JPH07205876A - 折り畳み式カヌー - Google Patents

折り畳み式カヌー

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JPH07205876A
JPH07205876A JP226294A JP226294A JPH07205876A JP H07205876 A JPH07205876 A JP H07205876A JP 226294 A JP226294 A JP 226294A JP 226294 A JP226294 A JP 226294A JP H07205876 A JPH07205876 A JP H07205876A
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JP
Japan
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frame
hull
canoe
bow
stern
Prior art date
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Pending
Application number
JP226294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotada Kuroda
清忠 黒田
Katsuhiro Azuma
勝浩 東
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RAND WORKS KK
Original Assignee
RAND WORKS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 骨格を形成する部材を少なくすることによ
り、カヌーの重量を軽減し、また分解組立を容易にす
る。 【構成】 船体の骨格を形成する分解組立可能なフレー
ム部材1と、同フレーム部材1の外側に取り付けられ気
体の圧入により膨張して船体形状を形成する船体布2と
を備えることにより、少ないフレーム部材で所定強度の
カヌーを簡単に組立てることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分解して持ち運びが可能
な折り畳み式カヌーに関する。
【0002】
【従来の技術】軽量で小型のカヌーは、レジャーやスポ
ーツ用として古くより親しまれており、このようなカヌ
ーの中で、気軽に持ち運びが可能な折り畳み式カヌー
が、フィッシングやバードウォッチング、また水上ピク
ニック等に使用されている。
【0003】この折り畳み式カヌーは、分解可能な複数
のフレーム部材及びスワント等によって船体の骨格を形
成し、このフレーム部材等によって形成された骨格の外
側を合成繊維等の船体布で覆うことにより組立られる。
【0004】これによって、使用時には組み立て通常の
カヌーと同様に用い、また非使用時には分解して収納バ
ッグにコンパクトに収納することができ、車輛が入れな
いような狭い場所へも容易に持ち運びが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の折り
畳み式カヌーは、複数のフレーム部材によって形成した
骨格の外形に沿って船体布を単に覆うものであるため、
船体の骨格を出来上がりのカヌー外形と略同じ形状とす
る必要があり、フレーム部材等全体の部品点数が多くな
り、特に船体を形成する複雑な形状の曲線部材が必要と
なる。その結果、カヌーの重量が重くなり、また組立部
品が多いことから、分解組立に時間を要するという問題
がある。
【0006】本発明は従来の折り畳み式カヌーにおける
上記問題点を解消するもので、骨格を形成する部材を少
なくすることにより、カヌーの重量を軽減し、また分解
組立を容易にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するために、従来使用されているゴムボートの技術を
折り畳み式カヌーに適用することにより、カヌーとして
の機能をなんら阻害することなくフレーム部材を少なく
することができることを思い付き本発明を完成するに至
ったものである。
【0008】すなわち、本発明の折り畳み式カヌーは上
記目的を達成するために、船体の骨格を形成する分解組
立可能なフレーム部材と、同フレーム部材の外側に取り
付けられ船体形状を形成する船体布とからなる折り畳み
式のカヌーにおいて、前記船体布は気体の圧入によって
船体形状に膨張する複数の気室を備えていることを特徴
とする。
【0009】ここで、前記フレーム部材を、船首を構成
するバウフレームと船尾を構成するスターンフレームと
前記バウフレームとスターンフレームの間に配設される
底板とからなるものとし、さらに、底板は船体方向に分
割され蝶番連結された複数の板材からなるものとするこ
とができる。
【0010】
【作用】船体布は気室に空気等を圧入することによって
船体形状に膨張し、これと、骨格部分を形成する分解組
立可能なフレーム部材を組み合わせることによって、船
首を構成するバウフレームと船尾を構成するスターンフ
レームとバウフレームとスターンフレームの間に配設さ
れる底板からなる少ないフレーム部材で所定強度のカヌ
ーを組立てることが可能となる。
【0011】また、底板を船体方向に分割され蝶番連結
された複数の板材からなるものとすることによって、板
材を蝶番部分で山なりにした状態、すなわち長さを縮め
た状態で船体布に入れ込んだ後、これを押さえ船体布に
テンションを付与することができ、フレームと船体布と
の一体化が図れる。
【0012】
【実施例】以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。
【0013】図1は本発明の折り畳み式カヌーを組み立
てた状態で示す斜視図、図2は図1に示す折り畳み式カ
ヌーのフレーム部材を示す斜視図、図3は図1に示す折
り畳み式カヌーの使用状態を示す正面断面図である。
【0014】本実施例の折り畳み式カヌーは、図1及び
図3に示すように、主として、船体の骨格を形成する分
解組立なフレーム部材1と、このフレーム部材1の外側
に取り付けられ船体形状を形成する船体布2によって構
成されている。
【0015】図2を参照して、フレーム部材1は、船首
を構成するバウフレーム3と船尾を構成するスターンフ
レーム4、及びこのバウフレーム3とスターンフレーム
4の間に配設される底板5を備えている。
【0016】底板5は船首側のバウ板材6及び船尾側の
スターン板材7からなり、バウ板材6及びスターン板材
7はそれぞれ蝶番連結された第1板材6a,7a及び第
2板材6b,7bによって構成されている。
【0017】図4はバウフレーム3の斜視図で、船首の
形状を有する弓型状のフレーム本体3aの下端にキール
取付け用パイプ3bが、中程には一対のチャイン取付け
用パイプ3cが、また、フレーム本体3aの上端にはス
ワント支持用パイプ3dが取付けられている。このフレ
ーム本体3aと一対のチャイン取付け用パイプ3c、及
びスワント支持用パイプ3dの4点で、補強用のスワン
ト3eが着脱自在に支持されている。
【0018】キール取付け用パイプ3b及びチャイン取
付け用パイプ3cの先端は断面が縮径されており、これ
に図5に示すように、キールパイプ8及びチャインパイ
プ9を差し込むことによってバウ板材6とバウフレーム
3とが連結される。なお図5に示す10はバウ板材6に
取付けられたキールパイプ、11はバウ板材6の第1板
材6b側端に取付けられたチャインパイプで、他端をバ
ウフレーム3に取付けられたキールパイプ8及びチャイ
ンパイプ9がそれぞれ装着される。
【0019】なお、図2に示すスターンフレーム4及び
スターン板材7も、バウフレーム3及びバウ板材6と略
同様な構造を有している。
【0020】図1及び図3に戻って、フレーム部材1の
外側に取り付けられ船体形状を形成する船体布2は、合
成繊維あるいはゴム等で形成される。この船体布2は、
ゴムボートに類似したもので、非使用時は縮んで折り畳
み可能な状態であり、空気等の気体を圧入することによ
り図1に示すような船体形状に膨張する。船体布2は図
3に示すように、左舷及び右舷にそれぞれ上下2段のエ
アーチューブ15a〜15dを配設し、さらにその上部
に波返しとしてのコーミング16が設けられている。ま
た、図1に示す17は、左舷及び右舷間のコーミング1
6に掛け渡されたバックル付きのデッキ調整ベルトで、
前後に3か所設けられ、使用者の背当てと共に船体の補
強を図っている。
【0021】上記構成の折り畳み式カヌーの組立方法
は、先ず、図4に示すように、バウフレーム3にスワン
ト3eを組み込み、キールパイプ8及びチャインパイプ
9によって、図5に示すようにバウフレーム3とバウ板
材6を連結する。これと同様にスターンフレーム4もス
ターン板材7と連結する。
【0022】次いで、バウ板材6の第1板材6aとスタ
ーン板材7の第1板材7aの突き合わせ面を、図6に示
すように、上面に持ち上げた状態で、エアーチューブ1
5a〜15bに空気を圧入した船体布2内に配設し、そ
の後、山の部分を上面から押さえて図2の状態にする。
これによって、船体布2にテンションが付与され、フレ
ーム部材1と船体布2との一体化が図れる。
【0023】なお、上記手順と異なり、エアーチューブ
15a〜15bに空気を圧入する前の船体布2に、図6
に示す状態のフレーム部材1を組み込むこともできる。
このようにすることによって、船体布2内へのバウ板材
6及びスターン板材7の取付けがより容易に行えるよう
になる。
【0024】以上によって、図1に示すカヌーを組み立
てることができる。また、分解は上記と逆の手順にて行
うことができる。
【0025】以上に述べたように、本実施例の折り畳み
式カヌーにおいては、船体布2のエアーチューブ15a
〜15bに空気を圧入することによって船体布2が船体
形状に膨張し、これと、骨格部分を形成する分解組立可
能なフレーム部材1とを組み合わせることによって、船
首を構成するバウフレーム3、船尾を構成するスターン
フレーム4、及びバウフレーム3とスターンフレーム4
の間に配設される底板5等からなる比較的少ないフレー
ム部材で、必要な強度を有し、かつ従来のカヌーと略同
様のスピードを出すカヌーとすることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の折り畳み式カヌーは以下の効果
を奏することができる。
【0027】(1)船体布は気室に空気等を圧入するこ
とによって船体形状に膨張するため、骨格を形成する部
材を少なくすることが可能となり、これによって、カヌ
ーの重量を軽減しまた分解組立が容易になる。
【0028】(2)底板を船体方向に分割され蝶番連結
された複数の板材からなるものとすることによって、組
立時船体布にテンションが付与され、フレームと船体布
との一体化が図れ、堅固な船体構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み式カヌーを組み立てた状態で
示す斜視図である。
【図2】図1に示す折り畳み式カヌーのフレーム部材を
示す斜視図である。
【図3】図1に示す折り畳み式カヌーの使用状態を示す
正面断面図である。
【図4】バウフレームの斜視図である。
【図5】バウ板材とバウフレームとの連結構造を示す裏
面図である。
【図6】図1に示す折り畳み式カヌーの組立方法を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム部材 2 船体布 3 バウフレーム 3a フレーム本体 3b キール取付け用パイプ 3c チャイン取付け用パイプ 3d スワント支持用パイプ 3e スワント 4 スターンフレーム 5 底板 6 バウ板材 7 スターン板材 8,10 キールパイプ 9,11 チャインパイプ 15a〜15d エアーチューブ 16 コーミング 17 デッキ調整ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の骨格を形成する分解組立可能なフ
    レーム部材と、同フレーム部材の外側に取り付けられ船
    体形状を形成する船体布とからなる折り畳み式のカヌー
    において、前記船体布は気体の圧入によって船体形状に
    膨張する気室を備えていることを特徴とする折り畳み式
    カヌー。
  2. 【請求項2】 前記気室を独立して複数設けたことを特
    徴とする請求項1記載の折り畳み式カヌー。
  3. 【請求項3】 前記フレーム部材は、船首を構成するバ
    ウフレームと、船尾を構成するスターンフレームと、前
    記バウフレームとスターンフレームの間に配設される底
    板とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    折り畳み式カヌー。
  4. 【請求項4】 前記底板は船体方向に分割され蝶番連結
    された複数の板材からなることを特徴とする請求項3に
    記載の折り畳み式カヌー。
JP226294A 1994-01-13 1994-01-13 折り畳み式カヌー Pending JPH07205876A (ja)

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