JPH0720512A - 複合光機能部品 - Google Patents
複合光機能部品Info
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- JPH0720512A JPH0720512A JP16172393A JP16172393A JPH0720512A JP H0720512 A JPH0720512 A JP H0720512A JP 16172393 A JP16172393 A JP 16172393A JP 16172393 A JP16172393 A JP 16172393A JP H0720512 A JPH0720512 A JP H0720512A
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- optical fiber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複合光機能部品で発生する信号光の損失すな
わち減衰の低減を図るともに、複合光機能部品を構成す
る一部品であるところの偏光子の厚みを薄くすることで
コストの低減を図る。 【構成】 偏波方向が互いに直交する第1励起光H2 と
第2励起光H3 を結合する偏波合成器(偏光ビ−ムスプ
リッタ)3と、励起光と信号波を透過反射する短波長透
過フィルタ2と、短波長透過フィルタ2と信号光出力の
出力する光ファイバ11との間に設けた光アイソレ−タ
8とを有する複合光機能部品において、光アイソレ−タ
8と短波長透過フィルタ2との間にレンズ12を設ける
ことにより光アイソレ−タ8を有する光路を収束発散系
とし、それ以外の光路をコリメ−タ系とする。
わち減衰の低減を図るともに、複合光機能部品を構成す
る一部品であるところの偏光子の厚みを薄くすることで
コストの低減を図る。 【構成】 偏波方向が互いに直交する第1励起光H2 と
第2励起光H3 を結合する偏波合成器(偏光ビ−ムスプ
リッタ)3と、励起光と信号波を透過反射する短波長透
過フィルタ2と、短波長透過フィルタ2と信号光出力の
出力する光ファイバ11との間に設けた光アイソレ−タ
8とを有する複合光機能部品において、光アイソレ−タ
8と短波長透過フィルタ2との間にレンズ12を設ける
ことにより光アイソレ−タ8を有する光路を収束発散系
とし、それ以外の光路をコリメ−タ系とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信におい
て光信号を低雑音で直接光信号のまま増幅する、光ファ
イバ増幅器等に使用される、短波長透過フィルタ、偏波
合成器、および光アイソレ−タの機能を複合集積化した
複合光機能部品に関するものである。
て光信号を低雑音で直接光信号のまま増幅する、光ファ
イバ増幅器等に使用される、短波長透過フィルタ、偏波
合成器、および光アイソレ−タの機能を複合集積化した
複合光機能部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光通信においては、光ファイ
バの損失による光信号の損失を補償するために、一定距
離毎に中継器を挿入している。当初、中継器において
は、光信号をフォトダイオ−ドにより電気信号に変換し
て、電子増幅器により信号を増幅した後、半導体レ−ザ
等により光信号に変換し、光ファイバ伝送路に再び送り
出すという構成を採っていた。
バの損失による光信号の損失を補償するために、一定距
離毎に中継器を挿入している。当初、中継器において
は、光信号をフォトダイオ−ドにより電気信号に変換し
て、電子増幅器により信号を増幅した後、半導体レ−ザ
等により光信号に変換し、光ファイバ伝送路に再び送り
出すという構成を採っていた。
【0003】それに対して、光信号を低雑音で直接光信
号のまま増幅する光ファイバ増幅器を使用することによ
り、光中継器の設置間隔の延長、増幅器の小型化、経済
化を図ることができた。
号のまま増幅する光ファイバ増幅器を使用することによ
り、光中継器の設置間隔の延長、増幅器の小型化、経済
化を図ることができた。
【0004】現在、光通信は光ファイバを使用したネッ
トワ−クが中心で、電話局間を結ぶ基幹回線、企業間を
結ぶ専用回線、国際通信に使用される海底ケ−ブルなど
に実用されている。この光ファイバ通信においては、光
ファイバの損失による光信号の減衰を補うために、約8
0kmの一定距離ごとに上記のような光ファイバ増幅器
を設置している。
トワ−クが中心で、電話局間を結ぶ基幹回線、企業間を
結ぶ専用回線、国際通信に使用される海底ケ−ブルなど
に実用されている。この光ファイバ通信においては、光
ファイバの損失による光信号の減衰を補うために、約8
0kmの一定距離ごとに上記のような光ファイバ増幅器
を設置している。
【0005】この光ファイバ増幅器の一例を図5に示
す。図5において、26は信号入力端、27は光アイソ
レ−タB、28は増幅用光ファイバ、29は励起光入力
端、30は信号光出力端、31は光アイソレ−タA、3
2は偏波合成器、33は励起光を透過し信号波を反射す
る短波長透過フィルタ、h6 は信号光、h7 は第1励起
光、h8 は第2励起光、h9 は励起光、lは複合化対象
である。信号入力端26からの信号光h6 は、光アイソ
レ−タB27を通して、増幅用光ファイバ28に導入さ
れる。一方、励起光入力端29からの偏波方向が互いに
直交する第1励起光h7 および第2励起光h8 は、偏波
合成器32により結合されて同一光軸上に出射され、短
波長透過フィルタ33を透過して、増幅用光ファイバ2
8に導入される。したがって、増幅用ファイバ28にお
いて、信号光h6 と励起光h9 とが入射されて、増幅作
用が行われ、増幅された信号光h6 は、短波長透過フィ
ルタ33によって反射された後、光アイソレ−タA31
を経て、信号光出力端30から増幅された光出力として
出力される。
す。図5において、26は信号入力端、27は光アイソ
レ−タB、28は増幅用光ファイバ、29は励起光入力
端、30は信号光出力端、31は光アイソレ−タA、3
2は偏波合成器、33は励起光を透過し信号波を反射す
る短波長透過フィルタ、h6 は信号光、h7 は第1励起
光、h8 は第2励起光、h9 は励起光、lは複合化対象
である。信号入力端26からの信号光h6 は、光アイソ
レ−タB27を通して、増幅用光ファイバ28に導入さ
れる。一方、励起光入力端29からの偏波方向が互いに
直交する第1励起光h7 および第2励起光h8 は、偏波
合成器32により結合されて同一光軸上に出射され、短
波長透過フィルタ33を透過して、増幅用光ファイバ2
8に導入される。したがって、増幅用ファイバ28にお
いて、信号光h6 と励起光h9 とが入射されて、増幅作
用が行われ、増幅された信号光h6 は、短波長透過フィ
ルタ33によって反射された後、光アイソレ−タA31
を経て、信号光出力端30から増幅された光出力として
出力される。
【0006】ところで、光ファイバ増幅器における、短
波長透過フィルタ33、偏波合成器32、および光アイ
ソレ−タA31の3つの部品は独立に設置され、光ファ
イバの融着によって各々を接続していた。しかし、光フ
ァイバ増幅器は海底に設置するという必要性もあり、設
置作業ならびに設置条件には限度があり、装置の大型化
は問題である。また、部品の接続における光信号の損失
すなわち減衰の劣化についても問題となっている。
波長透過フィルタ33、偏波合成器32、および光アイ
ソレ−タA31の3つの部品は独立に設置され、光ファ
イバの融着によって各々を接続していた。しかし、光フ
ァイバ増幅器は海底に設置するという必要性もあり、設
置作業ならびに設置条件には限度があり、装置の大型化
は問題である。また、部品の接続における光信号の損失
すなわち減衰の劣化についても問題となっている。
【0007】そこで、装置の小型化と光信号の損失すな
わち減衰の低減のために、光ファイバ増幅器の内部にお
いて上記した短波長透過フィルタ33、偏波合成器3
2、および光アイソレ−タA31の3つの部品を複合集
積化した、複合光機能部品が使用されている。
わち減衰の低減のために、光ファイバ増幅器の内部にお
いて上記した短波長透過フィルタ33、偏波合成器3
2、および光アイソレ−タA31の3つの部品を複合集
積化した、複合光機能部品が使用されている。
【0008】図2に従来の複合光機能部品の概略構成を
示す。図2において、14は光ファイバ、15は短波長
透過フィルタ、16は偏波合成器、17、18は光ファ
イバ、19、20はレンズ、21は光アイソレ−タ、2
2は偏光子、23はレンズ、24は光ファイバ、25は
レンズ、h1 は信号光、h2 は第1励起光、h3 は第2
励起光、h4 は励起光、h5 は戻り光、a1 、a2 、a
3 、およびa4 は光学系である。この構成における光学
系については、全て収束発散系となっている。
示す。図2において、14は光ファイバ、15は短波長
透過フィルタ、16は偏波合成器、17、18は光ファ
イバ、19、20はレンズ、21は光アイソレ−タ、2
2は偏光子、23はレンズ、24は光ファイバ、25は
レンズ、h1 は信号光、h2 は第1励起光、h3 は第2
励起光、h4 は励起光、h5 は戻り光、a1 、a2 、a
3 、およびa4 は光学系である。この構成における光学
系については、全て収束発散系となっている。
【0009】収束発散系について、図3(a)(b)
(c)を用いて説明する。図3において、c1 、c2 、
はレンズ、t1 、t2 、t3 は入射光、r1 、r2 ,r
3 は光の方向、l1 、l2 、l3 は光路長、m1 、
m2 、m3 は焦点長、d1 、d2 、d3 はファイバへの
入射角度である。図3(a)が収束発散系の最適を示
す。図3(b)に示すように、光路長がl1 <l2 とな
ると、焦点長はm1 >m2 となり、ファイバへの入射角
度d2 が大きくなり、像が小さくなるため、出射光の損
失が増加する。図3(c)に示すように、光路長がl1
>l3 となると、焦点長はm1 <m3 となり、ファイバ
への入射角度d3 は小さくなり、像が大きくなるため、
出射光の損失は増加する。
(c)を用いて説明する。図3において、c1 、c2 、
はレンズ、t1 、t2 、t3 は入射光、r1 、r2 ,r
3 は光の方向、l1 、l2 、l3 は光路長、m1 、
m2 、m3 は焦点長、d1 、d2 、d3 はファイバへの
入射角度である。図3(a)が収束発散系の最適を示
す。図3(b)に示すように、光路長がl1 <l2 とな
ると、焦点長はm1 >m2 となり、ファイバへの入射角
度d2 が大きくなり、像が小さくなるため、出射光の損
失が増加する。図3(c)に示すように、光路長がl1
>l3 となると、焦点長はm1 <m3 となり、ファイバ
への入射角度d3 は小さくなり、像が大きくなるため、
出射光の損失は増加する。
【0010】それに対して、光学系には光源をレンズの
焦点位置に配置したコリメ−ト系があるが、このコリメ
−ト系について、図4(a)(b)を用いて説明する。
図4において、C1 、C2 はレンズ、T1 、T2 は入射
光、R1 、R2 は光の方向、L1 、L2 は光路長、
M1 、M2 は焦点長、D1 、D2 はファイバへの入射角
度である。光路長L1 、L2 が異なっても、焦点長
M1 、M2 は等しいので、ファイバへの入射角度D1 、
D2 は等しく、出射光の損失は変化しない。
焦点位置に配置したコリメ−ト系があるが、このコリメ
−ト系について、図4(a)(b)を用いて説明する。
図4において、C1 、C2 はレンズ、T1 、T2 は入射
光、R1 、R2 は光の方向、L1 、L2 は光路長、
M1 、M2 は焦点長、D1 、D2 はファイバへの入射角
度である。光路長L1 、L2 が異なっても、焦点長
M1 、M2 は等しいので、ファイバへの入射角度D1 、
D2 は等しく、出射光の損失は変化しない。
【0011】次に、図2の複合光機能部品の動作を説明
する。信号光h1 は、光ファイバ14から出射され、短
波長透過フィルタ15で反射され、光アイソレ−タ21
に入射される。一方、第1励起光h2 、第2励起光h3
は、各々光ファイバ17,18から出射され、偏波合成
器16により結合され同一光軸上に出射され、短波長透
過フィルタ15を透過して光学系a1 に入射される。信
号光h1 は、光アイソレ−タ21内で1度焦点を結ぶよ
うに、光アイソレ−タ21に導入され、光ファイバ24
に結合し、出力される。
する。信号光h1 は、光ファイバ14から出射され、短
波長透過フィルタ15で反射され、光アイソレ−タ21
に入射される。一方、第1励起光h2 、第2励起光h3
は、各々光ファイバ17,18から出射され、偏波合成
器16により結合され同一光軸上に出射され、短波長透
過フィルタ15を透過して光学系a1 に入射される。信
号光h1 は、光アイソレ−タ21内で1度焦点を結ぶよ
うに、光アイソレ−タ21に導入され、光ファイバ24
に結合し、出力される。
【0012】その一方で、光ファイバ24から出射され
た戻り光h5 は、光アイソレ−タ21の内部に設けられ
た偏光子22によって、光アイソレ−タ21による減衰
を補償され、光ファイバ14に入射するので、損失が発
生する。
た戻り光h5 は、光アイソレ−タ21の内部に設けられ
た偏光子22によって、光アイソレ−タ21による減衰
を補償され、光ファイバ14に入射するので、損失が発
生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバ増幅
器における複合光機能部品は,上記のように構成されて
いるが、以下のような問題点があった。
器における複合光機能部品は,上記のように構成されて
いるが、以下のような問題点があった。
【0014】(1)光学系は全て収束発散系であるた
め、上記したように各々特有の光信号の損失、すなわち
減衰を生じる。
め、上記したように各々特有の光信号の損失、すなわち
減衰を生じる。
【0015】(2)戻り光h5 の結合位置すなわち焦点
は、光ファイバ14の先端中心から半径方向にs/mの
ところである。(s:光アイソレ−タ21内の戻り光の
入力光に対する焦点の移動距離、m:光路の倍率)。焦
点の移動距離sは偏光子22の厚さに比例し、光路の倍
率はその光路における物体に対する像の大きさの比率を
表わす。この焦点が光ファイバ14の先端中心から遠い
ほど、損失が大きい。
は、光ファイバ14の先端中心から半径方向にs/mの
ところである。(s:光アイソレ−タ21内の戻り光の
入力光に対する焦点の移動距離、m:光路の倍率)。焦
点の移動距離sは偏光子22の厚さに比例し、光路の倍
率はその光路における物体に対する像の大きさの比率を
表わす。この焦点が光ファイバ14の先端中心から遠い
ほど、損失が大きい。
【0016】(3)戻り光h5 の光アイソレ−タ21の
部分における減衰を補うために、光アイソレ−タ21内
部に設けた偏光子22を厚くする必要がある。偏光子2
2は高価な材料を必要とするため、光ファイバ増幅器全
体のコストの低減を妨げる。
部分における減衰を補うために、光アイソレ−タ21内
部に設けた偏光子22を厚くする必要がある。偏光子2
2は高価な材料を必要とするため、光ファイバ増幅器全
体のコストの低減を妨げる。
【0017】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたものであり、光の損失を低減するとと
もにコストを低減することができる複合光機能部品を提
供することを目的とする。
ために創案されたものであり、光の損失を低減するとと
もにコストを低減することができる複合光機能部品を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、偏波方向が互いに直交する第1励起光
と第2励起光を結合する偏波合成器(偏光ビ−ムスプリ
ッタ)と、励起光と信号光を各々透過、反射する短波長
透過フィルタと、短波長透過フィルタと信号光出力ファ
イバとの間に設けた光アイソレ−タを有する複合光機能
部品において、 (1)光アイソレ−タと短波長透過フィルタとの間にレ
ンズを設ける。
解決するために、偏波方向が互いに直交する第1励起光
と第2励起光を結合する偏波合成器(偏光ビ−ムスプリ
ッタ)と、励起光と信号光を各々透過、反射する短波長
透過フィルタと、短波長透過フィルタと信号光出力ファ
イバとの間に設けた光アイソレ−タを有する複合光機能
部品において、 (1)光アイソレ−タと短波長透過フィルタとの間にレ
ンズを設ける。
【0019】(2)信号光出力端側の光アイソレ−タを
光路にもつ部分は収束発散系とし、それ以外の光路はコ
リメ−タ光学系とする。
光路にもつ部分は収束発散系とし、それ以外の光路はコ
リメ−タ光学系とする。
【0020】ことを特徴としている。
【0021】
【作用】光ファイバから出射された信号光は、コリメ−
ト光学系でコリメ−トされ、短波長透過フィルタで反射
される。一方で、第1励起光と第2励起光は、コリメ−
ト光学系でコリメ−トされ、偏波合成器で合成された
後、短波長透過フィルタに導入される。そして、信号光
は光アイソレ−タと短波長透過フィルタとの間に設けら
れたレンズを通ることにより収束した後、光アイソレ−
タを介して、光ファイバに結合し、出力される。
ト光学系でコリメ−トされ、短波長透過フィルタで反射
される。一方で、第1励起光と第2励起光は、コリメ−
ト光学系でコリメ−トされ、偏波合成器で合成された
後、短波長透過フィルタに導入される。そして、信号光
は光アイソレ−タと短波長透過フィルタとの間に設けら
れたレンズを通ることにより収束した後、光アイソレ−
タを介して、光ファイバに結合し、出力される。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。
【0023】図1に、本発明の複合光機能部品の概略構
成を示す。図1において、1は光ファイバ、2は短波長
透過フィルタ、3は偏波合成器、4、5は光ファイバ、
6、7はレンズ、8は光アイソレ−タ、9は偏光子、1
0はレンズ、11は光ファイバ、12、13はレンズ、
H1 は信号光、H2 は第1励起光、H3 は第2励起光、
H4 は励起光、H5 は戻り光、A1 、A2 、A3 、およ
びA4 は光学系である。 次に、図1の複合光機能部品
の動作を説明する。光ファイバ1から出射された信号光
H1 は、レンズ13を設けた光学系A1 でコリメ−トさ
れ、短波長透過フィルタ15で反射された後、光アイソ
レ−タ8に入射する。
成を示す。図1において、1は光ファイバ、2は短波長
透過フィルタ、3は偏波合成器、4、5は光ファイバ、
6、7はレンズ、8は光アイソレ−タ、9は偏光子、1
0はレンズ、11は光ファイバ、12、13はレンズ、
H1 は信号光、H2 は第1励起光、H3 は第2励起光、
H4 は励起光、H5 は戻り光、A1 、A2 、A3 、およ
びA4 は光学系である。 次に、図1の複合光機能部品
の動作を説明する。光ファイバ1から出射された信号光
H1 は、レンズ13を設けた光学系A1 でコリメ−トさ
れ、短波長透過フィルタ15で反射された後、光アイソ
レ−タ8に入射する。
【0024】一方、第1励起光H2 、第2励起光H
3 は、各々光ファイバ4、5から出射され、光学系
A3 、A4 でコリメ−トされた後、偏波合成器3により
結合されて、同一光軸上に出射される。偏成合成器3か
ら出射された励起光H4 は、短波長透過フィルタ2を透
過して光学系A1 に入射される。レンズ12と光学系A
2 との間においては、図3で説明したような収束発散系
で、レンズ12を通り、光アイソレ−タ8内で一度焦点
を結ぶように、光アイソレ−タ8に信号光H1 が導入さ
れ、光ファイバ11に結合する。
3 は、各々光ファイバ4、5から出射され、光学系
A3 、A4 でコリメ−トされた後、偏波合成器3により
結合されて、同一光軸上に出射される。偏成合成器3か
ら出射された励起光H4 は、短波長透過フィルタ2を透
過して光学系A1 に入射される。レンズ12と光学系A
2 との間においては、図3で説明したような収束発散系
で、レンズ12を通り、光アイソレ−タ8内で一度焦点
を結ぶように、光アイソレ−タ8に信号光H1 が導入さ
れ、光ファイバ11に結合する。
【0025】また、光ファイバ11から出射した戻り光
H5 は、光学系A2 からレンズ12を通り,レンズ13
を設けた光学系A1 に収束され、光ファイバ1の先端中
心から、半径方向s/mの位置で結合する(s:光アイ
ソレ−タ8内の戻り光の入力光に対する焦点の移動距
離、m:光路の倍率)。光アイソレ−タ8内の焦点の移
動距離sは偏光子9の厚さに比例し、光路の倍率はその
光路における、物体に対する像の大きさの比率を表わ
す。レンズ13による焦点が、光ファイバ1の先端中心
から遠いほど、損失が大きい。ここで、従来の構成に対
して、光学系A1 とレンズ12の間を、コリメ−ト系と
したことで、光アイソレ−タ8による減衰を補償するた
めの偏光子9は薄くすることができ、さらに光路の倍率
は減少するので、戻り光H5 の結合が減少し、損失は増
加する。
H5 は、光学系A2 からレンズ12を通り,レンズ13
を設けた光学系A1 に収束され、光ファイバ1の先端中
心から、半径方向s/mの位置で結合する(s:光アイ
ソレ−タ8内の戻り光の入力光に対する焦点の移動距
離、m:光路の倍率)。光アイソレ−タ8内の焦点の移
動距離sは偏光子9の厚さに比例し、光路の倍率はその
光路における、物体に対する像の大きさの比率を表わ
す。レンズ13による焦点が、光ファイバ1の先端中心
から遠いほど、損失が大きい。ここで、従来の構成に対
して、光学系A1 とレンズ12の間を、コリメ−ト系と
したことで、光アイソレ−タ8による減衰を補償するた
めの偏光子9は薄くすることができ、さらに光路の倍率
は減少するので、戻り光H5 の結合が減少し、損失は増
加する。
【0026】
【発明の効果】本発明の複合光機能部品は、上記のよう
に構成されており、以下の効果を奏する。
に構成されており、以下の効果を奏する。
【0027】(1)収束発散系で発生していた損失すな
わち減衰を低減することができる。 (2)光アイソレ−タ8によるアイソレ−ションを補償
するための偏光子9の厚みを薄くすることができ、コス
トの低減を図ることができる。
わち減衰を低減することができる。 (2)光アイソレ−タ8によるアイソレ−ションを補償
するための偏光子9の厚みを薄くすることができ、コス
トの低減を図ることができる。
【0028】(3)同じ厚さの偏光子9を用いて、アイ
ソレ−ション能力の優れた光ファイバ増幅器を得ること
ができる。
ソレ−ション能力の優れた光ファイバ増幅器を得ること
ができる。
【0029】(4)偏光子9の厚さを薄くすることがで
き、戻り光H5 の結合が減少するため、複合光機能部品
で発生する損失、すなわち減衰が増加する。
き、戻り光H5 の結合が減少するため、複合光機能部品
で発生する損失、すなわち減衰が増加する。
【図1】本発明の構成を含んだ光ファイバ増幅器の概略
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】従来の複合光機能部品を含んだ光ファイバ増幅
器の概略構成を示す図である。
器の概略構成を示す図である。
【図3】収束発散系における光路長さと焦点距離の関係
を示す図である。
を示す図である。
【図4】コリメ−ト系における光路長さと焦点距離の関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図5】光ファイバ増幅器の一例を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 偏波方向が互いに直交する第1励起光と
第2励起光を結合する偏波合成器(偏光ビ−ムスプリッ
タ)と、励起光を透過し信号波を反射する短波長透過フ
ィルタと、短波長透過フィルタと信号光出力用光ファイ
バとの間に設けた光アイソレ−タとを有する複合光機能
部品において、光アイソレ−タと短波長透過フィルタと
の間にレンズを設けることにより光アイソレ−タを有す
る光路を収束発散系とし、それ以外の光路をコリメ−タ
系としたことを特徴とする複合光機能部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16172393A JPH0720512A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 複合光機能部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16172393A JPH0720512A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 複合光機能部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720512A true JPH0720512A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15740661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16172393A Pending JPH0720512A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 複合光機能部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720512A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6597483B1 (en) | 1998-09-04 | 2003-07-22 | Nec Corporation | Laser oscillation wavelength monitoring device |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16172393A patent/JPH0720512A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6597483B1 (en) | 1998-09-04 | 2003-07-22 | Nec Corporation | Laser oscillation wavelength monitoring device |
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