JPH0720478Y2 - カメラ支持装置 - Google Patents

カメラ支持装置

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JPH0720478Y2
JPH0720478Y2 JP2381688U JP2381688U JPH0720478Y2 JP H0720478 Y2 JPH0720478 Y2 JP H0720478Y2 JP 2381688 U JP2381688 U JP 2381688U JP 2381688 U JP2381688 U JP 2381688U JP H0720478 Y2 JPH0720478 Y2 JP H0720478Y2
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JP
Japan
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pipe
inner pipe
outer pipe
slide body
strip
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JP2381688U
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JPH01128098U (ja
Inventor
義信 小杉
正 井戸田
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スリック三脚株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばビデオカメラやスチールカメラ等を支
えるために使用するカメラ支持装置に関する。
[従来の技術] ビデオカメラ等による撮影を行なう場合、カメラを支え
るための補助として一脚形の支持装置を使うと便利であ
る。従来の一脚形カメラ支持装置は、互いに太さの異な
る複数本のパイプを順次つなぎ合せるとともに各パイプ
同志を周知の締め具によって固定できるようにした伸縮
自在管を備えて構成されており、この伸縮自在管の上端
にカメラねじをもつ周知の雲台が設けられている。上記
伸縮自在管の長さを調整するには、締め具を緩めた状態
で所望の長さにパイプを引出してから再び締め具を締付
けるといった操作を行なっている。
[考案が解決しようとする課題] これまでに実用化されている一脚形カメラ支持装置は、
いずれもスチールカメラ用に開発されたものであるが、
ビデオカメラ用として利用できなくはない。しかしなが
ら従来の一脚は、伸縮自在管の長さを変える際に締め具
やパイプの取扱いに時間がかかるだけでなく両手を使わ
なければならないから、ビデオカメラのように撮影中に
カメラを動かす機会の多いものでは、片手でカメラを操
作し続けながらカメラの高さを速やかに変化させること
ができないためにきわめて使いにくいものであった。
従って本考案の目的は、簡単な操作によって高さの調節
を速やかに行なうことができるようなカメラ支持装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を果たすために本考案では、外パイプと、この
外パイプの内側に軸方向に移動自在に挿入される内パイ
プと、上記外パイプの軸方向に移動自在に設けられたス
ライド体と、帯状のばね材を巻いたものであって自由端
側が上記スライド体に連結されることによりスライド体
を上記パイプの軸方向に引張る帯状ばねと、一端が上記
スライド体に接続されかつ他端側は巻掛け部に巻掛けら
れ方向を反転させて上記内パイプの端部に固定されるワ
イヤと、片手で握ることの可能な位置に設けられていて
第1ポジションと第2ポジションとにわたって揺動自在
であるとともに第1ポジションでは上記内パイプを外パ
イプに固定し第2ポジションでは内パイプの固定を解除
可能なシーソー形操作子をもつクランプ機構とを具備し
たカメラ支持装置を提供する。上記帯状ばねとしては、
いわゆる定荷重ばねのように撓みの大きさとは無関係に
一定の荷重が得られる巻きばねがよい。
[作用] 上記構成の本考案のカメラ支持装置において、上記スラ
イド体は帯状ばねの巻きが戻る方向に常時付勢されてい
る。このスライド体はワイヤを介して内パイプと連動す
るようになっているから、上記帯状ばねの弾力は内パイ
プを外パイプから突出させる方向に働く。このため、ク
ランプ機構の操作子を第2ポジションに位置させること
によって外パイプに対する内パイプの固定を解除すれ
ば、帯状ばねの弾力を利用して内パイプを突出させる方
向に動かすことができる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例につき、図面を参照して説明す
る。第1図および第2図に示される一脚形のカメラ支持
装置1は、アルミニウム合金の押出し型材などからなる
外パイプ2と、この外パイプ2の内側に軸方向に移動自
在に挿入された内パイプ3を備えて構成されている。外
パイプ2の上端開口部は、キャップ4によって塞がれて
いる。
内パイプ3もアルミニウム合金の押出し型材などからな
る。内パイプ3の上端開口部は樹脂製の端部材5によっ
て塞がれている。端部材5の下部に一体に設けられた内
向きの凸部6は、内パイプ3の管壁に開けられた孔7に
外側から嵌合することにより、端部材5の抜け止めをな
している。この端部材5とキャップ4および外パイプ2
とで囲まれる空間は、内パイプ3が急激に移動すること
を防ぐためのダンパ用空気室8として使われる。この空
気室8は、端部材5と外パイプ2との間の僅かな隙間を
通じて外パイプ2の外部と連通しており、パイプ2,3が
相対移動する際に抵抗を生じながら空気室8に空気が流
入できるようになっている。従って空気の流通抵抗を調
整するために、適宜の大きさの小孔または隙間等をキャ
ップ4や端部材5に設けるようにしてもよい。
内パイプ3の内側には、周知の三脚用伸縮自在管と同様
のパイプユニット11が挿入されるようになっている。こ
のパイプユニット11は、互いに太さの異なる複数本のパ
イプ(図示せず)と締め具10とからなり、各パイプは締
め具10による締付けを緩めることで任意の長さに引出す
ことが可能である。また、外パイプ2の上端には雲台取
付けベース12が固定されており、このベース12には軸13
を中心に回動可能な雲台14が取付けられている。この雲
台14は、ノブ15を時計回りに回転させた時にブレーキス
リーブ16が拡径する方向に動くことによりベース12に固
定される。逆にノブ15を反時計回りに回転させた時に
は、雲台14はベース12に対して回動自在な状態となる。
雲台14の上面には、ビデオカメラのボディを固定するた
めの規格化されたカメラねじ17が設けられている。
内パイプ3は、以下に述べるような構造により、外パイ
プ2に対する突出量を調整できるようになっている。
第3図に示されるように、外パイプ2の一側には軸方向
に沿って互いに対向する一対の内向き係止縁21,22が形
成されており、この係止縁21,22を使って合成樹脂製の
カバー23が被着されるようになっている。このカバー23
の長さは外パイプ2とほぼ同等であり、長手方向に適宜
の間隔で上記係止縁21,22に嵌合する爪24(一部のみ図
示)が設けられている。第4図に示されるようにカバー
23の径方向の断面はおおむね半円状をなしている。カバ
ー23の下端側には、後述する操作子50が入り込める大き
さの孔25,26が開設されている。
また、カバー23と外パイプ2との間の隙間に、スライド
体30が収容されている。スライド体30はパイプ2の軸方
向にカバー23の内面に沿って移動自在であって、このス
ライド体30に帯状ばね31の自由端32側がねじ33によって
固定されている。
帯状ばね31は、周知の定荷重ばねと同様に帯状のばね材
を密着巻きしたものであり、自由端32を巻込む方向に形
状復元力を発揮するとともに、自由端32を引出した場合
の撓みの大きさとは無関係にほぼ一定の荷重が得られ
る。帯状ばね31の巻始め端34は、前述したブレーキスリ
ーブ16と同心状に回転自在に設けられたドラム35に巻か
れている。このドラム35から繰り出された自由端32側の
部分は、外パイプ2とカバー23との間の隙間を通ってス
ライド体30に連結されている。従ってスライド体30は帯
状ばね31の弾力によって上昇方向に付勢される。
また、スライド体30にワイヤ40の一端側がねじ40aによ
って接続されている。このワイヤ40は、巻掛け部の一例
としてのプーリ41に巻掛けられ、方向をほぼ180°反転
させるとともに内パイプ3に開けられた孔42を通って外
パイプ2と内パイプ3との間の隙間に挿通させられてい
る。そしてワイヤ40の先端は、第7図に示すように内パ
イプ3の端部材5に接続されている。
上記プーリ41は、ピン44によってホルダ45に回転自在に
取付けられている。ホルダ45は合成樹脂の一体成形品で
あって、その一部に固定用の突起46をもち、この突起46
は前述した孔42に嵌合・保持されている。ホルダ45の一
部には円弧状に湾曲した凹面状軸受部47が設けられてい
る。この凹面状軸受部47の曲率の中心oは、第8図およ
び第9図に示されるようにカバー23の外側に位置してい
る。
そして上記軸受部47を利用してシーソー形の操作子50が
揺動自在に支持されるようになっている。この操作子50
の両側面には、それぞれ一対ずつのローラ51,52が回転
自在に取付けられており、各ローラ51,52が凹面状軸受
部47に転接させられている。この操作子50は、軸受部47
の曲率中心oを中心として、第8図に示される第1ポジ
ションと第9図に示される第2ポジションとにわたって
揺動することができる。
操作子50の中央部にはカム面53が突設されているととも
に、カム面53と内パイプ3との間に押圧子54が介在させ
られている。押圧子54は、外パイプ2に開設された孔55
に入れられており、操作子50が第1ポジション(第8
図)にある時にはカム面53によって押されることにより
内パイプ3を固定し、操作子50が第2ポジション(第9
図)にある時にはカム面53による押圧が解除されて内パ
イプ3を解放するようになっている。これら操作子50や
押圧子54はクランク機構56を構成する。
操作子50の中央部は、第3図に示される樹脂製のサポー
ト60の支承部61によって回動自在に支持されている。こ
のサポート60は、カバー23の内側に丁度嵌合できるよう
な寸法をもつとともに、外パイプ2の係止縁21,22と嵌
合可能な抜け止め突起62,63を有し、外パイプ2との間
に操作子50とホルダ45を挟み込んだ状態で外パイプ2に
組付けられる。操作子50の端部はカバー23に開設された
孔25,26を通って外面側に突出する。
次に上記構成のカメラ支持装置の作用につき説明する。
帯状ばね31は常に巻きが戻る方向に復帰しようとしてい
るため、スライド体30は上昇する方向に常時付勢されて
いる。このためスライド体30に接続されているワイヤ40
は牽引方向に常時付勢されている。このワイヤ40はプー
リ41によって方向が反転して内パイプ3の端部材5に接
続されているので、帯状ばね31の弾力は内パイプ3を押
下げる方向の力として働く。
第2図あるいは第8図に示されるように操作子50が第1
ポジションにある時には、カム面53が押圧子54を介して
内パイプ3の外面壁を強く押さえ付けているため、内パ
イプ3は移動しない。すなわち、内パイプ3はロック状
態にある。
カバー23を握る手で操作子50を第2ポジション(第9
図)に切換えると、カム面53による押圧子54の押付けが
解除されるため、内パイプ3は自由に動けるようにな
る。前述したように内パイプ3は帯状ばね31の弾力によ
って常に外パイプ2から突出する方向に付勢されている
ので、押圧子54による固定が解除されると、内パイプ3
は第10図に示されるように外パイプ2から突出する方向
に向って動くようになる。このため雲台14に乗せられた
カメラによる荷重を軽減させることができる。なお、内
パイプ3が移動する際には空気室8に入り込む空気の流
れが抑制されるため、内パイプ3が急に突出するような
ことはない。
こうしてロック解除状態(リリース状態)にすると、内
パイプ3は外パイプ2から手で引き出さずとも自動的に
外パイプ2から出てくるようになるため、カバー23を片
手で握った状態のまま、しかも操作子50に指をかけた状
態のまま、容易に内パイプ3の突出長さを調整すること
ができる。この場合、他方の手をカメラから離す必要が
ないから、そのままカメラによる撮影を続けることがで
きる。内パイプ3の引出し長さを調整したのちは、カバ
ー23を握っている手でそのまま操作子50を第1ポジショ
ンに切換えればよく、カバー23を握り変えたりカメラの
操作を中断させる必要はない。
上記帯状ばね31は、ドラム35から引出された長さとは関
係なく一定の荷重を生じるため、内パイプ3の突出長さ
にかかわりなく一定の強さで内パイプ3を外パイプ2か
ら突出させるようにすることができる。このため内パイ
プ3の長さ調整を行ないやすいとともに、ばねの弾力が
強くなり過ぎることがないため、内パイプ3の急激な突
出を防ぐための空気室8を併用したこととあいまって、
きわめて安全である。しかも帯状ばね31の巻始め端34を
雲台14の回転中心となる軸13と同心状に設けているた
め、帯状ばね31を設ける位置に無駄がなく、コンパクト
に構成する上で有利である。また、プーリ41によって方
向が反転するワイヤ40と帯状ばね31とを組合わせたこと
により、パイプ3の繰り出しストロークを大きくとるこ
とができる。
また本実施例の操作子50は、第1ポジション(ロック位
置)と第2ポジション(リリース位置)とにわたって二
者択一的に揺動するシーソー形のものを採用しているた
め、カバー23を握ったまま片手でロック操作とリリース
操作を行なえるとともに、これらの操作はいずれも操作
子50を押す方向に動かすだけでよいから、使い勝手がす
こぶる良好である。
[考案の効果] 本考案によれば、外パイプに対する内パイプの長さ調整
を片手で簡単に行なうことができるとともに、帯状ばね
とワイヤを組合わせたことによってパイプの繰り出し長
さを大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はカメラ支持装
置の正面図、第2図は縦断側面図、第3図はカメラ支持
装置の一部の分解斜視図、第4図は第2図中のIV−IV線
に沿う断面図、第5図は第2図中のV−V線に沿う断面
図、第6図はスライド体を示す断面図、第7図は帯状ば
ねとワイヤの位置関係を説明するための斜視図、第8図
は操作子が第1ポジションにある時の側面図、第9図は
操作子が第2ポジションにある時の側面図、第10図は内
パイプが伸びた状態の縦断側面図である。 1…カメラ支持装置、2…外パイプ、3…内パイプ、12
…雲台取付けベース、13…軸、14…雲台、23…カバー、
30…スライド体、31…帯状ばね、40…ワイヤ、41…プー
リ(巻掛け部)、50…操作子、54…押圧子、56…クラン
プ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外パイプと、この外パイプの内側に軸方向
    に移動自在に挿入される内パイプと、上記外パイプの軸
    方向に移動自在に設けられたスライド体と、帯状のばね
    材を巻いたものであって自由端側が上記スライド体に連
    結されることによりスライド体を上記パイプの軸方向に
    引張る帯状ばねと、一端が上記スライド体に接続されか
    つ他端側は巻掛け部に巻掛けられ方向を反転させて上記
    内パイプの端部に固定されるワイヤと、片手で握ること
    の可能な位置に設けられていて第1ポジションと第2ポ
    ジションとにわたって揺動自在であるとともに第1ポジ
    ションでは上記内パイプを外パイプに固定し第2ポジシ
    ョンでは内パイプの固定を解除可能なシーソー形操作子
    をもつクランプ機構とを具備したことを特徴とするカメ
    ラ支持装置。
JP2381688U 1988-02-26 1988-02-26 カメラ支持装置 Expired - Lifetime JPH0720478Y2 (ja)

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JPH01128098U JPH01128098U (ja) 1989-08-31
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