 구비하는 이차전지

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101036095B1 (ko) * 2009-02-18 2011-05-19 삼성에스디아이 주식회사 이차전지용 자가방전 회로 및 이를 구비하는 이차전지
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