JPH07211191A - スライドスイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はスライドスイッチに関するものであ
り、摺動寿命の良いものを提供しようとするものであ
る。 【構成】 プリント基板４に設けられた導体端子５上に
異方向導伝材料６を載置し、その上に導体物７を押圧し
ながら回動移動させてスイッチの開閉を行なうものであ
り、導体端子５上を摺接するものはないので、摩耗粉が
発生せず、寿命特性の良いものを提供できるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は主に微弱電流の回路を開
閉するスライドスイッチに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種のスイッチを図３，図４に
より説明する。図のように１はプリント基板であり、導
体端子２を絶縁板上に設けたものであり、３は接触片
で、この接触片３を移動させることにより回路を開閉し
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では接触片３の移動時に発生する摩耗粉のため端子ピッ
チを狭くすることができない、又接触片３の変形が発生
しやすいという課題があった。

【０００４】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、高精度の信頼性の高いスライドスイッチを
提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、導体端子を設けたプリント基板上に弾力性
のある異方向導伝材料を載置し、その上に導体物を圧着
させて、導体物の移動により回路を開閉するものであ
る。

【０００６】

【作用】上記本発明によれば、弾力性のある異方向導伝
材料を用いることにより導体物が直接プリント基板上に
接触することはなく、プリント基板上の端子の摩耗粉も
発生せず端子ピッチを狭くすることができるものであ
る。

【０００７】

【実施例】本発明の実施例を図１，図２により説明する
と、スイッチの導体端子５が印刷されたプリント基板４
上に、異方向導伝材料６を載置させ、導体物７で押圧す
るものである。上記異方向導伝材料６はＸ方向には絶縁
し、Ｙ方には押圧によって導通する材料である。即ち、
導体物７を回転し、移動することにより、回路の開閉が
行なわれるものである。

【０００８】

【発明の効果】本発明によれば、導体物がプリント基板
に直接触れないため、プリント基板の摩耗がなく、端子
ピッチを狭くすることができる。また接触片のような変
形しやすい部品で構成しないため、信頼性大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のスライドスイッチの側面図

【図２】同斜視図

【図３】従来のスライドスイッチの側面図

【図４】同斜視図

【符号の説明】

４ プリント基板 ５ 導体端子 ６ 異方向導伝材料 ７ 導体物

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 導体端子を有する絶縁板上に弾力性のあ
   る異方向導伝材料を載置し、その上に移動可能な導体物
   を押圧させて回路を構成するスライドスイッチ。