JP2003032291A - パケット振分装置およびパケット振分プログラム - Google Patents

パケット振分装置およびパケット振分プログラム

Info

Publication number
JP2003032291A
JP2003032291A JP2001218640A JP2001218640A JP2003032291A JP 2003032291 A JP2003032291 A JP 2003032291A JP 2001218640 A JP2001218640 A JP 2001218640A JP 2001218640 A JP2001218640 A JP 2001218640A JP 2003032291 A JP2003032291 A JP 2003032291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
packet
ports
transferable
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001218640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3591492B2 (ja
Inventor
Tsugio Okamoto
継男 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001218640A priority Critical patent/JP3591492B2/ja
Priority to US10/195,371 priority patent/US7379468B2/en
Publication of JP2003032291A publication Critical patent/JP2003032291A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3591492B2 publication Critical patent/JP3591492B2/ja
Priority to US12/018,278 priority patent/US20080130671A1/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/24Multipath

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンクが特定のユーザあるいは特定のトラヒ
ックに対して優先的に割り当てられる状況で、そのリン
クが空いたような場合にこれを有効に活用できるケット
振分装置およびパケット振分プログラムを得ること。 【解決手段】 第1〜第Nの入力インタフェース回路2
031〜203Nを介して入力されるパケットは転送先検
索部205によって転送先ポートと転送可能ポートを取
得し、第1〜第Nの出力バッファ部2091〜209N
うちの転送可能ポートの使用量をチェックして、無負荷
等の所定の負荷よりも軽くなっている転送可能ポートに
対応するものにそのパケットを振り分ける。このような
ポートが存在しない場合には、本来の転送先ポートにパ
ケットを振り分ける。これにより、利用されていないポ
ートを利用し、リンクの有効活用が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケットの振り分け
られる経路を決めるためのパケット振分装置およびパケ
ット振分プログラムに係わり、特に通信リンクの有効活
用を可能にするパケット振分装置およびパケット振分プ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット等のネットワークでは、
送信先が送り出したパケットはパケット転送装置を順次
経由していくことで、目的とする受信先に到達する。パ
ケット転送装置は、一般にはルータ、スイッチあるいは
ハブと呼ばれているものである。パケットの送られる経
路を選択する手法は、ルーティングと呼ばれている。
【0003】パケット転送装置は、ネットワーク内の各
ノードが定期的に交換する情報や、必要とするホップ
数、転送時間、ルートの途中の障害の有無等の情報を参
照して、個々のノードが最短パスあるいは最小コストと
なるようなルートを1つ選択するようになっている。
【0004】図11は、あるネットワークサービス提供
者のネットワークとこれに接続された第1〜第4のネッ
トワークを一例として示したものである。ネットワーク
サービス提供者のネットワーク100には、第1〜第4
のネットワーク101〜104が接続されているものと
する。ここで第1および第3のネットワーク101、1
03は第1のルータ111に、また第2および第4のネ
ットワーク102、14は第2のルータ112に接続さ
れている。第1のルータ111と第2のルータ112
は、リンク114によって直接接続可能であり、リンク
115、116を用いて第3のルータ113を経由して
接続されることも可能である。
【0005】今、第1のネットワーク101と第2のネ
ットワーク102がネットワークサービス提供者のネッ
トワーク100を通じて接続されるものとする。ホップ
数を基準にしてルーティングが決定されたとすると、第
1のルータ111と第2のルータ112を直接結ぶリン
ク114を利用したルートが設定されることになる。
【0006】このように第1のネットワーク101と第
2のネットワーク102の間のルーティングを行うと、
その後に、ノードの故障等のネットワークの障害が発生
したり、ネットワークの構成が変化したり、あるいはネ
ットワークの運用者が自ら設定を変更する作業を行わな
い限り、ルーティングが変更されることはない。したが
って、仮に第1および第2のネットワーク101、10
2のユーザAが、リンク114を専有する契約をネット
ワーク100のネットワークサービス提供者と行ってい
たとすると、他のユーザBはこのリンク114を使用す
ることができない。ユーザAがリンク114を100%
にはるかに満たない負荷で使用している場合においても
同様である。
【0007】すなわち、他のユーザBが仮に第3のネッ
トワーク103と第4のネットワーク104の間に通信
リンク(以下、単にリンクという。)をひく計画を持っ
たとしても、この例では第1のルータ111と第3のル
ータ113を結ぶリンク115および第2のルータ11
2と第3のルータ113を結ぶリンク116のみが設定
可能となる。したがって、リンク114が第1および第
2のネットワーク101、102によって利用されてい
ない場合であっても、これを使用することができない。
これではネットワークの効率的な運用ができない。
【0008】以上説明したように、1つの経路のみをそ
れぞれのユーザが選択してこれに対してパケットの送出
を行う従来の手法は、ネットワーク全体の効率的な運用
を妨げることになる。また、図11に示した例ではリン
ク114が100%以下の負荷で運用される場合の問題
を指摘したが、特定のノードにトラヒックが集中すると
いった問題も発生する。
【0009】そこで、ネットワーク全体で負荷分散を行
うといった考えが提案されるに至っている。特開平11
−239181号公報に開示された提案では、ネットワ
ーク内で最大負荷を有するノードについてその負荷を軽
減させるために、複数の経路にトラヒックを分散させる
ようにしている。この提案では、ネットワークを利用す
るユーザまたはトラヒックはすべて公平であることを前
提としている。そして、不公平が生じる場合には複数の
リンクを計算された比で振り分けるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この提案では複数のリ
ンクに対する振り分けの比率が固定されている。したが
って、あるリンクが特定のユーザあるいは特定のトラヒ
ックに対して専用的あるいは優先的に割り当てられてい
るような場合には、そのリンクがたまたま利用されない
ような状況が発生すると、ネットワークの有効利用とい
う観点から問題が発生する。
【0011】そこで本発明の目的は、リンクが特定のユ
ーザあるいは特定のトラヒックに対して優先的に割り当
てられる状況で、そのリンクが空いたような場合にこれ
を有効に活用できるパケット振分装置およびパケット振
分プログラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)パケットの入出力のために用意され、それぞ
れ異なったノードとリンクした複数のポートと、(ロ)
これらのポートから入力されたパケットに記された情報
を基にして、そのパケットが宛先に送られる際に優先的
に選択されるポートとしての転送先ポートと、リンクと
の関係で転送が可能なポートとしての転送可能ポートと
に関する情報を検索するポート情報検索手段と、(ハ)
前記した複数のポートから入力されたパケットをそれぞ
れのポートから送出するまでの間、一時的に格納するこ
れら複数のポートの送出側にそれぞれ用意されたパケッ
ト格納バッファと、(ニ)転送可能ポートの中でパケッ
トの送出について所定の負荷よりも軽くなっているポー
トが存在するか否かを対応するパケット格納バッファの
使用量から判別する転送可能ポート負荷状態判別手段
と、(ホ)この転送可能ポート負荷状態判別手段が転送
可能ポートの中でパケットの送出について所定の負荷よ
りも軽くなっているポートが存在することを判別したと
き、このポートにそのパケットを振り分けて送出するパ
ケット送出手段とをパケット振分装置に具備させる。
【0013】すなわち請求項1記載の発明では、ポート
からパケットが入力されたときに、パケットに記された
情報から、そのパケットが宛先に送られる際に優先的に
選択されるポートとしての転送先ポートと、リンクとの
関係で転送が可能なポートとしての転送可能ポートとに
関する情報を検索するようにしている。そして、複数の
ポートの送出側にそれぞれ用意されたパケット格納バッ
ファの使用量をチェックして転送可能ポートの中でパケ
ットの送出について所定の負荷よりも軽くなっているポ
ートが存在する場合にはこのポートにそのパケットを振
り分けて送出することで、その時々のポートの負荷に対
応したパケットの送出制御を可能にし、リンクが空いた
ような場合にこれを有効に活用できるようにしている。
【0014】請求項2記載の発明では、(イ)パケット
の入出力のために用意され、それぞれ異なったノードと
リンクした複数のポートと、(ロ)これらのポートから
入力されたパケットに記された情報を基にして、そのパ
ケットが宛先に送られる際に優先的に選択されるポート
としての転送先ポートと、リンクとの関係で転送が可能
なポートとしての転送可能ポートとに関する情報を検索
するポート情報検索手段と、(ハ)前記した複数のポー
トから入力されたパケットをそれぞれのポートから送出
するまでの間、一時的に格納するこれら複数のポートの
送出側にそれぞれ用意されたパケット格納バッファと、
(ニ)転送可能ポートの中でパケットの送出について所
定の負荷よりも軽くなっているポートが存在するか否か
を対応するパケット格納バッファの使用量から判別する
転送可能ポート負荷状態判別手段と、(ホ)この転送可
能ポート負荷状態判別手段が転送可能ポートの中でパケ
ットの送出について所定の負荷よりも軽くなっているポ
ートが存在することを判別したとき、このポートにその
パケットを振り分けて送出し、存在しないと判別したと
きには、転送先ポートにそのパケットを振り分けて送出
するパケット送出手段とをパケット振分装置に具備させ
る。
【0015】すなわち請求項2記載の発明では、ポート
からパケットが入力されたときに、パケットに記された
情報から、そのパケットが宛先に送られる際に優先的に
選択されるポートとしての転送先ポートと、リンクとの
関係で転送が可能なポートとしての転送可能ポートとに
関する情報を検索するようにしている。そして、複数の
ポートの送出側にそれぞれ用意されたパケット格納バッ
ファの使用量をチェックして転送可能ポートの中でパケ
ットの送出について所定の負荷よりも軽くなっているポ
ートが存在する場合にはこのポートにそのパケットを振
り分けて送出することで、その時々のポートの負荷に対
応したパケットの送出制御を可能にし、リンクが空いた
ような場合にこれを有効に活用できるようにしている。
このような無負荷等の所定の負荷よりも軽くなっている
転送可能ポートが存在しない場合には、そのパケットに
優先的に選択されるポートとしての転送先ポートからパ
ケットが送出されることで、他のリンクの利用者に与え
る影響を少なくしている。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のパケット振分装置で、パケット送出手段
は、転送可能ポート負荷状態判別手段が転送可能ポート
の中でパケットの送出について所定の負荷よりも軽くな
っているポートが複数存在することを判別したとき、こ
れらの転送可能ポートの総数で割った確率でそれぞれの
転送可能ポートに送出するパケットを振り分ける振分手
段を具備することを特徴としている。
【0017】すなわち請求項3記載の発明では、無負荷
等の所定の負荷よりも軽くなっている転送可能ポートが
複数存在する場合には、そのたびにパケットをこれらの
ポートに振り分けることにしており、その振り分けの確
率(比率)を転送可能ポートの総数で割った確率として
いる。所定の負荷よりも軽くなっているポートが時間的
に変動する場合には、パケット送出のそれぞれの時点に
合った確率で分配するようにしてもよい。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のパケット振分装置で、(イ)パケット送
出手段は、転送可能ポート負荷状態判別手段が転送可能
ポートの中でパケットの送出について所定の負荷よりも
軽くなっているポートが複数存在することを判別したと
き、これらの転送可能ポートの負荷を許容する割合を基
にしてそれぞれの転送可能ポートにパケットを振り分け
る率を演算する演算手段と、(ロ)この演算手段の演算
結果に応じてそれぞれの転送可能ポートに送出するパケ
ットを振り分ける振分手段とを具備することを特徴とし
ている。
【0019】すなわち請求項4記載の発明では、無負荷
等の所定の負荷よりも軽くなっている転送可能ポートが
複数存在する場合には、そのたびにパケットをこれらの
ポートに振り分けることにしており、その振り分けの確
率(比率)を、転送可能ポートの負荷を許容する割合を
基にして演算手段で演算することにしている。無負荷等
の所定の負荷よりも軽くなっている転送可能ポートが時
間的に変動する場合には、パケット送出のそれぞれの時
点に演算するようにしてもよい。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のパケット振分装置で、パケット格納バッ
ファは、低優先バッファと、これよりも優先的に読み出
される高優先バッファを備えていることを特徴としてい
る。
【0021】すなわち請求項5記載の発明では、パケッ
ト格納バッファを、低優先バッファと、これよりも優先
的に読み出される高優先バッファとの2種類とし、たと
えば低優先バッファに振り分けるようにすることで、こ
れに対応するポートを優先的に使用するユーザへの影響
を少なくすることができる。
【0022】請求項6記載の発明のパケット振分プログ
ラムは、コンピュータに、(イ)パケットの入出力のた
めに用意され、それぞれ異なったノードとリンクした複
数のポートのいずれかから入力されたパケットに記され
た情報から、そのパケットが宛先に送られる際に優先的
に選択されるポートとしての転送先ポートと、リンクと
の関係で転送が可能なポートとしての転送可能ポートと
に関する情報を検索するポート情報検索手順と、(ロ)
このポート情報検索手順で情報を検索したときに前記し
た複数のポートから入力されたパケットをそれぞれのポ
ートから送出するまでの間、一時的に格納するこれら複
数のポートの送出側にそれぞれ用意されたパケット格納
バッファの使用量をチェックして、転送可能ポートの中
でパケットの送出について所定の負荷よりも軽くなって
いるポートが存在するか否かを判別する転送可能ポート
負荷状態判別手順と、(ハ)この転送可能ポート負荷状
態判別手順で転送可能ポートの中でパケットの送出につ
いて所定の負荷よりも軽くなっているポートが存在する
ことを判別したとき、このポートにそのパケットを振り
分けて送出するパケット送出手順とを実行させるように
している。
【0023】すなわち請求項6記載の発明では、請求項
1記載の発明とほぼ同様の制御をプログラムを実行する
ことで可能にしている。
【0024】
【発明の実施の形態】
【0025】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例におけるパケット
振分装置としての第1のルータの構成を表わしたもので
ある。第1のルータ111は、図示しない第1〜第Nの
ノードに対応して接続される第1〜第NのポートP1
Nを備えている。第1〜第NのポートP1〜PNは、そ
れぞれ対応して設けられた第1〜第Nの出力インタフェ
ース回路(IF)2021〜202Nおよび第1〜第Nの
入力インタフェース回路(IF)2031〜203Nと接
続されている。第1〜第Nの入力インタフェース回路2
031〜203Nは、これらに共通の入力バッファ204
に接続されている。入力インタフェース回路2031
203Nは、第1〜第NのポートP1〜PNのうちの対応
するものから入力される電気信号や光信号等の物理的な
信号を、IP(Internet Protocol)パケットデータや
フレームデータ等(以下、単にパケットデータと称す
る。)の論理的な信号に変換して入力バッファ204に
転送するための回路である。
【0027】入力バッファ204は、転送先のポートを
決定する間、パケットデータを一時的に格納するための
回路である。入力バッファ204は転送先検索部205
および振分回路206と接続されている。転送先検索部
205は、パケットに含まれるフィールドからユーザ識
別情報および転送先ポートを検索して、入力バッファ2
04に対して転送指示を行う回路である。転送先検索部
205には、ユーザ識別テーブル207と転送先ポート
テーブル208が接続されている。ここでユーザ識別テ
ーブル207は、パケットに含まれるフィールドからユ
ーザを一意に識別可能なユーザ識別子を得るためのテー
ブルである。また、転送先ポートテーブル208は、ユ
ーザ識別情報と宛先アドレスに対応する転送先ポートお
よび、ポートが利用されていないときに転送可能である
ポートとしての転送可能ポートを保持しているテーブル
である。
【0028】振分回路206は、転送先ポートが決定し
た後のパケットデータと転送先ポート番号を入力バッフ
ァ204から受け取るようになっている。振分回路20
6の出力側には、第1〜第Nの出力バッファ部2091
〜209Nと、これらに対応して設けられた第1〜第N
の使用量検索部2111〜211Nと、これら第1〜第N
の使用量検索部2111〜211Nの出力側に共通して接
続された負荷検出設定テーブル212とが設けられてい
る。第1〜第Nの出力バッファ部2091〜209Nに格
納されたパケットは、第1〜第Nの出力インタフェース
回路2021〜202Nのうちの対応するものに出力され
るようになっている。
【0029】第1〜第Nの使用量検索部2111〜21
Nは、第1〜第Nの出力バッファ部2091〜209N
のそれぞれについての使用量(パケットデータ量)を読
み取って、その値が負荷検出設定テーブル212に設定
されている値を越えているかどうかの情報を振分回路2
06に通知するようになっている。第1〜第Nの出力イ
ンタフェース回路2021〜202Nは、パケットデータ
等の論理的な信号を、電気信号や光信号等の物理的な信
号に変換して出力するようになっている。
【0030】図2は、図1に示したユーザ識別テーブル
の設定内容の一例を示したものである。ユーザ識別テー
ブル207は前記したようにユーザを一意に識別可能な
ユーザ識別子を得るためのものである。ユーザを識別す
るために使用する情報は、可能であればパケットデータ
のどのフィールドを利用してもよい。ここでは、インタ
ーネットのホスト間で通信をするときに利用されるプロ
トコルとしてのTCP(transmission control protoco
l)での1コネクションを識別するために必要な送信元
アドレスと、送信元ポート番号、宛先アドレス、宛先ポ
ート番号を例に挙げている。ユーザ識別テーブル207
中に「any」とあるのは、そのフィールドがどのよう
な値でもユーザ識別子が特定されることを意味する。し
たがって、この例のユーザ識別テーブル207の場合に
は送信元アドレスのみによってユーザ識別子が特定され
ることになる。
【0031】図3は、全ユーザの転送先ポートテーブル
の内容を示したものである。この転送先ポートテーブル
208は図1に示した転送先検索部205がユーザ識別
子と宛先アドレスを基にして、転送先ポートと転送可能
ポートを得るための情報を保持するようになっている。
ユーザ識別子は、図2で説明したユーザ識別テーブル2
07から得ることができる。宛先アドレスは、転送パケ
ットデータの最終到達ノードを示す情報である。インタ
ーネット関連技術の標準化団体であるIETF(Intern
et Engineering Task Force)が取りまとめているRF
C(request forcomments)791に規定されたインタ
ーネットプロトコルの場合には、これは「DESTINATION
ADDRESS」フィールドに相当している。
【0032】図3に示した転送先ポートテーブル208
における「転送先ポート」の欄には、従来と同様にイン
ターネットで利用されているルーティングプロトコルで
決定された1つの経路が示されている。本実施例とは異
なる従来のルータでは、この「転送先ポート」の欄に示
された情報のみに従って、パケットの転送を行ってい
る。本実施例の転送先ポートテーブル208には、この
「転送先ポート」の欄の他に、「第1の転送可能ポー
ト」〜「第tの転送可能ポート」の欄が設けられてい
る。これらの「転送可能ポート」は、優先的に使用する
ことができるトラヒックがそれらのポートを使用してい
るときには転送に使用することはできない。しかしなが
ら、これらのトラヒックが使用していない場合には転送
に使用可能である。転送先ポートテーブル208はこの
ような使用可能なポートについてもリストアップしてい
ることになる。
【0033】図4は、図3に示した転送先ポートテーブ
ルからユーザ識別子「UID−1」の箇所を抜き出して
示したものである。図3に示すように「宛先アドレス」
が「10.1.x.x」の場合には、ユーザ識別子が
「UID−1」として識別される。「宛先アドレス」が
「10.1.x.x」のパケットは、図4に示すように
ポート「P2」を通常の転送先のポートとして使用する
ことができる。また、ポート「P1」が使用されていな
いときには、このポート「P1」にも転送可能である旨
の設定が行われている。この図の転送先ポートテーブル
208で「x」は任意の数値を表わしている。したがっ
て、たとえば「10.2.x.x」は、アドレス「1
0.2.」から始まるすべてのアドレスが対応すること
を示している。
【0034】一方、図5は図1に示した負荷検出設定テ
ーブルの構成の一例を示したものである。負荷検出設定
テーブル212には、第1〜第Nの出力バッファ部20
1〜209Nのそれぞれについて使用量の閾値が設定さ
れている。図5に示した例では、たとえば第1の出力バ
ッファ部2091について閾値は「100」となってい
る。
【0035】以上のような構成のパケット振分装置とし
ての第1のルータ111の動作を次に説明する。なお、
本実施例でも図11に示したと同一のネットワークの構
成をとっているものとする。ここで、第2および第3の
ルータ112、113は第1のルータ111と基本的に
同一の構成となっているものとする。
【0036】図11に示すように、第1のルータ111
の前記した第1のポートP1はリンク114と接続さ
れ、第2のポートP2はリンク115と接続されている
ものとする。また第3のポートP3はリンク221と接
続され、第4のポートP4はリンク222と接続されて
いるものとする。第1のネットワーク101と第2のネ
ットワーク102に属するユーザのユーザ識別子を「U
ID−2」とし、第3および第4のネットワーク10
3、104に属するユーザのユーザ識別子を「UID−
1」とする。
【0037】この場合に、第1のネットワーク101の
ユーザは図3に示すように「10.11」から始まるア
ドレスを持ち、第2のネットワーク102のユーザは
「10.10」から始まるアドレスを持つものとする。
また、第3のネットワーク103のユーザは「10.
2」から始まるアドレスを持ち、第4のネットワーク1
04のユーザは「10.1」から始まるアドレスを持つ
ものとする。
【0038】図3における宛先アドレス「10.1.
x.x」についての設定を見ると、第1のルータ111
は、通常の場合にユーザ識別子「UID−1」を使用し
て第2のポートP2に転送することができる。また、第
1のポートP1がユーザ識別子「UID−2」のユーザ
によって使用されていないときにはユーザ識別子「UI
D−1」のユーザも第1のポートP1を使用することが
できることを示している。ユーザ識別子「UID−1」
のユーザと識別されるのは、「10.2」から始まるア
ドレスを持つユーザであり、図2のユーザ識別テーブル
207の2行目に設定例が示されている。
【0039】一例として、図11における第3のネット
ワーク103のユーザが第1のルータ111にパケット
を転送した場合を例に挙げてその動作を具体的に説明す
る。第3のネットワーク103のユーザが第4のネット
ワーク104のユーザにパケットを転送したものとす
る。第3のネットワーク103のユーザのアドレスは
「10.2」から始まるものとしている。したがって、
送信元アドレスはたとえば「10.2.100.10
0」という値となる。宛先は第4のネットワーク104
のユーザであるので、これはたとえば「10.1.5
0.50」という値となる。
【0040】第3のネットワーク103から送信された
パケットは、第1のルータ111の第4のポートP4
到着する。第4のポートP4に到着したデータは、第4
の入力インタフェース回路2034において、物理的な
信号から論理的なパケットデータからなる信号に変換さ
れる。変換後のデータは入力バッファ204に転送され
る。入力バッファ204は、転送先検索部205が必要
とするパケットデータのフィールドをこの転送先検索部
205に渡す。この例では送信元アドレスを「10.
2.100.100」とし、宛先アドレスを「10.
1.50.50」とした情報部分を転送先検索部205
に渡すことになる。入力バッファ204は転送先検索部
205の検索処理が終了するまでパケットデータを保持
して待つことになる。
【0041】転送先検索部205は、入力バッファ20
4から通知された送信アドレス、送信元ポート番号、宛
先アドレスおよび宛先ポート番号に一致する設定を検索
する。送信元ポート番号と宛先ポート番号についての検
索は、図2のユーザ識別テーブル207に示すようにど
のような値でも一致するような設定となっている。そこ
でこの検索動作の説明は不要であり、省略する。送信元
アドレスは「10.2.100.100」なので、図2
に示したユーザ識別テーブル207の2行目の設定に一
致する。そこでユーザ識別子「UID−1」のユーザと
識別される。
【0042】次に、このユーザ識別子「UID−1」と
宛先アドレスを「10.1.50.50」に一致する設
定を図1および図4に示した転送先ポートテーブル20
8から検索する。この検索の結果、宛先アドレスが「1
0.1.x.x」と設定してある図4に示した転送先ポ
ートテーブル208の1行目の内容に一致する。したが
って、転送先ポートは第2のポートP2であり、転送可
能ポートは第1のポートP1となる。転送先検索部20
5はこのようにして最後に得られた情報を入力バッファ
204に渡すことになる。パケットデータを保持して待
機していた入力バッファ204は、このパケットデータ
と検索結果による転送先ポートとしての第2のポートP
2および転送可能ポートとしての第1のポートP1を示す
情報を振分回路206に転送する。
【0043】図6は、図1に示した振分回路の処理の流
れを表わしたものである。図1に示した第1のルータ1
11は図示しないがCPU(中央処理装置)を備えてお
り、同じく図示しないROM(リード・オンリ・メモ
リ)等の記録媒体に格納されたプログラムを実行するこ
とで振分回路206等の所定の制御を行うようになって
いる。
【0044】振分回路206は、まず入力バッファ20
4からパケットデータと転送先ポートおよび第1〜第t
の転送可能ポートに関する情報を受信する(ステップS
241)。上記した例ではパケットデータと検索結果に
よる転送先ポートとしての第2のポートP2および転送
可能ポートとしての第1のポートP1を示す情報を振分
回路206が受信することになる。
【0045】次に、振分回路206は第1〜第tの転送
可能ポートの中で、第1〜第Nの使用量検索部2111
〜211Nから通知される各ポートの負荷の有無情報が
「負荷無し」になっているポートを選択のためにサーチ
する(ステップS242)。次のステップS243で
は、転送先ポートが「負荷無し」となっているかどうか
を判別する。「負荷無し」となっている場合には、ステ
ップS241で受信した転送先ポートを転送先として決
定する(ステップS244)。そして、この決定した転
送先ポートに接続されている出力バッファ部209(第
1〜第Nの出力バッファ部2091〜209Nのいずれ
か)にパケットデータを転送して(ステップS24
5)、処理を終了させる(エンド)。
【0046】これに対して、ステップS243で転送先
ポートが「負荷無し」となっていなかった場合には
(N)、転送可能ポートの中で「負荷無し」とされたポ
ートがあるかどうかを判別する(ステップS246)。
転送可能ポートがすべて負荷がある場合には(N)、優
先的に割り当てられたポートとしての転送先ポートに負
荷があってもこれが転送先として決定される(ステップ
S244)。そして、ステップS245に進んでその転
送先ポートに接続されている出力バッファ部209にパ
ケットデータを転送することになる。
【0047】以上と異なり、転送先ポート自体は「負荷
無し」ではなく、かつ「負荷無し」とされた転送可能ポ
ートが存在する場合には(ステップS246:Y)、こ
れら転送可能なポートとして選択された転送可能ポート
の総数でそれぞれ割った確率で、これらの転送可能ポー
トが選択される(ステップS247)。このステップS
247の処理が行われた場合には、ステップS245に
進み、該当のバッファにパケットデータを転送すること
になる。
【0048】この実施例では図4に示すように、対象と
なる転送可能ポートが第1のポートP1のみである。し
たがって、ステップS246では第1のポートP1のみ
に接続されたバッファにパケットデータが転送されるこ
とになる。これに対して転送可能ポートがたとえばm個
であったような場合には、ステップS247で毎回、1
/mずつの確率でこれらの転送可能ポートのうちの1つ
が選択されることになる。たとえば、「負荷無し」とさ
れた転送可能ポートが2つ存在した場合には、毎回、1
/2ずつの確率でこれらが選択されることになる。
【0049】発明の第1の変形例
【0050】図7は本発明の第1の変形例における第1
のルータの構成を表わしたものである。先の実施例の図
1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説
明を適宜省略する。この変形例の第1のルータ111A
では、第1〜第Nの使用量検索部2111〜211Nの代
わりに、第1〜第Nの使用量検査部3011〜301N
配置している。この変形例の第1のルータ111Aで
は、先の実施例で負荷検出設定テーブル212の設定値
とバッファ量の比較だけだったのに対して、加えて、関
数を使用して負荷の割合も振り分け回路206への通知
も行うようにしている。
【0051】ところで、今、第1〜第Nの使用量検査部
3011〜301Nにおける第1〜第Nの出力バッファ部
2091〜209Nのうちの対応するバッファメモリに保
持されているバッファ量を“x”とする。また、このバ
ッファ量“x”によって変化する関数を関数f(x)と
する。関数f(x)は第1〜第Nの出力バッファ部20
1〜209Nの負荷の割合を表わすことになる。先の実
施例では図1に示した負荷検出設定テーブル212に設
定した値を越えるか否かの判別で転送可能ポートを決定
して、それぞれ同じ割合で転送可能ポートが選択される
ので、負荷の割合によりポートを選択する割合を変える
ことはできない。
【0052】負荷を表わす関数f(x)の一例を示す。
第1〜第Nの出力バッファ部209 1〜209Nのそれぞ
れに保持することのできるバッファ長の最大値を“M”
とする。このとき、負荷を表わす関数を次の(1)式の
ように表わすことができる。ここで値“x”は、第1〜
第Nの出力バッファ部2091〜209Nの対応するもの
に保持されているパケットデータ量である。
【0053】 x≦Mのときはf(x)=x/M x>Mのときはf(x)=1 ……(1)
【0054】次に、ポート選択の確率を負荷の割合によ
って変化させる例を説明する。第1のポートP1の負荷
の割合をf(x1)とし、第2のポートP2の負荷の割合
をf(x2)とする。更に第3のポートP3の負荷の割合
をf(x3)とする。f′(x)=1/f(x)である
とする。このとき第1のポートP1を選択する確率R1
次の(2)で計算する。 R1={f′(x1)/{f′(x1)+f′(x2)+f′(x3)} ……(2)
【0055】第2のポートP2を選択する確率R2および
第3のポートP3を選択する確率R3は次の(3)式およ
び(4)式のようになる。 R2={f′(x2)/{f′(x1)+f′(x2)+f′(x3)} ……(3) R3=f(x3)/{f(x1)+f(x2)+f(x3)} ……(4)
【0056】ここで符号“x1”は、第1のポートP1
対応する第1の出力バッファ部2091のバッファ使用
量を表わしている。同様に符号“x2”あるいは符号
“x3”は、第2のポートP2あるいは第3のポートP3
に対応する第2あるいは第3の出力バッファ部20
2、2093のバッファ使用量を表わしている。
【0057】図8はこの変形例における振分回路の処理
の流れを表わしたものである。この図8で図6と同一部
分には同一の符号を付している。振分回路206は、ま
ず入力バッファ204からパケットデータと転送先ポー
トおよび第1〜第tの転送可能ポートに関する情報を受
信する(ステップS241)。上記した例ではパケット
データと検索結果による転送先ポートとしての第2のポ
ートP2および転送可能ポートとしての第1のポートP1
を示す情報を振分回路206が受信することになる。
【0058】次に、振分回路206は第1〜第tの転送
可能ポートの中で、第1〜第Nの使用量検査部3011
〜301Nから通知される各ポートの負荷の有無情報が
「負荷無し」になっているポートを選択のためにサーチ
する(ステップS242A)。次のステップS243で
は、転送先ポートが「負荷無し」となっているかどうか
を判別する。「負荷無し」となっている場合には、ステ
ップS241で受信した転送先ポートを転送先として決
定する(ステップS244)。そして、この決定した転
送先ポートに接続されている出力バッファ部209(第
1〜第Nの出力バッファ部2091〜209Nのいずれ
か)にパケットデータを転送して(ステップS24
5)、処理を終了させる(エンド)。
【0059】これに対して、ステップS243で転送先
ポートが「負荷無し」となっていなかった場合には
(N)、転送可能ポートの中で「負荷無し」とされたポ
ートがあるかどうかを判別する(ステップS246)。
転送可能ポートがすべて負荷がある場合には(N)、優
先的に割り当てられたポートとしての転送先ポートに負
荷があってもこれが転送先として決定される(ステップ
S244)。そして、ステップS245に進んでその転
送先ポートに接続されている出力バッファ部209にパ
ケットデータを転送することになる。
【0060】以上と異なり、転送先ポート自体は「負荷
無し」ではなく、かつ「負荷無し」とされた転送可能ポ
ートが存在する場合には(ステップS246:Y)、こ
れらすべての転送可能なポートの中から、計算した確率
に応じて転送可能なポートを1つずつ選択する(ステッ
プS247A)。このステップS247Aの処理が行わ
れた場合には、ステップS245に進み、該当のバッフ
ァにパケットデータを転送することになる。
【0061】ところで、ポートxの負荷率をf(x)と
し、負荷率の逆数を次の(5)式で表わす。 f′(x)=1/f(x) ……(5)
【0062】この場合、ポートpi(i=1、2、……
m)を選択する確率は、次の(6)式のように計算され
る。
【数1】
【0063】たとえば第1のポートP1を選択する確率
は、次の(7)式のようになる。 f′(f1)÷{f′(p1′)+f′(p2′)+……+f′(pm′)} ……(7)
【0064】発明の第2の変形例
【0065】図9は本発明の第2の変形例における第1
のルータの構成を表わしたものである。この第2の変形
例のルータ111Bで、図1に示した先の実施例のルー
タ111と同一部分には同一の符号を付しており、これ
らの説明を適宜省略する。この変形例のルータ111B
の第1〜第Nの出力バッファ部2091〜209Nは、そ
れぞれ高優先バッファHと低優先バッファLによって構
成されている。高優先バッファHと低優先バッファLは
同時にパケットを格納可能であるが、両者にパケットが
格納されているときには常に高優先バッファHから先に
パケットが取り出されて、第1〜第Nの出力インタフェ
ース回路2021〜202Nのうちの対応するものに出力
されるようになっている。低優先バッファLは高優先バ
ッファHにパケットが存在しないときのみパケットを第
1〜第Nの出力インタフェース回路2021〜202N
うちの対応するものに出力する。
【0066】第1〜第Nの使用量検索部2111〜21
Nは、第1〜第Nの出力バッファ部2091〜209N
のそれぞれについての高優先バッファHと低優先バッフ
ァLの使用量(パケットデータ量)を読み取って、その
値が負荷検出設定テーブル212に設定されている値を
越えているかどうかの情報を振分回路206に通知する
ようになっている。第1〜第Nの出力インタフェース回
路2021〜202Nは、パケットデータ等の論理的な信
号を、電気信号や光信号等の物理的な信号に変換して出
力するようになっている。
【0067】このような第2の変形例のルータ111B
で、本来転送されるユーザのパケットは、第1〜第Nの
出力バッファ部2091〜209Nのうちの対応する高優
先バッファHに転送される。これに対して、転送可能な
ポートとして選択された結果としてのパケットは、第1
〜第Nの出力バッファ部2091〜209Nのうちの対応
する低優先バッファLに格納される。このように第1〜
第Nの出力バッファ部2091〜209Nを高優先バッフ
ァHと低優先バッファLに分けて管理することによっ
て、本来転送されるユーザのパケットに影響を与えずに
パケットの効率的な伝送が可能になる。
【0068】この第2の変形例の場合には、第1〜第N
の使用量検索部2111〜211Nは振分回路206に対
して、負荷検出設定テーブル212に設定された閾値よ
りも、高優先バッファHの使用率(fh(x))が越え
ているかどうかの情報を通知するようになっている。更
に第1〜第Nの使用量検索部2111〜211Nは、振分
回路206に対して、低優先バッファLの負荷の割合f
l(x)を通知する。
【0069】図10は、この第2変形例における振分回
路の処理の流れを表わしたものである。図10で図6お
よび図8と同一部分には同一の符号を付している。振分
回路206は、まず入力バッファ204からパケットデ
ータと転送先ポートおよび第1〜第tの転送可能ポート
に関する情報を受信する(ステップS241)。
【0070】次に、振分回路206は第1〜第tの転送
可能ポートの中で、第1〜第Nの使用量検索部2111
〜211Nから通知される各ポートの高優先バッファH
の負荷の割合が低く「負荷無し」となっているものをサ
ーチする(ステップS242B)。次のステップS24
3では、転送先ポートが「負荷無し」となっているかど
うかを判別する。「負荷無し」となっている場合には、
ステップS241で受信した転送先ポートを転送先とし
て決定する(ステップS244)。そして、この決定し
た転送先ポートに接続されている出力バッファ部209
(第1〜第Nの出力バッファ部2091〜209Nのいず
れか)にパケットデータを転送して(ステップS24
5)、処理を終了させる(エンド)。
【0071】これに対して、ステップS243で転送先
ポートが「負荷無し」となっていなかった場合には
(N)、転送可能ポートの中で「負荷無し」とされたポ
ートがあるかどうかを判別する(ステップS246)。
転送可能ポートがすべて負荷がある場合には(N)、優
先的に割り当てられたポートとしての転送先ポートに負
荷があってもこれが転送先として決定される(ステップ
S244)。そして、ステップS245に進んでその転
送先ポートに接続されている出力バッファ部209にパ
ケットデータを転送することになる。
【0072】以上と異なり、転送先ポート自体は「負荷
無し」ではなく、かつ「負荷無し」とされた転送可能ポ
ートが存在する場合には(ステップS246:Y)、こ
れらすべての転送可能なポートの中から、それぞれの低
優先バッファLを基にして計算した確率に応じて転送可
能なポートを1つずつ選択する(ステップS247
B)。このステップS247Bの処理が行われた場合に
は、ステップS245に進み、該当のバッファにパケッ
トデータを転送することになる。このための数式は、低
優先バッファLを用いる点を除けば第1の変形例で示し
たものと同一であるので、その説明は省略する。
【0073】なお、実施例ではユーザ識別テーブル20
7と転送先ポートテーブル208の2種類のテーブルを
使用したが、これらを1つのテーブルに合わせたものと
し、これに対して検索を行うようにしてもよい。また、
表形式のテーブルを用いて本発明を説明したが、リスト
構造であってもよい。更に、CAM(Contents Address
Memory)のような連想記憶メモリを用いて同様の検索
を行うことも可能である。
【0074】なお、本実施例では特に説明しなかった
が、優先順位の高いユーザは、たとえばネットワーク管
理者に対して、他のユーザよりも高い料金を支払い、帯
域を保証されたり、遅延保証を受けるようにすることも
可能であり、これらのユーザに対しても本発明を適用す
ることができる。また、これに限らず、何らかのネット
ワークポリシにしたがって、高い優先順位をつけられた
トラヒックすべてを本発明の対象とすることも可能であ
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項6
記載の発明によれば、パケットに記された情報から、そ
のパケットが宛先に送られる際に優先的に選択されるポ
ートとしての転送先ポートと、リンクとの関係で転送が
可能なポートとしての転送可能ポートとに関する情報を
読み取って、転送可能ポートの負荷がない場合にはその
パケットをこれに振り分けることにしているので、空い
ているリンクを積極的に利用することで、ネットワーク
資源を有効活用することができる。
【0076】また、請求項3または請求項4記載の発明
では、転送可能ポート負荷状態判別手段が転送可能ポー
トの中でパケットの送出について所定の負荷よりも軽く
なっているポートが複数存在することを判別したとき、
これらの転送可能ポートに対してパケットを割り振るこ
とにしたので、特定の1つの転送可能ポートに割り振る
場合と比べて負荷が分散される。
【0077】更に請求項5記載の発明によれば、パケッ
ト格納バッファを、低優先バッファと、これよりも優先
的に読み出される高優先バッファとの2種類とし、たと
えば低優先バッファに振り分けるようにすることで、こ
れに対応するポートを優先的に使用するユーザへの影響
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパケット振分装置と
しての第1のルータの構成を表わしたブロック図であ
る。
【図2】図1に示したユーザ識別テーブルの設定内容の
一例を示した説明図である。
【図3】全ユーザの転送先ポートテーブルの内容を示し
た説明図である。
【図4】図3に示した転送先ポートテーブルからユーザ
識別子「UID−1」の箇所を抜き出して示した説明図
である。
【図5】本実施例で図1に示した負荷検出設定テーブル
の構成の一例を示した説明図である。
【図6】本実施例で振分回路の処理の流れを表わした流
れ図である。
【図7】本発明の第1の変形例における第1のルータの
構成を表わしたブロック図である。
【図8】第1の変形例における振分回路の処理の流れを
表わした流れ図である。
【図9】発明の第2の変形例における第1のルータの構
成を表わしたブロック図である。
【図10】第2の変形例における振分回路の処理の流れ
を表わした流れ図である。
【図11】あるネットワークサービス提供者のネットワ
ークとこれに接続された第1〜第4のネットワークを一
例として示したネットワーク構成図である。
【符号の説明】
111、111A、111B 第1のルータ 203 入力インタフェース回路 204 入力バッファ 205 転送先検索部 206 振分回路 207 ユーザ識別テーブル 208 転送先ポートテーブル 209 出力バッファ部 212 負荷検出設定テーブル P1〜PN ポート H 高優先バッファ L 低優先バッファ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットの入出力のために用意され、そ
    れぞれ異なったノードとリンクした複数のポートと、 これらのポートから入力されたパケットに記された情報
    を基にして、そのパケットが宛先に送られる際に優先的
    に選択されるポートとしての転送先ポートと、前記リン
    クとの関係で転送が可能なポートとしての転送可能ポー
    トとに関する情報を検索するポート情報検索手段と、 前記複数のポートから入力されたパケットをそれぞれの
    ポートから送出するまでの間、一時的に格納するこれら
    複数のポートの送出側にそれぞれ用意されたパケット格
    納バッファと、 前記転送可能ポートの中でパケットの送出について所定
    の負荷よりも軽くなっているポートが存在するか否かを
    対応するパケット格納バッファの使用量から判別する転
    送可能ポート負荷状態判別手段と、 この転送可能ポート負荷状態判別手段が転送可能ポート
    の中でパケットの送出について所定の負荷よりも軽くな
    っているポートが存在することを判別したとき、このポ
    ートにそのパケットを振り分けて送出するパケット送出
    手段とを具備することを特徴とするパケット振分装置。
  2. 【請求項2】 パケットの入出力のために用意され、そ
    れぞれ異なったノードとリンクした複数のポートと、 これらのポートから入力されたパケットに記された情報
    を基にして、そのパケットが宛先に送られる際に優先的
    に選択されるポートとしての転送先ポートと、前記リン
    クとの関係で転送が可能なポートとしての転送可能ポー
    トとに関する情報を検索するポート情報検索手段と、 前記複数のポートから入力されたパケットをそれぞれの
    ポートから送出するまでの間、一時的に格納するこれら
    複数のポートの送出側にそれぞれ用意されたパケット格
    納バッファと、 前記転送可能ポートの中でパケットの送出について所定
    の負荷よりも軽くなっているポートが存在するか否かを
    対応するパケット格納バッファの使用量から判別する転
    送可能ポート負荷状態判別手段と、 この転送可能ポート負荷状態判別手段が転送可能ポート
    の中でパケットの送出について所定の負荷よりも軽くな
    っているポートが存在することを判別したとき、このポ
    ートにそのパケットを振り分けて送出し、存在しないと
    判別したときには、前記転送先ポートにそのパケットを
    振り分けて送出するパケット送出手段とを具備すること
    を特徴とするパケット振分装置。
  3. 【請求項3】 前記パケット送出手段は、前記転送可能
    ポート負荷状態判別手段が転送可能ポートの中でパケッ
    トの送出について所定の負荷よりも軽くなっているポー
    トが複数存在することを判別したとき、これらの転送可
    能ポートの総数で割った確率でそれぞれの転送可能ポー
    トに送出するパケットを振り分ける振分手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のパケッ
    ト振分装置。
  4. 【請求項4】 前記パケット送出手段は、前記転送可能
    ポート負荷状態判別手段が転送可能ポートの中でパケッ
    トの送出について所定の負荷よりも軽くなっているポー
    トが複数存在することを判別したとき、これらの転送可
    能ポートの負荷を許容する割合を基にしてそれぞれの転
    送可能ポートにパケットを振り分ける率を演算する演算
    手段と、この演算手段の演算結果に応じてそれぞれの転
    送可能ポートに送出するパケットを振り分ける振分手段
    とを具備することを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のパケット振分装置。
  5. 【請求項5】 前記パケット格納バッファは、低優先バ
    ッファと、これよりも優先的に読み出される高優先バッ
    ファを備えていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のパケット振分装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータに、 パケットの入出力のために用意され、それぞれ異なった
    ノードとリンクした複数のポートのいずれかから入力さ
    れたパケットに記された情報から、そのパケットが宛先
    に送られる際に優先的に選択されるポートとしての転送
    先ポートと、前記リンクとの関係で転送が可能なポート
    としての転送可能ポートとに関する情報を検索するポー
    ト情報検索手順と、 このポート情報検索手順で情報を検索したときに前記複
    数のポートから入力されたパケットをそれぞれのポート
    から送出するまでの間、一時的に格納するこれら複数の
    ポートの送出側にそれぞれ用意されたパケット格納バッ
    ファの使用量をチェックして、前記転送可能ポートの中
    でパケットの送出について所定の負荷よりも軽くなって
    いるポートが存在するか否かを判別する転送可能ポート
    負荷状態判別手順と、 この転送可能ポート負荷状態判別手順で転送可能ポート
    の中でパケットの送出について所定の負荷よりも軽くな
    っているポートが存在することを判別したとき、このポ
    ートにそのパケットを振り分けて送出するパケット送出
    手順とを実行させるためのパケット振分プログラム。
JP2001218640A 2001-07-18 2001-07-18 パケット振分装置およびパケット振分プログラム Expired - Lifetime JP3591492B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218640A JP3591492B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 パケット振分装置およびパケット振分プログラム
US10/195,371 US7379468B2 (en) 2001-07-18 2002-07-16 Packet distributing apparatus and packet distributing method
US12/018,278 US20080130671A1 (en) 2001-07-18 2008-01-23 Packet distributing apparatus and packet distributing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218640A JP3591492B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 パケット振分装置およびパケット振分プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003032291A true JP2003032291A (ja) 2003-01-31
JP3591492B2 JP3591492B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=19052797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001218640A Expired - Lifetime JP3591492B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 パケット振分装置およびパケット振分プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7379468B2 (ja)
JP (1) JP3591492B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006287286A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Saxa Inc Ip通信方法およびip通信装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4428184B2 (ja) * 2004-10-04 2010-03-10 株式会社日立製作所 検索テーブル高速切替方式およびパケット転送装置
US20080240168A1 (en) * 2007-03-31 2008-10-02 Hoffman Jeffrey D Processing wireless and broadband signals using resource sharing
AU2013344753B2 (en) * 2012-11-13 2018-09-27 Nusirt Sciences, Inc. Compositions and methods for increasing energy metabolism
CN104427012B (zh) 2013-09-04 2018-12-11 新华三技术有限公司 端口协商方法和设备
US9565114B1 (en) * 2014-03-08 2017-02-07 Google Inc. Weighted load balancing using scaled parallel hashing
WO2017147851A1 (zh) * 2016-03-03 2017-09-08 华为技术有限公司 一种配置装置及方法
CN110167076B (zh) * 2019-06-20 2022-06-28 杭州迪普信息技术有限公司 一种4g网络的流量分流方法、装置及设备

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5768257A (en) * 1996-07-11 1998-06-16 Xylan Corporation Input buffering/output control for a digital traffic switch
US6563837B2 (en) * 1998-02-10 2003-05-13 Enterasys Networks, Inc. Method and apparatus for providing work-conserving properties in a non-blocking switch with limited speedup independent of switch size
US6614756B1 (en) * 1999-08-20 2003-09-02 3Com Corporation Method of detecting and recovering from signaling congestion in an asynchronous transfer mode network
US7072295B1 (en) * 1999-09-15 2006-07-04 Tellabs Operations, Inc. Allocating network bandwidth
US6788697B1 (en) * 1999-12-06 2004-09-07 Nortel Networks Limited Buffer management scheme employing dynamic thresholds
US6643294B1 (en) * 1999-12-09 2003-11-04 Verizon Laboratories Inc. Distributed control merged buffer ATM switch
US6778546B1 (en) * 2000-02-14 2004-08-17 Cisco Technology, Inc. High-speed hardware implementation of MDRR algorithm over a large number of queues
US6963576B1 (en) * 2000-09-28 2005-11-08 Force10 Networks, Inc. Scheduling and arbitration scheme for network processing device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006287286A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Saxa Inc Ip通信方法およびip通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7379468B2 (en) 2008-05-27
US20080130671A1 (en) 2008-06-05
JP3591492B2 (ja) 2004-11-17
US20030016666A1 (en) 2003-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5353283A (en) General internet method for routing packets in a communications network
JP4388667B2 (ja) ラベルスイッチングネットワークにおけるパス設定装置および方法
US7570638B2 (en) Inter-domain routing technique using MPLS
US8081566B1 (en) Method and apparatus for indicating congestion in a source routed network
US7539210B2 (en) Dynamic routing in packet-switching multi-layer communications networks
US8004984B2 (en) Routing control technique in MPLS
EP1087576A2 (en) Constraint-based route selection using biased cost
US20090116488A1 (en) Method for distributing traffic by means of hash codes according to a nominal traffic distribution scheme in a packet-oriented network employing multi-path routing
US20100149988A1 (en) Transport control server, network system and aggregated path setting method
US20080130671A1 (en) Packet distributing apparatus and packet distributing method
US7133402B2 (en) Link identifier assignment system in connection-oriented communication network
US7218606B2 (en) Transmission system and transmitting device
EP1793539B1 (en) Method and equipment for Quality-of-Service (QoS) based routing
CN108880894A (zh) 一种网络带宽的规划方法、装置、设备和存储介质
US6950429B2 (en) IP data transmission network using a route selection based on level 4/5 protocol information
US20040233850A1 (en) Device and a method for determining routing paths in a communication network in the presence of selection attributes
JP4623317B2 (ja) 通信装置、ルーティング方法及びプログラム
US20040190490A1 (en) Device for determining switching paths in a label switched communication network in the presence of selection attributes
US20030002531A1 (en) Method and device for controlling access to a communications network
JP2002359634A (ja) 通信経路設計方法、通信経路設計装置及びプログラム
Nithin et al. Efficient load balancing for multicast traffic in data center networks using SDN
US8169915B1 (en) Method and apparatus for network load balancing using indirection RAM during classification
KR100576724B1 (ko) MPLS-L3VPN(Multi ProtocolLabel Switching - Layer 3Virtual PrivateNetwork)프로토콜과 고속 데이터 전송을 보장하는포워딩 검색 방법 및 포워딩 검색 트리.
JP2004120636A (ja) パケット振り分け装置
US20030161293A1 (en) Router, method of administrating data transfer routes, and computer program for doing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3591492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

EXPY Cancellation because of completion of term
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350