JPH07191185A - スパッド取外し工具 - Google Patents

スパッド取外し工具

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Publication number
JPH07191185A
JPH07191185A JP6245709A JP24570994A JPH07191185A JP H07191185 A JPH07191185 A JP H07191185A JP 6245709 A JP6245709 A JP 6245709A JP 24570994 A JP24570994 A JP 24570994A JP H07191185 A JPH07191185 A JP H07191185A
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JP
Japan
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spud
wrench
tube
crd
piston
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Withdrawn
Application number
JP6245709A
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English (en)
Inventor
Edwin Steuart Archie
アーキー・エドウィン・スチュアート
Edward W Saxon
エドワード・ウイリアム・サクソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御棒駆動部の割り出し管(26)からスパ
ッド(46)を取り外すための改良された工具を提供す
る。 【構成】 この工具は、スパッドを手早く取り外せる様
に、インパクト・レンチ(110)に取付けることの出
来るスパッド・レンチ集成体を有する。スパッド・レン
チ(100)が複数個のピン(102)を持ち、これら
のピンがスパッドの流れ孔(114)に入って、レンチ
とスパッドを互いに連結する。その後、スパッド・レン
チを反時計廻りに回転させることにより、割り出し管の
端に螺着されていたスパッドを外すことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は全般的に沸騰水形原子炉(B
WR)の制御棒駆動部の保守に関する。更に特定すれ
ば、この発明は保守作業の際に制御棒駆動部を分解し組
み立てるための工具に関する。
【0002】
【発明の背景】制御棒駆動部(CRD)は、核分裂速度
並びに核分裂密度を制御する為に沸騰水形原子炉(BW
R)内で制御棒を位置ぎめする為、並びに炉心寿命の最
も反応性の強い時のあらゆる正常の運転状態又は事故状
態から原子炉を運転停止にする為に、適切な過剰の負の
反応度を持たせる為に使われる。図1について説明する
と、各々のCRDがCRDハウジング10内に垂直に取
付けられる。このハウジングがスタブ管8に溶接されて
おり、このスタブ管が原子炉圧力容器4の底部ヘッドに
溶接されている。CRDフランジ6がCRDハウジング
10のフランジ10aにボルト止めされると共に封着さ
れる。ハウジングは、CRD流体圧系の配管80、81
を取付ける為のポートを持っている。CRD流体圧系か
ら供給される脱塩水が、CRDを動作させる為の圧力流
体として作用する。
【0003】図1に図式的に示したCRDは、機械的に
係止される複動流体圧シリンダである。CRDは、原子
炉の正常運転では、制御された遅い速度で制御棒(図に
示してない)を挿入したり引っ込めることが出来ると共
に、原子炉の急速な運転停止を必要とする非常状態の場
合に、制御棒を速やかに挿入すること(スクラム)が出
来る。CRD内にあるロック(locking)機構
が、CRDが新しい位置へ移動する為に作動されるま
で、制御棒を6吋(152.4 mm)ずつの増分の行
程で位置ぎめし、こう云う係止位置に保持することが出
来る様にする。可動要素である割り出し管(index
tube)26の頂部にあるスパッド(spud)4
6が、制御棒の底にあるソケットに係合してロックされ
る。一旦結合されると、CRD及び制御棒は一体のユニ
ットを形成する。このため、CRD又は制御棒を原子炉
から取り外すには、その前に特別の手順によってこのユ
ニットを手作業で切り離さなければならない。
【0004】原子炉に取り付けられた時、CRDは完全
にハウジング10内に収まっている。CRDフランジ6
が挿入ポート66、引出しポート70及び一体の二方逆
止弁(ボール20を持つ)を持っている。通常の駆動動
作では、駆動用の水が関連した流体圧制御装置(HC
U)から、制御棒駆動部を挿入する為に挿入ポート66
に供給され、並びに/又は制御棒駆動部を引き出す為に
引出しポート70に供給される。速やかな運転停止の為
に、原子炉の圧力が、CRD及び熱スリーブ(図に示し
てない)の間の環状空間から、スクラム容器ポートと呼
ばれるCRDフランジ内の通路を介して、二方逆止弁に
送り込まれる。逆止弁が原子炉圧力又は外部の流体圧力
を駆動ピストン24の下側に差し向ける。
【0005】図2及び3について説明すると、CRDは
更に内側シリンダ57及び外側管56を持ち、これらが
環状空間を形成し、それを介して水がコレット(col
let)ピストン29bに加えられ、割り出し管26を
ロック解除する。内側シリンダ57の内径は、駆動ピス
トン24上の膨張封じ65に要求される面を作る為にホ
ーニングが施されている。コレット・ハウジング51
(これは外側管56の一部分である)にポート73を設
けて、割り出し管26の外径と内側シリンダ57の内径
及びコレット・ハウジング51の内径の間のすき間の空
間からの水が自由に通過出来る様にしている。コレット
・ピストン29bの底は通常は、環状空間の上側部分に
あるスペーサ52に当たっている。このスペーサ中の溝
により、水がコレット・ピストン29bの底と、シリン
ダ、管及びフランジ内の通路区域の間を通過出来る様に
なっている。
【0006】CRDハウジングに設けた溶接されたパイ
プ80、81が、夫々挿入ポート66及び引出しポート
70への水を通す。外側管56の下方にあるポート69
がCRDフランジ6にある引出しポート70に接続さ
れ、引出し信号が与えられた時、水が環状部分を介して
コレット・ピストン29bに加えられる様になってい
る。
【0007】CRDが8本の取付けボルト(図に示して
ない)によってCRDハウジングのフランジ10aに固
定される。CRDフランジの面に固定されたスペーサ7
に取付けたOリング・ガスケット(図に示してない)に
より、合わさるフランジの間の圧密封じが施されてい
る。挿入ポート66は、逆止弁ボール20、ボール押さ
え21、及び押さえOリング22で構成されたボール逆
止弁を持っている。この弁はスクラム動作の際、HCU
アキュムレータ圧力又は原子炉圧力を駆動ピストン24
の下側に送る。ポート66が内部で環状空間及び駆動ピ
ストン24の底に接続され、通常の挿入又はスクラムの
際、水の入口として作用する。引出し信号に応答して、
水が短期間このポートに入って、割り出し管26を上向
きに移動させ、コレット・フィンガ29aがカム作用に
よって外れる様になっている。この短期間のロック解除
期間の後、駆動ピストン24の下側からの水が、引出し
信号の持続時間の間、ポート66及びピストンの下側の
流体圧配管を介して放出される。CRDが不動のまゝで
いる時間の間、冷却水がフランジ6の内側の環状空間を
通って、外側管56と熱スリーブの内側の間の区域へ通
過し、CRDを冷却する。
【0008】引出しポート70が、制御棒を引き出す際
の水の入口ポートとして作用すると共に、通常の挿入又
はスクラム挿入の際、水の出口ポートとして作用する。
これは駆動ピストン24上方の区域に対する内部ポート
及び環状空間と接続されている。引出し動作の際、水が
ポート70からCRDフランジ6にある小さい接続ポー
トを介して、外側管56と内側シリンダ57の間の環状
空間に供給され、コレット・ピストン29bの底に加え
られる。
【0009】ロック機構はコレット・フィンガ29a、
コレット・ピストン29b、バレル(barrel)3
5、案内キャップ39及びコレットばね31で構成され
る。この機構は、外側管56のコレット・ハウジング5
1の部分に収容されていて、制御棒を選ばれた位置に保
持する為に割り出し管26をロックする手段を構成す
る。
【0010】コレット集成体は、4個の膨張ピストン封
じリング28をはめたコレット・ピストン29b、6個
のフィンガ29a及びリテーナすなわち押さえ(図に示
してない)で構成されていて、コレット・ハウジング5
1内の中孔に据えられている。更に、ばね31、バレル
35及び案内キャップ39が、コレット・ハウジング5
1内に取付けられる部品の残りである。
【0011】案内キャップ39が、3つのプラグ37に
よってコレット上方の所定位置に保持される。このプラ
グはコレット・ハウジング51の上端を突き抜け、丸平
頭ねじによって所定位置に保持される。これは、コレッ
ト・ピストン29bにロック解除圧力が加えられる時、
コレット・フィンガ29aを上向きに、そして割り出し
管26から遠ざかる向きに案内する固定カム面を提供す
る。バレル35が案内キャップ39の下方に取付けら
れ、コレットばね31の固定の着座部として作用する。
【0012】コレット機構は、CRDの引出し動作を行
なう為にロック解除するには、原子炉圧力より高い流体
圧力を必要とする。組み立ての時にコレットばね31に
は予備荷重が加えられており、このためコレットをロッ
ク解除位置に向かって移動するには、その前にこの予備
荷重に打ち勝たなければならない。制御棒を引き出す為
には、短い挿入信号を加えることにより、割り出し管2
6を上向きに移動させて、コレット・フィンガ29aに
対する軸方向の荷重を軽減し、割り出し管ロック用の切
欠き55の傾斜した下面に対して、カム作用でそれらを
外向きに押し出す。その直後、引出し圧力を加える。こ
の圧力は、割り出し管26を下向きに移動させる他に、
同時にコレット・ピストン29bの底に加えられて、ば
ね圧力に打ち勝ち、カム作用によってフィンガ29aを
外向きに案内キャップ39に押し付ける。引出し信号が
止むと、ばね圧力がコレットを下向きに押し、この為フ
ィンガ29aが案内キャップ39から滑り落ちる。割り
出し管26が下向きに落ちつくと、コレット・フィンガ
29aが次に高い切欠きにスナップ式にはまってロック
される。コレット・フィンガ29aがロック用の切欠き
55に係合すると、コレット・ピストン29bが制御棒
の重量を割り出し管26から外側管56に移す。
【0013】CRDを挿入するには、このロック解除作
用は必要ではない。割り出し管26が上向きに移動する
時、コレット・フィンガがカム作用によってロック用の
切欠きから外される。フィンガ29aが割り出し管26
の外壁を掴み、切欠き1個分の挿入の場合には、その次
の下側にあるロック用の切欠きにスナップ式にはまり、
割り出し管26を所定位置に保持する。スクラム挿入の
場合は、割り出し管26がその行程の限界まで連続的に
移動し、その際、割り出し管26が上向きに移動するに
つれて、フィンガが各々のロック用の切欠きにスナップ
式にはまると共にカム作用で外される。挿入、引出し又
はスクラム圧力が取り去られた時、割り出し管26が行
程の限界からもとに落ちつき、制御棒を所要の位置に保
持する様に固定される。
【0014】駆動ピストン24及び割り出し管26が、
CRDの中の主要な集成体であって、制御棒並びにロッ
ク機構のコレット・フィンガに対する切欠きと駆動リン
クを構成する。駆動ピストン24は確実末端ストッパの
間で動作し、上端のみに流体圧クッションが施されてい
る。割り出し管26は、両端に内ねじを持つ窒化ステン
レス鋼の管である。スパッド46がその上端に螺着さ
れ、その下端には駆動ピストン24のヘッドが螺着され
る。両方の接続部は、タブ・ロックを持つバンド25、
44によつて所定位置に固定される。
【0015】割り出し管26の壁には25個の切欠きが
加工されており、その内の1つを除いた全てが、6吋間
隔で隔たるロック用の切欠き55である。これらの切欠
きの各々の最上面がコレット・フィンガ29bに係合
し、こうして制御棒をそこに位置ぎめし得る24個の増
分的なロック位置を提供し、棒が炉心から誤って外れる
のを防止する。ロック用の切欠きの下面は緩い勾配を持
っていて、制御棒を挿入する為にコレット・フィンガを
カム作用で外に押し出すことが出来る様になっている。
【0016】駆動ピストン24が内部の封じリング(6
2、71、72)及び外部の封じリング(65)を持っ
ており、ピストン管15及び内側シリンダ57の間の環
状空間内で作動される。内部ブッシング63及び外部ブ
ッシング64が、駆動ピストン24とピストン管15の
面と内側シリンダ57の壁との間の金属同士の接触を防
止している。
【0017】通常の動作の際又はスクラムの際、制御棒
が一杯に挿入された位置まで上向きに駆動されると、ピ
ストン・ヘッドの上端が、ストッパ・ピストン33の下
方に取付けられたばねワッシャ30と接触する。ワッシ
ャ30及びストッパ・ピストン33が、駆動ピストン2
4の行程の上限を定める。ばねワッシャは、ピストン管
15の上側部分にある一連のバッファ・オリフィス53
と共に、移動する駆動ピストン24に対して有効なクッ
ション作用をし、ピストン・ヘッドがストッパ・ピスト
ンと接触する時の衝撃のショックを弱める。
【0018】磁石ハウジングは、駆動ピストン24の下
端で構成されるが、リング磁石67を収容し、これが位
置表示プローブのスイッチ(図に示してない)を作動し
て、制御棒の位置を表す遠隔電気信号を発生する。ピス
トン管集成体がCRDの一番内側の円筒壁を形成する。
これは、ピストン管15及び位置表示管61で構成され
た溶接されたユニットである。ピストン管集成体は、C
RD動作の3つの基本的な作用をする。(a)位置表示
管61が、位置表示プローブ12a(図2参照)に対す
るドライウエル・ハウジングを形成する耐圧部分であ
る。(b)ピストン管15が、制御棒の移動の際、駆動
ピストン24のピストン・ヘッド部分の上端へ、また該
上端からの水を運ぶ作用をする。(c)制御棒のスクラ
ム挿入の際、ピストン管15にあるバッファ・オリフィ
ス53が、水の流れを漸進的に締め切って、駆動ピスト
ン24及び割り出し管26の緩やかな減速を行なう。
【0019】スタッド59がピストン管15の上端に溶
接される。スタッド59には、ストッパ・ピストン33
を取付ける為にねじ山が切ってある。このねじ山を設け
た部分の直ぐ下にあるでスタッドの肩が、駆動ピストン
24の上向きの移動に対してクッション作用をするばね
ワッシャ30のための凹部を作る様に加工されている。
【0020】ピストン管15の管部分15a及びヘッド
部分15bは位置表示管61のための空間を作ってお
り、この位置表示管がヘッド部分15bのねじ山を設け
た端の内径に溶接され、管部分15aの長さにわたって
上向きに伸び、管部分15aの上端の近くで水密キャッ
プに終端している。ピストン管15がCRDの下端にナ
ット16によって固定される。ヘッド部分15bには1
80°離れた2つの水平ポートが設けられていて、CR
Dフランジの引出しポートから、ピストン管15の管部
分15aと表示管61との間の環状空間へ水を連通させ
て、駆動ピストン24の頂部に供給できる様になってい
る。3つのOリング封じ18がヘッド部分15bの周り
に設けられている。その内の2つは、CRDの底を水の
漏れに対して密封し、他の1つは駆動ピストン24の下
方ピストン圧力を駆動ピストンの上方ピストン圧力から
密封する。
【0021】表示管61に摺動自在に挿入された位置表
示プローブ12aが、制御棒の位置及びCRDの動作温
度の遠隔表示を行なう為の電気信号を伝達する。プロー
ブ12aが板12bに溶接されており、この板がハウジ
ング12にボルト止めされている。ハウジング12が、
ねじ13によってCRDリング・フランジ17に固定さ
れている。プラグ14の底に設けられたケーブル・クラ
ンプ11が接続電気ケーブル(図に示してない)をプラ
グ14に固定している。リング・フランジ17がねじ9
によってCRDハウジングに固定されている。この為、
プローブ12a、ハウジング12及びケーブル・クラン
プ11(ケーブルがその中を通っている)は一体として
取外すことが出来る。
【0022】ストッパ・ピストン33が、ピストン管1
5の上端でスタッド59に螺着されている。このストッ
パ・ピストンは原子炉圧力と駆動ピストンより上方の区
域との間の封じを行い、また駆動ピストンの行程の上限
での確実末端ストッパとしても作用する。ストッパ・ピ
ストンの下方にある6個のばねワッシャ30は、行程の
終わりにおける最終的な機械的な衝撃を吸収する助けに
なる。封じ34が、CRDを引き出す際、駆動ピストン
の上方に圧力を保つ為に使われる上側の対、及び行程の
上端で駆動ピストンのクッション作用をする際にだけに
使われる下側の対を含む。2つの外側ブッシング32
は、ストッパ・ピストン33と割り出し管26の間の金
属同士の接触を防止する。
【0023】図4及び5に見られるように、制御棒90
とCRDを接続するスパッド46が、割り出し管26の
上端に螺着され、ロック用バンド44によって所定位置
に保持される。この結合装置は、CRDと制御棒の間に
若干の角度方向の整合外れがあっても差し支えない様に
している。スパッドに設けた6個のばねフィンガが、ス
パッドを制御棒に設けられた対応するソケット92に挿
入できる様にしている。その後、ロック用フラグ94が
ソケット92からスパッド46に入り、この結合が外れ
るのを防止する。
【0024】2つの切り離し機構が設けられている。制
御棒速度制限器の中心をロック解除用把手98まで伸び
ている作動軸96により、ロック用プラグ94をばね9
5の戻す力に対抗して、持ち上げることが出来る。ロッ
ク用プラグ94を上昇させた時、制御棒をCRDから持
ち上げることが出来る。ロック用プラグは、CRDを原
子炉容器の下方から切り離す為に、下から持ち上げるこ
とも出来る。これを行なう為、CRDの底に特別の工具
が取付けられ、それを使ってピストン管15(図3参
照)を上昇させる。これによって切り離し棒が上昇し、
ロック用プラグ94を持ち上げ、この為スパット46が
制御棒結合用のソケット92から離脱する。
【0025】上記の切り離し棒は、CRDの上端でスパ
ッドの基部内に支持された棒48及び管43で構成され
る。棒48の頂部とスパッド46の上端の間に1.12
5センチの寸法が残る様に、棒48が管43の朝顔形の
端に溶接される。これは重要な寸法であり、CRD及び
制御棒の正しい結合を保証する為には必ず守らなければ
ならない。この理由で、この重要な寸法を検証しなけれ
ば、切り離し棒を交換することが出来ない。切り離しに
おけるその作用の他に、棒48は、制御棒及びCRDを
結合した時、スパッド・フィンガを支持する(即ちその
半径方向内向きの撓みに対抗する)様に制御棒ロック用
プラグ92を位置ぎめする。
【0026】CRDの上端の近くに外側フィルタ45及
び内側フィルタ41が取付けられる。外側フィルタがね
じ40を用いて案内キャップ39に取付けられる。スト
ッパ・ピストン33の頂部にある中心突片44が、内側
フィルタ41を取付ける為に設けられている。内側フィ
ルタは、突片44を掴むばねクリップ42によって所定
位置に保持される。両方のフィルタは、CRDに流れ込
む原子炉の水を濾過して、内部の損傷並びに過度の疲労
を招く様な異物粒子又は磨耗性物質を除去する為に設け
られている。ねじ5(図2)によって固定されたストレ
ーナ36が、粗い異物粒子が外側フィルタ45を通り抜
けるか又は側路した場合、こう云う粒子がCRDフラン
ジのスクラム用ポート及びボール逆止弁に入る原子炉の
水に入り込むのを減少する。内側フィルタが、内側フィ
ルタ・リングの外周面に設けられた溝に取付けた封じリ
ング50によって密封される。
【0027】CRDの保守作業の際、スパッドが取り外
される。スパッドは、原子炉の運転中、放射線の場に露
出されている。スパッドを取外す際、作業員の放射線被
爆を最小限に抑える為、スパッドは出来るだけ素早く取
り外すべきである。ねじ廻しを用いて、切れ目を持ち上
げることにより、ロック用バンド44を離脱させる。次
に、普通のスパッド・レンチ集成体を用いて、スパッド
を割り出し管から外す。
【0028】普通のスパッド取外し工具は、スパッドの
対応する流れ孔112(図8参照)にはまる3つのダウ
エル・ピンを持つスパッド・レンチに溶接されたT字形
の把手を有する。このT字形の把手を廻して、スパッド
を割り出し管から外す。放射能を持つスパッドは、この
後汚染除去の為に適当な容器に移送される。スパッド
は、把手の操作によって、割り出し管から外すのが困難
である場合が多い。こう云う場合、最初に緩める為に、
ハンマーを使って、スパッドの下端にある切欠きに真鍮
棒をぶつけるのが普通の方法である。しかし、この手順
は、スパッドが損傷される危険の為、並びにスパッドを
取り外すのに要する時間の為に、好ましくない。
【0029】
【発明の要約】この発明は、放射能汚染されたスパッド
及びロック用バンドをCRDから出来るだけ素早く取り
外し、こうして保守人員の放射線被爆を最小限に抑える
改良された工具を提供する。この工具は、1端に駆動ソ
ケットを持つスパッド・レンチ集成体を有し、このソケ
ットにインパクト・レンチが取付けられ、これによりス
パッドを損傷せずにスパッドを割り出し管から素早く取
り外すことができる。
【0030】この発明のスパッド・レンチ集成体は、1
端に六角形ヘッドを持ち、他端に複数個の円筒形の軸方
向の孔を持つスパッド・レンチ・ハウジングと、1端が
軸方向の孔に夫々プレスばめになり、他端が突出してい
る複数個の円柱形ダウエル・ピンと、インパクト・レン
チの四角のヘツドを受入れる四角孔を1端に持つと共
に、他端に四角のヘッドを持つスナップ式延長バーと、
ハウジングの六角形ヘッドにスナップ式にはまる六角形
の孔を1端にある持つと共に、延長バーの四角のヘッド
を受入れる四角の孔を他端に持つスナップ式アダプタと
を有する。ダウエル・ピンの突出する端がスパッドの流
れ孔に挿入され、こうして工具及びスパッドが互いに連
結され、インパクト・レンチによってスパッド・レンチ
を回転駆動させることができる様にする。インパクト・
レンチを作動して、スパッドを割り出し管から外す。
【0031】
【好ましい実施例の詳しい説明】図9に示したこの発明
の好ましい実施例では、スパッド取外し工具が、アダプ
タ106及び延長バー108を介してインパクト・レン
チ110に取付けられたスパッド・レンチ100で構成
される。スパッド・レンチは、スパッドに結合された
後、インパクト・レンチによって回転する様に駆動さ
れ、こうしてスパッドを外すことが出来る。
【0032】図6及び7に示す様に、スパッド・レンチ
100はハウジング101を持ち、これは円形断面を持
つ密実な円柱形ブロック(例えば300シリーズのステ
ンレス鋼で作られている)である。六角形ヘツド104
がハウジング101の1端に一体に形成されている。ハ
ウジング101の他端は、同一の直径を持つ3つの円柱
形の軸方向の孔113を持ち、孔の中心は、ハウジング
101の縦軸線と同心の円に沿って、等しい角度間隔で
円周方向に分布している。この円の直径は0.75吋で
ある。各々の軸方向の孔の直径は約0.4375吋であ
る。ハウジング101の直径は約1.38吋である。
【0033】3つの円柱形のダウエル・ピン102(例
えばASTM A564形630で作られる)は、軸方
向の孔113の直径より僅かに大きい直径を持ち、夫々
これらの孔にプレスばめになっている。孔の長さが0.
75吋であり、ピンの長さが1.5吋であるから、ピン
はハウジングから0.75吋伸び出している。ピン10
2の両端は面取りしてある。
【0034】図8に示す様に、スパッドは、クローバの
葉の形をした通り抜けの孔を持ち、これは、管43(図
4参照)を受入れる中心孔112と、その周縁に沿って
相等しい角度間隔で中心孔112と交差する3つのスパ
ッド流れ孔114とで構成されている。切り離し棒48
及びそれに溶接された管43を取り外した後、スパッド
を取り外す。スパッド・レンチ集成体の3本のピン10
2が対応するスパッド流れ孔114に挿入され、こうし
てスパッド46をスパッド取外し工具に形状係合によっ
てロック用する。ダウエル・ピン102は、スパッド4
6の流れ孔114に殆ど遊びなく組み立て固定される寸
法になっている。
【0035】図9に示す様に、スパッド・レンチ100
の六角形ヘッド104をアダプタ106の六角形ソケッ
トにはめる。アダプタ106の他端は延長バー108の
四角のヘッドを受入れる四角のソケットを持っている。
アダプタ106の両方のソケットの中心線は、工具の回
転軸線に沿っている。延長バー108の他端は、インパ
クト・レンチ110の四角のヘッドを受入れる四角のソ
ケットを持っている。延長バーがインパクト・レンチに
スナップ式にはまり、アダプタが延長バーにスナップ式
にはまり、スパッド・レンチがアダプタにスナップ式に
はまる。これは全て普通の様に行なわれる。
【0036】組立てられた工具を使って、取り外すのが
困難であるスパッドを、スパッドを損傷することなく引
き出す。切り離し棒48及びそれに溶接された管43が
除去された後に、スパッドを取り出す。インパクト・レ
ンチを作動してねじを緩める方向に回転させた時、スパ
ッドが回転するレンチによって廻され、同時に、そのね
じ山が割り出し管の内ねじから離脱するまで、ロック用
バンドを膨張させる。
【0037】例として、好ましい実施例のスパッド取外
し工具を説明した。当業者には、この発明の考えを逸脱
しない様な、こゝで説明した構造の種々の変更が容易に
考えられよう。これら全ての変更は、特許請求の範囲に
包括されることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】BWRに取付けられた普通の制御棒駆動部の簡
略断面図。
【図2】普通の制御棒駆動部の下側部分の断面図。
【図3】普通の制御棒駆動部の上側部分の断面図。
【図4】制御棒と制御棒駆動部との普通の結合部の断面
図。
【図5】制御棒の下部を断面で示してある図4の結合部
の斜視図。
【図6】この発明に使われるスパッド・レンチの平面
図。
【図7】この発明に使われるスパッド・レンチの端面
図。
【図8】普通のスパッドの断面図。
【図9】この発明の好ましい実施例によるスパッド取外
し工具の平面図。
【符号の説明】
26 割り出し管 46 スパッド 100 スパッド・レンチ 101 ハウジング 102 ダウエル・ピン 104 六角形ヘッド 106 アダプタ 108 延長バー 110 インパクト・レンチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御棒駆動部の割り出し管(26)から
    スパッド(46)を取外すスパッド取外し工具に於て、 第1の形状の断面を持つ回転自在のヘッドを有するイン
    パクト・レンチ(110)と、 前記スパッドの対応するスパッド流れ孔(114)に挿
    入されて前記スパッドに組み立て固定される3つのダウ
    エル・ピン(102)を持つと共に、前記第1の形状と
    は異なる第2の形状の断面を持つヘッドを有するスパッ
    ド・レンチ(100)と、 前記インパクト・レンチの第1の形状を持つヘッドを前
    記スパッド・レンチの第2の形状を持つヘッドに結合す
    る手段(106,108)とを有するスパッド取外し工
    具。
  2. 【請求項2】 前記結合する手段が、前記インパクト・
    レンチのヘッドをスナップ式のはめ合わせで受入れる延
    長ソケット及び前記第1の形状の断面を持つ延長ヘッド
    を有する延長手段(108)と、前記延長ヘッドをスナ
    ップ式のはめ合わせで受入れる第1のソケット及び前記
    スパッド・レンチのヘッドをスナップ式のはめ合わせで
    受入れる前記第2の形状を持つ第2のソケットを持つア
    ダプタ(106)とで構成され、前記第1及び第2のソ
    ケット並びに前記延長ソケットが同一直線上の中心線を
    持つ請求項1記載のスパッド取外し工具。
  3. 【請求項3】 前記第1の形状が四角であり、前記第2
    の形状が六角形である請求項2記載のスパッド取外し工
    具。
JP6245709A 1993-10-12 1994-10-12 スパッド取外し工具 Withdrawn JPH07191185A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13578093A 1993-10-12 1993-10-12
US135780 1993-10-12

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07191185A true JPH07191185A (ja) 1995-07-28

Family

ID=22469629

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JP6245709A Withdrawn JPH07191185A (ja) 1993-10-12 1994-10-12 スパッド取外し工具

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Effective date: 20020115