JPH07203441A - 符号化装置及び復号化装置 - Google Patents

符号化装置及び復号化装置

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JPH07203441A
JPH07203441A JP33575093A JP33575093A JPH07203441A JP H07203441 A JPH07203441 A JP H07203441A JP 33575093 A JP33575093 A JP 33575093A JP 33575093 A JP33575093 A JP 33575093A JP H07203441 A JPH07203441 A JP H07203441A
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JP
Japan
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band
filter
entropy
coefficient
quantizing
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Application number
JP33575093A
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English (en)
Inventor
Kazuto Kobayashi
和人 小林
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モスキートノイズやブロック歪みなどの画質
劣化を発生させることなく高い圧縮率でカラー、グレイ
スケールの静止画像を圧縮符号化を実現する。 【構成】 2分割フィルタが再帰的に用いて信号の帯域
を低周波域ほど細かく分割するウェーブレット変換部1
3と、このウェーブレット変換部13の出力を量子化す
る量子化器14と、この量子化器14の出力をエントロ
ピー符号化するエントロピー符号化器15を備えたサブ
バンド符号化装置において、低周波域の2分割フィルタ
のタップ数の方が高周波域の2分割フィルタのタップ数
と等しいかあるいはより長く設定する。 【効果】 2分割フィルタの長さが等しいフィルタバン
クを備えた構成に比べ、高周波成分を多く含むエッジ部
では量子化誤差の影響する範囲が狭いため、モスキート
ノイズの発生を抑圧することができ、同時に、低周波域
のフィルタが急峻な帯域遮断特性をもつため無相関化が
高まり圧縮率が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラ−画像、グレイス
ケ−ル静止画像等の符号化装置および復号化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカラ−画像、グレイスケ−ル静止
画像の符号・復号化装置のとして、例えば、ITU−T
の国際標準規格JPEGが知られている。この規格に基
づいた符号化装置および復号化装置は、図18のブロッ
ク図のように構成されている。
【0003】まず、符号器1の構成およびその動作を図
18に基づいて説明する。JPEGにおける符号器1の
入力画像は8×8画素のブロックに分割され、この8×
8画素のブロック画像に対して、離散コサイン変換部2
にて2次元の離散コサイン変換(以下DCTと呼ぶ)を
行なう。これにより、ブロック画像は複数の周波数変換
係数となる周波数領域形式に変換される。
【0004】ここで、ブロック内の画素の値をP[x,
y]とするとき、DCTの変換結果S[u,v]は、数
式1に示すように決定される。
【0005】
【数1】S[u,v]=0.25・Cu・Cv・ΣΣP
[x,y]・COS[(2x+1)・u・π/16]・
COS[(2y+1)・v・π/16] 但し、Cu,Cv=1/1.41421356 : u,
v=0、 =1 : その他 1ブロックの画素の値P[x,y]に対してDCT変換
を行なった場合、全部で64個の変換係数S[u、v]
が得られる。ここで、S[0,0]は8×8画素の平均
値(直流成分)を示しているので、DC係数と呼び、残
りはさまざまな交流成分を示すのでAC係数と呼ばれ
る。
【0006】次に量子化器3において、量子化テ−ブル
5から入力した量子化値QT[u,v]によって変換係
数S[u,v]を量子化し、QS[u,v]として出力
する。なお、この量子化は数式2によってあらわされ
る。
【0007】
【数2】QS[u,v]=round(S[u,v]/
QT[u,v]) 但し、roundは最も近い整数への整数化 この量子化において、QT[u,v]の値を調整するこ
とで、画質/圧縮率のコントロ−ルが可能となる。
【0008】次に、エントロピ−符号器4において、Q
S[u,v]はエントロピ−符号化される。エントロピ
−符号化の方式としては、符号化テ−ブル6から入力し
たハフマンテ−ブルを参照することにより符号化を行な
うハフマン符号化方式が採用される。このハフマン符号
化は、図19のフロ−図に示すようにDC係数の符号化
とAC係数の符号化を別々に行い、DC係数の符号のあ
とにAC係数の符号を付加して全体の符号とする。
【0009】DC係数の符号化は、図21のフロ−図に
示すように、まず現ブロックのDC成分DCiと前ブロ
ックのDC成分DCi−1との差分ΔDCiを求め、この
値の属するグル−プ番号をアドレスとして、DC係数用
のハフマンテ−ブルから符号を読みだし、さらにグル−
プ内での順位を付加ビットとして加えたものをDC係数
の符号とする。
【0010】AC係数の符号化は図23のフロ−図に示
すように、まずAC係数の走査をおこなう。この走査の
方法としては、低周波側から高周波側へと2次元の空間
周波数領域をジグザグにスキャンすることにより行なわ
れる。このような走査方法をとることにより、ゼロのラ
ンを長くすることができ、圧縮率の向上を図ることが可
能となる。具体的には、表1に示す通りである。
【0011】
【表1】QS[0,1]→QS[1,0]→QS[2,
0]→QS[1,1]→QS[0,2]→QS[0,
3]→QS[1,2]→QS[2,1]→QS[1,
2]→QS[0,3]→QS[0,4]→QS[1,
3]→QS[2,2]→ … →QS[6,
7]→QS[7,6]→QS[7,7] 1次元に並び変えられたAC係数に対して、順次AC係
数がゼロか否かを判定して、まず連続するゼロの係数
(無効係数)の長さ(ランレングス)とそれに続くゼロ
でない係数(有効係数)の値を求め、この有効係数の属
するグル−プ番号と無効係数のランレングスの組み合わ
せ値を2次元アドレスとしてAC係数のハフマン符号テ
−ブルから符号を読みだし、さらに有効係数のグル−プ
内での順位を付加ビットとして加えてAC係数の1つの
符号が得られる。そして、次のAC係数がなくなるまで
これを繰り返し、次のAC係数がなくなると符号化処理
を終了する。なお、これらの符号は伝送路7を介して復
号化器8側へと伝送される。
【0012】次に、復号化器8の動作を説明する。復号
化器では符号化テ−ブル6から入力したハフマンテ−ブ
ルにより復号化を行なう。復号化の動作としては、図2
0のフロ−図に示すように1ブロックの符号を切り出
し、DC係数の復号化とAC係数の復号を行ない、変換
係数を合成する。まず、DC係数の復号化は、図22の
フロ−図に示すように付加ビットを除いた符号をアドレ
スとしてDC係数用のハフマン復号テ−ブルからグル−
プ番号を読みだし、このグル−プ番号と上述の付加ビッ
トからDC係数を求める。
【0013】また、AC係数の復号化は、図24のフロ
−図に示すように1つの符号を切り出し、付加ビットを
除いた符号をアドレスとして、AC係数用のハフマン復
号テ−ブルから無効係数のランレングスと有効係数のグ
ル−プ番号を求め、さらにグル−プ番号と上述付加ビッ
トから有効係数の値を求め、変換係数行列の中の1符号
に対応するAC係数を決定する。そして、次のAC係数
用の1符号がなくなるまでこれを繰り返し、次のAC係
数用の1符号がなくなると復号化処理を終了する。
【0014】逆量子化器10においては、数式3に示す
ように量子化テ−ブル5から入力した量子化係数QT
[u、v]をQS[u,v]に乗算して変換係数S
[u,v]が算出される。
【0015】
【数3】 S[u,v]=QS[u,v]・QT[u,v] 次に、逆離散コサイン変換部2において、8×8画素に
対して2次元の逆離散コサイン変換(以後IDCTと呼
ぶ)を行なわれる。ブロック内の画素の値P[x,y]
が、IDCTの変換係数S[u,v]から数式4に示す
ように決定される。
【0016】
【数4】P[x,y]=0.25・Cu・Cv・ΣΣS
[u,v]・COS[(2x+1)・u・π/16]・
COS[(2y+1)・v・π/16] 但し、Cu,Cv=1/1.41421356 : u,
v=0、 =1 : u,v=その他
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成ではDCTという形の直交変換を8×8
画素のブロック単位で行なうために、高い圧縮率を実現
するために量子化を粗くする(量子化係数QT[u,
v]を大きくする)と、以下のような問題が生ずる。
【0018】まず、第1に、8×8画素を単位とした歪
み(ブロック歪み)が発生する。第2に、エッジの周辺
に蚊が飛んでいるような歪み(モスキ−トノイズ)が発
生する。第1の問題点は、DCTの基底がオ−バ−ラッ
プしていないことに起因している。この問題点に対して
H.S.MALVARは″The LOT:Trans
form Cod−ing without Bloc
king effects″(IEEE Trans.
ASSP、Vol.37 No.4 1989)におい
て基底が互いにオ−バ−ラップする直交変換としてLO
Tを提唱し、第1の問題点(ブロック歪み)が抑制でき
ることを示している。
【0019】しかしながら、この方式では、高周波の基
底がオ−バ−ラップしない直交変換に比べ、長くなって
しまうので、モスキ−トノイズの発生範囲は広まってし
まい、第1、第2の問題点を合わせた総合的な解決策と
はなり得なかった。
【0020】ところで、LOTとは独立してフィルタバ
ンクというフィルタの集まりを用いて帯域を分割して、
符号化する方法にサブバンド符号化があり、1980年
代中頃から研究されている。サブバンド符号化では基底
がオ−バ−ラップするため、ブロック歪は発生しない。
また、サブバンド符号化では2分割フィルタを再帰的に
用いて低周波域ほど細かい帯域分割を実現しているた
め、高周波域側の基底が低周波側の基底よりも相対的に
短くなる。よって、高周波成分を存在するエッジ部で粗
く量子化をおこなっても高周波域用基底の幅が短いた
め、モスキ−トノイズの存在する幅がせばまり、モスキ
−トノイズの発生を視覚的に目だたないものにする可能
性をもっている。サブバンド符号化の例としては村上、
山田の“Wavelet変換による画像符号化”(電子
情報通信学会研究会、IE92−8、pp53)や太
田、松本、宮本、矢野、西谷の“ウェ−ブレット変換に
よる画像符号化の検討(1)―直交変換との比較―”
(D―335、電子情報通信学会1991年春期全国大
会)がある。
【0021】サブバンド符号化に用いられるフィルタの
種類には直交ミラ−フィルタ(QMF)を代表として、
共役ミラ−フィルタ(CQF)、ウェ−ブレットフィル
タ(WF)など、いくつかのバリエ−ションがあるが、
(例えば、斉藤、チョン“新しい画像符号化概念の構築
へ向けて”、テレビジョン学会誌、Vol.46、N
O.9、1992)、いずれのフィルタに対しても高圧
縮符号化のためには、2つの帯域を急峻な遮断特性で分
割して無相関化する必要があるため、長いタップのフィ
ルタ(基底)が望ましい。
【0022】ところが、すでに述べたようにモスキ−ト
ノイズの抑制には高周波域に対する基底は短いフィルタ
が望ましいため、モスキ−トノイズの抑制しながら高い
圧縮性を実現するのは困難という問題点を生ずる。
【0023】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的はモスキ−トノイズやブロック歪みな
どの画質劣化を発生させることなく高い圧縮率でカラ
−、グレイスケ−ルの静止画像を圧縮符号化することの
できる符号化装置および復号化装置を提供することであ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明では、これらの問
題を解決するために、2分割フィルタを再帰的に用いて
低周波域ほど細かく分割する帯域オクタ−ブ分割するサ
ブバンド符号化手段において、再帰的に用いる低周波域
の2分割(合成)フィルタのタップ数の方が高周波域の
2分割(合成)フィルタのタップ数よりも長いことを第
1の要旨とする。
【0025】また、第1の要旨と等価なフィルタバンク
で帯域別に別のフィルタで帯域オクタ−ブ分割を行なう
フィルタバンクを備えたことを第2の要旨とする。
【0026】また、第1の要旨または第2の要旨の構成
に加えて、高周波域の帯域係数ほど粗く量子化を行なう
量子化手段を備えたことを第3の要旨とする。
【0027】さらに、第1の要旨乃至第3の要旨とは別
の手段として、量子化係数が設定可能な量子化手段とタ
ップ数の長さが調整可能な2分割(合成)手段とと圧縮
率の高低が設定可能な符号化(復号化)制御手段を備え
る。前記制御手段により高圧縮モ−ドでは量子化手段に
大きな量子化係数を設定し、かつフィルタバンクで再帰
的に用いる2分割(合成)フィルタのタップ数を短くす
ることを第4の要旨とする。
【0028】また、前記制御手段により低圧縮モ−ドで
は量子化手段に小さな量子化係数を設定し、かつフィル
タバンクで再帰的に用いる2分割(合成)フィルタのタ
ップ数を長くすることを第5の要旨とする。
【0029】
【作用】前記第1の要旨または第2の要旨により、すべ
ての2分割(合成)フィルタの長さが等しいフィルタバ
ンクを備えたことで、高周波成分を多く含むエッジ部で
は量子化誤差の影響する範囲が狭いため、モスキ−トノ
イズの発生を抑圧すると同時に、低周波側のフィルタほ
ど急峻な帯域遮断特性をもつため無相関化が高く圧縮率
が高くなる。
【0030】また、第3の要旨における手段を追加する
ことにより、量子化の誤差の発生がよりエッジの近くに
集中するため、モスキ−トノイズの発生を抑制できる。
【0031】これらとは別に第4の要旨における手段に
より、画質劣化が目だちやすい高圧縮モ−ドでは、高周
波成分を多く含むエッジ部では量子化誤差の影響する範
囲が狭いため、モスキ−トノイズの発生を抑圧すること
ができる。また、画質劣化が目だちにくい低圧縮モ−ド
では、すべての帯域分割フィルタが急峻な帯域遮断特性
をもつため、帯域間の無相関化が高まり圧縮率を高める
ことができる。
【0032】
【実施例】図1は、本発明による一実施例の符号化装置
および復号化装置の構成図である。12は符号を行なう
符号化器、20は復号化を行なう復号器、19は伝送路
である。13は画信号をウェ−ブレット変換するウェ−
ブレット変換部、16は後述する量子化の際のセンタ−
デッドゾ−ンの閾値を格納するセンタ−デッドゾ−ンテ
−ブル、17は量子化(逆量子化)の際の量子化係数の
逆数(量子化係数)を格納した量子化テ−ブル、14は
センタ−デッドゾ−ンテ−ブル16と量子化テ−ブル1
7から量子化のパラメ−タを入力してウェ−ブレット変
換部13の出力の量子化をおこなう量子化器、18はハ
フマン符号化(復号化)のハフマ符号(復号)を格納し
たハフマンンテ−ブル、15は符号化テ−ブル18から
ハフマン符号を入力し、量子化器14の出力をハフマン
符号化するエントロピ−符号化器である。23は符号化
テ−ブル18からハフマン復号を入力し、符号をハフマ
ン復号化するエントロピ−復号化器である。22はセン
タ−デッドゾ−ンテ−ブル16と量子化テ−ブル17か
ら量子化のパラメ−タを入力してエントロピ−復号化器
23の出力の逆量子化をおこなう逆量子化器、21は逆
量子化器22の出力を逆ウェ−ブレット変換する逆ウェ
−ブレット変換部である。
【0033】ウェ−ブレット変換部13の内部の構成を
図3に示す。24、25はペアで画信号の処理をおこな
う。24は水平方向低域側分割フィルタFHL1と1/
2のデ−タまびきの処理のユニットであり、25は水平
方向高域分割フィルタFHH1と1/2のデ−タまびき
の処理のユニットである。
【0034】26、27はペアで処理を行なうが2カ所
で使用される。第1の箇所では26は24の出力を入力
して垂直方向低域側分割フィルタFVL1と1/2のデ
−タまびきの処理のユニットであり、27は24の出力
を入力して垂直方向高域側分割フィルタFVH1と1/
2のデ−タまびきの処理のユニットである。第2の箇所
では26は25の出力を入力して垂直方向低域側分割フ
ィルタFVL1と1/2のデ−タまびきの処理のユニッ
トであり、27は25の出力を入力して垂直方向高域側
分割フィルタFVH1と1/2のデ−タまびきの処理の
ユニットである。
【0035】28、29はペアで26の出力の処理をお
こなう。28は水平方向低域側分割フィルタFHL2と
1/2のデ−タまびきの処理のユニットであり、29は
水平方向高域分割フィルタFHH2と1/2のデ−タま
びきの処理のユニットである。
【0036】30、31はペアで処理を行なうが2カ所
で使用される。第1の箇所では30は28の出力を入力
して垂直方向低域側分割フィルタFVL2と1/2のデ
−タまびきの処理のユニットであり、31は28の出力
を入力して垂直方向高域側分割フィルタFVH2と1/
2のデ−タまびきの処理のユニットである。第2の箇所
では30は29の出力を入力して垂直方向低域側分割フ
ィルタFVL2と1/2のデ−タまびきの処理のユニッ
トであり、31は29の出力を入力して垂直方向高域側
分割フィルタFVH2と1/2のデ−タまびきの処理の
ユニットである。
【0037】32、33はペアで30の出力の処理をお
こなう。32は水平方向低域側分割フィルタFHL3と
1/2のデ−タまびきの処理のユニットであり、33は
水平方向高域分割フィルタFHH3と1/2のデ−タま
びきの処理のユニットである。
【0038】34、35はペアで処理を行なうが2カ所
で使用される。第1の箇所では34は32の出力を入力
して垂直方向低域側分割フィルタFVL3と1/2のデ
−タまびきの処理のユニットであり、35は32の出力
を入力して垂直方向高域側分割フィルタFVH3と1/
2のデ−タまびきの処理のユニットである。第2の箇所
では34は33の出力を入力して垂直方向低域側分割フ
ィルタFVL3と1/2のデ−タまびきの処理のユニッ
トであり、35は33の出力を入力して垂直方向高域側
分割フィルタFVH3と1/2のデ−タまびきの処理の
ユニットである。
【0039】36、37、38、39、40、41、4
2、43、44、45はウェ−ブレット変換部の出力で
それぞれLL3、LH3、HL3、HH3、LH2、H
L2、HH2、LH1、HL1、HH1という信号名で
ある。図4にこれらの信号が分割する帯域を2次元の空
間周波数領域に示した。高周波領域ほど分割の幅が広
く、低周波領域ほど分割の幅が狭くなっている。
【0040】図3の中の↓(13B)はダウンサンプラ
で、デ−タの1/2まびきを行なう。
【0041】図6は量子化器14の内部の構成である。
10個(入力する帯域変換係数(LL3〜HH1)の個
数分)の1帯域に対応した量子化ユニットがある。LL
3を入力する量子化ユニット(線形量子化部)67は線
形量子化を行ないそれ以外の9個の量子化ユニット(セ
ンタ−デッドゾ−ン型量子化部68)はセンタ−デッド
ゾ−ン型の量子化を行なう。
【0042】線形量子化部67は帯域係数LL3と量子
化テ−ブル17から量子化係数の逆数(1/QT_LL
3(69))を入力して乗算を行なってQLL3(8
8)として出力する。
【0043】9個のセンタ−デッドゾ−ン型量子化部6
8は、それぞれ帯域係数LH3(37)、HL3(3
8)、HH3(39)、LH2(40)、HL2(4
1)、HH2(42)、LH1(43)、HL1(4
4)、HH1(45)とセンタ−デッドゾ−ンテ−ブル
16からセンタ−デッドゾ−ン閾値CD_LH3(7
9)、CD_HL3(80)、CD_HH3(81)、
CD_LH2(82)、CD_HL2(83)、CD_
HH2(84)、CD_LH1(85)、CD_HL1
(86)、CD_HH1(87)と量子化係数テ−ブル
17から量子化係数の逆数1/QT_LH3(70)、
1/QT_HL3(71)、1/QT_HH3(7
2)、1/QT_LH2(73)、1/QT_HL2
(74)、1/QT_HH2(75)、1/QT_LH
1(76)、1/QT_HL1(77)、1/QT_H
H1(78)を入力して、図8に示すフロ−図(但し図
8ではHH1の例のみ記載)に従ってセンタ−デッドゾ
−ン型量子化を行ないQLH3(89)、QHL3(9
0)、QHH3(91)、QLH2(92)、QHL2
(93)、QHH2(94)、QLH1(95)、QH
L1(96)、QHH1(97)をそれぞれ出力する。
【0044】センタ−デッドゾ−ン型量子化の詳細フロ
−図を図8のHH1の例で示す。HH1>=CD_HH
1ならば出力はQHH1=(HH1−CD_HH1)・
(1/QT_HH1)とする。HH1<CD_HH1か
つHH1>−CD_HH1ならば出力QHH1=0とす
る。HH1<CD_HH1かつHH1<=−CD_HH
1ならばQHH1=(HH1+CD_HH1)・(1/
QT_HH1)とする。量子化係数QT_XXXは数式
5を満たす。
【0045】
【数5】QT_HH1,QT_HL1,QT_LH1
> QT_HH2,QT_HL2,QT_LH2 > Q
T_HH3,QT_HL3,QT_LH3,QT_LL
3 また、センタ−デッドゾ−ン閾値CDは、数式6を満た
す。
【0046】
【数6】CD_HH1,CD_HLL1,CD_LH1
> CD_HH2,CD_HL2,CD_LH2 > C
D_HH3,CD_HL3,CD_LH3,CD_LL
3 量子化の入力とセンタ−デッドゾ−ン型量子化部、セン
タ−デッドゾ−ン型逆量子化部を組み合わせた出力の関
係を図9に示す。
【0047】エントロピ−符号化器15は量子化器14
の出力QLL3(88)、QLH3(89)、QHL3
(90)、QHH3(91)、QLH2(92)、QH
L2(93)、QHH2(94)、QLH1(95)、
QHL1(96)、QHH1(97)を入力してエント
ロピ−符号化を行なう。エントロピ−符号化のフロ−図
は図11に示す。
【0048】まず図13に示すような8×8画素(11
0)に対応する量子化変換係数QHH1[n,n](1
14)、QHL1[n,n](115)、QLH1
[n,n](116)、QHH2[n,n](11
7)、QHL2[n,n](117)、QHL2[n,
n](118)、QLH2[n,n](119)、QH
H3[n,n](120)、QHL3[n,n](12
1)、QLH3[n,n](122)、QLL3[n,
n](123)を切り出す。QHH1[n,n](11
4)、QHL1[n,n](115)、QLH1[n,
n](116)はそれぞれ4×4個(図13の11
1)、QHH2[n,n](117)、QHL2[n,
n](117)、QHL2[n,n](118)、QL
H2[n,n](119)はそれぞれ2×2個(図13
の中112)、QHH3[n,n](120)、QHL
3[n,n](121)、QLH3[n,n](12
2)、QLL3[n,n](123)はそれぞれ1個
(図13中の113)、合計64個の変換係数が存在す
る。
【0049】次にDC係数(QLL3)の符号化を行な
い、次にAC係数(QLL3以外のすべて)の符号化を
行ない、2つの符号を合成して全体の符号とし、次の変
換係数ブロックがなくなるまでブロック切り出しと符号
化を繰り返す。
【0050】DC係数の符号化のフロ−図を図14に示
す。現ブロックの番号をiとするとき、現ブロックのD
C係数DCiと前ブロックのDC係数DCi-1の差分△D
Ciを求め、この値の属するグル−プ番号をアドレスと
して符号化テ−ブル18のDC係数用のハフマンテ−ブ
ルから符号を読みだし、さらにグル−プ内での順位を付
加ビットとして加えたものをDC係数の符号とする。
【0051】AC係数の符号化を図16に示す。まずA
C係数の走査をおこなう、走査の方法としては低周波側
から高周波側へとスキャンする。具体的には表2の通り
である。
【0052】
【表2】QLH3[0,0]→QHL1[0,0]→Q
HH1[0,0]→QLH2[0,0]→QLH2
[0,1]→QLH2[1,0]→QLH2[1,1]
→QHL2[0,0]→QHL2[0,1]→QHL2
[1,0]→QHL2[1,1]→QHH2[0,0]
→QHH2[0,1]→QHH2[1,0]→QHH2
[1,1]→QLH1[0,0]→QLH1[0,1]
→QLH1[0,2]→QLH1[0,3]→QLH1
[1,0]→QLH1[1,1]→QLH1[1,2]
→QLH1[1,3]→QLH1[2,0]→QLH1
[2,1]→QLH1[2,2]→QLH1[2,3]
→QLH1[3,0]→QLH1[3,1]→QLH1
[3,2]→QLH1[3,3]→QHL1[0,0]
→ … →QHH1[3,3] この1次元に並び変えられたAC係数に対して、順次A
C係数がゼロか否か判定して、まず連続するゼロの係数
(無効係数)の長さ(ランレングス)とそれに続く非ゼ
ロの係数(有効係数)の値を求め、この有効係数の属す
るグル−プ番号と無効係数のランレングスの組み合わせ
値を2次元アドレスとして符号化テ−ブル18のAC係
数のハフマン符号テ−ブルから符号を読みだし、さら有
効係数のグル−プ内での順位を付加ビットとして加えて
AC係数の1つの符号とする。次のAC係数がなくなる
までこれを繰り返す。
【0053】符号は伝送路19を介して復号化器20へ
伝送される。エントロピ−復号化器13は符号を入力し
て復号化してQLL3(88)、QLH3(89)、Q
HL3(90)、QHH3(91)、QLH2(9
2)、QHL2(93)、QHH2(94)、QLH1
(95)、QHL1(96)、QHH1(97)を出力
する。エントロピ−復号化のフロ−チャ−トは図12に
示す。 図12に示すように1変換ブロックに対応する
符号を切り出し、DC係数の復号とAC係数の復号を行
ない、変換係数を図13のように再生する。DC係数の
復号化では付加ビットを除いた符号をアドレスとして符
化号テ−ブル18のDC係数用のハフマン復号テ−ブル
からグル−プ番号を読みだし、このグル−プ番号と前記
付加ビットからDC係数差分値△DCiを求める。現ブ
ロックのDC係数DCiは前ブロックのDC係数DCi-1
の前記△DCiを加算して得られるAC係数の復号化は
図17に示すように1つの符号を切り出し、付加ビット
を除いた符号をアドレスとして、符号化テ−ブル18の
AC係数用のハフマン復号テ−ブルから無効係数のラン
レングスと有効係数のグル−プ番号を求め、さらにグル
−プ番号と前記付加ビットから有効係数の値を求め、変
換係数行列の中の1符号に対応するAC係数を決定す
る。次のAC係数用の1符号がなくなるまでこれを繰り
返す。
【0054】図7は逆量子化器22の内部の構成であ
る。10個(入力する量子化帯域変換係数(QLL3〜
QHH1)の個数分)の1帯域に対応した逆量子化ユニ
ットがある。QLL3を入力する逆量子化ユニット(線
形逆量子化部108)は線形逆量子化を行ない、それ以
外の逆量子化ユニット(センタ−デッドゾ−ン型逆量子
化部109)はセンタ−デッドゾ−ン型の逆量子化を行
なう。
【0055】線形逆量子化部108は量子化帯域係数Q
LL3(88)と量子化テ−ブル17から量子化係数
(QT_LL3(98))を入力して乗算を行なってL
L3(36)として出力する。
【0056】センタ−デッドゾ−ン型量子化部109は
9個存在していて、それぞれ帯域係数QLH3(8
9)、QHL3(90)、QHH3(91)、QLH2
(92)、QHL2(93)、QHH2(94)、QL
H1(95)、QHL1(96)、QHH1(97))
とセンタ−デッドゾ−ンテ−ブル16からセンタ−デッ
ドゾ−ン閾値CD_LH3(79)、CD_HL3(8
0)、CD_HH3(81)、CD_LH2(82)、
CD_HL2(83)、CD_HH2(84)、CD_
LH1(85)、CD_HL1(86)、CD_HH1
(87))と量子化係数テ−ブル17から量子化係数Q
T_LH3(99)、QT_HL3(100)、QT_
HH3(101)、QT_LH2(102)、QT_H
L2(103)、QT_HH2(104)、QT_LH
1(105)、QT_HL1(106)、QT_HH1
(107)を入力して、図10に示すフロ−チャ−ト
(但し図8ではHH1の例のみ記載)に従ってセンタ−
デッドゾ−ン型量子化を行ないLH3(37)、HL3
(38)、HH3(39)、LH2(40)、HL2
(41)、HH2(42)、LH1(43)、HL1
(44)、HH1(45)をそれぞれ出力する。
【0057】センタ−デッドゾ−ン型逆量子化の詳細フ
ロ−図を図10のQHH1の例で示す。QHH1>0な
らば出力はHH1=QHH1・QT_HH1+CD_H
H1とする。QHH1=0ならば出力HH1=0とす
る。QHH1<0ならばHH1=QHH1・QT_HH
1+CD_HH1とする。
【0058】逆ウェ−ブレット変換部21の内部の構成
を図5に示す。46、47はペアで処理をおこなうが2
カ所で使用される。
【0059】第1の箇所で、46はLL3(36)を入
力して垂直方向低域合成フィルタBVL3と1つのデ−
タ間に1つのゼロを挿入する処理のユニットであり、4
7はLH3(37)を入力して垂直方向高域合成フィル
タBVH3と1つのデ−タ間に1つのゼロを挿入する処
理のユニットである。
【0060】第2の箇所で、46はHL3(38)を入
力して垂直方向低域合成フィルタBVL3と1つのデ−
タ間に1つのゼロを挿入する処理のユニットであり、4
7はHH3(39)を入力して垂直方向高域合成フィル
タBVH3と1つのデ−タ間に1つのゼロを挿入する処
理のユニットである。
【0061】48は加算器58により加算された前記4
6と前記47の和であるL3(59)を入力して、水平
方向低域合成フィルタBHL3と1つのデ−タ間にゼロ
を挿入する処理のユニットである。
【0062】49は加算器58により加算された前記4
6と前記47の和であるH3(60)を入力して、水平
方向低域合成フィルタBHH3と1つのデ−タ間にゼロ
を挿入する処理のユニットである。
【0063】50、51はペアで処理をおこなうが2カ
所で使用される。第1の箇所で、50は加算器58によ
り加算された前記48と前記49の和であるLL2(6
1)を入力して垂直方向低域合成フィルタBVL2と1
つのデ−タ間に1つのゼロを挿入する処理のユニットで
あり、51はLH2(40)を入力して垂直方向高域合
成フィルタBVH2と1つのデ−タ間に1つのゼロを挿
入する処理のユニットである。
【0064】第2の箇所では50はHL2(41)を入
力して垂直方向低域合成フィルタBVL2と1つのデ−
タ間に1つのゼロを挿入する処理のユニットであり、5
1はHH2(42)を入力して垂直方向高域合成フィル
タBVH2と1つのデ−タ間に1つのゼロを挿入する処
理のユニットである。
【0065】52は加算器58により加算された前記5
0と前記51の和であるL2(62)を入力して、水平
方向低域合成フィルタBHL2と1つのデ−タ間にゼロ
を挿入する処理のユニットである。
【0066】53は加算器58により加算された前記5
0と前記51の和であるH2(63)を入力して、水平
方向高域合成フィルタBHH2と1つのデ−タ間にゼロ
を挿入する処理のユニットである。
【0067】54、55はペアで処理をおこなうが2カ
所で使用される。第1の箇所で、54は加算器58によ
り加算された前記52と前記53の和であるLL1(6
4)を入力して垂直方向低域合成フィルタBVL1と1
つのデ−タ間に1つのゼロを挿入する処理のユニットで
あり、55はLH1(43)を入力して垂直方向高域合
成フィルタBVH1と1つのデ−タ間に1つのゼロを挿
入する処理のユニットである。
【0068】第2の箇所で、54はHL1(44)を入
力して垂直方向低域合成フィルタBVL1と1つのデ−
タ間に1つのゼロを挿入する処理のユニットであり、5
5はHH1(45)を入力して垂直方向高域合成フィル
タBVH1と1つのデ−タ間に1つのゼロを挿入する処
理のユニットある。
【0069】56は加算器58により加算された前記5
4と前記55の和であるL1(65)を入力して、水平
方向低域合成フィルタBHL1と1つのデ−タ間にゼロ
を挿入する処理のユニットである。
【0070】57は加算器58により加算された前記5
4と前記55の和であるH1(66)を入力して、水平
方向高域合成フィルタBHH1と1つのデ−タ間にゼロ
を挿入する処理のユニットである。
【0071】図5の中の↑(21B)はアップサンプラ
でデ−タの間にゼロを挿入する。以上の構成により画信
号が再生される。
【0072】次に、ウェ−ブレット変換部13と逆ウェ
−ブレット変換部21のフィルタの特性について説明す
る。
【0073】水平方向のフィルタのセット{FHL1,
FHH1,BHL1,BHH1}と垂直方向のフィルタ
のセット{FVL1,FVH1,BVL1,BVH1}
は4タップフィルタで数式7のような同じ係数をもって
いる。
【0074】
【数7】FHL1[n](FVL1[n])={.48
296,.83651,.22414,―.1294
0} FHH1[n](FVH1[n])={.1294
0,.22414,―.83651,.48296} BHL1[n](BVL1[n])={―.1294
0,.22414,.83651,.48296} BHH1[n](BVH1[n])={.48296,
―.83651,.22414,.12940} 水平方向のフィルタのセット{FHL2,FHH2,B
HL2,BHH2}と垂直方向のフィルタのセット{F
VL2,FVH2,BVL2,BVH2}は6タップフ
ィルタで数式8のような同じ係数をもっている。
【0075】
【数8】FHL2[n](FVL2[n])={.33
267,.80689,.45987,―.1350
1,―.08544,.03522} FHH2[n](FVH2[n])={―.0352
2,―.08544,.13501,.45987,
―.80689,.33267} BHL2[n](BVL2[n])={.03522,
―.08544,―.13501,.45987,.8
0689,.33267} BHL2[n](BVL2[n])={.33267,
―.80689,.45987,.13501,―.0
8544,―.03522} 水平方向のフィルタのセット{FHL3,FHH3,B
HL3,BHH3}と垂直方向のフィルタのセット{F
VL3,FVH3,BVL3,BVH3}は8タップフ
ィルタで数式9のような同じ係数をもっている。
【0076】
【数9】FHL3[n](FVL3[n])={.23
037,.71484,.63088,―.0279
8,―.18703,.03084,.03288,
―.01059} FHH3[n](FVH3[n])={.0105
9,.03288,―.03084,.18703,.
02798,.63088,―.71484,.230
37} BHL3[n](BVL3[n])={―.0105
9,.03288,.03084,―.18703,
―.02798,.63088,.71484,.23
037} BHL3[n](BVL3[n])={.23037,
―.71484,.63088,.02798,.18
703,―.03084,.03288,.0105
9} FHL1[n](FVL1[n]),FHL2[n]
(FVL2[n]),FHL3[n](FVL3
[n])はI.Daubechiesが “Ortho
normal Bases of Compactly
SupportedWavelets” (Comm
unications on Pure and Ap
pllied Mathematics、VOL.XL
I、909―996、1988)で具体的に示したフィ
ルタ係数を使用している。これにより、有限長のタップ
で逆ウェ−ブレット変換により信号を完全に再生でき、
またこれらフィルタの合成フィルタをなめらかな(微分
可能な)フィルタ係数特性をもたせることができる。
【0077】さらに、M.J.T.Smith、T.
P.Barnwell 3が “Exact Reco
nstruction Technique for
Tree―Strucured Subband Co
ders”で提唱している共役直交フィルタ(CQF)
の性質(数10)を用いてFHL*[n](BHL*
[n])(但し *=1,2,3)からFHH*[n]
(FVH*[n])とBHL*[n](BVL*
[n])とBHH*[n](BVH*[n])(但し
*=1,2,3)を決定している。
【0078】
【数10】 FHH*[n]=(−1)nFHL*[3−n] FVH*[n]=(−1)nFVL*[3−n] BHL*[n]=FHL*[3−n] BVL*[n]=VHL*[3−n] BHH*[n]=FHH*[3−n] BVH*[n]=VHH*[3−n] 但しn=0,1,2,3, 以上が図1に基づく本発明一実施例の説明であるが、次
に列挙するような変形も可能である。
【0079】本実施例では2分割(合成)フィルタFX
X1、FXX2、FXX3(xxはHL、HH、VL、
VH)をそれぞれ4タップ、6タップ、8タップとして
いるが、それぞれ2タップ、2タップ、4タップでも、
2タップ、4タップ、4タップでも、6タップ、4タッ
プ、4タップ、6タップでも4タップ、6タップ、6タ
ップでもFXX1のタップ数がFXX2または、FXX
3より短ければかまわない。数式11に、2タップフィ
ルタの例を示す。
【0080】
【数11】FHL*[n](FVL*[n])={.7
0710,.70710} FHH*[n](FVH*[n])={−.7071
0,.70710} BHL*[n](BVL*[n])={.7071
0,.70710} BHH*[n](BVH*[n])={.70710,
−.70710} 本実施例で用いているDaubechiesの示した係
数値のフィルタ(狭義のウェ−ブレットフィルタ)は合
成したフィルタの係数列がなめらかな関数となり、完全
可逆性をもち、直線位相性をもたないフィルタである
が、合成したフィルタの係数列がなめらかな関数となる
必要性は大きくない。
【0081】そこで制約性がより少なく、完全可逆性を
もち、直線位相性をもたないフィルタである共役ミラ−
フィルタ(Conjugate Quadrature
Filter)を代わりに用いてもかまわない。
【0082】またウェ−ブレットフィルタではフィルタ
のサイズ、量子化の大きさによっては歪みの発生が不均
一となりこれが視覚的に問題となる場合もある。そこで
完全に直交しない(相対的に圧縮効率が低い)が直線位
相性を持つ(歪みが不均一でない)双直交ウェ−ブレッ
トフィルタ(Biorthogonal Wavele
t Filter)を代わりに用いてもかまわない。
(双直交ウェ−ブレットフィルタについては、例えば、
チョン、相沢、斉藤、羽鳥の“Biorthogona
l Wavelet変換を用いた画像符号化の特性評
価”(D−135、1991年電子情報通信学会秋全
大)に記載。) またウェ−ブレットフィルタ、共役直交フィルでは直線
位相性を持たないため、フィルタのサイズ、量子化の大
きさによっては歪みの発生が不均一となりこれが視覚的
に問題となる場合もある。そこで完全可逆ではない(相
対的に画質劣化は多い)が直線位相性を持つ(歪みの発
生が均一)な直交ミラ−フィルタ(Quadratur
e Mirror Filter)用いてももかまわな
い。
【0083】本実施例では3階層に帯域を分割して10
個の帯域を得ているが、帯域分割数はこれより少なくて
も、多くてもかまわない。
【0084】2分割フィルタを再帰的に用いてオクタ−
ブ分割するして、低周波域のフィルタを合成している
が、各帯域の分割フィルタを別々に構成してもかまわな
い。この場合、本実施例と同一のフィルタバンクの特性
(1次元方向)を得るためには、FX1 × FX2の
フィルタのタップ数は14(>= 10=2×4+
2)、FX1 × FX2 × FX3のタップ数は4
2(>=22=2×10+2)となっていることが必要
である。(上記の括弧内の数字は4タップフィルタをト
リ−状にしてフィルタを合成したときのタップ数であ
る。) 一般的にはN+1個の帯域を帯域幅が高い方から1/
2、1/4、1/8、‥‥ 、1/2N、1/2Nの幅の
比率でオクタ−ブ分割するウェ−ブレット変換部におい
て周波数の高い方からn番目(n<N+1)の帯域を分
割するフィルタのタップ数をKnとする時、数式12を
満たすことが必要である。
【0085】
【数12】kn+1 ≧ 2×kn+k1 図2は、本発明の他の実施例に符号化装置および復号化
装置の構成図である。基本構成は上述実施例とほぼ同様
である。異なっているのは符号化制御部124がウェ−
ブレット変換部13、逆ウェ−ブレット変換部21、セ
ンタ−デッドゾ−ンテ−ブル16、量子化テ−ブル1
7、符号化テ−ブル18の制御を行なっている点であ
る。符号化制御部124以外の詳細は省略する。符号化
制御部には大別すると、高圧縮を実現する高圧縮モ−ド
と、高画質を実現する低圧縮モ−ドがある。符号化制御
部124により高圧縮モ−ド時にはセンタ−デッドゾ−
ンテ−ブル16におおきなセンタ−デッドゾ−ン閾値を
設定し、量子化テ−ブル17に大きな量子化係数を設定
し、ウェ−ブレット変換部13と逆ウェ−ブレット変換
部21においてオクタ−ブ分割(合成)を構成する2分
割(合成)フィルタのタップ数として短いタップ数を選
択し、符号化テ−ブルに高圧縮用のハフマン符号、復号
を設定する。符号化制御部124により低圧縮モ−ド時
にはセンタ−デッドゾ−ンテ−ブル16に小さなセンタ
−デッドゾ−ン値を設定し、量子化テ−ブル17に小さ
な量子化係数を設定し、ウェ−ブレット変換部13と逆
ウェ−ブレット変換部21においてオクタ−ブ分割(合
成)を構成する2分割(合成)フィルタのタップ数とし
て長いタップ数を選択し、符号化テ−ブルに低圧縮用の
ハフマン符号、復号を設定する。
【0086】この本発明の他の実施例によれば、高圧縮
時には画質劣化の発生範囲がエッジの近傍に集中するの
で、モスキ−トノイズを発生は視覚的にめだちにくくな
り、また低圧縮時には分割された帯域の係数の無相関性
が高まり、符号化の効率が高まる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ブバンド符号化手段の内部の2分割フィルタを再帰的に
用いて低周波域ほど細かく帯域を分割するオクタ−ブ分
割するフィルタバンク手段において、再帰的に用いる低
周波域の2分割(合成)フィルタのタップ数の方が高周
波域の2分割(合成)フィルタのタップ数よりも長いフ
ィルタバンクを備えた構成により、あるいは等価なフィ
ルタバンクを帯域別に別々のフィルタで構成して備える
ことにより、すべての2分割(合成)フィルタの長さが
等しいフィルタバンクを備えた構成よりに比べ、高周波
成分を多く含むエッジ部では量子化誤差の影響する範囲
が狭いため、モスキ−トノイズの発生を抑圧することが
できる。
【0088】同時に、低周波域のフィルタが急峻な帯域
遮断特性をもつため無相関化が高まり圧縮率が高くな
る。
【0089】また、高周波域の帯域の係数ほど粗く量子
化を行なう量子化手段を備えたことにより、量子化の誤
差の発生がよりエッジの近くに集中するため、モスキ−
トノイズの発生を抑制できる。
【0090】量子化係数が設定可能な量子化手段ととタ
ップ数の長さが調整可能な2分割(合成)手段と圧縮率
の高低が設定可能な符号化制御手段を備えて、前記制御
手段により高圧縮モ−ドでは量子化手段に大きな量子化
係数を設定し、かつフィルタバンクの2分割(合成)フ
ィルタのタップ数を短かくする。また、前記制御手段に
より低圧縮モ−ドでは量子化手段に小さな量子化係数を
設定し、かつフィルタバンクの2分割(合成)フィルタ
のタップ数を長くすることにより、画質劣化が目だちや
すい高圧縮モ−ドでは、高周波成分を多く含むエッジ部
では量子化誤差の影響する範囲が狭いため、モスキ−ト
ノイズの発生を抑圧する。また画質劣化が目だちにくい
低圧縮モ−ドでは、急峻な帯域遮断特性をもつため帯域
変換係数の無相関化が高まり圧縮率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明も一実施例による符号化装置および復号
化装置の構成図
【図2】本発明の他の実施例による符号化装置および復
号化装置の構成図
【図3】ウェ−ブレット変換部の構成図
【図4】ウェ−ブレット変換部による2次元空間周波数
帯域分割の説明図
【図5】ウェ−ブレット逆変換部の構成図
【図6】量子化器の構成図
【図7】逆量子化器の構成図
【図8】センタ−デッドゾ−ン型量子化のフロ−図
【図9】センタ−デッドゾ−ン型量子化の入力とセンタ
−デッドゾ−ン型量子化出力の関係を示す説明図
【図10】センタ−デッドゾ−ン逆型量子化のフロ−図
【図11】エントロピ−符号化のフロ−図
【図12】エントロピ−復号化のフロ−図
【図13】画像と量子化された各帯域変換係数の位置関
係を示す説明図
【図14】DC係数の符号化のフロ−図
【図15】DC係数の復号化のフロ−図
【図16】AC係数の符号化のフロ−図
【図17】AC係数の復号化のフロ−図
【図18】従来の符号化装置および復号化装置(国際標
準規格JPEG)の構成図
【図19】従来の構成におけるエントロピ−符号化のフ
ロ−図
【図20】従来の構成におけるエントロピ−復号化のフ
ロ−図
【図21】従来の構成におけるDC係数符号化のフロ−
【図22】従来の構成におけるDC係数復号化のフロ−
【図23】従来の構成におけるAC係数符号化のフロ−
【図24】従来の構成におけるAC係数復号化のフロ−
【符号の説明】
12 符号化器 13 ウェ−ブレット変換部 14 量子化器 15 エントロピ−符号化器 16 センタ−デッドゾ−ンデ−ブル 17 量子化テ−ブル 18 符号化テ−ブル 20 復号化器 21 逆ウェ−ブレット変換部 22 逆量子化器 23 エントロピ−復号化器 124 符号化制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2分割フィルタを再帰的に用いて信号の
    帯域を低周波域ほど細かく分割する帯域オクタ−ブ分割
    手段と、前記帯域オクタ−ブ分割手段の出力を量子化す
    る量子化手段と、前記量子化手段の出力をエントロピ−
    符号化するエントロピ−符号化手段とを備え、前記帯域
    オクタ−ブ分割手段により帯域を再帰的に分割していく
    低周波域の2分割フィルタのタップ数の方が高周波域の
    2分割フィルタのタップ数と等しいかあるいはより長く
    したことを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 符号をエントロピ−復号化するエントロ
    ピ−復号化手段と、前記エントロピ−復号手段の出力を
    逆量子化する逆量子化手段と、前記逆量子化手段の出力
    を2帯域合成フィルタを再帰的に用いて低周波域ほど細
    かく分割された帯域から全帯域を合成する帯域オクタ−
    ブ合成手段とを備え、帯域オクタ−ブ合成手段により再
    帰的に帯域を合成していく低周波域の2帯域合成フィル
    タのタップ数の方が高周波域の2帯域合成フィルタのタ
    ップ数と等しいかあるいはよりも長くしたことを特徴と
    する復号化装置。
  3. 【請求項3】 N+1個の帯域を周波数が高い方から1
    /2、1/4、1/8、…、1/2N、1/2Nの幅の比
    率で帯域分割する帯域オクタ−ブ分割手段と、前記帯域
    オクタ−ブ分割手段の出力を量子化する量子化手段と、
    前記量子化手段の出力をエントロピ−符号化するエント
    ロピ−符号化手段とを備え、前記帯域オクタ−ブ分割手
    段により周波数の高い方からn番目(n<N+1)の帯
    域を分割するフィルタのタップ数をKnとする時、kn+1
    ≧2・kn+k1を満たすことを特徴とする符号化装置。
  4. 【請求項4】 符号をエントロピ−復号化するエントロ
    ピ−復号化手段と、前記エントロピ−復号手段の出力を
    逆量子化する逆量子化手段と、前記逆量子化手段の出力
    のN+1個の帯域(帯域幅の比率は周波数が高い方から
    1/2、1/4、1/8、…、1/2N、1/2N)をオ
    クタ−ブ合成する帯域オクタ−ブ合成手段とを備え、前
    記帯域オクタ−ブ合成手段において周波数の高い方から
    n番目(n<N+1)の帯域を合成するフィルタのタッ
    プ数をKnとする時、kn+1≧2・kn+k1を満たすこと
    を特徴とする復号化装置。
  5. 【請求項5】 高周波域の帯域の係数ほど粗く量子化す
    る量子化手段を備えたことを特徴とする請求項1、3に
    記載の符号化装置。
  6. 【請求項6】 高周波域の帯域の係数ほど粗く逆量子化
    する逆量子化手段を有することを特徴とする請求項2、
    4に記載の復号化装置。
  7. 【請求項7】 量子化手段は複数個の1帯域量子化手段
    を有し、1帯域量子化手段は量子化係数の逆数を格納し
    た量子化係数の逆数格納手段と前記の入力した1つの帯
    域の信号を前記量子化係数逆数の格納手段に格納した量
    子化係数の逆数で乗算する乗算手段を備え、前記量子化
    係数の逆数は高周波域の帯域用のものほど小さな値を持
    つことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  8. 【請求項8】 逆量子化手段は複数個の1帯域逆量子化
    手段を有し、1帯域逆量子化手段は量子化係数を格納し
    た量子化係数格納手段と前記の入力した1つの帯域の信
    号を前記量子化係数格納手段に格納した量子化係数で乗
    算する乗算手段を備え、前記量子化係数は高周波域の帯
    域用のものほど大きな値を持つことを特徴とする請求項
    2記載の復号化装置。
  9. 【請求項9】 2分割フィルタ手段を再帰的に用いて信
    号を帯域を低周波域ほど細かく分割する帯域オクタ−ブ
    分割手段と、前記帯域オクタ−ブ分割手段の出力を量子
    化する量子化手段と、前記量子化手段の出力をエントロ
    ピ−符号化するエントロピ−符号化手段と、符号化制御
    手段とを備え、前記符号化制御手段の制御信号に応じ
    て、前記量子化手段の量子化の粗さと前記2分割フィル
    タのタップ数の長さとエントロピ−符号化手段の符号テ
    −ブルとを切り換えることを特徴とする符号化装置。
  10. 【請求項10】 符号をエントロピ−復号化するエント
    ロピ−復号化手段と、前記エントロピ−復号手段の出力
    を逆量子化する逆量子化手段と、前記逆量子化手段の出
    力を2帯域合成フィルタを再帰的に用いて低周波域ほど
    細かく分割された帯域から全帯域を合成する帯域オクタ
    −ブ合成手段と、符号化制御手段とを備え、前記符号化
    制御手段の制御信号に応じて、前記逆量子化手段の逆量
    子化の粗さと前記2帯域合成フィルタのタップ数の長さ
    とエントロピ−復号化手段の復号テ−ブルとを切り換え
    ることを特徴とする復号化装置。
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