JPH0721059B2 - ポリシロキサン系ケイ素化合物、その製造方法、およびそれを用いた感光性材料 - Google Patents

ポリシロキサン系ケイ素化合物、その製造方法、およびそれを用いた感光性材料

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JPH0721059B2
JPH0721059B2 JP3325315A JP32531591A JPH0721059B2 JP H0721059 B2 JPH0721059 B2 JP H0721059B2 JP 3325315 A JP3325315 A JP 3325315A JP 32531591 A JP32531591 A JP 32531591A JP H0721059 B2 JPH0721059 B2 JP H0721059B2
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正人 田中
浩 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一つのケイ
素−ケイ素結合を有するポリシロキサン化合物のケイ素
−ケイ素結合に不飽和有機化合物を挿入させるポリシロ
キサン系ケイ素化合物の効率的製造方法、それにより得
られる新規なポリシロキサン系ケイ素化合物、およびそ
れを用いる感光性材料に関するものである。
【0002】本発明の方法により製造されるポリシロキ
サン系ケイ素化合物は、硯在さまざまな産業分野で広範
に利用されているシリコーン類の類縁化合物であり、各
種のオイル、グリース、ゴム、ワニス等としての用途が
見込まれる。また本発明により提供されるポリシロキサ
ン系ケイ素化合物が、二重結合や各種の芳香環等の感光
性部位を有する場合、それらはそれぞれ特徴的なUV吸
収を示すので、新規感光性材料としてそれらを利用でき
る。
【0003】
【従釆の技術】一般式
【0004】
【化3】 (式中、m、n、pは、2≦m+n≦6、p≧2の関係
を満たす整数を表わす。)で表わされる骨格を有するポ
リシロキサン化合物のケイ素−ケイ素結合に不飽和有機
化合物を挿入させ、ビス(シリル)有機基骨格を有する
ポリシロキサン系ケイ素化合物を製造した例は知られて
いない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ケイ素−ケ
イ素結合を有するポリシロキサン化合物のケイ素−ケイ
素結合に不飽和有機化合物を挿入させ有機基で主鎖を修
飾したポリシロキサン化合物を製造する方法、それによ
り得られる新規なポリシロキサン系ケイ素化合物、およ
び、それらを用いる新規な感光性材料を提供することを
その課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、パラジウム触媒存
在下、ケイ素−ケイ素結合を有するポリシロキサン化合
物のケイ素−ケイ素結合に有機不飽和化合物が速やかに
挿入するという新規な事実を見いだし、それに基づいて
本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明によれば、パラジウム触
媒存在下、少なくとも一つのケイ素−ケイ素結合を有す
るポリシロキサン化合物を、アセチレン類およびキノン
類からなる群から選ばれる不飽和有機化合物と反応させ
ることを特徴とする、ビス(シリル)有機基骨格を有す
るポリシロキサン系ケイ素化合物の製造方法、それによ
り得られる新規なポリシロキサン系ケイ素化合物、およ
びそれを用いた新規な感光性材料が提供される。
【0008】本発明において原料として用いられる少な
くとも一つのケイ素−ケイ素結合を有するポリシロキサ
ン化合物は、一般式 [(−SiR−)m+n−O−] (II
−a) (式中、R、Rは、アルキル基、アリール基、アラ
ルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アリーロキシ
基、アラルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、もしく
はハロゲン原子の中から選ばれる互いに同一もしくは相
異なる1価の基を表わし、m、n、pは、2≦m+n≦
6、p≧2の関係を満たす整数を表わす。)で表わされ
る骨格を有するポリシロキサンである。式(II−a)
中の置換基R、Rを例示すればハロゲン原子として
は塩素原子、臭素原子、フッ素原子等、アルキル基とし
てはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基等、アリール基としてはフェニル基、ナフチル
基、アントリル基等、アラルキル基としてはベンジル
基、フェネチル基、ナフチルメチル基等、アルケニル基
としてはスチリル基、ビニル基、アリル基等、アルコキ
シ基としてはメトキシ基、エトキシ基等、アリーロキシ
基としてはフェノキシ基、ナフチルオキシ基、アントリ
ルオキシ基等、アラルキルオキシ基としてはベンジルオ
キシ基、フェネチルオキシ基、ナフチルメチルオキシ基
等、アルケニルオキシ基としてはスチリルオキシ基、ビ
ニルオキシ基、アリルオキシ基等が挙げられる。それら
の置換基等を有する一般式(II−a)で表わされるポ
リシロキサン化合物を例示すれば、ポリ[オキシ(テト
ラメチルジシラニレン)]、ポリ[オキシ(ヘキサメチ
ルトリシラニレン)]、ポリ[オキシ(オクタメチルテ
トラシラニレン)]、ポリ[オキシ(デカメチルペンタ
シラニレン)]、ポリ[オキシ(ドデカメチルヘキサシ
ラニレン)]、ポリ[オキシ(テトラエチルジシラニレ
ン)]、ポリ[オキシ(1,2,2−トリメチル−2−
フェニルジシラニレン)]、ポリ[オキシ(1,2−ジ
メチル−1,2−ジフェニルジシラニレン)]、ポリ
[オキシ(テトラフェニルジシラニレン)]、ポリ[オ
キシ(1,2−ジベンジル−1,2−ジメチルジシラニ
レン)]、ポリ[オキシ(1,2−ジメチル−1,2−
ジスチリルジシラニレン)]、ポリ[オキシ(テトラメ
トキシジシラニレン)]、ポリ[オキシ(テトラフェノ
キシジシラニレン)]、ポリ[オキシ(1,2−ベンジ
ルオキシ−1,2−ジメチルジシラニレン)]、ポリ
{オキシ[1,2−ジメチル−1,2−ジ(ビニルオキ
シ)ジシラニレン]}、ポリ[オキシ(1,2−ジクロ
ロ−1,2−ジメチルジシラニレン)]等を挙げること
ができる。
【0009】一方、本発明において用いられる不飽和有
機化合物は、アセチレン類およびキノン類からなる群か
ら選ばれる不飽和有機化合物である。 この中のアセチレン類は、一般式 R3 C≡CR4 (III−a) (式中、R3 、R4 は、水素原子、アルキル基、アリー
ル基、複素環基、アルコキシ基、アリーロキシ基、シロ
キシアルキル基、アルコキシカルボニル基、あるいはシ
リル基の中から選ばれる互いに同一あるいは相異なる1
価の基を表わす。)で表わされるものである。式(III−
a)中、R3 、R4 で表わされる基のうち水素原子以外
のものを例示すると、アルキル基としては、メチル基、
エチル基、ヘキシル基、オクチル基等、アリール基とし
ては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基等、複素
環基としては、チエニル基、ピリジル基、フリル基等、
アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロ
ピルオキシ基等、アリーロキシ基としては、フェノキシ
基、ナフチルオキシ基、アントリルオキシ基等、シロキ
シアルキル基としては、トリメチルシロキシメチル基、
2−トリメチルシロキシエチル基、3−トリメチルシロ
キシプロピル基等、アルコキシカルボニル基としては、
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロピ
ルオキシカルボニル基等が挙げられる。また、R3 、R
4 で表わされる基が、アリール基、複素環基を有する場
合、環上の水素原子は他の基で置換されていても差し支
えなく、このような置換基としては、アルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アリーロキシ基、シロキシ基、
ジアルキルアミノ基等が挙げられる。したがって、上記
一般式(III−a)で表わされるアセチレン類を例示すれ
ば、無置換アセチレン、プロピン、1−ブチン、1−オ
クチン、1−デシン、フェニルアセチレン、4−トリメ
チルシロキシフェニルアセチレン、4−エチニル−N,
N−ジメチルアニリン、2−エチニルナフタレン、2−
エチニルチオフェン、4−エチニルピリジン、エチルエ
チニルエーテル、フェニルエチニルエーテル、3−トリ
メチルシロキシプロピン、プロピオール酸エチル、アセ
チレンジカルボン酸ジメチル、トリメチルシリルアセチ
レン、クロロジメチルシリルアセチレン等を挙げること
ができる。
【0010】また、本発明において用いられるキノン類
は、環内炭素数が20以下の芳香族化合物を母体化合物
とし、一般式
【0011】
【化4】 (式中、aは0以上3以下の整数を表わす。)で表わさ
れる骨格を有するキノン類であり、環上の水素原子が、
炭化水素基(メチル基、エチル基、tert−ブチル基
等)、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子
等)、含酸素基(メトキシ基、アセチル基、メトキシカ
ルボニル基等)、含窒素基(シアノ基、ジメチルアミノ
基、ニトロ基等)、もしくは含硫黄基(クロロスルホニ
ル基、メシル基、メタンスルフィニル基、メチルチオ基
等)等の1価の基で置換されていても差し支えない。そ
れらキノン類を例示すれば、oまたはp−ベンゾキノ
ン、2,5−ジメチル−p−ベンゾキノン、2,3,
5,6−テトラメチル−p−ベンゾキノン、2,5−ジ
−tert−ブチル−p−ベンゾキノン、2,3,5,
6−テトラクロロ−p−ベンゾキノン、2,3−ジクロ
ロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン、2−メトキ
シ−p−ベンゾキノン、1,2または1,4−ナフトキ
ノン、1,2−ナフトキノン−4−スルホニル=クロリ
ド、1,2または1,4−アントラキノン、9,10−
フェナントレンキノン、1,6−ピレンキノン、3,1
0−ペリレンキノン等が挙げられる。
【0012】反応に供される不飽和有機化合物の量は、
原料ケイ素化合物におけるケイ素−ケイ素結合の数をm
とし、生成物において導入される有機基の数をnとする
と、所望のn/m比に応じて任意に選ぶことができる
が、原料ケイ素化合物に対するモル比は1/m以上、通
常は1/mから10である。
【0013】本発明において用いられるパラジウム触媒
としては、パラジウム錯体、パラジウム塩、担持パラジ
ウム触媒等、各種のものを使用できる。それらをさらに
具体的に示すと、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラ
ジウム、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム、
ジ−μ−クロロビス(π−アリル)二パラジウム、ジク
ロロ(η−1,5−シクロオクタジエン)パラジウム、
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジ
クロロビス(トリメチルホスフィン)パラジウム、ジク
ロロビス(トリエチルホスフィン)パラジウム、ジヨー
ドビス(ジエチルフェニルホスフィン)パラジウム、ジ
クロロビス(トリブチルホスフィン)パラジウム、ジブ
ロモ[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]
パラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム、ジクロロビス(トリ−o−トリルホスフィ
ン)パラジウム、酢酸パラジウム、塩化パラジウム、活
性炭担持パラジウム等が挙げられる。これらの錯体、塩
等は、2種以上同時に用いたり、上記例示した金属錯体
に含まれる配位子や1−ホスファ−2,6,7−トリオ
キサ−4−エチルビシクロ[2.2.2]オクタンやト
リメチルホスファイト等の配位子と共存させて使用する
こともできる。
【0014】パラジウム触媒のポリシロキサン化合物あ
るいは不飽和有機化合物に対するモル比は、任意に選ぶ
ことができるが、通常、ポリシロキサン化合物の1モル
構成繰り返し単位に対し0.00001〜0.5モルの
範囲である。
【0015】本発明の反応は、0℃以上、好ましくは2
0〜200℃の反応温度で実施される。また、本発明の
方法は溶媒の有無にかかわらず実施できるが、溶媒を用
いる場合は、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサ
ン、デカリン等の炭化水素溶媒やジブチルエーテル等の
エーテル系溶媒の他、原料のポリシロキサン化合物およ
び不飽和有機化合物と反応するものを除いた各種の有機
溶媒を用いることができる。
【0016】反応混合物からの目的生成物の分離精製
は、一般に蒸留、クロマトグラフィー、再結晶または再
沈殿等の有機化学的に通常用いられる手段により、容易
に達せられる。
【0017】また、本発明により提供される新規なポリ
シロキサン系ケイ素化合物は、下記の一般式(V)で表
わされるものである。 {[(−SiR−A−)(−SiR−)
]−O−}[(−SiR−)r+s−O−]
(V) (式中、R、Rは、前記式(II−a)中のものと
同じである。またAは2価の有機基を表わし、r、s、
t、uは、r≧1、s≧1、2≦r+s≦6、t≧1、
u≧0、t+u≧2の関係を満たす整数を表わす。)
【0018】一般式(V)中、2価の有機基Aは、下記
一般式(VI−a)で表わされるアルケニレン基、また
は、下記一般式(VI−b)で表わされるジオキシアリー
レン基である。 −(R3 )C=C(R4 )− (VI−a) (式中、R3 、R4 は、式(III−a)中のものと同じで
ある。) −O−R5 −O− (VI−b) (式中、R5 は、環内炭素数20以下の芳香族炭化水素
化合物から、最短b個(b=0,2,4,または6)の
環内炭素原子で隔てた2個の環内炭素原子にそれぞれ結
合した2個の水素原子を取り除いて得られる2価の芳香
環基を表わす。R5 の具体例としてはo−又はp−フェ
ニレン、1,2−又は1,4−ナフチレン、9,10−
フェナントリレン等が挙げられる。)
【0019】本発明のポリシロキサン系ケイ素化合物の
分子量は、通常500〜1000000、好ましくは2
000〜500000であるがこれに限定されるもので
はない。
【0020】本発明の方法によれば、ケイ素−ケイ素結
合を有するポリシロキサン化合物のケイ素−ケイ素結合
部位の一部あるいは全部を、1,2−ビスシロキシアル
ケン骨格あるいはビスシロキシ芳香環骨格等に変換する
ことができる。こうして得られた高分子ケイ素化合物
が、残存ケイ素−ケイ素結合や二重結合、各種の芳香環
等の感光性部位を有する場合、それらは溶液あるいは薄
膜状態で光照射により一般に分子量低下を起こす。した
がって、これらポリシロキサン系ケイ素化合物は、ポジ
型感光材料として利用できる。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0022】実施例1ビス(ジベンジリデンアセトン)
パラジウム 0.008mmol、1−ホスファ−2,
6,7−トリオキサ−4−エチルビシクロ[2.2.
2]オクタン0.016mmol、ポリ[オキシ(テト
ラメチルジシラニレン)](重量平均分子量 1.6x
10、分子量分布指数(重量平均分子量/数平均分子
量)2.8、1分子当りのケイ素−ケイ素結合の平均個
数433個)52.8mg(構成繰り返し単位当り0.
40mmol)、フェニルアセチレン 0.48mmo
l、およびベンゼン 0.1mlを窒素下、封管中12
0℃で2時間加熱した。褐色反応溶液にベンゼンを加え
ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。褐色濃縮物をベン
ゼン−エタノールから再沈殿させた結果、原料ケイ素化
合物のケイ素−ケイ素結合の55%にフェニルアセチレ
ンが挿入した淡褐色高粘性液体の高分子ケイ素化合物
(オキシ(1,1,4,4−テトラメチル−2または3
−フェニル−1,4−ジシラ−2−ブテニレン)および
オキシ(テトラメチルジシラニレン)を構成繰り返し単
位とし、それらの存在比が55:45である共重合体型
の高分子ケイ素化合物)が59.0mg(構成繰り返し
単位当り0.31mmol、収率78%)得られた。
【0023】この高分子ケイ素化合物の物性値およびス
ペクトルデータは以下の通りであった。 重量平均分子量(標準ポリスチレン基準):2.7x1
分子量分布指数(重量平均分子量/数平均分子量):
2.9 H−NMR(CDCl,TMS):δ −0.12
−0.41(m,HC−Si),6.18−6.42
(m,HC=),6.91−7.35(br m,ベン
ゼン環プロトン)ppm(−0.12−0.41のシグ
ナルと6.18−6.42のシグナルとの積分強度比は
21.8:1。)IR(KBr):1596 w, 1
576 w, 1544 w, 1490m, 144
2 w, 1404 w, 1292 w, 1254
s,1204 w, 1030 s, 924 m,
846 s, 822 s,780 s, 736
m, 698 s, 542 w, 476 m cm
−1 UV(THF):λmax 255 nm
【0024】実施例2 フェニルアセチレン 0.48mmolのかわりに、
9,10−フェナントレンキノン 0.44mmolを
用いる他は、実施例1と同様に、反応、ろ過および濃縮
を行い、得られた褐色濃縮物をベンゼン−イソプロピル
アルコールから再沈殿させた結果、淡黄色固体の高分子
ケイ素化合物、ポリ[オキシ(ジメチルシリレン)オキ
シ−9,10−フェナントリレンオキシ(ジメチルシリ
レン)]が57.7mg(構成繰り返し単位当り0.1
7mmol、収率42%)得られた。
【0025】この高分子ケイ素化合物の物性値およびス
ペクトルデータは以下の通りであった。 重量平均分子量(標準ポリスチレン基準):2.5x1
分子量分布指数(重量平均分子量/数平均分子量):
2.3 H−NMR(CDCl,TMS):δ −0.05
(s,12H,HC−Si),7.27−7.49
(m,4H,フェナトレン環プロトン),8.03,
8.07,and8.52(それぞれs,4H,フェナ
ントレン環プロトン)ppm UV(THF):λmax 261, 302, 31
4 nm
【0026】実施例3 ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム 0.00
3mmol、1−ホスファ−2,6,7−トリオキサ−
4−エチルピシクロ[2.2.2]オクタン0.006
mmol、ポリ[オキシ(テトラメチルジシラニレ
ン)](重量平均分子量 1.6x10、分子量分布
指数(重量平均分子量/数平均分子量)2.8、1分子
当りのケイ素−ケイ素結合の平均個数433個)66.
0mg(構成繰り返し単位当り0.50mmol)、
9,10−フェナントレンキノン 0.15mmol、
およびベンゼン0.1 mlを窒素下、封管中120℃
で1.5時間加熱した。褐色反応溶液にベンゼンを加え
ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。褐色濃縮物をベン
ゼン−イソプロピルアルコールから再沈殿させた結果、
原料ケイ素化合物のケイ素−ケイ素結合の27%に9,
10−フェナントレンキノンが挿入したゴム状灰色固体
の高分子ケイ素化合物(オキシ(ジメチルシリレン)オ
キシ−9,10−フェナントリレンオキシ(ジメチルシ
リレン)およびオキシ(テトラメチルジシラニレン)を
構成繰り返し単位とし、それらの存在比が27:73で
ある共重合体型の高分子ケイ素化合物)が53.8mg
(構成繰り返し単位当り0.29mmol、収率57
%)得られた。
【0027】この高分子ケイ素化合物の物性値およびス
ペクトルデータは以下の通りであった。 重量平均分子量(標準ポリスチレン基準):1.8x1
分子量分布指数(重量平均分子量/数平均分子量):
2.9 H−NMR(CDCl,TMS):δ −0.07
−0.30(m,12H,HC−Si), 7.22
−7.63, 8.00−8.27, 8.41−8.
68(それぞれ m,8H,フェナントレン環プロト
ン)ppm(−0.07−0.30のシグナルと8.4
1−8.68のシグナルとの積分強度比は22.0:
1。) IR(KBr):1618 m, 1602 m, 1
494 m, 1454m, 1344 m, 125
2 s, 1062 s, 1034 s,930
m, 842 s, 810 s, 770 s, 7
58 s, 726 m cm−1 UV(THF):λmax 264, 304, 31
6 nm
【0028】実施例4 ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム 0.00
3mmol、1−ホスファ−2,6,7−トリオキサ−
4−エチルビシクロ[2.2.2]オクタン0.006
mmolのかわりにジクロロビス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウム 0.003mmol、9,10−フ
ェナントレンキノン 0.15mmolのかわりに1,
4−ベンゾキノン 0.15mmolをそれぞれ用いる
他は、実施例3と同様に、反応、ろ過および濃縮を行
い、得られた褐色濃縮物をベンゼン−メチルアルコール
から再沈殿させた結果、原料ケイ素化合物のケイ素−ケ
イ素結合の28%に1,4−ベンゾキノンが挿入した淡
褐色高粘性液体の高分子ケイ素化合物(オキシ(ジメチ
ルシリレン)オキシ−p−フェニレンオキシ(ジメチル
シリレン)およびオキシ(テトラメチルジシラニレン)
を構成繰り返し単位とし、それらの存在比が28:72
である共重合体型の高分子ケイ素化合物)が66.7m
g(構成繰り返し単位当り0.41mmol、収率82
%)得られた。
【0029】この高分子ケイ素化合物の物性値およびス
ペクトルデータは以下の通りであった。 重量平均分子量(標準ポリスチレン基準):1.8x1
分子量分布指数(重量平均分子量/数平均分子量):
2.4 H−NMR(CDCl,TMS):δ 0.04−
0.31(m,12H,HC−Si), 6.69−
6.74(m,4H,ベンゼン環プロトン)ppm
(0.04−0.31のシグナルと6.69−6.74
のシグナルとの積分強度比は10.9:1。) IR(neat):1503 s, 1402 m,
1250 s, 1050 s, 930 s, 83
6 m, 800 s, 766 s, 680m,
642 m, 520 w cm−1 UV(THF):λmax 290 nm
【0030】実施例5 実施例3で得られた高分子ケイ素化合物のベンゼン溶液
(3mg/1ml)に低圧水銀灯(30W)で紫外光を
照射したところ、高分子ケイ素化合物の重量平均分子量
は、未照射時の1.8x10から、100分照射後の
10、300分照射後の10に順次低下することが
わかった。
【0031】実施例6 加熱時間を1.5時間から40分にする他は、実施例3
と同様に反応を行なった。褐色反応溶液にベンゼンを加
え、フロリジルカラムを通した。無色の流出液を減圧下
濃縮すると、原料ケイ素化合物のケイ素−ケイ素結合の
22%に9,10−フェナントレンキノンが挿入したゴ
ム状淡灰色固体の高分子ケイ素化合物(オキシ(ジメチ
ルシリレン)オキシ−9,10−フェナントリレンオキ
シ(ジメチルシリレン)およびオキシ(テトラメチルジ
シラニレン)を構成繰り返し単位とし、それらの存在比
が22:78である共重合体型の高分子ケイ素化合物)
が88.5mg(構成繰り返し単位当り0.50mmo
l、収率100%)得られた。 この高分子ケイ素化合物
の物性値およびスペクトルデータ等は以下の通りであっ
た。 重量平均分子量(標準ポリスチレン基準):1.8x1
分子量分布指数(重量平均分子量/数平均分子量):
2.4 H=NMR(CDCl ,TMS):δ −0.09
−0.37(m,H C−Si), 7.11−7.6
8, 8.02−8.31, および 8.45−8.
72(それぞれ m,フェナントレン環プロトン)pp
m(−0.09−0.37のシグナルと8.45−8.
72のシグナルとの積分強度比は12.2:1。) 13 C−NMR(CDCl ,TMS):δ −0.
2, 0.4, 1.4,および 2.0(C−S
i), 122.2, 123.1, 123.4,1
24.8, 126.2, 127.6, 129.
5, 129.8, 136.4, および 136.
7(フェナントレン環炭素)ppm IR(neat):1620 m, 1603 m,
1493 m, 1456 m, 1425 m, 1
404 m, 1375 m, 1357 m,134
2 m, 1251 s, 1183 m, 1116
m, 1036 s, 932 m, 843 s,
804 s, 766 s, 725m, 681
m, 646 m cm −1 UV(THF):λ max (ε(構成繰り返し単位当
り)) 257(1.2x10 ), 273 (4.
0x10 ), 297(2.6x10 ), 309
(2.9x10 ) nm 元素分析 測定値 C 47.45%, H 7.85
計算値 C 47.74%, H 7.79%
【0032】実施例7 ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
0.003mmol、ポリ[オキシ(テトラメチルジシ
ラニレン)](重量平均分子量 1.6x10 、分子
量分布指数(重量平均分子量/数平均分子量)2.8、
1分子当りのケイ素−ケイ素結合の平均個数433個)
66.0mg(構成繰り返し単位当り0.5mmo
l)、1,4−ベンゾキノン 0.15mmol、およ
びベンゼン0.1mlを窒素下、封管中120℃で40
分加熱した。褐色反応溶液にベンゼンを加え、フロリジ
ルカラムを通した。淡黄色の流出液を減圧下濃縮する
と、原料ケイ素化合物のケイ素−ケイ素結合の22%に
1,4−ベンゾキノンが挿入した淡褐色高粘性液体の高
分子ケイ素化合物(オキシ(ジメチルシリレン)オキシ
−p−フェニレンオキシ(ジメチルシリレン)およびオ
キシ(テトラメチルジシラニレン)を構成繰り返し単位
とし、それらの存在比が22:78である共重合体型の
高分子ケイ素化合物)が53.7mg(構成繰り返し単
位当り0.34mmol、収率69%)得られた。 この
高分子ケイ素化合物の物性値およびスペクトルデータ等
は以下の通りであった。 重量平均分子量(標準ポリスチレン基準 :2.5x1
分子量分布指数(重量平均分子量/数平均分子量):
3.5 H−NMR(CDCl ,TMS):δ 0.11−
0.24(m,H C−Si), 6.72(br
s,ベンゼン環プロトン)ppm(0.11−0.24
のシグナルと6.72のシグナルとの積分強度比は1
3.6:1。) 13 C−NMR(CDCl ,TM
S):δ −0.7, −0.3, 1.5,および
2.0(C−Si), 120.36, 120.4
2, 148.6 , 148.9, および 149.
1(ベンゼン環炭素)ppm IR(neat):1506 s, 1404 m,
1251 s, 1054 s, 932 s, 83
5 s, 816 s, 799 s, 766s,
681 m, 646 m cm −1 UV(THF):λ max (ε(構成繰り返し単位当
り)) 283(5.2x10 ) nm 元素分析 測定値 C 40.74%, H 8.05
計算値 C 40 94%, H 8.32%
【0033】実施例8 ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
0.003mmolのかわりにジクロロビス(トリエチ
ルホスフィン)パラジウム 0.003mmolを用
い、加熱時間を40分から15分とする他は、実施例7
と同様に、反応および後処理を行なった結果、原料ケイ
素化合物のケイ素−ケイ素結合の22%に1,4−ベン
ゾキノンが挿入した淡黄色高粘性液体の高分子ケイ素化
合物(オキシ(ジメチルシリレン)オキシ−p−フェニ
レンオキシ(ジメチルシリレン)およびオキシ(テトラ
メチルジシラニレン)を構成繰り返し単位とし、それら
の存在比が22:78である共重合体型の高分子ケイ素
化合物)が51.8mg(構成繰り返し単位当り0.3
3mmol、収率66%)得られた。 この高分子ケイ素
化合物の物性値およびスペクトルデータは以下の通りで
あった。 重量平均分子量(標準ポリスチレン基準):1.1x1
分子量分布指数(重量平均分子量/数平均分子量):
2.2 H−NMR(CDCl ,TMS):δ 0.02−
0.31(m,H C−Si), 6.73(br
s,ベンゼン環プロトン)ppm(0.02−0.31
のシグナルと6.73のシグナルとの積分強度比は1
3.5:1。) IR(neat):1506 s, 1404 m,
1251 s, 1054 s, 932 s, 83
5 s, 801 s, 768 s, 683m,
646 m cm −1 UV(THF):λ max (ε(構成繰り返し単位当
り)) 285(4.4x10 ) nm
【0034】
【発明の効果】本発明の方法により、アセチレン類およ
キノン類から選ばれる入手容易な不飽和有機化合物、
および少なくとも一つのケイ素−ケイ素結合を有するポ
リシロキサン化合物から、1,2−ビスシリルアルケン
骨格およびビスシロキシ芳香環骨格から選ばれる有機基
を有するポリシロキサン系ケイ素化合物を、簡単な操作
で効率よく製造でき、またそれらの分離、精製も容易で
ある。また、本発明により、1,2−ビスシリルアルケ
ン骨格あるいはビスシロキシ芳香環骨格で主鎖が修飾さ
れた新規なポリシロキサン系ケイ素化合物、およびそれ
を用いた新規な感光性材料が提供される。したがって、
本発明の工業的意義は多大である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パラジウム触媒存在下、少なくとも一つの
    ケイ素−ケイ素結合を有する下記一般式(II−a)で表
    わされるポリシロキサン化合物のケイ素−ケイ素結合の
    少なくとも一つに、下記一般式(III−a) で表わされる
    アセチレン類、および、環内炭素数が20以下の芳香族
    化合物を母体化合物とし下記一般式(III−b) で表わさ
    れる骨格を有するキノン類、からなる群から選ばれる
    飽和有機化合物を挿入させ、下記一般式(I−a) で表わ
    される骨格を有する化合物を得ることを特徴とするポリ
    シロキサン系ケイ素化合物の製造方法。【化1】 (式中、Aは下記一般式(IV−a)または下記一般式
    (IV−b)で表わされる2価の有機基を表わし、m、n
    は、m≧1、n≧1、2≦m+n≦6の関係を満たす整
    数を表わす。) [(−SiR 1 2 −) m+n −O−] p (II−
    a) (式中、R 1 、R 2 は、アルキル基、アリール基、アラ
    ルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アリーロキシ
    基、アラルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、もしく
    はハロゲン原子の中から選ばれる互いに同一もしくは相
    異なる1価の基を表わし、m、n、pは、2≦m+n≦
    6、p≧2の関係を満たす整数を表わす。) 3 C≡CR 4 (III−
    a) (式中、R 3 、R 4 は、水素原子、アルキル基、アリー
    ル基、複素環基、アルコキシ基、アリーロキシ基、シロ
    キシアルキル基、アルコキシカルボニル基、もしくはシ
    リル基の中から選ばれる互いに同一もしくは相異なる1
    価の基を表わす。) 【化2】 (式中、aは0以上3以下の整数を表わす。) −(R 3 )C=C(R 4 )− (VI−
    a) (式中、R 3 およびR 4 は前記一般式(III−a)中のも
    のと同じである。) −O−R 5 −O− (VI−
    b) (式中、R 5 は、環内炭素数20以下の芳香族炭化水素
    化合物から、最短b個(b=0,2,4,または6)の
    環内炭素原子で隔てた2個の環内炭素原子にそれぞれ結
    合した2個の水素原子を取り除いて得られる2価の芳香
    環基を表わす。)
  2. 【請求項2】下記一般式(V)で表わされることを特徴
    とするポリシロキサン系ケイ素化合物。{[(-SiR 1 R 2 -A-) r (-SiR 1 R 2 -) s ]-O-} t [(-SiR 1 R 2 -) r+s -O
    -] u (V) (式中、R 1 、R 2 は、アルキル基、アリール基、アラ
    ルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アリーロキシ
    基、アラルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、もしく
    はハロゲン原子の中から選ばれる互いに同一もしくは相
    異なる1価の基を表わし、Aは下記一般式(IV−a)ま
    たは下記一般式(IV−b)で表わされる2価の有機基を
    表わし、r、s、t、uは、r≧1、s≧1、2≦r+
    s≦6、t≧1、u≧0、t+u≧2の関係を満たす整
    数を表わす。) −(R 3 )C=C(R 4 )− (VI−a) (式中、R 3 、R 4 は、水素原子、アルキル基、アリー
    ル基、複素環基、アルコキシ基、アリーロキシ基、シロ
    キシアルキル基、アルコキシカルボニル基、もしくはシ
    リル基の中から選ばれる互いに同一もしくは相異なる1
    価の基を表わす。) −O−R 5 −O− (VI−b) (式中、R 5 は、環内炭素数20以下の芳香族炭化水素
    化合物から、最短b個( b=0,2,4,または6)の
    環内炭素原子で隔てた2個の環内炭素原子にそれぞれ結
    合した2個の水素原子を取り除いて得られる2価の芳香
    環基を表わす。)
  3. 【請求項3】請求項に記載されたポリシロキサン系ケ
    イ素化合物を有することを特徴とする感光性材料。
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