JPH0721280A - 自治体向け入札処理システム - Google Patents

自治体向け入札処理システム

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JPH0721280A
JPH0721280A JP14794393A JP14794393A JPH0721280A JP H0721280 A JPH0721280 A JP H0721280A JP 14794393 A JP14794393 A JP 14794393A JP 14794393 A JP14794393 A JP 14794393A JP H0721280 A JPH0721280 A JP H0721280A
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JP
Japan
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card
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JP14794393A
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English (en)
Inventor
Eiichi Kumasaka
栄一 熊坂
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Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】自治体特有の入札システムに適合した入札処理
システムを実現する。 【構成】登録業者のIDカ−ド3を読み取り、その業者
がその入札に対する入札権利業者であるか否かの判定を
行うエントリマシン1、入札価格を入札業者自身が記載
した入札書51,52 ・・・の記載内容を読み取る機能
を有する入札器61 ,62 ・・・、読み取り情報を受け
て、各入札価格の中から落札額を決定する入札処理部
2、及び入札処理部2で処理された落札情報を表示する
入札表示盤4を設ける。IDカ−ド3には、各種コ−ド
情報のほかに、入札業者の印鑑の印影をドット展開した
印影情報を記憶させておく。また、上限値と下限値の範
囲内で落札額を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自治体において物品の
購入、施設の建設あるいは自治体の所有する財産の売却
などに当たっての業者選定を行う自治体向け入札処理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の業界、たとえば中古車市場あるい
は食肉市場などの競り会場においては、すでに自動化さ
れた入札処理システムが導入されている。
【0003】この入札処理システムは、競り会場におい
て、ある物件に対して、各競り人がそれぞれの入札器か
らキ−入力することにより入札価格を入力し、入札処理
機によりこれら各入札価格の高低を判断して自動的に落
札価格を決定し、落札業者を決めるシステムである。
【0004】一方、市町村などの自治体にあっては、前
記したような物品の購入、施設の建設あるいは財産の売
却など、入札による業者選択の機会は極めて多いもの
の、自動化された入札処理システムの導入は未だなされ
ていないのが現状である。特に自治体の場合は、落札決
定後も、落札情報のみならず、非落札業者情報などを発
行したり、報道関係向けに落札物件一覧表の発行、さら
に自治体内部資料の発行を行うなど、落札後の後処理が
極めて多く、入札処理システムの自動化は早急に実現が
望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自治体
は一般に、原本を残すいわゆる原本主義であるため、入
札の場合も入札価格など必要事項を紙に書いて入札し、
落札決定後もその入札書を原本として残す必要がある。
したがって、一般の業界の入札処理システムと同じよう
に、入札器からキ−入力などによって入札する方法は用
いることができず、また、その他、自治体特有の様々な
制約もあるため、現在、一般の業界で用いられている入
札処理システムをそのまま採用することはできないとい
う問題がある。
【0006】本発明は、入札書を原本として残すことを
可能とするとともに、その他自治体特有の入札システム
に適合した自治体向け入札処理システムを実現すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自治体におい
て用いられる入札処理システムであることを前提とす
る。自治体の場合は、前記したように原本を残すいわゆ
る原本主義であるため、入札価格などを記載した入札書
を残すことが必要であり、その他、自治体特有の入札シ
ステムに適合した入札処理システムとするために、以下
のような手段を用いる。
【0008】図1は本発明の全体的なシステム構成を示
す図である。同図において、1は入札処理部2に接続さ
れたエントリマシンであり、自治体(以下、役所とい
う)に登録業者と認められた業者の所持するIDカ−ド
3に書き込まれた内容の読み取り処理を行う。
【0009】上記入札処理部2は、入札処理機21、入
札処理機21のモニタ部22、プリンタ23、入札端末
制御部24などから構成され、入札端末制御部24には
入札表示盤4、各入札権利業者の用意した入札書51
2 ,・・・の内容を読み取る機能を有した複数の入札
機61 , 2 ,・・・が接続されている。また、上記入
札処理機21はホストコンピュ−タ7に接続されてい
る。
【0010】上記IDカ−ド3には自治体コ−ド、業者
コ−ド、業種コ−ド、パスワ−ドなどが予め記憶されて
いる。そして、上記エントリマシン1が、IDカ−ド3
に書き込まれた内容を読み取ることにより、その業者が
入札に参加できる業者(以下、入札権利業者という)で
あるか否かの判断を行うようにしている。また、入札器
1 ,62 ・・・は各入札権利業者に対応して設けら
れ、入札書51 ,52 ・・・の内容を読み取って、それ
をモニタ上に表示するとともに、読み取った内容を上記
入札処理部2に送出する機能を有している。上記入札書
1 ,52 ・・・には、入札価格、業者コ−ドなどの内
容が記載されおり、これらの記載内容は入札権利者が記
載する。
【0011】このような構成において、次に本発明の主
要部分の処理手順を説明する。それぞれの分野における
業者は役所に対して業者登録申請を出し、役所側は登録
業者と認めた業者に対してIDカ−ド3を発行する。そ
して、役所において、たとえばある物件の購入の予算が
決定すると、それに対応する業者のなかから、幾つかの
業者を指定し、その業者に通知する。通知を受けた業者
(入札権利業者)は役所が購入しようとする物件の説明
を受けたのち、後日、入札価格を設定し、入札価格その
他必要事項を記入して社印を押捺した入札書を作成す
る。
【0012】役所では、入札に備えて入札処理機21に
物件コ−ド、名称、予算額の上限価格と下限価格その他
必要事項を入力しておく。入札当日、各入札権利業者は
IDカ−ド3と入札書を持参し、入札会場に赴き、会場
に備えてあるエントリマシン1にIDカ−ド3を通す。
これにより、その業者が入札権利業者であるか否かの判
定がなされ、その結果が表示される。
【0013】そして入札開始となると、各入札権利業者
はその業者の入札書(たとえば入札書51 )を自分の席
におかれている入札器(たとえば入札器61 )に読み込
ませる。入札器61 ,62 ・・・は入札書51 ,52
・・に記載された内容を読み取る機能を有しており、こ
こで読み取られた内容は入札端末制御部24を介して入
札処理機21に送られる。
【0014】入札処理機21は、各入札権利業者からの
入札価格を上記予算額の上限価格と下限価格に照合し、
その範囲の入札価格のうち最も低い価格を落札額として
決定する。
【0015】以上のようにして、落札額が決定すると、
落札情報(非落札業者の情報を含む)を落札決定通知書
として印刷する。
【0016】
【作用】このように本発明では、入札書に記載された内
容を読み取る機能を入札器61,62 ・・・に持たせる
ことにより、入札価格などが記載された入札書51 ,5
2 ・・・は、そのまま原本として残すことができ、ま
た、IDカ−ド3をエントリマシン1に通すことによ
り、その業者が入札権利業者であるか否かの判断が即座
にできるので、指名業者制を採用している自治体の入札
システムにおいて、指名業者のみの入札が可能となる。
さらに、落札額に上限価格と下限価格を設定することに
より、落札価格をこの上限価格と下限価格の範囲内で決
定することができる。したがって、自治体特有の入札シ
ステムに適合させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。この実
施例を説明するにあたってのシステム構成図は図1で示
したシステム構成図を用いる。
【0018】IDカ−ド3は前述したように業者コ−
ド、業種コ−ド、自治体コ−ド、有効期限コ−ド、パス
ワ−ドが記憶され、この実施例においては、さらに業者
の社印(実印)の印影が記憶されたものとなっている。
また、このIDカ−ド3としてはこの実施例では記憶容
量の大きいICカ−ド(Integrated Circuitカ−ド)が
用いられている。このIDカ−ド3は、業者(会社)の
委任状(入札する者が会社からの委任を受けた者である
ことを示す)としての役割を有するとともに、会社の実
印替わりにも用いられるようになっている。
【0019】図2はこのIDカ−ド3に、業者コ−ド等
の各種コ−ドや社印の印影などの各種情報を登録する処
理を示すフロ−チャ−トである。社印の印影を登録する
場合は、まず、イメ−ジ用紙に社印を捺印する(ステッ
プS1)。そしてこの捺印した印影の読み取り処理を行
い(ステップS2)、その印影をイメ−ジ展開(ステッ
プS3)したのち、それをモニタ表示(ステップS4)
し、ファイル登録する(ステップS5)。一方、業者コ
−ド、業種コ−ド、自治体コ−ド、有効期限コ−ド、パ
スワ−ドなどのコ−ドはテンキ−により入力する(ステ
ップS6)。このキ−入力の読み取り処理を行い(ステ
ップS7)、そのキ−入力内容をキャラクタ展開(ステ
ップS8)したのち、それをモニタ表示(ステップS
4)し、ファイル登録する(ステップS5)。そして、
このファイル登録された内容、つまり印影イメ−ジと業
者コ−ド、業種コ−ド、自治体コ−ド、有効期限コ−
ド、パスワ−ドなどの各種コ−ドキャラクタがICカ−
ドライタによりICカ−ドに書き込まれ(ステップS
9)て、IDカ−ド3として発行される。。
【0020】このように各種情報が書き込まれたIDカ
−ド3を上記エントリマシン1に通すと、エントリマシ
ン1のモニタにはたとえば図3(a) の如く、業者コ−
ド、業者名(商号/名称等)が表示されのち、画面切替
えされて同図(b) の如く、受付日、受付時間、入札権利
業者であるか否かを示す表示(たとえば〇・×による表
示)がなされる。
【0021】図4はエントリマシン1によるIDカ−ド
3の読み取り処理を示すフロ−チャ−トである。以下、
図4を参照しながらその読み取り処理動作を説明する。
まず、IDカ−ド3をエントリマシン1のカ−ド挿入口
(図示せず)に入れると、IDカ−ド3に書き込まれた
情報の読み取り処理が行われる(ステップS11)。そ
して、印影イメ−ジ展開の処理とコ−ドキャラクタ展開
の処理がなされる(ステップS12)。ここでそのカ−
ドを所持する入札権利業者がパスワ−ドをキ−入力する
と(ステップS13)、キ−入力されたパスワ−ドが予
め登録されているパスワ−ドに一致するか否かの判定が
行われる(ステップS14)。パスワ−ドが一致しなけ
れば(ステップS15)、アラ−ム表示(たとえば、×
の表示)を行い(ステップS16)、一致すればそのI
Dカ−ド3に書き込まれている自治体コ−ドが当自治体
のコ−ドであるか否かの判定処理を行う(ステップS1
7)。これが一致しなければ(ステップS18)、パス
ワ−ドの不一致時と同様、アラ−ム表示を行う(ステッ
プS16)。
【0022】そして、上記ステップS18の一致判定処
理において、一致の場合は、そのIDカ−ド3に書き込
まれている業者コ−ドを基に、登録ファイルから印影イ
メ−ジ読みだして(ステップS19)、そのIDカ−ド
3に書き込まれている印影イメ−ジが登録ファイルから
読み出された印影イメ−ジに一致するか否かの判定処理
を行う(ステップS20)。これが一致しなければ(ス
テップS21)、上記同様アラ−ム表示を行い(ステッ
プS16)、一致していれば、その入札権利業者は今回
の入札に出席したということを示す出席表示を行う(ス
テップS22)。この出席表示は、たとえばモニタに表
示されている業者コ−ドの色を変えることにより行う。
【0023】また、上記図1で示した入札器6
1 , 2 ,・・・は、外観的には図5に示すような構成
となっている。同図において、61は入札書51
2 ,・・・の記載内容を読み取る読み取り部、62は
読み取った情報を表示するモニタ部、63は読み取り不
良であった場合、それを表示する読み取り不良表示部、
64は上記モニタ部62に表示された読み取り内容に間
違いのない場合に、入札者が操作する応札釦、65はキ
−入力部である。
【0024】図6は上記入札器61 , 2 ,・・・のモ
ニタ部62の表示例を示すもので、日付、何回目の入札
であるかを示す入札回数(たとえば第1回目の入札が不
調に終わって、第2回目の入札であるとすると第2回と
表示される)、物件コ−ド、業者コ−ド、入札価格など
が表示される。
【0025】図7は入札書51 , 2 ,・・・を示すも
ので、同図の如く、入札回数、日付、業者の商号/名
称、代表者氏名、物件コ−ド、業者コ−ド、入札価格な
どが入札業者により記載される。
【0026】図8は上記入札器61 , 2 ,・・・の構
成をブロック図で示すもので、センサ部66、制御部6
7、上記したキ−入力部65、その他、電源部68、端
子部69などで構成されている。
【0027】このような入札器61 , 2 ,・・・にお
いて、入札書51 , 2 ,・・・の読み取り処理動作を
図9のフロ−チャ−トを参照しながら説明する。ここで
は、入札書51 を入札器61 で読み取る場合について説
明する。
【0028】まず、入札書51 を入札器61 の読み取り
部61に乗せると、イメ−ジセンサが記載内容を読み込
んで(ステップS31)、バッファ上でイメ−ジ展開し
(ステップS32)、そのイメ−ジをキャラクタ判定処
理する(ステップS33)。次にそれをキャラクタ展開
し(ステップS34),モニタ部62に図6に示すよう
な表示を行う(ステップS35)とともに、図1で示し
た入札処理機21にキャラクタ展開した情報を送出する
(ステップS36)。
【0029】次に、上記のような入札システムを用い
て、業者登録から落札決定までの処理の流れを図10お
よび図11を参照しながら説明する。まず、業者は役所
に対して業者登録申請(指名参加願い)を提出する(ス
テップS40)。これを受けて役所側では、その業者が
登録業者として適当であると判断すると、IDカ−ド
3、書類などを業者に渡す(ステップS41)。このI
Dカ−ド3は前記したように業者コ−ド、業種コ−ド、
自治体コ−ド、有効期限、パスワ−ド(業者側で設定す
る)、さらに業者の社印(実印)の印影などが記憶され
ている。
【0030】そして、役所側で物品購入などの決定があ
ると、幾つかの業者に対し見積もりの要請を出し(ステ
ップS42)、これにより、要請を受けた業者は見積書
を提出する(ステップS43)。役所ではその見積書を
参照して予算を決定し(ステップS44)、その後、役
所の公示板などに入札物件の公告を行う(ステップS4
5)。役所はその物件(入札すべき物件が複数ある場合
は入札物件ごと)に対する入札業者を、上記登録業者の
中から幾つかの業者を指名して、指名した各業者(入札
権利業者)にその旨を通知する(ステップS46)。そ
の後、役所は物件の説明会を開催する(ステップS4
7)。入札権利業者はこの物件説明会に参加して説明を
受けるとともに物件の仕様書などを入手する(ステップ
S48)。
【0031】この物件説明会のあと入札日の前日まで
に、役所は図1で示した入札処理機21に物件コ−ド、
名称、日付、予算額の上限値と下限値、入札権利業者デ
−タ(コ−ドなど)などを設定する(ステップS4
9)。なお、これらの各デ−タはホストコンピュ−タ7
に登録してオンラインでデ−タを受けるようにしてもよ
い。
【0032】一方、入札権利業者は説明会で入手した仕
様書に基づいて見積もりを行い、入札価格を設定し、図
7に示したような入札書51 (52 ,・・・)を作成す
る(ステップS50)。
【0033】以上が入札前日までの処理手順であり、次
に入札当日における処理手順を図11および図1のシス
テム構成図を参照しながら説明する。役所側では、入札
処理機21を入札実行モ−ドとする。これにより、入札
表示板4には、この時点では物件コ−ド、名称のみが表
示される(ステップS61)。
【0034】各入札権利業者は入札書51 (52 ,・・
・)とIDカ−ド3を持参して入札会場に入る。そし
て、IDカ−ド3をエントリマシン1に通して読み込ま
せる(ステップS62)。この操作により、エントリマ
シン1のモニタに業者コ−ド、業者名が表示されたの
ち、その業者が入札権利業者であるか否かを判定する表
示がなされる(ステップS63)。上記IDカ−ド3に
は前記したように社印の印影が記憶されており、これが
登録されている印影と照合されてることにより、その業
者が間違いなく入札権利業者であるということが判断さ
れるとともに、このIDカ−ド3は委任状としての役目
も果たす。また、このIDカ−ド3がエントリマシン1
に通されることにより、モニタに表示されている業者コ
−ドの色が変わるようにしておくことにより、業者の出
欠を判断する(ステップS64)。
【0035】そして指定時間になると、役所側は物件の
説明を行い入札開始を告げる(ステップS65)。これ
により、各入札権利業者はあらかじめ準備した(その場
で作成してもよい)入札書51 ,52 ,・・・を、各入
札権利業者に対応して設置された入札器61 ,62 ,・
・・に読み込ませる(ステップS66)。このとき各入
札器61 ,62 ,・・・のモニタ部62には図6に示す
ように、入札回数、物件コ−ド、業者コ−ド、入札価格
などが表示される(ステップS67)。各入札権利業者
は自己の入札書を読み込ませた入札器のモニタ部62に
表示された内容に間違いがなければ応札釦64を押す
(ステップS68)。この各入札権利業者からの入札価
格は入札処理機器21のモニタ部22に表示される(ス
テップS69)。
【0036】ここで、上記入札価格が明らかに桁外れし
ているような場合もあり、このような場合は立会官がそ
れを判断して、立会官席に設けられた注意喚起釦(図示
せず)を押すことにより、注意喚起を促す表示が入札表
示板4になされる(ステップS70)。なお、白紙入札
があった場合はそれを無効と判断する。
【0037】このようにして各入札権利業者から入札価
格が出されると、入札処理機21は、役所側で設定した
入札価格の上限値と下限値の範囲に各入札価格が存在し
ているか否か、その中でどの入札価格が最も低価格であ
るかなどの判定を自動的に行い、上限値と下限値の範囲
内の最も低価格である入札価格を落札額として決定する
(ステップS71)。この落札額は立会官によって入札
処理機器21のモニタ部22上で確認されたのち、立会
官の決定指示によって入札表示板4にたとえば図12の
如く表示される(ステップS72)。なお、この入札表
示板4の表示内容は、図12のような落札内容が表示さ
れたあと、入札処理機21からの指示で、非落札情報を
画面切り換えによって表示することも可能である。
【0038】ところで、上記第1回目の入札が不調に終
わった場合(たとえば全ての入札価格が役所側の予算額
以上であったような場合)、第2回さらに第3回という
ように、入札が数回に及ぶ場合もある。このように、入
札が数回に及ぶ場合、今回の入札価格が前回の入札価格
を上回る場合は無効と判断する機能を有する。そして、
このような不調の場合の入札状況も、落札に至るまでの
経緯として記憶させておく。
【0039】上記落札結果情報はホストコンピュ−タ7
に転送され、落札決定通知書がプリンタ23によりプリ
ントアウトされる(ステップS73)。この落札決定通
知書の印刷後、非落札業者情報を含む物件別デ−タなど
の印刷を行う(ステップS74)。そして、この物件を
落札した業者は自己の入札書を落札決定通知書と引き替
えに役所に提出する(ステップS75)。また、その日
に行われた入札物件全てに対して、たとえば報道関係向
けの落札物件一覧表、役所の内部資料などとしてプリン
トアウトする(ステップS76)。
【0040】以上の処理手順は役所が物件の購入したり
施設を建設したりする場合の入札処理を示したが、役所
の保有する財産を売却する場合もほぼ同様の手順で処理
できる。この場合は役所の設定した売却額の上限値と下
限値の範囲で最も高い金額を入札した業者を、落札業者
として決定する。
【0041】なお、上記実施例において、IDカ−ド3
に社印の印影を読み込ませておくこと、パスワ−ドの設
定、あるいは各モニタへの表示内容、さらに図11、図
12で説明した処理内容が全ての自治体において必要で
あるとは限らない。これらはそれぞれの自治体によって
様々であるので、この実施例の内容に限られるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々に変形実施
可能とするものである。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、各業者が所定の入札書
に入札価格などの入札情報を記載し、この入札書の記載
内容を入札器に読み取らせて、その読み取り情報に基づ
いて入札処理機で入札処理を行うようにしたので、業者
の作成した入札書を原本として残すことが可能となり、
また、上記入札処理機では各業者からの入札額を、予め
定めた上限値と下限値の範囲内にあるか否かの判断を行
うようにするなど、自治体特有の入札システムに適合し
た入札処理システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体的なシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例におけるIDカ−ドへの情報書
き込み処理を説明するフロ−チャ−トである。
【図3】同実施例におけるエントリマシンのモニタ表示
例を示す図である。
【図4】同実施例におけるIDカ−ドの読み取り処理を
説明するフロ−チャ−トである。
【図5】同実施例における入札器の外観構成を説明する
平面図である。
【図6】同実施例における入札器のモニタ表示内容を示
す図である。
【図7】同実施例における入札書の記載内容の一例を示
す図である。
【図8】同実施例における入札器の構成を示すブロック
図である。
【図9】同実施例における入札器の読み取り処理を説明
するフロ−チャ−トである。
【図10】同実施例における入札日前日までの処理の流
れを説明する図である。
【図11】同実施例における入札当日の処理の流れを説
明する図である。
【図12】同実施例における落札時の入札表示盤の表示
内容を示す図である。
【符号の説明】
1・・・エントリマシン 2・・・入札処理部 3・・・IDカ−ド 51 ,52 ,・・・入札書 61 ,62 ,・・・入札器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入札業者に対応して設けられた複数の入札
    器から各入札業者が入力した入札価格の中から落札額を
    自動的に決定する入札処理システムにおいて、 予め登録された業者に対して発行されたIDカ−ド
    (3)に記憶された情報を読み取り、その業者がその入
    札に対する入札権利業者であるか否かの判定を行うエン
    トリマシン(1)と、 各入札業者に対応して設置され、各入札業者が設定した
    入札価格や各入札業者に関する情報などを入札業者自信
    が記載することにより作成した入札書(51 ,52 ・・
    ・)の記載内容を読み取る機能を有した入札器(61
    2 ・・・)と、 上記入札器(61 ,62 ・・・)からの読み取り情報を
    受けて、各入札価格の中から落札額を決定する処理を行
    うとともに、各種の情報処理を行う入札処理部(2)
    と、 上記入札処理部(2)で処理された落札情報などを表示
    する入札表示盤(4)と、 を有したことを特徴とする自治体向け入札処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記IDカ−ド(3)は、その記憶情報
    の一つとして、入札業者の印鑑の印影をドット展開した
    印影情報が書き込まれてなることを特徴とする請求項1
    記載の自治体向け入札処理システム。
  3. 【請求項3】 上記入札権利業者であるか否かの判定を
    行う手段として、IDカ−ド(3)に予め書き込まれて
    いるパスワ−ドと入札時に入力されたパスワ−ドとの一
    致、IDカ−ド(3)に予め書き込まれている自治体コ
    −ドと自治体側に登録されている自治体コ−ドとの一
    致、IDカ−ド(3)に予め書き込まれている印影情報
    と自治体側に登録されている印影情報との一致を判断
    し、これらが一致したときを入札権利業者であると判断
    することを特徴とする請求項1記載の自治体向け入札処
    理システム。
  4. 【請求項4】 各入札価格の中からの落札額の決定は、
    上記入札処理部(2)に予め落札予定額の上限値と下限
    値を設定しておき、この上限値と下限値の範囲内で落札
    額を決定するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の自治体向け入札処理システム。
JP14794393A 1993-06-18 1993-06-18 自治体向け入札処理システム Pending JPH0721280A (ja)

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JP14794393A JPH0721280A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 自治体向け入札処理システム

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