JPH072053Y2 - 塗料流量調節装置 - Google Patents

塗料流量調節装置

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JPH072053Y2
JPH072053Y2 JP184689U JP184689U JPH072053Y2 JP H072053 Y2 JPH072053 Y2 JP H072053Y2 JP 184689 U JP184689 U JP 184689U JP 184689 U JP184689 U JP 184689U JP H072053 Y2 JPH072053 Y2 JP H072053Y2
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JP
Japan
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chamber
paint
valve
inflow
coil spring
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JP184689U
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JPH0295557U (ja
Inventor
孝司 久野
誠 森山
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Asahi Sunac Corp
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Asahi Sunac Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、塗料供給源に接続される流入口を有する流入
室とスプレイガンに接続される流出口を有する流出室と
を弁口を介して互いに連通させて形成するとともに、流
入室内に、弁口に形成した弁座への接離によつてその弁
口を開閉する弁体を装着し、常には、圧縮コイルばねに
付勢された押圧体によつて流入室側から弁体を押圧する
ことにより、その弁体を弁座に当接させて塗料の流通を
遮断し、パイロツトエアの供給にともなつて移動する作
動体によつて流出室側から弁体を圧縮コイルばねの付勢
に抗して押圧して弁座から離間させることにより、弁口
を前記パイロツトエアの圧力に対応する開度に開放して
所定の流量の塗料を流入室から流出室へ流通させるよう
にした塗料流量調節装置に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 上記のような塗料流量調節装置は、従来、流入口を流入
室の弁口と対向する位置に開口させて形成するととも
に、流入室内の弁口側に押圧体を、流入口側に圧縮コイ
ルばねを、夫々、装着した構造をなしており、かかる構
造の装置は、塗料の流路の途中に螺旋状の圧縮コイルば
ねが配置されていて流路の形状が複雑であることから、
塗装後の洗浄の際には多量の溶剤を長時間流通させても
塗料を完全に除去するのは難しく、このため、色替えを
行う場合には、洗浄時間が長く掛かつて迅速な作業がで
きないばかりでなく、メタリツク塗料のような金属粉等
の微粉を混入した塗料を先に使用したときに、微粉が圧
縮コイルばねに付着して洗浄後も除去されずに残ること
があつて、これが後に使用する塗料中に混入することに
よつて塗装不良を生じるという問題があり、また、洗浄
後に塗料が完全に除去されない状態で使用せずに長時間
が経過した場合には、圧縮コイルばねの素線の外周に除
去されずに残つた塗料が硬化することによつて圧縮コイ
ルばねが弾性変形し難くなるため、パイロツトエアを供
給して弁口を開放させたときにその開度がパイロツトエ
アの圧力値に適正に対応しなくなり、塗料の流量を正確
に調節することができなくなるという問題があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を解決するための手段として、流
入室に、弁口に対向して開口する収容室を流入口とは別
個に形成し、その収容室内に、押圧体を、弁体に当接す
る先端部のみを流入室に突出させた状態で進退自由に、
かつ、その収容室の奥端側への塗料の侵入を不能に嵌装
するとともに、圧縮コイルばねを押圧体よりも奥端側の
位置に装着した構成とした。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、常には、圧縮コイルばねの付
勢により押圧体が進出してその流入室内に突出さえた先
端部で弁体を押圧して弁座に当接させることにより、塗
料の流通が遮断され、パイロツトエアの供給により、作
動体が、圧縮コイルばねの付勢に抗して押圧体を後退さ
せつつ弁体を押圧して弁座から離間させることにより、
流入室内の塗料が弁口を通つて流出室へ流れるのであつ
て、螺旋状の圧縮コイルばねを収容室内の流入室から隔
絶した奥端部に装着することによつて塗料の流路中には
存在させないようにしたから、塗料流路の形状が単純に
なつて。塗装後の洗浄の際には、少ない量の溶剤を短い
時間流通させるだけで流路中の塗料をほぼ完全に除去す
ることができ、これにより、色替えを行う際には、洗浄
に要する時間が短くなつて作業を迅速に行うことができ
るとともに、メタリツク塗料のような一旦付着すると除
去され難い微粉を混入した塗料を先に使用しても、微粉
は洗浄によつて塗料流路からほぼ完全に除去されるた
め、微粉が後に使用する塗料に混入することによつて塗
装不良を生じるのを防止することができ、また、圧縮コ
イルばねには塗料が付着しないことから、洗浄後に使用
せずに長時間が経過しても、従来のように除去されずに
圧縮コイルばねに残つた塗料が硬化して圧縮コイルばね
が弾性変形し難くなるということがなく、パイロツトエ
アを供給して弁口を開放したときのその開度がパイロツ
トエアの圧力値に正確に対応するため、塗料の流量調節
を確実に行うことができる効果がある。
実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
図において、1は、上面に開口する凹部2の形成された
ボデイであつて、凹部2の径の小さくなつた下奥部に保
持体3を螺着することによりその保持体3の下側に流入
室4が形成されて、流入室4の側面には、コネクタ5を
介して図示しない塗料供給源に接続される流入口6が、
流入孔7を介すことによつて開口し、また、周縁部をボ
デイ1とその上面に固着したキヤツプ9との間で挟み付
けられることによつて張設されたダイヤフラム8の下面
側には、図示しないスプレイガンに接続される流出口10
に流出孔11を介して連通する流出室12が形成されている
とともに、ダイヤフラム8の上面側には、キヤツプ9に
螺着したコネクタ13を介して図示しない加圧空気供給源
に接続される圧力室15が形成されている。前記保持体3
には、その流入室4を流出室12とを連通するように上下
方向に形成された円形断面をなす流通孔16の下端部に、
環形をなす弁座17の嵌着された弁口18が形成されてい
て、この弁口18は、流入室4内に装着された球形をなす
弁体20が弁座17に当接または離間することによつて閉塞
または開放されるようになつており、また、流通孔16内
には、方形断面をなすことによつて流通孔16の円形の内
周面との間に間隙を設けた作動体22が、上下方向の移動
自由に、かつ、自重によりその細長い下端部22aを弁体2
0の上面に当接させた状態で嵌装されていて、弁体20が
上動して弁座17に当接する閉弁状態においては、作動体
22が押し上げられることによりその凸面状の上端部が保
持体3の上面から突出してダイヤフラム8に固着された
昇降体24の下面に対応するようになつている。
ボデイ1には、上端が流入室4の下底面に流入孔7とは
別個に開口するとともに、下端がボデイ1の下面に螺着
した通気孔26を有するプラグ25によつて仕切られた収容
室27が形成されて、その流入室4への開口部に、筒形を
なすシール体28が、その外周に嵌着したOリング29によ
つて流入室4内の塗料の収容室27内への侵入を阻止した
状態で螺着されており、この収容室27内には、円柱形を
なす押圧体30が、そのOリング31の嵌着された上端部30
aをシール体28の内周に摺動自由に、かつ、塗料の流入
室4から収容室27内へ侵入を不能に嵌装させた状態で上
下方向の移動自由に収容されているとともに、この押圧
体30の中央部に形成した鍔部32の下面とプラグ25の上面
との間に圧縮コイルばね35が装着されていて、この圧縮
コイルばね35の弾拡力により、押圧体30には、そのシー
ル体28を貫通して流入室4に突出させた上端部30aで弁
体20を下側から弁座17に向けて押圧する上向きの付勢力
が付与されている。
本実施例装置は上記構成になり、塗料をスプレイガンに
供給しないときには、加圧空気供給源から圧力室15への
パイロツトエアの供給を停止すると、第1図に示すよう
に、ダイヤフラム8の弾性復元力によつて昇降体24が上
方位置に引き上げられた状態に保持され、圧縮コイルば
ね35の付勢力により押圧体30が弁体20を押し上げて弁座
17に当接させるとともに、弁体20を介して押し上げられ
た作動体22が、その上端を保持体3から突出させて昇降
体24の下面と間隔を空けて対応させる状態に保持される
のであつて、これにより、弁口18が閉塞されて流入室4
内の塗料が流出室12へ流れるのが阻止される。
そして、塗料をスプレイガンに供給する際には、加圧空
気供給源からのパイロツトエアの供給によつて圧力室15
内の圧力を所定の高い値に上昇させると、第2図に示す
ように、ダイヤフラム8が弾性変形して昇降体24が下動
することにより作動体22の上端に当接してこれを押し下
げ、この押下げ力によつて弁体20が圧縮コイルばね35の
付勢力に抗して押圧体30を押し下げつつ下動して弁座17
から離間することにより、弁口18がパイロツトエアの圧
力と圧縮コイルばね35の弾力とによつて決まる所定の開
度に開放され、この開放された弁口18及び流通孔16の内
周と作動体22との間隙を通ることにより、所定の流量の
塗料が流入室4から流出室12へ流れてスプレイガンに供
給されるのであり、また、パイロツトエアの供給を停止
して圧力室15内のパイロツトエアを排出すると、圧力室
15の圧力低下によつて昇降体24が上動することにより作
動体22及び弁体20に対する下方への押圧が解除され、こ
れにともなつて押圧体30が圧縮コイルばね35の弾拡力に
よつて上動することにより、第1図に示す弁口18が閉塞
された状態に復帰する。
また、色替えのためや使用後に洗浄する際には、形状が
複雑な圧縮コイルばね35が流入室4内に存在しないため
に塗料流路の形状が単純であることから、流路中に少な
い流量の溶剤を短い時間流通させることによつて塗料が
ほぼ完全に除去される。したがつて、色替えを行う際に
は、洗浄に要する時間が短くて作業が迅速に行われると
ともに、メタリツク塗料等のような流路の内壁に付着す
ると除去され難い微粉を混入した塗料を先に使用した場
合でも、溶剤を流通させることによつて先に使用した塗
料の微粉がほぼ完全に除去されるため、微粉が後に使用
する塗料に混入することによつて塗装不良を生じるとい
うことはない。また、塗料の収容室27内への侵入が、シ
ール体28に嵌着したOリング29と押圧体30に嵌着したO
リング31とによつて阻止されていることから、圧縮コイ
ルばね35に塗料が付着することがないため、洗浄してか
ら使用せずに長時間が経過しても、従来のように除去さ
れずに付着したままになつた塗料の硬化によつて圧縮コ
イルばねが弾性変形し難くなるということがなく、開弁
時における圧縮コイルばね35の付勢力をパイロツトエア
の圧力とのバランスによつて弁口18がパイロツトエアの
圧力に対応する所定の開度に開放され、塗料の流量が正
確に調節される。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図は閉弁状態
の断面図、第2図は開弁状態の断面図である。 4:流入室、6:流入口、10:流出口、12:流出室、17:弁
座、18:弁口、20:弁体、22:作動体、27:収容室、30:押
圧体、30a:(押圧体の)上端部、29,31:Oリング、35:圧
縮コイルばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗料供給源に接続される流入口を有する流
    入室とスプレイガンに接続される流出口を有する流出室
    とを弁口を介して互いに連通させて形成するとともに、
    前記流入室内に、前記弁口に形成した弁座への接離によ
    つて該弁口を開閉する弁体を装着し、常には、圧縮コイ
    ルばねに付勢された押圧体によつて前記流入室側から前
    記弁体を押圧することにより、該弁体を前記弁座に当接
    させて塗料の流通を遮断し、パイロツトエアの供給にと
    もなつて移動する作動体によつて前記流出室側から前記
    弁体を前記圧縮コイルばねの付勢に抗して押圧して前記
    弁座から離間させることにより、前記弁口を前記パイロ
    ツトエアの圧力に対応する開度に開放して所定の流量の
    塗料を前記流入室から前記流出室へ流通させるようにし
    た塗料流量調節装置において、 前記流入室に、前記弁口に対向して開口する収容室を前
    記流入口とは別個に形成し、該収容室内に、前記押圧体
    を、前記弁体に当接する先端部のみを前記流入室に突出
    させた状態で進退自由に、かつ、該収容室の奥端側への
    塗料の侵入を不能に嵌装するとともに、前記圧縮コイル
    ばねを前記押圧体よりも奥端側の位置に装着したことを
    特徴とする塗料流量調節装置
JP184689U 1989-01-11 1989-01-11 塗料流量調節装置 Expired - Lifetime JPH072053Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP184689U JPH072053Y2 (ja) 1989-01-11 1989-01-11 塗料流量調節装置

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JP184689U JPH072053Y2 (ja) 1989-01-11 1989-01-11 塗料流量調節装置

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Publication Number Publication Date
JPH0295557U JPH0295557U (ja) 1990-07-30
JPH072053Y2 true JPH072053Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=31202091

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JP184689U Expired - Lifetime JPH072053Y2 (ja) 1989-01-11 1989-01-11 塗料流量調節装置

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