JPH07208798A - 空調用自在ダクト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置状態のダクト形状および位置を保持する
ための作業を、吊りボルトを用いずに簡単に行いうるよ
うにする。 【構成】 繊維強化プラスチックからなる二本のロッド
１５，１６と継手１７とによって伸縮および弾性変形自
在に構成したステー１２を、ステー通し板１４…に通し
てダクト本体１２の外面に取付け、ステー１２の復元力
（弾性）に基づく副木作用によって同本体１２を設置状
態の形状および位置に保持する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は吸込みグリルにおける空
調機本体との接続部分等に使用される空調用自在ダクト
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】空調用の吸込みグリルを例にとって従来
の技術を説明する。

【０００３】図１５において、Ｗは天井壁、Ｂは天井ボ
ードで、これらの間（天井空間）Ｓに空調機本体１が設
置されるとともに、天井ボードＢの吸込み用開口部Ｂ１
に吸込みグリル本体２が設けられ、このグリル本体２と
空調機本体１の吸込み口とが接続ダクト３によって接続
される。

【０００４】この接続ダクト３は、空調機本体１と吸込
みグリル本体２の位置関係に応じて自由に寸法調整でき
るように、キャンバス地により蛇腹状に形成されて伸縮
自在かつ屈曲自在に構成され、設置後の変形防止のた
め、複数本の吊りボルト４…によって天井壁Ｗに吊持さ
れる。５…はダクト３に設けられた吊りフック、６は空
調機本体１用の吊りボルト、７はグリル本体２用の吊り
ボルトである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
吊りボルト４…でダクト３を吊持する方式によると、と
くに、天井壁Ｗに対する吊りボルト４…の固定作業が面
倒で多大の手間と労力を要するため、吸込みグリルの設
置作業の施工能率が悪く、かつ、施工コストが高くつい
ていた。

【０００６】また、一旦設置後、空調機本体１またはグ
リル本体２の位置を変更する必要が生じた場合に、ダク
ト３の吊り作業を変更位置で一からやり直さなければな
らないため、この移設作業が面倒となっていた。

【０００７】そこで本発明は、吊りボルトを用いずに、
簡単に設置位置に保持することができる空調用自在ダク
トを提供するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、伸縮
および屈曲自在に構成されたダクト本体と、両端が固定
部に固定された状態でこのダクト本体に長さ方向に取付
けられるステーとから成り、このステーは、ダクト本体
に対応して伸縮および弾性変形自在に構成され、かつ、
上記ダクト本体に、上記ステーが挿通される複数のステ
ー挿通部が設けられたものである。

【０００９】請求項２の発明は、請求項１の構成におい
て、ステーが、弾性変形自在な二本のステーメンバー
と、この両ステーメンバーの遊端側がダクト本体の長さ
方向にスライド自在に差し込まれる継手とによって伸縮
および弾性変形自在に構成されたものである。

【００１０】請求項３の発明は、請求項１の構成におい
て、弾性変形自在な複数本のパイプ状のステーメンバー
が、隣り合うもの同士スライド自在に嵌合連結されて伸
縮および弾性変形自在なステーが構成されたものであ
る。

【００１１】請求項４の発明は、請求項２または３の構
成において、各ステーメンバーが繊維強化プラスチック
にて形成されたものである。

【００１２】請求項５の発明は、請求項１の構成におい
て、ステーが引っ張りコイルバネによって形成されたも
のである。

【００１３】

【作用】上記構成によると、ステーがダクト本体に対応
して伸縮および弾性変形自在であるため、ダクト本体が
どのような形状および寸法状態で設置されても、ステー
を同本体に沿って取付けることができる。

【００１４】そして、この取付状態で、ステーの復元力
（弾性）に基づく副木作用によってダクト本体が設置時
の形状および位置に確実に保持される。

【００１５】従って、このダクト本体の形状および位置
保持のための吊りボルトが不要となり、ステーをダクト
本体に取付けるだけですむため、吸込みグリル等の設置
および移設作業を簡単、迅速に行うことができる。

【００１６】しかも、ステーをステー挿通部に挿通さ
せ、両端を固定部に固定するだけでよいため、ダクト本
体に対するステーの取付けが容易となる。

【００１７】また、請求項２の構成によると、二本のス
テーメンバーの遊端側が継手に差し込まれただけの構成
であるため、ステー構造が簡単ですみ、その分、コスト
が安くてすむとともに、ダクト本体への取付けも容易と
なる。

【００１８】一方、請求項３の構成によると、ステーが
テレスコープ状に伸縮自在に構成されているため、とく
に伸縮段を多段に構成することにより、伸縮代を大きく
とることができる。すなわち、ダクト本体の長さの大き
な変化に対応することができる。

【００１９】さらに、請求項４の構成によると、請求項
２または３の構成において、各ステーメンバーが繊維強
化プラスチックにて形成されているため、ステーが安く
て軽く、しかも高い弾性によってダクト本体を安定良く
保持することができる。

【００２０】また、引っ張りコイルバネをステーに用い
た請求項６の構成によると、ステーの弾性変形度が大き
いため、とくにダクト本体の曲がりが大きい場合のステ
ーの取付けが簡単となる。

【００２１】

【実施例】本発明の実施例を図１〜図１４によって説明
する。

【００２２】以下の実施例では、本発明の好適な適用例
として、従来説明で挙げた吸込みグリルの接続ダクトに
適用した場合を例にとって説明する。また、図１，４，
６において図１５と同一部分には同一符号を付して示
し、その重複説明を省略する。

【００２３】第１実施例（図１〜図３参照） この吸込みグリルの接続ダクト１１は、ダクト本体１２
と、このダクト本体１２における外側円弧の外面に添設
されたステー１３とによって構成される。

【００２４】ダクト本体１２は、図１５に示す従来の接
続ダクト３同様、キャンバス地にて蛇腹状に形成されて
伸縮および屈曲自在に構成され、空調機本体１と吸込み
グリル本体２との間にＬ字形に屈曲して設置される。

【００２５】このダクト本体１２には、ステー１３が取
付けられる部分に、長さ方向に間隔を置いて複数のステ
ー通し板１４…が外向きに設けられ、このステー通し板
１４…にステー通し穴１４ａ（図３参照）が設けられて
いる。

【００２６】なお、ステー通し板１４…は、ダクト本体
１２の大径部（内側に線材が設けられている）の外面に
取付けられている。

【００２７】ステー１３は、炭素繊維強化プラスチッ
ク、ガラス繊維強化プラスチック等の繊維強化プラスチ
ックによって細い丸棒状（角棒または丸、角のパイプ状
でもよい）に形成された弾性変形自在な二本のロッド
（ステーメンバー）１５，１６を具備している。

【００２８】この両ロッド１５，１６は、一方が空調機
本体１側から、他方がグリル本体２側からそれぞれダク
ト本体１２のステー通し板１４…に順次挿通され、ダク
ト本体１２の長さ方向中間部において互いの先端側がパ
イプ状の継手１７にスライド自在に差し込まれている。

【００２９】また、一方のロッド１５の基端部は空調機
本体１に、他方のロッド１６の基端部はグリル本体２に
それぞれ端部取付金具１８，１９によって着脱自在に取
付けられている。

【００３０】一方、継手１７は、グリル本体２用の吊り
ボルト７の中間部に取付けられた継手取付板２０に継手
取付金具（図３参照）２１によって取付けられている。
なお、継手取付金具２１は継手取付板２０に対して図示
しないボルト、ナットにて着脱可能に取付けられてい
る。

【００３１】こうして、両ロッド１５，１６と継手１７
とによって伸縮および弾性変形自在なステー１３が構成
されている。

【００３２】このステー１３は、ダクト本体１２の設置
後に同本体１２に沿って取付けられ、この取付状態で、
ステー１３の復元力（弾性）に基づく副木作用によって
ダクト本体１２が設置時の形状および位置に確実に保持
される。

【００３３】従って、この接続ダクト１１によると、ダ
クト本体１２の形状および位置保持のための吊りボルト
が不要となり、ステー１３をダクト本体１２に沿って取
付けるだけですむため、吸込みグリル等の設置および移
設作業を簡単、迅速に行うことができる。

【００３４】また、ステー１３は伸縮および弾性変形自
在であるため、ダクト本体１２がどのような形状および
寸法状態で設置されても、ステー１３を同本体１２に確
実にフィットさせることができる。

【００３５】さらに、この第１実施例の構成によると、
二本のロッド１５，１６の遊端側が継手１７に差し込ま
れただけの構成であるため、ステー構造が簡単ですみ、
その分、コストが安くてすむとともに、ダクト本体１２
への取付けも容易となる。

【００３６】第２実施例（図４，５参照） 以下の実施例については、第１実施例との相違点のみを
説明する。

【００３７】第２実施例では、複数段（図では三段）の
ステーパイプ２２…が、隣り合うもの同士スライド自在
に嵌合連結されて、テレスコープ状に伸縮自在なステー
２３が構成されている。

【００３８】各ステーパイプ２２…は、第１実施例のロ
ッド１５，１６同様、繊維強化プラスチックにて弾性変
形自在に構成され、第１実施例のステー１３と同様に、
この弾性に基づくステー２３の復元力によってダクト本
体１２が設置時の形状および位置に保持される。

【００３９】なお、図４中、２４…はステー通し板、図
４，５中、２５，２５はステー２３の両端に設けられた
取付用フックで、このフック２５，２５が空調機本体１
およびグリル本体２に設けられた掛止金具２６，２６に
掛止される。また、図５中、２２ａ，２２ｂはステーパ
イプ２２の抜け止め用ストッパである。

【００４０】この第２実施例の構成によると、ステー２
３がテレスコープ状に伸縮自在に構成されているため、
とくに伸縮段を多段に構成することにより、伸縮代を大
きくとることができ、ダクト本体１２の長さの大きな変
化に対応することができる。

【００４１】第３実施例（図６参照） 第３実施例では、引っ張りコイルバネによってステー２
７が構成され、バネ力によってダクト本体１２を保持す
るように構成されている。

【００４２】図中、２８，２８はステー２７の両端に設
けられたフック、２９，２９はこのフック２８，２８と
ステー本体であるバネ両端とを接続するための接続パイ
プ、３０…はダクト本体１２のステー通し板、３１，３
１はフック２８，２８が掛止される掛止金具である。

【００４３】この第３実施例によると、ステー２７の弾
性変形度が大きいため、とくにダクト本体１２の曲がり
が大きい場合のステー２７の取付けが簡単となる。

【００４４】第４実施例（図７参照） 第４実施例では、弾性変形自在な多数の板状リンク３２
…が、隣り合うもの同士、互いの端部で回動可能に連結
されて、伸縮および弾性変形自在な畳み尺構造のステー
３３が構成されている。

【００４５】このステー３３は、図示しないが、リンク
３２…の厚み方向面がダクト本体１２と対向する状態で
同本体１２に沿って取付けられる。

【００４６】また、ステー３３は、伸縮運動によってダ
クト本体１２の幅方向に変位するため、同本体１２に設
けられるステー通し板（図示しない）のステー通し穴を
幅広に形成する必要がある。

【００４７】この第４実施例によると、図示のように各
リンク３２…の端部を順次積み重ねて連結することによ
り、ほぼリンク一本分の長さにまでコンパクトに折畳む
ことができるため、ステー３３の運搬等に便利となる。

【００４８】その他の実施例 （１）図１〜図３に示す第１実施例の変形例として、図
８〜図１０（第１実施例と同一部分には同一符号を付し
て示している）の構成をとることができる。

【００４９】まず、第１実施例で挙げたパイプ状の継手
１７に代えて、図８に示すように断面Ｓ字形の継手３４
を用いてもよい。

【００５０】また、両ロッド１５，１６の素材として、
繊維強化プラスチックに代えてピアノ線を用いてもよ
い。

【００５１】この場合、図９に示すように第１実施例と
同様に両ロッド１５，１６の遊端側をパイプ状の継手１
７に挿通させてもよいし、図１０に示すように一対のリ
ング状継手３５，３５を用いてもよい。

【００５２】なお、継手１７，３５，３５は、必ずしも
第１実施例のように継手取付板２０を介して吊りボルト
７に支持させる必要はない。図９，１０はこの場合を想
定し、継手１７，３５，３５と両ロッド１５，１６の分
離を防止する手段として、ロッド１５，１６の遊端部を
カールさせて抜け止め部１５ａ，１６ａを形成してい
る。

【００５３】また、図９，１０の実施例では、両ロッド
１５，１６の基端部を屈曲させて取付用フック１５ｂ，
１６ｂを形成している。

【００５４】（２）図４，５に示す第２実施例の変形例
として、ステーパイプ２２に代えて、図１１に示すよう
に蟻溝３６を備えた１乃至複数の第１ステーメンバー３
７と、蟻柄３８を備えた１乃至複数の第２ステーメンバ
ー３９とをスライド自在に連結して伸縮および弾性変形
自在なステー４０を構成してもよい。

【００５５】また、図示しないが、扁平な四角パイプま
たはＣ型チャンネル状の鞘部材に帯板をスライド自在に
嵌入して伸縮自在なステーを構成してもよい。

【００５６】（３）図６に示す第３実施例の変形例とし
て、引っ張りコイルバネからなるステー２７の中間部
に、バネよりも曲げ剛性の高い素材（たとえば硬質ゴ
ム）からなる補強部材４１を設け、この補強部材４１に
よってステー２７の横荷重支持性能を高めるようにして
もよい。

【００５７】また、第３実施例ではバネ端とフック２８
とを接続パイプ２９で接続する構成をとったが、図１２
に示すようにバネの両端を屈曲させて、直接、フック２
８，２８を形成してもよい。

【００５８】（４）ステー挿通部の他の例として、図１
３，１４に示す構成をとることができる。両図では第１
実施例のステー１３を例にとっている。

【００５９】図１３に示す実施例では、ダクト本体１２
に取付金具４２を介して板バネからなるフック状のステ
ー挿通金具４３を取付け、同金具４３にステー１３を挿
通させるようにしている。４４は取付金具４２をダクト
本体１２の大径部に固定するための蝶ねじである。

【００６０】この場合、ステー１３は、ステー挿通金具
４３にステー長さ方向に挿通させてもよいし、同金具４
３に下側から嵌め込んでもよい。

【００６１】なお、ステー挿通金具４３からのステー１
３の脱落をより確実に防止するために、同金具４３の上
部湾曲部の根元部分に内側に向けて抜け止め用の爪を切
り起こし等によって設けてもよい。

【００６２】図１４に示す実施例では、ダクト本体１２
に、これと同じキャンバス地からなるリング状の取付布
４５を縫着その他によって取付け、この取付布４５に、
ステー１３が挿通されるステー挿通リング４６を取付け
ている。

【００６３】このステー挿通リング４６は、金属であっ
てもよいし、キャンバス地等の布材または皮革材であっ
てもよい。または、布材または皮革材を使用する場合、
これらの帯材の両端部をボタン、テープファスナーで結
合してリング状に形成してもよい。

【００６４】一方、上記実施例では吸込みグリルの接続
ダクトを適用対象として例に挙げたが、本発明はダクト
同士を接続するためのＬ字形の接続ダクト等、広く自在
ダクトに適用することができる。

【００６５】

【発明の効果】上記のように本発明によるときは、伸縮
および弾性変形自在に構成されたステーをダクト本体に
沿って取付け、ステーの復元力（弾性）に基づく副木作
用によって同本体を設置形状および位置に保持する構成
としたから、 施工が面倒な吊りボルトが不要となること、 ステーをダクト本体に沿って取付けるだけよいこと により、吸込みグリル等の設置および移設作業を簡単、
迅速に行うことができる。このため、施工能率を高め、
工期の短縮およびコストの低減化を実現することができ
る。

【００６６】また、ステーは伸縮および弾性変形自在で
あるため、ダクト本体がどのような形状および寸法状態
で設置されても、ステーを同本体に確実にフィットさせ
ることができる。

【００６７】しかも、ステーをステー挿通部に挿通さ
せ、両端を固定部に固定するだけでよいため、ダクト本
体に対するステーの取付けが容易となる。

【００６８】また、請求項２の発明によると、二本のス
テーメンバーの遊端側が継手に差し込まれただけの構成
であるため、ステー構造が簡単ですみ、その分、コスト
が安くてすむとともに、ダクト本体への取付けも容易と
なる。

【００６９】一方、請求項３の発明によると、ステーが
テレスコープ状に伸縮自在に構成されているため、とく
に伸縮段を多段に構成することにより、伸縮代を大きく
とることができる。すなわち、ダクト本体の長さの大き
な変化に対応することができる。

【００７０】さらに、請求項４の発明によると、各ステ
ーメンバーが繊維強化プラスチックにて形成されている
ため、ステーが安くて軽く、しかも高い弾性によってダ
クト本体を安定良く保持することができる。

【００７１】また、引っ張りコイルバネをステーに用い
た請求項５の発明によると、ステーの弾性変形度が大き
いため、とくにダクト本体の曲がりが大きい場合のステ
ーの取付けが簡単となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例を示すダクト設置状態の側
面図である。

【図２】同平面図である。

【図３】同実施例の一部斜視図である。

【図４】本発明の第２実施例を示す図１相当図である。

【図５】同実施例におけるステーの断面図である。

【図６】本発明の第３実施例を示す図１相当図である。

【図７】本発明の第４実施例にかかるステーの斜視図で
ある。

【図８】第１実施例の変形例にかかるステーの斜視図で
ある。

【図９】第１実施例の別の変形例にかかるステーの断面
図である。

【図１０】第１実施例のさらに別の変形例にかかるステ
ーの側面図である。

【図１１】第２実施例の変形例にかかるステーの分解斜
視図である。

【図１２】第３実施例の変形例にかかるステーの側面図
である。

【図１３】ステー挿通部の別の実施例を示す斜視図であ
る。

【図１４】ステー挿通部のさらに別の実施例を示す斜視
図である。

【図１５】従来の技術を説明するための図１相当図であ
る。

【符号の説明】

１１ 吸込みグリルの接続ダクト １２ ダクト本体 １３ ステー １４ ステー挿通部としてのステー通し板 １５，１６ ステーを構成するロッド １７ 同継手 ２３ ステー ２２ ステーを構成するステーパイプ ２４ ステー通し板 ２７，３３，４０ ステー ３４，３５ 継手 ４３ ステー挿通部としてのステー挿通金具 ４６ 同ステー挿通リング

フロントページの続き (72)発明者 雫 博行 大阪府堺市毛穴町102番地 ミック工業株 式会社内

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 伸縮および屈曲自在に構成されたダクト
   本体と、両端が固定部に固定された状態でこのダクト本
   体に長さ方向に取付けられるステーとから成り、このス
   テーは、ダクト本体に対応して伸縮および弾性変形自在
   に構成され、かつ、上記ダクト本体に、上記ステーが挿
   通される複数のステー挿通部が設けられたことを特徴と
   する空調用自在ダクト。
2. 【請求項２】 請求項１記載の空調用自在ダクトにおい
   て、ステーが、弾性変形自在な二本のステーメンバー
   と、この両ステーメンバーの遊端側がダクト本体の長さ
   方向にスライド自在に差し込まれる継手とによって伸縮
   および弾性変形自在に構成されたことを特徴とする空調
   用自在ダクト。
3. 【請求項３】 請求項１記載の空調用自在ダクトにおい
   て、弾性変形自在な複数本のパイプ状のステーメンバー
   が、隣り合うもの同士スライド自在に嵌合連結されて伸
   縮および弾性変形自在なステーが構成されたことを特徴
   とする空調用自在ダクト。
4. 【請求項４】 各ステーメンバーが繊維強化プラスチッ
   クにて形成されたことを特徴とする請求項２または３記
   載の空調用自在ダクト。
5. 【請求項５】 請求項１記載の空調用自在ダクトにおい
   て、ステーが引っ張りコイルバネによって形成されたこ
   とを特徴とする空調用自在ダクト。