JPH0721278Y2 - 浄水機 - Google Patents

浄水機

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JPH0721278Y2
JPH0721278Y2 JP1991061368U JP6136891U JPH0721278Y2 JP H0721278 Y2 JPH0721278 Y2 JP H0721278Y2 JP 1991061368 U JP1991061368 U JP 1991061368U JP 6136891 U JP6136891 U JP 6136891U JP H0721278 Y2 JPH0721278 Y2 JP H0721278Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、水道栓より供給される
水道水を殺菌、濾過作用を行う浄水機に係わり、特に、
浄水機内部にオゾン発生装置を設置して水道水を殺菌
し、浄水フィルターを通じて水道水の不純物と臭いを除
く浄水機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、家庭用浄水機は種々の方式等が
知られているが、本考案に適用される浄水機において
は、大きく自然濾過式浄水機と水道直結式浄水機に区別
されている。自然濾過式浄水機は、浄水フィルターが設
けられた上部容器と、水を貯水する下部容器とから構成
されており、上部容器内に水を人為的に供給し、この水
が自然濾過方式で浄水フィルターを通じて下部容器に通
過され、水中の不純物及び臭いが浄水フィルターにより
浄水され、浄水された水は下部容器に貯水されてこれを
取水するという構成である。一方、水道直結式浄水機
は、水道栓に直接連結し水道圧によって供給される水を
浄水フィルターを通過させることにより浄水するもの
で、この浄水された水を直ぐに取水するように構成され
ている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方式の浄水機等は、浄水機で供給される水が
浄水フィルターを通過することにより、水中に内包され
た不純物が濾過されるというものであった。さらに、水
を殺菌消毒するため水にオゾンを注入させる方式があ
る。例えば、米国特許第４，４２７，４２６号（１９８
４．１．２４）には、オゾン発生装置及び浄水処理装置
と方法とが開示されている。これによれば、オゾン発生
器と浄水機によりオゾン発生器が一つ以上構成され、各
々のユニットは内部のロット形状電極棒と、外部のチュ
ーブ型電極棒と、外部の電極棒を支持ガラスチューブを
有し、ソケットで形成される終板と、各内部の電極棒等
が前記終端のソケットの密閉された端部と対向される端
部と、スクリューとによりこれらがクランプされる一対
のソケット内に位置され、ソケットの肩と対向される端
部を有するガラスチューブとオゾンが生産された乾燥容
器を提供する乾燥機と、周期的に熱い空気が通過するこ
とにより被乾燥用の材料を乾燥させる乾燥機と、ベンチ
ュリー装備にドライアーを通じて周囲の空気を吸入する
オゾン化された空気を浄水された水と混合させる役割を
有する構成にてなされており、複数の内部電極と外部に
チューブ形状にて嵌合される外極電極棒によりオゾンを
生成する装置が開示されているが、その構造が複雑であ
り周期的に熱い空気を供給すべきである等、装置全体が
複雑になるという問題があった。
【０００４】さらに、日本国公開実用新案公報昭６３−
１４９２９８号（１９８８．９．３０．）に開示された
水道水浄化装置においては、水道水を供給する水道栓と
この水道栓に取り付けられ水道水により作用する水流ポ
ンプと、空気投入口と、オゾン抽出口と、高電圧発生装
置を有したオゾン発生器とこのオゾン発生器のオゾン抽
出口と水流ポンプを接続する導管と、前記水道栓におけ
る水流の有無を感知して水が流れている時に限って、オ
ゾン発生器を作用させる水流感知装置を有する水道浄水
装置が開示されているが、この装置は、生されたオゾン
が水道水に接触する時間が短いので、そのオゾンの効果
が少なく、水道水の不純物と臭いを充分に除くことがで
きないという問題があった。
【０００５】
【考案の目的】本考案の目的は前記の問題点等を解決す
る浄水機を提供することにある。本考案の他の目的は、
水道栓に連結されるオゾン発生手段と前記オゾン発生手
段を通過したオゾン水に多くのオゾンが溶存でき得る回
流手段を有する浄水機を提供することにある。本考案の
さらに他の目的は、オゾン水を直接得るか、又は、回流
手段と浄化水発生手段を通過させ、オゾン水内の不純物
と臭い等、十分に除去された濾過水を得る取水部を有す
る浄水機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本考案の水道直結式浄水機は、該構成が水道水を供給
する供給管を水道栓に着脱可能に取り付けて供給された
水道水をオゾン水に転換させるべくオゾンを発生する手
段と、オゾン水を本体内において多段に回流させて殺菌
作用及び脱臭作用を遂行する回流手段と、前記回流手段
の端部に固定されて飲料以外の用途の生活用水を得るた
めの分岐手段と、前記分岐手段を経由して浄水処理し、
飲料水を得る浄化水発生手段等で構成されている。
【０００７】さらに、前記オゾン発生手段は、箱型本体
の上段隅部の適所に設置し、箱型本体に着脱可能に設置
するために内部のケースに、水道水供給管と同一な管径
のフラグとジョイントソケットを設置し、更に、外部ケ
ースにも回流手段を連結でき得るフラグとジョイントソ
ケットを設置し、前記内部ケース内と一定なる空間を置
いて形成され、一つの極性を有するシリンダーを内部ケ
ースに形成し、前記シリンダー内に処理用水を流すよう
にする筒部を有したボビンが内臓され、該ボビンは多数
の縦方向の突出条の上に円柱方向に一定なる２条のネジ
ピッチを繰返し有するように深い溝と低い溝を形成し、
前記溝等に異なる極性を有する線等を巻き、前記突出条
の間には水道水をオゾン水にて転換させる空間等から構
成されている。さらに、前記回流手段は本体内において
多段に折曲配管させた回流管と、前記回流管を支持する
支持具等で成されている。
【０００８】以上のように構成された水道直結式浄水機
は、水道水を前記オゾン発生手段を通じて殺菌及び脱臭
作用がなされたオゾン水を回流手段中において長らく留
まりオゾンの効果を上昇させた生活用水を得ることがで
き、前記オゾン水を浄水発生手段を経由させて、細菌や
病菌等を濾過し、さらに臭い等も濾過した飲料水を得る
ことができる。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図１において供給管８の一端が締結
部７により着脱可能に水道栓６に連結され、前記供給管
８の他の端は考案である浄水機１に下方延長されてい
る。浄水機１は箱型の浄水機本体４から構成され、前記
浄水機本体４内の左上部にある上部ブラケット１４にオ
ゾン発生装置３が固定設置され、前記オゾン発生装置３
の上部に前記延長された供給管８の他の端が連結されて
いる。さらに、前記上部ブラケット１４に固定されたオ
ゾン発生装置３の下部において延長される回流管９は、
多数個のリング形支持部１５の外側を経由して波型に延
長され、本体の右側下部の隅を回ってＴ型管で構成され
た分岐部１６に連結され、ここにおいて一般用水を供給
する洗濯水管１２が分岐され、本流は更に上向きに延長
され、前記オゾン発生装置３の下部ブラケット１４Ａに
固定されている、浄水フィルター１０の流入口１０Ａに
連結されている。
【００１０】前記浄水フィルター１０の内部は従来の技
術で使用される活性炭等を有する構成とされている。前
記浄水フィルター１０を経由することにより、人体に有
害であり、毒性がある重金属やその他の物質等を濾過し
た後に、前記浄水フィルター１０の出口に設置した取水
バルブ１１を通じて飲料水が供給され、前記洗滌水管１
２にも亦取水バルブ１１Ａが設置され、細菌等の殺菌作
業のみが施された洗濯用水を供給するように構成されて
いる。
【００１１】図２、図３と図４において示されたよう
に、オゾン発生装置３の外部ケース３１は円筒型に形成
され、複数個の上部フランジには夫々のボルト孔が形成
されており、該孔を通じてボルトナットによって、上部
ブラケット１４にオゾン発生装置３が固定され、併せて
水道水流入口３７がフラグで形成され、前記外部ケース
３１より小さい外径を有し、前記外部ケース３１内に収
容されるように構成される内部ケース３２の上部中央に
水道水供給管８直径と同様な直径で内部ケース３２に一
体的に形成され、一対を成すジョイントソケット８１に
よって気密に水道水供給管８に連結されている。この内
部ケース３２は、その下部が開放された円筒形に形成さ
れ、該内部ケース３２の内部上部にシリンダー３３が嵌
合設置されている。この際、シリンダー３３の壁と内部
ケース３２の壁との間に一定なる空間が形成される。
【００１２】さらに、シリンダー３３の高さは内部ケー
ス３２の高さより低く設定され、水道水の流動に十分な
空間を有するようになっている。このシリンダー３３内
部に以後説明されるボビン３４が嵌合され、内部ケース
３２の上側面にボルトナットで結合されている。
【００１３】さらに、ボビン３４とシリンダー３３の下
部面の間には水が自在に流動され得る余裕ができるよう
に間隔が設けられている。すなわち、シリンダー３３の
高さはボビン３４の高さより十分に大きく形成され、シ
リンダーの下部に密封板３５が設置されている。さら
に、内部ケース３２の開放された下部はカバー３６で密
閉され、カバー３６と密封板３５との間には多数の支持
棒３８が形成され、水道水が自在に流動され得る余裕空
間が設けられている。
【００１４】内部ケース３２の中央には、外部ケース３
１の水道水排出口３７Ａと同様な直径を有する孔が形成
されている。一方、外部ケース３１の下部中央には水道
水排出口３７Ａをフラグで形成し、回流管９と同様な直
径にて外部ケース３１に一体的に形成され、一対を成す
ジョイントソケット８２により気密に回流管９に連結さ
れている。
【００１５】ボビン３４は上部と下部の外周縁に一定な
る間隔にて形成され、シリンダー３３内壁と密着結合す
る係止突起４０Ａ，４０Ｂを設け、上部と下部係止突起
４０Ａ，４０Ｂの間には縦方向の突出条４１が形成され
ている。図３は、ボビン３４の”Ａ”部分を拡大表示し
た図面である。低い設置溝３４１と深い設置溝３４２を
突出条４１上に円柱方向に一定な２条のネジピッチで繰
返し形成され、低い設置溝３４１には陽極線３４Ａを、
更に、深い設置溝３４２には陰極線３４Ｂを有してい
る。この際、その外部に設置したシリンダー３３には必
要に従って陰極又は陽極を印加する。
【００１６】以上のように構成された浄水機１は、矢印
で表示したように、供給された水道水が流入口３７を通
じてボビン３４内のシリンダー型空間を経由して密封板
３５により与えられる通路を介してボビン３４の突出条
４１で形成された流動路を上向きに通過し、ボビン３４
に巻かれた陽極線３６Ａと陰極線３６Ｂとの間におい
て、水の電気分解によって生成されるオゾンの水中に溶
解されたオゾン水になり、シリンダー３３の上部円柱周
囲に形成された孔３３１を通じ、次いでシリンダー３３
と内部ケース３２との間に形成される空間を通じて下部
に流通し、さらに内部ケース３２と前記シリンダー３３
の下部面を密閉するように設置された密封管３５の間に
形成される空間を通じて流動し、前記内部ケース３２の
下部面と連動される外部ケース３１の水道水排出口３７
Ａを通じて回流管９に流動する。
【００１７】前記水の電気分解によりオゾン水を得られ
る状態を式で表示すると、 Ｈ2Ｏ → Ｏ ＋ Ｈ2 ……（１） ２Ｈ2Ｏ → Ｏ2 ＋ ２Ｈ2 ……（２） これらの式を結合すれば ３Ｈ2Ｏ → Ｏ3 ＋ ３Ｈ2 ……（３） となり、水中においてＯ3オゾンが発生し、これが水中
に溶存され、オゾンの発生量は陽極線と陰極線間を流れ
る電流の大きさに比例する。このように得られたオゾン
水は回流管９を通過する間に空気に露出されることがな
くなるので、オゾンの濃度に変化を起こさないで維持で
きるようになるので、前記回流管９の長さは長い程停滞
時間が長くなり、殺菌力が良好となり、効果的な処理能
力を得る個とができる。したがって、上記のような回流
菅の配列は、コイル式によって配列するか、Ｕ字型又は
Ｗ字型の何れの形式によって配列しても構わない。さら
に、オゾン水内の不純物を外に排出され得る排出手段を
各下部の支持具１５にある回流管に形成することもでき
る。
【００１８】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、オ
ゾン水が回流管を通過する間に殺菌及び脱臭を行い、Ｔ
型管１６により分岐され、洗滌又は入浴等のための生活
用水を先に供給することができるので、一般的な浄水に
よって処理するのに要するような高い費用を要せず、浄
水機１０を通過させる前に取水することができるという
効果が獲られる。さらに、飲料水を浄水機を通過して人
体に有毒な物質等をフィルターリングした後に取水する
ように構成することにより、きわめて安全な飲料水を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の水道直結式浄水機の概略図である。
【図２】本考案である浄水機に装置されたオゾン発生器
の縦断面図である。
【図３】図２の”Ａ”部分拡大図面である。
【図４】図２に示したオゾン発生器のＢ−Ｂの横断面図
である。
【符号の説明】
１ 浄水機 ３ オゾン発生装置 ４ 本体 ６ 水道栓 ７ 締結部 ８ 供給管 ９ 回流管 １０ 浄水フィルター １０Ａ 流入口 １１ 取水バルブ １１Ａ 取水バルブ １２ 洗滌水管 １４ 上部ブラケット １５ 支持具 １６ 分岐部 ３１ 外部ケース ３２ 内部ケース ３３ シリンダー ３４ ボビン ３４Ａ 陽極線 ３４Ｂ 陰極線 ３５ 密封板 ３６ カバー ３６Ａ 陽極線 ３６Ｂ 陰極線 ３７ 流入口 ３７Ａ 排出口 ４０Ａ，４０Ｂ 係止突起 ８２ ジョイントソケット ３４１ 低い設置溝 ３４２ 深い設置溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 1/50 ５５０ Ｃ 9045−4Ｄ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 水道水を供給する供給管を水道栓に着脱
    可能に取り付けて水道水をオゾン水に転換するようにオ
    ゾンを発生する手段と、 オゾン水を本体内において多段に回流させて殺菌作用及
    び脱臭作用を行う回流手段と、前記回流手段の端部に固
    定されて飲料以外の用途の生活用水を得るための分岐手
    段と、前記分岐手段を経由して浄水処理し、飲料水を得
    る浄化水発生手段とから構成し、オゾン水が回流手段中
    に長い間留まってオゾンの効果を上昇させた生活用水を
    得て、前記オゾン水が浄水フィルターを経由して飲料水
    を得るように構成した浄水機。
  2. 【請求項２】 前記オゾン発生手段は箱型本体の上段隅
    の適所に設置し、箱型本体に着脱可能に設置するため
    に、内部ケースに水道水供給管と同一な管径のフラグと
    ジョイントソケットを設置し、更に、外部ケースにも回
    流手段を連結でき得るフラグと、ジョイントソケットを
    設置し、前記内部ケースに形成し前記シリンダー内に処
    理用水を流す筒部を有するボビンが内蔵され、該ボビン
    は多数の縦方向の突出条を有し、前記多数の突出条の上
    に円柱方向に一定な二条のネジピッチを繰り返し有する
    ように深い溝と低い溝を形成して、前記各溝に夫々異な
    る極性を有する線等を巻き、前記突出条の間に水道水を
    オゾン水に変換する空間等から構成されたことを特徴と
    する請求項１記載の浄水機。
  3. 【請求項３】 前記回流手段は、本体内において多段で
    折り曲げ配管させた回流管と、前記回流管を支持する支
    持具から構成されたことを特徴とする請求項１記載の浄
    水機。
JP1991061368U 1990-07-09 1991-07-09 浄水機 Expired - Lifetime JPH0721278Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR2019900010034U KR920008813Y1 (ko) 1990-07-09 1990-07-09 오존발생장치가 내장된 수도직결식 정수기
KR199010034 1990-07-09

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Publication Number Publication Date
JPH061300U JPH061300U (ja) 1994-01-11
JPH0721278Y2 true JPH0721278Y2 (ja) 1995-05-17

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ID=19300850

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991061368U Expired - Lifetime JPH0721278Y2 (ja) 1990-07-09 1991-07-09 浄水機

Country Status (3)

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JP (1) JPH0721278Y2 (ja)
KR (1) KR920008813Y1 (ja)

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