JPH0720546Y2 - 乾燥装置及び乾燥設備 - Google Patents

乾燥装置及び乾燥設備

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JPH0720546Y2
JPH0720546Y2 JP5995589U JP5995589U JPH0720546Y2 JP H0720546 Y2 JPH0720546 Y2 JP H0720546Y2 JP 5995589 U JP5995589 U JP 5995589U JP 5995589 U JP5995589 U JP 5995589U JP H0720546 Y2 JPH0720546 Y2 JP H0720546Y2
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drying
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drying device
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Hosokawa Micron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水分含有の粉粒体を加圧気体噴出用ノズルか
らの噴流中に供給するフィーダを設け、前記噴流による
粉粒体の気流搬送路に前記ノズルへの第1乾燥気体供給
手段とは別の第2乾燥気体供給手段の気体流出口を接続
してある乾燥装置、並びに、乾燥設備に関する。
〔従来の技術〕
従来、特公昭45-19675号公報に示されるように、フィー
ダから供給される粉粒体をノズルからの噴出気体で分散
させて気流搬送し、粉粒体の気流搬送路に乾燥気体をブ
ロワの押込みだけで供給するように構成していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、ブロワの押込みだけで乾燥に必要な大量の乾燥
気体を供給するためには、かなり大容量で高圧のブロワ
を設置しなければならず、乾燥気体供給用手段の設備費
及び運転費が高価になる欠点があった。
特に、医薬品、香料、食品、香辛料などのように、熱に
弱い粉粒体、熱によって変質しやすい粉粒体、融点の低
い粉粒体を、数十℃程度の低温で乾燥させる場合、極め
て大量の低温乾燥気体を供給しなければならず、その低
温乾燥気体供給に起因する設備及び運転経費の高騰が大
きな問題になる。
本考案の目的は、乾燥気体供給のためのブロワを省略し
たり、あるいは、設備費及び運転費の安価なものにし
て、たとえ低温乾燥であっても経済的に有利に乾燥処理
できるようにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、前記ノズルの前方にベンチュリー
管を間隔を設けて直列に、且つ、前記噴流がこのベンチ
ュリー管内部に連続して形成されるように配置し、前記
ベンチュリー管を囲繞して気流搬送路を形成するケース
に、前記ベンチュリー管よりも上流側で前記第2乾燥気
体供給手段の気体流出口を設けてあることにあり、この
作用効果は次の通りである。
〔作用〕
ノズルの前方にベンチュリー管を設けて、ノズルからの
噴流がベンチュリー管の内部を通るようにすると、ノズ
ルからの噴流量を少量にしながら噴流による吸引作用で
大量の気体をベンチュリー管に吸入でき、また、前記ベ
ンチュリー管よりも上流側で前記第2乾燥気体供給手段
の気流流出口を設けてあるから、乾燥気体供給用手段の
ブロワを省略したり、あるいは設備費及び運転費の安価
なものにしても、ベンチュリー管による気体大量吸入作
用で十分量の乾燥気体をベンチュリー管から気流搬送路
に供給できる。
また、ノズルとベンチュリー管の隙間からノズルの噴流
中に粉粒体を供給できるから、粉粒体の噴流による分散
を十分に実現できる。
したがって、たとえ低温乾燥する場合であっても、気体
搬送路における粉粒体の乾燥気体による乾燥処理を良好
にしながら、乾燥気体供給に要する設備費及び運転費を
十分に節減できる。
〔考案の効果〕 その結果、湿った粉粒体を気流により分散して乾燥する
装置を、たとえ低温乾燥を要する場合であっても、設備
費及び運転費が十分に安価な、経済面で有利なものにし
て提供できるようになった。
また、請求項2に記載のように、ベンチュリー管、及
び、気流搬送路を形成するケースを、ガラスや陶磁器な
どのセラミックスで形成すると、従来技術のように鉄で
形成するよりも、熱伝導を大巾に少なくでき、耐摩耗性
と耐腐食において優れたものにでき、静電気発生を少な
くできる。その結果、たとえ低温乾燥であっても、断熱
作用で雰囲気温度の悪影響を抑制して、噴流と気流搬送
路の搬送気流の温度を所定温度に容易確実に維持して良
好な乾燥処理を実行でき、粉粒体との衝突による摩耗に
起因する不純物混入を十分に防止でき、酸化や粉粒体中
の有機酸による腐食を防止でき、静電気による壁面への
粉粒体の付着を防止でき、一段と高性能な乾燥装置を提
供できる。
また、請求項3に記載のように、請求項1記載の構造を
有する乾燥装置の複数を、固気分離器を介して直列に接
続して、複数段で気流分散乾燥を実行できるように構成
すると、一段で除去できる水分量が少ない低温乾燥にお
いても、極めて水分の少ない乾燥粉粒体を能率良く得ら
れ、低温乾燥に有効な乾燥設備を提供できる。
また、請求項4に記載のように、請求項3記載の乾燥設
備のベンチュリー管、ケース、固気分離器をセラミック
スで形成すると、請求項2について前述したと同様の理
由で、低温乾燥を要すると共に不純物混入を防止しなけ
ればならない、医薬品などに有効な乾燥設備を提供でき
る。
〔実施例〕
次に、図面により実施例を示す。
一段目の乾燥装置(A)と二段目の乾燥装置(B)夫々
において、加圧気体噴出用ノズル(1)からの噴流
(2)中に水分含有の粉粒体を供給するフィーダ(3)
を設け、前記ノズル(1)の前方で前記フィーダ(3)
の出口より下流側にベンチュリー管(4)を間隔を設け
て直列に、且つ、前記噴流(2)がこのベンチュリー管
(4)内部に連続して形成されるように配置し、前記ベ
ンチュリー管(4)を囲繞して気流搬送路(5)を形成
するケースに、前記ベンチュリー管(4)よりも上流側
で前記第2乾燥気体供給手段(7)の気体流出口を設け
てある ノズル(1)にコンプレッサー(8)と除湿器(9)を
接続し、例えば30〜40℃程度の除湿空気を7kg/cm2程度
の圧力でかつ1m3/min程度の流量でノズル(1)に供給
するように構成してある。第2乾燥気体供給手段(7)
は、例えば20℃程度で湿度が50%程度の空気を供給する
ものであり、ブブロワを有しないものである。
要するに、フィーダ(3)からの粉粒体をノズル(1)
からの噴流(2)にベンチュリー管(4)の上流側で供
給して前記噴流(2)で分散させ、ノズル(1)からベ
ンチュリー管(4)内への前記噴流(2)の供給に伴っ
て第2乾燥気体供給手段(7)から大量の乾燥気体をベ
ンチュリー管(4)内に吸入させ、気流搬送路(5)に
おいて粉粒体を10〜15℃程度の気体により低湿乾燥処理
するように構成してある。
一段目の乾燥装置(A)の気流搬送路(5)と二段目の
乾燥装置(B)のフィーダ(3)とをサイクロン(10)
で接続し、一段目の乾燥装置(A)からの固気混合気か
ら回収した粉粒体を二段目の乾燥装置(B)に供給する
ように構成し、粉粒体を二段の低温気流乾燥により、例
えば含水率が6.5%程度から0.2%程度に低下するように
十分に乾燥処理できる乾燥設備を形成してある。
二段目の乾燥装置(B)の気流搬送路(5)にサイクロ
ン(11)、ホッパ(12)、ロータリーバルブ(13)をそ
の順に接続し、乾燥処理した粉粒体をサイクロン(11)
で気体から分離回収してホッパ(12)に送り、ロータリ
ーバルブ(13)で取出すように構成してある。
両サイクロン(10),(11)の排気路(10a),(11a)
にバックフィルターなどの集塵機(14)を接続し、大気
汚染を防止してある。
フィーダ(3)、ケース(6)、ベンチュリー管
(4)、サイクロン(10),(11)、ホッパ(12)など
の断熱性、耐摩耗性、耐腐食性、耐静電気が要求される
部分や内部観察を要する部分を透明なガラスで形成して
ある。つまり、精密な乾燥温度管理、不純物混入防止、
壁面への粉粒体付着防止、設備管理などを容易に実行で
きるように構成してある。
〔別実施例〕
次に別実施例を説明する。
乾燥対象の粉粒体の種類は、熱に弱いもの、加熱で変質
したすいもの、融点が低いもの等の低温乾燥を要するも
のが好適対象であるが、その他いかなるものでもよい。
フィーダ(3)の型式は、ホッパにスクリュー、撹拌
具、流動手段を付設したもの、その他公知のものから適
当に選定できる。
ノズル(1)や第2乾燥気体供給手段(7)からの気体
は、種類、温度、供給圧、流量、湿度等において乾燥対
象、乾燥条件に見合って適当に選定できる。
ノズル(1)に対するコンプレッサー(8)、除湿器
(9)からなる第1乾燥気体供給手段(15)、第2乾燥
気体供給手段(7)の具体構成は適当に変更でき、例え
ば温度調節手段、流量制御手段、フィルタを付加しても
よく、第2乾燥気体供給手段(7)に補助的なブロワを
付加してもよい。
サイクロン(10),(11)に代えて各種公知の粉粒体回
収手段を利用でき、それらを固気分離器(10),(11)
と総称する。
一台の乾燥装置(A)だけにしたり、3台以上の乾燥装
置を固気分離器(10)で直列接続してもよい。
ベンチュリー管(4)、ケース(6)、固気分離器(1
0),(11)をガラスや陶磁器などのセラミックスで形
成することが、断熱性、耐摩耗性、耐腐食性、耐静電気
性から望ましいが、乾燥設備をいかなる材料で形成する
かは適当に選定できる。
ケース(6)は固気分離器(10),(11)に保温、加
熱、冷却のための手段を付加したり、設備全体を保温材
で覆ってもよい。そして、加熱手段や冷却手段を付加す
る場合、複数の乾燥装置(A),(B)を各別に温度調
節できるように構成してもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号に記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す概念図である。 (1)……ノズル、(2)……噴流、(3)……フィー
ダ、(4)……ベンチュリー管、(5)……気流搬送
路、(6)……ケース、(7)……第2乾燥気体供給手
段、(10)……固気分離器、(15)……第1乾燥気体供
給手段、(A),(B)……乾燥装置。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水分含有の粉粒体を加圧気体噴出用ノズル
    (1)からの噴流(2)中に供給するフィーダ(3)を
    設け、前記噴流(2)による粉粒体の気流搬送路(5)
    に前記ノズル(1)への第1乾燥気体供給手段(15)と
    は別の第2乾燥気体供給手段(7)の気体流出口を接続
    してある乾燥装置であって、 前記ノズル(1)の前方にベンチュリー管(4)を間隔
    を設けて直列に、且つ、前記噴流(2)がこのベンチュ
    リー管(4)内部に連続して形成されるように配置し、 前記ベンチュリー管(4)を囲繞して気流搬送路(5)
    を形成するケース(6)に、前記ベンチュリー管(4)
    よりも上流側で前記第2乾燥気体供給手段(7)の気体
    流出口を設けてある乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記ベンチュリー管(4)及び前記ケース
    (6)をセラミックスで形成してある請求項1記載の乾
    燥装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の構造を有する乾燥装置の複
    数(A),(B)を、上流側の乾燥装置(A)の気流搬
    送路(5)からの固気混合流から回収した粉粒体を下流
    側の乾燥装置(B)のフィーダ(3)に供給するための
    固気分離器(10)を介して接続してある乾燥設備。
  4. 【請求項4】前記乾燥装置(A),(B)夫々のベンチ
    ュリー管(4)及びケース(6)、並びに、前記固気分
    離器(10)をセラミックスで形成してある請求項3記載
    の乾燥設備。
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