JPH07212959A - 保護協調要素付過電流継電装置 - Google Patents

保護協調要素付過電流継電装置

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Publication number
JPH07212959A
JPH07212959A JP6005524A JP552494A JPH07212959A JP H07212959 A JPH07212959 A JP H07212959A JP 6005524 A JP6005524 A JP 6005524A JP 552494 A JP552494 A JP 552494A JP H07212959 A JPH07212959 A JP H07212959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overcurrent relay
current transformer
winding
overcurrent
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP6005524A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Okamoto
勇雄 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流電源から上位側遮断器CB1および並設
された下位側遮断器CB2,CB3を介して複数のき電
区間A,Bにき電を行う装置において、直列に設けられ
る上位側過電流継電器13と下位側過電流継電器51−
2,51−3の設定値に余裕がない場合であっても保護
協調をとることができるようにする。 【構成】 前記過電流継電器51−2,51−3の出力
電流を、トータル変流器11の巻線11a,11bに供
給し、巻線11cに流れる電流を前記過電流継電器13
の抑制巻線13bに供給する。例えばA点き電区間で短
絡事故が発生しても、前記継電器13の動作コイル13
aに流れる電流は前記巻線11cから供給される抑制コ
イル13bの電流によって打ち消され、継電器の動作は
抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はき電変電所における短絡
事故時の誤動作を防止した保護協調要素付過電流継電装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にき電変電所における交流き電装置
は図2の単線結線図のように構成されている。図2にお
いてCB1は交流電源(図示省略)と母線1を結ぶ上位
側電路に介挿された遮断器である。CT1は前記上位側
電路に介挿された変流器であり、51−1は該変流器C
1の二次電流が供給される過電流継電器である。母線
1と各き電区間(図示A〜C点)を結ぶ下位側電路に
は、前記同様に遮断器CB2〜CB4、変流器CT2
CT4、過電流継電器51−2〜51−4が介挿されて
いる。
【0003】上記のように構成された装置において、き
電区間の例えばA点で短絡事故が発生した場合、事故電
流検出により過電流継電器51−2が動作して遮断器C
B2がトリップされる。これによって事故発生のA点き
電区間のみが切り離される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記過電
流継電器51−2と上位側の過電流継電器51−1の設
定値に余裕がないと、過電流継電器51−1と51−2
がともに動作し、遮断器CB2のみならず上位側の遮断
器CB1もトリップする。このためA点き電区間の短絡
事故の影響が他のB点、C点き電区間にも波及し、全き
電区間停電となってしまう。
【0005】このように過電流継電器が装置内に直列に
挿入されている場合、上位側継電器(51−1)と下位
側継電器(51−2〜51−4)のタイムレバー設定に
余裕がないものが多く、下位側短絡事故発生により上位
側過電流継電器が動作してしまう。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、直列に設けられる上位側、下位側過電流継
電器の設定値に余裕がない場合であっても保護協調をと
ることができる保護協調要素付過電流継電装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1)交流電源から母線を介して、並設された複数のき
電区間にき電を行うき電設備において、前記母線と複数
のき電区間を結ぶ下位側電路に各々介挿された下位側過
電流継電器と、前記下位側過電流継電器の出力電流が各
々供給される複数の一次側巻線と、二次側巻線とを有し
たトータル変流器と、前記交流電源および母線を結ぶ上
位側電路に介挿した変流器の二次電流が供給される動作
コイルと、前記トータル変流器の二次側巻線に流れる電
流が、前記動作コイルの電流を打ち消す方向に、供給さ
れる抑制コイルを有した上位側過電流継電器とを備えた
ことを特徴とし、 (2)前記トータル変流器の一次側、二次側巻線および
上位側過電流継電器の抑制巻線は、巻数比を切り換える
タップを有していることを特徴としている。
【0008】
【作用】
(1)請求項1、2に記載の発明において、前記複数の
き電区間のいずれかで短絡事故が発生した場合、短絡電
流が流れることによって当該事故発生下位側電路に介挿
された下位側過電流継電器が動作し、例えば当該電路の
遮断器をトリップする等の保護動作が行われる。
【0009】この下位側電路に流れる電流に比例した電
流はトータル変流器を介して上位側過電流継電器の抑制
コイルに供給される。このため当該事故発生時に上位側
過電流継電器の動作コイルに流れる電流は打ち消され、
継電器動作は抑制される。
【0010】これによって上位側電路に介挿される遮断
器がトリップされることはなく、健全なき電区間に電力
を供給することができる。
【0011】(2)請求項2に記載の発明において、ト
ータル変流器の一次、二次側巻線および上位側過電流継
電器の抑制巻線に各々タップを設けているので、継電器
の設定値やき電設備の各種条件に応じて容易に保護協調
を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例を
説明する。図1において図2と同一部分は同一符号をも
って示している。図1において11は、下位側過電流継
電器51−2、51−3の出力電流が各々供給される巻
線11a,11bと、出力用の巻線11cとを有したト
ータル変流器である。尚巻線11a、11b、11cに
は保護協調をとるためのタップ12a,12b,12c
が各々設けられている。
【0013】13は上位側電路に介挿された変流器CT
1の二次電流(入力D)が供給される動作コイル13a
と、前記トータル変流器11の巻線11cの出力電流
(入力E)が供給される抑制コイル13b(抑制側の入
口コイル)とを有した上位側過電流継電器である。前記
抑制コイル13bには保護協調をとるための複数のタッ
プ14が設けられている。尚図1では下位側過電流継電
器の個数を2個で構成しているが、3個以上の場合もト
ータル変流器11の巻線を増やして同様に構成するもの
である。
【0014】上記のように構成された装置において、例
えばA点き電区間で短絡事故が発生した場合、短絡電流
が流れることによって下位側過電流継電器51−2が動
作し、遮断器CB2がトリップされる。この場合下位側
過電流継電器51−2および51−3の出力電流がトー
タル変流器11の巻線11a,11bに供給されている
ので、巻線11cから上位側過電流継電器13の抑制コ
イル13bには、下位側電路に比例した電流が流れてい
る。このため前記事故発生時には、上位側過電流継電器
13の動作コイル13aの鉄心の磁束が打ち消され、継
電器動作は抑制される。これによって上位側電路の遮断
器CB1がトリップされることはなく、健全なき電区間
への電力供給は継続される。
【0015】またトータル変流器11の巻線11a〜1
1cおよび上位側過電流継電器13の抑制巻線13bに
各々タップを設けているので、継電器の設定値やき電設
備の各種条件に応じてタップを切り換えることにより容
易に保護協調を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、母線と複
数のき電区間を結ぶ下位側電路に各々介挿された下位側
過電流継電器と、前記下位側過電流継電器の出力電流が
各々供給される複数の一次側巻線と、二次側巻線とを有
したトータル変流器と、前記交流電源および母線を結ぶ
上位側電路に介挿した変流器の二次電流が供給される動
作コイルと、前記トータル変流器の二次側巻線に流れる
電流が前記動作コイルの電流を打ち消す方向に供給され
る抑制コイルを有した上位側過電流継電器とを備えたの
で、次のような優れた効果が得られる。
【0017】(1)上位側と下位側の過電流継電器の保
護協調カーブに余裕が少なくても容易に協調をとること
ができる。このため負荷側の複数のき電区間のうち一区
間で短絡事故が発生した場合に、上位側過電流継電器が
動作して他の健全き電区間の給電停止を招くことはな
い。
【0018】(2)抑制コイル側にタップを設ける事に
よって1回路だけの場合等は、多用途とすることができ
る。また下位側が多数回路の場合もトータル変流器にタ
ップを設けているので、CTレシオが異なっても、タッ
プを切り換えて協調を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を表し、(a)は全体構成を
示す単線結線図、(b)は要部の構成図。
【図2】従来の交流き電装置の一例を示す単線結線。
【符号の説明】
1…母線 11…トータル変流器 12a〜12c,14…タップ 13,51−1…上位側過電流継電器 51−2〜51−4…下位側過電流継電器 CB1〜CB4…遮断器 CT1〜CT4…変流器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から母線を介して、並設された
    複数のき電区間にき電を行うき電設備において、 前記母線と複数のき電区間を結ぶ下位側電路に各々介挿
    された下位側過電流継電器と、 前記下位側過電流継電器の出力電流が各々供給される複
    数の一次側巻線と、二次側巻線とを有したトータル変流
    器と、 前記交流電源および母線を結ぶ上位側電路に介挿した変
    流器の二次電流が供給される動作コイルと、前記トータ
    ル変流器の二次側巻線に流れる電流が、前記動作コイル
    の電流を打ち消す方向に、供給される抑制コイルを有し
    た上位側過電流継電器とを備えたことを特徴とする保護
    協調要素付過電流継電装置。
  2. 【請求項2】 前記トータル変流器の一次側、二次側巻
    線および上位側過電流継電器の抑制巻線は、巻数比を切
    り換えるタップを有していることを特徴とする請求項1
    に記載の保護協調要素付過電流継電装置。
JP6005524A 1994-01-24 1994-01-24 保護協調要素付過電流継電装置 Pending JPH07212959A (ja)

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