JPH07204052A - 強弱調整が可能な補助座面 - Google Patents

強弱調整が可能な補助座面

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JPH07204052A
JPH07204052A JP356994A JP356994A JPH07204052A JP H07204052 A JPH07204052 A JP H07204052A JP 356994 A JP356994 A JP 356994A JP 356994 A JP356994 A JP 356994A JP H07204052 A JPH07204052 A JP H07204052A
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Akimori Kawashima
昭守 河島
Yoshimune Hosokawa
義宗 細川
Hidehiro Fujii
秀洋 藤井
Koichi Kato
耕一 加藤
Fumihisa Miyasaka
文久 宮坂
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Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立上る際に、膝にかかる力を軽減させるため
に、腰を持上げる補助力を与える装置。 【構成】 下板と座面板とを端部回動自在に係止させ、
その両板間に付勢されたばね3,4を挿装し、座面から
立上る時に、そのばねの反力を利用して膝にかかる負担
を軽減できる補助装置の座面において、両板間に基本荷
重用のU字ばね3を複数設け、それ等の間に補強用とし
て一枚以上の他のU字ばね4を設け、この補強用のU字
ばねの拘束選択、反力設定を可能にした強弱調整が可能
な補助座面。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】日常使用されている座椅子や椅子
等に併用して使用する補助ばね付き座面に関する。更に
詳しく述べれば、和室に使用される座椅子、又は洋室等
で使う椅子等において、その上に重ねて使用され、立上
る際に膝に掛る力を多少とも軽減させるために、腰を持
上げる補助力を与える装置である。
【0002】
【従来の技術】下板と座面板の各板片を蝶番等で回転自
在に軸持し、両板間にU字型の板ばね(以下、U字ば
ね)、又はねじり巻ばねを設け、立上る際に付勢されて
いる上記ばねの反力によって、両板が45°程度開き、
従って立上りの際の補助力を得る。図9を参照して具体
的に説明すると、座面板1と下板2とが端部回動自在に
係止しており、この座面板1と下板2とはばねで付勢さ
れている。座面板1には緩衝材10を内包した外装材9
で座面が作られており、人が座っている時は座面板1の
下にあるフック8がストッパーと係止し、座面板1は点
線で示す位置にある。人が立ち上る時はストッパーのハ
ンドル6を操作してストッパーをフック8から外すとば
ねの反力によって座面板1が跳ね上るので膝に負担を掛
けないで立ち上ることができる。
【0003】この補助座面は二枚の板片にU字ばねを用
いるので、これが二板の板片の蝶番の替りをするので都
合がよい。また、この補助座面は、座椅子の外腰掛けに
も使用することができる。しかし、U字ばねは定められ
た反力のものが用いられているので平均的な体重からか
け離れた人には不都合であり、使用する人の体重に合わ
せた多品種のものを製造することは原価の上昇をまねく
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用する人
の体重や好みによって、反力を調節できる機構を有する
補助座面を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、下板と座面板とを端部回動自在に係
止させ、その両板間に付勢されたばねを挿装し、座面か
ら立上る時に、そのばねの反力を利用して膝に掛る負担
を軽減できる補助装置の座面において、両板間に基本荷
重用のU字ばねを複数設け、それ等の基本荷重用のU字
ばねの間に補強用として一枚以上の他のU字ばねを設
け、この補強用のU字ばねの拘束選択、反力設定を可能
にした強弱調整が可能な補助座面である。これを具体的
に説明すると、下板片上面端にU字ばねの一腕部を固定
し、その他腕部上面に上板片下面端を固定し、上下両板
片がU字ばねを介して45°前後で回動自在となるよう
にした補助座面において、両板間の両側に1枚づつ計2
枚のU字ばねを設けて、これで最低反力即ち基本荷重用
の反力を得るようにしておき、中央部に一枚若しくは2
枚のU字ばねを設け、適宜な構造のフックを設けて、一
枚若しくは二枚のU字ばねの一端を係止させ、そのU字
ばねが上板片に当接するか否かをもって、上板に働く合
計反力に強弱の調整を効かせるようにした補助座面であ
る。以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
【0006】
【実施例】以降実施例を図面に従って説明する。図1は
本発明になる調整機構を備えた補助座面の側面組立断面
図、図2はその外観見取図である。図1,図2共に持上
げた状態を示す。座板1,下板2にU字ばね3をネジ締
結又はかしめ固着をする。中央のU字ばね4は補強用で
ある。このばねは中央に位置するのが望ましい。外側に
設けると、偏荷重力が働き、座面板1が45°に持ち上
がる際にねじれ現象を起こす。
【0007】下板2にスペーサー5とストッパー6、及
び調整機構7とを設ける。座面板1にはストッパー6に
係止させるフック8が設けてある。又、座面板1には緩
衝材(発泡高分子材等)9を貼付し、なおかつ、上下板
に外装材(人造皮革等)10を装着してある。補強用U
字ばね4と調整機構7について述べる。図3に補強ばね
を2枚用いて調整できるようにした1実施例を示す。
【0008】補強用Uばね4中の外側ばね11の端部に
打抜孔12を設け、内側ばね13の端部に打抜孔14を
設け、夫々のばねの他端を重ねて、下板2の上面に固定
するという構成になっている。調整機構7はフック15
が回転軸部16と一体であり、下板2に固定された受け
部17を介して軸持されている。回転軸部16は、位置
18,19,20にフック15の先端が位置し得るよう
に、小球21と小ばね22とで小凹穴に嵌合させる構造
にしてある。
【0009】外側ばね11、従って上側のばねの打抜孔
12は、位置19,20でフック15が貫通し、位置1
8ではフック15が係止するべく細い溝部を設けた形状
にしてある。又、内側ばね13、従って下側のばねの打
抜孔14では、位置19でのみフック15が自在に貫通
し、位置18及び20でフック15が係止する細い溝部
を設けた形状にしてある。この方法では補助用U字ばね
4が1枚構成であっても可能である。その場合は外側ば
ね11を用い、位置18,19の2位置で使用すればよ
い。
【0010】次に別の実施例を図4A,Bに示す。補強
用U字ばね4中の外側ばね24の端部に凹部25を設け
る。凹部25は矢印26の側に窓を開けてある。内側ば
ね27の端部にも凹部28を設ける。この凹部28は外
側ばねの凹部25を重ねても、凹部の底面が同一となる
ように、板厚分だけの段差を設けてある。この2枚のば
ね24,27も重ねて使用し、他端を前の実施例同様
に、下板2に固定してある。調整機構7はフック29が
回転摺動軸部30と一体で構成され、当該部30は下板
2に固定された受け部31を介して軸持されている。凹
部25,28のフック29係止位置選択のため、回転摺
動軸部30を回動させ、摺動させる把手をその両側に設
ける。
【0011】回転摺動軸部30に位置決め用のドラム3
2,36を一体にして設ける。ドラム32には軸方向に
2条の並行な機構33を外周面上に設け、小球34及び
小ばね22とで機構33に嵌合させる。同様にドラム3
6には2本の大円に平行な機構37を設け、やはり小球
と小ばねで嵌合させる構造にしてある。機構33は位置
38,39と位置40,41とを決めるもので、フック
を90°前後程回動して位置決めできるようになってい
る。機構37の方は位置40,41にフック29を摺動
させて、位置決めができるようになっている。
【0012】小球34と小ばね35とは、適宜な保持片
に組込まれ、下板2に固定されている。又、ドラム3
2,36は回動用と摺動用とに分けて設けることはな
く、単体のドラム上に当刻浅構等を設け、両方の機能を
果たす機能を付与してもよい。又、補強用U字ばね4は
1枚構成であってもよいことは説明も要らない。更に別
の実施例を図5に示す。補助用U字ばね4を2枚構成の
例で示した。外側ばね45の一端にフックが通過するに
十分な大きさの切欠き46を設ける。先端の曲げ47は
フックからの脱落防止用として設けるのも良い。内側ば
ね48の一端には切欠きは設けない。但し、先端の曲げ
49は上の外側ばねの曲げ47と干渉しない程度に設け
ておいてもよい。フック50は位置51で内側ばね48
を1枚を、位置52で内外両方のばね45,48の2枚
を夫々拘束する。当然のこととして、補強用U字ばね4
は1枚構成であってもよい。調整機構7は図4の実施例
で示したものを使用できるので、ここでは説明を省略す
る。
【0013】
【発明の作用】図3に示した実施例を代表例として、図
6A〜図8Bを用いて発明の作用を説明する。図6Aで
は調整機構のフック15を位置18に置くと、外側ばね
11及び内側ばね13は拘束されて働かない。その特性
をグラフ化したものが図6Bに示してあるが、図1に示
す座面板1を45°下げてくると、調整用のばね力がな
いので、f1の力しか出ない。f1とは図1、図2に示す
U字ばね3、即ち両側に設けた2本のばねが基本荷重と
して出力されることを表わす。
【0014】フック15を矢印23の方向に回動させ、
位置20に選択すると、図7Aの如く、下側ばね13の
みフックに拘束され、上側ばね11は自由に上板1に当
接し、補強ばねとして働く。その特性は図7Bに示す如
く、上側ばねが働く分だけ増強されて、45°迄押し下
げた時f2という力を得るようになる。次に図8Aの如
く、フック15を位置19に定めると、座面側、下側の
ばね11,13共に自由となり、座面板に働くのでばね
の力は最大となる。その特性は図8Bに示すように、基
本荷重f1に対し、更に大きなf3の力を得る。
【0015】図4、図5に示す他の実施例についても、
下側ばねの拘束、下側及び座面側ばね2枚の拘束又は全
く拘束しない状態の三態の選択を目的とした方法であ
り、単に回転軸部を左右に摺動する操作が加わる(図4
矢印23)だけであるから、説明は省略する。なお、補
強用U字ばね4の構成を1枚ばねにすると、そのばねを
拘束するかしないか、のみの手段となり、3個所の位置
が2位置となるだけである。
【0016】
【発明の効果】以上に説明した如く、補助座面において
補強用のU字ばね4と調整機構7を設けることにより、
簡単で廉価な機構で拘束するばねの選択が出来、使用す
る人の体重に合わせて、簡便にその座り心地や持上げ力
が調整できる。更に、単品種の製造で、顧客の多様性に
対処できるので、多品種製造、大量在庫の不都合も要ら
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例の側面図、
【図2】本発明の具体例の斜視図、
【図3】本発明における調整機構の作動の説明図、
【図4】本発明における調整機構の作動の説明図、
【図5】本発明における調整機構の作動の説明図、
【図6】図3に示した調整機構の作用の説明図、
【図7】図3に示した調整機構の作用の説明図、
【図8】図3に示した調整機構の作用の説明図、
【図9】従来例の説明図。
【符号の説明】
1 座面板 2 下板 3 U字ばね 4 補強用U字ばね 5 スペーサー 6 ストッパーのハンドル 7 調整機構 8 フック 9 緩衝材 10 外装材 11 外側ばね 12 打抜孔 13 内側ばね 14 打抜孔 15 フック 16 回転軸部 18,19,20 フックの位置 21 小球 22 ばね 24 外側ばね 25 凹部 26 矢印 27 内側ばね 28 凹部 29 フック 30 回転摺動軸部 32 位置決め用のドラム 33 浅溝 34 小球 35 小ばね 36 位置決め用のドラム 37 浅溝 38,39 フックの位置 40,41 フックの位置 45 外側ばね 46 切欠き 47 曲げ 48 内側ばね 49 曲げ 50 フック 51,52 位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 耕一 千葉県市川市塩浜3丁目15番 プレシジョ ンスプリング株式会社東日本製作所内 (72)発明者 宮坂 文久 千葉県市川市塩浜3丁目15番 プレシジョ ンスプリング株式会社東日本製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下板と座面板とを端部回動自在に係止さ
    せ、その両板間に付勢されたばねを挿装し、座面から立
    上る時に、そのばねの反力を利用して膝に掛る負担を軽
    減できる補助装置の座面において、両板間に基本荷重用
    のU字ばねを複数設け、それ等の基本荷重用のU字ばね
    の間に補強用として一枚以上の他のU字ばねを設け、こ
    の補強用のU字ばねの拘束選択、反力設定を可能にした
    ことを特徴とする、強弱調整が可能な補助座面。
JP6003569A 1994-01-18 1994-01-18 強弱調整が可能な補助座面 Expired - Fee Related JP2986669B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929956U (ja) * 1982-08-20 1984-02-24 松下電工株式会社 身体弱者用の椅子の座部の構造
JPS6268641U (ja) * 1985-10-21 1987-04-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929956U (ja) * 1982-08-20 1984-02-24 松下電工株式会社 身体弱者用の椅子の座部の構造
JPS6268641U (ja) * 1985-10-21 1987-04-30

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