JPH07206018A - 閉鎖キャップ - Google Patents

閉鎖キャップ

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JPH07206018A
JPH07206018A JP6320155A JP32015594A JPH07206018A JP H07206018 A JPH07206018 A JP H07206018A JP 6320155 A JP6320155 A JP 6320155A JP 32015594 A JP32015594 A JP 32015594A JP H07206018 A JPH07206018 A JP H07206018A
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JP
Japan
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closure cap
container
degassing
inner seal
seal
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Application number
JP6320155A
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English (en)
Inventor
Georg Pfefferkorn
ゲオルク・ペッファーコルン
Michael Kirchgessner
ミヒャエル・キルヒゲッスナー
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Crown Cork AG
Original Assignee
Crown Cork AG
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Publication date
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    • B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D51/00—Closures not otherwise provided for
    • B65D51/16—Closures not otherwise provided for with means for venting air or gas
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    • Y10S215/00—Bottles and jars
    • Y10S215/01—Fins

Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉鎖キャップをねじ込んでも内部シールのシ
ール部分が容器の口の外側に位置すると直ちに内圧が確
実に減圧される閉鎖キャップを提供する。 【構成】 閉鎖キャップは容器を密封する内部シール
（４）を備えている。内部シールは直下に挿入部分
（６）を有するシール部分を備え、挿入部分は内部シー
ルを中心決めし徐々に導入するように作用する。閉鎖キ
ャップを緩めたときできる限り早いガス抜きをするた
め、挿入区域（６）にガス抜凹部が設けられている。こ
れらのガス抜凹部は挿入部分が容器を密封することを防
止しかつシール部分が容器の口から外れると直ちに容器
からのガスの放出を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック材料で作ら
れたねじ込み可能な閉鎖キャップに関する。ここで、
「ねじ込み可能な」という用語はねじ付の閉鎖キャップ
のみならず差込式の閉栓をも包含する意味である。
【０００２】
【従来の技術】これらの型式の閉鎖キャップは公知のも
のでありかつ長年に亘り使用されており、主として二酸
化炭素を含んだ清涼飲料水用の容器を閉鎖するために使
用される。壜の場合には、これらの閉鎖キャップはしば
しばガラス又はＰＥＴで作られた再利用の壜である。容
器の口は、特に再利用の壜の場合においては、しばしば
損傷を受けているから、容器の口内に突出するシールが
通常容器を密封するために使用される。このように、主
なシール部分は壜口のわずかに内側に配置される。最適
なシール効果はこのようにしてなされる。また口部の領
域が損傷を受けた場合も同様である。ヨーロッパ特許第
１１８２６７号はそのようなキャップを開示している。
【０００３】二酸化炭素を含む清涼飲料水の場合は、高
い内圧が閉鎖された容器内に存在する。これらの型式の
閉鎖キャップにおける問題点は内部シールが容器の口か
ら十分に取除かれたときにのみ内圧が減少するというこ
とである。上記型式の内部シールはその周囲を取り巻く
シール部分を有し、その外径は容器の口の内径よりも幾
分大きめである。従って、閉鎖キャップが取付けられた
とき、シール部分は容器の口の内壁に押圧される。挿入
部分がシール部分の下に設けられており、その挿入部分
の外径は下方方向にわずかに円錐状に減少し、従って、
シールの下端部の直径は容器の口の直径より小さい。こ
のことは、ねじ付キャップをねじ込む場合、内部シール
を損傷なく挿入するには必要なことである。内部シール
のこの構成により、実際のシール部分が既に容器の口の
外側に位置していると仮定した場合でも、挿入部分の上
部領域が未だ容器を堅固に封止することが可能となる。
これにより、閉鎖キャップのねじを緩めたとき、不必要
な減圧遅れが生ずる結果となる。原理的には、この欠点
は挿入部分を短くすることにより解決できるが、内部シ
ールに信頼性及び防護機能を持たせるためには、一定の
長さの挿入部分が必要である。
【０００４】公知のシールには更に別の欠点がある。す
なわち、挿入部分の外側表面は、容器の口と最初に接触
するが、滑らかな外面を有している。それにより、挿入
部分が容器の口の粗い、不規則な又は損傷を受けた箇所
を平滑化することがほとんど不可能である。加えて、基
本的に封止を担うシール部分が損傷を受ける危険性があ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は公知の欠点を
回避し、特に上述の型式の閉鎖キャップを提供すること
を目的とする。ここにおいて、閉鎖キャップをねじ込ん
でも、内部シールのシール部分が容器の口の外側に位置
すると直ちに内圧が確実に減圧される。同時に、容器の
口に内部シールを挿入しても不利な影響を受けることは
ない。本発明の別の目的は、容器の口の表面の不規則性
が閉鎖キャップをねじ込んだ場合、平坦になることと同
時に、シール部分が損傷を受けないような挿入部分を構
成することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的は本発明の特徴
を有する閉鎖キャップにより達成される。内部シールは
シール部分及びシール部分の下側の挿入部分を有してい
る。シール部分は、閉鎖キャップが取付けられたとき、
容器の口の内側と接触してシールを形成する、内部シー
ルの部分である。挿入部分の主要な目的は、内部シール
を容器の口へ確実に適度に導入することである。機能的
な観点から、挿入部分は更に細分されていて、最も前方
に位置する部分が中央区域であり、その区分の外径は容
器の口の直径よりも小さい。この区域は、閉鎖キャップ
を取付ける間内部シールを中心決めしかつ案内する。中
央区域につづいて、圧縮区域があり、この区域では外径
直径は容器の口の直径より大きい。容器のオリフィス内
に圧縮区域を導入する間、内部シールは圧縮され、従っ
て張力が作用する。挿入部分の領域では、内部シールの
外面は少くとも一つのガス抜凹部を有している。このガ
ス抜凹部は、シール部分が容器の口から外れると直ちに
容器の内部空間へ接続する通路を形成する。それによ
り、挿入部分が容器の口とシールを形成するのを防ぎ、
容器のガス抜きが出来る限り早期に行われることを保証
する。このことにより、ガス抜きが始まるまで閉鎖キャ
ップの内ねじが容器の首部の外ねじと堅固に係合したま
まの状態となることを保証する。内圧が過度になり容器
の排気が遅延した場合、閉鎖キャップを緩める間にその
キャップが突如外れる危険性が回避される。
【０００７】ガス抜凹部は少くとも圧縮区域の全高に亘
り延びるように構成されていることが望ましい。この場
合は、シール部分が容器の口から外れると直ちに開口し
た排気通路が現われることを保証する。
【０００８】ガス抜凹部の数、同様にそれらの幅と深さ
は、容器を開放したときガス抜きの速度に影響を及ぼ
す。挿入区域はガス抜凹部の領域ではそのような機能を
果さないことに注目すべきである。ガス抜凹部の領域で
のシール部分の破壊を防止するため、ガス抜凹部の幅は
内部シールの周囲の1/15を越えないことが好ましい。
【０００９】ガス抜凹部とは独立して、挿入部分の直径
は最も外側の面の直径として理解すべきである。複数の
ガス抜凹部が相互に直接隣接している場合、挿入区域の
外面を一連の個別の辺縁部に対して減少させることがで
きる。従って、「中断されない面」という用語が時折使
用されているが、これは、理論上ガス抜凹部のない外面
も包含する意である。内部シールは、通常はその外径が
挿入部分の領域でその下端に向って減少するように構成
されている。この外径は、概して下方に向ってテーパ状
に及び連続的に減少しており、シール部分が容器の口に
入るまでねじ込まれている間、内部シールの一様な圧縮
を保持する。閉鎖キャップを回転することにより生じる
摩擦は、この場合には、容器の口の領域でのいかなる不
均一性に対しても均等な効果を及ぼす。かかる摩擦効果
はガス抜凹部の適正な構造によりもたらされる。
【００１０】別の場合において、挿入部分の構成の同様
な利点は、挿入部分が単にその下方領域に滑り区域を有
するのみであり、その滑り区域内で、外径が下端に向っ
て減少していることである。滑り区域とシール部分との
間で、内部シールの外径が溝の形状をしていて局部的に
最少値となっており、従って、滑り区域の上端が局部的
に最大値となり、更に、上記最大値は閉鎖される容器の
口の直径よりも大きくなっている。この値はできる限り
大きく選定されることが好ましく、事実、容器の口に閉
鎖キャップを装着する場合、シール部分が容器の口の中
へ導入されると直ちに切断縁部が容器の内壁から上昇す
るようになっている。このような構成は次のような長所
を有している。即ち、挿入部分は、閉鎖キャップにねじ
込められたとき、滑り部分が容器の口に入ると直ちに口
の内面と接触する。従って、挿入部分の摩擦効果もまた
口の内面の領域で有効となる。
【００１１】ガス抜それ自身の形状もまた挿入部分の摩
擦効果に強く影響する。摩擦効果は、ガス抜凹部の間に
切断縁部が設けられていてプラスチック容器の口の不均
一性又は損傷した辺縁部を平坦にする場合には、増強さ
れる。これらの凹部の構造の説明において、切削及び切
断作用における標準的な用語を使用して切断部の形状を
定義する。ガス抜凹部は２個ののこ歯の間のギャップで
比較される。閉鎖キャップは比較的軟いプラスチックか
ら成るが、最も良好な効果は約０°の有効切断角におい
て得られる。ガス抜凹部の面は、ねじ込む方向から見た
場合その前方が面の形状であり、この面は切断縁部に沿
ってほぼ直角に、挿入部分の中断されない面と接合す
る。従って、切断縁部は閉鎖キャップをねじ込む方向に
回転する間、切刃として作用するように整合されてい
る。最適な結果は有効切断角が±10°の範囲にあるとき
に得られる。実際の材料取除き手順では、プラスチック
容器においてさえもこの初歩的なプラスチックカッタに
よって達成されない。プラスチックの切片が飲料水内に
落下する可能性もあるため、使用に向かない。実用的に
は、荒い削り目や切欠部のあるプラスチックを変形した
型式のものが重要視されており、これは実際には負の有
効切断角を示唆するものである。それにもかかわらず、
軟い切断材料により、最良の結果は約０°の有効切断角
のときに得られる。
【００１２】挿入部分は、閉鎖キャップをねじ込む間、
わずかな回転のみで係合するから、単一のガス抜凹部で
は上述の方法で口部の全周を加工するには不十分であ
る。従って、閉鎖キャップは、内部シールの直径の周り
に複数のガス抜凹部を均等に配置することにより、更に
改良できる。ガス抜凹部が相互に同じ距離で配置されて
いる場合、特に、複数のガス抜凹部が相互に直接隣接し
て配置されている場合には、特に十分な摩擦特性が得ら
れる。この場合、内部シールの外面はガス抜開口部が単
一の辺縁部と接触する領域に拘束される。閉鎖キャップ
をねじ込んだとき、挿込区域の接触面は個々の辺縁部に
拘束され、それにより、高い面圧が得られて摩擦効果及
び平坦化効果（levelling effect）において正の効果が
もたらされる。
【００１３】ガス抜凹部を直接近接させる場合には、０
°の有効切断角を有する上述の切断部形状を使用して最
良の効果が得られる。個々ののこ歯の安定性を確保する
ために、ガス抜凹部の面は、その反対側にかつねじ込み
方向からみた場合の後端部において、上述のようにヒー
ルとして内部シールの「中断されない面」と浅い角度で
接触するように構成されている。
【００１４】のこ歯状の構成とは別の構成として、対称
的なガス抜凹部を使用してもよい。切断部の形状は負の
有効切断角と正のヒール角を有しており、双方共同じ値
である。同様な摩擦値がねじ込み及びねじの緩め方向に
対して得られる。有効切断角及びヒール角がそれぞれ６
０°以下であれば良い結果が得られる。
【００１５】挿込部分の中心決め機能及び案内機能を限
定しない高い摩擦値が、周囲に配置された少くとも２５
多くても５０のガス抜凹部を有する内部シールにより達
成される。
【００１６】
【実施例】図１はねじを緩めてガス抜きが始まった閉鎖
キャップ付きの容器の口の断面を示している。この閉鎖
キャップは円筒形のキャップ壁１と隣接するキャップベ
ース２とを備えている。内部シール４はキャップ壁１と
同軸状に内面３からキャップ開口部に向って伸長してい
る。閉鎖キャップが容器の首部に完全にねじ込まれた場
合、内部シールの外面の限定された領域が容器の口の内
面２３と接触する。この領域はシール部分５として分類
される。その外径は容器の口の内径８よりも大きい。挿
入部分６はシール部分の下にある。挿入部分の外径は下
方に円錘形に減少している。閉鎖キャップをねじ込んだ
とき、挿入部分６外面はまず容器の口と接触して、シー
ル部分５のみがその後容器の口に達する。挿入部分の外
径は下方に向って減少して、容器の口の内縁部２４と当
接する。そのことにより、内部シールは容器の口に中心
決めされかつシール部分５が容器の口に達する前にゆっ
くりと張力が作用するようにされる。閉鎖キャップを緩
めるときは逆の手順で行われる。まず、シール部分が容
器の口から引出される一方、挿入部分は未だ容器の口と
接触しているため、内部シールには始めは張力がかかっ
たままである。更にねじを緩めて挿入部分が容器の口か
ら引出された場合、内部シールはもう一度だけ伸長する
ことが可能である。ねじを緩める間、挿入部分は容器の
口と接触したままでありそれは内部シールが正常な位置
に伸長するまで持続する。挿入部分は従って２つの領域
に分割され、挿入部分の下方領域は内部シールを容器の
口に中心決めするように作用し、圧縮区域は挿入部分の
外径が容器の口の内径８に達する点から始まる。
【００１７】挿入部分の領域で、内部シールは複数のガ
ス抜凹部を有している。これら複数のガス抜凹部は、閉
鎖キャップのねじを緩める間、内部シールが圧縮区域で
シール作用を行うのを防止する。できる限り早期の容器
のガス抜きを確保するため、ガス抜凹部９はシール部分
の直下から始まる。ここで示される閉鎖キャップでは、
シール部分は容器の口のすぐ外側に位置している。容器
からのガスはガス抜凹部９を介して矢印Ｙの方向へ流れ
る。
【００１８】挿入部分により内部シールに一様な張力を
作用させるため、ガス抜凹部の幅１１は大き過ぎないよ
うに選定されるよう注意しなければならない。挿入区域
の滑り面が非常に広いガス抜凹部により中断される場
合、これらのガス抜凹部の領域で、内部シールがねじ込
み中に外側へ局部的に押圧される危険性がある。このこ
とにより、閉鎖キャップの取付中にシール部分が損傷す
ることとなる。良好な結果はガス抜凹部の幅がシールの
円周の1/15を越えない場合に得られる。
【００１９】図２は挿入部分を有する閉鎖キャップが取
付けられた容器の口の断面を示しており、この挿入部分
は随所で中断している。この場合に使用されるガス抜凹
部は挿入部分を個々の案内ラグ２２に分割するスロット
である。これらの連続したスロットは、シール部分が容
器の口から外れると直ちに容器の非常に急速なガス抜き
を発生させる。閉鎖キャップは右ねじを有しているの
で、ねじ込む方向１７に見た凹部の面の前縁部に配置さ
れた部分１６は面として作用しかつ内部シールの外面と
共に切断縁部を形成する。ヒール角が０°であるため、
「切断」という表言は挿入ラグ２２の真の意味には使用
されないが、面及び切断縁という用語がここでは使用さ
れている。
【００２０】図３は本発明による閉鎖キャップのシール
領域を示している。内部シールは挿入部分６の領域に局
部的な極大部分１５を有している。挿入部分の中心決め
作用及び圧縮作用は上記極大部分の直径の下に配置され
た滑り区域１３により確実となる。滑り区域それ自身
は、外径が容器の口の内径８よりも小さい中心決め区域
２５と、外径が容器の内径８より大きい圧縮区域２６と
に機能的に分割されている。閉鎖される容器の口は点線
で示している。内部シールは局部的な極大部分１５とシ
ール部分５の間に窪みの形状の溝を備えていて、その外
径は局部的な極小部分１４にまで減少している。従っ
て、挿入区域の平滑化摩擦効果は更に容器の口の内面に
まで伸長している。滑り区域１３が容器の口内へ十分に
挿入されるまで、摩擦は容器の口の内縁部で有効に作用
する。閉鎖キャップを締るように更に回転する間、局部
的に極大の直径を有する部分が容器の口の中へ押込めら
れ、その場合、摩擦効果が容器の口の内面に生じる。こ
のことにより、容器の口の内側の面の不規則性が挿入部
分により平坦化される。内部シールの圧縮はこの場合増
加しない。更にねじ込んだ後、シール部分５が容器の口
内へ更に伸長した場合には、内部シールの圧縮はわずか
に増加し、その結果張力がかかった内部シールの主要な
力がシール部分に作用する。挿入部分の極大直径は、シ
ール部分が容器の口の中へ導入されると直ちに挿入部分
が完全に解放されるように選されると有益である。
【００２１】図４はねじ込まれた位置にある閉鎖キャッ
プのシール領域の断面を示している。閉鎖キャップは十
分にねじ込まれた位置にありかつ内部シールは容器の口
２３の内面と、シール部分５の領域においてのみ接触し
ている。
【００２２】図５は図６の平面Ａ−Ａからみた断面を示
している。ここでは、外径が挿入部分６の領域で局部的
に最大となっている内部シールに関するものである。
【００２３】図６は、外径が図５に示されているように
挿入部分の領域で局所的に最大となる内部シールの側面
を詳細に示している。この内部シールの断面構造は図３
及び４に関連して既に説明されている。内部シールは、
挿入部分において、全周にわたり複数の直近したガス抜
凹部９を有している。この実施例では、２個の隣接した
ガス抜凹部９が単に一点、即ち、挿入部分の外径が最大
となっている点で接触している。この点は同時に摩擦効
果にとっては最も重要な点である。これは、図３に関連
して説明したように、摩擦効果はまたこの点を介して口
の内側に伝られるからである。これらの凹部が相互に直
近していることにより、挿入部分は切断具としての特性
を有する形状となっている。
【００２４】図７は下方（図６のＢ方向）から見た、図
６に示されているような内部シールを示している。この
実施例ではガス抜凹部を通るカッターの形状の切れ込み
が見られる。ねじ込む回転方向から見て、ガス抜凹部の
前方側（１８）に、面１６が内部シールの中断されない
面に関して約９０°の角度で形成されており、これは有
効切断角度が０°の場合に等しい。有効切断角αの選定
に対して±１０°の範囲が好ましく、この範囲は本図で
破線で示されている。ガス抜凹部の後端（１９）には、
ヒール部２１が同じ中断されない面に対して幾分浅い角
度を形成している。この実施例では、ヒール部２１のみ
ならず面１６も閉鎖キャップの軸線に対して水平に伸び
る面として形成されている。シール部分として選定され
た断面形状の結果として、図５に示すように、個々の凹
部がただ一点で接触している。別のガス抜凹部の実施例
も、所望の摩擦効果を最大限利用するために可能であ
る。これらは専門家の評価によるものである。特に、凹
部は、それらが相互に単に一点のみでなく切断縁部に沿
って接触するような形態で、形成されてもよい。
【００２５】本発明は各種の修正並びに変形が可能であ
る。従って上記説明及び図面により本発明が限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】ガス抜きが始まるまでねじを緩めた閉鎖キャッ
プを取付けた容器の口部の断面図である。
【図２】中断された挿込部分を適所に有する閉鎖キャッ
プを取付けた容器の口部の断面図である。
【図３】閉鎖キャップのシール部分の断面図である。
【図４】ねじ込められた位置にある閉鎖キャップのシー
ル部分の断面図である。
【図５】図６のＡ−Ａ面における断面図である。
【図６】のこ歯状に配列された隣接する複数のガス抜凹
部を有する内部シールの詳細な側面図である。
【図７】図６に示された内部シールの詳細図であって、
図６のＢの方向から見た図である。
【符号の説明】
１：キャップ壁 ２：キャップベース ３：内面 ４：内部シール ５：シール部分 ６：挿込部分 ７：下端 ９：ガス抜凹部 １３：滑り区域 ２６：圧縮区域
フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル・キルヒゲッスナー ドイツ連邦共和国デー−79588 エグリン ゲン，アウフ・デル・フープ ３

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 円筒形のキャップ壁（１）と、隣接する
    キャップベース（２）と、前記キャップベースの内面に
    わたり延びる内部シール（４）とを備えているねじ付の
    閉鎖キャップであって、前記内部シールは閉鎖される容
    器のオリフィスの内部を密封するように、前記内部シー
    ルの外縁部にシール部分（５）を有しかつ前記シール部
    分（５）の下側に挿入部分（６）を有し、前記挿入部分
    の外径は閉鎖される容器オリフィスの直径（８）よりも
    下端側（７）において小さく、圧縮区域において大きい
    閉鎖キャップにおいて、前記内部シールの外面は挿入部
    分（６）の領域において少くとも一つのガス抜凹部を有
    することを特徴とする閉鎖キャップ。
  2. 【請求項２】 前記ガス抜凹部（９）が前記圧縮区域
    （２６）の少くとも全高にわたり延びていることを特徴
    とする請求項１記載の閉鎖キャップ。
  3. 【請求項３】 前記内部シールの外径が前記挿入部分
    （６）の領域で内部シールの下端部（７）の方に向って
    減少していることを特徴とする請求項１又は２記載の閉
    鎖キャップ。
  4. 【請求項４】 前記挿入部分（６）はその最も下側の領
    域に滑り区域（１３）を有していて前記滑り区域の直径
    が下端側に向って減少し、前記滑り区域とシール部分の
    間の外径は局部的な最小値（１４）となっており、従っ
    て前記滑り区域の上端部が最大直径（１５）となり、前
    記最大直径は閉鎖される容器のオリフィスの直径（８）
    より大きいことを特徴とする請求項１又は２記載の閉鎖
    キャップ。
  5. 【請求項５】 前記ガス抜凹部の幅（１１）が内部シー
    ルの周囲の1/15を越えないことを特徴とする請求項１な
    いし４のいずれかに記載の閉塞キャップ。
  6. 【請求項６】 前記ガス抜凹部の面は閉鎖キャップをね
    じ込む方向から見たガス抜凹部の前端（１８）におい
    て、有効切断縁（１８）に沿いかつほぼ直角な面（１
    ６）として挿入部分の中継されない面と接することを特
    徴とする請求項１ないし５記載の閉塞キャップ。
  7. 【請求項７】 複数のガス抜凹部（９）が前記内部シー
    ルの周囲に配置されていることを特徴とする請求項１な
    いし６のいずれかに記載の閉塞キャップ。
  8. 【請求項８】 前記切断縁は、前記ガス抜凹部の間に、
    プラスチック容器の口の不規則な又は損傷を受けた縁部
    を平坦化するように設けられていることを特徴とする請
    求項７記載の閉鎖キャップ。
  9. 【請求項９】 前記ガス抜凹部が相互に一様に離間して
    配置されていることを特徴とする請求項７又は８記載の
    閉鎖キャップ。
  10. 【請求項１０】 前記ガス抜凹部（９）が相互に直近し
    ていることを特徴とする請求項９記載の閉鎖キャップ。
  11. 【請求項１１】 前記ガス抜凹部の面は、閉鎖キャップ
    をねじ込む方向（１７）から見たガス抜凹部（９）の後
    端（１９）で、ヒール（２１）として挿入部分の中継さ
    れない面と浅い角度で接することを特徴とする請求項１
    ０記載の閉鎖キャップ。
  12. 【請求項１２】 前記内部シールは少くとも２５個及び
    多くとも５０個のガス抜凹部（９）を有していることを
    特徴とする請求項１ないし１１のいずれかに記載の閉塞
    キャップ。
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