JPH07212358A - 方路迂回システム - Google Patents

方路迂回システム

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JPH07212358A
JPH07212358A JP98094A JP98094A JPH07212358A JP H07212358 A JPH07212358 A JP H07212358A JP 98094 A JP98094 A JP 98094A JP 98094 A JP98094 A JP 98094A JP H07212358 A JPH07212358 A JP H07212358A
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JP
Japan
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detour
route
terminal
traffic
ratio
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Withdrawn
Application number
JP98094A
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English (en)
Inventor
Naoto Matsuo
直人 松尾
Toshihiro Suzuki
俊寛 鈴木
Shinya Ueda
晋也 上田
Shoji Oyoshi
章次 大吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Kansai Communication Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Kansai Communication Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷分散を図った方路迂回システムに関し、
負荷分散を図って方路先の決定に際してピンポン現象の
生じない方路迂回システムを提供することを目的とする
ものである。 【構成】 複数の他局を含む端末Aj よりのトラフッィ
クを主方路a0 に迂回要因が生じたとき、迂回手段10
で上記主方路a0 以外の特定の迂回先方路akに迂回さ
せる方路迂回システムにおいて、特定の端末Aj のトラ
フィック量の中のどれだけの割合を迂回させるかを決定
する迂回割合決定手段20と、上記迂回割合決定手段2
0に迂回要因に応じた割合情報を与える割合情報供与手
段30とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は方路迂回システムに関
し、特に、負荷分散を図った方路迂回システムに関する
ものである。
【0002】
【従来技術】図14は従来の方路迂回システムの機能ブ
ロック図である。受信処理手段1で受信されたデータの
トラフィックは迂回手段10に順次伝送され、この迂回
手段10でどの方路を介して伝送するかが決定される。
このとき通常は図15に示すように、目的の局に最短の
方路(例えば端末A1 、A2 については局Bに最短の方
路a0 )が選択され、送信処理手段3より上記迂回手段
10が決定した特定の方路に出力される。
【0003】迂回要因検出手段11は迂回要因となる事
態、例えば、トラフィック量が所定値以上になったと
き、あるいは方路に断線が発生したとき、あるいは断線
障害が発生したとき、更に、その他の迂回要因が生じた
ときにその旨迂回手段10に伝達する。
【0004】このように迂回要因検出手段11より迂回
要因が発生したことを知らされた迂回手段10は、送信
処理手段2に伝送方路を変えるように指示し、図15に
示すようにたとえば、主方路a0 を介して局Bに流れて
いた端末A1 、A2 のトラフィックの全量が方路a1
迂回され、局Cを介して局Bに伝送されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、上記したように特定の方路a0 に出力されていた全
トラフィック量が該特定の方路a0 が輻輳したとき、他
の特定の方路a1 に迂回することになる。ところが、こ
のように今まで方路a0 を流れていた全トラフィック量
が迂回した他の特定の方路a1 がこの迂回によって新た
に輻輳を起こす可能性があり、更に新たな迂回先方路を
索す必要がある。この手順を繰り返していくと結局元の
方路が選択されるような事態となったり、方路先が定ま
らない、いわゆるピンポン現象が発生する。
【0006】本発明は上記従来の事情に鑑みて提案され
たものであって負荷分散を図って、方路先の決定に際し
てピンポン現象の生じない方路迂回システムを提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために以下の手段を採用している。すなわち、図1
に示すように、複数の他局を含む端末Aj[j: 各端末を
区分するサフィックスであって1〜mの正の整数を用い
る]よりのトラフッィクを主方路a0 に迂回要因が生じ
たとき、迂回手段10で上記主方路a0 以外の特定の迂
回先方路ak k: 各迂回先方路を区分するサフィックス
であって1〜nの正の整数を用いる]に迂回させる方路
迂回システムにおいて、特定の端末Aj のトラフィック
量の中のどれだけの割合を迂回させるかを決定する迂回
割合決定手段20と、上記迂回割合決定手段20に迂回
要因に応じた割合情報を与える割合情報供与手段30と
を備えたものである。
【0008】上記構成に対して、どの端末を迂回対象に
するかの判断材料となる端末情報を迂回割合決定手段2
0に与える端末情報供与手段40を付加することも可能
であり、更に、上記複数の迂回先方路ak:a1〜an
中の一又は複数を選択するための情報を迂回手段10に
与える方路情報供与手段50を付加することも可能であ
る。
【0009】上記割合情報供与手段30は、迂回要因を
検出する迂回要因検出手段31と、上記迂回要因検出手
段31が検出した迂回要因に対応した割合を記憶させた
第1の記憶手段32とより構成することができる。
【0010】上記端末情報供与手段40は、各端末Aj
と、各端末Aj の優先度を対応させて記憶させた第2の
記憶手段42aより構成することができる。また、上記
端末情報供与手段40は、各端末Aj に与えられた優先
順位に対応した主方路a0 のトラフィック量を記憶させ
た第3の記憶手段42aと主方路a0 のトラフィック量
を検出する方路トラフィック量検出手段41aとを備え
た構成とすることができる。更に、上記端末情報供与手
段40は、各端末Aj のトラフィック量を測定する端末
トラフィック測定手段41bと、端末のトラフィック量
基準値を記憶した第4の記憶手段42cを備えた構成と
することができる。
【0011】上記方路情報供与手段50を、複数の迂回
先方路a1〜anのトラフィック量を測定する迂回先方路
トラフィック測定手段51と、迂回先方路a1〜anのト
ラフィック基準値を記憶した第5の記憶手段52aより
構成することができる。また、上記方路情報供与手段5
0を、複数の迂回先方路a1〜anのトラフィック量を測
定する迂回先方路トラフィック測定手段51と、各方路
と該各方路の最大許容トラフィック量を対応させて記憶
した記憶手段52bとを備えた構成とすることができ
る。
【0012】
【作用】上記迂回割合決定手段20は、割合情報供与手
段30から迂回要因に応じた迂回割合情報を得て迂回手
段10に与える。迂回手段10はこの迂回割合情報に基
づいて、全端末のトラフィック量を対象に、あるいは下
記の端末情報供与手段40が特定の端末を指定する場合
は、該指定された端末Ajに付いてのトラフィック量を
対象に迂回操作を行う。
【0013】一方、上記端末情報供与手段40は、どの
端末Aj のトラフィック量を迂回対象にするかを決定す
る。上記端末情報供与手段40を持たない場合には全端
末A j よりのトラフィックが迂回対象となるが、上記端
末情報供与手段40を持つ場合には、該端末情報供与手
段40が提供する端末情報に基づいて決定された端末A
j のトラフィック量のみを迂回対象とすることができ
る。
【0014】更に、方路情報供与手段50は、どの迂回
先方路ak に迂回させるかの情報を迂回手段10に与え
る。方路情報供与手段50を持たない場合には、迂回手
段10で予め決めた迂回先方路ak にしか迂回しない
が、方路情報供与手段50を持つ場合には、該方路情報
供与手段50が提供する方路情報に基づいて決定された
迂回先方路ak を迂回対象とすることができる。
【0015】図2に示すように割合情報供与手段30は
基本的には迂回要因を検出する迂回要因検出手段31と
各迂回要因に対応した迂回割合を記憶した第1の記憶手
段32とよりなる。ここで、迂回要因検出手段31が迂
回要因を検出すると、迂回割合決定手段20が第1の記
憶手段32より該迂回要因に対応する迂回割合を読み出
して迂回割合を決定する。これによって迂回手段10は
後述の端末情報供与手段40が指定する端末Aj のトラ
フィック量の上記割合分だけを迂回先方路akを介して
目的とする局に伝送することになる。
【0016】端末情報供与手段40として図4に示すよ
うに、端末に対応して優先、非優先を記憶している第2
の記憶手段42aを使用することによって、上記のよう
に全端末の情報の所定割合を迂回させるのではなく、図
5に示すように非優先の端末のトラフィック量の所定割
合のみを迂回させることになる。ここで、端末の優先度
を「優先」「非優先」の2段階にしているが、更に多く
の段階に分けて優先度の低い端末のデータから順に迂回
要因に従った割合で迂回させることもできる。
【0017】図6は端末に対して一種の優先順位を付与
した例である。端末情報供与手段40として主方路a0
のトラフィック量を検出する方路トラフィック検出手段
41aと、主方路a0 のトラフィック量を各端末Aj
対応して記憶させた第3の記憶手段42bを用いること
によって、図7に示すように主方路a0 のトラフィック
量に応じて優先順位の低い端末Aj のトラフィック量か
ら順に第1の記憶手段32で決められた割合で迂回す
る。
【0018】上記のように主方路a0 のトラフィック量
を基準にするのではなく、各端末A j より局Aに入力す
るトラフィック量を基準にしてもよい。すなわち、図8
に示すように端末トラフィック検出手段41bの検出す
る各端末Aj よりの入力トラフィック量が第4の記憶手
段42cに記憶された所定基準値を越えたときに、図9
に示すように当該端末Aj よりのトラフィック量の上記
記憶手段12aに記憶された割合のデータを特定の方路
1 に迂回させることになる。
【0019】迂回手段10は端末Aj より伝送されてき
たデータ(パケットのアドレス)を読んでどの局へ伝送
すべきかを決定する。通常は目的とする局への最短の方
路a 0 (主方路)が選択されるが、上記のように迂回要
因が発生したとき該主方路a 0 以外の方路を迂回先方路
k として選択することになる。迂回先方路ak が特定
した1つである場合には、自動的に該特定した迂回先方
路a1 が選択される。
【0020】迂回先方路ak が複数ある場合、迂回手段
10で予め迂回方路を決定しておくか又は、以下の方路
情報供与手段50が設けられ、該方路情報供与手段50
より得られる方路情報に基づいて迂回方路が決定され
る。
【0021】例えば図10に示すように記憶手段52a
に特定の基準値を記憶しておいて、各迂回先方路ak
トラフィック量を迂回先方路トラフィック測定手段51
で測定する。これによって、図11に示すように主方路
0 が輻輳したとき上記の基準値以下のトラフィック量
しかない方路ak を迂回先方路とすることができる。こ
こで、迂回条件を満たす迂回先方路ak が複数あるとき
のために各方路ak に重み付けをして、重みの大きい迂
回先方路ak から順に使用することも可能である。
【0022】同様の構成で迂回先方路の基準値に基づく
のではなく、図12に示す記憶手段51bに各方路の最
大許容トラフィック量を記憶しておき、迂回手段10で
は迂回先方路トラフィック測定手段51の測定値に基づ
いて余裕トラフィック量(特定の方路ak の最大許容ト
ラフィック量−現在のトラフィック量)を算出して、そ
の値が最も大きい方路を迂回先方路ak とすることがで
きる。
【0023】
【実施例】図2は本発明の一実施例機能ブロック図であ
る。各端末Aj よりのデータは受信処理手段1を介して
迂回手段10に導かれ、ここで各データ(パケット)に
ついてどの方路を介して伝送するかが決定される。更
に、送信処理手段2では上記迂回手段10が決定した方
路にデータを振り分ける作業が行われる。
【0024】図3に示すように端末A1 〜An が接続さ
れた局Aから局Bにデータがトラフィックされる場合、
当然ながら最端の方路a0 を介して目的とする局Bにデ
ータが伝送されるが、下記のように迂回割合決定手段2
0より迂回の指示があったとき、他の迂回先方路ak
り例えば局Cを介して局Bに伝送がなされる。尚、この
例では図3に示すように主方路a0 に対して迂回先方路
1 が一つである場合を想定している。
【0025】割合情報供与手段30は下記の迂回要因検
出手段31と第1の記憶手段32とよりなる。迂回要因
検出手段31は主方路a0 への出力バッファのキュー
長、あるいは主方路a0 に断線が発生したか否か等輻輳
の原因となる事態を常に監視しており、該主方路a0
トラフィックを迂回させる必要(迂回要因)が生じたと
き、(例えば、出力バッファのキュー長が所定の閾値以
上になったとき)、その原因を迂回割合決定手段20に
伝送する。一方、表1に示すように、第1の記憶手段3
2には上記各迂回要因に対応する迂回割合が記憶されて
おり、上記のように迂回要因を得た迂回割合決定手段2
0は次いで上記第1の記憶手段32より該迂回要因に対
応する迂回割合を読み出す。
【0026】このようにして読み出された迂回割合は迂
回手段10に伝達される。迂回割合を受け取った迂回手
段10は送信処理手段2の振り分け動作が主方路a0
迂回先方路a1 とで、上記のように指定された割合とな
るように指示をする。
【0027】これによって、図3に示すように局Aに入
力する各端末A1 〜A4 のそれぞれのトラフィック量の
中、局Bに直接伝送されていた端末A1 、A2 よりのト
ラフィック量の上記所定の割合(この場合迂回要因は表
1の要因B2 であるので割合は1/2)のトラフィック
量は方路a1 と局Cを介して目的とする局Bに伝送さ
れ、残りのトラフィック量は迂回要因発生前と同様主方
路a0 より直接B局に伝送されることになる。
【0028】
【表1】
【0029】図4は本発明の別の実施例を示すものであ
る。上記図2、図3に示した例では、全端末Aj よりの
データが迂回対象となったが、これによると重要なデー
タもさして重要でないデータもその一部が迂回対象とな
る。そこで、まず上記記憶手段32に加えて端末情報供
与手段40としての第2の記憶手段42aを用い、該第
2の記憶手段42aに表2に示すように各端末Aj に優
先か非優先かの区別を付けて記憶させておく。
【0030】そして迂回要因が生じたとき迂回割合決定
手段20は上記第1の記憶手段32より迂回要因に応じ
た迂回割合を読み出すとともに、第2の記憶手段42a
より得られる優先、非優先のデータより端末Aj の中の
迂回対象となる端末Aj を判別して迂回手段10に伝送
する。これによって、例えば図3に示すように迂回手段
10は「優先」端末である迂回対象とならない端末A1
よりのデータは迂回要因発生前と同様全量が主方路a0
を流れ、「非優先」端末である迂回対象となった端末A
2 、A3 よりのデータについては迂回要因で決まる割合
(この場合要因B2 であるので割合は1/2)だけ迂回
先方路a1 を迂回するように送信処理手段2の振り分け
動作を制御する。
【0031】
【表2】
【0032】図6は本発明の別の実施例を示す機能ブロ
ック図である。基本的にはある端末Aj についてのトラ
フィック量の一部又は全部を迂回させるか否かを主方路
0のトラフィック量に依存させようとするものであ
り、図2、図4に示した割合情報供与手段30の構成は
本例においても同じである。
【0033】端末情報供与手段40は以下のように構成
される。すなわち、送信処理手段2を通過する主方路a
0 のトラフィック量を監視する方路トラフィック量検出
手段41aを備え、その測定結果は迂回割合決定手段2
0に入力される。一方、第3の記憶手段42bには主方
路a0 のトラフィック量と該トラフィック量に対応して
迂回対象となる端末Aj との対応テーブル(表3)が収
納されている。
【0034】
【表3】
【0035】これによって例えば図7に示すように、主
方路a0 のトラフィック量が80に達すると、まず端末
4 よりのデータが記憶手段32bに記憶された割合
(迂回要因を表1の原因B2 としているので割合は1/
2)で迂回先方路a1 より伝送されることになり、次い
で、主方路a0 のトラフィック量が90に達すると、端
末A3 よりのデータが上記の割合で迂回先方路a1 より
伝送されることになる。
【0036】図8は本発明の別の実施例を示すものであ
る。割合情報供与手段30の構成は上記3つの例と同じ
であるが、端末情報供与手段40が以下のように構成さ
れる。
【0037】すなわち、端末トラフィック量検出手段4
1bは各端末Aj のトラフィック量を常時監視してお
り、その測定値を迂回割合決定手段20に伝送する。一
方、第4の記憶手段42cには所定の基準値、例えば主
方路a0 のトラフィック許容量を150としたときの各
端末に許されるトラフィック量が記憶されている。これ
によって迂回割合決定手段20は上記基準値を越えたト
ラフィック量の端末Ajを記憶手段1の指定する割合で
迂回させるように迂回手段10に指示する。これを受け
て迂回手段10は上記のように割合決定手段20が指定
した端末のトラフィック量を指定した割合で迂回路a2
に伝送するように指示する。
【0038】例えば、図9に示す例では、上記基準値が
50に設定されており、該値を越えたトラフィック量の
端末A3 と端末A4 のデータが上記記憶手段32の指定
する割合(原因B2 割合1/2)で迂回先方路a1 より
伝送されることになる。
【0039】以上の例では迂回先方路が1つ(すなわち
方路a1 のみ)である場合についてのみ説明したが、迂
回先方路が複数ある場合には下記の方路情報供与手段5
0を設けて、該複数の中の1つ以上の方路を選択するこ
とになる。
【0040】図10は迂回先方路が複数である場合の本
発明の実施例を示す機能ブロック図を示すものである。
割合情報供与手段30の構成は上記各例と同じである。
全端末よりのトラフィック量が迂回対象となるので、端
末情報供与手段40はこの例では設けられていない。こ
の実施例では更に、方路情報供与手段50が設けられ、
該方路情報供与手段50より迂回手段10に方路選択に
必要な情報を与えるようになっている。
【0041】すなわち、迂回先方路トラフィック量検出
手段51aは送信処理手段2を通過する各迂回先方路a
k のトラフィック量を常時監視して、その値を迂回手段
10に伝送する。一方、第5の記憶手段52aには上記
各迂回先方路ak に対して基準トラフィック量(主方路
0 の最大許容トラフィック量を120とする)を記憶
しておく。
【0042】迂回手段10では上記迂回先方路トラフィ
ック量測定手段51が測定したトラフィック量が上記記
憶手段52aに記憶された基準値を越えない方路を迂回
先方路ak と決定し、迂回割合決定手段20で決定した
迂回割合で迂回先方路ak に迂回させることになる。
【0043】例えば図11に示す例では、上記基準値を
60としている。従って、主方路a 0 がその最大許容ト
ラフィック量120を越えた時点で、トラフィック量が
60に満たない方路a1 (迂回前20)が選択される。
そして、この方路a1 に対して割合情報供与手段30の
供与する割合(原因B2 割合1/2)で、端末A1 、A
2 のトラフィック量が迂回される。
【0044】この例では条件を満足する迂回先方路ak
が2つ以上発生することがある。従って、複数の迂回先
方路ak に重み付けをしておき、重みの大きい方路ak
から順に選択されるようにするのが好ましい。
【0045】上記の例では選択された迂回先方路a1
残り許容量が考慮されていないので、上記迂回処理によ
って迂回先方路ak 自体が輻輳するおそれがある。そこ
で、例えば、図12に示すような構成とすることが考え
られる。
【0046】すなわち、方路情報供与手段50の構成は
上記図10と同様の構成であるが、第5の記憶手段52
aに代えて、表4に示す各方路ak の最大許容トラフィ
ック量を記憶した第6の記憶手段52bを用いる。そし
て、主方路a0 で迂回要因が生じたとき、迂回手段10
では、上記第6の記憶手段52bより得られた上記各迂
回先方路ak の最大許容トラフィック量とトラフィック
検出手段51より得られる現在のトラフィック量の差を
算出して、その値の最も大きな方路を迂回先方路とす
る。例えば、図13では表4と合わせて考えると、方路
3 の残りトラフィック量が最大である。従って、端末
1 、A2 よりのデータは迂回要因に応じた割合(原因
2 割合1/2)だけ方路a3 を介して伝送されること
になる。
【0047】
【表4】
【0048】以上の方路情報供与手段50を備えた例で
は、主方路a0 にデータが流れていた全端末Ak を迂回
対象としている。しかしながら、図4、図6に示す例の
ように、端末情報供与手段40を供えて、迂回対象とな
るトラフィックを特定の1又は複数の端末Aj に限定す
ることは妨げない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は迂回時の迂
回割合情報を与える割合情報供与手段を備えているの
で、主方路のトラフィック量の全量が迂回対象となるの
でなく、迂回要因に応じた一部が負荷分散されて迂回す
ることになるので、迂回先方路が新たな輻輳を起こすこ
とがなく、従って迂回先方路を決定できない現象が生じ
るのを防止することができる。
【0050】また、本発明において上記迂回割合情報供
与手段に加えて端末情報供与手段を備えた場合は、該端
末情報供与手段で決められる特定の端末よりのトラフィ
ック量について、割合情報供与手段の与える割合で迂回
させることができ、上記の効果を更に高めることができ
る。
【0051】更に、本発明において方路の状態を監視し
て方路情報を与える方路情報供与手段を供えた場合、方
路の現在のトラフィック量に応じて迂回させるか否かを
決定できるので、負荷分散効果を一層高くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例機能ブロック図である。
【図3】図2に示した実施例による迂回状態概念図であ
る。
【図4】端末情報供与手段を用いた本発明の一実施例機
能ブロック図である。
【図5】図4に示した実施例による迂回状態概念図であ
る。
【図6】端末情報供与手段を用いた方の更に別の実施例
機能ブロック図である。
【図7】図6に示した実施例による迂回状態概念図であ
る。
【図8】端末情報供与手段を用いた本発明の更に別の実
施例機能ブロック図である。
【図9】図8に示した実施例による迂回状態概念図であ
る。
【図10】方路情報供与手段を用いた本発明の一実施例機
能ブロック図である。
【図11】図10に示した実施例による迂回状態概念図で
ある。
【図12】方路情報供与手段を用いた方の別の一実施例機
能ブロック図である。
【図13】図12に示した実施例による迂回状態概念図で
ある。
【図14】従来例機能ブロック図である。
【図15】従来例による迂回状態概念図である。
【符号の説明】
10 迂回手段 20 迂回割合決定手段 30 割合情報供与手段 31 迂回要因検出手段 32 第1の記憶手段 40 端末情報供与手段 41a 方路トラフィック測定手段 41b 端末トラフィック測定手段 42a 第2の記憶手段 42b 第3の記憶手段 42c 第4の記憶手段 50 方路情報供与手段 51 迂回先方路トラフィック測定手段 52a 第5の記憶手段 52b 第6の記憶した記憶手段 Aj 端末 a0 主方路 ak 迂回先方路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 晋也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通関西通信システム株式会社内 (72)発明者 大吉 章次 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の他局を含む端末(Aj){ j: 各端末
    を区分するサフィックスであって1〜mの正の整数を用
    いる }よりのトラフッィクを主方路(a0)に迂回要因が
    生じたとき、迂回手段(10)で上記主方路(a0)以外の特定
    の迂回先方路(ak){k: 各迂回先方路を区分するサフィ
    ックスであって1〜nの正の整数を用いる}に迂回させ
    る方路迂回システムにおいて、 特定の端末(Aj) のトラフィック量の中のどれだけの割
    合を迂回させるかを決定する迂回割合決定手段(20)と、 上記迂回割合決定手段(20)に迂回要因に応じた割合情報
    を与える割合情報供与手段(30)と、 を備えた方路迂回システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の迂回割合決定手段(20)
    に、更にどの端末を迂回対象にするかの判断材料となる
    端末情報を迂回割合決定手段(20)に与える端末情報供与
    手段(40)を付加した方路迂回システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の迂回手段(10)
    に、更に上記複数の迂回先方路(ak:a1〜an)の中の一又
    は複数を選択するための情報を与える方路情報供与手段
    (50)を付加した方路迂回システム。
  4. 【請求項4】 上記割合情報供与手段(30)が、迂回要因
    を検出する迂回要因検出手段(31)と、上記迂回要因検出
    手段(31)が検出した迂回要因に対応した割合を記憶させ
    た第1の記憶手段(32)とよりなる請求項1に記載の方路
    迂回システム。
  5. 【請求項5】 上記端末情報供与手段(40)が、各端末(A
    j)と、各端末(Aj)の優先度を対応させて記憶させた第2
    の記憶手段(42a) よりなり、迂回割合決定手段(20) が
    優先度の低い端末(Aj)に割合情報供与手段(30)より得ら
    れる割合を得て、更に迂回手段(10)では、上記迂回割合
    決定手段(20)で指定された端末(Aj)よりのトラフィック
    量を指定された割合で迂回させる請求項2に記載の方路
    迂回システム。
  6. 【請求項6】 上記端末情報供与手段(40)が、各端末(A
    j)に与えられた優先順位に対応した主方路(a0)のトラフ
    ィック量を記憶させた第3の記憶手段(42b)と、主方路
    (a0)のトラフィック量を検出する方路トラフィック量検
    出手段(41a)とを備え、上記迂回割合決定手段(20)は、
    主方路(a0)のトラフィック量が上記第3の記億手段(42
    b) に記憶させた値を超えたときは、該トラフィック量
    に対応する端末(Aj)より順に第1の記憶手段(32)の規定
    する割合を得て、更に迂回手段(10)では上記迂回割合決
    定手段(20)の指定する端末(Aj)のトラフィック量を指定
    された割合で迂回させる請求項2に記載の方路迂回シス
    テム。
  7. 【請求項7】 上記端末情報供与手段(40)が、各端末(A
    j)のトラフィック量を測定する端末トラフィック測定手
    段(41b) と、端末のトラフィック量基準値を記憶した第
    4の記憶手段(42c) を備え、迂回割合決定手段(20)が上
    記基準値を越えたトラフィック量の端末(Aj) に対して
    は第1の記憶手段(32)の規定する割合を得て、更に迂回
    手段(10)では迂回割合決定手段(20)の指定する端末(Aj)
    のトラフィック量を指定された割合で迂回対象とする請
    求項2に記載の方路迂回システム。
  8. 【請求項8】 上記方路情報供与手段(50)が、複数の迂
    回先方路(a1〜an)のトラフィック量を測定する迂回先方
    路トラフィック測定手段(51)と、迂回先方路(a1〜an)の
    トラフィック基準値を記憶した第5の記憶手段(52a) よ
    りなり、迂回手段(10)が上記トラフィック基準値に満た
    ない方路を迂回先方路(ak)として選択する請求項3に記
    載の方路迂回システム。
  9. 【請求項9】 方路情報供与手段(50)が、複数の迂回先
    方路(a1〜an)のトラフィック量を測定する迂回先方路ト
    ラフィック測定手段(51)と、各方路と該各方路の最大許
    容トラフィック量を対応させて記憶した記憶手段(52b)
    とを備え、迂回手段(10)で上記各方路(ak)の最大許容ト
    ラフィック量と現トラフィック量との差の最も大きい方
    路を迂回先方路(ak)とする請求項3に記載の方路迂回シ
    ステム。
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