JPH07212338A - ポインタ処理回路 - Google Patents

ポインタ処理回路

Info

Publication number
JPH07212338A
JPH07212338A JP6001170A JP117094A JPH07212338A JP H07212338 A JPH07212338 A JP H07212338A JP 6001170 A JP6001170 A JP 6001170A JP 117094 A JP117094 A JP 117094A JP H07212338 A JPH07212338 A JP H07212338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointer
signal
circuit
flip
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6001170A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Karasawa
智 柄沢
Kazuo Ikeda
一雄 池田
Kazuho Kawaguchi
和穂 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP6001170A priority Critical patent/JPH07212338A/ja
Publication of JPH07212338A publication Critical patent/JPH07212338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 B−ISDNのSDHインタフェースにおけ
るポインタ処理を、従来に比べより簡単な構成で能率的
に行い得る。 【構成】 STMフレーム信号S0がホールド機能付フ
リップフロップ1は、STMフレーム信号S0中のポイ
ンタを抽出し、信号S1としてポインタパルス出力処理
部2に与える。ポインタパルス出力処理部2は、前フレ
ームのVC状態なども考慮して、現フレームのポインタ
値を必要に応じて更新し、このポインタパルス信号S2
を出力すると共に、信号S3の保護段数カウンタ値を状
態保持用のホールド機能付フリップフロップ5〜7に与
え、多重化されている3個のポインタを分離して、信号
S4〜S6をVC判定処理部4に与える。VC判定処理
部4は、VCサイズやVC状態を判定し出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポインタ処理回路に関
し、例えば、広帯域ISDN(B−ISDN)における
SDH(同期デジタルハイアラキー:Synchron
ous Digital Hierarchy)データ
のインタフェース用に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、広帯域ISDNの実現のための研
究開発が行われている。例えば、ネットワークノードイ
ンタフェース(NNI)のために同期デジタルハイアラ
キー(SDH)が定義され、標準化されつつある。
【0003】このSDHは、各種高速サービス信号や既
存速度の信号を柔軟に同期多重できる構造を持つ。この
SDHの1フレームの構成を図2に示す。そして、1フ
レームは125μsec(フレーム周期8kHz)であ
る。そして、インタフェース速度として、155.52
Mbps×Nで統一されている。尚、Nは、0、1、
4、16が定められている。
【0004】そして、このSDHのフレームは、1行
(1フレーム)を125μsecとして、9行で構成さ
れ、主に、セクションオーバヘッド(SOH)部とペイ
ロード部とから構成されている。そして、セクションオ
ーバヘッド部は、主にネットワーク管理情報を収容す
る。そして、ペイロード部は、主に主情報を収容する。
【0005】ここで、上述のN=0の場合は、STM−
0(同期伝送レベル−0)と呼び、インタフェース速度
51.84Mbpsとされている。尚、ここでSTM
(Synchronous Transport又はT
ransfer Module)は同期伝送モジュール
を表す。また、N=1の場合は、STM−1と呼び、イ
ンタフェース速度155.52Mbpsとされている。
また、N=4の場合は、STM−4と呼び、インタフェ
ース速度622.08Mbpsとされている。そして、
N−16の場合は、STM−16と呼び、インタフェー
ス速度2488.32Mbpsとされている。
【0006】図3はSTM−0の説明図である。この図
3において、STM−0は、9行×90列(=87列+
3列)で構成されいる。そして、3列(=3バイト)×
9行の中には、セクションオーバヘッド部とAU−3ポ
インタ部とが構成されている。ペイロード部は、9行×
87列で構成されている。
【0007】図4はSTM−1の説明図である。この図
4において、STM−1は、9行×270列(=261
列+9列)で構成されている。そして、9列×9行の中
には、セクションオーバヘッド部とAU−3ポインタ部
とが構成されている。ペイロード部は、9行×261列
で構成されている。
【0008】この様なSDHの各フレーム構造におい
て、ポインタの機能は、従来の同期多重におけるフレー
ム位相合わせと、スタッフ(Stuff)多重(非同期
多重)におけるスタッフ制御に相当する機能を有する。
【0009】そして、このポインタには、AU(Adm
inistrative Unit)ポインタとTU
(Tributary Unit)ポインタとがある。
そして、このAUポインタはSTM−Nフレームの固定
位置にあり、VC(Virtual Containe
r、バーチャルコンテナ、規格化された多重化単位)−
4や、VC−3等の高次VCの先頭位置を示すものであ
る。また、TUポインタはSTM−Nフレームに対して
固定していない(フローティングしている)高次VC内
にあり、VC−21、VC−11等の低次VCの先頭位
置を示すものである。尚、AUポインタとTUポインタ
の動作及び構成は同様である。
【0010】図5は上述のSTM−0におけるAU−3
ポインタの機能を説明するための説明図である。この図
5において、AU−3ポインタは4行目に3列(3バイ
ト)挿入されている。この4行目の3列(3バイト)
は、H1バイトとH2バイトとH3バイトとから構成さ
れている。尚、H1バイトとH2バイトのビット配列は
図6に示す様に構成されている。
【0011】そして、AU−3(又はAU−4)ポイン
タのポインタの値は、ペイロード(情報収容場所)に多
重化されているVCの先頭バイト位置を示すものであ
る。このVCの先頭バイト位置はH1バイトとH2バイ
トを合わせた16ビットの内の図6の10ビットのポイ
ンタ値(10bit pointer value)で
表している。
【0012】ここで、図6のIビットは、Increm
entビットであって、ポインタ値に対する増加指定ビ
ットである。また、Dビットは、Decrementビ
ットであって、ポインタ値に対する減少指定ビットであ
る。そして、図6のSSビットは、AU−n又はTU−
nのタイプを表すものである。例えば、このSSビット
は、VC−3の場合は『10』が設定される。
【0013】更に、図6において、NDF(ニューデー
タフラグ、New Data Flag Bit)はポ
インタ値を即座に変更する(enableの)場合は、
4ビットのデータ『1001』が設定され、ポインタの
変更が必要でない通常の場合(disableの場合)
は4ビットのデータ『0110』が設定される。
【0014】また、一方、STM−1においても、図7
に示す様にAU−3ポインタが9列(9バイト)で設定
されている。そして、この図7に示す様にSTM−1の
場合はポインタ(H1バイト、H2バイト、H3バイ
ト)が3組設定されており、この3組のポインタによっ
て、ペイロードに#1〜#3の順番でバイトインタリー
ブ多重されているVC−3#1〜VC−3#3の各先頭
バイト位置を示している。この図7のSTM−1のAU
−3ポインタのH1バイト及びH2バイトのビット設定
も図6の設定と同様である。
【0015】そして、NDFビットで『0110』(ポ
インタの変更が必要でない通常のdisableの場
合)で新しいポインタ値を送信する場合は、受信側にお
いて3回同一ポインタ値を検出後、ポインタ値の変更を
行う。
【0016】上述の様なポインタによる位相合わせや、
スタッフ制御については、文献:NTT技術ジャーナ
ル、1990年、2月、ページ51〜56、『世界統一
された同期デジタルハイアラーキ、SDH(NNI)そ
の2』などにも解説されている。
【0017】そして、上述の様なポインタによるフレー
ム位相調整の動作を簡単に説明する。この動作を図8の
ポインタ処理の説明図を参照しながら説明する。
【0018】伝送路などからのSTMのフレーム信号
が、基準位相に対してYバイト分ずれている場合は、ペ
イロードの頭がXバイト分ずれているので、多重化した
場合は、AUポインタ値を変更して、ペイロードの頭を
X+Yバイト分ずらせる状態とさせる。このようにし
て、フレーム位相調整が行われる。
【0019】更に、ポインタによるスタッフ制御の動作
を図9を参照しながら説明する。この図9(a)に示す
様に、元のAUポインタの周波数よりも多重化周波数が
大きい場合は、元のAUポインタの全バイトだけで多重
化したペイロードの全バイトには足りず、AUポインタ
に正スタッフバイトを付加するのである。
【0020】また、図9(b)に示すように、元のAU
ポインタの周波数よりも多重化周波数の方が低い場合
は、元のAUポインタの全バイトを収めることができな
いため、負スタッフバイトの分、ペイロードがAUポイ
ンタ部にはみださせることで、スタッフ制御の動作を行
うものである。
【0021】そして更に、STM−0又は1用のポイン
タ処理用のLSIの開発も行われている。例えば、論文
(1):1991年電子情報通信学会春季全国大会、B
769、『STM−0/1インタフェースLSI構成の
検討』などに、ポインタ処理用のLSIの構成方法など
が示されている。
【0022】図10は従来のLSIの構成図である。こ
の図10において、従来はSTM−1インタフェースに
含まれる3つのAUポインタ処理を行うために各AUポ
インタを分離して、そして、それぞれ独立に処理してい
た。そして、上記論文(1)では、1つのAUポインタ
を処理できるLSIを3チップ(3個LSI)を備えて
いる。このチップ1〜3は、SOH終端、AUポインタ
処理、VC−3POH終端などを行う機能を有してい
る。
【0023】そして、STM−1に多重化されている3
個のAU−3ポインタをチップ(LSI)1において、
3個に分離出力する。つまり、#0〜#2の3個に分離
出力するものである。
【0024】そして、この3個に分離出力された信号の
内、信号#1、#2を他の2個のチップ(LSI)2と
チップ(LSI)3とに送る。そして、チップ(LS
I)1は信号#0(AU−3ポインタ信号)を引き続き
処理を継続する。他のチップ(LSI)2、3では、信
号#1(AU−3ポインタ信号)、信号#2(AU−3
ポインタ信号)の信号をそれぞれ受信し、AU−3ポイ
ンタ処理を行う。
【0025】また、他の論文(2):1991年電子情
報通信学会春季全国大会、B−785、『SDH伝送シ
ステムのAU−4処理方式』によると、AU−3ポイン
タに対しては3個のポインタ#0〜#2に分離した後、
独立にポインタ処理を行うものである。
【0026】また、更に、AU−3ポインタと、3個の
AUポインタが纏まって、一つのポインタであるかの様
に扱われるAU−4ポインタとの判定を、3つのAUポ
インタを同時に処理する事によって行う。
【0027】この処理によって、AU−4ポインタと判
定されると、このAU−4ポインタを3つのAU−3ポ
インタに分離しているので、信号#0のAUポインタだ
けを処理し、信号#1、#2のAUポインタは無視し、
信号#0の処理結果を信号#1、#2に適用するもので
ある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
論文(1)、(2)のポインタ処理によれば、例えば、
STM−1に含まれている3個のAUポインタを処理す
るためには、図10に示されているチップ(LSI)1
〜3の、同じ様なポインタ処理回路を3個必要としてい
る。この様な構成は、SDHインタフェース回路を軽薄
短小な回路で実現する上では十分ではない。つまり、回
路を集積化する場合、無駄な回路まで集積化すること
や、回路構成が能率的でない場合は、LSIの小形化や
信頼性の向上や低消費電力化のためには不適当であっ
た。
【0029】また、AU−4ポインタの処理を扱うため
には、信号#0の処理結果を信号#1、#2へ与えて反
映させなければならず、信号#0〜#2がチップ(LS
I)1〜3の様な、独立な回路構成では、処理回路(チ
ップ1〜3)の相互の信号のやり取りが複雑になってし
まい、回路の動作率が高くなり、消費電力を大きくさせ
る作用を与えていた。
【0030】従って、上述の様なSDHインタフェース
として、特にAU−3ポインタやAU−4ポインタなど
の処理を、簡単な構成で、能率的な回路で行い得て、L
SI化に適した仕組みが求められている。
【0031】以上のようなことから、B−ISDNのS
DHインタフェースにおけるポインタ処理を、従来に比
べ、より簡単な構成で、能率的に行い得るポインタ処理
回路の提供が望まれているいた。
【0032】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、伝
送情報(例えば、ATMセルなど)が情報収容単位(例
えば、SDHにおける仮想コンテナVCなど)で、少な
くとも1以上のポインタ(例えば、STM−1の場合は
3個のAUポインタなど、例えば、AU−3、AU−
4、TUなど)を用いて多重化されているフレーム信号
(例えば、STM−N(=0、1、4、16)フレーム
信号など)で与えられると、上記フレーム信号中の各ポ
インタから判断して、各ポインタのポインタ値を必要に
応じて更新し得るポインタ処理回路において、以下の特
徴的な構成で実現した。
【0033】つまり、現フレーム信号中の各ポインタだ
けを抽出して出力するポインタ抽出回路を備える。更
に、抽出された現フレーム信号中の各ポインタと、前フ
レーム信号中のポインタ値更新後の各ポインタと、前フ
レーム信号中の情報収容単位に対する判断結果情報とか
ら、現フレーム信号中の上記各ポインタのポインタ値を
更新し、この更新後の各ポインタ値に対応した各ポイン
タパルスを出力するポインタパルス出力処理回路を備え
る。
【0034】更にまた、上記現フレーム信号中の更新後
の各ポインタを分離出力すると共に、次フレーム信号中
の各ポインタ処理のために上記ポインタ出力処理回路に
与えるポインタ分離回路を備える。そして更に、上記ポ
インタ分離回路からの上記現フレーム信号中の更新後の
各ポインタから現フレーム信号中の情報収容単位の状態
(例えば、VCサイズやVC状態など)を判断し、判断
結果情報を次フレーム信号中の各ポインタ処理のために
上記ポインタパルス出力処理回路に与える情報収容単位
状態判断回路を備えるものである。
【0035】
【作用】この発明のポインタ処理回路の構成において、
このポインタ処理回路には、ポインタ抽出回路によって
フレーム信号中のポインタだけが内部に取り込まれるよ
うに構成される。これによって、ポインタ以外のデータ
に対する処理を行う必要がない。
【0036】そして、ポインタパルス出力処理回路は、
ポインタ抽出回路からの現フレームの各ポインタと、ポ
インタ分離回路からの前フレームのポインタ値更新後の
各ポインタと、情報収容単位状態判断回路からの前フレ
ームの情報収容単位に対する判断結果情報とから、現フ
レームの上記各ポインタのポインタ値を更新できる。そ
して、この更新後の各ポインタ値に対応したポインタを
出力することができる。
【0037】尚、ポインタ分離回路は、現フレームの更
新後の各ポインタを分離出力するので、例えば、フレー
ム中に3個のポインタが含まれていると、3個を分離出
力することができる。
【0038】また、情報収容単位状態判断回路は、ポイ
ンタ分離回路から各ポインタが分離されて、同時に与え
られるので、短時間に各ポインタから情報収容単位(例
えば、仮想コンテナVC)の状態(例えば、VC−3、
VC−4などのVCサイズやVC状態など)を判断する
ことができる。
【0039】しかも、フレーム信号中のポインタの数が
複数であっても、何等構成を変更する必要がない。更
に、フレーム信号中の情報収容単位(例えば、仮想コン
テナVC)の大きさにも影響されない。
【0040】
【実施例】次にこの発明をAU(アドミニストラティブ
・ユニット、Administrative Uni
t、例えば、AU−3又はAU−4)ポインタ処理回路
に適用した場合の好適な一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0041】『AUポインタ処理回路の構成』: 図
1はこの一実施例のAUポインタ処理回路の機能ブロッ
ク図である。この図1の機能ブロック図において、この
AUポインタ処理回路は、主に、入力側のホールド機能
付フリップフロップ1と、ポインタパルス出力処理部2
と、パルス生成回路3と、VC判定処理部4と、状態保
持用のホールド機能付フリップフロップ5〜7とから構
成されている。
【0042】『入力側のホールド機能付フリップフロッ
プ1』: この図1のAUポインタ処理回路におい
て、入力側のホールド機能付フリップフロップ1には、
例えば、16ビットデータバス(パラレル)で信号S0
が与えられる。この信号S0は、AUポインタなどを含
むSDH信号(STMフレーム信号)である。そして、
このホールド機能付フリップフロップ1の機能や内部構
成については、後述の図13、図14を用いて説明す
る。そして、このホールド機能付フリップフロップ1
は、主に、入力されるSTMフレーム多重信号の内、A
Uポインタ処理を行うタイミングだけ、STMフレーム
多重信号を取り込むためのものである。
【0043】従って、図1のホールド機能付フリップフ
ロップ1のホールド(H)入力にパルス生成回路3から
パルス信号がロウレベルで与えられているときには、ホ
ールドオフ動作し、入力信号をそのまま出力する。しか
しながら、パルス生成回路3からパルス信号が、ロウレ
ベルからハイレベルに変化して与えられると、ロウレベ
ルからハイレベルへの変化タイミングで入力信号をホー
ルド出力する。
【0044】つまり、図1のホールド機能付フリップフ
ロップ1は、図15の動作タイミングチャートに示す様
に、パルス信号S8がロウレベルのときには、入力の信
号S0の、第(n−1)フレームのポインタPTR#2
と、第nフレームのポインタPTR#0〜PTR#1と
をそのまま信号S1として出力し、パルス信号S8がロ
ウレベルからハイレベルに変化してタイミングの第nフ
レームのポインタPTR#2をホールド出力し、信号S
1(受信ポインタ値)として出力している。そして、こ
の第nフレームのポインタPTR#2のホールド出力状
態は、パルス信号S8がハイレベルからロウレベルに変
化するまで継続される。
【0045】即ち、図1のホールド機能付フリップフロ
ップ1は、タイミングチャート図16の信号S8に示す
様に、第(n+1)フレームのポインタ信号の直前まで
継続してホールド出力する。そして、この信号S1(受
信ポインタ値)は、ポインタパルス出力処理部2に与え
られる。
【0046】従って、図1のホールド機能付フリップフ
ロップ1は、STMフレームからポインタPTRを取り
出す処理が必要なときにだけ、パルス生成回路3から信
号S8のロウレベル信号(ホールドオフ信号)によって
信号S1(受信ポインタ値)として取り出し、ポインタ
パルス出力処理部2に与える。そして、信号S8がロウ
レベル以外のハイレベルでホールド機能付フリップフロ
ップ1のホールド(H)入力で供給される場合は、ホー
ルドオンで信号S1(受信ポインタ値)が出力される。
【0047】『状態保持用のホールド機能付フリップフ
ロップ5〜7』: 一方、図1のホールド機能付フリ
ップフロップ5〜7は、ポインタパルス出力処理部2か
らの信号S3の状態をSTMフレームの1フレームに渡
って保持し、入力信号S0の多重度の数(多重度3)だ
け直列的に接続しているものである。このため、パルス
生成回路3からは、パルス信号S9がホールド機能付フ
リップフロップ5〜7の各ホールド(H)入力に与えら
れている。
【0048】そして、図1において、最後部に接続され
ているホールド機能付フリップフロップ7は、Q出力で
ある信号S6は、ポインタパルス出力処理部2にフィー
ドバックされ、与えられている。
【0049】『ポインタパルス出力処理部2と、VC判
定処理部4』: そして、図1のAUポインタ処理回
路において、特徴的な構成の、ポインタパルス出力処理
部2と、VC判定処理部4との、具体的な一例の構成回
路は、後述の図11、図12で一例を説明する。
【0050】ここで、その概要を説明すると、図1のポ
インタパルス出力処理部2は、信号S1(受信ポインタ
値)と、VC判定処理部4の出力信号S7と、ホールド
機能付フリップフロップ7のQ出力信号である信号S6
(1フレーム前の多重されている信号S3)とから、ポ
インタパルスの生成出力処理を行う。
【0051】即ち、状態保持用のホールド機能付フリッ
プフロップ5〜7は、入力信号S0にポインタが多重さ
れている多重度の数(3個)だけ備えられているので、
このホールド機能付フリップフロップ5〜7によって、
適当なタイミングでホールド信号が生成させると、この
ポインタパルス出力部2に供給する入力信号S1(受信
ポインタ値)と入力信号S6内の多重度(3)の各位相
を一致させることができる。
【0052】そして、図1の状態保持用のホールド機能
付フリップフロップ5〜7は、各Q出力の信号S4〜S
6によって、STMフレームの1フレーム中に多重され
ている3個のポインタPTR#0〜PTR#2に分離出
力される。そして、この信号S4〜S6は、VC判定処
理部4に与えられる。これによって、VC判定処理部4
は、信号S4〜S6を同時に処理でき、STMフレーム
内のVC(仮想コンテナ)の状態(VC状態やVCサイ
ズなど)を、信号S4〜S6から同時に判定することが
できる。
【0053】『パルス生成回路3』: そして、図1
のパルス生成回路3は、STMのフレーム周期に対応し
て、STMフレーム中のAUポインタ(第nフレームの
PTR#0〜PTR#2)の挿入位置に対応したパルス
信号S8、S9(図15、図16のタイミングチャート
にタイミング図示)を生成する。
【0054】そして、この図1のパルス生成回路3は、
パルス信号S8を、このAUポインタ処理回路の入力側
のホールド機能付フリップフロップ1のホールド(H)
入力に与える。更に、パルス信号S9を、ホールド機能
付フリップフロップ5〜7の各ホールド(H)入力と、
VC判定処理部4とに与える。
【0055】そして、図1のパルス生成回路3からの信
号S8がハイレベル(ホールドオン)で入力側のホール
ド機能付フリップフロップ1に供給されている時期と、
ほぼ同時期に、図15、図16の動作タイミングチャー
トに示す様に、信号S9もハイレベル(ホールドオン)
でホールド機能付フリップフロップ5〜7の各ホールド
(H)入力と、VC判定処理部4とに供給されている。
従って、入力側のホールド機能付フリップフロップ1が
ホールドオン状態(受信ポインタをホールドしている状
態)のときには、ポインタパルス出力処理部2、VC判
定処理部4の動作は停止される。
【0056】この様な動作によって、ポインタパルス出
力処理部2、VC判定処理部4の動作率を低下させ、こ
のAUポインタ処理回路の消費電力も削減させようとし
ている。
【0057】尚、図1のパルス生成回路3は、上述以外
に、この一実施例のAUポインタ処理回路の各部に対す
るクロック(CLK)を生成し与える。このクロック
(CLK)は、STM−0又はSTM−1フレーム中の
AUポインタを処理する上では、例えば、数十MHz程
度がものが必要である。
【0058】『ポインタパルス出力処理部2の構成』:
図11はこの一実施例のポインタパルス出力処理部
2の機能ブロック図である。この図11において、ポイ
ンタパルス出力処理部2は、排他的論理和(Ex−O
R)回路21と、不一致検出回路22と、I(Incr
ement)ビット・D(Decrement)ビット
反転検出回路23と、AIS(Alarm Indic
ation Signal、警報表示信号)−Ind
(Indication)検出回路24と、Conc
(Concatenation)−Ind(Indic
ation)検出回路25と、Inv(Invali
d)−Point(Pointer)検出回路26と、
NDF(New Data Flag)−Enable
検出回路27と、保護段数カウント部28と、装置内ポ
インタ判定部29と、状態判定部30と、フレームカウ
ンタ31と、排他的論理和(Ex−OR)回路32とか
ら構成されている。
【0059】そして、この図11のポインタパルス出力
処理部2には、ホールド機能付フリップフロップ7から
信号S6が与えられる。この信号S6は、保護段数カウ
ンタ値と装置内ポインタ値である。この信号S6は、排
他的論理和(Ex−OR)回路21と、装置内ポインタ
判定部29と、保護段数カウント部28とに与えられ
る。
【0060】更に、図11のポインタパルス出力処理部
2には、入力側のホールド機能付フリップフロップ1か
ら受信ポインタ値信号S1が与えられ、この信号S1は
排他的論理和(Ex−OR)回路21と、AIS(Al
arm Indication Signal、警報表
示信号)−Ind(Indication)検出回路2
4と、Conc(Concatenation)−In
d(Indication)検出回路25と、Inv
(Invalid)−Point(Pointer)検
出回路26と、NDF(New Data Flag)
−Enable検出回路27とに供給される。
【0061】更にまた、図11のポインタパルス出力処
理部2には、VC判定処理部4から信号S7(VCサイ
ズ、VC状態)が与えられ、この信号S7は、保護段数
カウント部28と装置内ポインタ判定部29と、状態判
定部30とに供給される。
【0062】そして、図11の排他的論理和(Ex−O
R)回路21と、不一致検出回路11と、I(Incr
ement)ビット・D(Decrement)ビット
反転検出回路23とから構成される回路33では、信号
S6の装置内ポインタ値と、信号S1の受信ポインタ値
とを比較し、ポインタ値が不一致であるか否かを検出す
る。そして、不一致であるならば、不一致検出回路22
は保護段数カウント部28に不一致信号を供給する。
【0063】そして、更に、図11の上記回路33は、
装置内ポインタ値と、信号S1の受信ポインタ値とか
ら、I(Increment)ビットとD(Decre
ment)ビットの反転を検出する。即ち、I(Inc
rement)ビットとは、例えば、図6に図示の10
ビットポインタ値の内の5ビットであって、この5ビッ
トは、正スタッフ(正ジャスティフィケーション、VC
−3の周波数を高める処理)を表すためのものである。
このI(Increment)ビットの反転を検出す
る。そして、検出信号を保護段数カウント部28に供給
する。
【0064】更に、図11の上記回路33は、装置内ポ
インタ値と、信号S1の受信ポインタ値とから、D(D
ecrement)ビットの反転も検出する。そのため
に、例えば、図6に図示の10ビットポインタ値の5ビ
ットであって、この5ビットは、負スタッフ(負ジャス
ティフィケーション、VC−3の周波数を低めにさせる
処理)を表すためのD(Decrement)ビットの
反転を検出する。そして、検出信号を保護段数カウント
部28に供給する。
【0065】そして、図11のAIS(Alarm I
ndication Signal、警報表示信号)−
Ind(Indication)検出回路24は、入力
側のホールド機能付フリップフロップ1からの受信ポイ
ンタ値信号S1から、AIS(Alarm Indic
ation Signal、警報表示信号)−Ind
(Indication)状態であるか否かを検出し、
検出信号を保護段数カウント部28に供給する。
【0066】そして、図11のConc(Concat
enation)−Ind(Indication)検
出回路25は、入力側のホールド機能付フリップフロッ
プ1からの受信ポインタ値信号S1から、Conc(C
oncatenation)−Ind(Indicat
ion)状態であるか否かを検出する。つまり、特定使
用状態であるか否かを検出し、検出信号を保護段数カウ
ント部28に供給する。
【0067】そして、図11のInv(Invali
d)−Point(Pointer)検出回路26は、
入力側のホールド機能付フリップフロップ1からの受信
ポインタ値信号S1から、Inv(Invalid)−
Point(Pointer)状態であるか否かを検出
する。つまり、障害時ポインタであるか否かを検出し、
検出信号を保護段数カウント部28に供給する。
【0068】そして、図11のNDF(New Dat
a Flag)−Enable検出回路27は、入力側
のホールド機能付フリップフロップ1からの受信ポイン
タ値信号S1から、NDF(New Data Fla
g)−Enable状態であるか否かを検出する。つま
り、例えば、図6に図示の4ビットのNDF(NewD
ata Flag)ビットが、『1001』の場合は、
イネーブルであって、また、『0110』の場合は、デ
ィゼーブル(disable)状態である。そして、N
DF(New Data Flag)−Enable状
態の場合は、検出信号を保護段数カウント部28と装置
内ポインタ判定部29とに供給する。
【0069】そして、図11の保護段数カウント部28
は、内部に、Norm−Point(Normal P
ointer)カウンタや、AIS−Ind(Alar
mIndication Signal、警報表示信
号、−Indication)カウンタや、Inv(I
nvalid)−Point(Pointer)カウン
タや、Conc(Concatenation)−In
d(Indication)カウンタや、NDF(Ne
w Data Flag)−Enableカウンタなど
が内蔵されている。
【0070】そして、上述の各カウンタは、各状態を判
断するめの条件を各カウンタのイネーブル信号とし、各
検出信号によって、各カウンタのカウントアップ又はリ
セットをさせる。
【0071】つまり、図11の保護段数カウント部28
は、入力信号として、8種類の各信号を与えられる。即
ち、信号S6(保護段数カウンタ値と装置内ポインタ
値)と、不一致検出回路22の検出信号と、I(Inc
rement)ビット・D(Decrement)ビッ
ト反転検出回路23の検出信号と、AIS(Alarm
Indication Signal、警報表示信号)
−Ind(Indication)検出回路24の検出
信号と、Conc(Concatenation)−I
nd(Indication)検出回路25の検出信号
と、Inv(Invalid)−Point(Poin
ter)検出回路26の検出信号と、NDF(New
Data Flag)−Enable検出回路27の検
出信号と、信号S7(VCサイズ情報)とを与えられ
る。
【0072】そして、図11の保護段数カウント部28
は、内部に構成されている、上述の様な各カウンタによ
ってカウントし、出力信号として信号S3(保護段数カ
ウンタ値S3a)を生成して、図1のホールド機能付フ
リップフロップ5に対して出力する。更に、この信号S
3a(保護段数カウンタ値)は、状態判定部30にも供
給される。
【0073】そして、図11の状態判定部30は、保護
段数カウント部28からの保護段数カウンタ値S3a
と、VC判定処理部4からの信号S7のVCサイズ情報
とから、状態を判断する。例えば、NORM(norm
al、通常使用)状態、LOP(Loss Of Po
inter、障害発生時)状態、AIS(AlarmI
ndication Signal、警報表示信号)状
態、などの各状態を判断し、信号S2aを出力する。
【0074】そして、図11の装置内ポインタ判定部2
9は、信号S1(受信ポインタ値)と、信号S6(保護
段数カウンタ値と装置内ポインタ値)と、I(Incr
ement)ビット・D(Decrement)ビット
反転検出回路23の検出信号と、NDF(New Da
ta Flag)−Enable検出回路27の検出信
号と、信号S7(VCサイズ情報)などを与えられる
と、装置内ポインタ値を決定して排他的論理和(Ex−
OR)回路32に供給すると共に、信号S3b(装置内
ポインタ値)として出力する。
【0075】更に、図11の装置内ポインタ判定部29
は、例えば、この一実施例のポインタ処理回路に与えら
れているSTMフレームのポインタを示すカウンタと比
較し、このSTMフレームのペイロード(情報フール
ド)をの先頭を示すパルス信号を生成する。更に、I
(Increment)ビット・D(Decremen
t)ビットの反転情報を元にして、このSTMフレーム
内のペイロード(情報フィールド)を示すペイロード表
示信号も生成して信号S2bとして出力することができ
る。
【0076】『VC判定処理部4の構成』: 図12
は一実施例のVC判定処理部4の一例の機能ブロック図
である。この図12において、VC判定処理部4は、主
にカウンタデコーダ部41と、VC−4状態遷移部42
と、VC−3又はVC−4を判定するVC−3/VC−
4状態遷移部43とから構成されている。
【0077】そして、この図12において、カウンタデ
コーダ41は、図1のポインタ入力処理部2から#0
(ポインタ)の保護段数カウンタ値S6を与えられる。
更に、カウンタデコーダ41は、図1のホールド機能付
フリップフロップ6から#1(ポインタ)の保護段数カ
ウンタ値S5を与えられる。更にまた、カウンタデコー
ダ41は、図1のホールド機能付フリップフロップ5か
ら#2(ポインタ)の保護段数カウンタ値S4を与えら
れる。
【0078】そして、図12のカウンタデコーダ41
は、与えられた#0〜#2の保護段数カウンタ値S4〜
S6から、カウンタ値をデコードし、このデコード値を
VC−4(仮想コンテナ)状態遷移部42と、VC−3
/VC−4状態遷移部43とに与える。
【0079】そして、図12のVC−4状態遷移部42
は、カウンタデコーダ部41から与えられたデコード値
から、VC−4(150Mbpsの4次群の仮想コンテ
ナ)の状態を判定する。つまり、4次群の150Mbp
sであるVC−4(仮想コンテナ)の状態が、ノーマル
(NORM)ポインタ状態か、AISポインタ状態か、
LOP(Loss Of Pointer、障害時ポイ
ンタ)状態かなどを判定するものである。そして、この
判定結果を信号S7として出力する。
【0080】更に、図12のVC−3/VC−4状態遷
移部43は、カウンタデコーダ部41から与えられるデ
コーダ値から、仮想コンテナVC−3であるか、それと
も仮想コンテナVC−4であるかなどの、VCサイズの
判定を行い、この判定結果も信号S7として出力する。
【0081】『ホールド機能付フリップフロップの機
能』: 図13は、上述のホールド機能付フリップフ
ロップ1、5〜7の機能を説明する説明図である。この
図13において、ホールド機能付フリップフロップは、
データ(DATA)が、D0〜D10と与えられると、
クロック(CLK)の供給に伴って、Q出力からデータ
をホールド出力したり、ホールドせずに出力する。尚、
上記クロック(CLK)は、この一実施例のAUポイン
タ処理回路では、例えば、数十MHz程度が必要であ
る。
【0082】即ち、この図13のホールド(HOLD)
信号が論理0(ロウレベル)でホールド機能付フリップ
フロップに与えられる場合は、ホールドせずに、例え
ば、入力データD0をQ出力からそのまま出力する。一
方、ホールド(HOLD)信号が論理1(ハイレベル)
でホールド機能付フリップフロップに与えられる場合
は、ホールドして、例えば、入力データD1をクロック
(CLK)でホールドして、Q出力からデータD1をホ
ールド出力する。
【0083】また、この図13のホールド出力は、ホー
ルド(HOLD)信号が、論理1(ハイレベル)の間は
ホールド出力が継続される。そして、ホールド機能付フ
リップフロップは、ホールド(HOLD)信号が論理0
(ロウレベル)になると、ホールド状態は解除され、再
び、例えば、データ入力D7〜D9をホールドせずにQ
出力から出力する。
【0084】『ホールド機能付フリップフロップの構
成』: 図14は、上述のホールド機能付フリップフ
ロップ1、5〜7の一実施例の内部機能ブロック図であ
る。この図14において、D入力信号はAND回路13
に与えられる。また、ホールド(HOLD)信号もNO
T回路11とAND回路12に与えられる。そして、ク
ロック(CLOCK)はDフリップフロップ15のクロ
ック入力に与えられる。
【0085】『ホールド(HOLD)信号が論理0(ロ
ウレベル)のときの動作』: そして、図14のD入
力の信号は、ホールド(HOLD)信号が論理0(ロウ
レベル)のときに、AND回路13でゲート出力され
る。これによって、AND回路13から出力されたD入
力信号は、OR回路14のa入力に与えられる。このと
きに、OR回路14のb入力には、AND回路12から
論理0(ロウレベル)信号が与えられる。
【0086】これは、ホールド(HOLD)信号が論理
0(ロウレベル)でAND回路12に与えられているた
め、AND回路12の出力は論理0(ロウレベル)で出
力するためである。
【0087】そして、図14のOR回路14のa入力に
与えられたD入力信号は、b入力が論理0(ロウレベ
ル)で与えられているため、OR回路14出力から出力
され、Dフリップフロップ15のD入力に与えられる。
そして、Dフリップフロップ15のD入力に与えられた
信号は、クロック(CLOCK)の立ち上がりタイミン
グで検出されてQ出力から出力される。
【0088】『ホールド(HOLD)信号が論理1(ハ
イレベル)のときの動作』: 次に、図14のホール
ド(HOLD)信号が論理1(ハイレベル)で、NOT
回路11とAND回路12に与えられると、D入力信号
はAND回路13では、ゲート出力されず、論理0(ロ
ウレベル)信号が出力され、OR回路14のa入力に与
えられる。
【0089】また、一方、AND回路12のc入力に
は、ホールド(HOLD)信号が論理1(ハイレベル)
で与えられているので、AND回路12のd入力に与え
られているQ出力信号をそのままゲート出力し、OR回
路14のb入力に与える。これによって、OR回路14
のa入力には論理0(ロウレベル)が与えられ、一方、
b入力にはQ出力信号が与えられているので、Q出力信
号をDフリップフロップ15のD入力に与える。
【0090】そして、Dフリップフロップ15のD入力
に与えられたQ出力信号は、再びクロック(CLOC
K)によって検出され、Q出力から出力される。この様
にして、ホールド(HOLD)信号が論理1(ハイレベ
ル)の間は、最初のQ出力を繰り返す。
【0091】『ポインタ処理回路の動作(第nフレーム
に対する動作)』: 図15、図16は図1における
一実施例のAUポインタ処理回路の動作タイミングチャ
ートである。このAUポインタ処理回路に入力される信
号S0(STMフレーム、図15)が例えば、16ビッ
トデータバスで供給されると、入力側のホールド機能付
フリップフロップ1のホールド(H)入力には、パルス
生成回路3から図15の信号S8が供給される。図15
の信号S8が、例えば、第nフレームの信号S0に与え
られる場合、図15の第nフレームのポインタPTR#
0〜PTR#2が挿入されているタイミングに合わせ
て、信号S8がホールド機能付フリップフロップ1のホ
ールド(H)入力にロウレベル(ホールドオフ)で与え
られる。
【0092】すると、ホールド機能付フリップフロップ
1のQ出力から信号S1を図15に示す様に出力する。
即ち、信号S1として、第nフレームのポインタPTR
#0〜#2を出力し、ポインタパルス出力処理部2に与
える。そして、ホールド機能付フリップフロップ1のホ
ールド(H)入力には、信号S8のt1のタイミングで
ロウレベルからハイレベルが供給されるので、t1のタ
イミングで第nフレームのポインタPTR#2がホール
ドオン出力される。
【0093】そして、ポインタパルス出力処理部2は、
ホールド機能付フリップフロップ1のQ出力から、図1
5の信号S1として、第nフレームのポインタPTR#
0〜#2を与えられ、更に、状態保持用のホールド機能
付フリップフロップ7のQ出力からの信号S6(1フレ
ーム前の状態信号、図15のC(n−1)#0〜C(n
−1)#2)と、VC判定処理部4の出力信号S7(1
フレーム前のVC状態、図15のB(n−1))とか
ら、AUポインタ処理を行い、信号S2(装置内ポイン
タパルスやペイロード表示信号など、図15のA(n−
1)#0〜A(n−1)#2)と、信号S3(ポインタ
がまだ3個多重されている状態、図15のC(n−1)
#0〜C(n−1)#2)とを出力する。
【0094】そして、図1のホールド機能付フリップフ
ロップ5が、信号S3(ポインタがまだ3個多重されて
いる状態、図15のC(n−1)#0〜C(n−1)#
2)を与えられると、ホールド(H)入力に信号S9が
図15に示す様なタイミングt2で与えられる。このタ
イミングt2に信号S9はロウレベルからハイレベルに
され、そして、ホールド機能付フリップフロップ5〜7
のホールド(H)入力に与えられるので、ホールドオン
され、ホールド機能付フリップフロップ5のQ出力の信
号S4は、C(n−1)#2(3個目のポインタ)をホ
ールドオンして出力し、VC判定処理部4に与える。
【0095】更に、ホールド機能付フリップフロップ6
のQ出力の信号S5は、図15のC(n−1)#1(2
個目のポインタ)をホールドオンして出力し、VC判定
処理部4に与える。更に、ホールド機能付フリップフロ
ップ7のQ出力の信号S6は、C(n−1)#0(1個
目のポインタ)をホールドオンして出力し、VC判定処
理部4に与える。
【0096】以上の様に、ホールド機能付フリップフロ
ップ5〜7に対する信号S9がロウレベル(ホールドオ
フ)で与えられている時間においては、図15の信号S
3のC(n−1)#0〜C(n−1)#2は、クロック
によって順次シフトされていくが、図15の信号S9が
タイミングt2にハイレベルで供給される様になると、
ホールドオンされ、ホールド機能付フリップフロップ5
〜7のQ出力は、変化を停止させる。
【0097】これによって、図15で3個のポインタが
多重されていた状態から、ホールド機能付フリップフロ
ップ5〜7によって、分離出力され、しかも、3個のポ
インタの位相が揃えられ、VC判定処理部4に与えるこ
ができる。
【0098】そして、VC判定処理部4は、ホールド機
能付フリップフロップ5〜7から与えられる、信号S4
〜S6(具体的には、#0〜#2の各保護段数カウンタ
値)を与えられ、そして、図15のタイミングt2の時
刻にC(n−1)#0〜C(n−1)#2の位相が揃っ
たところで、パルス生成回路3からの信号S9がロウレ
ベルからハイレベルに変化して供給される。信号S9が
ハイレベルで与えられると、信号S4〜S6のC(n−
1)#0〜C(n−1)#2(保護段数カウンタ値)を
使用して、VC−4(仮想コンテナ)の状態を判定す
る。
【0099】また、更に、VCサイズの判定を行う。つ
まり、VC−3(仮想コンテナ)であるか、VC−4で
あるかを判定して、VC(仮想コンテナ)判定結果を信
号S7として、図15のB(n)として出力することが
できる。
【0100】そして、VC判定処理部4の出力信号S7
は、図15のB(n)として、次の第(n+1)フレー
ムの処理(図16のS7)まで保持出力され、ポインタ
パルス出力処理部2に与える。
【0101】『第(n+1)フレームに対する動作』:
そして、次に、図16に示す様な、第(n+1)フ
レームの信号S0がホールド機能付フリップフロップ1
のD入力に与えられると、この第(n+1)フレーム中
のポインタPTR#0〜PTR#2が挿入されている時
間に対応して、パルス生成回路3から信号S8がロウレ
ベルで供給される。これによって、ホールド機能付フリ
ップフロップ1は、第(n+1)フレーム中のポインタ
PTR#0〜PTR#2を抽出し、図16の信号S1
(PTR(n+1)#0〜PTR(n+1)#2)とし
て出力し、ポインタパルス出力処理部2に与える。
【0102】そして、第(n+1)フレーム中のポイン
タPTR(n+1)#0〜PTR(n+1)#2を与え
られた、ポインタパルス出力処理部2は、前フレームの
第nフレームのときにVC判定処理部4で得られている
信号S7(VC状態)の図16の状態信号B(n)を用
いて、処理して図16の信号S2(装置内ポインタパル
スやペイロード表示信号などであって、A(n+1)#
0〜A(n+1)#2)を生成出力する。
【0103】更に、ポインタパルス出力処理部2は、図
16の信号S3(C(n+1)#0〜C(n+1)#
2)を出力し、状態保持用のホールド機能付フリップフ
ロップ5〜7に与える。そして、状態保持用のホールド
機能付フリップフロップ5〜7は、パルス生成回路3か
らの信号S9が、図16に示す様なタイミングで与えら
れ、上述した第nフレームに対する状態保持動作と同様
に制御され、順次に図16の信号S4〜S6(C(n+
1)#0〜C(n+1)#2)を出力し、しかも、信号
S4〜S6の位相を揃えてVC判定処理部4に与える。
【0104】そして、更に、VC判定処理部4は、第
(n+1)フレームに対しても、上述した様にして、パ
ルス生成回路3からの信号S9が、図16のタイミング
t3でホールドオンされると、信号S4〜S6(C(n
+1)#0〜C(n+1)#2)に対して上述した様に
処理して、VC状態を判定して、第(n+1)フレーム
に対する信号S7(B(n+1))を生成出力し、再び
ポインタパルス出力処理部2にフィードバックして与え
る。
【0105】『一実施例の効果』: 従来の図10の
様な構成では、AUポインタ処理回路が3チップ(3個
のLSI)で構成されていたが、上述の一実施例のAU
ポインタ処理回路によれば、論理回路などによるハード
ウエア構成で実現でき、全ての回路が一つに集積化でき
る。
【0106】更に、図1の信号S1(受信ポインタ値)
と信号S6(保護段数カウンタ値)とは、ポインタがこ
の一実施例のAUポインタ処理回路へ供給される時間の
ときにだけ変化する。そして、ポインタが供給される時
間以外のときには、一定で変化しない。
【0107】即ち、STMの1フレーム中でAUポイン
タが占める時間は、約1/400であるので、図1、図
11ポインタパルス出力処理部2の動作率を非常に低く
抑えることが出来る。この様な作用は、この一実施例の
AUポインタ処理回路の消費電力を削減することにも寄
与することが出来る。そして、以上の様な効果は、図
1、図12のポインタ出力処理部4においても、同様に
得ることができる。
【0108】尚、上述のSTM−1フレーム中でAUポ
インタが占める時間が、約1/400であると記述した
のは、例えば、図7のAUポインタの領域における#1
〜#3のH1バイトとH2バイトの領域が、6バイトあ
るので、この6バイトは、STM−1フレーム(270
列(バイト)×9行)のバイト数に対して、約1/40
0であるからである。
【0109】更に、この一実施例のAUポインタ処理回
路によれば、図1に示す構成で、AU−3ポインタ、A
U−4ポインタのどちらの処理にも対応することができ
る。『他の実施例』: (1)尚、上述の一実施例に
おいては、AU(アドミニストラティブ・ユニット、A
dministrative Unit)ポインタ(例
えば、3次群の50MbpsのAU−3ポインタ、4次
群の150MbpsのAU−4ポインタ)の処理につい
て説明したが、この発明はこの様なAUポインタ処理へ
の適用に限定するものではない。
【0110】例えば、信号の多重度がそれほど大きくな
く、多重処理するために、メモリ回路や、プログラム処
理回路などを用いるまでも無い各種のポインタ処理回路
に、この発明は適用可能である。
【0111】例えば、TU(トリビュ−タリ−・ユニッ
ト、Tributary Unit)ポインタの処理に
おいても適用し得る。この様な場合には、上述の図1な
どの回路構成を若干変更することで適用することができ
る。例えば、このTUポインタの処理に適用する場合
は、図1のAUポインタ処理の機能ブロックにおいて
は、ホールド機能付フリップフロップ5〜7の3個で構
成し処理したが、これを例えば、84個程度のホールド
機能付フリップフロップを直列的に接続して構成するこ
とによって実現することも可能である。
【0112】(2)また、上述の一実施例においては、
STM−1(ポインタが3個多重されている)を対象と
したので、状態保持用のホールド機能付フリップフロッ
プは5〜7の3個の直列接続で構成されているが、例え
ば、STM−0を処理対象とする場合は、状態保持用の
ホールド機能付フリップフロップは1個で適用でき、ま
た、STM−4を処理対象とする場合は、ホールド機能
付フリップフロップは12個の直列接続で適用すること
ができる。
【0113】(3)更にまた、上述のポインタパルス出
力処理部2の機能ブロック図11についても、一例であ
って、機能ブロックを更に細かく分けた回路構成であっ
てもよい。また、上述のVC判定処理部4の機能ブロッ
ク図12についても、一例であって、機能ブロックを更
に分けるものであってもよい。更に、上述のホールド機
能付フリップフロップ1、5〜7の構成についても、上
述の図13、図14と同じような機能を発揮する構成で
あればどのような回路構成でもよい。
【0114】(4)また、上述のAUポインタ処理回路
は、基本的にはSDHインタフェース機能を有する装置
に適用することができる。例えば、同期端局装置や、多
重変換装置や、クロスコネクト装置や、伝送装置や、中
継装置や、端局中継装置などの種々の装置に適用するこ
とができる。
【0115】例えば、図17は上述のAUポインタ処理
回路を同期端局装置に適用した場合の一例の構成図であ
る。この図17において、AUポインタ処理回路50か
ら出力されたポインタS2(図1の信号S2であって、
ポインタ値パルスとスタッフ制御信号などとを含む)
は、RAM部70に供給される。ここで、ポインタ値パ
ルスの書き込みは、スタッフ制御信号が例えばハイレベ
ルのときに伝送路クロック周波数で書き込む。
【0116】そして、この図17のRAM部70はクロ
ック周波数を伝送路のクロック周波数から装置内のクロ
ック周波数に乗り換えるためのものである。従って、R
AM部70は、データを読み出すときには装置内のクロ
ックの周波数で読み出して新ポインタ値挿入部80に供
給する。
【0117】この図17の新ポインタ挿入部80は、装
置内クロック周波数に同期化されたポインタ値をSTM
−0又はSTM−1のフレームフォーマットに挿入し
て、POH検出部90又はPOH検出/挿入部110に
供給する。POH検出部90はSTM−0又はSTM−
1フレームからPOH領域のデータを検出してTUポイ
ンタ処理部100に供給する。TUポインタ処理部10
0は供給されるSTM−0又はSTM−1フレームから
TUポインタを上述のAUポインタと同様な方法で処理
する。
【0118】また、図17のPOH検出/挿入部110
は、STM−0又はSTM−1にデータを多重化する場
合に、POHを挿入し、SOH挿入部120に供給す
る。SOH挿入部120はSTM−0又はSTM−1フ
レームにSOHデータを挿入してSDHデータを形成し
て再び伝送路へ出力することができる。
【0119】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明のポインタ処理
回路によれば、ポインタ抽出回路と、ポインタ出力処理
回路と、ポインタ分離回路と、情報収容単位状態判断回
路とを備えたことによって、従来に比べ、より簡単な構
成で、能率的に処理を行い得る。従って、LSI化にも
適しており、小形化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のAUポインタ処理回路の
機能ブロック図である。
【図2】従来例のSDHの説明図である。
【図3】従来例のSTM−0の説明図である。
【図4】従来例のSTM−1の説明図である。
【図5】従来例のSTM−0におけるAU−3ポインタ
の説明図である。
【図6】従来例のAU−3ポインタの構成図である。
【図7】従来例のAU−3ポインタの説明図である。
【図8】従来例のAU−3ポインタの処理説明図(その
1)である。
【図9】従来例のAU−3ポインタの処理説明図(その
2)である。
【図10】従来例のポインタ処理用LSIの構成図であ
る。
【図11】一実施例のポインタパルス出力処理部の機能
ブロック図である。
【図12】一実施例のVC判定処理部の機能ブロック図
である。
【図13】一実施例のホールド機能付フリップフロップ
の説明図である。
【図14】一実施例のホールド機能付フリップフロップ
の機能ブロック図である。
【図15】一実施例の動作タイミングチャート(その
1)である。
【図16】一実施例の動作タイミングチャート(その
2)である。
【図17】一実施例のAUポインタ処理回路を同期端局
装置に適用した場合の一例の構成図である。
【符号の説明】
1、5〜7…ホールド機能付フリップフロップ、2…ポ
インタパルス出力処理部、3…パルス生成回路、4…V
C判定処理部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送情報が情報収容単位で、少なくとも
    1以上のポインタを用いて多重化されているフレーム信
    号で与えられると、上記フレーム信号中の各ポインタか
    ら判断して、各ポインタのポインタ値を必要に応じて更
    新し得るポインタ処理回路において、 現フレーム信号中の各ポインタだけを抽出して出力する
    ポインタ抽出回路と、 現フレーム信号中の抽出された各ポインタと、前フレー
    ム信号中のポインタ値更新後の各ポインタと、前フレー
    ム信号中の情報収容単位に対する判断結果情報とから、
    現フレーム信号中の上記各ポインタのポインタ値を更新
    し、この更新後の各ポインタ値に対応した各ポインタパ
    ルスを出力するポインタパルス出力処理回路と、 上記現フレーム信号中の更新後の各ポインタを分離出力
    すると共に、次フレーム中の各ポインタ処理のために上
    記ポインタパルス出力処理回路に与えるポインタ分離回
    路と、 上記ポインタ分離回路からの上記現フレーム信号中の更
    新後の各ポインタから現フレーム信号中の情報収容単位
    の状態を判断し、判断結果情報を次フレーム信号中の各
    ポインタ処理のために上記ポインタパルス出力処理回路
    に与える情報収容単位状態判断回路とを備えたことを特
    徴としたポインタ処理回路。
JP6001170A 1994-01-11 1994-01-11 ポインタ処理回路 Pending JPH07212338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001170A JPH07212338A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 ポインタ処理回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001170A JPH07212338A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 ポインタ処理回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07212338A true JPH07212338A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11493968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6001170A Pending JPH07212338A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 ポインタ処理回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07212338A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1119127A2 (en) * 2000-01-19 2001-07-25 Anritsu Corporation Apparatus and method for analyzing SDH signal channel pointer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1119127A2 (en) * 2000-01-19 2001-07-25 Anritsu Corporation Apparatus and method for analyzing SDH signal channel pointer
EP1119127A3 (en) * 2000-01-19 2005-08-24 Anritsu Corporation Apparatus and method for analyzing SDH signal channel pointer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5978377A (en) STM-based ATM cell physical layer processing circuit
US5666351A (en) Method for disassembling and assembling frame structures containing pointers
JP3864258B2 (ja) データ伝送方法および装置
EP0437197A2 (en) Digital cross connection apparatus
EP0353737A2 (en) Complex multiplexer/demultiplexer apparatus
US5751720A (en) Pointer processor and pointer processing scheme for SDH/SONET transmission system
EP0525770B1 (en) Method and apparatus for renewing AU-4 and TU-3 pointers of synchronous digital hierarchy
CA1331639C (en) Process for coupling and uncoupling signals into and out of the sub-areas of supplementary signals of transport modules of a synchronous digital signal hierarchy
JP3974855B2 (ja) データ伝送装置
JP3859268B2 (ja) Sdh伝送方式におけるポインタ処理装置
WO1993025029A1 (en) Method and equipment for elastic buffering in a synchronous digital telecommunication system
EP1537694B1 (en) Synchronous transmission network node
US7031351B2 (en) Serial data mapping apparatus for synchronous digital hierarchy
US7016344B1 (en) Time slot interchanging of time slots from multiple SONET signals without first passing the signals through pointer processors to synchronize them to a common clock
JPH07212338A (ja) ポインタ処理回路
KR100271311B1 (ko) 광가입자 전송장치에서의 관리단위신호에 대한 관리단위 포인터및 계위단위 포인터 처리장치
KR100201329B1 (ko) 동기식 다중화장치에서 위치맞춤에 따른 vc유료부하추출 클럭발생회로
KR0153688B1 (ko) 동기식 전송장치에 있어서 dram을 이용한 tu신호 정렬장치
JP2965449B2 (ja) データ分離出力回路
KR100332412B1 (ko) 에스디에이치/에스오엔이티 겸용의 티유/브이티 포인터 및 피오에이치 검출 장치
KR940009767B1 (ko) Stm-16 동기식 광전송시스템을 위한 프레임 동기회로
KR100201330B1 (ko) 동기식 다중화장치에서 tu포인터 버퍼 리셋에 따른v5클럭 보상회로
JPH114207A (ja) ポインタ処理回路、多重化装置および多重分離装置
JPH07212337A (ja) ポインタ処理回路
JPH0758753A (ja) インタフェース回路