JPH072119Y2 - リベッター - Google Patents

リベッター

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JPH072119Y2
JPH072119Y2 JP1989122184U JP12218489U JPH072119Y2 JP H072119 Y2 JPH072119 Y2 JP H072119Y2 JP 1989122184 U JP1989122184 U JP 1989122184U JP 12218489 U JP12218489 U JP 12218489U JP H072119 Y2 JPH072119 Y2 JP H072119Y2
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caulking
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滋 菅野
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/02Riveting procedures
    • B21J15/04Riveting hollow rivets mechanically
    • B21J15/043Riveting hollow rivets mechanically by pulling a mandrel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/10Riveting machines
    • B21J15/105Portable riveters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、部材どうしを締結する際に使用されるリベッ
トをかしめるハンドリベッターに関する。
(従来の技術) 一般に、リベットをかしめる工具としてのリベッターと
しては、その動力として圧縮空気や水圧、油圧等を利用
した機械が知られており、これによりリベット締めを行
なっていた。
最近は、手軽にしかもスピーディにリベット締めできる
ように、ハンドリベッターが各種提案されている。例え
ば、実開昭63-34545号、実開昭63-157448号、実開昭61-
17250号、実開昭61-167235号などで示されているものが
ある。
これらのハンドリベッターは、第6図乃至第7図に示す
ように、本体21にハンドル22を固着し、前記本体21の前
方側にはトリガー23と該トリガー23により本体21内に没
入される摺動バルブ24と、ブラインドリベット25用の拡
張部材26を引抜く機構部Aと、該機構部Aを内部に嵌装
する本体筒部27と、前記摺動バルブ24の本体21内没入に
より作動するとともに前記機構部Aのピストン28を前後
に往復動させるピストン駆動部(図示せず)とから構成
されている。
前記ブラインドリベット25用の拡張部材26を引抜く機構
部Aを説明する。
この機構部Aは、前記ピストン28とこれに螺着された円
筒状の連結部材29と、更に該連結部材29に螺着されるジ
ョーケース30と、このジョーケース30の一端部開口に向
けて常時付勢されるジョー31と、前記ジョー31を常時付
勢するジョープレッシャー32及びその弾発力を発揮する
スプリング33とからなる。前記ジョープレッシャー32は
全体細長の円筒状をしており、前記連結部材29の中空内
部に摺動自在でかつガイドされている。また、前記スプ
リング33は前記ピストン28の前方端面を座面としてい
る。尚、符号34はブラインドリベット25に当接するノー
ズピース、35は前記拡張部材26の本体26aを本体21の外
へ排出するための排出孔を示している。
このようにして構成されるリベッターにより、締結すべ
き部材B,Cにリベット用の孔を穿設し、ブラインドリベ
ット25及び拡張部材26を装着する。
そして、リベッターのノーズピース34の中央孔に前記拡
張部材26の本体26a部分を挿入する。
次に、リベッターのトリガー23を指で押すと、前記ピス
トン駆動部が作動し、ピストン28を後方に移動させる。
これの働きにより、ピストン28と同時に連結部材29とジ
ョーケース30などからなる機構部Aも後退し、ジョー31
が後退するとともにジョーケース30で締められて前記拡
張部材26の本体26aを強く把持しながら引き抜く。そし
て、拡張部材26の頭部26bはブラインドリベット25の片
側を、第4図乃至第5図に示すように、押潰すととも
に、本体26aと切断されてブラインドリベット25に残さ
れることになる。この後本体26aは前記排出孔35からリ
ベッター本体21の外へ排出される。
これにより前記部材B,Cのリベット締めが完了する。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来のリベッターでは、全体の形状
が単にピストル型であり、リベット締め作業にあって
は、リベット装着場所が狭い溝の内部であったり、穴の
中であったりする場合がある。この場合、例えば締結す
べき部材B,Cが第1図に示すような上部が開口したコ字
状の断面形状であって、その側壁に直交する方向にリベ
ットでかしめなければならないときには、リベッターの
本体筒部27が前記部材B,Cの側壁に当たってしまい、か
しめ作業ができないことになる。
このような不都合を解消するリベッターとしては、リベ
ッターの本体筒部を延長してロングノーズにしたもの
(例えば実開昭57-106546号)が知られているが、単に
部材の溝深さが深くてその底部に直交する方向にかしめ
作業する場合に適するのみで、部材の側壁に直交する方
向にかしめ作業をするには不可能である。また、リベッ
ターにおいてジョーとジョーケースを内装した本体筒部
をかしめ状況に応じて直交方向に変換できるものも提案
されているが(例えば実公昭57-36346号)、部材の溝の
開口部の幅が広くてリベッターの本体と本体筒部とを溝
の中に差し込むことができる場合に限り、部材の側壁に
直交する方向にかしめ作業ができるのであって、部材の
溝の開口部の幅が第1図のように狭いと、リベッターの
本体と本体筒部を差入れることができないのでかしめ作
業ができないことになる。このように従来のリベッター
では、そのような場所に入り込ませて作動させることが
不可能であり、別の締結手段を取らざるを得ないといっ
た欠点が存在した。
本考案の目的は、上述した欠点に鑑みなされたもので、
従来では不可能であった狭い開口幅の溝で、その溝を形
成する部材の側壁に直交する方向にかしめ作業をしなけ
ればならない場所でも容易にリベット締めすることので
きるリベッターを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るリベッターの上記課題を解決し、目的を達
成するための要旨は、第1図乃至第2図を参照して説明
すると、本体2内に、該本体の前後方向に摺動自在なピ
ストン3と該ピストンを往復移動させるピストン駆動部
とを備え、前記ピストン3に係合されて往復移動される
ジョーケース18と該ジョーケースに摺動自在に内包され
たジョー17a,17bからなるかしめ機構部6を有して、前
記ピストン3で前記かしめ機構部6が一方向に所定量移
動されてリベット締めをするリベッター1であって、前
記本体2の前端部から前記ピストン3の軸心50と直交す
る方向に躯体13を突設し、該躯体13の先端部に設けた貫
通孔に前記かしめ機構部6を摺動自在に内挿し、前記ピ
ストン3の往復移動を前記かしめ機構部6のジョーケー
ス18へ伝達する伝達手段を設け、前記ピストン3の軸芯
50と、前記かしめ機構部6の軸芯51とを互いに同一平面
内で平行にして、かつ、離間させて段違いに配設したこ
とに存する。
(作用) このように、本考案に係るリベッターによれば、従来の
リベッターではかしめ作業を行なえなかったような狭い
構内や穴の中であっても、本考案のリベッターの躯体を
前記構内のブラインドリベット位置へ入り込ませて、前
記かしめ機構部のジョーの孔にリベット用の拡張部材本
体を挿入する。そして、前記トリガーを指で押して前記
ピストンを作動させれば、その移動量が前記かしめ機械
部に伝達されて、このかしめ機構部は本体前後方向に移
動し、リベット締めが行なわれる。
(実施例) 以下、添付図面に従って本考案の一実施例を説明する。
第1図は、本考案のリベッター1の正面図であり、その
一部を破断して示している。第2図(イ)は、第1図の
一部拡大正面図であり、第2図(ロ)は、かしめ機構部
がリベッター1本体の前後方向に移動する様子を示す斜
視図である。第3図はリベッター1の左側面図である。
このリベッター1は、その本体2内に螺子溝3aを前端部
の内周壁に刻設したピストン3を本体2前後方向で摺動
自在に備えるとともに、該ピストン3を往復移動させる
ピストン駆動部(図示せず)を備えている。
そして本体2の後方下側に向けて手で把持するためのハ
ンドル4を固着し、これにはトリガー5が出没自在に設
けられている。
このトリガー5は、外部からのコンプレッサー(図示せ
ず)による圧縮空気の供給をON,OFFするものである。こ
の圧縮空気の導入、停止により前記ピストン駆動部が作
動して、ピストン3が本体2前後方向に往復移動するも
のである。上記一実施例として圧縮空気を動力として使
用したが、ピストン駆動部を作動させるものは、これに
限らず油圧や電動モータや人力等の駆動手段が考えられ
る。本考案に係るリベッター1では、このピストン駆動
部の構造に本考案の要旨があるものでなく、本願の出願
時までに知られた好適な公知技術を採用できるものであ
る。
次に、本考案の要旨であるところの、ピストン3の往復
運動を本体2の上下方向の一方に伝達し、かつ、かしめ
機構部6を本体2の前後方向と平行に往復移動させる構
造について第2図(イ),(ロ)を参照して説明する。
前記ピストン3の前端部に刻設した螺子溝3aにジョイン
ト9をナット9bを併用し位置決めして螺着する。このジ
ョイント9の側壁には貫通孔9aが穿設してあり、機構の
運動上の必要性から上下方向に長い長孔である。
このジョイント9に、互いの穴9a,10a,10aを合わせて、
レバー10,10を連結ピン11によって回動自在に連結する
(第2図(ロ)参照)。尚、同時に前記貫通孔9a内に嵌
入したローラ12は、回動の動作をスムーズにするために
使用するものである。
尚、符号12aはローラ12と連結ピン11に介在するブッシ
ュである。そして前記本体2の前端面に、本体2下方向
に向けて開口する逆U字溝を有するフレームジョイント
7をボルト8,8…で螺着する。
次に、前記レバー10,10の下端部10b,10bをかしめ機構部
6のジョーケース18の外壁に設けた切欠き溝52に第2図
(ロ)に示すように各々遊嵌させて、当該ジョーケース
18を前記レバー10,10の下部で挟装させる。
そして、本体2の端部からピストン3の軸心50に直交す
る方向に突設される躯体であるフレームヘッド13の先端
部(図面では下端部)の貫通孔に前記かしめ機構部6を
摺動自在に内挿する。それと同意に、前記フレームヘッ
ド13の空隙54,55(第3図参照)に前記レバー10を各々
差し込む。
なお、前記フレームヘッド13の空隙54,55は、第3図に
示すように、後方向に開口し上下方向に2箇所に設けら
れた凹溝であってフレームヘッド13の上部の内空内部13
bと、その下部でかしめ機構部6を内挿している貫通孔
の夫々に当該空隙54,55が連通しているものである。更
に、該フレームヘッド13をボルト14,14…で前記フレー
ムジョイント7に螺着する。そして、更にピン15を、前
記フレームヘッド13の軸支用貫通孔13dと前記レバー10,
10の支点用の貫通孔10c,10cとを位置合わせするととも
にこれらの回動自在に軸架させる。前記貫通孔10cには
回動を滑らかにするためにベアリング10dが嵌入され
て、前記ピン15表面と貫通孔10c内面に介在させてあ
る。
そして、前記フレームヘッド13の下部に設けられたかし
め機構部6を内挿するための貫通孔の前側の開口部を閉
蓋すべく当該フレームヘッド13の端面に、ヘッドプレー
ト16を皿ネジ16aで固着する。このヘッドプレート16
は、その前面がリベット締めすべき部材に当接し、その
後面が前記かしめ機構部6の本体2前方向への移動のス
トッパーになるものである。
前記かしめ機構部6の構成を第2図(イ),(ロ)を参
照して説明する。このかしめ機構部6は、従来例で説明
した拡張部材26の本体26aを挾持して引き抜くジョー17
a,17bと、該ジョー17a,17bを装填するジョーケース18
と、前記ジョー17a,17bを前記ジョーケース18の前端側
に常時付勢するワッシャー19とスプリング20と、このス
プリング20の台座となるリテーナプレート20aとから構
成されている。
そして、ジョーケース18の後方開口から台形状の空間内
に、その外形がテーパ状でそれを2分割した形のジョー
17a,17bを嵌入させ、次にワッシャー19そしてスプリン
グ20を同様に入れて、リテーナプレート20aを皿ネジ
(図示せず)で前記ジョーケース18の後端面に螺着し
て、かしめ機構部6の組立てが完了する。よって、前記
フレームヘッド13の空隙54,55に各々遊嵌されたレバー1
0,10が前記ピン15を中心にしてシーソーのように回動す
る。そして、第2図(ロ)に示すように、前記レバー1
0,10の下端部10b,10bで挟装された状態のかしめ機構部
6のジョーケース18と、レバー10の上部で孔10aに挿入
された連結ピン11で係合されたジョイント9が、前後方
向で互いに反対方向に移動されるものである。
こうして、前記フレームヘッド13によって、軸支用貫通
孔13dに軸架されたピン15を介して前記レバー10,10を回
動自在に支承し、下部の貫通孔に摺動自在に内挿した前
記かしめ機構部6を前後方向に移動自在に支承するもの
である。
よって、前記ピストン3の軸芯50と、前記かしめ機構部
6の軸芯51とが、互いに同一平面内で平行にして、か
つ、離間させて段違いに配設される。
また、フレームヘッド13の前面に取着したナット13aと
ボルト13cは、該ボルト13cにおけるネジ部のフレームヘ
ッド13の中空内部13bに突出する長さを調節することに
より、ピストン3のストロークを規制する役目を果すも
のである。
このようにして形成した本考案のリベッター1を使用す
るには、第1図乃至第2図(イ),(ロ)を参照して説
明すると、先ず狭いU字状溝を有する部材B,Cにブライ
ンドリベット25と拡張部材26を側壁の貫通孔に挿通させ
て取り付ける。そして、前記リベット25の後方へ突出し
た細い棒状の拡張部材26の本体26aを前記リベッター1
のヘッドプレート16の中央孔16bから前記かしめ機構部
6内に挿入する。このとき、前記本体26aの直径は、2
分割されているジョー17a,17bをつき合わせてできる中
央孔17cの直径より若干大きいので、このジョー17a,17b
を後退させつつ前記中央孔17cを拡開させて緩みなく前
記本体26aが中央孔17cに挿入されるものである。
そして、リベッター1のトリガー5を指で押すと、ピス
トン駆動部が作動し前記ピストン3を本体2前方に押し
出す(第2図(ロ)の太い矢印の方向)。すると同時に
ジョイント9も押し出され、所定量本体2前方に移動す
る。
これにより、レバー10,10はてこの支点たるピン15を中
心にして回動し、前記ジョーケース18がレバー10,10の
アール形状の下端部10b,10bで押されて本体2後方(第
2図(ロ)の太い矢印方向)へ強制的に移動される。即
ち、前記レバー10の下端部10bがジョーケース18の切欠
き溝52の側壁53に当接して本体2後方へと押圧するの
で、前記ジョーケース18がフレームヘッド13の貫通孔か
ら突出する。
従って、前記ジョーケース18とともにジョー17a,17b及
びリテーナプレート20a,スプリング20,ワッシャー19が
前記フレームヘッド13の貫通孔から所定量突出する。
こうして、前記ジョーケス18やジョー17a,17bからなる
かしめ機構部6は、前記ピストン3が本体2前方へ移動
すると、フレームヘッド13の貫通孔から本体2後方へと
突出するのである。
これにより、前記スプリング20の弾発力で拡張部材26の
本体26aを挟持している前記ジョー17a,17bが、ジョーケ
ース18の台形空間部の壁面で絞り込まながら本体2後方
へと移動させられる。そして、上記ジョー17a,17bの各
内周面と前記本体26aの外周面との密着した面で大きな
摩擦力が発生して、該本体26aを前記ジョー17a,17bが強
く挟持しながらリベッター1の本体2の後方へと引っ張
るのである。
即ち、前記ジョー17a,17bによる前記拡張部材26の本体2
6aの切断の様子を更に詳細に説明すると、かしめ前の初
期状態では前記本体26aが、ジョーの中央孔17cを拡径さ
せながら、該ジョー17a,17bをリベッター本体2の後方
(図面右方向)にスプリング20の付勢力に抗して押込ん
で移動させる。
そして、リテーナプレート20aで反力を取る前記スプリ
ング20の付勢力でワッシャー19を介して、常に前記両ジ
ョー17a,17bがジョーケース18の台形空間部へ食い込む
よう(図面左方向へ)に付勢されているので、前記本体
26aの外周面と、ジョー17a,17bの各内周面とが、密着し
た状態に維持され、かつ、前記両ジョー17a,17bの各外
周面とジョーケース18の台形空間部の壁面とが密着した
状態に維持される。
そして、かしめ作業の時に、前記ジョーケース18が、レ
バー10で強制的にフレームヘッド13に対して相対的に本
体2後方に向けて移動されると共に、当該ジョーケース
18が前記ジョー17a,17bを同時に同方向へ移動させる。
しかして、前記ジョー17a,17bの内周面と前記本体26aの
外周面とが前記付勢力で密着した状態で当接しているの
で、これに相対的な移動をさせようとする力が作用する
と、その密着面において大きな摩擦力が発生する。
更に、本体26aとの密着面での摩擦力でジョー17a,17bが
その位置を維持しようとすると、ジョーケース18の台形
空間部の壁面で両ジョーが絞り込まれて前記本体26aの
半径方向への押圧力が増大し、両ジョー17a,17bの各外
周面と前記本体26aの外周面との摩擦力が益々大きくな
るのである。
よって、レバー10でフレームヘッド13に対して前記ジョ
ーケース18と共に両ジョー17a,17bがリベッターの本体
2の後方へ移動されると、該ジョー17a,17bの各内周面
と本体26aの外周面との間に生じる強い摩擦力でもっ
て、前記本体26aが強制的に前記リベッターの本体2の
後方へと引っ張られるのである。従って、前記拡張部材
26の本体26aは、ジョー17a,17bで強く挾持されながら本
体2後方に強制移動させられ、ついには、拡張部材26の
頭部26bから切断される。この頭部26bがブラインドリベ
ット25の片側を押潰すことになり、第4図に示すように
リベット締めが行なわれる。
そして、切断された前記拡張部材26の本体26aは、前記
中央孔17cからワッシャ19とリテーナプレート20aの中央
貫通孔19a,20bへと、該中央貫通孔20b側から引き出す
か、若しくは次のかしめ作業における別の拡張部材26の
本体26aを中央孔17cに挿入することでリテーナプレート
20a側へ押し出され排出されるものである。
このようにリベット締めが行なわれた後に、前記トリガ
ー5を元にもどすと、上述とは逆にピストン駆動部が作
動し、ピストン3及びジョイント9が本体2後方(第2
図(ロ)の細い矢印)へ引き戻されて、前記レバー10,1
0を介して、前記かしめ機構部6が始期状態に復帰す
る。そして、前記スプリング20の弾発力で前記ジョー17
a,17bはジョーケース18の開口18a側に押し付けられる。
このようにして、リベッター1によるリベット締め作業
が行なわれることになる。
本考案に係るリベッター1を上記のように構成したが、
勿論これに限られるものではない。
例えば、前記フレームヘッド13を本体2上方に突設すれ
ば、天井や頭上に取付けられた部材に対してリベット締
めするのに便宜である。
また、第2図(ハ)に示すように、円筒状部材B′(例
えば暖房用の金属製煙突)の継目にリベット締めする場
合、その中空円筒の中にリベッターを入れて作業しても
前記部材が変形しないように、円筒状部材B′の内壁面
の曲率に沿って、前記フレームヘッド13とヘッドプレー
ト16とかしめ機構部6のジョーケース18の前端面を各々
平面視でアール形状13eにするのも好ましいものであ
る。
更に、前記かしめ機構部6を逆方向に取付けることも可
能であり、この場合は、前記レバー10の動きが上記一実
施例で説明したのとは反対の動きをして、リベット締め
作用することになる。よって、リベット締め方向が反対
でも本考案に係るリベッター1のかしめ機構部6の取付
けを変えるだけでかしめ作業ができるので、かしめ作業
方向の状況に応じて迅速に対応できる。
また、本考案に係るリベッター1では、レバーを使用し
て、てこの原理を利用しているが、これに限らず、歯車
構造、ワイヤ構造、ベルト構造等のかしめ機構部を往復
移動させることのできる伝達機構であればよい。また、
かしめ機構部6を支承するフレームヘッド13を下方向に
突設して一実施例として説明したが、勿論これに限ら
ず、例えば第1図で上方向に突設させたり、左右方向
(図で紙面直交方向)に突設させたり、要はピストン3
の軸心50に直交する方向の任意の方向に前記フレームヘ
ッド13を突設させることができるのである。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案に係るリベッター
を、本体内に、該本体の前後方向に摺動自在なピストン
と該ピストンを往復移動させるピストン駆動部とを備
え、前記ピストンに係合されて往復移動されるジョーケ
ースと該ジョーケースに摺動自在に内包されたジョーか
らなるかしめ機構部を有して、前記ピストンで前記かし
め機構部が一方向に所定量移動されてリベット締めをす
るリベッターであって、前記本体の前端部から前記ピス
トンの軸心と直交する方向に躯体を突設し、該躯体の先
端部に設けた貫通孔に前記かしめ機構部を摺動自在に内
挿し、前記ピストンの往復移動を前記かしめ機構部のジ
ョーケースへ伝達する伝達手段を設け、前記ピストンの
軸芯と前記かしめ機構部の軸芯とを互いに同一平面内で
平行にして、かつ、離間させて段違いに配設したので、
リベット締めすべき部材の形状がL字形、U字型、四角
筒型、円筒型等の形状をしていても、更に床面、側壁
面、天井面に位置していても、これらの部材において、
その断面形状がコ字状の、かつ、狭い開口幅の溝で、そ
の溝を形成する前記部材の側壁に直交する方向にかしめ
作業をしなければならない場所であっても、かしめ機構
部のみを前記溝に差入れて極めて簡単にリベット締めす
ることができる。
また、リベット締めする部材が円筒状であっても、躯体
の形状をアール部を有して形成することにより、部材を
かしめ作業で変形させることなく、円滑にリベット締め
することができる。
更に、かしめ機構部を逆向きに取付ければ、逆方向のか
しめ作業ができ、そのような場合でもリベッター1のか
しめ機構部6の取付けを変えるだけでかしめ作業ができ
るので、作業能率が向上し、かしめ作業方向の状況に応
じて部材を取り変えたり切り欠いたりする等の手間をか
けず迅速に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のリベッターの正面図、第2図(イ)
は、第1図の一部拡大正面図、第2図(ロ)は、かしめ
機構部の動く様子を示す斜視図、第2図(ハ)は、他の
実施例に係る説明図、第3図は、本考案のリベッターの
左側面図、第4図乃至第5図は、リベット締めする様子
を示す縦断面図、第6図乃至第7図は、従来例に係るリ
ベッターでリベット締めをする様子を示す一部を破断し
た正面図である。 1……リベッター、2……本体、3……ピストン、3a…
…螺子溝、4……ハンドル、5……トリガー、6……か
しめ機構部、7……フレームジョイント、9……ジョイ
ント、10……レバー、11……連結ピン、12……ローラ、
13……フレームヘッド、15……ピン、16……ヘッドプレ
ート、17a,17b……ジョー、18……ジョーケース、20…
…スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に、該本体の前後方向に摺動自在な
    ピストンと該ピストンを往復移動させるピストン駆動部
    とを備え、前記ピストンに係合されて往復移動されるジ
    ョーケースと該ジョーケースに摺動自在に内包されたジ
    ョーからなるかしめ機構部を有して、前記ピストンで前
    記かしめ機構部が一方向に所定量移動されてリベット締
    めをするリベッターであって、前記本体(2)の前端部
    から前記ピストン(3)の軸心(50)と直交する方向に
    躯体(13)を突設し、該躯体(13)の先端部に設けた貫
    通孔に前記かしめ機構部(6)を摺動自在に内挿し、前
    記ピストン(3)の往復移動を前記かしめ機構部(6)
    のジョーケース(18)へ伝達する伝達手段を設け、前記
    ピストン(3)の軸芯(50)と、前記かしめ機構部
    (6)の軸芯(51)とを互いに同一平面内で平行にし
    て、かつ、離間させて段違いに配設したことを特徴とし
    てなるリベッター。
JP1989122184U 1989-10-20 1989-10-20 リベッター Expired - Lifetime JPH072119Y2 (ja)

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JPS57106546U (ja) * 1980-12-17 1982-07-01

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