JPH07209611A - 対象体の3次元的挙動観察装置 - Google Patents
対象体の3次元的挙動観察装置Info
- Publication number
- JPH07209611A JPH07209611A JP1783794A JP1783794A JPH07209611A JP H07209611 A JPH07209611 A JP H07209611A JP 1783794 A JP1783794 A JP 1783794A JP 1783794 A JP1783794 A JP 1783794A JP H07209611 A JPH07209611 A JP H07209611A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- mirror
- behavior
- systems
- half mirror
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 詳細で高精度をもって,対象体の注入位置を
任意に設定することができるとともに、コンパクトなシ
ステムとした高精度の対象体の3次元的挙動観察装置を
提供する。 【構成】 容器内に注入された気泡あるいは液泡等の対
象体の挙動を3次元的に観察する装置において、容器2
とシュリーレン光学系から構成されており、供試部とな
る容器2に対し、同一レーザー光源12をそれぞれ光源
とするレンズ,ミラー系及びCCDカメラ13,20か
らなるシュリーレン光学系の2系統を備え、上記各系統
の光路をそれぞれ複数回直角に折れ曲がる折線状に配設
したこと。
任意に設定することができるとともに、コンパクトなシ
ステムとした高精度の対象体の3次元的挙動観察装置を
提供する。 【構成】 容器内に注入された気泡あるいは液泡等の対
象体の挙動を3次元的に観察する装置において、容器2
とシュリーレン光学系から構成されており、供試部とな
る容器2に対し、同一レーザー光源12をそれぞれ光源
とするレンズ,ミラー系及びCCDカメラ13,20か
らなるシュリーレン光学系の2系統を備え、上記各系統
の光路をそれぞれ複数回直角に折れ曲がる折線状に配設
したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象体の3次元的挙動
観察装置に関する。
観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】気泡,液泡等の挙動を3次元的に観察す
るためには、従来、図4に示すように、容器2内に注入
装置1を用いて注入された気泡あるいは液泡を音波発生
器3からの音波操作により移動し、その際の気泡等の状
態を実体観察用CCDカメラ21により観察している。
この場合、物体の注入位置はCCDカメラ21の焦点距
離の関係で固定されている。ここで、22は白色光源で
ある。
るためには、従来、図4に示すように、容器2内に注入
装置1を用いて注入された気泡あるいは液泡を音波発生
器3からの音波操作により移動し、その際の気泡等の状
態を実体観察用CCDカメラ21により観察している。
この場合、物体の注入位置はCCDカメラ21の焦点距
離の関係で固定されている。ここで、22は白色光源で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手段では、横方向からのみの実体観察用CCDカメ
ラによる観察であるから、この観察では下記のような問
題がある。 (1)観察方向に対し直交する方向のみの対象体の動き
しか観察できない。つまり、観察方向と同一方向への対
象体の動きは観察不能となる。 (2)CCDカメラレンズの焦点距離が限定されるの
で、初期対象体注入位置が固定される。
うな手段では、横方向からのみの実体観察用CCDカメ
ラによる観察であるから、この観察では下記のような問
題がある。 (1)観察方向に対し直交する方向のみの対象体の動き
しか観察できない。つまり、観察方向と同一方向への対
象体の動きは観察不能となる。 (2)CCDカメラレンズの焦点距離が限定されるの
で、初期対象体注入位置が固定される。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、高精度で対象体の注入位置を任意に設定する
ことができるとともに、システムをコンパクトにまとめ
ることができる高精度の対象体の3次元的挙動観察装置
を提供することを目的とする。
たもので、高精度で対象体の注入位置を任意に設定する
ことができるとともに、システムをコンパクトにまとめ
ることができる高精度の対象体の3次元的挙動観察装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、容
器内に注入された気泡あるいは液泡等の対象体の挙動を
3次元的に観察する装置において、容器とシュリーレン
光学系から構成され、供試部となる容器に対し、同一レ
ーザー光源をそれぞれ光源とするレンズ,ミラー系及び
CCDカメラからなるシュリーレン光学系の2系統を備
え、上記各シュリーレン光学系統の光路をそれぞれ複数
回直角に折れ曲がる折線状に配設したことを特徴とす
る。
器内に注入された気泡あるいは液泡等の対象体の挙動を
3次元的に観察する装置において、容器とシュリーレン
光学系から構成され、供試部となる容器に対し、同一レ
ーザー光源をそれぞれ光源とするレンズ,ミラー系及び
CCDカメラからなるシュリーレン光学系の2系統を備
え、上記各シュリーレン光学系統の光路をそれぞれ複数
回直角に折れ曲がる折線状に配設したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このような構成によれば、下記の作用が奏せら
れる。 (1)対象体の挙動を3次元的に観察することができ
る。 (2)対象体の初期注入位置が任意に設定でき、実験パ
ラメータの範囲を拡げることができる。
れる。 (1)対象体の挙動を3次元的に観察することができ
る。 (2)対象体の初期注入位置が任意に設定でき、実験パ
ラメータの範囲を拡げることができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1はその全体平面図、図2,図3はそれぞれ図1
のII−II矢視正面図,III −III 矢視側面図である。
と、図1はその全体平面図、図2,図3はそれぞれ図1
のII−II矢視正面図,III −III 矢視側面図である。
【0008】上図において、図4と同一の符号はそれぞ
れ同図と同一の部材,機器を示し、注入装置1により、
容器2内に注入された気泡あるいは液泡等の挙動の観察
を行う。観察方法は以下の通りである。光源としてレー
ザー光源を用い、レーザー発振管12より発振したレー
ザー光はスペイシャルフィルター11により拡げられ、
ハーフミラー17(図3)に向かう。ここで、ハーフミ
ラー17にて光路が2つに分けられる。
れ同図と同一の部材,機器を示し、注入装置1により、
容器2内に注入された気泡あるいは液泡等の挙動の観察
を行う。観察方法は以下の通りである。光源としてレー
ザー光源を用い、レーザー発振管12より発振したレー
ザー光はスペイシャルフィルター11により拡げられ、
ハーフミラー17(図3)に向かう。ここで、ハーフミ
ラー17にて光路が2つに分けられる。
【0009】1つの光路は、コリメータレンズ8(図
1)に向かい、ここで平行光に変えられ、その後、ハー
フミラー7で直角方向と直進方向に分岐される。直角方
向に曲げられた光は、ハーフミラー5で更に分岐され
て、直進方向に進んだ光は、ミラー4で直角に曲げら
れ、物体が注入されている容器2方向へ向かう(容器2
を透過する際、物体により一部位相が生じる)。容器2
を透過した光はミラー15で曲げられ、ハーフミラー1
4に向かう。また、ハーフミラー5で直角方向に曲げら
れた光は、参照光としてハーフミラー14に向かう。こ
のハーフミラー14に到達した光は、コリメータレンズ
23で集光し、CCDカメラ13で撮影され位相差によ
り物体が確認される。
1)に向かい、ここで平行光に変えられ、その後、ハー
フミラー7で直角方向と直進方向に分岐される。直角方
向に曲げられた光は、ハーフミラー5で更に分岐され
て、直進方向に進んだ光は、ミラー4で直角に曲げら
れ、物体が注入されている容器2方向へ向かう(容器2
を透過する際、物体により一部位相が生じる)。容器2
を透過した光はミラー15で曲げられ、ハーフミラー1
4に向かう。また、ハーフミラー5で直角方向に曲げら
れた光は、参照光としてハーフミラー14に向かう。こ
のハーフミラー14に到達した光は、コリメータレンズ
23で集光し、CCDカメラ13で撮影され位相差によ
り物体が確認される。
【0010】同様にして、ハーフミラー17(図3)で
分岐された他方の光はコリメータレンズ10に向かい、
平行光にされたあと、ミラー9とミラー16により、容
器2の方向に向かう。容器2を透過する際、物体で位相
が生ずる。容器2を透過した光はミラー4で曲げられ、
ハーフミラー24に向かう。一方、ハーフミラー7を直
進した光は、ミラー6とミラー18(図2)で曲げら
れ、ハーフミラー24(図3)に向かう。この光を参照
光として用いる。ハーフミラー24で集まった光は、コ
リメータレンズ19で集光し、CCDカメラ20で撮影
され位相差により物体が確認される。このとき、容器2
とハーフミラー17との距離は、ミラー6とハーフミラ
ー17との距離に等しい。
分岐された他方の光はコリメータレンズ10に向かい、
平行光にされたあと、ミラー9とミラー16により、容
器2の方向に向かう。容器2を透過する際、物体で位相
が生ずる。容器2を透過した光はミラー4で曲げられ、
ハーフミラー24に向かう。一方、ハーフミラー7を直
進した光は、ミラー6とミラー18(図2)で曲げら
れ、ハーフミラー24(図3)に向かう。この光を参照
光として用いる。ハーフミラー24で集まった光は、コ
リメータレンズ19で集光し、CCDカメラ20で撮影
され位相差により物体が確認される。このとき、容器2
とハーフミラー17との距離は、ミラー6とハーフミラ
ー17との距離に等しい。
【0011】
【発明の効果】このような装置により、3次元的に物体
の挙動の観察が可能となり、従来に比べ、より詳細で精
度が高くかつ有効なデータを求めることができるように
なる。また、物体の注入位置も任意に設定できることか
ら、実験内容の幅も拡がる。さらに、ミラーを多用して
いるため、コンパクトなシステムとなる。
の挙動の観察が可能となり、従来に比べ、より詳細で精
度が高くかつ有効なデータを求めることができるように
なる。また、物体の注入位置も任意に設定できることか
ら、実験内容の幅も拡がる。さらに、ミラーを多用して
いるため、コンパクトなシステムとなる。
【0012】要するに本発明によれば、容器内に注入さ
れた気泡あるいは液泡等の対象体の挙動を3次元的に観
察する装置において、容器とシュリーレン光学系から構
成され、供試部となる容器に対し、同一レーザー光源を
それぞれ光源とするレンズ,ミラー系及びCCDカメラ
からなるシュリーレン光学系の2系統を備え、上記各シ
ュリーレン光学系統の光路をそれぞれ複数回直角に折れ
曲がる折線状に配設したことにより、詳細で高精度をも
って物体の注入位置を任意に設定することができるとと
もに、コンパクトなシステムとした高精度の物体の3次
元的挙動観察装置を得るから、本発明は産業上極めて有
益なものである。
れた気泡あるいは液泡等の対象体の挙動を3次元的に観
察する装置において、容器とシュリーレン光学系から構
成され、供試部となる容器に対し、同一レーザー光源を
それぞれ光源とするレンズ,ミラー系及びCCDカメラ
からなるシュリーレン光学系の2系統を備え、上記各シ
ュリーレン光学系統の光路をそれぞれ複数回直角に折れ
曲がる折線状に配設したことにより、詳細で高精度をも
って物体の注入位置を任意に設定することができるとと
もに、コンパクトなシステムとした高精度の物体の3次
元的挙動観察装置を得るから、本発明は産業上極めて有
益なものである。
【図1】本発明の一実施例を示す全体平面図である。
【図2】図1のII−II矢視正面図である。
【図3】図1のIII −III 矢視側面図である。
【図4】従来の気泡,液泡の3次元的挙動観察装置を示
す平面図である。
す平面図である。
1 注入装置 2 容器 3 音波発生器 4 ミラー 5 ハーフミラー 6 ミラー 7 ハーフミラー 8 コリメータレンズ 9 ミラー 10 コリメータレンズ 11 スペイシャルフィルター 12 レーザー発振管 13 CCDカメラ 14 ハーフミラー 15 ミラー 16 ミラー 17 ハーフミラー 18 ミラー 19 コリメータレンズ 20 CCDカメラ 21 実体観察用CCDカメラ 22 白色光源 23 コリメータレンズ 24 ハーフミラー
Claims (1)
- 【請求項1】 容器内に注入された気泡あるいは液泡等
の対象体の挙動を3次元的に観察する装置において、容
器とシュリーレン光学系から構成され、供試部となる容
器に対し、同一レーザー光源をそれぞれ光源とするレン
ズ,ミラー系及びCCDカメラからなるシュリーレン光
学系の2系統を備え、上記各シュリーレン光学系統の光
路をそれぞれ複数回直角に折れ曲がる折線状に配設した
ことを特徴とする対象体の3次元的挙動観察装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1783794A JPH07209611A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 対象体の3次元的挙動観察装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1783794A JPH07209611A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 対象体の3次元的挙動観察装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209611A true JPH07209611A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11954803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1783794A Withdrawn JPH07209611A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 対象体の3次元的挙動観察装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07209611A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001019285A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-23 | Toshiba Corp | エレベータ案内装置 |
CN107300540A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-10-27 | 西安交通大学 | 一种液体光致击穿及空化效应的研究系统 |
-
1994
- 1994-01-18 JP JP1783794A patent/JPH07209611A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001019285A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-23 | Toshiba Corp | エレベータ案内装置 |
CN107300540A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-10-27 | 西安交通大学 | 一种液体光致击穿及空化效应的研究系统 |
CN107300540B (zh) * | 2017-05-19 | 2020-02-07 | 西安交通大学 | 一种液体光致击穿及空化效应的研究系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |