JPH0721259Y2 - 羽毛選別装置 - Google Patents

羽毛選別装置

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JPH0721259Y2
JPH0721259Y2 JP7396790U JP7396790U JPH0721259Y2 JP H0721259 Y2 JPH0721259 Y2 JP H0721259Y2 JP 7396790 U JP7396790 U JP 7396790U JP 7396790 U JP7396790 U JP 7396790U JP H0721259 Y2 JPH0721259 Y2 JP H0721259Y2
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sorting chamber
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光宏 金原
昌博 石毛
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株式会社丸八真綿
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、羽毛選別装置に関し、特に、ダウンとフェザ
ーとが混合されている羽毛原料からダウンを選別分離す
るために用いる羽毛選別装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の羽毛選別装置としては、ダウンやフェザーが混合
している羽毛原料を投入ダクトに収納し、ファンからの
送風によって羽毛原料を水平方向に飛ばして自然落下さ
せた後収集する装置が知られている。この従来の羽毛選
別装置によれば、比重の重いフェザーは手前側に、比重
の軽いダウンは遠方に落下するので、フェザーとダウン
とを選別して収集することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、投入される羽毛原料は、梱包時や輸送途中に
おける圧迫・加湿等のために、羽毛原料中のフェザー・
ダウンどうし、あるいはフェザーとダウンとが絡み合っ
た状態となっていることがある。このため、上記装置に
おいては、羽毛をファンによって飛ばしても、フェザー
とダウンとを分離することができず、選別作業後におい
ても、フェザー中にダウンが残留してしまい、貴重なダ
ウンの収集効率が悪いという問題がある。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ダウン
収集効率の高い羽毛選別装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] そこで本考案は、上方に開口部が形成され、この開口部
に第1吸引手段が取り付けられた第1選別室と、上方に
開口部が形成され、この開口部に第2吸引手段が取り付
けられた第2選別室と、前記第1選別室と前記第2選別
室とを貫通して水平方向に配設されたベルトコンベアと
を備え、前記第1選別室には、前記ベルトコンベア上に
羽毛原料を投入するための投入口が、前記ベルトコンベ
アの上方の位置に形成されており、前記第1選別室と第
2選別室との間には、たがいの空気の流通を阻止する気
密手段が取り付けられている羽毛選別装置に構成したも
のである。
[実施例] 本考案の羽毛選別装置の実施例を図面に基づいて説明す
る。
本実施例の羽毛選別装置1は、略直方体状の第1・第2
選別室10・20と、第1選別室10から第2選別室20まで羽
毛原料を搬送するベルトコンベア60とから概略構成され
ている。
前記第1選別室10には、上面に、第1選別室10の内外を
連通させる開口部11が4個形成されている。これらの開
口部11には、第1吸引手段40が取り付けられている。ま
た、第1選別室10の側面下部には、後述する通路92を接
続して、第1選別室内に羽毛原料を投入するための投入
口12が形成されている。
前記第1吸引手段40は、漏斗状に形成されて拡径部が前
記開口部11の周囲に固定された固定部材41と、羽毛収集
装置42と、吸引ファン43と、羽毛収納ボックス44と、こ
れらを接続するパイプ45・46・47とから構成されてい
る。
前記羽毛収集装置42は、たがいに隣接された第1・第2
収集室42a・42bと、この第1・第2収集室42a・42b内に
収納されてモータ(図示せず。)によって回転される攪
拌翼42c・42dとから構成されている。前記第1・第2収
集室42a・42bの内部は、パイプ45および前記固定部材41
を介して第1選別室10の内部と連通されている。前記パ
イプ45には、自動制御手段によって開閉されるエアバル
ブ(図示せず。)が取り付けられており、前記第1・第
2収集室42a・42bから選択された一方と第1選別室10と
を連通させるようになっている。
前記吸引ファン43は、パイプ46を介して第1・第2収集
室42a・42b内から空気を吸引できるように接続されてお
り、これらの第1・第2収集室42a・42bとパイプ45とを
介して第1・第2選別室10・20の内部から空気を吸引す
ることができるようになっている。前記パイプ46には、
前記パイプ45と同様にエアバルブ(図示せず。)が取り
付けられており、前記第1・第2収集室42a・42bから選
択された一方と吸気ファン43とを接続させるようになっ
ている。
前記羽毛収納ボックス44は、パイプ47を介して、第1・
第2収集室42a・42bの内部に連通されている。羽毛収納
ボックス44には、吸引ファン44aが接続されており、こ
の吸引ファン44aにより、羽毛収納ボックス44を介して
第1・第2収集室42a・42b内から空気を吸引することが
できるようになっている。前記パイプ47には、前記パイ
プ45と同様にエアバルブ(図示せず。)が取り付けられ
ており、前記第1・第2収集室42a・42bから選択された
一方と吸引ファン44aとを接続させるようになってい
る。
前記第2選別室20には、上面に、内外を連通させる4個
の開口部21が形成されている。これらの開口部21には、
第2吸引手段50が取り付けられている。この第2吸引手
段50は、前記第1吸引手段40と同様の構成となってお
り、固定部材51と、第1・第2収集室52a・52bと攪拌翼
52c・52dとからなる羽毛収集装置52と、吸引ファン53
と、吸引ファン54aが接続された羽毛収納ボックス54
と、これらを接続するためのパイプ55・56・57とから構
成されている。
前記パイプ55・56・57には、前記第1収集装置40のパイ
プ45・46・47と同様に、自動制御手段によって開閉され
るエアバルブ(図示せず。)が取り付けられている。
前記第1選別室10と前記第2選別室20とには、これらを
貫通して水平方向に配設されたベルトコンベア60が配設
されている。このベルトコンベア60は、羽毛原料の落下
を防止しつつ上下方向に空気の移動をさせることができ
る程度の荒さのメッシュが施されたベルトを回転体(図
示せず。)に巻回して構成されている。
前記ベルトコンベア60の内部には、開口端が上方に向け
られた10個の逆洗ノズル61が並列に配置されている。前
記各逆洗ノズル61には、ブロワファン64・65a・65bが接
続されており、これらの逆洗ノズル61から上方に空気を
吹き出すことができるようになっている。
また、前記ベルトコンベア60の上方には、プロペラ状に
形成されてモータ(図示せず)によって回転される小径
の3個の攪拌翼62と、大径の2個の攪拌翼63とが配設さ
れている。前記3個の攪拌翼62は、ベルトコンベア60の
表面に先端を当接させた状態で配設されている。また、
前記2個の攪拌翼62は、第1・第2選別室10・20内にそ
れぞれ1個ずつ配置されている。
前記第1選別室10と第2選別室20との間には、前記ベル
トコンベア60の上面に対向する位置に、上方に円弧状に
膨出する盲板70が介装されている。この盲板70の下面と
ベルトコンベア60の上面との間には、ロータリーバルブ
71(気密手段)が取り付けられており、第1選別室10と
第2選別室20とのたがいの空気の流通が阻止されてい
る。
前記ベルトコンベア60の進行方向終端66側には、フェザ
ー収集装置80が配置されている。このフェザー収集装置
80は、前記ベルトコンベア60の終端66の上面に面する位
置に設けられかつベルトコンベア60の幅よりもやや広い
幅に形成された吸気口81と、第1・第2収集室82a・82b
と攪拌翼82c・82dとからなる羽毛収集装置82と、吸引フ
ァン83と、吸引ファン84aが接続されたフェザー収納ボ
ックス84と、これらを接続し、かつ、前記第1吸引手段
40のパイプ45・46・47と同様のエアバルブが取り付けら
れたパイプ85・86・87とから構成されている。
前記第1選別室10には、羽毛原料を第1選別室10内に投
入するためのシリンダー室90が取り付けられている。こ
のシリンダー室90は、シリンダー室本体91と、シリンダ
ー室本体91上部と第1選別室10下部とを連通させる通路
92と、シリンダー室91内部に配設されて羽毛原料を第1
図中紙面の直交方向に搬送するベルトコンベア93と、ベ
ルトコンベア93の下方に配置されて先端が上方に向けら
れた逆洗ノズル94と、前記ベルトコンベア93の終端部下
方に設置されて、ベルトコンベア93上から落下する羽毛
原料混入物を内部に収納する収納箱95と、収納箱95に接
続された混入物収集装置96と、シリンダー室本体91に取
り付けられてシリンダー室本体91内部に羽毛原料を投入
する羽毛投入パイプ97とから構成されている。
前記シリンダー室本体91の容積は、第1選別室10の容積
よりも小さく設定されている。また、前記シリンダー室
本体91の側壁91aの内面には、モータによって駆動され
るボルト(図示せず。)の回転によって側壁91aと離間
接近させられる風速制御板91bが取り付けられている。
前記通路92は、前記した通り、第1選別室10の投入口12
に接続されている。
前記羽毛投入パイプ97は、その一端が、前記シリンダ室
本体91における前記ベルトコンベア93の上方であってか
つベルトコンベア93から僅かに離間した位置に取り付け
られている。また、羽毛投入パイプ97の他端には、羽毛
原料投入口97aと、ブロワファン97cからの送風を羽毛投
入パイプ内に導入するためのブロワファン接続部97bと
が設けられている。
前記ベルトコンベア93は、羽毛原料の落下を防止しつつ
上下方向に空気の移動をさせることができる程度の荒さ
のメッシュが施されたベルトを回転体(図示せず。)に
巻回して構成されている。
前記逆洗ノズル94には、逆洗ノズル94の先端から上方へ
送風を行うブロワファン94aが接続されている。
前記混入物収集装置96は、混入物収集箱96aと、この混
入物収集箱96aとパイプ98・99とを介して前記収納箱95
の底部に接続され、この収集室95から混入物を吸引する
吸引ファン96bとから構成されている。
なお、67は、ベルトコンベア60の終端66上部に配設され
て第2選別室20と外部との気密性を保持するためのロー
タリーバルブである。
つぎに、上記のように構成された本実施例の羽毛選別装
置の動作について説明する。
まず、吸引ファン43・44a・53・54a・83・84a・96bをす
べて作動させる。このとき、第1吸引手段40のパイプ45
・46に取り付けたエアバルブを操作して、第1収集室42
aを介して吸引ファン43と第1選別室10とを接続すると
ともに、第2収集室42bとファン43・第1選別室10との
間の空気の流通を遮断しておく。さらに、パイプ47に取
り付けたエアバルブを操作して、羽毛収納ボックス44を
介して吸引ファン44aと第2収納室42bとを接続するとと
もに、吸引ファン44a・羽毛収納ボックス44と第1収納
室42aとの間の空気の流通を遮断しておく。同様にし
て、第2吸引手段50およびフェザー吸引手段80のパイプ
55・56・57・85・86・87に取り付けたエアバルブを操作
し、上記と同様の状態に設定しておく。さらに、ブロワ
ファン64・65a・65b・94a・97cをすべて作動させ、逆洗
ノズル61・94から上方に空気を吹き出しておく。また、
ベルトコンベア60・93を回転駆動させるとともに、攪拌
翼62・63を回転させておく。
ついで、羽毛原料投入口97aから羽毛投入パイプ97内に
羽毛原料を投入する。すると、ブロワファン97cからの
送風によって羽毛原料がシリンダー室本体91内に投入さ
れる。投入された羽毛原料は、ベルトコンベア93によっ
て前方に移動し、移動途中において、逆洗ノズル94から
の送風によって上方に吹き上げられる。ここで、羽毛原
料中に混入している土・砂などは、ダウン・フェザーに
比べて比重が重く、しかも空気抵抗が少ないので、逆洗
ノズル94からの送風を受けてもベルトコンベア93上に残
留し、ベルトコンベア93によってその終端まで搬送され
て、混入物収納箱95内に落下して収納される。収納され
た土・砂などは、吸引ファン96bによって吸引され、パ
イプ98を介して混入物収集箱96a内に収集され、処分さ
れる。
逆洗ノズル94によって吹き上げられた羽毛原料は、吸引
ファン43の吸引力によって、通路92を介して選別室10内
に吸引される。すなわち、吸引ファン43は、パイプ46・
第1収集室42a・パイプ45・固定部材41・開口部11を介
して第1選別室10内から空気を吸引しているので、第1
選別室10内を負圧にし、通路92を介して、シリンダー室
本体91内部から第1選別室10内部に空気を吸引すること
ができる。ここで、シリンダー室本体91の容積は、第1
選別室10の容積よりも小さく設定されているので、シリ
ンダー室本体91内部における上方への空気の流速を第1
選別室10内部での流速よりも速くすることができ、シリ
ンダー室本体91内部において上方に吹き上げられている
状態の羽毛原料のすべてを第1選別室10内部に移動させ
ることができる。第1選別室10内部に移動した羽毛原料
は、ベルトコンベア60によって前方(第1図中左方)に
搬送される。搬送された羽毛原料は、逆洗ノズル61の上
方に達すると、逆洗ノズル61からの送風により上方に舞
い上がる。ここで、ダウンには、比重が比較的軽いため
に上昇しやすいという性質があり、フェザーには、比重
が比較的重いために上昇しにくいという性質があるの
で、吸引ファン43による吸引力とブロワファン64による
逆洗ノズル61からの空気の吹き出し力とを適宜調節する
ことによって、フェザーの上昇の程度をベルトコンベア
60の上面近傍までの範囲に留どめつつ、ダウンのみを第
1選別室10の上端近傍まで上昇させることができる。本
実施例の選別装置によれば、吸引ファン43によって第1
選別室10内部から空気を吸引しているので、上昇させら
れたダウンを、開口部11・パイプ45を介して第1収集室
42a内に収集することができる。
ここで、本実施例の選別装置においては、第1選別室10
内に攪拌翼63を取り付けているので、この攪拌翼63を回
転させることによって、一旦上昇したダウンを長く空気
中に滞留させておくことができ、吸引ファン43による吸
引が容易となって、ダウン収集効率を向上させることが
できる。
また、ベルトコンベア60の上面には、攪拌翼62を取り付
けているので、ベルトコンベア60の表面に付着している
ダウンを離間させて、第1選別室10の上端近傍まで上昇
させることができ、ダウンの収集効率を向上させること
ができる。
このため、本実施例の選別装置によれば、羽毛原料中に
含まれているダウンの約80%を第1選別室10から羽毛収
集装置42内に収集することができる。
また、羽毛収集装置42内においては、第1収集室42a内
に所定量のダウンを収納したことを検出すると、パイプ
45・46に取り付けたエアバルブを自動制御手段により開
閉操作して、吸引ファン43・第1収集室42a・第1選別
室10の間の空気の流通を遮断し、吸引ファン43・第2収
集室42b・第1選別室10どうしを連通させる。これによ
り、第1収集室42a内へのダウンの流入を阻止しつつ、
第2収集室42bによるダウンの収集を開始することがで
きる。この操作と同時に、パイプ47に取り付けたエアバ
ルブを操作し、第1収集室42aと吸引ファン44aとを連通
させ、第2収集室42bと吸引ファン44aとの空気の流通を
遮断する。これにより、第1収集室42a内に収集されて
いるダウンをすべて羽毛収納ボックス44に収納すること
ができる。ついで、第2収集室42b内に所定量のダウン
を収集した場合には、上記の作業と同様にエアバルブを
操作し、第1収集室42aを介して吸引ファン43と第1選
別室10とを連通させ、第2収集室と第1選別室10・吸引
ファン43との空気の流通を遮断し、同時に、吸引ファン
44aと第2収集室42bとを連通させ、吸引ファン44aと第
1収集室42aとの空気の流通を遮断する。これによっ
て、第2収集室42b内に収集されたダウンを羽毛収納ボ
ックス44に収納することができると同時に、第1選別室
10から第1収集室42a内にダウンを収集することができ
る。このようにして、エアバルブを制御手段により適宜
制御することにより、第1・第2収集室42a・42bを交互
に切り替えてダウンを収集することができる。第1・第
2収集室42a・42bに収集されるダウンが所定量以上に増
加した場合には、収集されたダウンによって吸引ファン
43と第1選別室10との連通が阻害され、吸引ファン43の
第1選別室10に対する吸引力が弱くなり、ダウンの収集
効率が低下することになる。しかしながら、本実施例の
選別装置によれば、第1・第2収集室42a・42bのいずれ
か一方に所定量のダウンを収集したことを検知すると、
自動制御手段によりエアバルブを操作し、ダウンが収集
された一方の収集室からダウンを取り出すとともに他方
の収集室にダウンを収集することとしたので、第1・第
2収集室42a・42b内に所定量以上のダウンが収集される
ことを防止することができる。したがって、ダウンの収
集効率を高水準に維持することができる。また、吸引フ
ァン43を停止させることなく、連続的に第1・第2収集
室42a・42bのいずれかにダウンを収集することができる
ので、一層収集効率が良いという利点もある。
ついで、第1選別室10において逆洗ノズル61からの送風
によって吹き上げられた羽毛原料のうちの一部は、ベル
トコンベア60上に落下し、ベルトコンベア60の回転に伴
って第2選別室20まで搬送される。第2選別室20に搬送
された羽毛原料は、逆洗ノズル61から送風された空気に
よって再度上方に吹き上げられる。この際、上記した第
1選別室10の場合と同様に、ダウンは第2選別室20の上
端近傍まで吹き上げられ、フェザーは、ベルトコンベア
60の表面近傍に留どまるので、吸引ファン53の吸引力に
よって、開口部21・固定部材51・パイプ55を介して第1
収集室52aにダウンを収集することができる。第1収集
室52a内にダウンを所定量だけ収集すると、上記第1吸
引手段40の場合と同様にして、適宜エアバルブを操作
し、第2収集室52b内にダウンを収集するとともに、第
1収集室52aから羽毛収納ボックス54内にダウンを収納
する。以後の動作は、上記第1吸引手段40と同様なので
説明を省略する。上記した第2選別室20での選別作業に
より、羽毛原料中に残留しているダウンと羽毛原料全体
との重量比(以下「残留ダウン率」という。)を約5%
にまで減少させることができる。
ついで、第2選別室20内において上方に吹き上げられた
羽毛原料の一部は、再度ベルトコンベア60の上面に落下
し、ベルトコンベア60によってその終端66まで搬送さ
れ、吸気口81の下方に達する。ここで、ベルトコンベア
60の終端まで搬送された羽毛原料は、前記したとおり、
重量比でダウン5%以下、フェザー95%以上の比率とな
っている。したがって、吸引ファン83の吸引力により、
吸気口81・パイプ85を介して第1収集室82a内に、ほぼ
フェザーのみからなりほとんどダウンを含んでいない羽
毛原料を収集することができる。
また、第1収集室82a内に羽毛原料を所定量収集したと
きには、上記した第1・第2吸引手段40・50と同様にし
て、第1・第2収集室82a・82bを交互に切り換えて使用
することができるとともに、フェザー収納ボックス84内
に羽毛原料を収納することができる。
本実施例の選別装置によれば、ロータリーバルブ71によ
って第1選別室10と第2選別室20とをそれぞれ気密状態
とするとともに、第1選別室10において羽毛原料を上方
に吹き上げて比重の軽いダウンのみを収集した後、下方
に落下した羽毛原料をベルトコンベア60によって第2選
別室20に送り、第2選別室20において再度羽毛原料を上
方に吹き上げてダウンのみを収集することができるの
で、選別室が1つのものに比べて選別作業の回数が多
く、羽毛原料においてフェザーとダウンが絡み合ってい
たとしても、これらを分離させてダウンを収集すること
ができる。したがって、羽毛原料からのダウンの収集効
率を向上させることができ、貴重なダウンを多く得るこ
とができる。
また、第1選別室10と第2選別室20とを、ロータリーバ
ルブ71によってたがいに気密状態とし、吸引ファン43・
53の吸引力を独立して設定することができるので、羽毛
原料の状態に応じた適切な吸引力に設定することがで
き、一層ダウンの収集効率を向上させることができる。
[考案の効果] 本考案の羽毛選別装置は、上方に開口部が形成され、こ
の開口部に第1吸引手段が取り付けられた第1選別室
と、上方に開口部が形成され、この開口部に第2吸引手
段が取り付けられた第2選別室と、前記第1選別室と前
記第2選別室とを貫通して水平方向に配設されたベルト
コンベアとを備え、前記第1選別室には、前記ベルトコ
ンベア上に羽毛原料を投入するための投入口が、前記ベ
ルトコンベアの上方の位置に形成されており、前記第1
選別室と第2選別室との間には、たがいの空気の流通を
阻止する気密手段が取り付けられている羽毛選別装置に
構成したので、羽毛原料においてフェザーとダウンが絡
み合っていたとしても、これらを分離させてダウンを収
集することができ、したがって、羽毛原料からのダウン
の収集効率を向上させることができ、貴重なダウンを多
く得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る羽毛選別装置の全体を示す側面
図である。 1……羽毛選別装置、10……第1選別室、11……第1選
別室に形成された開口部、12……第1選別室に形成され
た投入口、40……第1吸引手段、20……第2選別室、21
……第2選別室に形成された開口部、50……第2吸引手
段、60……ベルトコンベア、71……ロータリーバルブ
(気密手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に開口部が形成され、この開口部に第
    1吸引手段が取り付けられた第1選別室と、上方に開口
    部が形成され、この開口部に第2吸引手段が取り付けら
    れた第2選別室と、前記第1選別室と前記第2選別室と
    を貫通して水平方向に配設されたベルトコンベアとを備
    え、前記第1選別室内に投入された羽毛原料からダウン
    を前記第1吸引手段によって吸引し、残った羽毛原料を
    前記第1選別室から前記第2選別室まで前記ベルトコン
    ベアによって搬送し、前記第2選別室まで搬送された羽
    毛原料からダウンを前記第2吸引手段によって吸引する
    ことにより、前記羽毛原料からダウンを選別するように
    した羽毛選別装置であって、前記第1選別室には、前記
    ベルトコンベア上に羽毛原料を投入するための投入口
    が、前記ベルトコンベアの上方の位置に形成されてお
    り、前記第1選別室と第2選別室との間には、たがいの
    空気の流通を阻止する気密手段が取り付けられているこ
    とを特徴とする羽毛選別装置。
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