JPH07209482A - 制御棒駆動部を取り外すための方法と装置 - Google Patents
制御棒駆動部を取り外すための方法と装置Info
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- JPH07209482A JPH07209482A JP6271638A JP27163894A JPH07209482A JP H07209482 A JPH07209482 A JP H07209482A JP 6271638 A JP6271638 A JP 6271638A JP 27163894 A JP27163894 A JP 27163894A JP H07209482 A JPH07209482 A JP H07209482A
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- control rod
- rod drive
- crd
- tube
- signal
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C7/00—Control of nuclear reaction
- G21C7/06—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section
- G21C7/08—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section by displacement of solid control elements, e.g. control rods
- G21C7/12—Means for moving control elements to desired position
- G21C7/16—Hydraulic or pneumatic drive
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 位置表示プローブ(12a)を所定位置に置
いたまゝ制御棒駆動部(CRD)を取り外す方法及びそ
のための電子式監視装置を提供する。 【構成】 支持手段100をCRDの下にそれと接触す
る様に配置し、CRDをCRDハウジング10から切り
離す為に複数個の取付けボルト(2)を取り外し、支持
手段を下降させてCRDをCRDハウジングの外へ摺動
させる工程を有し、上記の全ての工程が、前記位置表示
プローブがCRD前記制御棒駆動部内の所定位置にある
間に行なわれるようにする。また監視装置として、CR
DをCRDハウジングから取り外す際、CRDの位置表
示プローブの内側にある第1の位置スイッチ(S50)
の状態を検出する第1の検出手段と、第1の位置スイッ
チが閉状態の時に発生される第1の検出手段からの信号
に応答して表示を発生する第1の表示手段(124)と
を設ける。
いたまゝ制御棒駆動部(CRD)を取り外す方法及びそ
のための電子式監視装置を提供する。 【構成】 支持手段100をCRDの下にそれと接触す
る様に配置し、CRDをCRDハウジング10から切り
離す為に複数個の取付けボルト(2)を取り外し、支持
手段を下降させてCRDをCRDハウジングの外へ摺動
させる工程を有し、上記の全ての工程が、前記位置表示
プローブがCRD前記制御棒駆動部内の所定位置にある
間に行なわれるようにする。また監視装置として、CR
DをCRDハウジングから取り外す際、CRDの位置表
示プローブの内側にある第1の位置スイッチ(S50)
の状態を検出する第1の検出手段と、第1の位置スイッ
チが閉状態の時に発生される第1の検出手段からの信号
に応答して表示を発生する第1の表示手段(124)と
を設ける。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は全体的に沸騰水形原子炉の制御
棒駆動部の保守に関する。特に本発明は交換過程の間、
制御棒駆動部を取り外すための装置に関する。
棒駆動部の保守に関する。特に本発明は交換過程の間、
制御棒駆動部を取り外すための装置に関する。
【0002】
【発明の背景】制御棒駆動部(CRD)は、沸騰水形原
子炉(BWR)内で制御棒を位置ぎめして核分裂速度及
び核分裂密度を制御する為、並びに炉心寿命の最も反応
度の強い時に正常な運転状態又は事故状態から原子炉を
運転停止するように適切な過剰の負の反応度を持たせる
為に使われる。図1について説明すると、各々のCRD
がCRDハウジング10内に垂直に取付けられている。
ハウジング10はスタブ管8に溶接されており、このス
タブ管が原子炉圧力容器4の底部ヘッドに溶接されてい
る。CRDフランジ6がCRDハウジング10のフラン
ジ10aにボルト止めされると共に封着されており、こ
のフランジにはCRD流体圧装置の配管80、81を取
付けるポートがある。CRD流体圧装置から供給された
脱塩水がCRDを作動する為の圧力流体として作用す
る。
子炉(BWR)内で制御棒を位置ぎめして核分裂速度及
び核分裂密度を制御する為、並びに炉心寿命の最も反応
度の強い時に正常な運転状態又は事故状態から原子炉を
運転停止するように適切な過剰の負の反応度を持たせる
為に使われる。図1について説明すると、各々のCRD
がCRDハウジング10内に垂直に取付けられている。
ハウジング10はスタブ管8に溶接されており、このス
タブ管が原子炉圧力容器4の底部ヘッドに溶接されてい
る。CRDフランジ6がCRDハウジング10のフラン
ジ10aにボルト止めされると共に封着されており、こ
のフランジにはCRD流体圧装置の配管80、81を取
付けるポートがある。CRD流体圧装置から供給された
脱塩水がCRDを作動する為の圧力流体として作用す
る。
【0003】図1に略図で示す様に、CRDは機械的に
ラッチされる複動形の流体圧シリンダである。CRD
は、原子炉の正常な運転では、遅い制御された速度で制
御棒(図に示してない)を挿入したり引き出すことが出
来ると共に、原子炉の敏速な運転停止を必要とする非常
時の場合には、制御棒の敏速な挿入(スクラム)を行う
ことが出来る。CRDにあるロック機構が、CRDを6
吋(152.4 mm)増分の行程で位置ぎめすること
が出来る様にすると共に、新しい位置へ移動する為にC
RDが作動されるまで、制御棒がこう云うラッチされた
位置に保持される様にする。可動要素である割出し管
(index tube)26の頂部にあるスパッド46が、制御
棒の底にあるソケットと係合してロックすなわち固定さ
れる。一旦結合すると、CRD及び制御棒が一体の装置
を形成し、CRD又は制御棒を原子炉から取り外す為に
は、その前に特定の手順によってこの一体の装置を手作
業で切り離さなければならない。
ラッチされる複動形の流体圧シリンダである。CRD
は、原子炉の正常な運転では、遅い制御された速度で制
御棒(図に示してない)を挿入したり引き出すことが出
来ると共に、原子炉の敏速な運転停止を必要とする非常
時の場合には、制御棒の敏速な挿入(スクラム)を行う
ことが出来る。CRDにあるロック機構が、CRDを6
吋(152.4 mm)増分の行程で位置ぎめすること
が出来る様にすると共に、新しい位置へ移動する為にC
RDが作動されるまで、制御棒がこう云うラッチされた
位置に保持される様にする。可動要素である割出し管
(index tube)26の頂部にあるスパッド46が、制御
棒の底にあるソケットと係合してロックすなわち固定さ
れる。一旦結合すると、CRD及び制御棒が一体の装置
を形成し、CRD又は制御棒を原子炉から取り外す為に
は、その前に特定の手順によってこの一体の装置を手作
業で切り離さなければならない。
【0004】原子炉に取付けられた時、CRDは全体が
ハウジング10に収まっている。CRDフランジ6が挿
入ポート66、引出しポート70及び一体の二方逆止弁
(ボール20を有する)を持っている。通常の駆動動作
では、駆動用の水が関連する流体圧制御装置(HCU)
から挿入動作の為に挿入ポート66に、並びに/又は引
出し動作の為に引出しポート70に供給される。敏速な
運転停止の為、炉圧をCRDと熱スリーブ(図に示して
ない)の間の環状空間から、スクラム容器ポートと呼ば
れるCRDフランジ内の通路を介して、二方逆止弁に送
り込む。この逆止弁が炉圧又は外部流体圧力を駆動ピス
トン24の下側に差し向ける。
ハウジング10に収まっている。CRDフランジ6が挿
入ポート66、引出しポート70及び一体の二方逆止弁
(ボール20を有する)を持っている。通常の駆動動作
では、駆動用の水が関連する流体圧制御装置(HCU)
から挿入動作の為に挿入ポート66に、並びに/又は引
出し動作の為に引出しポート70に供給される。敏速な
運転停止の為、炉圧をCRDと熱スリーブ(図に示して
ない)の間の環状空間から、スクラム容器ポートと呼ば
れるCRDフランジ内の通路を介して、二方逆止弁に送
り込む。この逆止弁が炉圧又は外部流体圧力を駆動ピス
トン24の下側に差し向ける。
【0005】図2及び3について説明すると、更にCR
Dが内側シリンダ57及び外側管56を持ち、これらが
環状空間を形成し、この環状空間を介して水がコレット
・ピストン29bに加えられて、割出し管26をロック
解除する。内側シリンダ57の内径はホーン加工して、
駆動ピストン24上の膨張封じ65に必要な面を作る。
コレット・ハウジング51(これは外側管56の一部分
である)にポート73を設けて、割出し管26の外径と
内側シリンダ57の内径とコレット・ハウジング51の
内径との間のすき間からの水が自由に通過出来る様にす
る。コレット・ピストン29bの底は通常は環状空間の
上側部分でスペーサ52に接している。このスペーサに
ある溝が、コレット・ピストン29bと、シリンダ、管
及びフランジ内の通路区域の間で水が通過出来る様にし
ている。
Dが内側シリンダ57及び外側管56を持ち、これらが
環状空間を形成し、この環状空間を介して水がコレット
・ピストン29bに加えられて、割出し管26をロック
解除する。内側シリンダ57の内径はホーン加工して、
駆動ピストン24上の膨張封じ65に必要な面を作る。
コレット・ハウジング51(これは外側管56の一部分
である)にポート73を設けて、割出し管26の外径と
内側シリンダ57の内径とコレット・ハウジング51の
内径との間のすき間からの水が自由に通過出来る様にす
る。コレット・ピストン29bの底は通常は環状空間の
上側部分でスペーサ52に接している。このスペーサに
ある溝が、コレット・ピストン29bと、シリンダ、管
及びフランジ内の通路区域の間で水が通過出来る様にし
ている。
【0006】CRDハウジングに取付けた溶接された管
80、81が、夫々挿入ポート66及び引出しポート7
0に水を送り込む。外側管56の下方にあるポート69
がCRDフランジ6内の引出しポート70に接続され
て、引出し信号が出た時、水が環状空間を通ってコレッ
ト・ピストン29bに加えられる様にする。CRDは8
本の取付けボルト(図に示してない)により、CRDハ
ウジングのフランジ10aに固定される。CRDフラン
ジの面に固定したスペーサ7に取付けたOリング・ガス
ケット(図に示してない)により、合わさるフランジの
間で圧密封じが施される。
80、81が、夫々挿入ポート66及び引出しポート7
0に水を送り込む。外側管56の下方にあるポート69
がCRDフランジ6内の引出しポート70に接続され
て、引出し信号が出た時、水が環状空間を通ってコレッ
ト・ピストン29bに加えられる様にする。CRDは8
本の取付けボルト(図に示してない)により、CRDハ
ウジングのフランジ10aに固定される。CRDフラン
ジの面に固定したスペーサ7に取付けたOリング・ガス
ケット(図に示してない)により、合わさるフランジの
間で圧密封じが施される。
【0007】挿入ポート66がボール逆止弁を持ってお
り、これは逆止弁ボール20、ボール押さえ21及び押
さえOリング22で構成される。この弁はスクラム動作
の際、HCU蓄圧器の圧力又は炉圧を駆動ピストン24
の下側に送り込む。ポート66は内部で環状空間及び駆
動ピストン24の底に接続されていて、通常の挿入又は
スクラムの際、水の入口として作用する。引出し信号に
応答して、短期間の間、水がこのポートに入って、割出
し管46を上向きに移動させ、コレット・フィンガ29
aがカム作用で外れる様にする。この短いロック解除期
間の後、駆動ピストン24の下方からの水が、引出し信
号の持続時間の間、ポート66及びピストンより下方の
流体圧配管を介して吐出される。CRDが不動のまゝで
いる時間の間、冷却水がフランジ6の内部の環状空間を
介して、外側管56と熱スリーブの内側の間の区域へ通
過し、CRDを冷却する。
り、これは逆止弁ボール20、ボール押さえ21及び押
さえOリング22で構成される。この弁はスクラム動作
の際、HCU蓄圧器の圧力又は炉圧を駆動ピストン24
の下側に送り込む。ポート66は内部で環状空間及び駆
動ピストン24の底に接続されていて、通常の挿入又は
スクラムの際、水の入口として作用する。引出し信号に
応答して、短期間の間、水がこのポートに入って、割出
し管46を上向きに移動させ、コレット・フィンガ29
aがカム作用で外れる様にする。この短いロック解除期
間の後、駆動ピストン24の下方からの水が、引出し信
号の持続時間の間、ポート66及びピストンより下方の
流体圧配管を介して吐出される。CRDが不動のまゝで
いる時間の間、冷却水がフランジ6の内部の環状空間を
介して、外側管56と熱スリーブの内側の間の区域へ通
過し、CRDを冷却する。
【0008】引出しポート70は、制御棒を引き出す
際、水の入口ポートとして作用すると共に、通常の挿入
又はスクラム挿入の際、水の出口ポートとして作用す
る。これは内部ポート、及び駆動ピストン24より上方
の区域に対する環状空間と接続されている。引出し動作
の際、水がポート70からCRDフランジ6の小さい接
続ポートを介して、外側管56と内側シリンダ57の間
の環状空間に供給され、コレット・ピストン29bの底
に加えられる。
際、水の入口ポートとして作用すると共に、通常の挿入
又はスクラム挿入の際、水の出口ポートとして作用す
る。これは内部ポート、及び駆動ピストン24より上方
の区域に対する環状空間と接続されている。引出し動作
の際、水がポート70からCRDフランジ6の小さい接
続ポートを介して、外側管56と内側シリンダ57の間
の環状空間に供給され、コレット・ピストン29bの底
に加えられる。
【0009】ロック機構はコレット・フィンガ29a、
コレット・ピストン29b、バーレル35、案内キャッ
プ39及びコレットばね31で構成される。この機構
は、外側管56のコレット・ハウジング51の部分に収
容されていて、制御棒を選ばれた位置に保持する為に割
出し管26をロックすなわち固定する手段になる。コレ
ット集成体は、4つの膨張ピストン封じリング28を備
えたコレット・ピストン29b、6つのフィンガ29a
及び押さえ(図に示してない)で構成されていて、コレ
ット・ハウジング51の中孔の中に据えられている。更
に、ばね31、バーレル35及び案内キャップ39が加
わって、コレット・ハウジング51内に取付けられる部
品の全部になる。
コレット・ピストン29b、バーレル35、案内キャッ
プ39及びコレットばね31で構成される。この機構
は、外側管56のコレット・ハウジング51の部分に収
容されていて、制御棒を選ばれた位置に保持する為に割
出し管26をロックすなわち固定する手段になる。コレ
ット集成体は、4つの膨張ピストン封じリング28を備
えたコレット・ピストン29b、6つのフィンガ29a
及び押さえ(図に示してない)で構成されていて、コレ
ット・ハウジング51の中孔の中に据えられている。更
に、ばね31、バーレル35及び案内キャップ39が加
わって、コレット・ハウジング51内に取付けられる部
品の全部になる。
【0010】案内キャップ39は、コレット・ハウジン
グ51の上端を通り抜け、溝付き頭ねじによって所定位
置に保持された3つのプラグ37により、コレットより
上方の所定位置に保持されている。これは、コレット・
ピストン29bにロック解除圧力が加えられた時、コレ
ット・フィンガ29aを上向きに、そして割出し管26
から離れる向きに案内する固定カム面となる。バーレル
35が案内キャップ39の下方に取付けられ、コレット
ばね31に対する固定の座として作用する。
グ51の上端を通り抜け、溝付き頭ねじによって所定位
置に保持された3つのプラグ37により、コレットより
上方の所定位置に保持されている。これは、コレット・
ピストン29bにロック解除圧力が加えられた時、コレ
ット・フィンガ29aを上向きに、そして割出し管26
から離れる向きに案内する固定カム面となる。バーレル
35が案内キャップ39の下方に取付けられ、コレット
ばね31に対する固定の座として作用する。
【0011】コレット機構は、CRDの引出し動作の為
にロック解除するように炉圧よりも高い流体圧力を必要
とする。組立てる時にコレットばね31に予備荷重が加
えられていて、コレットをロック解除位置に向けて移動
させる為には、その前にこの予備荷重に打ち勝たなけれ
ばならない。制御棒を引出す為、短い挿入信号が加えら
れて、割出し管26を上向きに移動して、コレット・フ
ィンガ29aに対する軸方向の荷重を解放し、それらを
割出し管のロック用切欠き55の傾斜した下側の面に対
して外向きにカム作用で押し付ける。その直後、引出し
圧力が加えられる。この圧力は、割出し管26を下向き
に移動させる他に、コレット・ピストン29bの底にも
同時に加えられて、ばね圧力に打ち勝ち、カム作用でフ
ィンガ29aを案内キャップ39に対して外向きに押し
付ける。引出し信号が止むと、ばね圧力がコレットを押
し下げるので、フィンガ29aは案内キャップ39から
滑って外れる。割出し管26が下方に落ち着くと、コレ
ット・フィンガ29aが次に高い切欠きにスナップ式に
係合してロックされる。コレット・フィンガ29aがロ
ック用切欠き55と係合すると、コレット・ピストン2
9bが制御棒の重量を割出し管26から外側管56に移
す。
にロック解除するように炉圧よりも高い流体圧力を必要
とする。組立てる時にコレットばね31に予備荷重が加
えられていて、コレットをロック解除位置に向けて移動
させる為には、その前にこの予備荷重に打ち勝たなけれ
ばならない。制御棒を引出す為、短い挿入信号が加えら
れて、割出し管26を上向きに移動して、コレット・フ
ィンガ29aに対する軸方向の荷重を解放し、それらを
割出し管のロック用切欠き55の傾斜した下側の面に対
して外向きにカム作用で押し付ける。その直後、引出し
圧力が加えられる。この圧力は、割出し管26を下向き
に移動させる他に、コレット・ピストン29bの底にも
同時に加えられて、ばね圧力に打ち勝ち、カム作用でフ
ィンガ29aを案内キャップ39に対して外向きに押し
付ける。引出し信号が止むと、ばね圧力がコレットを押
し下げるので、フィンガ29aは案内キャップ39から
滑って外れる。割出し管26が下方に落ち着くと、コレ
ット・フィンガ29aが次に高い切欠きにスナップ式に
係合してロックされる。コレット・フィンガ29aがロ
ック用切欠き55と係合すると、コレット・ピストン2
9bが制御棒の重量を割出し管26から外側管56に移
す。
【0012】CRDを挿入する時はロック解除を必要と
しない。割出し管26が上向きに移動するにつれて、コ
レット・フィンガがカム作用でロック用切欠きから外れ
る。フィンガ29aが割出し管26の外壁を掴み、切欠
き1個分の挿入では、次に低いロック用の切欠きにスナ
ップ式に係合して、割出し管26を所定位置に保持す
る。スクラムで挿入する時、割出し管26がその行程の
限界まで連続的に移動し、その間、割出し管26が上向
きに移動するにつれて、フィンガは各々のロック用の切
欠きにスナップ式に係合すると共にカム作用によってそ
れから外れる。挿入、引出し又はスクラム用の圧力がな
くなると、割出し管26は行程の限界からもとに落ち着
き、制御棒を所要の位置に保持する様にロックされる。
しない。割出し管26が上向きに移動するにつれて、コ
レット・フィンガがカム作用でロック用切欠きから外れ
る。フィンガ29aが割出し管26の外壁を掴み、切欠
き1個分の挿入では、次に低いロック用の切欠きにスナ
ップ式に係合して、割出し管26を所定位置に保持す
る。スクラムで挿入する時、割出し管26がその行程の
限界まで連続的に移動し、その間、割出し管26が上向
きに移動するにつれて、フィンガは各々のロック用の切
欠きにスナップ式に係合すると共にカム作用によってそ
れから外れる。挿入、引出し又はスクラム用の圧力がな
くなると、割出し管26は行程の限界からもとに落ち着
き、制御棒を所要の位置に保持する様にロックされる。
【0013】駆動ピストン24及び割出し管26がCR
Dの主な集成体であり、制御棒との駆動結合をすると共
に、ロック機構のコレット・フィンガに対する切欠きを
持っている。駆動ピストン24は確実末端ストッパの間
で作用し、上端のみに流体圧クッションが施されてい
る。割出し管26は、両端に内ねじを持つ窒化ステンレ
ス鋼の管である。スパッド46がその上端に螺着され、
駆動ピストン24の頭部がその下端に螺着される。両方
の接続部は固定用バンド25、44によって所定位置に
固着される。
Dの主な集成体であり、制御棒との駆動結合をすると共
に、ロック機構のコレット・フィンガに対する切欠きを
持っている。駆動ピストン24は確実末端ストッパの間
で作用し、上端のみに流体圧クッションが施されてい
る。割出し管26は、両端に内ねじを持つ窒化ステンレ
ス鋼の管である。スパッド46がその上端に螺着され、
駆動ピストン24の頭部がその下端に螺着される。両方
の接続部は固定用バンド25、44によって所定位置に
固着される。
【0014】割出し管26の壁には25個の切欠きが加
工されており、その内の1つを除いた全部が、6吋の間
隔で隔たるロック用切欠き55である。これらの切欠き
の一番上の面がコレット・フィンガ29bと係合し、そ
こに制御棒を位置ぎめすることが出来る24個の増分を
設けると共に、制御棒が炉心から誤って外れるのを防止
する。ロック用切欠きの下側の面は緩い勾配がついてい
て、制御棒を挿入する為に、コレット・フィンガがカム
作用で外向きに押される様になっている。
工されており、その内の1つを除いた全部が、6吋の間
隔で隔たるロック用切欠き55である。これらの切欠き
の一番上の面がコレット・フィンガ29bと係合し、そ
こに制御棒を位置ぎめすることが出来る24個の増分を
設けると共に、制御棒が炉心から誤って外れるのを防止
する。ロック用切欠きの下側の面は緩い勾配がついてい
て、制御棒を挿入する為に、コレット・フィンガがカム
作用で外向きに押される様になっている。
【0015】駆動ピストン24は内側(62、71、7
2)及び外側(65)の封じリングを備えていて、ピス
トン管15と内側シリンダ57の間の環状空間内で作動
される。内側(63)及び外側(64)のブッシング
が、夫々駆動ピストン24とピストン管15の表面と内
側シリンダ57の壁との間の金属間接触を防止してい
る。
2)及び外側(65)の封じリングを備えていて、ピス
トン管15と内側シリンダ57の間の環状空間内で作動
される。内側(63)及び外側(64)のブッシング
が、夫々駆動ピストン24とピストン管15の表面と内
側シリンダ57の壁との間の金属間接触を防止してい
る。
【0016】通常の動作又はスクラムで、制御棒が一杯
に挿入された位置まで上向きに駆動される時、ピストン
頭部の上端が、ストッパ・ピストン33の下方に取付け
られたばねワッシャ30に接触する。ワッシャ30及び
ストッパ・ピストン33は、駆動ピストン24の行程の
上限になる。ばねワッシャが、ピストン管15の上側部
分にある一連のバッファ・オリフィス53と共に、移動
する駆動ピストン24に対して実効的にクッション作用
をし、ピストンの頭部がストッパ・ピストンに接触する
時のぶつかる衝撃を小さくする。
に挿入された位置まで上向きに駆動される時、ピストン
頭部の上端が、ストッパ・ピストン33の下方に取付け
られたばねワッシャ30に接触する。ワッシャ30及び
ストッパ・ピストン33は、駆動ピストン24の行程の
上限になる。ばねワッシャが、ピストン管15の上側部
分にある一連のバッファ・オリフィス53と共に、移動
する駆動ピストン24に対して実効的にクッション作用
をし、ピストンの頭部がストッパ・ピストンに接触する
時のぶつかる衝撃を小さくする。
【0017】駆動ピストン24の下端を構成している磁
石ハウジングにリング磁石67があり、これが位置表示
プローブ12aの内側にあるスイッチを作動して、制御
棒の位置を示す遠隔電気信号を発生する。ピストン管集
成体がCRDの一番内側の円筒壁を形成する。これはピ
ストン管15及び位置表示管61で構成された溶接され
たユニットである。ピストン管集成体はCRDの動作で
基本的な3つの作用をする。(a)位置表示管61は、
位置表示プローブ12a(図2参照)に対するドライウ
エル・ハウジングを形成する耐圧部品である。(b)ピ
ストン管15は棒の移動中、駆動ピストン24のピスト
ン頭部の上端との間の水のやり取りが出来る様にする。
(c)制御棒のスクラム挿入の際、ピストン管15にあ
るバッファ・オリフィス53が水の流れを漸進的に閉め
切って、駆動ピストン24及び割出し管26を徐々に減
速する。
石ハウジングにリング磁石67があり、これが位置表示
プローブ12aの内側にあるスイッチを作動して、制御
棒の位置を示す遠隔電気信号を発生する。ピストン管集
成体がCRDの一番内側の円筒壁を形成する。これはピ
ストン管15及び位置表示管61で構成された溶接され
たユニットである。ピストン管集成体はCRDの動作で
基本的な3つの作用をする。(a)位置表示管61は、
位置表示プローブ12a(図2参照)に対するドライウ
エル・ハウジングを形成する耐圧部品である。(b)ピ
ストン管15は棒の移動中、駆動ピストン24のピスト
ン頭部の上端との間の水のやり取りが出来る様にする。
(c)制御棒のスクラム挿入の際、ピストン管15にあ
るバッファ・オリフィス53が水の流れを漸進的に閉め
切って、駆動ピストン24及び割出し管26を徐々に減
速する。
【0018】スタッド59がピストン管15の上端に溶
接されている。スタッド59はストッパ・ピストン33
を取付ける為にねじ山が設けられている。ねじ山を設け
た部分の直ぐ下でスタッドにある肩は、駆動ピストン2
4の上向きの移動に対してクッション作用をするばねワ
ッシャ30に対する凹部を作る様に加工されている。ピ
ストン管15の管部分15a及びヘッド部分15bが、
位置表示管61に対する場所を作っている。位置表示管
61は、ヘッド部分15bのねじ山を設けた端の内径に
溶接されていて、管部分15aの長さにわたって上向き
に伸び、この管部分の上端の近くで水密キャップに終端
している。ピストン管15はCRDの下端でナット16
によって固定されている。ヘッド部分15bには、18
0°離れた2つの水平ポートが設けられていて、CRD
フランジにある引出しポートから、表示管61とピスト
ン管15の管部分15aとの間の環状空間へ水を通し
て、駆動ピストン24の頂部に加える様になっている。
ヘッド部分15bの周りに3つのOリング封じ18が取
付けられている。この内の2つは、CRDの底部から水
の漏れがない様に密封し、1つは駆動ピストン24のピ
ストン下側の圧力を駆動ピストンのピストン上側の圧力
から密封する。
接されている。スタッド59はストッパ・ピストン33
を取付ける為にねじ山が設けられている。ねじ山を設け
た部分の直ぐ下でスタッドにある肩は、駆動ピストン2
4の上向きの移動に対してクッション作用をするばねワ
ッシャ30に対する凹部を作る様に加工されている。ピ
ストン管15の管部分15a及びヘッド部分15bが、
位置表示管61に対する場所を作っている。位置表示管
61は、ヘッド部分15bのねじ山を設けた端の内径に
溶接されていて、管部分15aの長さにわたって上向き
に伸び、この管部分の上端の近くで水密キャップに終端
している。ピストン管15はCRDの下端でナット16
によって固定されている。ヘッド部分15bには、18
0°離れた2つの水平ポートが設けられていて、CRD
フランジにある引出しポートから、表示管61とピスト
ン管15の管部分15aとの間の環状空間へ水を通し
て、駆動ピストン24の頂部に加える様になっている。
ヘッド部分15bの周りに3つのOリング封じ18が取
付けられている。この内の2つは、CRDの底部から水
の漏れがない様に密封し、1つは駆動ピストン24のピ
ストン下側の圧力を駆動ピストンのピストン上側の圧力
から密封する。
【0019】位置表示プローブ12aが表示管61の中
に摺動自在に挿入されている。図2及び5に示す様に、
プローブ12aが板12bに溶接されており、この板が
ハウジング12にボルト止めされている。ハウジング1
2はねじ13によってCRDのリング・フランジ17に
固定されている。プラグ106の底に設けられたケーブ
ル・クランプ11が、接続電気ケーブル(図面に示して
ない)をプラグ106に固定する。リング・フランジ1
7がねじ9によってCRDハウジングに固定されてい
る。この為、プローブ12a、ハウジング12及びケー
ブル・クランプ11(更に、その中を通り抜けるケーブ
ルと共に)は一体として取り外すことが出来る。
に摺動自在に挿入されている。図2及び5に示す様に、
プローブ12aが板12bに溶接されており、この板が
ハウジング12にボルト止めされている。ハウジング1
2はねじ13によってCRDのリング・フランジ17に
固定されている。プラグ106の底に設けられたケーブ
ル・クランプ11が、接続電気ケーブル(図面に示して
ない)をプラグ106に固定する。リング・フランジ1
7がねじ9によってCRDハウジングに固定されてい
る。この為、プローブ12a、ハウジング12及びケー
ブル・クランプ11(更に、その中を通り抜けるケーブ
ルと共に)は一体として取り外すことが出来る。
【0020】プローブ12aが、53個のリード・スイ
ッチを持つスイッチ支持体103と、熱電対とを持って
いて、制御棒の位置及びCRDの動作温度の遠隔表示を
する。スイッチS48、S49、S50だけが図5に示
されている。リード・スイッチが電気ワイヤ105によ
ってソケット14に接続され、このソケットがプラグ1
06を受入れている。プラグ及びソケットは、夫々27
個のピン及びソケットを持つ標準的な電気部品である。
ハウジング12が電気ワイヤ105に対する保護カバー
として作用する。
ッチを持つスイッチ支持体103と、熱電対とを持って
いて、制御棒の位置及びCRDの動作温度の遠隔表示を
する。スイッチS48、S49、S50だけが図5に示
されている。リード・スイッチが電気ワイヤ105によ
ってソケット14に接続され、このソケットがプラグ1
06を受入れている。プラグ及びソケットは、夫々27
個のピン及びソケットを持つ標準的な電気部品である。
ハウジング12が電気ワイヤ105に対する保護カバー
として作用する。
【0021】スイッチ支持集成体はスイッチ支持体10
3及びフランジ(図に示してない)で構成される。スイ
ッチ支持体103にはその全長にわたって伸びる2つの
溝路があり、これは支持体の両側で位置スイッチを取付
けられる様にしている。肉圧の薄い保護管107がスイ
ッチ支持体の長さにわたって設けられている。管107
は、上端でスイッチ支持体を通り抜ける分割リベット
(図に示してない)によって所定位置に保持される。5
3個のリード・スイッチは同一であって、ばねクリップ
109によってスイッチ支持体103に取付けられてい
る。各々のスイッチは、絶縁の為、シリコーン含浸硝子
繊維のスリーブに封入されている。スイッチは通常開状
態にあり、CRDの動作中、駆動ピストン24の底に取
付けられたリング磁石67によって個別に閉じられる。
3及びフランジ(図に示してない)で構成される。スイ
ッチ支持体103にはその全長にわたって伸びる2つの
溝路があり、これは支持体の両側で位置スイッチを取付
けられる様にしている。肉圧の薄い保護管107がスイ
ッチ支持体の長さにわたって設けられている。管107
は、上端でスイッチ支持体を通り抜ける分割リベット
(図に示してない)によって所定位置に保持される。5
3個のリード・スイッチは同一であって、ばねクリップ
109によってスイッチ支持体103に取付けられてい
る。各々のスイッチは、絶縁の為、シリコーン含浸硝子
繊維のスリーブに封入されている。スイッチは通常開状
態にあり、CRDの動作中、駆動ピストン24の底に取
付けられたリング磁石67によって個別に閉じられる。
【0022】ストッパ・ピストン33は、ピストン管1
5の上端でスタッド59に螺着される。このピストンは
炉圧と駆動ピストンより上方の区域との間の封じを提供
する。これは、駆動ピストンの行程の上限での確実末端
ストッパとしても作用する。ストッパ・ピストンの下方
にある6つのばねワッシャ30が、行程の終わりで最終
的な機械的な衝撃を吸収する助けになる。封じ34は、
CRDを引出す際、駆動ピストンより上方に圧力を保つ
のに使われる上側の1対と、行程の上端で駆動ピストン
のクッション作用の際にだけ使われる下側の1対とを含
む。2つの外側ブッシング32はストッパ・ピストン3
3と割出し管26との間の金属間接触を防止する。
5の上端でスタッド59に螺着される。このピストンは
炉圧と駆動ピストンより上方の区域との間の封じを提供
する。これは、駆動ピストンの行程の上限での確実末端
ストッパとしても作用する。ストッパ・ピストンの下方
にある6つのばねワッシャ30が、行程の終わりで最終
的な機械的な衝撃を吸収する助けになる。封じ34は、
CRDを引出す際、駆動ピストンより上方に圧力を保つ
のに使われる上側の1対と、行程の上端で駆動ピストン
のクッション作用の際にだけ使われる下側の1対とを含
む。2つの外側ブッシング32はストッパ・ピストン3
3と割出し管26との間の金属間接触を防止する。
【0023】図4に見られる様に、制御棒90及びCR
Dを接続するスパッド46が、割出す管26の上端に螺
着され、固定用バンド44によって所定位置に保持され
ている。この結合装置は、CRDと制御棒の間に若干の
角度方向の整合外れがあっても差し支えない様にしてい
る。6つのばねフィンガが、スパッドが制御棒の対応す
るソケット92に入ることが出来る様にしている。その
後、固定用プラグがソケット92からスパッド46に入
り、結合の外れを防止する。
Dを接続するスパッド46が、割出す管26の上端に螺
着され、固定用バンド44によって所定位置に保持され
ている。この結合装置は、CRDと制御棒の間に若干の
角度方向の整合外れがあっても差し支えない様にしてい
る。6つのばねフィンガが、スパッドが制御棒の対応す
るソケット92に入ることが出来る様にしている。その
後、固定用プラグがソケット92からスパッド46に入
り、結合の外れを防止する。
【0024】2つの切り離し機構が設けられている。固
定用プラグ94は、制御棒の速度制限器の中心をロック
解除把手(図に示してない)まで伸びる作動軸96によ
り、ばね95の復元力に逆らって持ち上げることができ
る。この固定用プラグ94を上昇させた状態で、制御棒
をCRDから持ち上げることが出来る。固定用プラグ
は、下からも持ち上げて、CRDを原子炉容器の下方か
ら切り離すことが出来る。こう云うことを達成する為、
特別の装置がCRDの底に取付けられていて、それを使
ってピストン管15を上昇させる(図3参照)。これが
切り離し棒を上昇させ、固定用プラグ94を持ち上げ
て、スパッド46が制御棒の結合ソケット92から外れ
る様にする。
定用プラグ94は、制御棒の速度制限器の中心をロック
解除把手(図に示してない)まで伸びる作動軸96によ
り、ばね95の復元力に逆らって持ち上げることができ
る。この固定用プラグ94を上昇させた状態で、制御棒
をCRDから持ち上げることが出来る。固定用プラグ
は、下からも持ち上げて、CRDを原子炉容器の下方か
ら切り離すことが出来る。こう云うことを達成する為、
特別の装置がCRDの底に取付けられていて、それを使
ってピストン管15を上昇させる(図3参照)。これが
切り離し棒を上昇させ、固定用プラグ94を持ち上げ
て、スパッド46が制御棒の結合ソケット92から外れ
る様にする。
【0025】切り離し棒は、棒48と、CRDの上端で
スパッドの基部に支持された管43とで構成されてい
る。棒48が管43の朝顔形の端に溶接されていて、棒
48の頂部とスパッド46の上端との間に1.125吋
の寸法が存在する様になっている。これは重要な寸法で
あって、CRDと制御棒の正しい結合を保証する為に
は、必ず守らなければならない。この理由で、この重要
な寸法を検証しなければ、切り離し棒を交換することが
出来ない。棒48は、切り離しの時の作用の他に、制御
棒及びCRDを結合する時、それがスパッド・フィンガ
を支持する(即ち、その半径方向内向きの撓みに対抗す
る)様に、制御棒の固定用プラグ94を位置ぎめする。
スパッドの基部に支持された管43とで構成されてい
る。棒48が管43の朝顔形の端に溶接されていて、棒
48の頂部とスパッド46の上端との間に1.125吋
の寸法が存在する様になっている。これは重要な寸法で
あって、CRDと制御棒の正しい結合を保証する為に
は、必ず守らなければならない。この理由で、この重要
な寸法を検証しなければ、切り離し棒を交換することが
出来ない。棒48は、切り離しの時の作用の他に、制御
棒及びCRDを結合する時、それがスパッド・フィンガ
を支持する(即ち、その半径方向内向きの撓みに対抗す
る)様に、制御棒の固定用プラグ94を位置ぎめする。
【0026】CRDの保守を行なう為、CRDをCRD
ハウジングから取り外さなければならない。これを行な
う為には、最初にCRDを制御棒から切り離さなければ
ならない。従来のやり方は、CRDを取り外す前に、位
置表示プローブをCRDから取り外すことであった。そ
の目的は、プローブが占めていた場所に切り離し装置の
出入りが出来る様にするためである。切り離し装置は、
CRDをそのハウジングから下降させる前に、CRDが
制御棒から切り離されていると云う最終的な判定の為に
使われる。切り離し装置はまた、原子炉圧力容器の下側
から、CRDを制御棒から切り離す為にも使われる。し
かし、この作業は燃料交換用フロアから行なわれる場合
が多い。
ハウジングから取り外さなければならない。これを行な
う為には、最初にCRDを制御棒から切り離さなければ
ならない。従来のやり方は、CRDを取り外す前に、位
置表示プローブをCRDから取り外すことであった。そ
の目的は、プローブが占めていた場所に切り離し装置の
出入りが出来る様にするためである。切り離し装置は、
CRDをそのハウジングから下降させる前に、CRDが
制御棒から切り離されていると云う最終的な判定の為に
使われる。切り離し装置はまた、原子炉圧力容器の下側
から、CRDを制御棒から切り離す為にも使われる。し
かし、この作業は燃料交換用フロアから行なわれる場合
が多い。
【0027】容器の下で行なわれる全ての作業は、高放
射能の区域内のことであり、容器の下方の区域内での時
間又はタスクを減少すれば、運転停止の際、公益会社が
蒙る全体的な放射線被曝が減少する。容器の下で位置表
示プローブを取り外すことは、CRDの交換を行なう作
業員が受ける放射線被曝全体の内、約1人・レムに相当
する。
射能の区域内のことであり、容器の下方の区域内での時
間又はタスクを減少すれば、運転停止の際、公益会社が
蒙る全体的な放射線被曝が減少する。容器の下で位置表
示プローブを取り外すことは、CRDの交換を行なう作
業員が受ける放射線被曝全体の内、約1人・レムに相当
する。
【0028】
【発明の要約】本発明は位置表示プローブを所定位置に
保持した状態でCRDを取り外す方法を提供する。これ
によって、プローブの取り外しを放射線量の低い区域で
行なうことが出来、こうしてプローブを取り外す作業員
の放射線被曝を実効的にゼロ近くに減少することが出来
る。
保持した状態でCRDを取り外す方法を提供する。これ
によって、プローブの取り外しを放射線量の低い区域で
行なうことが出来、こうしてプローブを取り外す作業員
の放射線被曝を実効的にゼロ近くに減少することが出来
る。
【0029】本発明はまた、CRDを取り外す際のCR
Dの切り離しの連続的な監視を行なう電子式監視装置を
提供する。この装置は、位置表示プローブを使って、C
RDが切り離されたことを検証する。電子式監視装置が
CRD取り外し装置上に取付けられる。監視回路が、C
RDの不動のピストン管に取付けられた位置表示プロー
ブの内側にある選ばれた位置スイッチに接続される。こ
れらの選ばれたスイッチは通常開状態にあり、可動の駆
動ピストンにあるリング磁石が夫々のスイッチに接近し
た時に閉じる。従って、この位置スイッチの状態から、
割出し管/駆動ピストン集成体の位置、従って該集成体
にスパッドを介して結合された制御棒の位置を決定する
ことが出来る。
Dの切り離しの連続的な監視を行なう電子式監視装置を
提供する。この装置は、位置表示プローブを使って、C
RDが切り離されたことを検証する。電子式監視装置が
CRD取り外し装置上に取付けられる。監視回路が、C
RDの不動のピストン管に取付けられた位置表示プロー
ブの内側にある選ばれた位置スイッチに接続される。こ
れらの選ばれたスイッチは通常開状態にあり、可動の駆
動ピストンにあるリング磁石が夫々のスイッチに接近し
た時に閉じる。従って、この位置スイッチの状態から、
割出し管/駆動ピストン集成体の位置、従って該集成体
にスパッドを介して結合された制御棒の位置を決定する
ことが出来る。
【0030】スイッチの検出された状態を使って、CR
Dの取り外しの初期段階の間、CRDを下降させる時に
割出し管/駆動ピストン集成体がピストン管に対して相
対的に伸び出ているかどうかを判定することが出来る。
選ばれた位置スイッチに対する駆動ピストン上のリング
磁石の位置に応じて、表示灯が作動される。これらの表
示灯が結合状態を告知する。この結合状態では、割出し
管が制御棒と結合されているので、ボルトを外してCR
Dフランジを下降させる時、割出し管がピストン管に対
して変位しつゝあることを表す。この告知に応答して、
CRDが切り離されるまで、取り外しが中断される。
Dの取り外しの初期段階の間、CRDを下降させる時に
割出し管/駆動ピストン集成体がピストン管に対して相
対的に伸び出ているかどうかを判定することが出来る。
選ばれた位置スイッチに対する駆動ピストン上のリング
磁石の位置に応じて、表示灯が作動される。これらの表
示灯が結合状態を告知する。この結合状態では、割出し
管が制御棒と結合されているので、ボルトを外してCR
Dフランジを下降させる時、割出し管がピストン管に対
して変位しつゝあることを表す。この告知に応答して、
CRDが切り離されるまで、取り外しが中断される。
【0031】
【好ましい実施例の詳しい説明】普通の位置表示プロー
ブが、普通はS00乃至S52で表す53個の位置スイ
ッチ(図6参照)を有する。49個のリード・スイッチ
が、スイッチ支持体103(図5)に同じ3吋間隔で隔
たって設けられ、各々のロック位置で、並びに各々のロ
ック位置の間の中間点で表示信号を発生する。これらの
スイッチは一度に1つが閉じて、制御棒位置情報装置
(図に示してない)に信号を伝達するが、この装置が制
御室にある対応する制御棒位置表示装置を作動する。
ブが、普通はS00乃至S52で表す53個の位置スイ
ッチ(図6参照)を有する。49個のリード・スイッチ
が、スイッチ支持体103(図5)に同じ3吋間隔で隔
たって設けられ、各々のロック位置で、並びに各々のロ
ック位置の間の中間点で表示信号を発生する。これらの
スイッチは一度に1つが閉じて、制御棒位置情報装置
(図に示してない)に信号を伝達するが、この装置が制
御室にある対応する制御棒位置表示装置を作動する。
【0032】これらの49個のスイッチが閉じることに
よって生ずる制御室のディジタル表示は、“00”(制
御棒が炉心の中に一杯に、すなわち完全に挿入されてい
る)から“48”(制御棒がバックシート位置まで引き
出されている)までに及ぶ。位置表示プローブ内にある
スイッチは、S00乃至S48と云う対応する番号が付
けられている。偶数番号のスイッチは割出し管26(図
1)のロック位置とバックシート位置に対応する。奇数
番号のスイッチは割出し管の中間位置に対応する。
よって生ずる制御室のディジタル表示は、“00”(制
御棒が炉心の中に一杯に、すなわち完全に挿入されてい
る)から“48”(制御棒がバックシート位置まで引き
出されている)までに及ぶ。位置表示プローブ内にある
スイッチは、S00乃至S48と云う対応する番号が付
けられている。偶数番号のスイッチは割出し管26(図
1)のロック位置とバックシート位置に対応する。奇数
番号のスイッチは割出し管の中間位置に対応する。
【0033】位置表示プローブ12a(図2)の頂部に
あるスイッチS00、S51、S52が、「制御棒完全
挿入」を示す信号を制御室に伝える。プローブの底の近
くに設けられて、スイッチS48(図5参照)とはスイ
ッチ支持体103の反対側に位置するスイッチS49
が、スイッチS48と同時に閉じて、「制御棒完全引出
し」と云う信号を制御室に伝える。スイッチS50は、
CRDの通常の完全引出し位置より2吋下方に、即ち、
所謂「行き過ぎ」位置に取付けられている。駆動ピスト
ンの下降行程の限界が原子炉容器の案内管(図に示して
ない)内での制御棒のバックシート位置によって定めら
れるから、スイッチS50が閉じるのは、制御棒とCR
Dが切り離された時だけであり、それが閉じた時、この
状態の告知を制御室に伝える。本発明は、CRDを取り
外す際、スイッチS47、S49、S50を利用して、
これから詳しく説明する様に、CRDの切り離しを監視
する。
あるスイッチS00、S51、S52が、「制御棒完全
挿入」を示す信号を制御室に伝える。プローブの底の近
くに設けられて、スイッチS48(図5参照)とはスイ
ッチ支持体103の反対側に位置するスイッチS49
が、スイッチS48と同時に閉じて、「制御棒完全引出
し」と云う信号を制御室に伝える。スイッチS50は、
CRDの通常の完全引出し位置より2吋下方に、即ち、
所謂「行き過ぎ」位置に取付けられている。駆動ピスト
ンの下降行程の限界が原子炉容器の案内管(図に示して
ない)内での制御棒のバックシート位置によって定めら
れるから、スイッチS50が閉じるのは、制御棒とCR
Dが切り離された時だけであり、それが閉じた時、この
状態の告知を制御室に伝える。本発明は、CRDを取り
外す際、スイッチS47、S49、S50を利用して、
これから詳しく説明する様に、CRDの切り離しを監視
する。
【0034】図7に示す本発明の好ましい実施例では、
CRDの取り外しの際にCRDを支持する手段が、ピン
113によって延長管110に結合された全体的に円形
で円筒形のバケット・アダプタ100で構成される。該
アダプタが、リング・フランジ17より若干大きな直径
を持つ第1の円形で円筒形の室115、並びにリング・
フランジ17よりは小さいが、位置表示プローブのハウ
ジング12よりは大きい直径を持つ第2の円形で円筒形
の室117を有する。これらの室は、座101によって
接続されており、リング・フランジ取付けボルト9がこ
の座に接する。座101は、リング・フランジ取付けボ
ルト9の頭部に外接するピッチ円の直径より小さい内径
を有する環状の水平面であることが好ましい。普通の回
転工具112を使って、取付けボルト2を緩めた後で
は、延長管110がバケット・アダプタ100を介して
CRDを支持する。
CRDの取り外しの際にCRDを支持する手段が、ピン
113によって延長管110に結合された全体的に円形
で円筒形のバケット・アダプタ100で構成される。該
アダプタが、リング・フランジ17より若干大きな直径
を持つ第1の円形で円筒形の室115、並びにリング・
フランジ17よりは小さいが、位置表示プローブのハウ
ジング12よりは大きい直径を持つ第2の円形で円筒形
の室117を有する。これらの室は、座101によって
接続されており、リング・フランジ取付けボルト9がこ
の座に接する。座101は、リング・フランジ取付けボ
ルト9の頭部に外接するピッチ円の直径より小さい内径
を有する環状の水平面であることが好ましい。普通の回
転工具112を使って、取付けボルト2を緩めた後で
は、延長管110がバケット・アダプタ100を介して
CRDを支持する。
【0035】バケット・アダプタ/延長管集成体を取付
ける前、プラグ106及びシールド・ケーブル104を
介して、位置表示プローブ集成体(図7参照)のソケッ
ト14に電子式監視装置102が接続される。プラグ1
06がソケット14にぴったりとはまり、シールド・ケ
ーブルによって装置102を吊すことが出来る様にす
る。
ける前、プラグ106及びシールド・ケーブル104を
介して、位置表示プローブ集成体(図7参照)のソケッ
ト14に電子式監視装置102が接続される。プラグ1
06がソケット14にぴったりとはまり、シールド・ケ
ーブルによって装置102を吊すことが出来る様にす
る。
【0036】バケット・アダプタ100は吊された監視
装置102を受入れる室を有する。窓111を設けて、
表示灯123−125を観察出来る様にする。これらの
表示灯は、電子式監視装置102の透明な外被(例えば
レキサン・パイプ製)を介して見ることが出来る。本発
明のCRDを取り外す方法では、位置表示プローブ12
aを位置表示管61の内部の所定位置に保持しておい
て、CRDの結合/切り離し状態を監視するのに使うこ
とが出来る。リング磁石67がスイッチS50と整合し
て、割出し管が行き過ぎ位置にあること、即ち、CRD
が制御棒から切り離されたことを示す時、緑のLEDの
表示灯124が点灯する。この状態は、CRDをCRD
ハウジングから取り外しても安全であることを示す。リ
ング磁石67(図2)がスイッチS48又はS49の何
れかと整合して、割出し管がバックシート位置又はそれ
に隣接した中間位置にあることを示す時、赤のLEDの
表示灯123が点灯する。何れの場合も、CRDをその
ハウジングの中に押し戻し、その後CRDを制御棒から
切り離すべきである。スイッチS47は、割出し管が第
1のロック位置(スイッチS46に対応する位置)の少
し手前まで伸びたことを示しており、この場合も赤のL
EDの表示灯123が点灯する。割出し管を後退させる
為にCRDを押し戻すのは簡単に出来ないので、第1の
ロック位置まで伸び出すことは避けるべきである。最後
に、リング磁石67が隣接するスイッチの間にある時、
即ち、全ての位置スイッチS00乃至S52が開である
時、点滅形の赤のLEDの表示灯125が点滅する。例
えば、緑のLEDの表示灯124が点灯されて、CRD
を取り外すことが出来ることを示すが、CRDを下降さ
せると、点滅形の赤のLEDの表示灯がパルス形の警音
器129(図8参照)と共に作動されることがある。点
滅する赤灯及びパルス形の警音器は、CRDが切り離さ
れていないこと、並びにCRDの取り外しを停止すべき
ことを作業員に警告する。
装置102を受入れる室を有する。窓111を設けて、
表示灯123−125を観察出来る様にする。これらの
表示灯は、電子式監視装置102の透明な外被(例えば
レキサン・パイプ製)を介して見ることが出来る。本発
明のCRDを取り外す方法では、位置表示プローブ12
aを位置表示管61の内部の所定位置に保持しておい
て、CRDの結合/切り離し状態を監視するのに使うこ
とが出来る。リング磁石67がスイッチS50と整合し
て、割出し管が行き過ぎ位置にあること、即ち、CRD
が制御棒から切り離されたことを示す時、緑のLEDの
表示灯124が点灯する。この状態は、CRDをCRD
ハウジングから取り外しても安全であることを示す。リ
ング磁石67(図2)がスイッチS48又はS49の何
れかと整合して、割出し管がバックシート位置又はそれ
に隣接した中間位置にあることを示す時、赤のLEDの
表示灯123が点灯する。何れの場合も、CRDをその
ハウジングの中に押し戻し、その後CRDを制御棒から
切り離すべきである。スイッチS47は、割出し管が第
1のロック位置(スイッチS46に対応する位置)の少
し手前まで伸びたことを示しており、この場合も赤のL
EDの表示灯123が点灯する。割出し管を後退させる
為にCRDを押し戻すのは簡単に出来ないので、第1の
ロック位置まで伸び出すことは避けるべきである。最後
に、リング磁石67が隣接するスイッチの間にある時、
即ち、全ての位置スイッチS00乃至S52が開である
時、点滅形の赤のLEDの表示灯125が点滅する。例
えば、緑のLEDの表示灯124が点灯されて、CRD
を取り外すことが出来ることを示すが、CRDを下降さ
せると、点滅形の赤のLEDの表示灯がパルス形の警音
器129(図8参照)と共に作動されることがある。点
滅する赤灯及びパルス形の警音器は、CRDが切り離さ
れていないこと、並びにCRDの取り外しを停止すべき
ことを作業員に警告する。
【0037】プラグ106のピン3、4、6、8に接続
した本発明の好ましい実施例の監視回路が図8に示され
ている。ピン8が大地に接続され、ピン3、4、6が夫
々スイッチS49(又はS48)、S47及びS50に
接続される(図6参照)。閉じたオン/オフ・スイッチ
120、直流電圧源121(例えば9ボルトの蓄電
池)、赤のLEDの表示灯123、ピン3に接続された
閉じたスイッチS47又はS49、及び抵抗126(4
70Ω)によって第1の回路ループが形成される。スイ
ッチS47又はS49が閉じると、赤のLEDの表示灯
123が作動される。この代わりに、ピン6に接続され
たスイッチS50が閉じると、緑のLEDの表示灯12
4が作動される。夫々押ボタン108、108′を押す
ことにより、表示灯123、124を試験することが出
来る。
した本発明の好ましい実施例の監視回路が図8に示され
ている。ピン8が大地に接続され、ピン3、4、6が夫
々スイッチS49(又はS48)、S47及びS50に
接続される(図6参照)。閉じたオン/オフ・スイッチ
120、直流電圧源121(例えば9ボルトの蓄電
池)、赤のLEDの表示灯123、ピン3に接続された
閉じたスイッチS47又はS49、及び抵抗126(4
70Ω)によって第1の回路ループが形成される。スイ
ッチS47又はS49が閉じると、赤のLEDの表示灯
123が作動される。この代わりに、ピン6に接続され
たスイッチS50が閉じると、緑のLEDの表示灯12
4が作動される。夫々押ボタン108、108′を押す
ことにより、表示灯123、124を試験することが出
来る。
【0038】切換えトランジスタ122(例えば2M1
711又は同等の品)のベースが、直列に接続された抵
抗126、127(共に470Ω)を介して電圧源の正
の端子に結合されている。トランジスタ122のエミッ
タが並列回路を介して電圧源の正の端子に接続されてい
る。この並列回路の一方の線は、抵抗128(1kΩ)
及び点滅する赤のLEDの表示灯125が直列に接続さ
れて構成され、他方の線はパルス形警音器129で構成
される。トランジスタ122のコレクタが一連のダイオ
ード(例えば1N914)を介して電圧源の負の端子に
接続されている。スイッチS47、S49、S50が全
部開であると、トランジスタ122は、点滅形の赤のL
EDの表示灯125及びパルス形警音器129をオンに
切換える様にバイアスされる。
711又は同等の品)のベースが、直列に接続された抵
抗126、127(共に470Ω)を介して電圧源の正
の端子に結合されている。トランジスタ122のエミッ
タが並列回路を介して電圧源の正の端子に接続されてい
る。この並列回路の一方の線は、抵抗128(1kΩ)
及び点滅する赤のLEDの表示灯125が直列に接続さ
れて構成され、他方の線はパルス形警音器129で構成
される。トランジスタ122のコレクタが一連のダイオ
ード(例えば1N914)を介して電圧源の負の端子に
接続されている。スイッチS47、S49、S50が全
部開であると、トランジスタ122は、点滅形の赤のL
EDの表示灯125及びパルス形警音器129をオンに
切換える様にバイアスされる。
【0039】図8に示す監視回路を使うと、位置表示プ
ローブを所定位置に保持したまゝCRDをCRDハウジ
ングから取り外すことが出来る。割出し管がCRDを制
御棒から切り離したことに対応する位置を占めているこ
とを示す信号、即ち、CRDをそのハウジングから取り
外す準備が出来ていることを示す信号が発生される。C
RDが切り離されていない場合、CRDを下降させる
と、依然としてスパッドを介して制御棒に結合されてい
る割出し管がCRDに対して相対的に伸び出しており、
このため別の信号が発生される。
ローブを所定位置に保持したまゝCRDをCRDハウジ
ングから取り外すことが出来る。割出し管がCRDを制
御棒から切り離したことに対応する位置を占めているこ
とを示す信号、即ち、CRDをそのハウジングから取り
外す準備が出来ていることを示す信号が発生される。C
RDが切り離されていない場合、CRDを下降させる
と、依然としてスパッドを介して制御棒に結合されてい
る割出し管がCRDに対して相対的に伸び出しており、
このため別の信号が発生される。
【0040】例示の為、好ましい実施例のバケット・ア
ダプタ及び電子式監視装置を説明した。監視装置の分野
に熟練した機械的な技術者であれば、本発明の考えを逸
脱しないで、こゝに説明した構造の種々の変更が容易に
考えられよう。原子炉が違えば、こゝで説明したのとは
異なるスイッチ又はピン番号構成を持つことがあること
を念頭に置かれたい。これら全ての変更は、特許請求の
範囲の記載に含まれるものと解されたい。
ダプタ及び電子式監視装置を説明した。監視装置の分野
に熟練した機械的な技術者であれば、本発明の考えを逸
脱しないで、こゝに説明した構造の種々の変更が容易に
考えられよう。原子炉が違えば、こゝで説明したのとは
異なるスイッチ又はピン番号構成を持つことがあること
を念頭に置かれたい。これら全ての変更は、特許請求の
範囲の記載に含まれるものと解されたい。
【図1】BWRに取付けた通常の制御棒駆動部を示す簡
略断面図。
略断面図。
【図2】通常の制御棒駆動部の下側部分を示す断面図。
【図3】通常の制御棒駆動部の上側部分を示す断面図。
【図4】制御棒に対する制御棒駆動部の通常の結合部を
示す断面図。
示す断面図。
【図5】通常の位置表示プローブの部分断面正面図。
【図6】典型的な位置表示プローブ内にある位置スイッ
チの回路図。
チの回路図。
【図7】本発明の好ましい実施例に従ってCRDを取り
外す際のCRDの切り離しを監視する装置の正面図。
外す際のCRDの切り離しを監視する装置の正面図。
【図8】本発明の実施例の電子式監視装置の回路図。
2 取付けボルト 10 制御棒駆動部のハウジング 12a 位置表示プローブ 15 ピストン管 24 駆動ピストン 16 割出し管 61 位置表示管 90 制御棒 100 バケット・アダプタ 102 電子式監視装置 110 延長管 123−125 表示灯
Claims (10)
- 【請求項1】 制御棒駆動部中心軸線に沿って配置され
た位置表示プローブ(12a)を有する制御棒駆動部を
原子炉の制御棒駆動部ハウジング(10)から取り外す
方法に於て、 支持手段(100)を前記制御棒駆動部の下にそれと接
触する様に配置する工程、 前記制御棒駆動部を前記制御棒駆動部ハウジングから切
り離す為に複数個の取付けボルト(2)を取り外す工
程、 前記支持手段を下降させて前記制御棒駆動部を前記制御
棒駆動部ハウジングの外へ摺動させる工程を含み、 上記の全ての工程が、前記位置表示プローブが前記制御
棒駆動部内の所定位置にある間に行なわれることを特徴
とする方法。 - 【請求項2】 更に、前記支持手段を下降させている
間、前記位置表示プローブの内側にある第1及び第2の
位置スイッチ(S49,S50)の状態を監視する工程
を含む請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 更に、前記第1の位置スイッチが閉じた
ことに応答して第1の表示信号を発生し、前記第2の位
置スイッチが閉じたことに応答して第2の表示信号を発
生する工程を含み、前記第1の表示信号は前記制御棒駆
動部が関連する制御棒から切り離されたことを示し、前
記第2の表示信号は前記制御棒駆動部が関連する制御棒
に結合されたことを示す請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 更に、前記支持手段を下降させている
間、前記位置表示プローブの内側にある複数個の位置ス
イッチ(S47,S49,S50)の状態を監視する工
程を含む請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 更に、前記複数個の位置スイッチの全て
が開状態にあることに応答して表示信号を発生する工程
を含み、該表示信号は前記制御棒駆動部が関連する制御
棒に結合されていることを示す請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 前記支持手段がバケット・アダプタであ
り、該バケット・アダプタが、該バケット・アダプタを
延長管に結合する結合手段、前記制御棒駆動部の一部分
をその上に坐着させる坐着手段(101)、及び該坐着
手段を前記結合手段の上方に支持する支持手段を含んで
おり、該支持手段には室(107)が形成されていると
共に該室と連通する通り抜けの窓(111)が形成され
ている請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 原子炉内の制御棒を取り外す際に制御棒
駆動部が関連する制御棒に結合されていることを表示す
る装置に於て、 前記制御棒駆動部を制御棒駆動部ハウジングから取り外
す際、前記制御棒駆動部の位置表示プローブの内側にあ
る第1の位置スイッチ(S50)の状態を検出する第1
の検出手段と、 該第1の位置スイッチが閉状態の時に発生される前記第
1の検出手段からの信号に応答して表示を発生する第1
の表示手段(124)とを有する装置。 - 【請求項8】 更に、前記制御棒駆動部を取り外す際、
前記位置表示プローブの内側にある第2の位置スイッチ
(S49)の状態を検出する第2の検出手段と、前記第
2の位置スイッチが閉状態を持つ時に発生される前記第
2の検出手段からの信号に応答して表示を発生する第2
の表示手段(123)とを有する請求項7記載の装置。 - 【請求項9】 前記第1の位置スイッチが前記制御棒駆
動部の割出し管の行き過ぎ位置に対応し、該行き過ぎ位
置は前記制御棒駆動部が関連する制御棒から切り離され
た場合にだけ達成可能であり、前記第2の位置スイッチ
は前記割出し管の「制御棒完全引出し」位置に対応して
おり、該「制御棒完全引出し」位置は制御棒駆動部を取
り外す際に前記制御棒駆動部が関連した制御棒に結合さ
れている場合にだけ生じ得る位置である請求項8記載の
装置。 - 【請求項10】 更に、前記制御棒駆動部を取り外す際
に前記第1及び第2の位置スイッチの両方が開状態であ
る時に発生される前記第1及び第2の検出手段からの信
号に応答して出力信号を発生する切換え手段(122)
と、該切換え手段からの出力信号に応答して表示を発生
する第3の表示手段(125,129)とを有する請求
項8記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/150,309 US5513229A (en) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | Method for removing control rod drive using tool to verify control rod drive uncoupling |
US150309 | 1998-09-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209482A true JPH07209482A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=22533962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6271638A Withdrawn JPH07209482A (ja) | 1993-11-12 | 1994-11-07 | 制御棒駆動部を取り外すための方法と装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5513229A (ja) |
JP (1) | JPH07209482A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0774760B1 (en) * | 1995-11-20 | 2000-08-23 | General Electric Company | Apparatus for exchanging control rod drives in a nuclear reactor |
US5835546A (en) * | 1996-07-18 | 1998-11-10 | Stapleton; Cecil R. | System for seating at least one gasket in a pressure vessel penetration where a column penetrates telescopically |
JPH112692A (ja) * | 1997-06-11 | 1999-01-06 | Toshiba Corp | 制御棒・燃料支持金具つかみ具 |
US20070153955A1 (en) * | 2006-01-04 | 2007-07-05 | General Electric Company | System and method for collecting and transmitting nuclear reactor control rod position information |
US8125569B2 (en) * | 2008-12-03 | 2012-02-28 | Sony Corporation | Dynamic contrast on displays using average picture level and histogram analysis |
GB2466305B (en) * | 2008-12-19 | 2015-06-03 | Autoflame Eng Ltd | Burner installation |
US10032529B2 (en) | 2010-12-09 | 2018-07-24 | Westinghouse Electric Company Llc | Nuclear reactor internal electric control rod drive mechanism assembly |
US9767932B2 (en) | 2014-07-22 | 2017-09-19 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | Systems and methods of remote control rod drive decoupling |
WO2023076674A1 (en) * | 2021-10-29 | 2023-05-04 | BWXT Advanced Technologies LLC | Control rod remote holdout mechanism |
AU2022375726A1 (en) * | 2021-10-29 | 2024-05-23 | BWXT Advanced Technologies LLC | Control rod remote disconnect mechanism |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4053355A (en) * | 1975-10-14 | 1977-10-11 | The United States Of America As Represented By The United States Energy Research And Development Administration | Nuclear reactor remote disconnect control rod coupling indicator |
JPS52113489A (en) * | 1976-03-19 | 1977-09-22 | Hitachi Ltd | Mounting/dismounting device for control rod driving device |
US4801422A (en) * | 1986-12-23 | 1989-01-31 | Electric Power Research Institute, Inc. | Apparatus for installing and removing a control rod drive in a nuclear reactor |
-
1993
- 1993-11-12 US US08/150,309 patent/US5513229A/en not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-07-27 US US08/280,913 patent/US5426680A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-11-07 JP JP6271638A patent/JPH07209482A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5426680A (en) | 1995-06-20 |
US5513229A (en) | 1996-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |