JPH0720607U - 直流電流源回路のdcコンタクタ回路 - Google Patents

直流電流源回路のdcコンタクタ回路

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JPH0720607U
JPH0720607U JP4879993U JP4879993U JPH0720607U JP H0720607 U JPH0720607 U JP H0720607U JP 4879993 U JP4879993 U JP 4879993U JP 4879993 U JP4879993 U JP 4879993U JP H0720607 U JPH0720607 U JP H0720607U
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JP
Japan
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contactor
circuit
current source
semiconductor switch
solar cell
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知史 多田
荘治 西村
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流電流源2に接続する大容量、高電圧の直
流入力負荷装置4を起動停止させるDCコンタクタ13
を外形の小さい機械スイッチで構成する。 【構成】 DCコンタクタ13の直流電流源2側に入力
端子間を短絡する第2のDCコンタクタ14と半導体ス
イッチ15を接続して直流電流源2の短絡回路を形成す
る。この短絡回路の第2のDCコンタクタ14と半導体
スイッチ15はDCコンタクタ13のオン駆動に関連さ
せてオフ駆動される。また、半導体スイッチ15はDC
コンタクタ13および第2のDCコンタクタ14のオフ
駆動時、前以ってオン駆動するようにシーケンス制御さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は直流電流源と直流入力負荷装置間に接続して配設され、該負荷装置 を起動停止する直流電流源回路のDCコンタクタ回路(直流開閉器回路)に関し 、特に直流電流源としての電力用太陽電池に接続され、該電力用太陽電池で生成 された直流電力を交流電力に変換して家庭用負荷や系統電源に送電する太陽光発 電装置の連系インバータ装置のような、大容量で高電圧の直流入力負荷装置を起 動停止するDCコンタクタ回路をコンパクトに形成する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種直流電流源に接続して使用される直流入力負荷装置としては直流電源で 駆動させるインバータ装置、例えば太陽光発電装置がある。この太陽光発電装置 1は、例えば図3に示すように、多数の太陽電池セルの集合体からなり、直流電 流源を構成する電源用太陽電池2と、この電源用太陽電池2を電力会社からの上 位系統である系統電源3に結合する連系インバータ4とで構成され、この連系イ ンバータ4により電源用太陽電池2で発電した直流電力を交流電力に変換して家 庭用の負荷5に給電すると共に、余剰の電力を系統電源3に送電する発電システ ムが採用されている。即ち、上記連系インバータ4は入力側に印加された電源用 太陽電池2の直流電圧を交流電圧に変換する装置であり、電源用太陽電池2を直 流電流源とした比較的大容量、高電圧の直流入力の負荷装置である。
【0003】 ところで、かかる太陽光発電システムは太陽光の日射量に応じて太陽光発電装 置1を起動停止する必要があり、通常、太陽光発電装置1は連系インバータ4を 起動停止させる起動停止装置6を設け、例えば電源用太陽電池2の出力電圧Vd cや出力電流Iを検出して、その検出量に基づいて起動停止装置6より起動停止 の指令信号aを発して、連系インバータ4を起動停止するようにしている。
【0004】 図4は上記太陽光発電装置の起動停止装置6の回路構成であり、電源用太陽電 池2に連系インバータ4を接続する直流電流源回路のDCコンタクタ回路7を示 す。
【0005】 図において、8は電源用太陽電池2と連系インバータ4間に接続して配設され たDCコンタクタであり、耐圧特性の高い機械スイッチK1 で構成されている。 このDCコンタクタ8の接点は常時オフで、起動停止装置6の指令信号aにより オン動作し、接点を閉成して連系インバータ4を電源用太陽電池2に接続する。
【0006】 また、9は電源用太陽電池2の両端に接続され、電源用太陽電池2の出力電圧 Vdcを検出するための分圧抵抗、10は電源用太陽電池2の両端に接続された 短絡回路形成用のDCコンタクタ、11はその短絡回路に配設された電流検出ト ランスDCCTである。
【0007】 DCコンタクタ10は上記DCコンタクタ7と同様に耐圧特性の高い機械スイ ッチK2 で構成され、起動停止装置6の指令信号aのない常時はオン接点で、電 源用太陽電池2の短絡回路を構成し、電流検出トランスDCCT11は電源用太 陽電池2が生成する出力電流、つまり短絡電流Iを検出する。また、起動停止装 置6の指令信号aの発生により、DCコンタクタ10はオフ動作して電源用太陽 電池2の短絡回路が解かれる。
【0008】 このような構成の起動停止装置6は太陽光の日射量が十分となり、電源用太陽 電池2の短絡電流Iが所定の起動電流Ion値以上になると、指令信号aを発し て、電源用太陽電池2の上記短絡回路を構成するDCコンタクタ10の接点を開 成すると共に、連系インバータ4を接続するDCコンタクタ8の接点を閉じて、 連系インバータ4を電源用太陽電池2に接続して起動させる。そして、太陽光の 日射量が不十分となり、電源用太陽電池2の出力電圧Vdcが所定の停止電圧V off以下になると、指令信号bを発して、連系インバータ4を接続するDCコ ンタクタ8の接点を開成して連系インバータ4を停止すると共に、電源用太陽電 池2の短絡回路を構成するDCコンタクタ10の接点を閉成して、電流検出トラ ンスDCCT11により電源用太陽電池2の短絡電流Iを検出させ、太陽光の日 射量の回復を待つ。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記連系インバータ4は直流電流源の電源用太陽電池2に接続 される直流入力の負荷装置であり、しかも発電用で大容量、高電圧の直流入力負 荷装置であるため、かかる大容量、高電圧の直流入力の負荷装置を起動停止する DCコンタクタ8および10はスイッチの開成時、接点間でアークを生じるため 、絶縁特性の高いスイッチを使用する必要があり、外形寸法の大きい機械スイッ チを使用する必要があった。このため装置の小型化が極めて困難なものとなって いた。
【0010】 従って、本考案は直流電流源回路における直流入力負荷装置を起動停止するD Cコンタクタの外形上の問題に鑑みてなされたものであり、特に太陽光発電装置 の連系インバータのように大容量で高電圧の直流入力負荷装置に於いても、絶縁 特性の高いスイッチを使用することなく、装置の小型化や寿命特性が得られる直 流電流源回路のDCコンタクタ回路を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の直流電流源回路のDCコンタクタ回路は 直流電流源にDCコンタクタを介して直流入力負荷装置を接続し、前記DCコ ンタクタをオンオフして直流入力負荷装置を駆動するようにした直流電流源回路 のDCコンタクタ回路において、前記DCコンタクタはDCコンタクタの直流電 流源側に前記入力端子を短絡する第2のDCコンタクタと半導体スイッチが接続 され、これらの第2のDCコンタクタと半導体スイッチは前記DCコンタクタの オン駆動に関連させてオフ駆動される共に、前記半導体スイッチはDCコンタク タおよび第2のDCコンタクタのオフ駆動時、前以ってオン駆動されることを特 徴としている。 また、本考案の直流電流源回路のDCコンタクタ回路は 前記半導体スイッチは第2のDCコンタクタのオン駆動後オフ駆動されること を特徴としている。
【0012】
【作用】
DCコンタクタのオフ駆動時、DCコンタクタの入力端子間は半導体スイッチ によって短絡されており、端子間には半導体スイッチのオン電圧が印加されるだ けで、殆ど電圧が印加されない。従って、DCコンタクタはオフ駆動時のアーク の発生が防止される。また、第2のDCコンタクタのオフ駆動時も、同様にその 入力端子間が半導体スイッチにより短絡されており、アークの発生が防止される 。また、半導体スイッチは並設の第2のDCコンタクタのオン動作後、オフ駆動 されるため、半導体スイッチの電力ロスが防止される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ詳述する。
【0014】 図1は本考案の太陽光発電装置の起動停止装置6aの回路構成であり、電源用 太陽電池2に連系インバータ4を接続する直流電流源回路のDCコンタクタ回路 12を示す。
【0015】 このDCコンタクタ回路12において、直流入力負荷装置の連系インバータ4 は、上記従来のDCコンタクタ回路7と同様に、機械スイッチK3 で構成された DCコンタクタ13を介して直流電流源の電源用太陽電池2に接続されている。
【0016】 そして、DCコンタクタ13は電源用太陽電池2側の入力端子間に機械スイッ チK4 で構成された第2のDCコンタクタ14と、S1で示した半導体スイッチ 15とが並列接続され、該入力端子間が短絡されている。
【0017】 また、上記DCコンタクタ13は常開接点であり、起動停止装置6aの指令信 号aによりオン動作し、接点を閉成して連系インバータ4を電源用太陽電池2に 接続して連系インバータ4を起動する。一方、入力端子間を短絡する第2のDC コンタクタ14と半導体スイッチ15は常閉接点で、入力端子間を短絡して電源 用太陽電池2の短絡回路を形成すると共に、起動停止装置6aの指令信号aによ り開成し、その短絡を解くよう構成されている。
【0018】 また、起動停止装置6aは上記従来のDCコンタクタ回路7の起動停止装置6 と同様に、電源用太陽電池2の出力電圧Vdcおよび出力電流Iを検出する方式 のものであり、電源用太陽電池2の両端に接続した分圧抵抗9により電源用太陽 電池2の出力電圧Vdcを検出すると共に、上記入力端子間を短絡する第2のD Cコンタクタ14の短絡回路に電流検出トランスDCCT11を配設して電源用 太陽電池2の短絡電流Iを検出する構成が採用されている。
【0019】 このDCコンタクタ回路12において、上記従来のDCコンタクタ回路7と異 なる点は、連系インバータ4を電源用太陽電池2に接続するDCコンタクタ13 はその入力端子の電源用太陽電池2側に入力端子を短絡する第2のDCコンタク タ14と半導体スイッチ15とを並列接続し、これらのDCコンタクタ13、第 2のDCコンタクタ14および半導体スイッチ15を所定の動作シーケンスで作 動させた点である。
【0020】 図2は起動停止装置6aの指令信号によりDCコンタクタ13、第2のDCコ ンタクタ14および半導体スイッチ15の各スイッチK3,K4,S1が駆動さ れる動作シーケンスであり、図2(a)は連系インバータ4の起動時、図2(b )は連系インバータ4の停止時を示す。
【0021】 図2から明らかなように、連系インバータ4の起動時および停止時の各スイッ チK3,K4,S1の動作シーケンスは以下の通りであり、各機械スイッチK3 ,K4のオフ駆動時は、半導体スイッチS1を前以ってオン駆動するようにシー ケンス制御がなされている。 「連系インバータの起動時」; K3 オン→K4 オフ→ S1 オフ 「連系インバータの停止時」; S1 オン→K4 オン→ K3 オフ
【0022】 次に上記太陽光発電装置の起動停止装置6aの動作について説明する。
【0023】 先ず、太陽光の日射量が十分となり、電流検出トランスDCCT11で検出さ れた電源用太陽電池2の短絡電流Iが所定の起動電流Ion値以上になると、起 動停止装置6aは起動信号aを発して、連系インバータ4側の機械スイッチK3 をオンさせ、そのDCコンタクタ13の接点を閉じて連系インバータ4を電源用 太陽電池2に接続する。ついで、DCコンタクタ13の入力端子間を短絡する常 閉の機械スイッチK4 をオフさせ、その第2のDCコンタクタ14の接点を開成 する。この機械スイッチK4 の接点開成時、並接の半導体スイッチS1 はオン動 作中で、接点間を短絡しており、従って、接点間に電圧は殆ど印加されず、接点 部のアークの発生が防止される。ついで、半導体スイッチS1 がオフ動作して、 DCコンタクタ13の入力端子間の短絡、つまり電源用太陽電池2の短絡回路が 解かれ、電源接続された連系インバータ4に電源用太陽電池2の電圧が印加され る。
【0024】 また、太陽光の日射量が不十分となり、分圧抵抗9により検出された電源用太 陽電池2の出力電圧VDCが所定の停止電圧Voff以下になると、起動停止装置 6aが停止信号bを発して、先ず半導体スイッチS1 をオン動作して、DCコン タクタ13の入力端子間を短絡し、電源用太陽電池2の短絡回路を形成する。つ いで、半導体スイッチS1 に並列接続された常閉の機械スイッチK4 をオンさせ 、DCコンタクタ14の接点を閉成する。ついで、連系インバータ4側の常開の 機械スイッチK3 をオフさせ、そのDCコンタクタ13の接点を開成し、連系イ ンバータ4を電源用太陽電池2から開放する。この機械スイッチK3 の接点開成 時、接点間は半導体スイッチS1 および機械スイッチK4 がオン動作で短絡され ており、従って、接点間に電圧は殆ど印加されず、接点部のアークの発生が防止 される。そして、半導体スイッチS1 のオン動作後、電源用太陽電池2の短絡回 路に配設された電流検出トランスDCCT11が電源用太陽電池2の短絡電流I を検出し、日射量の回復を待つ。
【0025】 尚、本考案は直流電流源に電源用太陽電池を用い、直流入力負荷装置を連系イ ンバータとした太陽光発電装置を例示したが、例えば、抵抗負荷装置などでもよ く、直流電流源に接続される直流入力負荷装置であれば、何れの負荷形態のもの にも適用し得る。
【0026】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の直流電流源回路のDCコンタクタ回路は直流電 流源と直流入力負荷装置を接続するDCコンタクタに、該DCコンタクタの直流 電流源側の入力端子間に半導体スイッチと第2のDCコンタクタの並列回路を接 続し、これらの半導体スイッチと第2のDCコンタクタの並列回路をDCコンタ クタのオン駆動に関連させてオフ駆動すると共に、半導体スイッチをDCコンタ クタおよび第2のDCコンタクタのオフ駆動時、予めオン駆動させるように構成 したから、DCコンタクタおよび第2のDCコンタクタのスイッチの開成時、ス イッチ端子間が半導体スイッチで短絡され、スイッチ端子には直流電流源の電圧 が印加されない。従って、スイッチ開成時のアークの発生が防止され、外形の小 さい機械スイッチを採用することができる。また、半導体スイッチは並設の機械 スイッチの閉成後、これを切離すことで、電力損を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例で太陽光発電装置の直流電流源
回路のDCコンタクタ回路の回路図
【図2】図1のDCコンタクタ回路のスイッチの動作シ
ーケンスを示す図
【図3】太陽光発電システムのブロック回路図
【図4】従来例で太陽光発電装置の直流電流源回路のD
Cコンタクタ回路の回路図
【符号の説明】
2 電源用太陽電池(直流電流源) 4 連系インバータ(直流入力負荷装置) 12 DCコンタクタ回路 13 DCコンタクタ 14 第2のDCコンタクタ 15 半導体スイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電流源にDCコンタクタを介して直
    流入力負荷装置を接続し、前記DCコンタクタをオンオ
    フして直流入力負荷装置を駆動するようにした直流電流
    源回路のDCコンタクタ回路において、前記DCコンタ
    クタはDCコンタクタの直流電流源側に前記入力端子を
    短絡する第2のDCコンタクタと半導体スイッチが接続
    され、これらの第2のDCコンタクタと半導体スイッチ
    は前記DCコンタクタのオン駆動に関連させてオフ駆動
    される共に、前記半導体スイッチはDCコンタクタおよ
    び第2のDCコンタクタのオフ駆動時、前以ってオン駆
    動されることを特徴とする直流電流源回路のDCコンタ
    クタ回路。
  2. 【請求項2】 前記半導体スイッチは第2のDCコンタ
    クタのオン駆動後オフ駆動されることを特徴とする請求
    項1記載の直流電流源回路のDCコンタクタ回路。
JP4879993U 1993-09-08 1993-09-08 直流電流源回路のdcコンタクタ回路 Withdrawn JPH0720607U (ja)

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Cited By (3)

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