JPH07209474A - 燃料検査装置 - Google Patents

燃料検査装置

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JPH07209474A
JPH07209474A JP6001238A JP123894A JPH07209474A JP H07209474 A JPH07209474 A JP H07209474A JP 6001238 A JP6001238 A JP 6001238A JP 123894 A JP123894 A JP 123894A JP H07209474 A JPH07209474 A JP H07209474A
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JP
Japan
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fuel
inspection
main body
ball screws
pair
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JP6001238A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kinjiyou
義行 近城
Hiroshi Ooene
博 大柄根
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】作業性の向上と、レイダウン機器との干渉を防
止し、視界の拡大をはかる。 【構成】たて形長尺状主柱25にねじ室27を設け、このね
じ室27内に一対のボールねじ31を設け、このボールねじ
31に昇降板29を取り付ける。昇降板29に燃料4の下部を
支える燃料受け台35と上部を支えるアーム36を取り付け
る。ボールねじ31の下部はかさ歯車32を介して電動機33
に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所の原子炉建
屋燃料交換フロアの燃料検査ピットに設置される燃料検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料検査装置について図7および
図8により説明する。すなわち、燃料検査装置1は原子
炉建屋の燃料交換フロア2の燃料検査ピット3内に設置
され、燃料バンドル(以下、燃料4と記す)の受け入れ
検査時に使用される。
【0003】燃料検査装置1は燃料4を本体5に保持し
た状態で、燃料交換フロア2上の検査員6がアクセス可
能なように燃料4の全長(約4.5m)以上必要であ
り、燃料交換フロア2から7m起立している。
【0004】また、燃料4の上方からチャンネルボック
ス7をかぶせる必要があるため、燃料4の全長以上の深
さの燃料検査ピット3内に設置され、チャンネルボック
ス7をかぶせる場合には燃料4を燃料検査ピット3内に
下げることができる。以上の理由から燃料検査装置1の
全長は燃料検査ピット3内で5mと燃料交換フロア2か
ら上7mでプラスして12mとなっている。
【0005】ところで、燃料検査装置1の構成は燃料4
を原子力発電所内に輸送する際に燃料4を梱包している
燃料コンテナ8を立てかけるための燃料コンテナ起立台
9と燃料コンテナ8から取り出した燃料4を載せて上下
に稼働する可動台10と、この可動台10が稼働する際のレ
ールの役目を持つ本体5及び検査終了後に燃料Aに装着
するチャンネル7を取り扱うためのチャンネル取扱ジブ
クレーン11からなっている。
【0006】ジブクレーン11の上面は燃料検査台11aと
なっており、この燃料検査台11aは可動台10を上下させ
燃料4を検査する構造体である。そのため、燃料検査装
置1は燃料4を完全に上下させ、かつ燃料検査ピット3
を必要とするうえ、高さも必要である。
【0007】つぎに従来の燃料検査装置1に運び込まれ
る燃料について工場から燃料貯蔵ラックまでの取扱手順
について説明する。燃料は工場で製作され、検査を実施
した後、コンテナに梱包される。そして、原子力発電所
にトラックで輸送される。その後、天井クレーンでコン
テナごと原子炉建屋の作業床つまり、燃料交換フロア2
に仮置され、コンテナごと天井クレーンで吊り上げコン
テナ起立台5に起立した状態で設置される。
【0008】コンテナ内の燃料は天井クレーン補巻で吊
り上げられ、燃料検査装置に設置される。燃料検査装置
1は、燃料運搬中の健全性確認の目的でサイトとしての
受入検査(外観,寸法)を実施する。
【0009】検査終了後は、チャンネルボックス7がか
ぶされ、その後、天井クレーン補巻でチャンネル着脱機
を経由し燃料プール内の燃料貯蔵ラックに1/4炉心分
の燃料が貯蔵される。定期点検時には燃料交換機で炉心
に装荷される。
【0010】燃料交換フロア2上での作業手順はつぎの
とおり行われる。 (a)原子炉建屋の燃料交換フロア2の仮置場でコンテ
ナを開梱する。 (b)天井クレーン補巻にてコンテナを吊り上げ燃料コ
ンテナ起立台にたて掛けて固定する。 (c)天井クレーン補巻でコンテナより燃料を吊り上げ
燃料検査台に移動する。 (d)燃料検査後チャンネルをかぶせ燃料プールの燃料
チャンネル着脱機に天井クレーン補巻で移動する。 (e)燃料交換機により燃料チャンネル着脱機から燃料
を燃料プール内の使用済燃料貯蔵ラックに移動する。 なお、燃料コンテナは、天井クレーン主巻で吊り上げら
れ、燃料コンテナ起立台に設置される。燃料コンテナに
は、燃料が2体収納されており、天井クレーン補巻で吊
り上げられ燃料検査装置に設置される。燃料検査装置で
は、燃料の検査を行い、チャンネルをジブクレーンで吊
り上げ燃料に挿入する。その後、天井クレーン補巻で燃
料を吊り上げ、チャンネル着脱機を経由し燃料プール内
の燃料ラックに装荷される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】原子力発電所において
は、定期点検が義務づけられており、燃料交換フロア2
上には、定期点検時に取り外される機器が仮置される。
まず、図8(b)に示したように原子炉ウェルカバー1
2,原子炉格納容器上蓋(以下、PCVヘッドと記す)1
3,原子炉圧力容器上蓋(以下、RPVヘッドと記す)1
4等を取り外し燃料交換フロア2に仮置される。
【0012】すなわち、図8(b)における原子炉ウェ
ルカバー12,PCVヘッド13,RPVヘッド14は定期点
検中図8(a)に示す様な所定の位置に仮置される。ま
た、その他サービスプラットホーム15,主蒸気管ライン
プラグ16,RPV保温材17等も仮置される。さらに定期
点検時には、作業スペースが原子炉ウェル近傍に必要と
なる。
【0013】なお、図中18は燃料貯蔵庫,19は燃料交換
機,20は燃料プール,21は交換機用レール,22はテレビ
カメラ,23は燃料交換操作室,24は原子炉圧力容器であ
る。
【0014】ここで、燃料検査装置1は、燃料検査の作
業性を考慮すると燃料プール20の近傍に設置する必要が
ある。ところが従来の燃料検査装置1は未使用時、すな
わち、定期点検中は燃料交換フロア2上に7m起立する
構造であるため、燃料プール20廻りでの作業スペースを
狭くし、仮置される機器の移動の邪魔となり接触して衝
撃を与えるなどの懸念もある。さらに燃料検査装置1が
テレビカメラ22や燃料交換操作室23からの視界を妨げる
という課題がある。
【0015】また、燃料検査台では、ピットの大きさ、
深さ、及び燃料検査台の高さから大きな設置スペースが
必要であり、配置可能な場所が限定されてしまうため、
原子力発電所の定期点検時に燃料取扱エリアに置かれる
機器の配置(以下、レイダウンという。)に影響を及ぼ
す課題がある。
【0016】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、燃料検査装置の未使用時には燃料検査ピット
内に収納して燃料交換フロア上には突出することがな
く、また、燃料検査の機能および作業性を損うことがな
く、レイダウンに影響を及ぼすことがない燃料検査装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明はたて形長尺状主
柱と、この主柱に設けられた一対のボールねじと、この
一対のボールねじに連結機構を介して取着された昇降板
と、この昇降板に取着された燃料を支持および載置する
ためのアームおよび燃料受け台と、前記一対のボールね
じを回転駆動する電動機とを具備したことを特徴とす
る。
【0018】また、本体と、この本体に立設された燃料
コンテナを立てかける燃料コンテナ起立台と、燃料を吊
り上げ、移動させたり、燃料検査後燃料に装着するチャ
ンネルの吊り上げ、移動を行うためのホイストと、この
ホイストが移動するためのブームと、前記本体から立設
し前記ブームに達する支柱と、前記燃料の吊り降ろしを
行う燃料昇降装置と、前記支柱に取着された前記燃料の
上部タイプレートを支持する上部支持板および前記燃料
の振れを抑える下部支持板と、前記本体に取着する移動
用車輪と、前記本体に設けられたストッパとを具備した
ことを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1,2の発明においては、電動機の駆動
により、かさ歯車を介しボールねじに回転を伝える。こ
のボールねじの回転により、ボールねじに支持されてい
る昇降板が昇降し、昇降板に保持される燃料も同時に昇
降する。
【0020】したがって、未使用時には昇降板をピット
内に収納し、ピット上面に蓋をかぶせる事により、定期
点検時の作業フロアとして使用可能となる。また、燃料
コンテナ起立台についても未使用時、ピット内に収納で
きる。
【0021】請求項3の発明においては燃料検査台のピ
ットを除去し、移動機能を設けることで、レイダウンに
影響を及ぼすことがない場所に移動できる。
【0022】したがって、燃料検査装置が必要としてい
た燃料取扱エリアの一部が自由になり、レイダウンが容
易になる。
【0023】
【実施例】図1から図3を参照しながら本発明に係る燃
料検査装置1aの第1の実施例を説明する。
【0024】なお、図2は本実施例に係る燃料検査装置
1aを燃料検査ピット内に設置した状態を示し、図3は
図2の上面図である。
【0025】図1において、符号25はたて形長尺状主柱
で、この主柱25は横断面が工字状に形成され、中央部に
軸線に沿って区画材26が設けられており、左右に対向し
て直交体状ねじ室27,28が形成されている。それぞれの
ねじ室27,28の開口部には昇降板29が上下方向に移動す
るためのガイド機構としてたて長の溝30が形成されてい
る。
【0026】図2に示したようにねじ室27,28内には区
画材26に取着したボールねじ支持体38を介して一対のボ
ールねじ31が立設されている。このボールねじ31の下部
は減速機構としてのかさ歯車32と噛合しており、かさ歯
車32は電動機33の回転軸34に連結している。
【0027】ボールねじ31の回転に伴って昇降板29が上
下動する連結機構(図2中符号37)が昇降板29の裏面か
らボールねじ31にねじ込まれて設けられている。昇降板
29の表面には燃料4を載置するための燃料受け台35と支
持するためのアーム36が設けられている。
【0028】つぎに上記構成の燃料検査装置1aの設置
手段について図1から図3および図8とともに説明す
る。すなわち、図8に示すように燃料プール20の周囲に
燃料4を貯蔵する燃料貯蔵庫18が設けられており、その
近傍に燃料検査装置1aが設置される。燃料検査装置1
の近傍に燃料コンテナ8を立設するための燃料コンテナ
起立台9が設置されている。
【0029】燃料検査装置1aの主柱25は燃料検査ピッ
ト3内に設置し、昇降板29のみ燃料交換フロア2上に起
立し、燃料4を昇降させる。燃料コンテナ起立台9は図
2および図3に示したように基礎ボルト39を容易に取り
外せる構造となっており、未使用時に燃料検査ピット3
内に収納できるようにそのピット3の内壁面にサポート
40を設置している。
【0030】燃料検査装置1は燃料検査ピット3内で支
持金物41で支持され、支持金物41は埋込金物42に接続し
ている。燃料プール20の周囲には燃料プール作業用とし
てジブクレーン11が設置され、燃料4にチャンネルボッ
クス7をかぶせる場合には燃料検査装置1の近傍にジブ
クレーン11を移動し設置する。
【0031】つぎに上記実施例に係る燃料検査装置1a
の作用を説明する。
【0032】電動機33を駆動することによりかさ歯車32
がボールねじ31に回転を伝え、ボールねじ31に支持され
ている昇降板29が昇降する。燃料4の上部を支持するア
ーム36と燃料4の下部タイプレート部を受ける燃料支持
台35により燃料4を保持する。従って、昇降板29の昇降
により、燃料4が下限位置(燃料検査ピット3内)から
上限位置(燃料交換フロア上)の間を昇降する。
【0033】燃料4の検査は、上限位置にセットした状
態で、検査員が燃料交換フロア上に立って実施する。ま
た未使用時には下限位置にセットし、燃料検査ピット3
に蓋をすることにより、燃料検査ピット3の上面は、燃
料交換フロア2の作業エリアとして使用可能となる。尚
電動機33,かさ歯車32,ボールねじ31,昇降板29は独立
して2セット設けられているため、同時に2体の燃料検
査ができる。
【0034】燃料コンテナ起立台9は燃料検査時、燃料
交換フロア2上に、基礎ボルト39で固定されており、燃
料コンテナ8を起立、保持するために使用されるもので
ある。未使用時には基礎ボルト39を取り外し、燃料検査
ピット3内に収納し転倒防止のため燃料コンテナ起立台
9の上部をサポート40により固定する。
【0035】ジブクレーン11は通常燃料プール20の作業
用として使用するため、燃料プール20の近傍に設置され
ている。燃料検査作業は定期点検前に実施されるため、
定期点検中に使用されるジブクレーン11を燃料検査時の
み本装置の近傍に移動する事は、特に問題ない。
【0036】ジブクレーン11は基礎ボルト39で燃料交換
フロアに固定されているため、この基礎ボルト39を取り
外すことにより容易に移動可能である。ジブクレーン11
で燃料チャンネルボックス7を吊り上げ、燃料4を下限
位置にセットした状態で燃料4の上部から燃料チャンネ
ルボックス7を装着する。
【0037】つぎに本実施例による効果を述べる。近年
原子炉建屋の縮小化により定期点検時燃料交換フロアの
作業スペースが狭く定期点検作業が困難であったが、本
実施例によれば燃料検査ピット上面およびその近傍にレ
イダウン機器の仮置が可能となるため、定期点検中の作
業スペースが拡大し、定期点検作業、特に原子炉ウェ
ル,燃料プール廻りの作業性が向上する。
【0038】また、レイダウン機器は、定期点検時燃料
交換フロア上に仮置するため、天井クレーンで移動する
が、移動時に燃料検査装置にぶつけるという課題があっ
たが、本実施例によれば、燃料交換フロア上に突起物が
なくなるため、干渉することがなく、安全にレイダウン
機器を移動できる。
【0039】さらに原子炉ウェル,燃料プール内の燃料
は、テレビカメラで持ち出しを監視する必要がある。ま
た、燃料交換機の操作室からは、燃料交換機の動きや、
燃料を監視する必要がある。さらに燃料交換機の操作室
から燃料交換フロア全域を監視又は見通しできる必要が
あるが、従来例では燃料検査装置および燃料コンテナ起
立台がテレビカメラや燃料交換機操作室の視界を妨げる
が、本実施例によれば、視界を妨げることがなくテレビ
カメラおよび燃料交換機操作室からの視界が拡大し、監
視等の精度が向上する。
【0040】本燃料検査装置は定期点検中に使用される
ことはない。そのため、未使用時には本燃料検査装置を
下限位置にセットし、燃料コンテナ起立台を燃料検査ピ
ットに収納し、ジビクレーンを燃料プール側に移動す
る。
【0041】また、ピット上面に蓋を設置することによ
りピット上面は定期点検中作業フロアとして使用可能と
なり、作業フロアが拡大する。さらに、フロア上に起立
するものがなくなるため、視界が拡大し、ウェルカバー
等の移動時に本燃料検査装置に干渉するという問題もな
くなる。
【0042】つぎに図4から図6により本発明に係る燃
料検査装置の第2の実施例を説明する。
【0043】図4において符号43は第2の実施例に係る
燃料検査装置の本体部を構成する架台で、この架台43上
には支柱44および燃料コンテナ起立台45が立設されてい
る。支柱44の上部には燃料4の上部タイプレートのハン
ドル46を把持する燃料昇降装置47および燃料昇降装置47
と一体で昇降し燃料4の上部を支持するための上部支持
板48が取着されている。
【0044】また、支柱44の下部には燃料4の下部を支
持し振れを防ぐための下部支持板49が取着されている。
支柱44には燃料4を検査し終えた後、燃料4に装着する
チャンネルボックス7の上部を支持するための上部支持
体50と、チャンネルボックス7を載置する下部支持体51
が取着されている。
【0045】燃料コンテナ起立台45にはホイスト52が設
けられ、ホイスト52が移動するためのブーム53が設けら
れている。架台43の両端には作業時の移動や振動を抑え
本体を固定するための本体ストッパ54が設けられ、架台
43の下面には本体を移動させるための移動用車輪55が取
着されている。
【0046】なお、燃料貯蔵庫18内には燃料貯蔵ラック
56が設けられている。燃料コンテナ8は燃料コンテナ支
持台57にたてかけられる。ホイスト52は燃料4およびチ
ャンネルボックス7を取り扱うためのものである。支柱
44は燃料昇降装置47のレールとなるものである。図中58
はチェッカプレート,59はカーブを示している。
【0047】つぎに上記第2の実施例の作用を説明す
る。
【0048】燃料4を検査する際、本体を燃料4を貯蔵
するための燃料貯蔵庫18上まで移動する。この際、移動
用車輪55が燃料貯蔵庫18回りに異物の混入を防ぐために
設けられている盛り上がった部分であるカーブ59に接す
ることで、本体の位置決めをするガイドの役割を果た
す。
【0049】本体が検査対象燃料貯蔵位置まできたら本
体ストッパ54で本体を固定する。その後、あらかじめ原
子炉建屋の外から搬入され梱包および蓋を開けて燃料取
扱エリアにおいてある燃料コンテナ8を燃料コンテナ支
持台57に燃料コンテナ8の開口部が燃料検査装置本体の
方に向くように立て、燃料コンテナ8を固定する。
【0050】その後、燃料コンテナ1内の燃料4を開梱
してホイスト52で燃料3を持ち上げ上部支持板14の上ま
で移動させる。このとき、上部支持板48および燃料昇降
装置47は下端まで下げておく。燃料昇降装置47は支柱44
内に移動する事で上部支持板48の燃料4が通過する部分
が開いた状態となる。
【0051】この状態で上部支持板48と燃料昇降装置47
を上端まで上げていく。上端まで上がると燃料昇降装置
47は支柱44から出て燃料つかみ部が上部支持板48の中心
まで出るので燃料昇降装置47に燃料4を取付ける。
【0052】燃料4の検査は燃料昇降装置47で燃料4を
上下させて行う。検査を終了した燃料4は燃料昇降装置
47を下げて燃料貯蔵庫18内に設置されている燃料貯蔵ラ
ック56に挿入する。
【0053】燃料4検査終了後、ホイスト52でチャンネ
ルボックス7を吊り上げ、支柱18の中を通し、燃料4上
まで移動させ、ホイスト52を下げることで燃料3に燃料
チャンネルボックス7を装着する。
【0054】燃料検査作業がすべて終了したら、本体ス
トッパ54を上げて、本体を移動し、レイダウンに影響を
及ぼすことがない所まで移動させ、保管する。
【0055】上記実施例によれば、燃料検査設備をレイ
ダウンに影響を及ぼさないものにすることができる。ま
た、設置スペースを減少でき、作業時間の短縮を図るこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、未使用時に燃料検査ピ
ット内に収納可能でレイダウンに影響を及ぼすことがな
く、作業性の向上と視野の拡大をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料検査装置の第1の実施例を示
す斜視図。
【図2】図1における燃料検査装置を燃料検査ピット内
に設置した状態を示す立面図。
【図3】図2における上面図。
【図4】本発明に係る燃料検査装置の第2の実施例を示
す立面図。
【図5】図4における平面図。
【図6】図4における正面図。
【図7】従来の燃料検査装置を説明するための概念図。
【図8】(a)は図7における燃料検査装置の課題を説
明するための燃料交換フロアを示す上面図。(b)は
(a)の縦断面図。
【符号の説明】
1,1a…燃料検査装置、2…燃料交換フロア、3…燃
料検査ピット、4…燃料、5…本体、6…検査員、7…
チャンネルボックス、8…燃料コンテナ、9…燃料コン
テナ起立台、10…可動台、11…ジブクレーン、11a…燃
料検査台、12…原子炉ウェルカバー、13…原子炉格納容
器上蓋、14…原子炉圧力容器上蓋、15…サービスプラッ
トホーム、16…主蒸気管ラインプラグ、17…RPV保温
材、18…燃料貯蔵庫、19…燃料交換機、20…燃料プー
ル、21…交換機用レール、22…テレビカメラ、23…燃料
交換操作室、24…原子炉圧力容器、25…主柱、26…区画
材、27,28…ねじ室、29…昇降板、30…たて長の溝、31
…ボールねじ、32…かさ歯車、33…電動機、34…回転
軸、35…燃料受け台、36…アーム、37…連結機構、38…
ボールねじ支持体、39…基礎ボルト、40…サポート、41
…支持金物、42…埋込金物、43…架台、44…支柱、45…
燃料コンテナ起立台、46…ハンドル、47…燃料昇降装
置、48…上部支持板、49…下部支持板、50…上部支持
体、51…下部支持体、52…ホイスト、53…ブーム、54…
本体ストッパ、55…移動用車輪、56…燃料貯蔵ラック、
57…燃料コンテナ支持台、58…チェッカプレート、59…
カーブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 たて形長尺状主柱と、この主柱に設けら
    れた一対のボールねじと、この一対のボールねじに連結
    機構を介して取着された昇降板と、この昇降板に取着さ
    れた燃料を支持および載置するためのアームおよび燃料
    受け台と、前記一対のボールねじを回転駆動する電動機
    とを具備したことを特徴とする燃料検査装置。
  2. 【請求項2】 前記主体は横断面が工字状に形成され、
    その中央部から両側に区画されてねじ室が設けられ、こ
    のねじ室内にそれぞれ一対のボールねじが設けられ、こ
    の一対のボールねじに連結機構を介して昇降板がねじ込
    まれ、この昇降板にアームおよび燃料受け台が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の燃料検査装置。
  3. 【請求項3】 本体と、この本体に立設された燃料コン
    テナ起立台と、この燃料コンテナ起立台の燃料の吊り上
    げ移動およびチャンネルの吊り上げ移動を行うホイスト
    と、このホイストが移動するためのブームと、前記本体
    から立設し前記ブームに達する支柱と、この支柱に取着
    された前記燃料の上部タイプレートを支持する上部支持
    板および前記燃料の振れを抑える下部支持板と、前記燃
    料の吊り降ろしを行う燃料昇降装置と、前記本体に取着
    する移動用車輪と、前記本体に設けられたストッパとを
    具備したことを特徴とする燃料検査装置。
JP6001238A 1994-01-11 1994-01-11 燃料検査装置 Pending JPH07209474A (ja)

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JP6001238A JPH07209474A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 燃料検査装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108806812A (zh) * 2018-06-11 2018-11-13 中广核研究院有限公司 用于反应堆燃料组件装卸的升降机

Cited By (2)

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CN108806812A (zh) * 2018-06-11 2018-11-13 中广核研究院有限公司 用于反应堆燃料组件装卸的升降机
CN108806812B (zh) * 2018-06-11 2024-03-29 中广核研究院有限公司 用于反应堆燃料组件装卸的升降机

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