JPH07205890A - 船の推進装置 - Google Patents

船の推進装置

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JPH07205890A
JPH07205890A JP6228252A JP22825294A JPH07205890A JP H07205890 A JPH07205890 A JP H07205890A JP 6228252 A JP6228252 A JP 6228252A JP 22825294 A JP22825294 A JP 22825294A JP H07205890 A JPH07205890 A JP H07205890A
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JP
Japan
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air
propulsion device
operating
ship
air pump
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JP6228252A
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English (en)
Inventor
Theodore J Holtermann
セオドア・ジェイ・ホルターマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Outboard Marine Corp
Original Assignee
Outboard Marine Corp
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Publication date
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    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/004Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00 specially adapted for marine propulsion, i.e. for receiving simultaneously engine exhaust gases and engine cooling water
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
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    • F01N3/18Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control
    • F01N3/22Control of additional air supply only, e.g. using by-passes or variable air pump drives
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    • F01N2590/02Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines for marine vessels or naval applications
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンバルブでの熱応力が減少し、全ての
エンジン速度で、比較的汚染物質のない排出物質(エミ
ッション)が排出される。 【構成】 船の推進装置は、燃焼室と、排気通路273
と、エアーポンプ291と、三元触媒コンバータ281
とを備えている。エアーポンプは、排気通路に配置した
三元触媒コンバータにあるいは三元触媒コンバータのす
ぐ上流側に空気を圧送する。この構造によって、内燃機
関はわずかにリッチな状態で作動し、触媒コンバータは
理論理に近い混合物を取入れ、その結果、三元触媒コン
バータとして作動可能となることから、排気流内の汚染
物質が酸化されあるいは適当に減少される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、排気ガスを排出して
該排気ガス内の汚染物質の量を減少させる構造に関す
る。また、本願発明は、特に、空気を付加的に加えるこ
とにより、エンジンの排気ガス内の汚染物質を十分に酸
化させ且つ減少させる装置を有する、汚染減少構造に関
する。
【0002】
【従来の技術及び従来技術の有する問題点】自動車の技
術において、内燃機関のドライブシャフトによってエア
ーポンプを駆動して、触媒式排気ガス浄化装置(触媒コ
ンバータ)の上流側の排気ガス流内に空気を供給するこ
とは、知られている。これらの触媒コンバータの自動車
への取付けは、早い時期から試みられていた。そして、
この触媒コンバータは、燃焼室内で酸化されない燃料を
燃焼させたり酸化させたりする酸化触媒を備えていた。
これらのエンジンは、その当時の法規のため、NOxを
減少させることを心配する必要はなかった。したがっ
て、比較的大きなエアーポンプが設けられ、酸化触媒の
上流にある排気システム内に空気が付加的に圧送されて
いた。触媒内にあるいは触媒の直前に理論(stoic
hiometric:ストイキメトリック)環境を提供
することは、ほとんどあるいは全く試みられていなかっ
た。
【0003】現在、排気物質(エミッション)の法規
は、エンジン設計者に3つの主な汚染物質、すなわち、
未燃焼の炭化水素(HC),一酸化炭素(CO)及び窒
素酸化物(NOx)に配慮するように要求している。H
CとCOの量は、これらの成分を触媒(あるいは熱)反
応装置内で酸化させて、水と二酸化炭素を形成すること
により、減少させることが可能である。また、触媒によ
って、NOxは分解され、酸素と窒素が形成される。し
かし、この反応を引き起こすには、通常、酸素のない還
元雰囲気が必要である。適当な触媒と触媒内に入る気体
の制御とによって、三元触媒を提供可能となる。この三
元触媒は、COとHCとを酸化させると同時にNOxを
低減することができる。しかしながら、これらの反応を
最大限に利用するためには、反応成分の空燃比を、図2
に示すような理論空燃比のあたりの狭い範囲内に維持す
る必要がある。
【0004】三元触媒は、現在、自動車のエンジンから
排出される排出物質(エミッション)を減らすための、
かなり一般的な技術となっている。典型的には、酸素セ
ンサーを使用して、エンジンから排出された後方で触媒
の前方にある排気混合物の状態を決定することによっ
て、概ね理論空燃比を保証している。酸素センサーから
出力された信号は、電子コントローラにフィードバック
され、そこで、典型的には燃料噴射装置である充填手段
に供給される燃料の量が調節されている。これによっ
て、燃焼室の上流側にある充填手段内で理論空燃比が構
成されることとなる。余分の空気は、触媒にあるいは触
媒の上流側に加えられることはない。エンジン側の観点
からすれば、理論空燃比混合物によって、燃料の効率が
よくなると共に、排出物質(エミッション)が全体にわ
たって低くなる。しかし、パワーや走行性能にとって必
ずしも最適ではない。また、燃焼室の温度が高くなる故
に、エンジンの寿命が短くなり、高負荷で走行したとき
に特に排気バルブの寿命が悪化する可能性が生じてい
る。
【0005】従来技術として、下記の米国特許を参照さ
れたい。
【0006】米国特許2,956,865 デ.ピー.
ウイリアムス(D.P.Williams)1960年
10月18日 米国特許3,058,299 ダブリュ.エム.ディー
ン(W.M.Dean)1962年10月16日 米国特許3,059,419 ジェー.ダブリュ.スカ
ンナベル(J.M.Schnabel) 1962年1
0月23日 米国特許3,082,597 アル.ジェー.ジェー.
ハンブリン (R.J.J.Hamblin)1963
年3月26日 米国特許3,091,078 ティー.エー.ドゥウォ
ーク(T.A.Dworak)1963年5月28日 米国特許3,116,596 ボェームなど(Boeh
me,et al.)1964年1月7日 米国特許3,396,535 エル.ダブリュ.ミロス
(L.W.Milos)1968年8月13日 米国特許3,672,172 ジー.エル.ハーモンド
(G.L.Hammond)1972年6月27日 米国特許3,771,921 ロードなど(Rohd
e,et al.)1973年11月13日 米国特許3,852,959 ティー.ダブリュ.ウエ
イスガーバー(T.W.Weisgerber)197
4年12月10日 米国特許3,862,540 ビィー.ジェー.ハーベ
イ(B.J.Harvey)1975年1月28日 米国特許4,098,078 ピー.エイ.ローレント
(P.A.Laurent)1978年7月4日 米国特許4,276,745 タカダなど(Takad
a,et al.)1981年7月7日 米国特許5,167,934 ウオルフなど(Wol
f,et al.)1992年12月1日 米国特許特許5,167,934は、触媒を備えた船の
推進装置を開示している。この触媒には、還元部と、該
還元部の下流で軸方向に配置された酸化部とが設けられ
ている。また、前記酸化部のみに、非限定量の二次空気
が取り入れられるようになっている。
【0007】また、「点火燃焼エンジンの排気物質制御
技術に関する歴史的概観:パートB−触媒コンバータの
使用」(An Historical Overvie
wof Emission−Control Tech
niques for Spark−Ignition
Engines:Part B−Using Cat
alytic Converters)と表題が付けら
れた論文を参照されたい。この論文は、ゼネラルモータ
コーポレイション(General Motors C
orporation)のジェー.アール.モンズ
(J.R.Mondt)によって書かれたもので、日付
は付けられていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、 排気ポー
トを有するシリンダーを備えたエンジンと、前記排気ポ
ートに連通する排気通路と、前記排気通路に配置された
三元触媒コンバータと、前記エンジンが作動していると
き、その間ずっと該エンジンによって駆動されるエアー
ポンプとを備えており、前記エアーポンプは、大気に連
通していると共に、前記三元触媒コンバータに連通して
おり、前記エアーポンプは、前記排気通路に配置した前
記三元触媒コンバータにあるいは前記排気通路に配置し
た前記三元触媒コンバータのすぐ上流側に、空気を供給
するように作動している船の推進装置を提供するもので
ある。
【0009】また、本願発明は、排気ポートを有する燃
焼室を備えたエンジンと、前記排気ポートに連通する排
気通路と、前記燃焼室に理論値よりもリッチな空気燃料
混合物を供給する充填装置と、前記排気通路に配置され
た触媒コンバータと、大気と前記排気通路との間を連通
するエアーポンプとを備えており、前記エアーポンプ
は、前記触媒コンバータが理論値あるいはほぼ理論値で
ある空気燃料混合物を受け取るように、前記三元触媒コ
ンバータのすぐ上流側の前記排気通路に空気を供給する
に作動し、寸法決めされている船の推進装置を提供する
ものである。
【0010】また、本願発明は、空気燃料充填体を形成
する充填手段と、燃焼室と、排気通路と、大気と前記排
気通路とに連通するエアーポンプと、三元触媒コンバー
タとを備えた4行程で点火燃焼する内燃機関を有する船
の推進装置を作動させる方法であって、前記充填手段内
で理論混合物よりもリッチな空気燃料充填体を形成し、
前記空気燃料充填体を前記燃焼室で燃焼させ、燃焼され
た前記充填体を前記排気通路に排出し、予め選択された
量の空気を前記エアーポンプから前記排気通路内に圧送
することによって、前記充填手段内でほぼ理論的な充填
体を形成するのに必要とされるであろう空気量を、前記
燃焼された前記充填体に加え、燃焼された前記充填体
と、加えられた前記空気とを、前記三元触媒コンバータ
を通過させる、船の推進装置を作動させる方法を提供す
るものである。
【0011】一実施例において、燃焼された前記充填体
に加えられる空気量は、エアーポンプによって圧送され
る空気量と等しくなっている。
【0012】一実施例において、前記エンジンがある速
度範囲で作動しており、前記エアーポンプによって圧送
される空気量が、前記速度範囲の一部の間、燃焼された
前記充填体に加えられる空気量よりも多くなっている。
【0013】一実施例において、前記内燃機関は、ま
た、前記エアーポンプと前記排気通路との間にエアーラ
インを備えており、前記エアーラインは、メタリング
(metering:調量)オリフィスと圧力リリーフ
バルブとを備えており、船の推進装置を作動させる前記
方法が、さらに、前記エアーライン内の圧力が予め定め
られた圧力を越えたとき、圧送された空気の一部を大気
に放出する工程を備えている。
【0014】一実施例において、内燃機関はクランクシ
ャフトを備えている。エアーポンプはこのクランクシャ
フトによって駆動される。一実施例において、エアーポ
ンプは、プーリとベルトによってクランクシャフトに連
結されている。プーリとエアーポンプは、エアーポンプ
の出力が内燃機関の要求に合うように寸法決めされてい
る。その結果、エアーポンプによって圧送されて燃焼さ
れた前記充填体に加えられる空気量は、前記充填手段で
理論的な充填体を形成するのに必要とされる空気量と等
しくなっている。
【0015】一実施例において、また、内燃機関は、エ
アーポンプと排気通路との間にエアーラインを備えてい
る。エアーラインは、、制御可能な切換(divert
er)バルブを備えており、船の推進装置を作動させる
前記方法が、さらに、燃焼された前記充填体に加えられ
ることを必要とする前記空気量を決定する工程と、前記
切換バルブを制御することにより、圧送された余分の空
気を大気にそらす工程とを備えている。
【0016】また、本願発明は、空気燃料充填体を形成
する充填手段と、燃焼室と、排気通路と、大気と前記排
気通路とに連通するエアーポンプと、三元触媒コンバー
タとを備えた4行程で点火燃焼する内燃機関を有する船
の推進装置を作動させる方法を提供する。この方法は、
前記充填手段内で理論充填体よりもリッチな空気燃料充
填体を形成し、前記空気燃料充填体を前記燃焼室で燃焼
させ、燃焼された前記充填体を前記排気通路に排出し、
予め選ばれた量の空気を前記エアーポンプから前記排気
通路内に圧送することによって、前記三元触媒コンバー
タのすぐ上流側の前記排気通路でほぼ理論的な充填体を
形成するのに必要とされる空気量を、前記燃焼された前
記充填体に加え、燃焼された前記充填体と、加えられた
前記空気とを、前記三元触媒コンバータを通過させるよ
うになっている。
【0017】本願発明は、新しく独特の、三元触媒を用
いる方法を開示している。この発明によれば、充填手段
が理論混合物よりもリッチな混合物をつくり、エンジン
の燃焼室に、一般的なキャブレターや噴射装置などの充
填手段からリッチな混合物が供給される。次いで、余分
な空気が、排気装置に設けられた触媒や反応装置に、あ
るいはこの触媒や反応装置の上流側に加えられ、触媒内
であるいは触媒のすぐ上流側に理論混合物が形成され
る。エアーポンプは、適当な大きさに作られ適当な速度
で作動するようにしなければならない。あるいは、エア
ーポンプは、供給される空気量がエンジンの空気量すな
わちエンジンの負荷によって調節されると共に、エンジ
ンが実際に使用している空燃比によって調節されなけれ
ばならない。
【0018】補助空気は、可能性のある多くの手段によ
って供給できる。しかしながら、エンジンが船の推進の
ために使用されるとき、エンジン負荷と空気流入量が、
エンジンの回転速度にほぼ直接的に関係している。この
ようにエンジンを船の推進に適用した場合、エアーポン
プがエンジンのクランクシャフトにより直接に駆動され
ることによって、エンジン速度と共に空気流入量が自然
に増加するという効果が生じる。したがって、適当な大
きさにつくられたエアーポンプには、バルブによる制御
や精巧な制御はほとんど必要ないかあるいは全く必要な
く、適当な空気量を触媒の上流側の排気通路に供給で
き、これによって、触媒内で理論環境を形成できる。
【0019】エンジンの負荷範囲のうち多くの範囲にわ
たって、わずかにリッチな状態で走行可能なエンジンを
提供することが、本願発明の主要な特徴である。特に高
負荷側でわずかにリッチにすることによって、排気バル
ブの焼き付きや損傷を防止できる。リッチな状態で走行
することによって発生する汚染は、エアーポンプの大き
さを適当なものにしたりあるいはエアーポンプの出力を
調節したりして、触媒のすぐ上流側にある排気流内に空
気を圧送して付加し、理論値のあるいは理論値に近い混
合物が、触媒内の排気流にあるいは触媒のすぐ上流側の
排気流に供給されることによって、除去することができ
る。
【0020】本願発明の他の独立した特徴は、エアーポ
ンプの大きさと伝動装置とを適当なものにして複雑な電
子コントローラを不必要とするものである。これによっ
て、触媒が三元触媒として作動することとなる。
【0021】本願発明に従うことによって、エンジンの
内部の構成部品、特に排気バルブを保護するために、エ
ンジンはわずかにリッチな状態で走行可能となる。それ
にもかかわらず、触媒が三元触媒として作動することに
よって、排気物質を大幅に減少させることができる。
【0022】本願発明の他の特徴や効果は、下記に詳細
に述べられた記述や図面を参照することによって、当業
者にとって明らかとなるであろう。
【0023】本願発明の一実施例を詳細に説明する前
に、本願発明が、下記の記述に述べられ図面に示された
構成要素の配置や詳細な構造への適用に限定されるもの
ではないということを、理解するべきである。本願発明
は、他の実施例においても可能であり、また、種々の方
法で実行され成し遂げることができる。また、ここに使
用された用語や術語は説明のためのものであって、限定
して解釈されるべきでないということを理解するべきで
ある。
【0024】
【実施例】本願発明は、内燃機関(エンジン)253を
備えた船の推進装置を提供している。エンジン253
は、充填手段を備えている。この充填手段は、気化した
燃料を送り込む一般的なフィード手段254(図3参
照)や燃料噴射装置とすることができる。フィード手段
254や燃料噴射装置は、リッチな状態の空気/燃料混
合物を供給するようになっている。リッチな状態の空気
/燃料混合物は、理論混合物よりも燃料の割合が高いも
のと定義される。理論混合物は、図2に示されているよ
うに、空気と燃料の割合がおよそ14.6対1となって
いる。
【0025】排気ガス通路273に配置されているの
は、いわゆる三元触媒コンバータ281である。排気ガ
スは、この三元触媒コンバータ281を通って流れる。
そのような三元触媒コンバータ281は周知であり、排
気ガス内の主要な汚染物質を減少させる役目をしてい
る。現時点では、点火燃焼内燃機関から排出され主に懸
念されている3つの排気物質は、未燃焼の炭化水素(H
C),一酸化炭素(CO)及び窒素酸化物(NOx)で
ある。排出されたHCとCOは、これらの構成要素を酸
化させ水と二酸化炭素とを形成することにより、その量
を減少させることが可能である。NOxは、還元雰囲気
内でNとOに分解することによって、その量を減少させ
ることが可能である。触媒混合物と、入ってくるガス混
合物とを適当に混ぜ合わせることによって、三元触媒と
して作動可能となる。それは、COとHCとを酸化さ
せ、同時にあるいは少なくとも同じ閉鎖容器内でNOx
を減少させる。
【0026】上述したことから理解されるように、三元
触媒は、自動車技術においては周知のものである。現
在、触媒はセラミックや金属の基体を使用している。金
属の基体は、現在、フィンランドのケミラ(Kemir
a)やドイツのエミテク(Emitec)とベハー(B
ehr)で製造されている。これらの供給者は、激しい
振動と高速のガス流の状態でも高い耐久性がある評判さ
れている金属製基体の触媒を製造している。三元触媒を
船のエンジンに適用する場合は、金属製基体の触媒が好
ましい。なぜなら、スロットルが開状態に持続される可
能性があり、これによって、触媒にとって激しい環境と
なる可能性があるからである。しかしながら、セラミッ
ク製基体の触媒も、また、本願発明で使用可能である。
【0027】図2に示されているように、3つの主要な
汚染物質の変換効率は、空気と燃料の混合物が理論値す
なわち14.6対1にほぼ近づいているときに、最大と
なる。本願発明によれば、空気と燃料との比は、図に示
されているように、プラスマイナス0.3に保持され、
触媒が三元触媒として適当に作動できるようになってい
る。
【0028】排気ポートの下流側で、排気ガス通路27
3は、二次空気インレットポート285を備えている。
二次空気インレットポート285は、触媒コンバータ2
81内にあるいは触媒コンバータ281の上流側の排気
ガス通路273内に、二次空気を導入できるようになっ
ている。これによって、排気ガスから汚染物質をかなり
除去することができる。また、船の推進装置は、大気か
ら、排気ガス通路273の二次空気インレットポート2
85内に空気を圧送して、好ましくない汚染物質を容易
に除去できるようにした圧送手段を備えている。
【0029】図1及び図3に示されているのは、本願発
明の好ましい実施例である。本願発明の実施例では、船
の推進装置は船尾駆動ユニット251の形となってい
る。船尾駆動ユニット251は、クランクシャフト25
6を有する内燃機関253を備えている。内燃機関25
3は、船255内に固定して取り付けられている。ま
た、船尾駆動ユニット251は、駆動ユニット257を
備えている。駆動ユニット257は、プロペラ259を
備えており、内燃機関253と船255に対してチルト
可能になっていると共に、操舵可能となっている。
【0030】駆動ユニット257は、駆動シャフト26
3を有する駆動シャフトハウジング261を備えてい
る。駆動シャフト263は、エンジンクランクシャフト
256によって駆動されると共に、船を推進できるよう
にプロペラ259に駆動可能に連結されている。
【0031】内燃機関253は、複数のシリンダー(図
示せず)を備えている。各シリンダーは、排気マニフォ
ールド271に連通する排気ポート(図示せず)を備え
ている。排気マニフォールド271は、排気ガス通路2
73の一部を形成している。排気ガス通路273は、排
気ひじ継ぎ手(排気エルボ)275を介して排気パイプ
277に連通している。排気パイプ277は、次に、排
気通路279に連通している。排気通路279は、駆動
シャフトハウジング261に配置されており、プロペラ
259内に設けられた中空ハブを通して排気ガスを排出
できるように構成されている。排気ガス通路273内
で、排気パイプ277あるいは排気ひじ継ぎ手275の
どちらかに設けられているのが、上述した3元触媒コン
バータ281である。
【0032】触媒コンバータ281に空気を供給する空
気供給手段が設けられている。この空気供給手段によっ
て、排気ガス内の汚染物質が容易に除去できるようにな
っている。好ましい実施例において、上記空気供給手段
は、エンジンの作動中、エンジンの速度の増加と共に増
加する量の空気を、常時、供給している。
【0033】他の構造を採用することもできるが、開示
された構造において、空気供給手段は、適当なエアーポ
ンプ291を備えている。エアーポンプ291は、大気
に連通する入口と、ダクト293を介して入口ポート2
85に連通する出口とを備えている。入口ポート285
は、触媒コンバータ281の上流側で排気通路275に
設けられている。エアーポンプ291は、エンジンから
の、駆動シャフト263、エンジンクランクシャフト2
56、あるいはスタブ(stub)シャフト(図示せ
ず)によって駆動される。開示された構造において、エ
アーポンプ291は、ベルトやプーリ構造を介してエン
ジンクランクシャフト256によって、エンジン速度に
直接比例する速度で駆動される。図1及び3に示された
構造は、ゼネラルモータコーポレイション(Gener
al Motors Corporation)のサギ
ナー部門(Saginaw Division)によっ
て製造されるような、一般的なエアーポンプ291を採
用している。エアーポンプ291は、エンジン253に
取り付けられており、ベルトやプーリ構造295によっ
てクランクシャフトから駆動される。
【0034】図1に示されている実施例は、エアーポン
プ291と二次的なエアー入口ポート285との間にい
かなる弁も用いていない。エンジン速度が増加しエンジ
ンによって必要とされる空気量が増加したとき、エアー
ポンプの出力が同様に増加して、触媒281にあるいは
触媒281のすぐ上流側にほぼ理論的な燃料空気混合物
を供給できるように、エアーポンプとプーリは寸法決め
されている。
【0035】一実施例において、また、エアーダクト
は、圧力リリーフバルブ297と、入口ポート285に
設けられ空気流量を調節するオリフィスとを備えるよう
にしてもよい。図3に示されているように、本実施例の
エアーポンプは、エアーダクト293内に空気を放出す
る。エアーダクト293は、空気を、シリンダーの各バ
ンク用の触媒に案内するT継手を備えている。また、空
気が触媒コンバータ281内にのみ流れることができる
ように、任意のチェックバルブ299をエアーダクトに
設けるようにしてもよい。エアーポンプやプーリは、エ
ンジン速度に伴って直接にエアーポンプの出力が増加す
るように、その寸法が設定されている。しかしながら、
本実施例においては、エンジンが高速度になると、エン
ジンの要求する空気量が速度と共に減少するようになっ
ている。それ故、エンジンが高速度で運転されている
間、エアーポンプの出力がエンジンの要求する空気量を
越えることになる。エアーダクト293内の圧力はエン
ジン速度と共に増加することから、エアーポンプによっ
て圧送される付加的な空気は、圧力リリーフバルブを通
して簡単に大気に放出される。それ故、空気の適当な量
が触媒のすぐ上流側の排気通路に入り、理論混合物ある
いはほぼ理論的な混合物が触媒に入ることとなり、触媒
は三元触媒として作動可能となる。この装置は、ほぼ理
論的な状態を維持するために、複雑な電子バルブや酸素
センサーを必要としない。
【0036】図示されていない他の実施例において、エ
ンジンの要求する空気量は、直線とはなっていない。し
かし、その空気量はエンジン速度によって変化する。こ
の場合、切換(diverter)バルブが空気管内に
必要となり、エンジンの管理システムに連結された切換
バルブのコントローラが、エアーダクトの外へ放出する
空気量を制御する。その結果、排気通路に入る空気量が
エンジンによって要求される空気量と等しくなり、理論
混合物が触媒であるいは触媒のすぐ上流側で形成され
る。その他の実施例として、エンジン管理システムによ
って直接にエアーポンプを制御するようにして、触媒の
上流側の排気通路に加えられる空気量を制御するように
してもよい。
【0037】上述では、触媒であるいは触媒のすぐ上流
側で理論混合物が必要であるように説明した。この理論
混合物は、充填手段内の理論混合物と同様か、ほぼ同じ
である。言い換えれば、空燃比が燃焼室内でリッチな場
合に、充填手段内で理論混合物を形成するのに必要とさ
れる空気量は、排気に加えられることが必要な空気量と
ほぼ同じはずである。
【0038】本実施例で開示されたエンジンは、空燃比
がリッチな状態で稼働できるので、高出力と、良好な走
行性能と、応答(レスポンス)とを提供できる。また、
熱応力、特にエンジンバルブでの熱応力が減少し、全て
のエンジン速度で、比較的汚染物質のない排出物質(エ
ミッション)が排出される。さらに、空気が触媒コンバ
ータに常時供給され、触媒コンバータに供給される空気
量がエンジン速度と共に増加する。さらに、これは、複
雑な電子コントローラやバルブの必要性なしにほとんど
のエンジンで達成することができる。
【0039】図面に説明し詳細な説明で述べた船の推進
装置は船尾駆動ユニットとしたが、船の外側に実質上取
り付けられた船外機が4行程のパワーヘッドを備えてい
るならば、本願発明は、かかる船外機においても十分且
つ同様に機能することができる。
【0040】本願発明の種々の特徴が、請求範囲に述べ
られている。
【0041】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、空燃比
がリッチな状態でエンジンを稼働させることができるの
で、高出力と、良好な走行性能と、応答(レスポンス)
とを提供できる。また、熱応力、特にエンジンバルブで
の熱応力を減少させることができる。また、エアーポン
プにより、所定の空気量を三元触媒コンバータに供給す
るようにしたので、比較的汚染物質のない排出物質を排
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の種々の特徴を有する船尾駆
動ユニットの、部分的に断面をとり、部分的に概略にし
た立面図である。
【図2】図2は、選択された汚染物質の、所定の空燃比
での変換効率を示すグラフである。
【図3】図3は、本願発明の種々の特徴を有する船尾駆
動ユニットの、部分的に概略にした正面図である。
【符号の説明】
251 船尾駆動ユニット 253 内燃機
関(エンジン) 254 フィード手段 255 船 256 クランクシャフト 257 駆動ユ
ニット 259 プロペラ 261 駆動シ
ャフトハウジング 263 駆動シャフト 271 排気マ
ニフォールド 273 排気ガス通路 275 排気ひ
じ継ぎ手 277 排気パイプ 279 排気通
路 281 三元触媒コンバータ 285 二次空
気インレットポート 291 エアーポンプ 293 エアー
ダクト 295 ベルトやプーリ構造 297 圧力リ
リーフバルブ 299 チェックバルブ

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ポートを有するシリンダーを備えた
    エンジンと、 前記排気ポートに連通する排気通路と、 前記排気通路に配置された三元触媒コンバータと、 前記エンジンが作動しているとき、その間ずっと該エン
    ジンによって駆動されるエアーポンプとを備えており、 前記エアーポンプは、大気に連通していると共に、前記
    三元触媒コンバータに連通しており、 前記エアーポンプは、前記排気通路に配置した前記三元
    触媒コンバータにあるいは前記排気通路に配置した前記
    三元触媒コンバータのすぐ上流側に、空気を供給するよ
    うに作動していることを特徴とする船の推進装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の船の推進装置におい
    て、 前記船の推進装置が、船尾駆動ユニットであることを特
    徴とする船の推進装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の船の推進装置におい
    て、 前記エアーポンプは、エンジン速度によって決定される
    圧送率で駆動されることを特徴とする船の推進装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の船の推進装置におい
    て、 前記船の推進装置が、船外機であることを特徴とする船
    の推進装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の船の推進装置におい
    て、 前記エアーポンプは、エンジン速度によって決定される
    圧送率で駆動されることを特徴とする船の推進装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の船の推進装置におい
    て、 前記エアーポンプによって圧送される空気の全てが、前
    記排気通路に配置した前記三元触媒コンバータにあるい
    は前記三元触媒コンバータのすぐ上流側に、供給される
    ことを特徴とする船の推進装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の船の推進装置におい
    て、 前記エンジンがある速度範囲で作動しており、前記エア
    ーポンプによって圧送される空気量が、前記速度範囲の
    一部の間、前記排気通路に配置した前記三元触媒コンバ
    ータにあるいは前記三元触媒コンバータのすぐ上流側に
    供給される空気量よりも多いことを特徴とする船の推進
    装置。
  8. 【請求項8】 排気ポートを有する燃焼室を備えたエン
    ジンと、 前記排気ポートに連通する排気通路と、 前記燃焼室に理論値よりもリッチな空気燃料混合物を供
    給する充填装置と、 前記排気通路に配置された触媒コンバータと、 大気と前記排気通路との間を連通するエアーポンプとを
    備えており、 前記エアーポンプは、前記触媒コンバータが理論値ある
    いはほぼ理論値である空気燃料混合物を受け取るよう
    に、前記三元触媒コンバータのすぐ上流側の前記排気通
    路に空気を供給するに作動し、寸法決めされていること
    を特徴とする船の推進装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の船の推進装置におい
    て、 空気と燃料の比を、14.6のプラス0.3又はマイナ
    ス0.3の範囲としたことを特徴とする船の推進装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の船の推進装置におい
    て、 前記触媒コンバータが、三元触媒タイプであることを特
    徴とする船の推進装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の船の推進装置にお
    いて、 前記エアーポンプは、エンジン速度によって決定される
    率で駆動されることを特徴とする船の推進装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の船の推進装置にお
    いて、 前記船の推進装置が、船外機であることを特徴とする船
    の推進装置。
  13. 【請求項13】 空気燃料混合物を形成する充填手段
    と、燃焼室と、排気通路と、大気と前記排気通路とに連
    通するエアーポンプと、三元触媒コンバータとを備えた
    4行程で点火燃焼する内燃機関を有する船の推進装置を
    作動させる方法であって、 前記充填手段内で理論混合物よりもリッチな空気燃料充
    填体を形成し、 前記空気燃料充填体を前記燃焼室で燃焼させ、 燃焼された前記充填体を前記排気通路に排出し、 決められた量の空気を前記エアーポンプから前記排気通
    路内に圧送することによって、前記三元触媒コンバータ
    のすぐ上流側の前記排気通路でほぼ理論的な充填体を形
    成するのに必要とされる空気量を、前記燃焼された前記
    充填体に加え、 燃焼された前記充填体と、加えられた前記空気とを、前
    記三元触媒コンバータを通過させたことを特徴とする船
    の推進装置を作動させる方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 燃焼された前記充填体に加えられる前記空気量が、前記
    エアーポンプによって圧送される前記空気量と等しいこ
    とを特徴とする船の推進装置を作動させる方法。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関がある速度範囲で作動しており、前記エア
    ーポンプによって圧送される空気量が、前記速度範囲の
    一部の間、燃焼された前記充填体に加えられる前記空気
    量よりも多いことを特徴とする船の推進装置を作動させ
    る方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関は、また、前記エアーポンプと前記排気通
    路との間にエアーダクトを備えており、 前記エアーダクトは、メタリングオリフィスと圧力リリ
    ーフバルブとを備えており、 船の推進装置を作動させる前記方法が、さらに、前記エ
    アーダクト内の圧力が予め定められた圧力を越えたと
    き、圧送された空気の一部を大気に放出する工程を備え
    たことを特徴とする船の推進装置を作動させる方法。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関がクランクシャフトを備えており、前記エ
    アーダクトが、該クランクシャフトによって駆動される
    ことを特徴とする船の推進装置を作動させる方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記エアーポンプが、前記クランクシャフトに設けたプ
    ーリと、前記エアーポンプに設けたプーリと、これらプ
    ーリを連結するベルトとによって、前記クランクシャフ
    トに連結されていることを特徴とする船の推進装置を作
    動させる方法。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関は、前記エアーポンプと前記排気通路との
    間にあるエアーダクトを備えており、 前記エアーダクトは、制御可能な切換バルブを備えてお
    り、 船の推進装置を作動させる前記方法が、さらに、前記内
    燃機関が稼働ている間、燃焼された前記充填体に加えら
    れることを必要とする前記空気量を決定する工程と、 前記切換バルブを制御することにより、圧送された余分
    の空気を大気にそらす工程とを備えていることを特徴と
    する船の推進装置を作動させる方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記切換バルブコントローラが電子回路を備えているこ
    とを特徴とする船の推進装置を作動させる方法。
  21. 【請求項21】 請求項13に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 空気と燃料の比を、14.6のプラス0.3又はマイナ
    ス0.3の範囲としたことを特徴とする船の推進装置を
    作動させる方法。
  22. 【請求項22】 空気燃料充填体を形成する充填手段
    と、燃焼室と、排気通路と、大気と前記排気通路とに連
    通するエアーポンプと、三元触媒コンバータとを備えた
    4行程で点火燃焼する内燃機関を有する船の推進装置を
    作動させる方法であって、 前記充填手段内で理論混合物よりもリッチな空気燃料充
    填体を形成し、 前記空気燃料充填体を前記燃焼室で燃焼させ、 燃焼された前記充填体を前記排気通路に排出し、 予め選択された量の空気を前記エアーポンプから前記排
    気通路内に圧送することによって、前記充填手段内でほ
    ぼ理論的な充填体を形成するのに必要とされるであろう
    空気量を、前記燃焼された前記充填体に加え、 燃焼された前記充填体と、加えられた前記空気とを、前
    記三元触媒コンバータを通過させることを特徴とする船
    の推進装置を作動させる方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 燃焼された前記充填体に加えられる前記空気量が、前記
    エアーポンプによって圧送される前記空気量と等しいこ
    とを特徴とする船の推進装置を作動させる方法。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関がある速度範囲で作動しており、前記エア
    ーポンプによって圧送される空気量が、前記速度範囲の
    一部の間、燃焼された前記充填体に加えられる前記空気
    量よりも多いことを特徴とする船の推進装置を作動させ
    る方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関は、また、前記エアーポンプと前記排気通
    路との間にエアーダクトを備えており、 前記エアーダクトは、メタリングオリフィスと圧力リリ
    ーフバルブとを備えており、 船の推進装置を作動させる前記方法が、さらに、前記エ
    アーダクト内の圧力が予め定められた圧力を越えたと
    き、圧送された空気の一部を大気に放出する工程を備え
    たことを特徴とする船の推進装置を作動させる方法。
  26. 【請求項26】 請求項22に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関がクランクシャフトを備えており、前記エ
    アーポンプが、該クランクシャフトによって駆動される
    ことを特徴とする船の推進装置を作動させる方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記エアーポンプが、前記クランクシャフトに設けたプ
    ーリと、前記エアーポンプに設けたプーリと、これらプ
    ーリを連結するベルトとによって、前記クランクシャフ
    トに連結されていることを特徴とする船の推進装置を作
    動させる方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関はある速度範囲の間で作動しており、 前記エアーポンプの出力が、前記内燃機関の要求に合っ
    ており、その結果、前記エアーポンプによって圧送され
    且つ燃焼された前記充填体に加えられる前記空気量が、
    前記充填手段で理論的充填体を形成するのに必要とされ
    る空気量と等しくなるように、前記エアーポンプと前記
    プーリとが寸法決めされていることを特徴とする船の推
    進装置を作動させる方法。
  29. 【請求項29】 請求項22に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記内燃機関は、また、前記エアーポンプと前記排気通
    路との間にあるエアーダクトを備えており、 前記エアーダクトは、制御可能な切換バルブを備えてお
    り、 船の推進装置を作動させる前記方法が、さらに、前記内
    燃機関が稼働ている間、燃焼された前記充填体に加えら
    れることを必要とする前記空気量を決定する工程と、 前記切換バルブを制御することにより、圧送された余分
    の空気を大気にそらす工程とを備えていることを特徴と
    する船の推進装置を作動させる方法。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 前記切換バルブコントローラが電子回路を備えているこ
    とを特徴とする船の推進装置を作動させる方法。
  31. 【請求項31】 請求項22に記載の船の推進装置を作
    動させる方法において、 空気と燃料の比を、14.6のプラス0.3又はマイナ
    ス0.3の範囲としたことを特徴とする船の推進装置を
    作動させる方法。
JP6228252A 1993-09-28 1994-09-22 船の推進装置 Pending JPH07205890A (ja)

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