JPH0720800A - 連続掲示装置 - Google Patents

連続掲示装置

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JPH0720800A
JPH0720800A JP1193A JP1193A JPH0720800A JP H0720800 A JPH0720800 A JP H0720800A JP 1193 A JP1193 A JP 1193A JP 1193 A JP1193 A JP 1193A JP H0720800 A JPH0720800 A JP H0720800A
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JP
Japan
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holder
leading
ratchet
movement
transport
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Application number
JP1193A
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Inventor
Yoshihiro Yamada
由博 山田
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Tokai Riken Co Ltd
Original Assignee
Tokai Riken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストの高騰を抑制した上で、ポスター
の前後方向のずれを防止し、美観の良好な枚葉掲示物掲
示を実現できるとともに、ホルダを確実に1つずつ搬送
できる連続掲示装置を提供する。 【構成】 搬送爪104が待機状態にあるときには、前
ストッパ173及びフロントラチェット161が先頭の
ホルダ9の移動を規制し、フロントラチェット161が
先頭の直後のホルダ9の移動を規制するとともに、リア
ラチェット162が最後尾のホルダ9の移動を規制す
る。そして、搬送爪104が先頭のホルダ9を捕捉する
のに合わせて、前ストッパ173が開放され先頭のホル
ダ9の移動の規制を解除し、搬送爪104の搬送状態に
応じて、フロントラチェット161が先頭の直後のホル
ダ9を先頭位置へ送出し、リアラチェット162が後尾
位置へ搬送されたホルダ9を取込んで最後尾のホルダ9
を前方へ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポスター循環掲示装置等
の連続掲示装置に関するもので、例えば、電車やバス等
の交通車両の車内、或いは銀行や駅等の建築物の室内に
設置されて、複数枚のポスター、複数コマの劇画等の枚
葉掲示物を順次掲示する連続掲示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の連続掲示装置としては、
例えば、特開平2−181184号公報に記載のポスタ
ー循環掲示装置を挙げることができる。
【0003】図49は従来のポスター循環掲示装置の設
置状態を示す断面図、図50は従来のポスター循環掲示
装置の設置状態を示す部分側断面図である。
【0004】図に示すように、掲示装置のハウジング3
01は室内の天井302に配設され、天井裏の既設の鋼
材303に複数のボルト304とナット305で固定さ
れている。ハウジング301の下面には開口部301a
が形成され、この開口部301aに着脱可能に配設され
た一対の支持杆306(一方のみ図示)上には、多数の
ホルダ307の両端が整列状態で掛渡されている。各ホ
ルダ307にはポスター308の上部が保持され、各ポ
スター308はハウジング301の開口部301aを介
して吊下され、その先頭(図49において左側)と最後
尾(図49において右側)のポスター308が室内に向
けて掲示されている。
【0005】前記ハウジング301内の各ホルダ307
の両側位置(図60において一方のみを示す)には、外
側ガイド板314が直立姿勢で配設され、この外側ガイ
ド板314には長円状をなすガイド孔314aが穿設さ
れている。また、このガイド孔314a内には、長円状
の内側ガイド板315が配設され、両ガイド板314,
315の間には環状の移動路316が形成されている。
そして、この移動路316内の下側には、各ホルダ30
7の両端に回転可能に設けられた搬送ローラ317が配
設され、各搬送ローラ317は、移動路316内を移動
し得るようになっている。また、各ホルダ307の両端
は、バネ318で付勢された押圧部材319で上方から
押圧され、その結果、各ホルダ307は、押圧部材31
9の波形形状をなす下面と、前記ガイド孔314aの内
周縁との間に挟持されて、整列状態で位置決めされてい
る。
【0006】各ホルダ307の上側の両端位置には、無
端状をなす一対の搬送チェーン309がスプロケット3
10で張架され(一方のチェーンのみを示す)、両搬送
チェーン309はギアボックス311を介してモータ3
12で駆動され、相互に同期して走行する。両搬送チェ
ーン309の一側には搬送爪313が設けられ、これら
の搬送爪313は前記先頭のホルダ307の後側に位置
して、図示しないバネの付勢力に抗して時計回りへの回
動が許容されている。
【0007】そして、前記搬送チェーン309がモータ
312に駆動されて時計回りに走行すると、搬送爪31
3で先頭のホルダ307の両端が捕捉され、ホルダ30
7は移動路316内で搬送ローラ317を転動させなが
ら、その移動路316に沿って搬送される。最後尾に到
達した先頭のホルダ307は、最後尾のホルダ307を
後方より押圧して、前記押圧部材319の押圧に抗して
各ホルダ307を1個分ずつ強制的に前方に移動させ、
その結果、先頭のホルダ307は、各ホルダ07の最後
尾で、押圧部材319とガイド孔314aの内周縁との
間に挟持されて保持される。その後、搬送チェーン30
9は反時計回りに走行して、最後尾の搬送爪313を元
の位置、つまり、新たな先頭のホルダ307の後側に復
帰させる。なお、このときの搬送爪313の位置は位置
センサ(図示せず)等で検出され、その検出信号に基づ
いて前記モータ312の駆動が中止し、停止保持され
る。このようにして、各ホルダ307の整列順序が入替
えられて、室内の掲示されるポスター308が変更され
る。そして、上記の一連の動作を所定時間毎に繰返し実
行して、掲示されるポスター308が順次変更される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のポスター循環掲
示装置は、上記のように、バネ318で付勢された押圧
部材319と、ガイド孔314aの内周縁との間で、単
に各ホルダ307を上下から挟持しているだけであっ
た。このため、各ホルダ307の保持が十分とはいい難
く、例えば、この掲示装置を電車等の交通車両に設置し
たときには、走行に伴う振動で各ホルダ307が前後に
移動し、その結果、吊下したポスター308に前後方向
のずれが生じて、掲示状態の美観を損ねてしまう可能性
があった。
【0009】その対策として、前記バネ318を強力な
ものに変更して、押圧部材319とガイド孔314aの
内周縁による各ホルダ307の挟持力を増大させること
も考えられるが、この場合には、各ホルダ307の円滑
な移動が妨げられるとともに、上記したように、最後尾
まで搬送したホルダ307により、各ホルダ307を1
個分ずつ前方に移動させる際に、大きな搬送力が必要で
あった。その結果、前記モータ312として出力トルク
の大きな、換言すれば、高価なモータを採用する必要が
生じる上に、搬送チェーン309や搬送爪313等の部
材に、高い強度が要求され、必然的に掲示装置の製造コ
ストが高騰していた。
【0010】また、従来のポスター循環掲示装置では、
搬送チェーン309を時計回りに走行させ、搬送爪31
3で先頭のホルダ307を各ホルダ307の最後尾まで
搬送した後、搬送チェーン309を反時計回りに走行
し、搬送爪313を先頭へと移動させ、新たな先頭のホ
ルダ307の両端を乗越えて元の位置に戻していた。し
たがって、搬送爪313を移動させるための搬送チェー
ン309やモータ312を正確に駆動し停止させない
と、一度に2つのホルダ307を搬送する虞れがあっ
た。
【0011】そこで、本発明は、製造コストの高騰を抑
制した上で、ポスターの前後方向のずれを防止し、美観
の良好な枚葉掲示物掲示を実現できるとともに、ホルダ
を確実に1つずつ搬送できる連続掲示装置の提供を課題
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
連続掲示装置は、枚葉掲示物を吊下する複数のホルダ
と、先頭と最後尾のホルダを結ぶホルダ搬送路と、前記
ホルダ搬送路を経て前記先頭のホルダを最後尾まで順次
搬送する搬送手段と、前記搬送手段が待機状態にあると
きには前記先頭のホルダの移動を規制し、前記搬送手段
が先頭のホルダを捕捉するのに合わせて、前記先頭のホ
ルダの移動の規制を解除する先頭ホルダ規制手段と、前
記搬送手段が待機状態にあるときには前記先頭のホルダ
の直後のホルダの移動を規制し、前記先頭のホルダの搬
送状態に応じて、前記先頭のホルダの直後のホルダを先
頭位置へ送出する次ホルダ規制送出手段と、前記搬送手
段が待機状態にあるときには前記最後尾のホルダの移動
を規制し、前記次ホルダ規制送出手段の動作に連動して
後尾位置へ搬送されたホルダを取込んで前記最後尾のホ
ルダを前方へ送出する後尾ホルダ規制送出手段とを具備
するものである。
【0013】請求項2の発明にかかる連続掲示装置は、
枚葉掲示物を吊下する複数のホルダと、先頭と最後尾の
ホルダを結ぶホルダ搬送路と、前記ホルダ搬送路を経て
前記先頭のホルダを最後尾まで順次搬送する搬送手段
と、前記搬送手段が待機状態にあるときには前記先頭の
ホルダの移動を規制し、前記搬送手段が先頭のホルダを
捕捉するのに合わせて、前記先頭のホルダの移動の規制
を解除する先頭ホルダ規制手段と、前記搬送手段が待機
状態にあるときには前記先頭のホルダの直後のホルダの
移動を規制し、前記先頭のホルダの搬送状態に応じて、
前記先頭のホルダの直後のホルダを先頭位置へ送出する
次ホルダ規制送出手段と、前記搬送手段が待機状態にあ
るときには前記最後尾のホルダの移動を規制し、ホルダ
が後尾位置へ搬送されたときには該ホルダを取込んで前
記最後尾のホルダを前方へ送出する後尾ホルダ規制送出
手段と、前記先頭ホルダ規制手段、次ホルダ規制送出手
段及び後尾ホルダ規制送出手段の各動作を前記搬送手段
の動作に連動させる機械的機構の動作連動手段とを具備
するものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明においては、枚葉掲示物を吊下
する複数のホルダのうちの先頭のホルダをホルダ搬送路
を経て最後尾まで順次搬送する搬送手段が待機状態にあ
るときには、先頭ホルダ規制手段が先頭のホルダの移動
を規制し、次ホルダ規制送出手段が前記先頭のホルダの
直後のホルダの移動を規制するとともに、後尾ホルダ規
制送出手段が最後尾のホルダの移動を規制する。そし
て、前記搬送手段が先頭のホルダを捕捉するのに合わせ
て、前記先頭のホルダの移動の規制を解除し、前記先頭
のホルダの搬送状態に応じて、次ホルダ規制送出手段が
前記先頭のホルダの直後のホルダを先頭位置へ送出し、
前記次ホルダ規制送出手段の動作に連動して後尾ホルダ
規制送出手段が後尾位置へ搬送されたホルダを取込んで
前記最後尾のホルダを前方へ送出するものであるから、
各ホルダは整列したホルダ列状態で確実に位置決めされ
枚葉掲示物がずれないとともに、先頭のホルダの搬送状
態に応じてホルダ列の各ホルダは1つずつ順次移動す
る。
【0015】請求項2の発明においては、枚葉掲示物を
吊下する複数のホルダのうちの先頭のホルダをホルダ搬
送路を経て最後尾まで順次搬送する搬送手段が待機状態
にあるときに、先頭ホルダ規制手段が前記先頭のホルダ
の移動を規制し、次ホルダ規制送出手段が先頭のホルダ
の直後のホルダの移動を規制し、後尾ホルダ規制送出手
段が最後尾のホルダの移動を規制する各動作と、前記搬
送手段が先頭のホルダを捕捉するのに合わせて、前記先
頭のホルダの移動の規制を解除し、前記先頭のホルダの
搬送状態に応じて、次ホルダ規制送出手段が前記先頭の
ホルダの直後のホルダを先頭位置へ送出し、後尾ホルダ
規制送出手段が後尾位置へ搬送されたホルダを取込んで
前記最後尾のホルダを前方へ送出する各動作を機械的機
構の動作連動手段を介して相互に連動して行なうもので
あるから、各ホルダは整列したホルダ列状態で確実に位
置決めされ枚葉掲示物がずれないとともに、先頭のホル
ダの搬送動作に連動してホルダ列の各ホルダは1つずつ
順次移動する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例の連続掲示装置につい
て説明をする。
【0017】図1は本発明の一実施例である連続掲示装
置の吊下時の設置状態を示す説明図、図2は本発明の一
実施例である連続掲示装置の埋込時の設置状態を示す説
明図である。なお、これらの図は電車を輪切にした部分
的な断面を示している。
【0018】本実施例の掲示装置1は電車2,3内の天
井2a,3aに設置されて、6枚のポスター等からなる
枚葉掲示物4を乗客に対し順次掲示するものであり、掲
示装置1の設置が配慮されていない既存の電車2に対し
ては、図1に示すように、天井2aから掲示装置1を吊
り下げる吊下式の設置構造をとり、予め掲示装置1の設
置が配慮された新造の電車3に対しては、図2に示すよ
うに、天井3aに掲示装置1を埋め込む埋込式の設置構
造をとるようになっている。
【0019】ここで、本実施例の掲示装置1は、吊下式
に設置された場合でも、埋込式に設置された場合でも、
本発明の要旨に関する作用・効果は全く同様であるた
め、以下、掲示装置1を吊下式に設置した場合のみを説
明し、埋込式に設置した場合については説明を省略す
る。なお、前記枚葉掲示物4は、その前後両面に印刷が
施されているものとし、以下、この印刷された枚葉掲示
物4の面を掲示面とする。〈全体構成〉図3は本発明の
一実施例である連続掲示装置の吊下設置時を示す斜視
図、図4は本発明の一実施例である連続掲示装置の吊下
設置時を示す分解斜視図である。図に示すように、掲示
装置1の本体5は金属板から製作された箱状をなし、そ
の下面には長方形状の開口部5aが形成されている。本
体5の下面には金属製の装飾用のグリル6が図示しない
ビスで装着され、このグリル6に形成された開口部6a
は本体5の開口部5aと対応している。また、グリル6
の下面には本体5を下方より覆うように、金属板から製
作されたロアカバー7が着脱可能に装着され、このロア
カバー7に形成された開口部7aはグリル6の開口部6
aと対応している。また、本体5の上面には金属板から
なる防塵用のアッパカバー8が図示しないビスで装着さ
れている。
【0020】前記本体5内には、開口部5aから外方に
臨むように6本のホルダ9が整列配置され、各ホルダ9
には前記した6枚の枚葉掲示物4が、前記グリル6とロ
アカバー7の開口部6a,7aを介して吊下・支持され
ている。各枚葉掲示物4は相互に僅かな間隔をおいて整
列し、その最も先頭の枚葉掲示物4の前側の掲示面、及
び最も後尾の枚葉掲示物4の後側の掲示面が、電車2内
の乗客にそれぞれ掲示されている。そして、後述するよ
うに、先頭の枚葉掲示物4は掲示装置1の作動に伴って
各枚葉掲示物4の最後尾まで搬送され、この動作の繰返
しにより、乗客に掲示される枚葉掲示物4が順次入替え
られる。
【0021】〈設置構造〉次いで、掲示装置1の天井2
aへの設置構造を説明する。
【0022】図5は本発明の一実施例である連続掲示装
置の吊下設置時を示す部分破断正面図、図6は本発明の
一実施例である連続掲示装置の吊下設置時を示す部分破
断側面図、図7は本発明の一実施例である連続掲示装置
の吊下設置時における設置構造を示す部分断面図、図8
は本発明の一実施例である連続掲示装置の吊下設置時に
おける設置構造を示す図5のA−A線断面図、図9は本
発明の一実施例である連続掲示装置の吊下設置時におけ
る本体取付金具を示す分解斜視図である。
【0023】図4乃至図9に示すように、前記本体5の
前面及び後面全体には横長の取付用ガイド板10が固着
され、これらの取付用ガイド板10の上縁と下縁は、左
右方向全体に折曲形成されて本体5より所定寸法だけ離
間している。両取付用ガイド板10にはそれぞれ一対の
本体取付金具11が左右方向に所定間隔をおいて配設さ
れ、この本体取付金具11の上側掛止部材12は、下方
に折曲された先端12aを、本体5と取付用ガイド板1
0の上縁との間に上方より挿入した状態で掛止され、同
様に、本体取付金具11の下側掛止部材13は、上方に
折曲された先端13aを、本体5と取付用ガイド板10
の下縁との間に下方より挿入した状態で掛止されてい
る。また、上側掛止部材12と下側掛止部材13の基端
12b,13bは、取付用ガイド板10から離間する方
向に折曲されて重なり合うとともに、下方より四角板状
のスペーサ14が重ね合わされ、これらの掛止部材1
2,13の基端12b,13bとスペーサ14には、相
互に対応するようにねじ孔12c,13c,14aが形
成されている。
【0024】前記上側掛止部材12及び下側掛止部材1
3の近接位置には本体取付金具11のクランプ部材15
が配設され、そのクランプ部材15の上部には、取付用
ガイド板10側に開口する箱状の収容部16が設けられ
ている。収容部16内には、上側掛止部材12の基端1
2b、下側掛止部材13の基端13b、及びスペーサ1
4が挿入され、それらの部材のねじ孔12c,13c,
14aと対応するように、収容部16の上面及び下面に
は、より大径のねじ孔16aがそれぞれ形成されてい
る。また、クランプ部材15の下部には脱落防止片17
が一体形成され、この脱落防止片17に形成された逃げ
孔17aには下方より取付ボルト18が挿入されてい
る。クランプ部材15の収容部16と脱落防止片17の
間において、取付ボルト18には圧接鍔18aが一体形
成され、その圧接鍔18aの下側にはリング溝18bが
形成されてEリング19が嵌合している。
【0025】一方、電車2内の天井2a裏には、断面L
字状をなす2本の鋼材20が所定間隔をおいて電車2の
進行方向に沿うように配置され、これらの鋼材20は、
例えば、空調装置の設置等のために設けられた既存のも
のである。前記取付ボルト18の先端のねじ部18c
は、天井2a及び鋼材20に形成されたねじ孔21,2
2に車内側より挿入されて、鋼材20上に溶接されたナ
ット23に螺合している。取付ボルト18の圧接鍔18
aの外径は、スペーサ14のねじ孔14aの内径より大
きく、且つ、収容部16のねじ孔16aの内径より小さ
く設定されているため、このときの圧接鍔18aは、収
容部16の下面のねじ孔16aを介してスペーサ14の
下面に圧接し、天井2aとの間で、上側掛止部材12の
基端12b、下側掛止部材13の基端13b、スペーサ
14、及び収容部16の上面を挟持している。また、こ
の取付ボルト18の挟持力により、上側掛止部材12の
先端12aと下側掛止部材13の先端13aは相互に接
近して、取付用ガイド板10を上下から強固に挟持し、
その結果、各本体取付金具11で掲示装置1の本体5が
天井2aに固定されている。
【0026】前記両取付用ガイド板10の左右両端は、
上縁と下縁が所定寸法だけ削除され、この箇所を着脱位
置24としている。そして、この着脱位置24におい
て、上縁に対する前記上側掛止部材12の掛止、及び下
縁に対する下側掛止部材13の掛止がそれぞれ解除さ
れ、その結果、本体取付金具11は取付用ガイド板10
に対して自由に着脱し得る。
【0027】図10は本発明の一実施例である連続掲示
装置の吊下設置時における設置構造を示す図5のB−B
線断面図、図11は本発明の一実施例である連続掲示装
置の吊下設置時における設置構造を示す図10のC−C
線断面図、図12は本発明の一実施例である連続掲示装
置の吊下設置時における設置構造を示す図10のD−D
線断面図である。
【0028】図5及び図10乃至図12に示すように、
前記両取付用ガイド板10の左右両端には、前記着脱位
置24と隣接するようにカバー取付座25が水平に折曲
形成され、このカバー取付座25にはコ字状に折曲形成
されたカバー取付部材26の上板26aがビス27で取
着されている。また、カバー取付部材26の下板26b
の中央には透孔28が形成され、この下板26b上の透
孔28の両側には、一対のピン29が立設されている。
透孔28の上方には金属製の線材30が配設され、線材
30の両端は前記両ピン29にそれぞれ巻回されてい
る。
【0029】一方、前記ロアカバー7は本体5を下方よ
り覆うように配設され、ロアカバー7の四隅には、前記
カバー取付部材26の透孔28と対応するように透孔3
1が形成されている。各透孔31には下方より係合ピン
32が挿入され、各係合ピン32の下端に形成された操
作部32aはロアカバー7の下面に当接している。係合
ピン32の上端は透孔31を介してロアカバー7上に突
出し、座金33が嵌め込まれるとともに、外周に螺旋状
の溝34aが形成された係合筒34が固着されている。
したがって、係合ピン32は、操作部32aと係合筒3
4によってロアカバー7の透孔31内からの脱落が防止
されている。
【0030】そして、この係合筒34は前記カバー取付
部材26の透孔28を介して上方に突出し、係合筒34
の溝34a内には前記線材30が嵌合して、係合筒34
の下方への離脱を規制している。その結果、ロアカバー
7は下方より本体5を覆った状態で、この本体5に固定
されている。なお、ロアカバー7の上面には、その開口
部7aの周囲を取巻くように環状のパッキン35が接着
され、このパッキン35を介して前記グリル6の下面に
当接している。
【0031】〈操作部〉次いで、電源スイッチ等からな
る掲示装置1の操作部を説明する。
【0032】図13は本発明の一実施例である連続掲示
装置のロアカバー装着時の底面図、図14は本発明の一
実施例である連続掲示装置のロアカバー取外時の底面図
である。
【0033】図4、図13及び図14に示すように、前
記グリル6の下面には、その開口部6aの周囲全体に突
条36が形成され、突条36の一側には幅広の操作面3
7が形成されている。前記ロアカバー7の開口部7a
は、このグリル6の突条36及び操作面37を取囲むよ
うに位置し、その結果、突条36と操作面37は開口部
7aを介して下方に露出している。前記突条36と操作
面37は、ロアカバー7の下面に対してほぼ面一に設定
されている。
【0034】図15は本発明の一実施例である連続掲示
装置のロアカバー装着時の部分拡大底面図、図16は本
発明の一実施例である連続掲示装置の操作部を示す図1
5のE−E線断面図、図17は本発明の一実施例である
連続掲示装置の操作部を示す図15のF−F線断面図で
ある。
【0035】図に示すように、前記グリル6の操作面3
7の裏面側(上面側)において、前記本体5には抜き孔
38が形成され、その抜き孔38内には掲示装置1の電
源スイッチ39を内装したユニットボックス40が設置
されている。ユニットボックス40内には操作レバー4
1がピン42で回動可能に軸着され、図16に示すよう
に、その操作レバー41は自重により常に時計回りに付
勢されて、下面41aの一側をグリル6の裏面に当接さ
せている。この操作レバー41と対応するように、グリ
ル6の操作面37には操作孔37aが貫設され、その操
作孔37aを介して操作レバー41の下面41aが下方
に露出している。また、ユニットボックス40内の左側
には前記電源スイッチ39がビス43で固定され、右方
に突出した電源スイッチ39の操作子39aは、前記操
作レバー41の左面41bに当接している。なお、この
電源スイッチ39は、操作子39aを押圧操作される毎
に、投入と遮断との間で交互に切替えられる。
【0036】そして、本実施例の掲示装置1には、専用
の操作杆44が用意され、図17に示すように、操作杆
44の先端を下方よりグリル6の操作孔37a内に挿入
すると、その先端で操作レバー41の下面41aが押上
げられて、操作レバー41が反時計回りに回動し、その
左面41bで電源スイッチ39の操作子39が押圧操作
されて投入または遮断される。前記グリル6の操作孔3
7aの内径は人の指先より小さく設定されており、した
がって、乗客の悪戯により、指先で掲示装置1の電源が
入切されるのを防止できる。
【0037】前記グリル6の操作面37の裏面におい
て、スイッチユニット40の右側にはプリント基板45
が一対のビス46で固定され、そのプリント基板45に
は掲示装置1の運転を表示する運転表示灯47と、異常
の発生を表示する異常表示灯48とがハンダ付けされて
いる。この運転表示灯47と異常表示灯48は、グリル
6の操作面37に形成された一対の表示孔37b,37
cを介してそれぞれ下方に露出し、車内側よりその点灯
状態を視認できる。
【0038】一方、前記グリル6の操作面37の近接位
置において、前記本体5内の底面には組付ブロック49
がビス50で固定され、この組付ブロック49には円形
状の収容孔49aと細長形状の収容孔49bが貫設され
ている。組付ブロック49上にはプリント基板51が図
示しないビスで固定され、そのプリント基板51の下面
にハンダ付けされたインターバル設定器52(図16に
示す)は前記円形状の収容孔49a内に、同じくプリン
ト基板51の下面にハンダ付けされたブレーカスイッチ
53(図17に示す)は前記細長形状の収容孔49b内
にそれぞれ配設されている。インターバル設定器52の
下方に突出する操作ダイヤル52aは、本体5の操作孔
54とグリル6の操作孔55を介して下方に露出し、同
様に、ブレーカスイッチ53の下方に突出する操作子5
3aは、本体5の操作孔56とグリル6の操作孔57を
介して下方に露出している。そして、本体5にロアカバ
ー7が固定された通常時は、このロアカバー7で操作ダ
イヤル52aや操作子53aが隠蔽されている。
【0039】なお、前記インターバル設定器52は、掲
示装置1で行なわれる枚葉掲示物4の入替え動作のイン
ターバル時間Tm1 を設定するものであり、マイナスド
ライバ等で操作ダイヤル52aを回転操作することで、
10、15、30、60、90sec のいずれかのインタ
ーバル時間Tm1 を選択的に設定できる。今、仮に、こ
のインターバル時間Tm1 として30sec が設定された
ものとする。また、ブレーカスイッチ53は異常電流の
発生時に強制的に電源を遮断するためのものであり、遮
断後は、前記操作杆44等で操作子53aを押圧操作す
ることで、電源の再投入が可能となる。
【0040】〈フレーム〉次いで、本体5内に設置され
て搬送機構や繰出機構を支持するフレーム58の構造を
説明する。
【0041】図18は本発明の一実施例である連続掲示
装置の本体を示す平面図、図19は本発明の一実施例で
ある連続掲示装置の搬送機構用の駆動部を示す部分平断
面図、図20は本発明の一実施例である連続掲示装置の
繰出機構用の駆動部を示す部分平断面図、図21は本発
明の一実施例である連続掲示装置のフレームの構造を示
す図19のG−G線断面図である。
【0042】図に示すように、掲示装置1の本体5内に
おいて、各ホルダ9の上側には、後述する搬送機構や繰
出機構を支持するためのフレーム58が設置されてい
る。このフレーム58は左右方向に並設された2つの軸
受部材59、左右方向に延びて各軸受部材59を貫通す
る断面四角状の連結パイプ60、及び軸受部材59の下
面に取付けられたミドカバー61からなり、これらの連
結パイプ60とミドカバー61で各軸受部材59が所定
間隔をおいて連結されている。軸受部材59は摩擦係数
の低い合成樹脂材料からなり、その形状は、前端と後端
を円弧状に成形された前後に細長い直方体状をなしてい
る。なお、このミドカバー61は、掲示装置1内に設け
られた搬送機構や繰出機構を、車内の乗客より隠蔽する
ためのものである。
【0043】前記各軸受部材59の前端部にはそれぞれ
孔62が左右方向に貫設され、これらの孔62内には固
定シャフト63が挿通されている。固定シャフト63の
左右両端は、本体5の両側面に形成された遊嵌孔64を
介して外方に突出し、Eリング65で軸方向への移動を
規制している。本体5の遊嵌孔64は前後に延びる長孔
状をなし、固定シャフト63の前後方向への若干の移動
を許容するようになっている。また、このように、固定
シャフト63は単に孔62及び遊嵌孔64内に挿通され
ているだけであり、その回転は規制されている。
【0044】前記連結パイプ60の後側において、各軸
受部材59にはそれぞれ軸受孔66が左右方向に貫設さ
れ、これらの軸受孔66内には繰出シャフト67が挿通
されている。繰出シャフト67の左右両端は、本体5の
両側面に設けられたベアリング68で回転可能に支持さ
れるとともに、外方に突出してEリング69で軸方向へ
の移動を規制している。また、各軸受部材59の後端部
にはそれぞれ軸受孔70が左右方向に貫設され、これら
の軸受孔70内には駆動シャフト71が挿通されてい
る。駆動シャフト71の左右の両端は、本体5の両側面
に設けられたベアリング72で回転可能に支持されると
ともに、外方に突出してEリング73で軸方向への移動
を規制している。
【0045】このように、前記フレーム58は、固定シ
ャフト63、繰出シャフト67及び駆動シャフト71に
より、本体5内の前記各ホルダ9の上方位置で支持され
るとともに、逆に、各軸受部材59で繰出シャフト67
及び駆動シャフト71を回転可能に支持する役割を果た
している。そして、本体5内には、フレーム58上を介
して先頭のホルダ9と最後尾のホルダ9とを結ぶホルダ
搬送路74が形成され、先頭のホルダ9は、このホルダ
搬送路74を経て各ホルダ9の最後尾に移動する。
【0046】〈搬送機構〉次いで、前記ホルダ9を搬送
するための搬送機構の構造を説明する。
【0047】図22は本発明の一実施例である連続掲示
装置の搬送機構用の駆動部を示す図19のH−H線断面
図である。
【0048】図19,図20及び図22に示すように、
前記本体5内の右側後部には搬送用モータ75が設置さ
れ、そのモータ75の出力軸75aに固定された駆動ス
プロケット76は、本体5外の最右側に位置している。
この駆動スプロケット76に対して前記駆動シャフト7
1の本体5の外側面には中継スプロケット77が配設さ
れており、この中継スプロケット77は駆動シャフト7
1にセットネジ78で固定されている。前記駆動スプロ
ケット76と中継スプロケット77とには無端状の搬送
動力チェーン79が張架されている。
【0049】また、駆動シャフト71の左右両端にはそ
れぞれ駆動スプロケット83が割ピン84で固定され、
この駆動スプロケット83と対応するように、前記固定
シャフト63の左右両端には、被動スプロケット85が
Eリング86で軸方向の移動を規制された状態で回転可
能に支持されている。対応する駆動スプロケット83と
被動スプロケット85との間には、それぞれ無端状の搬
送チェーン87が張架されている。
【0050】したがって、前記搬送用モータ75で駆動
スプロケット76が回転駆動されると、搬送動力チェー
ン79を介して中継スプロケット77と共に駆動シャフ
ト71が回転し、その結果、左右の駆動スプロケット8
3が回転駆動されて、被動スプロケット85を空転させ
ながら、それぞれの搬送チェーン87が特定方向に走行
する。
【0051】図23は本発明の一実施例である連続掲示
装置の繰出機構用の駆動部を示す図20のJ−J線断面
図である。
【0052】図19、図20、図22及び図23に示す
ように、前記固定シャフト63の近接位置において、本
体5内の左右両側面にはそれぞれ支軸95が固定され、
これらの支軸95にはテンションレバー96が上下方向
に回動可能に軸着されている。それぞれのテンションレ
バー96の先端は固定シャフト63の外周に当接し、そ
の先端は、上方ほど固定シャフト63から離間するよう
に、ほぼ垂直に近い斜状に形成されている。また、前記
両支軸95にはそれぞれテンションバネ97が巻回さ
れ、そのテンションバネ97の一端は、テンションレバ
ー96に形成された掛止部96aに掛止され、他端は、
本体5内の左右両側面に固定された掛止軸98に掛止さ
れている。そして、このテンションバネ97でテンショ
ンレバー96は常に上方に回動付勢され、そのテンショ
ンレバー96の斜状の先端により、固定シャフト63は
前方、つまり駆動シャフト71から離間する方向に付勢
されて、搬送チェーン87に張力を与えている。
【0053】図24は本発明の一実施例である連続掲示
装置の搬送チェーンの周辺を示す図19のI−I線断面
図である。
【0054】図18及び図24に示すように、前記本体
5内の左右両側には、前記搬送チェーン87に沿ってそ
れぞれ搬送用ガイド板99が配設され、この搬送用ガイ
ド板99の前側は、本体5内の前側面に固定され、後側
は、直角に折曲されて延設されたステイによって本体5
内の左右側面に固定されている。搬送用ガイド板99に
は、搬送チェーン87の外周を所定間隔をおいて取り囲
むように略長孔状のガイド孔99aが形成され、下側に
は段差部99bが形成されている。そして、搬送用ガイ
ド板99のガイド孔99a内には内部ガイド部材101
が配設されており、この内部ガイド部材101にはホル
ダを案内するホルダガイド部101aと搬送チェーン8
7を案内するチェーンガイド部101bが形成されてい
る。その結果、搬送チェーン87の外周とガイド孔99
の内周との間には、前後方向に延びる環状の爪移動路1
00が形成され、以下、その爪移動路100の下側の段
差部99bの部分をホルダ整列位置100aとする。ま
た、搬送チェーン87にはラチェット駆動ローラ102
及び搬送爪104が取付けられている。
【0055】図25の(a)は本発明の一実施例である
連続掲示装置の搬送チェーンの要部を示す平面図、
(b)は同じく搬送チェーンの要部を示す側面図、図2
6は本発明の一実施例である連続掲示装置の駆動ローラ
及び搬送爪及びホルダの詳細を示す図24のK−K線拡
大断面図である。
【0056】図に示すように、搬送チェーン87にはラ
チェット駆動ローラ102がピン103によって取付け
られているとともに、ラチェット駆動ローラ102から
所定の距離だけ離れた位置に搬送爪104がピン105
によって取付けられている(以下、右側の搬送チェーン
87の構造のみを図示するが、左側の搬送チェーン87
の構造も対称構造であり同様である)。そして、駆動ス
プロケット83及び被動スプロケット85の回転によ
り、搬送チェーン87がガイド孔99内の環状の爪移動
路100を一周することにより、前記ラチェット駆動ロ
ーラ102が後述するラチェット群を駆動するととも
に、前記搬送爪104が最前方に位置する先頭のホルダ
を引掛けてホルダ整列位置100aに並んでいる各ホル
ダの最後部へ搬送する。
【0057】前記左右のホルダ整列位置100aには、
前記した6本のホルダ9が整列状態で掛渡され、各ホル
ダ9の両端には回転可能な搬送ローラ108が配設され
ており、搬送ローラ108は前記ガイド板99のガイド
孔99aの内周縁上に載せられている。そして、各ホル
ダ9はガイド孔99aの内周縁上で、搬送ローラ108
を転動させながら前後方向に移動し得るようになってお
り、この搬送ローラ108の前後方向の移動はガイド板
99のガイド孔99aと内部ガイド部材101のホルダ
ガイド部101aとによって案内される。また、各ホル
ダ9は搬送ローラ108に一体形成された鍔108aに
よって、ガイド板99及び内部ガイド部材101に当接
し、左右方向の移動が規制されている。また、各ホルダ
9にはそれぞれの搬送ローラ108より先端側に搬送ピ
ン109が突設しており、図24に示すように、各ホル
ダ9がガイド孔99aの下側の段差部99bに位置する
場合には、前記搬送爪104は搬送ピン109に引掛ら
ないが、先頭のホルダ9、つまり最も前側に位置するホ
ルダ9の搬送ピン109は搬送爪104が引掛る高さ位
置にある。したがって、搬送爪104が移動し、前側に
位置する先頭のホルダ9位置までくると、先頭のホルダ
9の搬送ピン109を引掛けて移動する。当然、搬送爪
104が爪移動路100の上部を後方へ移動するとき
も、前記搬送爪104は搬送ピン109を引掛けたまま
の状態で移動する。
【0058】そして、前記先頭のホルダ9が各ホルダ9
の最後尾にくると、該ホルダ9の搬送ローラ108はガ
イド孔99aの下側の段差部99bの後端の傾斜面99
cに沿って下方へ降下するので、ホルダ9の搬送ピン1
09が搬送爪104から外れ、先頭のホルダ9が各ホル
ダ9の最後尾に位置することになり、前記した6本のホ
ルダ9の整列状態が入れ変わる。この後、搬送爪104
のみが前方へ移動し、搬送爪104が元の位置に戻るこ
とによって搬送チェーン87の一回目の周回動作が完了
する。
【0059】〈繰出機構〉次いで、前記ホルダ9と共に
搬送される枚葉掲示物4を後尾位置に繰出すための繰出
機構の構造を説明する。
【0060】図20及び図23に示すように、前記本体
5内の左側後部には繰出用モータ124が設置され、そ
のモータ124の出力軸124aにセットボルト125
で固定された駆動スプロケット126は、本体5外の最
左側に位置している。この駆動スプロケット126に対
して前記繰出シャフト67の本体5の外側面には中継ス
プロケット127が配設されており、この中継スプロケ
ット127は繰出シャフト67にスプリングピン128
で固定されている。前記駆動スプロケット126と中継
スプロケット127とには無端状の繰出動力チェーン1
29が張架されている。
【0061】したがって、前記繰出用モータ124で駆
動スプロケット126が回転駆動されると、繰出動力チ
ェーン129を介して中継スプロケット127と共に繰
出シャフト67が回転する。
【0062】図19乃至図21に示すように、前記繰出
シャフト67の中央付近の左寄り位置には駆動プーリ1
35が嵌込まれ、この駆動プーリ135はセットボルト
136で繰出シャフト67に固定されている。また、こ
の駆動プーリ135と対応するように、前記駆動シャフ
ト71には被動プーリ137が回転可能に嵌込まれてい
るとともに、この被動プーリ137には駆動シャフト7
1を被覆する筒状体134が延設され、2つの軸受部材
59間に遊嵌状態で装着されている。なお、被動プーリ
137は複数のEリング139で軸方向への移動が規制
されている。対応する駆動プーリ135と被動プーリ1
37とはタイミングベルト138で連結され、このタイ
ミングベルト138と隣合うように、被動プーリ137
の外周に延設された筒状体134には、弾性を有するエ
ラストマーからなる第1の繰出駆動ローラ140が嵌合
されている。
【0063】したがって、前述したように、繰出用モー
タ124で繰出シャフト67が回転駆動されると、駆動
プーリ135が一体で回転し、タイミングベルト138
を介して被動プーリ137と共に第1の繰出駆動ローラ
140が回転する。なお、このときの第1の繰出駆動ロ
ーラ140は、図21において、常に、時計回りに回転
駆動される。
【0064】図27は本発明の一実施例である連続掲示
装置の繰出機構を示す図21のM−M線断面図である。
【0065】図21及び図27に示すように、本体5内
の後部にはローラ作動シャフト141が左右に横渡され
ており、このローラ作動シャフト141の中央部には前
記第1の繰出駆動ローラ140と対になって逆回転する
第2の繰出駆動ローラ142がローラ作動シャフト14
1を支点にして回動可能な2本の支持部材143によっ
て支持されている。つまり、2本の支持部材143の先
端にはベアリング144が装着され、このベアリング1
44を介して支持シャフト145が装着されており、こ
の支持シャフト145に前記第1の繰出駆動ローラ14
0と略同一径で同一長さの、且つ、略同一の弾性を有す
るエラストマーからなる第2の繰出駆動ローラ142が
嵌合されている。また、ローラ作動シャフト141の左
側には長尺プーリ146が回転自在に装着されており、
長尺プーリ146の右プーリ146aは第2の繰出駆動
ローラ142の支持シャフト145の左端に装着された
プーリ147と対向配置となっており、この長尺プーリ
146の右プーリ146aと支持シャフト145のプー
リ147とはタイミングベルト148で連結されてい
る。一方、長尺プーリ146の左プーリ146bと対向
する位置には、中間ギア149と一体になって回転する
プーリ150が本体5の左内側に垂設されており、この
プーリ150も長尺プーリ146の左プーリ146bと
もタイミングベルト151で連結されている。そして、
前記中間ギア149は繰出用モータ124の出力軸12
4aに装着された駆動ギア152と歯合して回動する。
【0066】したがって、繰出用モータ124が回転し
駆動ギア152が回転すると、中間ギア149がプーリ
150と一体になって回転し、タイミングベルト151
を介して長尺プーリ146が回転し、更に、タイミング
ベルト148を介して支持シャフト145のプーリ14
7が回転し、第2の繰出駆動ローラ142が回転する。
なお、このときの第2の繰出駆動ローラ142は、図2
1において、常に、反時計回りに回転駆動される。こう
して、前記第1の繰出駆動ローラ140と第2の繰出駆
動ローラ142は対になって回転し、この2つの繰出駆
動ローラ間を通ってホルダ9及びこのホルダ9と共に搬
送される枚葉掲示物4が後尾位置に繰出される。
【0067】また、このローラ作動シャフト141の右
端にはバネ153が装着されており、このローラ作動シ
ャフト141に右回転方向の付勢力を与えている。した
がって、通常は、第2の繰出駆動ローラ142は、第1
の繰出駆動ローラ140に当接状態となっている。しか
し、ローラ作動シャフト141は後述する所定のタイミ
ングで回動するので、このローラ作動シャフト141の
回動に応じて、第2の繰出駆動ローラ142は第1の繰
出駆動ローラ140から離れ、そして、再び第1の繰出
駆動ローラ140に当接する動作を繰返す。
【0068】さらに、本体5内の前部には、金属板から
なるガイド板154が設置されており、本体5内の後側
にも、所定形状のガイド板155が設置されている。こ
れらのガイド板154,155は搬送時の枚葉掲示物4
の損傷を防止し、移動を円滑にしている。
【0069】なお、図21に示すように、本体5内のガ
イド板155の後側には、搬送用モータ75と繰出用モ
ータ124との間に、所定の傾斜姿勢で配設された第1
及び第2の感振センサ156,157が位置し、この第
1及び第2の2つの感振センサの横には温度センサ15
8が配設されている。更に、前記第1感振センサ15
6、第2感振センサ157、温度センサ158と一体化
されてコントロールボックス159が配設されており、
その内部には掲示装置1の各動作を制御する制御回路が
収容されている。
【0070】〈ラチェット連動機構〉上述の搬送機構及
び繰出機構はラチェット連動機構を介して相互に連動し
て作動する。ここで、ラチェット連動機構の構造につい
て説明する。
【0071】図28は本発明の一実施例である連続掲示
装置のラチェット連動機構を示す説明図、図29は本発
明の一実施例である連続掲示装置の各ラチェットのギア
連動機構を示す説明図である。
【0072】図に示すように、センタラチェット160
はラチェット駆動ローラ102が爪移動路100の上側
を移動するときと下側を移動するときに、ラチェット駆
動ローラ102が当接することにより回動する。このセ
ンタラチェット160の回動に応じて、フロントラチェ
ット161、リアラチェット162、及びローラ作動ラ
チェット163が各々連動して回動する(以下、右側の
ラチェット連動機構のみを図示するが、左側のラチェッ
ト連動機構もローラ作動ラチェット163を除き略対称
の同様の構造である)。つまり、図29のように、セン
タラチェット160にはセンタラチェットギア164
が、フロントラチェット161にはフロントラチェット
ギア165が、リアラチェット162にはリアラチェッ
トギア166が、そして、ローラ作動ラチェット163
にはローラ作動チェットギア167が各々取付けられて
おり、これらの各ラチェットギア164〜167は各ラ
チェット160〜163と一体で回動するとともに、複
数の中継ギア168〜172を介して連動しているの
で、センタラチェット160が回動することにより、各
ラチェット160〜163も各々回動する。
【0073】また、各ラチェット160〜163に近接
した位置に、ラチェット駆動ローラ102及び搬送爪1
04の移動に応じて可動するストッパが各々配設されて
いる。フロントラチェット160の前には前ストッパ1
73が配設されており、この前ストッパ173は、固定
シャフト63に装着された回動レバー174の凸部17
4aにラチェット駆動ローラ102が当接し、回動レバ
ー174が回動することにより回動する。つまり、回動
レバー174と一体で回動するギア175、中継ギア1
76、前ストッパ173と一体で回動するギア177と
が各々連動し、回動レバー174の回動に応じて前スト
ッパ173が連動して回動する。そして、ラチェット駆
動ローラ102が回動レバー174部を通過し、凸部1
74aがラチェット駆動ローラ102から外れることに
より、前ストッパ173に組込まれたバネ(図示せず)
により回動レバー174及び前ストッパ173は再び元
の状態に戻る。また、センタラチェット160の前には
逆止ストッパ178が配設されており、この逆止ストッ
パ178はセンタラチェット160と一体となって回転
する逆止ラチェット179に当接した状態で所定の付勢
力が与えられているので、センタラチェット160の回
動に応じて可動するとともに、センタラチェット160
の逆回転を防止する。さらに、リアラチェット162の
後には後ストッパ180が配設されており、この後スト
ッパ180はホルダ9が通過する際に可動し、後ストッ
パ180に内蔵されたバネの付勢力により後ストッパ1
80が再び元の状態に戻るときに、リヤラチェット16
2が回動し、ホルダ9を保持する。ローラ作動ラチェッ
ト163にはローラ作動シャフト141駆動用の作動ロ
ーラ181が当接しており、ローラ作動ラチェット16
3の回動に応じて作動ローラ181がバネ153の付勢
力に抗して移動するので、ローラ作動ラチェット163
の回転に応じてローラ作動シャフト141が所定のタイ
ミングで正逆交互に回動する。
【0074】なお、ローラ作動ラチェット163に近接
して位置検出センサ182が配設されており、ローラ作
動ラチェット163が横切ったことを感知することによ
り、所定のオン信号を出力する。したがって、この信号
を利用して上記の各ラチェットの位置関係と、上述の搬
送機構及び繰出機構の動作タイミングをCPU211で
判断し、適正な処理が行なわれる。
【0075】〈ホルダ〉次いで、前記ホルダ9の構造を
説明する。
【0076】図30の(a)は本発明の一実施例である
連続掲示装置のホルダを示す正面図、(b)はホルダ本
体を示す平面図、(c)はホルダ本体のバー嵌合部材及
びアングル材を示す平面図、(d)はホルダ本体の掛止
爪部材を示す平面図である。図31の(a)は本発明の
一実施例である連続掲示装置のホルダの端部を示す正面
図、(b)は同じく平面図、(c)は同じく側面図、
(d)はN−N線断面図である。
【0077】図に示すように、ホルダ9の吊下バー19
1の左右両端には、それぞれ小径の嵌合部191aが一
体形成され、その嵌合部191aの先端側には、より小
径の前記搬送ピン109が一体形成されている。両嵌合
部191aには左右よりスペーサ部材192が嵌合し、
各スペーサ部材192の溝部192aには各々ゴム環1
93が装着されており、各スペーサ部材192の内側に
は掛止部材194が取付けられている。この掛止部材1
94にはバネ195によってピン196aを支点に回動
可能な状態に付勢されている受材196が組込まれてい
る。また、両搬送ピン109には左右より前記搬送ロー
ラ108が回転可能に嵌挿されて、Eリング197で脱
落するのを防止している。そして、前述したように、両
搬送ローラ108は、前記ホルダ整列位置100aのガ
イド孔99aの内周縁上に載せられ、その結果、吊下バ
ー191が両ガイド孔99a間に掛渡されている。
【0078】この構造のホルダ9では、吊下バー191
の左右の掛止部材194を利用してホルダ本体198が
着脱可能に装着される。ホルダ本体198は吊下バー1
91と嵌合するバー嵌合部材199と、このバー嵌合部
材199の下面に固着されたアングル材200と、バー
嵌合部材199に開閉可能な状態に組付けられた開閉爪
部材201と、バー嵌合部材199の左右両端に取付け
られた掛止片202と、前記開閉爪部材201の開閉動
作を許容または規制する可動式のロックレバー203と
からなり、このホルダ本体198に枚葉掲示物4を装着
し、前記吊下バー191に吊下げられる。なお、掛止片
202及びロックレバー203はピン204を介してバ
ー嵌合部材199に取付けられている。バー嵌合部材1
99と開閉爪部材201とは、バー嵌合部材199に穿
設された孔199aに開閉爪部材201の突起部201
aが各々挿入され、開閉可動ができるように組付けられ
ている。
【0079】図32は本発明の一実施例である連続掲示
装置におけるホルダのホルダ本体の着脱動作を示す正面
図であり、(a)は着脱ストローク時を、(b)は最大
ストローク時を各々示す。
【0080】図に示すように、前記吊下バー191の左
右には掛止部材194が各々取付けられており、この掛
止部材194の受材196の上面196bにホルダ本体
198の掛止片202の突起202aが載ることによ
り、掛止部材194の受材196と掛止片202とが係
合し、吊下バー191にホルダ本体198が装着され
る。このとき、ホルダ本体198のバー嵌合部材199
は吊下バー191に嵌合し、ホルダ本体198は吊下バ
ー191に沿って一体化される。なお、バー嵌合部材1
99の左右両端の上部には一般部に比べ上方に開放した
傾斜面199bが形成されており、この傾斜面199b
がバー嵌合部材199が吊下バー191に嵌合するのを
案内する。
【0081】このホルダ本体198を吊下バー191に
装着するには、まず、吊下バー191の左右のいずれか
一方の掛止部材194の受材196の上面196bにホ
ルダ本体198の掛止片202の突起202aを載せ
て、受材196を掛止片202で押圧し、図32の
(b)のような状態にする。そして、このままの状態
で、ホルダ本体198の他方の掛止片202を掛止部材
194内に下から上へ挿入することにより、掛止片20
2の突起202aによって掛止部材194の受材196
がピン196aを支点にバネ195の付勢力に抗して回
動する。更に、掛止片202を押上げると、掛止片20
2の突起202aが受材196の上面196bに載り、
受材196はバネ195の付勢力によって元の状態に戻
る。この結果、左右両方の受材196の上面196bに
ホルダ本体198の掛止片202の突起202aが載
り、左右両方の掛止部材194の受材196と掛止片2
02とが掛止し、吊下バー191へのホルダ本体198
の装着が済む。なお、このホルダ本体198を吊下バー
191から取外す場合は、上記の装着時と逆の手順によ
り、簡単に取外すことができる。
【0082】次に、ホルダ本体198に枚葉掲示物4を
装着する動作について説明する。図33はホルダ本体に
枚葉掲示物を装着する動作を示す説明図であり、(a)
及び(b)はホルダ本体の断面図、(c)はホルダ本体
の端部を示す正面図である。まず、(c)のように左右
のロックレバー203の爪部203aに指先を掛けて、
ロックレバー203をピン204を支点に回転させ、開
閉爪部材201を開閉可能な状態にする。そして、
(a)のように開閉爪部材201を開放し、その中に枚
葉掲示物4の先端を挿入し、挿入した状態のまま、
(b)のように開閉爪部材201を閉鎖する。この閉鎖
により、枚葉掲示物4の先端はアングル材200の内角
を支点に左右全長に渡って折曲される。この後、(c)
のように左右のロックレバー203をピン204を支点
に上記と逆方向に回転させて、開閉爪部材201をバー
嵌合部材199と固定状態にする。こうして装着された
枚葉掲示物4は折返部4aの強度によってホルダ本体1
98に保持され、ホルダ本体198から外れることはな
い。また、ホルダ本体198から枚葉掲示物4を取外す
場合は、上記の装着時と逆の手順によって取外すことが
できる。通常、枚葉掲示物4の着脱動作は、ホルダ本体
198を吊下バー191から取外した状態で行なう。し
たがって、枚葉掲示物4の着脱が簡単にでき、枚葉掲示
物4の交換作業が容易にできる。
【0083】こうして、枚葉掲示物4を装着したホルダ
本体198を吊下バー191に順次取付け、ホルダ列全
ての装着が完了すると、連続掲示動作が可能になる。
【0084】〈電気的構成〉次に、本実施例の連続掲示
装置の電気的構成を説明する。
【0085】図34は本発明の一実施例である連続掲示
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0086】図に示すように、前記コントロールボック
ス159に収容された中央処理装置211(以下、単に
『CPU』という)の入力側には、前記電源スイッチ3
9、インターバル設定器52、位置検出センサ182、
第1感振センサ156、第2感振センサ157及び温度
センサ158がそれぞれ接続され、また、出力側には、
運転表示灯47、異常表示灯48、搬送用モータ75及
び繰出用モータ124がそれぞれ駆動回路212〜21
5を介して接続されている。
【0087】また、CPU211にはリードオンリメモ
リ216(以下、単に『ROM』という)及びランダム
アクセスメモリ217(以下、単に『RAM』という)
が接続され、ROM216には掲示装置1に一連の掲示
動作を実行させるための各種プログラムが記憶されてお
り、CPU211はこれらのプログラムに従って動作す
る。なお、RAM217はCPU211が実行する処理
データを一時的に記憶する。
【0088】更に、前記ROM216には、前記搬送機
構の動作が正常であるか否かを判定するための基準とな
る動作異常判定時間Tm2 、電車2,3が運行中である
か否かを判定するための基準となる車両運行判定時間T
m3 、及び掲示装置1の過熱の有無を判定するための基
準となる過熱判定温度Teが、予め工場出荷時にそれぞ
れ記憶されている。なお、この動作異常判定時間Tm2
及び過熱判定温度Teは、任意の時間が設定可能であ
り、例えば、動作異常判定時間Tm2 として15sec
が、過熱判定温度Teとして80℃がそれぞれ設定され
る。また、車両運行判定時間Tm3 は、5,10,2
0,30sec 及び無限大のいずれかを選択的に設定可能
であり、例えば、この車両運行判定時間Tm3 として1
0min が設定される。
【0089】〈動作〉次に、上記のように構成された本
実施例の連続掲示装置の動作について説明する。
【0090】図35乃至図44は本発明の一実施例であ
る連続掲示装置の搬送機構、繰出機構及びラチェット連
動機構の各動作を示す説明図である。
【0091】さて、図35の(a)は搬送爪104の待
機状態を示し、搬送動作の停止状態である。この場合、
搬送チェーン87は停止しており、ラチェット駆動ロー
ラ102及び搬送爪104も所定位置に停止している。
そして、この状態においては、先頭のホルダ9に保持さ
れた枚葉掲示物4の前側の掲示面、及び最後尾のホルダ
9に保持された枚葉掲示物4の後側の掲示面が、電車2
内の乗客にそれぞれ掲示されている。この待機状態のと
きは、先頭のホルダ9の搬送ピン109を除き、他のホ
ルダ9の搬送ピン109は段差部99bに位置して整列
している。
【0092】今、搬送用モータ75が回転を開始する
と、図22に示すように、駆動スプロケット76、搬送
動力チェーン79、中継スプロケット77と共に駆動シ
ャフト71が回転して、搬送チェーン87が時計回りに
走行し、図35の(b)に示すように、ラチェット駆動
ローラ102が爪移動路100内を被動スプロケット8
5に沿って移動を開始するとともに、同時に搬送爪10
4も移動を開始する。なお、ラチェット駆動ローラ10
2が回動レバー174の凸部174aに当接するまで
は、前ストッパ173の先端部173aによって先頭の
ホルダ9の搬送ピン109が前方に移動するのを規制し
ている。
【0093】そして、ラチェット駆動ローラ102が回
動レバー174の凸部174aに当接し、回動レバー1
74が回転を開始すると、ギア175、中継ギア176
及びギア177を介して前ストッパ173が回動し、図
36の(b)のように、前ストッパ173の先端部17
3aが下がり、先頭のホルダ9の搬送ピン109が前方
へ移動可能な状態になる。このラチェット駆動ローラ1
02の移動に追従して搬送爪104も移動するが、先頭
のホルダ9の搬送ピン109を除き、他のホルダ9の搬
送ピン109は段差部99bにあるため、搬送爪104
は段差部99bにある他のホルダ9の搬送ピン109の
上を通過するが、先頭のホルダ9の搬送ピン109のと
ころに来ると、図36の(a)のように、先頭のホルダ
9の搬送ピン109を捕捉する。こうして、先頭のホル
ダ9が搬送爪104によって移動を開始する。
【0094】ラチェット駆動ローラ102が、図37に
示す位置に来ると、回動レバー174の凸部174aか
ら外れ、前ストッパ173は内蔵されたバネの付勢力に
より図35の(b)で示した元の位置に戻り、同時に回
動レバー174も元の位置に戻る。
【0095】この後、ラチェット駆動ローラ102は爪
移動路100内の上側を後方に移動し、図38の(a)
に示すように、センタラチェット160に当接する位置
まで移動すると、搬送爪104に捕捉された先頭のホル
ダ9もホルダ搬送路74内をラチェット駆動ローラ10
2に追従して移動する。このとき、センタラチェット1
60の逆止ストッパ178は図38の(b)に示す状態
であり、第1の繰出ローラ140と第2の繰出ローラ1
42は図38の(c)に示すように当接状態にある。な
お、ラチェット駆動ローラ102がセンタラチェット1
60に当接し、センタラチェット160が回動を開始す
るまでは、ローラ作動ラチェット163は作動ローラ1
81に当接したままの状態で停止している。
【0096】図39の(a)に示すように、ラチェット
駆動ローラ102がセンタラチェット160を押圧し、
センタラチェット160が回転を開始すると、このセン
タラチェット160と一体になって逆止ラチェット17
9も回動し、図39の(b)に示すように、逆止ストッ
パ178も可動する。また、センタラチェット160の
回動によりローラ作動ラチェット163も図39の
(c)に示すように回動し、ローラ作動ラチェット16
3が作動ローラ181を押圧し回動させる。この結果、
ローラ作動シャフト141が回動し、第2の繰出ローラ
142は第1の繰出ローラ140から離脱し始める。
【0097】さらに、ラチェット駆動ローラ102が後
方へ移動し、センタラチェット160が回転し、図40
の(a)に示す状態になると、センタラチェット160
の逆止ストッパ178は図40の(b)に示す状態にな
る。つまり、逆止ストッパ178の先端のローラが逆止
ラチェット179の山部を越え谷部に嵌まり込み、セン
タラチェット160の逆回転を阻止する。また、ローラ
作動ラチェット163も図40の(c)に示すように更
に回動し、作動ローラ181及びローラ作動シャフト1
41を介して、第2の繰出ローラ142は第1の繰出ロ
ーラ140から更に離れる。なお、センタラチェット1
60の回転により、フロントラチェット161が回転
し、前から2番目に位置していたホルダ9が先頭位置へ
押出されるとともに、リアラチェット162も回転し、
最後尾に位置していたホルダ9が前方に押出され、ホル
ダ列全体が前方に1つずつ押出される。
【0098】第2の繰出ローラ142を第1の繰出ロー
ラ140から離すのは、ホルダ本体198を通過し易く
するためであり、図41の(a)に示すように、第2の
繰出ローラ142が第1の繰出ローラ140から離れて
いる間に、搬送爪104に引掛けられたホルダ9は2つ
の繰出ローラ間を通過する。なお。このときは、既にラ
チェット駆動ローラ102は爪移動路100の下側を前
方に向って更に先を移動している。そして、図41の
(b)に示すように、ホルダ9の搬送ピン109はリア
ラチェット162の後ストッパ180の上面に当接し、
この後ストッパ180を回動させながら移動する。
【0099】この後、ラチェット駆動ローラ102は爪
移動路100内を更に前方に移動し、図42の(a)に
示すように、センタラチェット160に当接する位置ま
で移動すると、図42の(b)及び(c)に示すよう
に、搬送爪104によって搬送された先頭のホルダ9の
搬送ピン109は後ストッパ180を越え、ガイド孔9
9aの段差部99bに向って傾斜面99cを下り、この
搬送ピン109は搬送爪104から外れる。
【0100】ラチェット駆動ローラ102の移動が更に
進むと、図43の(a)に示すように、ラチェット駆動
ローラ102がセンタラチェット160を押圧し、セン
タラチェット160が再び回転を開始する。このセンタ
ラチェット160の回転に応じてローラ作動ラチェット
163が回動し、図43の(b)に示すように、ローラ
作動ラチェット163の突起を越えて作動ローラ181
が外れかかる。また、図43の(c)に示すように、搬
送ピン109が後ストッパ180を通過することによ
り、後ストッパ180はバネの付勢力により元の状態に
戻る。
【0101】さらに、ラチェット駆動ローラ102が前
方へ移動し、センタラチェット160が回転し、図44
の(a)に示す状態になるが、このラチェット駆動ロー
ラ102の移動に追従して搬送爪104も移動し、搬送
爪104は段差部99bにある他のホルダ9の搬送ピン
109の上を通過する。また、センタラチェット160
の回転に応じ、図44の(b)に示すように、ローラ作
動ラチェット163及び作動ローラ181は元の位置に
戻り、ローラ作動シャフト141を介して、第2の繰出
ローラ142は再び第1の繰出ローラ140に当接状態
になる。こうして、先頭のホルダ9はホルダ列の最後尾
へ搬送され、ホルダ9に遅れて枚葉掲示物4が搬送され
る。そして、ラチェット駆動ローラ102及び搬送爪1
04が元の位置に戻ると、これを位置検出センサ(図示
せず)が検出し、そのオン信号が前記CPU211に入
力され、搬送用モータ75及び繰出用モータ124の駆
動を中止し、再び、待機状態になる。
【0102】この搬送時において、先頭のホルダ9に保
持された枚葉掲示物4は、ホルダ9に追従してホルダ搬
送路74内を移動し、その枚葉掲示物4の一側は本体5
内のガイド板154で案内される。そして、2つの繰出
ローラの回動により、ホルダ9に追従する枚葉掲示物4
を挟持して繰出す。こうして、先頭の枚葉掲示物4がホ
ルダ搬送路74内に引込まれることで、先頭より2番目
の枚葉掲示物4の前側の掲示面が露出して、乗客に掲示
されることになる。
【0103】一方、前記した搬送用モータ75の回転と
同時に、繰出用モータ124も駆動を開始し、その結
果、図22及び23に示すように、駆動スプロケット1
26、繰出動力チェーン129及び中継スプロケット1
27を介して繰出シャフト67が回転し、更に、駆動プ
ーリ135、タイミングベルト138、被動プーリ13
7を介して第1の繰出ローラ140が時計回りに回転す
る。また、繰出用モータ124の駆動開始により、駆動
ギア152、中間ギア149及びタイミングベルト15
1を介して長尺プーリ146が回転し、更に、タイミン
グベルト148、プーリ147を介して第2の繰出ロー
ラ142が反時計回りに回転する。
【0104】故に、図44の(b)に示すように、第1
の繰出ローラ140と第2の繰出ローラ142との間に
挟持された枚葉掲示物4は、2つの繰出ローラの回転に
よって後尾位置へと繰出され、最後尾の枚葉掲示物4の
後側に吊下される。その結果、最後尾の枚葉掲示物4に
代えて、新たに搬送されてきた先頭の枚葉掲示物4の後
側の掲示面が露出し、これが乗客に掲示されることにな
る。こうして、先頭のホルダ9が最後尾に搬送される動
作が所定のインターバルで反復して繰返され、乗客に掲
示される枚葉掲示物4が順次入替えられる。なお、第1
の繰出ローラ140及び第2の繰出ローラ142の回動
による繰出動作は、ローラ作動ラチェット163に近接
して配設された位置検出センサ182がオンしてから予
め設定された所定時間(枚葉掲示物4の繰出しが完了す
る時間)経過後に停止する。
【0105】上記のように、本実施例の掲示装置1で
は、搬送チェーン87を時計回り方向のみに走行させ、
搬送爪104で先頭のホルダ9を各ホルダの最後尾まで
搬送し、搬送チェーン87を更に時計回り方向へ走行さ
せ、搬送爪104が再び元の位置に来るものである。つ
まり、1回の搬送動作で、搬送チェーン87及び搬送爪
104は1周回する。しかも、この掲示装置1では、搬
送機構及び繰出機構がラチェット連動機構によって連動
して動作をし、搬送爪104が先頭のホルダ9を確実に
引掛けて、最後尾位置へ搬送し、最後尾位置でホルダ9
が搬送爪104から確実に離れる。
【0106】そして、搬送爪104によるホルダ9の搬
送動作が待機状態、即ち、搬送爪104が所定の待機位
置で待機しているときには、先頭のホルダ9は前ストッ
パ173によって前方への移動が規制され、フロントラ
チェット161によって後方への移動が規制されてい
る。また、このフロントラチェット161は先頭の次の
ホルダ9の前後方向の移動も同時に規制している。さら
に、最後尾のホルダ9もリアラチェット162によって
前方及び後方への移動が規制されている。
【0107】この後、搬送動作が開始し、搬送チェーン
87が駆動を始め、搬送爪104が先頭のホルダ9の搬
送ピン109を捕らえる直前になると、搬送爪104よ
りも先行して移動するラチェット駆動ローラ102が回
動レバー174を回動し、前ストッパ173が開放状態
になるので、先頭のホルダ9は前方へ移動可能になり、
この先頭のホルダ9は搬送爪104に捕捉されて爪移動
路100に沿って搬送される。続いて、ラチェット駆動
ローラ102がセンタラチェット160を回動すること
により、フロントラチェット161及びリアラチェット
162が同時に回動し、フロントラチェット161は次
のホルダ9を先頭位置へ送出する動作を開始し、リアラ
チェット162は最後尾のホルダ9を前方へ送出する動
作を開始する。
【0108】さらに、前記先頭のホルダ9が搬送爪10
4によって後尾位置まで搬送されると、後ストッパ18
0を経て、リアラチェット162によって前記ホルダ9
が取込まれ、同時に、フロントラチェット161による
次のホルダ9の先頭位置への送出が完了し、更に次のホ
ルダ9の移動が規制される。また、リアラチェット16
2による最後尾のホルダ9の前方への送出が完了し、新
たに取込んだホルダ9の移動が規制される。こうして、
ホルダ9は1つずつ前方へ順次送出され、搬送爪104
の待機状態でのホルダ列と同様のホルダ列が完成し、搬
送爪104は再び所定の待機位置で停止する。
【0109】この結果、ホルダ9は確実に1つずつ搬送
され、各ホルダ9に吊下された枚葉掲示物4は、その整
列順序に倣った順序で適正に掲示される。しかも、各ホ
ルダ9は整列したホルダ列状態で確実に位置決めされる
ので、掲示状態にある枚葉掲示物4にずれが生じない。
【0110】したがって、従来のように、バネで付勢さ
れた押圧部材を利用して各ホルダを挟持することなく、
各ホルダ9の保持が十分できる。このため、例えば、こ
の掲示装置を電車等の交通車両に設置したときにも、走
行に伴う振動で各ホルダ9が前後に移動せず、吊下した
ポスター等の枚葉掲示物4は前後方向にずれないので、
掲示状態の美観は害されることなく常時維持される。
【0111】〈制御内容〉次に、上記のように構成され
た本実施例の連続掲示装置のCPU211の制御内容を
説明する。
【0112】図45は本発明の一実施例である連続掲示
装置のCPUが実行するメインルーチンを示すフローチ
ャート、図46は本発明の一実施例である連続掲示装置
のCPUが実行する初期位置調整ルーチン及び搬送・繰
出ルーチンを示すフローチャート、図47は本発明の一
実施例である連続掲示装置のCPUが実行する車両運行
中判定ルーチンを示すフローチャート、図48は本発明
の一実施例である連続掲示装置のCPUが実行する枚葉
掲示物送りルーチンを示すフローチャートである。
【0113】図45のメインルーチンは、掲示装置1の
電源接続と同時に動作する。
【0114】図に示すように、CPU211はステップ
S1で初期化し、全フラグ及び使用するメモリをクリア
するとともに、前記インターバル設定器52で設定され
たインターバル時間Tm1 、前記ROM216に記憶さ
れた動作異常判定時間Tm2、車両運行判定時間Tm3
、及び過熱判定温度Teをそれぞれ読出して、ステッ
プS2で電源スイッチ39が投入されるのを待つ。そし
て、前記したように、操作杆44で電源スイッチ39が
投入操作されると、ステップS3で運転表示灯47を点
灯させ、ステップS4で初期位置調整ルーチンを実行す
る。
【0115】初期位置調整ルーチンがコールされると、
図46に示すように、CPU211はステップS11で
前記温度センサ158の検出値に基づいて、掲示装置1
内の温度が前記過熱判定温度Teとして設定された80
℃以下か否かを判定する。そして、例えば、掲示装置1
の連続運転による自己発熱、或いは天井裏の周囲温度の
上昇による受熱等が原因で、掲示装置1内の温度が80
℃を越えているときには、80℃以下まで温度が低下す
るまで待機する。したがって、ステップS12以降の処
理は実行されず、掲示装置1は停止状態が保持され、過
熱状態での運転による故障が未然に防止される。
【0116】また、掲示装置1内が当初から80℃以下
であったり、或いは前記した待機により80℃まで低下
したときには、ステップS12に移行して、CPU21
1は搬送用モータ75の駆動を開始する。その結果、図
35乃至図44に示したように、時計回りに搬送チェー
ン87が走行を開始し、搬送爪104はホルダ9を捕捉
して爪移動路100内を移動する。そして、そのホルダ
9は、第1の繰出ローラ140と第2の繰出ローラ14
2との間を通過し、更に、ホルダ整列位置100aの他
のホルダ9の後尾に搬送される。また、この搬送チェー
ン87の移動に応じて、ラチェット駆動ローラ102も
移動し、ラチェット連動機構が作動するので、ローラ作
動ラチェット163が回動することにより、位置検出セ
ンサ182がオン操作される。この搬送用モータ75の
駆動開始と同時に、CPU211は繰出用モータ124
の駆動を開始する。その結果、第1の繰出ローラ140
及び第2の繰出ローラ142が回転し、ホルダ本体19
8の位置に応じて第2の繰出ローラ142が開閉し、図
44の(b)に示すように、この2つの繰出駆動ローラ
140,142の間に挟持された枚葉掲示物4は、後尾
位置へと繰出されて、他の枚葉掲示物4と同様に吊下さ
れ、その後側の掲示面が乗客に掲示される。そして、C
PU211はステップS13で前記動作異常判定時間T
m2 として設定された15sec が経過する以前に、ステ
ップS14で前記位置検出センサ182がオンしたとき
には、ラチェット駆動ローラ102及び搬送爪104が
正常に所定の待機位置、即ち、図35の(a)に示す待
機位置に復帰したとして、ステップS15に移行する。
また、15sec が経過しても位置検出センサ182がオ
ンしないときには、ステップS18で運転表示灯47を
消灯するとともに、異常表示灯48を点灯させて全ての
処理を終了する。通常、動作異常判定時間Tm2 は、搬
送爪104がいかなる位置にあっても所定の待機位置に
移動する所要時間より十分に長く設定されており、この
判定時間Tm2 が経過しても搬送爪104が所定の待機
位置に到達しないのは、例えば、搬送用モータ75の故
障や、異物による搬送機構の動作妨害等が発生して、以
降の正常な動作が望めないこと推測される。したがっ
て、この場合は、ステップS13の処理で自動的に掲示
装置1の運転を打ち切る。
【0117】搬送爪104が正常に待機位置に復帰した
ときには、ステップS15で搬送用モータ75を停止さ
せ、ステップS16で、前記ステップS14で位置検出
センサ182のオン状態を判定してから8sec が経過し
たか否かを判定する。このステップS16で8sec が経
過すると、ステップS17で繰出用モータ124を停止
させて、この初期位置調整ルーチンを終了する。その結
果、この初期位置調整ルーチンが実行されることで、搬
送爪104はいかなる位置にあっても必ず所定の待機位
置に復帰することになる。
【0118】上記のように、初期位置調整ルーチンの終
了時には、電源スイッチ39の投入時の位置に拘わら
ず、搬送爪104は常に待機位置に復帰する。そして、
CPU211は図45に示すメインルーチンのステップ
S5に移行し、車両運行中判定ルーチンを実行する。
【0119】車両運行中判定ルーチンがコールされる
と、図47に示すように、CPU211はステップS2
1及びステップS22で前記第1感振センサ156また
は第2感振センサ157が動作しているか否か、つま
り、電車2,3の停車時の加速度や発車時の加速度を検
出しているか否かを判定し、いずれかの感振センサ15
6,157が加速度を検出しているときには、ステップ
S23で車両運行中フラグをセットする。また、ステッ
プS21及びステップS22でいずれの感振センサ15
6,157も加速度を検出せず、ステップS24で車両
運行判定時間Tm3として設定された10min が経過し
たときには、ステップS25に移行して車両運行中フラ
グをクリアする。車両運行判定時間Tm3 の10min が
経過するまで、前記第1感振センサ156及び第2感振
センサ157による電車2,3の停車時の加速度や発車
時の加速度の検出を続行する。
【0120】ここで、車両運行判定時間Tm3 を10mi
n に設定したのは、通常の電車2,3の各駅での停車時
間、及び駅から駅までの走行時間は、共に10min より
短時間であるため、電車2,3が運行している限り、1
0min より短い周期で発車と停車が繰返されて、それら
の加速度を感振センサ156,157が検出し、その結
果、車両運行中フラグがセット状態に保持されるからで
ある。なお、その日の運行を終了して電車2,3が車庫
に納車されたとき等には、10min 経過しても両感振セ
ンサ156,157が加速度を検出しないことから、車
両運行中フラグがクリアされ、更に、翌日に運行が再開
されることにより、車両運行中フラグが再びセットされ
る。
【0121】この後、CPU211は図45に示すメイ
ンルーチンのステップS6に移行して、前記車両運行中
フラグがセットされているか否かを判定し、セットされ
ていないとき、つまり、前記したように電車2,3が車
庫に納車されている等、枚葉掲示物掲示の必要がないと
きには、電車2,3が運行を再開して車両運行中フラグ
がセットされるまで待機し、フラグがセットされると、
ステップS7に移行して、枚葉掲示物送りルーチンを実
行する。したがって、本実施例の掲示装置1では、仮
に、前記電源スイッチ39が投入状態で放置されたとし
ても、電車2,3が運行していないときには、自動的に
掲示装置1の運転が中断される。
【0122】枚葉掲示物送りルーチンがコールされる
と、図48に示すように、CPU211はステップS3
1で、前記図46のステップS11と同様に、掲示装置
1内の温度が過熱判定温度Teである80℃以下か否か
を判定し、80℃以下で正常なときにはステップS32
に移行する。ステップS32では、前記インターバル時
間Tm1 として設定された30sec が経過するまで待機
し、30sec が経過すると、ステップS33で前記した
図46に示す搬送・繰出ルーチンを実行した後に、この
枚葉掲示物送りルーチンを終了する。枚葉掲示物送りル
ーチン終了時の搬送爪104の位置は、前記初期位置調
整ルーチンによって復帰した所定の待機位置である。
【0123】なお、このステップS33の搬送・繰出ル
ーチンは、前記した初期位置調整ルーチンと同一の処理
内容であるため、重複した説明は省略するが、搬送用モ
ータ75の駆動により、先頭のホルダ9が各ホルダ9の
最後尾まで搬送され、その結果、先頭より2番目の枚葉
掲示物4の前側の掲示面が露出するとともに、最後尾に
搬送された先頭の枚葉掲示物4の後側の掲示面が露出
し、それぞれ乗客に掲示される。
【0124】この搬送・繰出ルーチンが終了すると、C
PU211は図45に示すメインルーチンのステップS
8に移行し、電源スイッチ39が遮断操作されたか否か
を判定し、遮断操作されないときにはステップS6に戻
り、再び前記した場合と同じくステップS6以降の処理
を実行する。一方、電源スイッチ39が遮断操作された
ときには、ステップS9で運転表示灯47を消灯させ
て、全ての処理を終了する。
【0125】この一連の処理によって、図45に示すメ
インルーチンのステップS8で電源スイッチ39が投入
されている間は、ステップS7の枚葉掲示物送りルーチ
ンが繰返して実行され、その結果、図48のステップS
33で、搬送・繰出ルーチンがインターバル時間Tm1
である30sec 毎に反復して実行される。故に、30se
c 毎に、先頭のホルダ9が順次最後尾まで搬送されて、
乗客に掲示される枚葉掲示物4が自動的に入替えられ
る。
【0126】なお、前記したように、搬送用モータ75
の動作時間が動作異常判定時間Tm2 を超過して、非常
停止した場合の掲示装置1を起動させるには、電源スイ
ッチ39を遮断操作した後に、再び投入操作する。その
結果、CPU211は、図45に示すメインルーチンの
ステップS2で電源スイッチ39の投入操作を判定し、
ステップS3以降の処理を実行する。この動作異常が生
じたときの搬送爪104は、必ずしも待機位置で停止す
るとは限らないが、ステップS4で実行される初期位置
調整ルーチンにより、事前に待機位置まで移動して停止
するため、その後、搬送爪104が待機位置にあること
を前提として、ステップS7の枚葉掲示物送りルーチン
が支障なく実行される。
【0127】このように、上記実施例の連続掲示装置
は、ポスター等の枚葉掲示物4を吊下してホルダ整列位
置100aで整列配置され、先頭及び最後尾の枚葉掲示
物4を車内等に掲示する6本(複数)のホルダ9と、前
記各ホルダ9の上側を介して前記先頭のホルダ9と最後
尾のホルダ9との間を結ぶようにして形成されたホルダ
搬送路74と、前記先頭のホルダ9の後方位置で待機
し、前記先頭のホルダ9の両端の搬送ピン109を捕捉
して、前記ホルダ搬送路74を経て先頭位置から後尾位
置まで搬送チェーン87を走行させて順次搬送する搬送
爪104(搬送手段)と、前記搬送爪104(搬送手
段)が待機状態にあるときには前記先頭のホルダ9の移
動を規制し、前記搬送爪104(搬送手段)が先頭のホ
ルダ9を捕捉するのに合わせて、前記先頭のホルダ9の
移動の規制を解除する前ストッパ173及びフロントラ
チェット161(先頭ホルダ規制手段)と、前記搬送爪
104(搬送手段)が待機状態にあるときには前記先頭
のホルダ9の直後のホルダ9の移動を規制し、前記搬送
爪104に先行するラチェット駆動ローラ102によっ
てセンタラチェット160を回動させることにより、前
記先頭のホルダ9の直後のホルダ9を先頭位置へ送出す
るフロントラチェット161(次ホルダ規制送出手段)
と、前記搬送爪104(搬送手段)が待機状態にあると
きには前記最後尾のホルダ9の移動を規制し、前記フロ
ントラチェット161(次ホルダ規制送出手段)の動作
に連動して後尾位置へ搬送されたホルダ9を取込んで前
記最後尾のホルダ9を前方へ送出するリアラチェット1
62(後尾ホルダ規制送出手段)とを備えている。
【0128】即ち、本実施例の連続掲示装置は、枚葉掲
示物4を吊下する6本のホルダ9のうちの先頭のホルダ
9をホルダ搬送路74を経て最後尾まで順次搬送する搬
送爪104が待機状態にあるときには、前ストッパ17
3及びフロントラチェット161が前記先頭のホルダ9
の移動を規制し、フロントラチェット161が前記先頭
のホルダ9の直後のホルダ9の移動を規制するととも
に、リアラチェット162が最後尾のホルダ9の移動を
規制する。そして、前記搬送爪104が先頭のホルダ9
を捕捉するのに合わせて、前ストッパ173が開放され
前記先頭のホルダ9の移動の規制を解除し、前記先頭の
ホルダ9の搬送状態に応じて、フロントラチェット16
1が前記先頭のホルダ9の直後のホルダ9を先頭位置へ
送出し、このフロントラチェット161の動作に連動し
てリアラチェット162が後尾位置へ搬送されたホルダ
9を取込んで前記最後尾のホルダ9を前方へ送出するも
のである。しかも、本実施例の連続掲示装置では、前ス
トッパ173、フロントラチェット161、リアラチェ
ット162による各ホルダ9の移動を規制する各動作
と、前記先頭のホルダ9の移動の規制を解除し、前記先
頭のホルダ9の直後のホルダ9を先頭位置へ送出し、後
尾位置へ搬送されたホルダ9を取込んで最後尾のホルダ
9を前方へ送出する各動作を機械的機構のラチェット連
動機構(動作連動手段)を介して相互に連動して行なう
ものである。
【0129】したがって、ホルダ整列位置100aに整
列した各ホルダ9は、フロントラチェット161とリア
ラチェット162とにより確実に位置決めされ、掲示装
置1に電車2,3の走行による振動が加えられても、ホ
ルダ9が前後方向に移動する虞れはない。故に、ホルダ
9から吊下された枚葉掲示物4のずれを未然に防止でき
るので、美観の良好な枚葉掲示物掲示を実現できる。
【0130】また、搬送爪104による先頭のホルダ9
の搬送に伴い、フロントラチェット161及びリアラチ
ェット162が回動し、ホルダ整列位置100aの他の
ホルダ9は、後尾のホルダ9に押圧されて、何ら抵抗を
受けることなく前方に移動するので、搬送爪104のホ
ルダ9に対する搬送力を軽減することができる。故に、
駆動源である搬送用モータ75として、出力トルクが小
さく安価なモータを採用できるとともに、搬送チェーン
87や搬送爪104等の部材に強度的な余裕が生じるの
で、安価に製作ができる。
【0131】しかも、ホルダ9は確実に1つずつ搬送さ
れ、先頭のホルダ9の搬送動作に連動して、つまり、先
頭のホルダ9の搬送状態に応じて、ホルダ列の各ホルダ
9はラチェット連動機構により1つずつ順次移動する。
このため、各ホルダ9に吊下された枚葉掲示物4は、そ
の整列順序に倣った順序で適正に掲示され、常に良好な
枚葉掲示物4の掲示動作を実現することができるので、
掲示装置1の信頼性が大幅に向上する。
【0132】この結果、掲示装置1の製造コストの高騰
を抑制した上で、枚葉掲示物4の前後方向のずれを確実
に防止でき、美観の良好な枚葉掲示物掲示を実現でき
る。しかも、ホルダ9を確実に1つずつ搬送できるの
で、信頼性の高い掲示動作が可能になる。
【0133】ところで、上記実施例では、電車2,3の
天井2a,3aに設置される掲示装置1について説明し
たが、本発明を実施する場合には、これに限定されるも
のではなく、複数の枚葉掲示物4を順次掲示する掲示装
置であれば、その設置場所は限定されない。したがっ
て、例えば、銀行や駅等の建築物内の天井に設置する掲
示装置に具体化したり、或いは、天井2a,3aではな
く、壁面や床上に設置する掲示装置に具体化することも
可能である。
【0134】また、上記実施例のホルダ9は、枚葉掲示
物4の折返部4aを開閉爪部材201内に装着した6本
のホルダ本体198及びこのホルダ本体198を吊下バ
ー191に掛止するように構成されているが、本発明を
実施する場合には、これに限定されるものではなく、枚
葉掲示物4の上部を保持可能なものであればよい。した
がって、例えば、枚葉掲示物4の上端を挟持する構成と
したり、或いは、その本数を4本や10本に変更するこ
とも可能である。さらに、ホルダ本体198を吊下バー
191に掛止するための機構も、上記実施例の掛止部材
194、受材196、掛止片202からなる掛止機構に
限定されるものではない。
【0135】なお、上記実施例では、ローラ作動ラチェ
ット163に近接して位置検出センサ182を配設し、
ローラ作動ラチェット163が横切ったことを位置検出
センサ182が感知することにより、各ラチェットの位
置関係と、搬送機構及び繰出機構の動作タイミングを判
断しているが、位置検出センサ182による位置検出位
置は必ずしもローラ作動ラチェット163に限定される
必要はなく、他のラチェットや搬送チェーン87等を利
用しても構わない。
【0136】さらに、上記実施例では、搬送動作のイン
ターバル時間Tm1 を30sec とし、搬送機構の動作が
正常であるか否かを判定するための基準となる動作異常
判定時間Tm2 を15sec とし、電車2,3が運行中で
あるか否かを判定するための基準となる車両運行判定時
間Tm3 を10min とし、掲示装置1の過熱の有無を判
定するための基準となる過熱判定温度Teを80℃とし
た場合について述べたが、インターバル時間Tm1 、動
作異常判定時間Tm2 、車両運行判定時間Tm3 、過熱
判定温度Teは出荷時に顧客の要求に応じて適宜設定す
ることができる。
【0137】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の連続掲
示装置は、複数のホルダと、ホルダ搬送路と、ホルダを
搬送する搬送手段と、先頭のホルダの移動を規制する先
頭ホルダ規制手段と、先頭のホルダの直後のホルダの移
動を規制し先頭位置へ送出する次ホルダ規制送出手段
と、最後尾のホルダの移動を規制し前方へ送出する後尾
ホルダ規制送出手段とを備え、枚葉掲示物を吊下する複
数のホルダのうちの先頭のホルダをホルダ搬送路を経て
最後尾まで順次搬送する搬送手段が待機状態にあるとき
には、先頭ホルダ規制手段が先頭のホルダの移動を規制
し、次ホルダ規制送出手段が前記先頭のホルダの直後の
ホルダの移動を規制し、後尾ホルダ規制送出手段が最後
尾のホルダの移動を規制するとともに、前記搬送手段が
先頭のホルダを捕捉するのに合わせて、前記先頭のホル
ダの移動の規制を解除し、前記先頭のホルダの搬送状態
に応じて、次ホルダ規制送出手段が前記先頭のホルダの
直後のホルダを先頭位置へ送出し、前記次ホルダ規制送
出手段の動作に連動して後尾ホルダ規制送出手段が後尾
位置へ搬送されたホルダを取込んで前記最後尾のホルダ
を前方へ送出することにより、各ホルダは整列したホル
ダ列状態で確実に位置決めされ、枚葉掲示物がずれない
ので、美観の良好な枚葉掲示物掲示を実現できる。しか
も、先頭のホルダの搬送状態に応じてホルダ列の各ホル
ダは1つずつ順次移動するので、掲示装置の信頼性が大
幅に向上する。
【0138】請求項2の発明の連続掲示装置は、複数の
ホルダと、ホルダ搬送路と、ホルダを搬送する搬送手段
と、先頭のホルダの移動を規制する先頭ホルダ規制手段
と、先頭のホルダの直後のホルダの移動を規制し先頭位
置へ送出する次ホルダ規制送出手段と、最後尾のホルダ
の移動を規制し前方へ送出する後尾ホルダ規制送出手段
と、前記各手段の動作を連動させる動作連動手段とを備
え、枚葉掲示物を吊下する複数のホルダのうちの先頭の
ホルダをホルダ搬送路を経て最後尾まで順次搬送する搬
送手段が待機状態にあるときに、先頭ホルダ規制手段が
先頭のホルダの移動を規制し、次ホルダ規制送出手段が
前記先頭のホルダの直後のホルダの移動を規制し、後尾
ホルダ規制送出手段が最後尾のホルダの移動を規制する
各動作と、前記搬送手段が先頭のホルダを捕捉するのに
合わせて、前記先頭のホルダの移動の規制を解除し、前
記先頭のホルダの搬送状態に応じて、次ホルダ規制送出
手段が前記先頭のホルダの直後のホルダを先頭位置へ送
出し、後尾ホルダ規制送出手段が後尾位置へ搬送された
ホルダを取込んで前記最後尾のホルダを前方へ送出する
各動作を機械的機構の動作連動手段を介して相互に連動
して行なうことにより、各ホルダは整列したホルダ列状
態で確実に位置決めされ、枚葉掲示物がずれないので、
美観の良好な枚葉掲示物掲示を実現できる。しかも、先
頭のホルダの搬送動作に連動してホルダ列の各ホルダは
1つずつ順次移動するので、掲示装置の信頼性が大幅に
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である連続掲示装置の
吊下時の設置状態を示す説明図である。
【図2】図2は本発明の一実施例である連続掲示装置の
埋込時の設置状態を示す説明図である。
【図3】図3は本発明の一実施例である連続掲示装置の
吊下設置時を示す斜視図である。
【図4】図4は本発明の一実施例である連続掲示装置の
吊下設置時を示す分解斜視図である。
【図5】図5は本発明の一実施例である連続掲示装置の
吊下設置時を示す部分破断正面図である。
【図6】図6は本発明の一実施例である連続掲示装置の
吊下設置時を示す部分破断側面図である。
【図7】図7は本発明の一実施例である連続掲示装置の
吊下設置時における設置構造を示す部分断面図である。
【図8】図8は本発明の一実施例である連続掲示装置の
吊下設置時における設置構造を示す図5のA−A線断面
図である。
【図9】図9は本発明の一実施例である連続掲示装置の
吊下設置時における本体取付金具を示す分解斜視図であ
る。
【図10】図10は本発明の一実施例である連続掲示装
置の吊下設置時における設置構造を示す図5のB−B線
断面図である。
【図11】図11は本発明の一実施例である連続掲示装
置の吊下設置時における設置構造を示す図10のC−C
線断面図である。
【図12】図12は本発明の一実施例である連続掲示装
置の吊下設置時における設置構造を示す図10のD−D
線断面図である。
【図13】図13は本発明の一実施例である連続掲示装
置のロアカバー装着時の底面図である。
【図14】図14は本発明の一実施例である連続掲示装
置のロアカバー取外時の底面図である。
【図15】図15は本発明の一実施例である連続掲示装
置のロアカバー装着時の部分拡大底面図である。
【図16】図16は本発明の一実施例である連続掲示装
置の操作部を示す図15のE−E線断面図である。
【図17】図17は本発明の一実施例である連続掲示装
置の操作部を示す図15のF−F線断面図である。
【図18】図18は本発明の一実施例である連続掲示装
置の本体を示す平面図である。
【図19】図19は本発明の一実施例である連続掲示装
置の搬送機構用の駆動部を示す部分平断面図である。
【図20】図20は本発明の一実施例である連続掲示装
置の繰出機構用の駆動部を示す部分平断面図である。
【図21】図21は本発明の一実施例である連続掲示装
置のフレームの構造を示す図19のG−G線断面図であ
る。
【図22】図22は本発明の一実施例である連続掲示装
置の搬送機構用の駆動部を示す図19のH−H線断面図
である。
【図23】図23は本発明の一実施例である連続掲示装
置の繰出機構用の駆動部を示す図20のJ−J線断面図
である。
【図24】図24は本発明の一実施例である連続掲示装
置の搬送チェーンの周辺を示す図19のI−I線断面図
である。
【図25】図25の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置の搬送チェーンの要部を示す平面図、(b)
は同じく搬送チェーンの要部を示す側面図である。
【図26】図26は本発明の一実施例である連続掲示装
置の駆動ローラ及び搬送爪及びホルダの詳細を示す図2
4のK−K線拡大断面図である。
【図27】図27は本発明の一実施例である連続掲示装
置の繰出機構を示す図21のM−M線断面図である。
【図28】図28は本発明の一実施例である連続掲示装
置のラチェット連動機構を示す説明図である。
【図29】図29は本発明の一実施例である連続掲示装
置の各ラチェットのギア連動機構を示す説明図である。
【図30】図30の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置のホルダを示す正面図、(b)はホルダ本体
を示す平面図、(c)はホルダ本体のバー嵌合部材及び
アングル材を示す平面図、(d)はホルダ本体の掛止爪
部材を示す平面図である。
【図31】図31の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置のホルダの端部を示す正面図、(b)は同じ
く平面図、(c)は同じく側面図、(d)はN−N線断
面図である。
【図32】図32は本発明の一実施例である連続掲示装
置におけるホルダのホルダ本体の着脱動作を示す正面図
である。
【図33】図33はホルダ本体に枚葉掲示物を装着する
動作を示す説明図である。
【図34】図34は本発明の一実施例である連続掲示装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【図35】図35の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置の搬送爪の待機状態を示す動作説明図、
(b)はラチェット駆動ローラが回動レバーに当接し始
めの状態を示す動作説明図である。
【図36】図36の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置の先頭のホルダの動き始めの状態を示す動作
説明図、(b)は前ストッパが回動し先頭のホルダが前
方へ移動可能な状態を示す動作説明図である。
【図37】図37は本発明の一実施例である連続掲示装
置のラチェット駆動ローラが回動レバーから外れる直前
の状態を示す動作説明図である。
【図38】図38の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置のラチェット駆動ローラがセンタラチェット
の上側において当接し始めの状態を示す動作説明図、
(b)はそのときの逆止ストッパと逆止ラチェットの状
態を示す動作説明図、(c)は同じくそのときの繰出機
構の状態を示す動作説明図である。
【図39】図39の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置のセンタラチェットの回動途中の状態を示す
動作説明図、(b)はそのときの逆止ストッパと逆止ラ
チェットの状態を示す動作説明図、(c)は同じくその
ときの繰出機構の状態を示す動作説明図である。
【図40】図40の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置のセンタラチェットが更に回動した状態を示
す動作説明図、(b)はそのときの逆止ストッパと逆止
ラチェットの状態を示す動作説明図、(c)は同じくそ
のときの繰出機構の状態を示す動作説明図である。
【図41】図41の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置のホルダ本体が2つの繰出ローラ間を通過す
る状態を示す動作説明図、(b)はホルダが後ストッパ
に接触し始めの状態を示す動作説明図である。
【図42】図42の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置のラチェット駆動ローラがセンタラチェット
の下側において当接し始めの状態を示す動作説明図、
(b)はそのときのホルダ本体と繰出機構の状態を示す
動作説明図、(c)は後ストッパが戻る直前の状態を示
す動作説明図である。
【図43】図43の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置の搬送爪がホルダを放す状態を示す動作説明
図、(b)はそのときのホルダ本体と繰出機構の状態を
示す動作説明図、(c)は同じくそのときの後ストッパ
の状態を示す動作説明図である。
【図44】図44の(a)は本発明の一実施例である連
続掲示装置のセンタラチェットが更に回動した状態を示
す動作説明図、(b)は枚葉掲示物を繰出機構で繰出し
ている状態を示す動作説明図である。
【図45】図45は本発明の一実施例である連続掲示装
置のCPUが実行するメインルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図46】図46は本発明の一実施例である連続掲示装
置のCPUが実行する初期位置調整ルーチン及び搬送・
繰出ルーチンを示すフローチャートである。
【図47】図47は本発明の一実施例である連続掲示装
置のCPUが実行する車両運行中判定ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図48】図48は本発明の一実施例である連続掲示装
置のCPUが実行する枚葉掲示物送りルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図49】図49は従来のポスター循環掲示装置の設置
状態を示す断面図である。
【図50】図50は従来のポスター循環掲示装置の設置
状態を示す部分側断面図である。
【符号の説明】
4 枚葉掲示物 9 ホルダ 75 搬送用モータ 87 搬送チェーン 99a ガイド孔 99b 段差部 100 爪移動路 102 ラチェット駆動ローラ 104 搬送爪 124 繰出用モータ124 140 第1の繰出ローラ 142 第2の繰出ローラ 160 センタラチェット 161 フロントラチェット 162 リアラチェット 163 ローラ作動ラチェット 198 ホルダ本体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】前記ハウジング301内の各ホルダ307
の両側位置(図50において一方のみを示す)には、外
側ガイド板314が直立姿勢で配設され、この外側ガイ
ド板314には長円状をなすガイド孔314aが穿設さ
れている。また、このガイド孔314a内には、長円状
の内側ガイド板315が配設され、両ガイド板314,
315の間には環状の移動路316が形成されている。
そして、この移動路316内の下側には、各ホルダ30
7の両端に回転可能に設けられた搬送ローラ317が配
設され、各搬送ローラ317は、移動路316内を移動
し得るようになっている。また、各ホルダ307の両端
は、バネ318で付勢された押圧部材319で上方から
押圧され、その結果、各ホルダ307は、押圧部材31
9の波形形状をなす下面と、前記ガイド孔314aの内
周縁との間に挟持されて、整列状態で位置決めされてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そして、前記搬送チェーン309がモータ
312に駆動されて時計回りに走行すると、搬送爪31
3で先頭のホルダ307の両端が捕捉され、ホルダ30
7は移動路316内で搬送ローラ317を転動させなが
ら、その移動路316に沿って搬送される。最後尾に到
達した先頭のホルダ307は、最後尾のホルダ307を
後方より押圧して、前記押圧部材319の押圧に抗して
各ホルダ307を1個分ずつ強制的に前方に移動させ、
その結果、先頭のホルダ307は、各ホルダ307の最
後尾で、押圧部材319とガイド孔314aの内周縁と
の間に挟持されて保持される。その後、搬送チェーン3
09は反時計回りに走行して、最後尾の搬送爪313を
元の位置、つまり、新たな先頭のホルダ307の後側に
復帰させる。なお、このときの搬送爪313の位置は位
置センサ(図示せず)等で検出され、その検出信号に基
づいて前記モータ312の駆動が中止し、停止保持され
る。このようにして、各ホルダ307の整列順序が入替
えられて、室内の掲示されるポスター308が変更され
る。そして、上記の一連の動作を所定時間毎に繰返し実
行して、掲示されるポスター308が順次変更される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】そして、本実施例の掲示装置1には、専用
の操作杆44が用意され、図17に示すように、操作杆
44の先端を下方よりグリル6の操作孔37a内に挿入
すると、その先端で操作レバー41の下面41aが押上
げられて、操作レバー41が反時計回りに回動し、その
左面41bで電源スイッチ39の操作子39aが押圧操
作されて投入または遮断される。前記グリル6の操作孔
37aの内径は人の指先より小さく設定されており、し
たがって、乗客の悪戯により、指先で掲示装置1の電源
が入切されるのを防止できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】図18及び図24に示すように、前記本体
5内の左右両側には、前記搬送チェーン87に沿ってそ
れぞれ搬送用ガイド板99が配設され、この搬送用ガイ
ド板99の前側は、本体5内の前側面に固定され、後側
は、直角に折曲されて延設されたステイによって本体5
内の左右側面に固定されている。搬送用ガイド板99に
は、搬送チェーン87の外周を所定間隔をおいて取り囲
むように略長孔状のガイド孔99aが形成され、下側に
は段差部99bが形成されている。そして、搬送用ガイ
ド板99のガイド孔99a内には内部ガイド部材101
が配設されており、この内部ガイド部材101にはホル
ダを案内するホルダガイド部101aと搬送チェーン8
7を案内するチェーンガイド部101bが形成されてい
る。その結果、搬送チェーン87の外周とガイド孔99
の内周との間には、前後方向に延びる環状の爪移動路
100が形成され、以下、その爪移動路100の下側の
段差部99bの部分をホルダ整列位置100aとする。
また、搬送チェーン87にはラチェット駆動ローラ10
2及び搬送爪104が取付けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】図に示すように、搬送チェーン87にはラ
チェット駆動ローラ102がピン103によって取付け
られているとともに、ラチェット駆動ローラ102から
所定の距離だけ離れた位置に搬送爪104がピン105
によって取付けられている(以下、右側の搬送チェーン
87の構造のみを図示するが、左側の搬送チェーン87
の構造も対称構造であり同様である)。そして、駆動ス
プロケット83及び被動スプロケット85の回転によ
り、搬送チェーン87がガイド孔99a内の環状の爪移
動路100を一周することにより、前記ラチェット駆動
ローラ102が後述するラチェット群を駆動するととも
に、前記搬送爪104が最前方に位置する先頭のホルダ
を引掛けてホルダ整列位置100aに並んでいる各ホル
ダの最後部へ搬送する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】図に示すように、センタラチェット160
はラチェット駆動ローラ102が爪移動路100の上側
を移動するときと下側を移動するときに、ラチェット駆
動ローラ102が当接することにより回動する。このセ
ンタラチェット160の回動に応じて、フロントラチェ
ット161、リアラチェット162、及びローラ作動ラ
チェット163が各々連動して回動する(以下、右側の
ラチェット連動機構のみを図示するが、左側のラチェッ
ト連動機構もローラ作動ラチェット163を除き略対称
の同様の構造である)。つまり、図29のように、セン
タラチェット160にはセンタラチェットギア164
が、フロントラチェット161にはフロントラチェット
ギア165が、リアラチェット162にはリアラチェッ
トギア166が、そして、ローラ作動ラチェット163
にはローラ作動ラチェットギア167が各々取付けられ
ており、これらの各ラチェットギア164〜167は各
ラチェット160〜163と一体で回動するとともに、
複数の中継ギア168〜172を介して連動しているの
で、センタラチェット160が回動することにより、各
ラチェット160〜163も各々回動する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】また、各ラチェット160〜163に近接
した位置に、ラチェット駆動ローラ102及び搬送爪1
04の移動に応じて可動するストッパが各々配設されて
いる。フロントラチェット161の前には前ストッパ1
73が配設されており、この前ストッパ173は、固定
シャフト63に装着された回動レバー174の凸部17
4aにラチェット駆動ローラ102が当接し、回動レバ
ー174が回動することにより回動する。つまり、回動
レバー174と一体で回動するギア175、中継ギア1
76、前ストッパ173と一体で回動するギア177と
が各々連動し、回動レバー174の回動に応じて前スト
ッパ173が連動して回動する。そして、ラチェット駆
動ローラ102が回動レバー174部を通過し、凸部1
74aがラチェット駆動ローラ102から外れることに
より、前ストッパ173に組込まれたバネ(図示せず)
により回動レバー174及び前ストッパ173は再び元
の状態に戻る。また、センタラチェット160の前には
逆止ストッパ178が配設されており、この逆止ストッ
パ178はセンタラチェット160と一体となって回転
する逆止ラチェット179に当接した状態で所定の付勢
力が与えられているので、センタラチェット160の回
動に応じて可動するとともに、センタラチェット160
の逆回転を防止する。さらに、リアラチェット162の
後には後ストッパ180が配設されており、この後スト
ッパ180はホルダ9が通過する際に可動し、後ストッ
パ180に内蔵されたバネの付勢力により後ストッパ1
80が再び元の状態に戻るときに、リヤラチェット16
2が回動し、ホルダ9を保持する。ローラ作動ラチェッ
ト163にはローラ作動シャフト141駆動用の作動ロ
ーラ181が当接しており、ローラ作動ラチェット16
3の回動に応じて作動ローラ181がバネ153の付勢
力に抗して移動するので、ローラ作動ラチェット163
の回転に応じてローラ作動シャフト141が所定のタイ
ミングで正逆交互に回動する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正内容】
【0116】また、掲示装置1内が当初から80℃以下
であったり、或いは前記した待機により80℃まで低下
したときには、ステップS12に移行して、CPU21
1は搬送用モータ75の駆動を開始する。その結果、図
35乃至図44に示したように、時計回りに搬送チェー
ン87が走行を開始し、搬送爪104はホルダ9を捕捉
して爪移動路100内を移動する。そして、そのホルダ
9は、第1の繰出ローラ140と第2の繰出ローラ14
2との間を通過し、更に、ホルダ整列位置100aの他
のホルダ9の後尾に搬送される。また、この搬送チェー
ン87の移動に応じて、ラチェット駆動ローラ102も
移動し、ラチェット連動機構が作動するので、ローラ作
動ラチェット163が回動することにより、位置検出セ
ンサ182がオン操作される。この搬送用モータ75の
駆動開始と同時に、CPU211は繰出用モータ124
の駆動を開始する。その結果、第1の繰出ローラ140
及び第2の繰出ローラ142が回転し、ホルダ本体19
8の位置に応じて第2の繰出ローラ142が開閉し、図
44の(b)に示すように、この2つの繰出駆動ローラ
140,142の間に挟持された枚葉掲示物4は、後尾
位置へと繰出されて、他の枚葉掲示物4と同様に吊下さ
れ、その後側の掲示面が乗客に掲示される。そして、C
PU211はステップS13で前記動作異常判定時間T
m2 として設定された15sec が経過する以前に、ステ
ップS14で前記位置検出センサ182がオンしたとき
には、ラチェット駆動ローラ102及び搬送爪104が
正常に所定の待機位置、即ち、図35の(a)に示す待
機位置に復帰したとして、ステップS15に移行する。
また、15sec が経過しても位置検出センサ182がオ
ンしないときには、ステップS18で運転表示灯47を
消灯するとともに、異常表示灯48を点灯させて全ての
処理を終了する。通常、動作異常判定時間Tm2 は、搬
送爪104がいかなる位置にあっても所定の待機位置に
移動する所要時間より十分に長く設定されており、この
判定時間Tm2 が経過しても搬送爪104が所定の待機
位置に到達しないのは、例えば、搬送用モータ75の故
障や、異物による搬送機構の動作妨害等が発生して、以
降の正常な動作が望めないこと推測される。したがっ
て、この場合は、ステップS13の処理で自動的に掲示
装置1の運転を打ち切る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 4 枚葉掲示物 9 ホルダ 75 搬送用モータ 87 搬送チェーン 99a ガイド孔 99b 段差部 100 爪移動路 102 ラチェット駆動ローラ 104 搬送爪 124 繰出用モータ 140 第1の繰出駆動ローラ 142 第2の繰出駆動ローラ 160 センタラチェット 161 フロントラチェット 162 リアラチェット 163 ローラ作動ラチェット 198 ホルダ本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉掲示物を吊下して先頭及び/または
    最後尾の枚葉掲示物を掲示する複数のホルダと、 前記先頭のホルダと最後尾のホルダとの間を結ぶように
    形成されたホルダ搬送路と、 前記先頭のホルダの後方位置で待機し、前記先頭のホル
    ダを捕捉して、前記ホルダ搬送路を経て先頭位置から後
    尾位置へ搬送する搬送手段と、 前記搬送手段が待機状態にあるときには前記先頭のホル
    ダの移動を規制し、前記搬送手段が先頭のホルダを捕捉
    するのに合わせて、前記先頭のホルダの移動の規制を解
    除する先頭ホルダ規制手段と、 前記搬送手段が待機状態にあるときには前記先頭のホル
    ダの直後のホルダの移動を規制し、前記先頭のホルダの
    搬送状態に応じて、前記先頭のホルダの直後のホルダを
    先頭位置へ送出する次ホルダ規制送出手段と、 前記搬送手段が待機状態にあるときには前記最後尾のホ
    ルダの移動を規制し、前記次ホルダ規制送出手段の動作
    に連動して後尾位置へ搬送されたホルダを取込んで前記
    最後尾のホルダを前方へ送出する後尾ホルダ規制送出手
    段とを具備することを特徴とする連続掲示装置。
  2. 【請求項2】 枚葉掲示物を吊下して先頭及び/または
    最後尾の枚葉掲示物を掲示する複数のホルダと、 前記先頭のホルダと最後尾のホルダとの間を結ぶように
    形成されたホルダ搬送路と、 前記先頭のホルダの後方位置で待機し、前記先頭のホル
    ダを捕捉して、前記ホルダ搬送路を経て先頭位置から後
    尾位置へ搬送する搬送手段と、 前記搬送手段が待機状態にあるときには前記先頭のホル
    ダの移動を規制し、前記搬送手段が先頭のホルダを捕捉
    するのに合わせて、前記先頭のホルダの移動の規制を解
    除する先頭ホルダ規制手段と、 前記搬送手段が待機状態にあるときには前記先頭のホル
    ダの直後のホルダの移動を規制し、前記先頭のホルダの
    搬送状態に応じて、前記先頭のホルダの直後のホルダを
    先頭位置へ送出する次ホルダ規制送出手段と、 前記搬送手段が待機状態にあるときには前記最後尾のホ
    ルダの移動を規制し、ホルダが後尾位置へ搬送されたと
    きには該ホルダを取込んで前記最後尾のホルダを前方へ
    送出する後尾ホルダ規制送出手段と、 前記先頭ホルダ規制手段、次ホルダ規制送出手段及び後
    尾ホルダ規制送出手段の各動作を前記搬送手段の動作に
    連動させる機械的機構の動作連動手段とを具備すること
    を特徴とする連続掲示装置。
JP1193A 1993-01-04 1993-01-04 連続掲示装置 Pending JPH0720800A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1193A JPH0720800A (ja) 1993-01-04 1993-01-04 連続掲示装置

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JPH0720800A true JPH0720800A (ja) 1995-01-24

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ID=11462517

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