JPH07202832A - 信号経路選択装置および番組電送システム - Google Patents
信号経路選択装置および番組電送システムInfo
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- JPH07202832A JPH07202832A JP5334197A JP33419793A JPH07202832A JP H07202832 A JPH07202832 A JP H07202832A JP 5334197 A JP5334197 A JP 5334197A JP 33419793 A JP33419793 A JP 33419793A JP H07202832 A JPH07202832 A JP H07202832A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は周波数分割多重信号を用いた通信シ
ステムにおいて、周波数帯域を有効利用することを目的
とする。 【構成】 周波数分割多重信号である下りデータ信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し複数系統の下りデ
ータ信号へ分配する下り方向周波数変換部103と、複
数の上り方向分配器104から出力される上りデータ信
号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し1系統の上り
データ信号へ混合する上り方向周波数変換部101と、
複数の上りデータ信号中の任意の周波数を他の周波数へ
変換し、複数系統の下りデータ信号へ分配する折り返し
方向周波数変換部102と、上り方向周波数変換部10
1と折り返し方向周波数変換部102と下り方向周波数
変換部103を制御するノード制御部106を備える。
ステムにおいて、周波数帯域を有効利用することを目的
とする。 【構成】 周波数分割多重信号である下りデータ信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し複数系統の下りデ
ータ信号へ分配する下り方向周波数変換部103と、複
数の上り方向分配器104から出力される上りデータ信
号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し1系統の上り
データ信号へ混合する上り方向周波数変換部101と、
複数の上りデータ信号中の任意の周波数を他の周波数へ
変換し、複数系統の下りデータ信号へ分配する折り返し
方向周波数変換部102と、上り方向周波数変換部10
1と折り返し方向周波数変換部102と下り方向周波数
変換部103を制御するノード制御部106を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数分割多重方式で
信号伝送を行なう通信システムで使用される信号経路選
択装置および複数の信号源から1つの伝送路を構成する
番組伝送システムに関するものである。
信号伝送を行なう通信システムで使用される信号経路選
択装置および複数の信号源から1つの伝送路を構成する
番組伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図33はCATV網などの周波数分割多
重方式で信号伝送を行なう通信システムの従来例であ
る。図33において、3301、3302、3303、
3304、3305、3306はそれぞれ信号の混合お
よび増幅を行なうノード1、ノード2、ノード3、ノー
ド4、ノード5、ノード6である。また、3307、3
308、3309、3310は、それぞれ端末1、端末
2、端末3、端末4である。3311はセンタである。
重方式で信号伝送を行なう通信システムの従来例であ
る。図33において、3301、3302、3303、
3304、3305、3306はそれぞれ信号の混合お
よび増幅を行なうノード1、ノード2、ノード3、ノー
ド4、ノード5、ノード6である。また、3307、3
308、3309、3310は、それぞれ端末1、端末
2、端末3、端末4である。3311はセンタである。
【0003】一般にCATV網では伝送線路として同軸
ケーブルを用いており、この同軸ケーブルの伝送周波数
を「高域」と「低域」とに分割して、それぞれを「下り
帯域」、「上り帯域」とし、この両帯域に属する一つの
搬送波を組み合わせて一つの通信路を構成し、双方向機
能を持たせている。
ケーブルを用いており、この同軸ケーブルの伝送周波数
を「高域」と「低域」とに分割して、それぞれを「下り
帯域」、「上り帯域」とし、この両帯域に属する一つの
搬送波を組み合わせて一つの通信路を構成し、双方向機
能を持たせている。
【0004】以降、本発明では、一つの通信路のうち上
り方向(端末からセンタへの通信)部分を上りチャネル
と呼び、下り方向(センタから端末への通信)部分を下
りチャネルと呼ぶ。また、単にチャネルと表記する場合
には、双方が含まれる。
り方向(端末からセンタへの通信)部分を上りチャネル
と呼び、下り方向(センタから端末への通信)部分を下
りチャネルと呼ぶ。また、単にチャネルと表記する場合
には、双方が含まれる。
【0005】CATV網の伝送路は図33のように樹枝
状網で構成されており、各端末が伝送路を部分的に共有
しあっている。このため、全伝送路に同一のチャネルを
割り当てると、ノードにおいて信号の衝突が起こる。こ
れを避けるために、端末が属する伝送路に対して固有の
チャネルを割り当てておく方法がよく使われる。
状網で構成されており、各端末が伝送路を部分的に共有
しあっている。このため、全伝送路に同一のチャネルを
割り当てると、ノードにおいて信号の衝突が起こる。こ
れを避けるために、端末が属する伝送路に対して固有の
チャネルを割り当てておく方法がよく使われる。
【0006】また、これらの通話路は、センタにおい
て、ヘッドエンドと呼ばれる装置によって「上りチャネ
ル」と「下りチャネル」との間の相互の周波数変換が行
われる。
て、ヘッドエンドと呼ばれる装置によって「上りチャネ
ル」と「下りチャネル」との間の相互の周波数変換が行
われる。
【0007】センタと端末の間で通信を行なう場合に
は、 (1)すべての端末にチャネルをあらかじめ割り当てて
おく方法 (2)センタが端末を順次ポーリングして発呼要求のあ
る端末に通信を許容する方法 (3)共通制御回線を通じて端末がセンタに発呼要求を
行い、使用する回線をセンタが許可あるいは指定をする
方法 (4)端末が常時回線の使用状況を監視していて空き回
線時に端末独自で通信を設定する方法 等の方法がある。
は、 (1)すべての端末にチャネルをあらかじめ割り当てて
おく方法 (2)センタが端末を順次ポーリングして発呼要求のあ
る端末に通信を許容する方法 (3)共通制御回線を通じて端末がセンタに発呼要求を
行い、使用する回線をセンタが許可あるいは指定をする
方法 (4)端末が常時回線の使用状況を監視していて空き回
線時に端末独自で通信を設定する方法 等の方法がある。
【0008】また、任意の端末間の通信でも、センタと
端末間の通信の場合と同様な方法でセンタとアクセスす
ることになる。
端末間の通信の場合と同様な方法でセンタとアクセスす
ることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成、および方法にはそれぞれ問題点がある。以下
でその説明をする。
来の構成、および方法にはそれぞれ問題点がある。以下
でその説明をする。
【0010】センタと端末の間で通信を行なう場合、あ
るいは任意の端末間での通信を行なう場合には、上記の
ように主に4つの方法が知られているが、問題点として
は、 (1)すべての端末にチャネルをあらかじめ割り当てて
おく方法では、端末数が扱えるチャネル数よりも多くな
った場合には、重複したチャネルを端末に割り当てる必
要が発生し、ノードでの衝突が避けられなくなる。
るいは任意の端末間での通信を行なう場合には、上記の
ように主に4つの方法が知られているが、問題点として
は、 (1)すべての端末にチャネルをあらかじめ割り当てて
おく方法では、端末数が扱えるチャネル数よりも多くな
った場合には、重複したチャネルを端末に割り当てる必
要が発生し、ノードでの衝突が避けられなくなる。
【0011】(2)センタが端末を順次ポーリングして
発呼要求のある端末に通信を許容する方法では、端末数
が多くなってきた場合に、端末が発呼要求をしてセンタ
からの許可がもらえるまでの平均待ち時間が非常に長く
なってしまう。
発呼要求のある端末に通信を許容する方法では、端末数
が多くなってきた場合に、端末が発呼要求をしてセンタ
からの許可がもらえるまでの平均待ち時間が非常に長く
なってしまう。
【0012】(3)共通制御回線を通じて端末がセンタ
に発呼要求を行い、使用する回線をセンタが許可あるい
は指定をする方法では、網全体で使用できるチャネル数
を有効に利用することは出来るが、次のようなことは不
可能である。その例を図33を用いて説明する。
に発呼要求を行い、使用する回線をセンタが許可あるい
は指定をする方法では、網全体で使用できるチャネル数
を有効に利用することは出来るが、次のようなことは不
可能である。その例を図33を用いて説明する。
【0013】まず、端末3(3309)が端末2(33
08)への通信を行なうためにセンタへ共通制御回線を
通じて発呼要求を出す。続いて、センタがチャネル1、
チャネル2を使っての通信を許可し、端末3(330
9)と端末2(3308)が通信を行なっている時、同
時に端末1(3307)から端末4(3310)への通
信をチャネル1、チャネル2を用いて行なうことはでき
ない。
08)への通信を行なうためにセンタへ共通制御回線を
通じて発呼要求を出す。続いて、センタがチャネル1、
チャネル2を使っての通信を許可し、端末3(330
9)と端末2(3308)が通信を行なっている時、同
時に端末1(3307)から端末4(3310)への通
信をチャネル1、チャネル2を用いて行なうことはでき
ない。
【0014】端末3(3309)および端末2(330
8)がチャネル1、チャネル2を使っているということ
は、網全体のチャネル1、チャネル2を使用しているこ
とに他ならないからである。ノードの持つ機能が周波数
分割多重信号を混合し、増幅するだけだからである。し
たがって、この方法においても周波数帯域の有効な利用
という点については完全ではない。
8)がチャネル1、チャネル2を使っているということ
は、網全体のチャネル1、チャネル2を使用しているこ
とに他ならないからである。ノードの持つ機能が周波数
分割多重信号を混合し、増幅するだけだからである。し
たがって、この方法においても周波数帯域の有効な利用
という点については完全ではない。
【0015】(4)端末が常時回線の使用状況を監視し
ていて空き回線時に端末独自で通信を設定する方法で
は、端末数が多くなった場合に、信号の衝突が発生しや
すくなり効率的な通信が行なえない。
ていて空き回線時に端末独自で通信を設定する方法で
は、端末数が多くなった場合に、信号の衝突が発生しや
すくなり効率的な通信が行なえない。
【0016】(5)従来のヘッドエンドでは、上りチャ
ネルによって受け取った信号を固定的な変換規則によっ
て下りチャネルへ変換することで、信号を折り返してい
る。上りチャネルによって受け取った信号を下りチャネ
ルへ折り返す時に、その下りチャネルが使用中の場合、
他の下りチャネルが空いていてもその空きチャネルへ折
り返すことができない。任意の上りチャネルの信号を任
意の下りチャネルへ周波数変換する機能を持たないため
であり、チャネルを有効に使用することができないこと
になる。等があげられる。
ネルによって受け取った信号を固定的な変換規則によっ
て下りチャネルへ変換することで、信号を折り返してい
る。上りチャネルによって受け取った信号を下りチャネ
ルへ折り返す時に、その下りチャネルが使用中の場合、
他の下りチャネルが空いていてもその空きチャネルへ折
り返すことができない。任意の上りチャネルの信号を任
意の下りチャネルへ周波数変換する機能を持たないため
であり、チャネルを有効に使用することができないこと
になる。等があげられる。
【0017】上記のようにいずれの方法においても、ノ
ードおよびヘッドエンドの機能が十分でないため、チャ
ネルの有効利用が行えていない。また、複数の信号源か
ら一つの伝送路を構成する番組伝送システムにおいても
同様の課題を有する。
ードおよびヘッドエンドの機能が十分でないため、チャ
ネルの有効利用が行えていない。また、複数の信号源か
ら一つの伝送路を構成する番組伝送システムにおいても
同様の課題を有する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の第1の手段は、周波数分割多重信号を複数系
統の周波数分割多重信号へ分配する分配器と、複数系統
の周波数分割多重信号中の任意の周波数を他の周波数へ
変換し1系統の周波数分割多重信号へ混合する上り方向
周波数変換部と、前記上り方向周波数変換部を、制御信
号を元に制御するノード制御部を備えた構成を有してい
る。
に本発明の第1の手段は、周波数分割多重信号を複数系
統の周波数分割多重信号へ分配する分配器と、複数系統
の周波数分割多重信号中の任意の周波数を他の周波数へ
変換し1系統の周波数分割多重信号へ混合する上り方向
周波数変換部と、前記上り方向周波数変換部を、制御信
号を元に制御するノード制御部を備えた構成を有してい
る。
【0019】本発明の第2の手段は、周波数分割多重信
号を複数系統の周波数分割多重信号へ分配する分配器
と、複数の周波数分割多重信号中の任意の周波数を他の
周波数へ変換し1系統の周波数分割多重信号へ混合する
上り方向周波数変換部と、複数の周波数分割多重信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し、複数系統の周波
数分割多重信号へ分配する折り返し方向周波数変換部
と、複数系統の周波数分割多重信号を混合する混合器
と、前記上り方向周波数選択部と前記折り返し方向周波
数変換部を、制御信号を元に制御するノード制御部を備
えた構成を有している。
号を複数系統の周波数分割多重信号へ分配する分配器
と、複数の周波数分割多重信号中の任意の周波数を他の
周波数へ変換し1系統の周波数分割多重信号へ混合する
上り方向周波数変換部と、複数の周波数分割多重信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し、複数系統の周波
数分割多重信号へ分配する折り返し方向周波数変換部
と、複数系統の周波数分割多重信号を混合する混合器
と、前記上り方向周波数選択部と前記折り返し方向周波
数変換部を、制御信号を元に制御するノード制御部を備
えた構成を有している。
【0020】本発明の第3の手段は、周波数分割多重信
号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し複数系統の周
波数分割多重信号へ分配する下り方向周波数変換部と、
周波数分割多重信号を複数系統の周波数分割多重信号へ
分配する分配器と、周波数分割多重信号中の任意の周波
数を他の周波数へ変換し1系統の周波数分割多重信号へ
混合する上り方向周波数変換部と、周波数分割多重信号
中の任意の周波数を他の周波数へ変換し、複数系統の周
波数分割多重信号へ分配する折り返し方向周波数変換部
と、複数系統の周波数分割多重信号を混合する混合器
と、前記上り方向周波数変換部と前記折り返し方向周波
数変換部と前記下り方向周波数変換部を、制御信号を元
に制御するノード制御部を備えた構成を有している。
号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し複数系統の周
波数分割多重信号へ分配する下り方向周波数変換部と、
周波数分割多重信号を複数系統の周波数分割多重信号へ
分配する分配器と、周波数分割多重信号中の任意の周波
数を他の周波数へ変換し1系統の周波数分割多重信号へ
混合する上り方向周波数変換部と、周波数分割多重信号
中の任意の周波数を他の周波数へ変換し、複数系統の周
波数分割多重信号へ分配する折り返し方向周波数変換部
と、複数系統の周波数分割多重信号を混合する混合器
と、前記上り方向周波数変換部と前記折り返し方向周波
数変換部と前記下り方向周波数変換部を、制御信号を元
に制御するノード制御部を備えた構成を有している。
【0021】本発明の第4の手段は、周波数分割多重信
号である下りデータ信号中の任意の周波数を他の周波数
へ変換して出力する下り方向周波数変換部と、入力され
た受信要求信号に基づき、動的に前記下り方向周波数変
換部の周波数を制御する制御手段を備えている。
号である下りデータ信号中の任意の周波数を他の周波数
へ変換して出力する下り方向周波数変換部と、入力され
た受信要求信号に基づき、動的に前記下り方向周波数変
換部の周波数を制御する制御手段を備えている。
【0022】また、本発明の番組伝送システムは、伝送
路に伝送されている番組名と番組が多重されている周波
数と番組の信号源と含む管理テーブルと前記伝送路に接
続された端末からの番組受信要求に基づき伝送路への番
組の出力を要求する周波数管理装置と、前記周波数管理
装置からの番組出力要求に基づき複数の周波数分割多重
された信号源を周波数変換する信号経路選択装置を備え
たものである。
路に伝送されている番組名と番組が多重されている周波
数と番組の信号源と含む管理テーブルと前記伝送路に接
続された端末からの番組受信要求に基づき伝送路への番
組の出力を要求する周波数管理装置と、前記周波数管理
装置からの番組出力要求に基づき複数の周波数分割多重
された信号源を周波数変換する信号経路選択装置を備え
たものである。
【0023】
【作用】この構成によって、 (1)端末間での通信の場合、必ずしもセンタにヘッド
エンドを介して通信を行う必要はなくなり、適切なノー
ドで信号のフィルタリングを行うことにより、網全体の
チャネルの有効利用を行うこと。
エンドを介して通信を行う必要はなくなり、適切なノー
ドで信号のフィルタリングを行うことにより、網全体の
チャネルの有効利用を行うこと。
【0024】(2)ノードおよびヘッドエンドが周波数
変換機能を持つことになり、上記の問題点が解決され、
さらにチャネルの有効利用を行うこと。
変換機能を持つことになり、上記の問題点が解決され、
さらにチャネルの有効利用を行うこと。
【0025】(3)センタがチャネルの一括管理を行
い、チャネルの最適なスケジューリングを行うようにす
ることで、ノード、およびヘッドエンドにあるフィルタ
リング部、および周波数変換部をセンタが最適に制御す
ること等が可能となる。
い、チャネルの最適なスケジューリングを行うようにす
ることで、ノード、およびヘッドエンドにあるフィルタ
リング部、および周波数変換部をセンタが最適に制御す
ること等が可能となる。
【0026】また、限られた周波数帯域内に、複数の信
号源からの番組を動的に周波数分割多重することが可能
となる。
号源からの番組を動的に周波数分割多重することが可能
となる。
【0027】
(実施例1)本実施例は、本発明の信号経路選択装置を
従来のCATV網に対して適応した通信システムの場合
についてである。以下では、本発明の信号経路選択装置
を従来のノードに適応し、それを「ノード装置」と記述
する。また、上りデータ信号、あるいは下りデータ信号
は、周波数分割多重信号である。
従来のCATV網に対して適応した通信システムの場合
についてである。以下では、本発明の信号経路選択装置
を従来のノードに適応し、それを「ノード装置」と記述
する。また、上りデータ信号、あるいは下りデータ信号
は、周波数分割多重信号である。
【0028】以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図2は本発明の第1の実施例
の構成を示すブロック図である。上りデータ信号204
aと下りデータ信号204bと上り制御信号208aと
下り制御信号208bの4つの信号で1組であり、これ
らの信号が他の下り方向のノード装置あるいは端末装置
と接続されることになる。
を参照しながら説明する。図2は本発明の第1の実施例
の構成を示すブロック図である。上りデータ信号204
aと下りデータ信号204bと上り制御信号208aと
下り制御信号208bの4つの信号で1組であり、これ
らの信号が他の下り方向のノード装置あるいは端末装置
と接続されることになる。
【0029】また同様に、上りデータ信号205aと下
りデータ信号205bと上り制御信号209aと下り制
御信号209bの4つの信号は、他の下り方向のノード
装置あるいは端末装置と接続される。
りデータ信号205bと上り制御信号209aと下り制
御信号209bの4つの信号は、他の下り方向のノード
装置あるいは端末装置と接続される。
【0030】また、上りデータ信号207aと下りデー
タ信号207bと上り制御信号210aと下り制御信号
210bの4つの信号は、上り方向のノード装置あるい
はヘッドエンドと接続される。
タ信号207bと上り制御信号210aと下り制御信号
210bの4つの信号は、上り方向のノード装置あるい
はヘッドエンドと接続される。
【0031】201は上り方向周波数変換部である。上
り方向周波数変換部201は、上りデータ信号204a
と上りデータ信号205aを入力とし、それらの信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し、混合して、上り
データ信号207aとして出力する。上り方向周波数変
換部201は、図3に示すような構造となっている。図
3については後述する。
り方向周波数変換部201は、上りデータ信号204a
と上りデータ信号205aを入力とし、それらの信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し、混合して、上り
データ信号207aとして出力する。上り方向周波数変
換部201は、図3に示すような構造となっている。図
3については後述する。
【0032】202は下り方向分配器である。下り方向
分配器202は、下りデータ信号207bを入力とし、
その信号を分配して、下りデータ信号204bおよび下
りデータ信号205bとして出力する。203はノード
制御部である。ノード制御部203は、以下のような動
作を行う。
分配器202は、下りデータ信号207bを入力とし、
その信号を分配して、下りデータ信号204bおよび下
りデータ信号205bとして出力する。203はノード
制御部である。ノード制御部203は、以下のような動
作を行う。
【0033】(1)上り制御信号208aあるいは上り
制御信号209aが処理すべき制御信号でない場合に
は、その制御信号は上り制御信号210aとして、上り
方向にあるノード装置あるいはヘッドエンドへ伝えられ
る。処理すべき制御信号である場合には、その制御信号
を元に上り方向周波数変換部201を制御するための信
号を生成し、上り方向周波数変換部201へ送る。
制御信号209aが処理すべき制御信号でない場合に
は、その制御信号は上り制御信号210aとして、上り
方向にあるノード装置あるいはヘッドエンドへ伝えられ
る。処理すべき制御信号である場合には、その制御信号
を元に上り方向周波数変換部201を制御するための信
号を生成し、上り方向周波数変換部201へ送る。
【0034】(2)下り制御信号210bが処理すべき
制御信号でない場合には、その信号は下り制御信号20
8bあるいは下り制御信号209bとして、下り方向に
あるノード装置あるいは端末装置に送られる。処理すべ
き制御信号である場合には、その制御信号を元に上り方
向周波数変換部201を制御するための信号を生成し、
上り方向周波数変換部201へ送る。
制御信号でない場合には、その信号は下り制御信号20
8bあるいは下り制御信号209bとして、下り方向に
あるノード装置あるいは端末装置に送られる。処理すべ
き制御信号である場合には、その制御信号を元に上り方
向周波数変換部201を制御するための信号を生成し、
上り方向周波数変換部201へ送る。
【0035】図3を用いて上り方向周波数変換部201
について説明する。301aおよび301bは分配器で
あり、それぞれ入力305aと入力305bを入力と
し、それらを分配して出力する。302は混合器であ
り、複数系統の入力信号を混合して出力306として出
力する。
について説明する。301aおよび301bは分配器で
あり、それぞれ入力305aと入力305bを入力と
し、それらを分配して出力する。302は混合器であ
り、複数系統の入力信号を混合して出力306として出
力する。
【0036】304a(1)、304a(2)、、、3
04a(n)および、304b(1)、304b
(2)、、、304b(n)は周波数変換器であり、任
意の1周波数帯であるチャネルを他の周波数帯のチャネ
ルへ変換することができる。308は周波数変換器制御
信号であり、周波数変換器304a(1)、304a
(2)、、、304a(n)および、304b(1)、
304b(2)、、、304b(n)のそれぞれが変換
する周波数を制御する。各周波数変換器が、入力として
どの周波数を選択するかということと、出力としてどの
周波数を選択するかということを、周波数変換器制御信
号308により制御する。
04a(n)および、304b(1)、304b
(2)、、、304b(n)は周波数変換器であり、任
意の1周波数帯であるチャネルを他の周波数帯のチャネ
ルへ変換することができる。308は周波数変換器制御
信号であり、周波数変換器304a(1)、304a
(2)、、、304a(n)および、304b(1)、
304b(2)、、、304b(n)のそれぞれが変換
する周波数を制御する。各周波数変換器が、入力として
どの周波数を選択するかということと、出力としてどの
周波数を選択するかということを、周波数変換器制御信
号308により制御する。
【0037】303a(1)、303a(2)、、、3
03a(n)および、303b(1)、303b
(2)、、、303b(n)はスイッチ(SW)であ
り、これらのSWにより周波数変換器から出力された信
号を混合器302へ送るかどうかを決定する。307は
SW制御信号であり、SW303a(1)、303a
(2)、、、303a(n)および、303b(1)、
303b(2)、、、303b(n)のそれぞれのオン
/オフを制御する。SW制御信号によりSWがオンにさ
れると、周波数変換器から出力された信号を混合器30
2へ送ることになり、SWがオフにされると、周波数変
換器から出力された信号を混合器302へは送らないこ
とになる。SW制御信号307および周波数変換器制御
信号308は、ノード制御部203より送られてくる制
御信号である。
03a(n)および、303b(1)、303b
(2)、、、303b(n)はスイッチ(SW)であ
り、これらのSWにより周波数変換器から出力された信
号を混合器302へ送るかどうかを決定する。307は
SW制御信号であり、SW303a(1)、303a
(2)、、、303a(n)および、303b(1)、
303b(2)、、、303b(n)のそれぞれのオン
/オフを制御する。SW制御信号によりSWがオンにさ
れると、周波数変換器から出力された信号を混合器30
2へ送ることになり、SWがオフにされると、周波数変
換器から出力された信号を混合器302へは送らないこ
とになる。SW制御信号307および周波数変換器制御
信号308は、ノード制御部203より送られてくる制
御信号である。
【0038】また、入力305aは上りデータ信号20
4aに、入力305bは上りデータ信号205aに、出
力306は上りデータ信号207aにそれぞれ対応す
る。
4aに、入力305bは上りデータ信号205aに、出
力306は上りデータ信号207aにそれぞれ対応す
る。
【0039】次に、本実施例のノード装置を用いた通信
システムの例を図4に示し、その動作について詳しく説
明する。402は信号経路決定部であり、図4で示され
る通信システムで行われるすべての通信の経路を決定す
る。図5に信号経路決定部402の構造を示す。図5に
ついては後述する。
システムの例を図4に示し、その動作について詳しく説
明する。402は信号経路決定部であり、図4で示され
る通信システムで行われるすべての通信の経路を決定す
る。図5に信号経路決定部402の構造を示す。図5に
ついては後述する。
【0040】401はヘッドエンドであり、基本的には
従来のCATV網で使用されているものである。しか
し、ノード装置から入力された上り制御信号を信号経路
決定部402へ送り、その後信号経路決定部からの制御
信号を下り制御信号として下り方向の各ノード装置へ送
る機能を持つ点が異なっている。403、404はノー
ド装置である。405、406、407、408は端末
装置である。端末装置405、406、407、408
は、1つの上りチャネルへの変調と1つの下りチャネル
からの復調を行う機能を持ち、さらに、1つの上り制御
信号を上り方向にあるノード装置へ送出する機能と1つ
の下り制御信号を上り方向の制御装置から受け取る機能
を持っている。
従来のCATV網で使用されているものである。しか
し、ノード装置から入力された上り制御信号を信号経路
決定部402へ送り、その後信号経路決定部からの制御
信号を下り制御信号として下り方向の各ノード装置へ送
る機能を持つ点が異なっている。403、404はノー
ド装置である。405、406、407、408は端末
装置である。端末装置405、406、407、408
は、1つの上りチャネルへの変調と1つの下りチャネル
からの復調を行う機能を持ち、さらに、1つの上り制御
信号を上り方向にあるノード装置へ送出する機能と1つ
の下り制御信号を上り方向の制御装置から受け取る機能
を持っている。
【0041】また、ヘッドエンドは、上りチャネルの1
チャネルを下りチャネルの1チャネルへ、上りチャネル
の2チャネルを下りチャネルの2チャネルへと言うよう
に単純な周波数の変換を行う。
チャネルを下りチャネルの1チャネルへ、上りチャネル
の2チャネルを下りチャネルの2チャネルへと言うよう
に単純な周波数の変換を行う。
【0042】ノード装置A403とヘッドエンド401
は、上りデータ信号413a、下りデータ信号413
b、上り制御信号419a、下り制御信号419bによ
って接続されている。
は、上りデータ信号413a、下りデータ信号413
b、上り制御信号419a、下り制御信号419bによ
って接続されている。
【0043】同様に、ノード装置B404とヘッドエン
ド401は、上りデータ信号414a、下りデータ信号
414b、上り制御信号420a、下り制御信号420
bによって接続されている。
ド401は、上りデータ信号414a、下りデータ信号
414b、上り制御信号420a、下り制御信号420
bによって接続されている。
【0044】ノード装置A403と端末装置A405
は、上りデータ信号409a、下りデータ信号409
b、上り制御信号415a、下り制御信号415bによ
って接続されている。
は、上りデータ信号409a、下りデータ信号409
b、上り制御信号415a、下り制御信号415bによ
って接続されている。
【0045】また、他のノード装置と端末装置の間も同
様に4つの信号によって接続されている。
様に4つの信号によって接続されている。
【0046】ノード装置A403、ノード装置B40
4、ヘッドエンド401の左側の入出力系統のことを下
り方向A、右側の入出力系統のことを下り方向Bと以下
では記述することにする。
4、ヘッドエンド401の左側の入出力系統のことを下
り方向A、右側の入出力系統のことを下り方向Bと以下
では記述することにする。
【0047】図5を用いて信号経路決定部の説明をす
る。501は信号経路決定部である。504は管理テー
ブルであり信号経路の決定を行うための情報を、端末装
置情報管理テーブル、通信情報管理テーブル、ノード装
置情報管理テーブルにより記憶している。503は最適
化部であり、信号経路を決定するための情報を入力と
し、その入力を元に最適な経路を決定する。最適化部5
03で行う最適化は、「岩波講座ソフトウェア科学 ア
ルゴリズムとデータ構造」、岩波書店、石畑清 著の
p.260からp.276に記述されているような最短
経路問題に帰着することができる。
る。501は信号経路決定部である。504は管理テー
ブルであり信号経路の決定を行うための情報を、端末装
置情報管理テーブル、通信情報管理テーブル、ノード装
置情報管理テーブルにより記憶している。503は最適
化部であり、信号経路を決定するための情報を入力と
し、その入力を元に最適な経路を決定する。最適化部5
03で行う最適化は、「岩波講座ソフトウェア科学 ア
ルゴリズムとデータ構造」、岩波書店、石畑清 著の
p.260からp.276に記述されているような最短
経路問題に帰着することができる。
【0048】各ノード装置、ヘッドエンド、各端末装置
をグラフ理論の節点と考えれば、端末装置間の通信路を
決定するのは、節点間の最短経路を求めるのと等価と考
えられるからである。502は経路制御部であり、最適
化部503および管理テーブル504の制御と、ヘッド
エンドとの信号のやり取りを行う。経路制御部502は
ヘッドエンドから受け取った制御信号を元に、管理テー
ブル504から経路の決定に必要な情報を取り出し、最
適化部503へ送る。次に、最適化部503で決定され
た信号経路の制御情報を得て、その情報を管理テーブル
504へ記録する。最後に、信号経路の制御情報をヘッ
ドエンドへと送る。
をグラフ理論の節点と考えれば、端末装置間の通信路を
決定するのは、節点間の最短経路を求めるのと等価と考
えられるからである。502は経路制御部であり、最適
化部503および管理テーブル504の制御と、ヘッド
エンドとの信号のやり取りを行う。経路制御部502は
ヘッドエンドから受け取った制御信号を元に、管理テー
ブル504から経路の決定に必要な情報を取り出し、最
適化部503へ送る。次に、最適化部503で決定され
た信号経路の制御情報を得て、その情報を管理テーブル
504へ記録する。最後に、信号経路の制御情報をヘッ
ドエンドへと送る。
【0049】図6は管理テーブル504の内容を示す図
である。601は端末装置情報管理テーブルであり、テ
ーブル中には、 (1)端末名:端末の名称 (2)上りチャネル:端末が変調できるチャネル (3)下りチャネル:端末が復調できるチャネル (4)接続先ノード名:端末が接続されているノード装
置名 の4つの項目が含まれる。
である。601は端末装置情報管理テーブルであり、テ
ーブル中には、 (1)端末名:端末の名称 (2)上りチャネル:端末が変調できるチャネル (3)下りチャネル:端末が復調できるチャネル (4)接続先ノード名:端末が接続されているノード装
置名 の4つの項目が含まれる。
【0050】602は通信情報管理テーブルであり、テ
ーブル中には、 (1)通信番号:各通信に対して一意に付けれた番号 (2)送信元端末名:送信元の端末の名称 (3)送信先端末名:送信先の端末の名称 (4)属性:通信に対して要求されている属性 属性には、アナログ(アナログ信号のみを使用して通信
を行う)、ディジタル(ディジタル信号のみを使用して
通信を行う)、複合(アナログ信号、ディジタル信号を
複合して通信を行う)等がある。以上の4つの項目が含
まれる。
ーブル中には、 (1)通信番号:各通信に対して一意に付けれた番号 (2)送信元端末名:送信元の端末の名称 (3)送信先端末名:送信先の端末の名称 (4)属性:通信に対して要求されている属性 属性には、アナログ(アナログ信号のみを使用して通信
を行う)、ディジタル(ディジタル信号のみを使用して
通信を行う)、複合(アナログ信号、ディジタル信号を
複合して通信を行う)等がある。以上の4つの項目が含
まれる。
【0051】603はノード装置情報管理テーブルであ
り、テーブル中には、 (1)ノード名:ノードの名称 (2)上り方向(出力) [1]チャネル情報 ・チャネル:上り方向へ出力されるチャネル番号 ・状態:チャネルの状態を表す。
り、テーブル中には、 (1)ノード名:ノードの名称 (2)上り方向(出力) [1]チャネル情報 ・チャネル:上り方向へ出力されるチャネル番号 ・状態:チャネルの状態を表す。
【0052】状態には、使用中、未使用、通信不能等が
ある。 ・通信番号:通信情報管理テーブル602の通信番号の
項目と同一 ・属性:通信情報管理テーブル602の属性の項目と同
一 [2]接続先:接続先の名称 (3)上り方向(入力) [1]チャネル情報 ・チャネル:上り方向から入力されるチャネル番号 他の小項目に関しては、上り方向(出力)と同一であ
る。
ある。 ・通信番号:通信情報管理テーブル602の通信番号の
項目と同一 ・属性:通信情報管理テーブル602の属性の項目と同
一 [2]接続先:接続先の名称 (3)上り方向(入力) [1]チャネル情報 ・チャネル:上り方向から入力されるチャネル番号 他の小項目に関しては、上り方向(出力)と同一であ
る。
【0053】(4)下り方向A(出力) [1]チャネル情報 ・チャネル:下り方向Aへ出力されるチャネル番号 他の小項目に関しては、上り方向(出力)と同一であ
る。
る。
【0054】(5)下り方向A(入力) [1]チャネル情報 ・チャネル:下り方向Aから入力されるチャネル番号 他の小項目に関しては、上り方向(出力)と同一であ
る。
る。
【0055】(6)下り方向B(出力) [1]チャネル情報 ・チャネル:下り方向Bへ出力されるチャネル番号 他の小項目に関しては、上り方向(出力)と同一であ
る。
る。
【0056】(7)下り方向B(入力) [1]チャネル情報 ・チャネル:下り方向Bから入力されるチャネル番号 他の小項目に関しては、上り方向(出力)と同一であ
る。
る。
【0057】の7つの項目が含まれる。図7は、制御信
号のフォーマットである。制御信号には、端末装置とノ
ード装置、端末装置とヘッドエンド、ヘッドエンドとノ
ード装置、ノード装置とノード装置、端末装置と端末装
置の間等で送受信されるものがある。これらの制御信号
は、2通りのフォーマットによって実現される。
号のフォーマットである。制御信号には、端末装置とノ
ード装置、端末装置とヘッドエンド、ヘッドエンドとノ
ード装置、ノード装置とノード装置、端末装置と端末装
置の間等で送受信されるものがある。これらの制御信号
は、2通りのフォーマットによって実現される。
【0058】(1)通信要求データフォーマット 端末装置が通信要求を送る場合に使用する。
【0059】・宛先:通信要求を送る宛先 ・送信元端末名:送信元の端末名 ・送信先端末名:送信先の端末名 ・属性:通信情報管理テーブル602の属性の項目と同
一 (2)ノード制御データフォーマット ヘッドエンドがノード装置や端末装置に対して制御信号
を送る場合、ノード装置がノード装置や端末装置に対し
て制御信号を送る場合、端末装置が端末装置やノード装
置に制御信号を送る場合に使用する。
一 (2)ノード制御データフォーマット ヘッドエンドがノード装置や端末装置に対して制御信号
を送る場合、ノード装置がノード装置や端末装置に対し
て制御信号を送る場合、端末装置が端末装置やノード装
置に制御信号を送る場合に使用する。
【0060】・宛先:ノード制御データを送る宛先 ・入力系統: [1]宛先がノード装置の場合 上り方向(入力)、下り方向A(入力)、下り方向B
(入力)のいずれかを指定する。
(入力)のいずれかを指定する。
【0061】[2]宛先が端末装置の場合 意味なし ・入力チャネル: [1]宛先がノード装置の場合 上記の入力系統で指定されたものに入力されているチャ
ネルのうち、どのチャネルを選択するかを指定する。
ネルのうち、どのチャネルを選択するかを指定する。
【0062】[2]宛先が端末装置の場合 下りチャネルのうちどのチャネルを選択するかを決定す
る。
る。
【0063】・出力系統: [1]宛先がノード装置の場合 上り方向(出力)、下り方向A(出力)、下り方向B
(出力)のいずれかを指定する。
(出力)のいずれかを指定する。
【0064】[2]宛先が端末装置の場合 意味なし ・出力チャネル: [1]宛先がノード装置の場合 上記の出力系統で指定されたものから出力されているチ
ャネルのうち、 どのチャネルを選択するかを
指定する。
ャネルのうち、 どのチャネルを選択するかを
指定する。
【0065】[2]宛先が端末装置の場合 上りチャネルのうちどのチャネルを選択するかを決定す
る。
る。
【0066】図8、図9、図10は、図4の通信システ
ムの管理テーブルの初期状態の例を示すものである。
ムの管理テーブルの初期状態の例を示すものである。
【0067】801は、端末管理情報管理テーブルであ
る。端末装置A405の場合、「端末名」は「端末装置
A」、「上りチャネル」が「1」、「下りチャネル」が
「1」、「接続先ノード名」が「ノード装置A」であ
る。したがって、端末装置A405は、上りチャネル1
へ変調する機能と、下りチャネル1から復調する機能を
持ち、ノード装置A403に接続されている。以下も同
様である。
る。端末装置A405の場合、「端末名」は「端末装置
A」、「上りチャネル」が「1」、「下りチャネル」が
「1」、「接続先ノード名」が「ノード装置A」であ
る。したがって、端末装置A405は、上りチャネル1
へ変調する機能と、下りチャネル1から復調する機能を
持ち、ノード装置A403に接続されている。以下も同
様である。
【0068】802は、通信情報管理テーブルである。
初期状態では通信が行われていないので、通信情報管理
テーブル802は情報を保持していない。
初期状態では通信が行われていないので、通信情報管理
テーブル802は情報を保持していない。
【0069】901は、ノード装置A403に関するノ
ード装置情報管理テーブルである。上り方向(出力)系
統に関しては、チャネル情報の「チャネル」は、「1、
2、3、4」であり、「状態」はすべて「未使用」であ
り、「通信番号」は空欄であり、「属性」はすべて「ア
ナログ」である。また、「接続先」は「ヘッドエンド」
である。したがって、ノード装置A403は、上り方向
(出力)系統に関して、出力可能なチャネルは1、2、
3、4チャネルであり、各チャネルはアナログにより通
信を行なっており、また、初期状態なので状態は未使
用、通信番号は空欄になっている。上り方向(入力)系
統も上り方向(出力)系統と同様である。
ード装置情報管理テーブルである。上り方向(出力)系
統に関しては、チャネル情報の「チャネル」は、「1、
2、3、4」であり、「状態」はすべて「未使用」であ
り、「通信番号」は空欄であり、「属性」はすべて「ア
ナログ」である。また、「接続先」は「ヘッドエンド」
である。したがって、ノード装置A403は、上り方向
(出力)系統に関して、出力可能なチャネルは1、2、
3、4チャネルであり、各チャネルはアナログにより通
信を行なっており、また、初期状態なので状態は未使
用、通信番号は空欄になっている。上り方向(入力)系
統も上り方向(出力)系統と同様である。
【0070】下り方向A(入力)系統に関しては、チャ
ネル情報の「チャネル」は、「1」であり、「状態」は
「未使用」であり、「通信番号」は空欄であり、「属
性」は「アナログ」である。また、「接続先」は「端末
装置A」である。したがって、ノード装置A403は、
下り方向(入力)系統に関して、入力可能なチャネルは
チャネル1であり、チャネル1はアナログにより通信を
行なっており、また、初期状態なので状態は未使用、通
信番号は空欄になっている。
ネル情報の「チャネル」は、「1」であり、「状態」は
「未使用」であり、「通信番号」は空欄であり、「属
性」は「アナログ」である。また、「接続先」は「端末
装置A」である。したがって、ノード装置A403は、
下り方向(入力)系統に関して、入力可能なチャネルは
チャネル1であり、チャネル1はアナログにより通信を
行なっており、また、初期状態なので状態は未使用、通
信番号は空欄になっている。
【0071】下り方向A(出力)系統と下り方向B(入
力)系統と下り方向B(出力)系統は、下り方向A(入
力)系統と同様である。1001は、ノード装置B40
4に関するノード装置管理テーブルである。内容に関し
ては、ノード装置情報管理テーブル901と同様であ
る。
力)系統と下り方向B(出力)系統は、下り方向A(入
力)系統と同様である。1001は、ノード装置B40
4に関するノード装置管理テーブルである。内容に関し
ては、ノード装置情報管理テーブル901と同様であ
る。
【0072】図4の通信システムにおいて、実際どのよ
うに通信が行われるかを図4、図5、図11、図12、
図13、図14、図15、図16を使用して具体的に説
明する。
うに通信が行われるかを図4、図5、図11、図12、
図13、図14、図15、図16を使用して具体的に説
明する。
【0073】最初に、端末装置A405と端末装置C4
07との通信を行なう場合を説明する。通信は以下のよ
うな手順で行われる。
07との通信を行なう場合を説明する。通信は以下のよ
うな手順で行われる。
【0074】(1)端末装置Aが、通信要求データフォ
ーマットにしたがって、通信要求データを作成する。そ
の通信要求データは、図11中の通信要求データ110
1のようになる。通信要求データ1101は、ヘッドエ
ンド401に対して、端末装置A405と端末装置C4
07との間で、アナログ信号のみを使用して通信路を設
定するように要求をすることを意味している。
ーマットにしたがって、通信要求データを作成する。そ
の通信要求データは、図11中の通信要求データ110
1のようになる。通信要求データ1101は、ヘッドエ
ンド401に対して、端末装置A405と端末装置C4
07との間で、アナログ信号のみを使用して通信路を設
定するように要求をすることを意味している。
【0075】(2)通信要求データ1101を上り制御
信号415aとして送信する。その後ノード装置A40
3を介し、上り制御信号419aとなり、最後にヘッド
エンド401に、通信要求データ1101が到着する。
信号415aとして送信する。その後ノード装置A40
3を介し、上り制御信号419aとなり、最後にヘッド
エンド401に、通信要求データ1101が到着する。
【0076】(3)ヘッドエンド401は、到着した通
信要求データ1101を信号経路決定部402へ送る。
信要求データ1101を信号経路決定部402へ送る。
【0077】(4)信号経路決定部402は、通信要求
データ1101と、管理テーブル504を元に最適化部
503により、最適な通信経路を決定する。通信経路決
定後の管理テーブル504の内容は、通信情報管理テー
ブル1102、ノード装置情報管理テーブル1201、
ノード装置情報管理テーブル1301のようになる。
データ1101と、管理テーブル504を元に最適化部
503により、最適な通信経路を決定する。通信経路決
定後の管理テーブル504の内容は、通信情報管理テー
ブル1102、ノード装置情報管理テーブル1201、
ノード装置情報管理テーブル1301のようになる。
【0078】通信情報管理テーブル1102には、「通
信番号」が「1」、「送信元端末名」が「端末装置
A」、「送信先端末名」が「端末装置C」、「属性」が
「アナログ」として、端末装置Aと端末装置Cとの通信
が記録される。
信番号」が「1」、「送信元端末名」が「端末装置
A」、「送信先端末名」が「端末装置C」、「属性」が
「アナログ」として、端末装置Aと端末装置Cとの通信
が記録される。
【0079】ノード装置情報管理テーブル1201が、
初期状態のノード装置情報管理テーブル901と異なる
点は、 ・上り方向(出力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル1の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
初期状態のノード装置情報管理テーブル901と異なる
点は、 ・上り方向(出力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル1の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
【0080】・下り方向A(入力)系統に関して、チャ
ネル情報のチャネル1の項目の「状 態」が「使用
中」に、「通信番号が」が「1」になっている。
ネル情報のチャネル1の項目の「状 態」が「使用
中」に、「通信番号が」が「1」になっている。
【0081】と言うことである。ノード装置A403
は、上記の系統のそれぞれチャネルを使用することにな
る。
は、上記の系統のそれぞれチャネルを使用することにな
る。
【0082】ノード装置情報管理テーブル1301が、
初期状態のノード装置情報管理テーブル1001と異な
る点は、 ・上り方向(入力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル1の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
初期状態のノード装置情報管理テーブル1001と異な
る点は、 ・上り方向(入力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル1の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
【0083】・下り方向A(出力)系統に関して、チャ
ネル情報のチャネル1の項目の「状 態」が「使用
中」に、「通信番号が」が「1」になっている。と言う
ことである。ノード装置B404は、上記の系統のそれ
ぞれのチャネルを使用することになる。
ネル情報のチャネル1の項目の「状 態」が「使用
中」に、「通信番号が」が「1」になっている。と言う
ことである。ノード装置B404は、上記の系統のそれ
ぞれのチャネルを使用することになる。
【0084】以上により、信号経路決定部402により
決定された信号経路は、以下のようになる。
決定された信号経路は、以下のようになる。
【0085】[1]端末装置A405は、上りチャネル
1を使用し、上りデータ信号409aとして出力する。
その出力は、ノード装置A403の下り方向A(入力)
系統のチャネル1への入力となる(上りデータ信号40
9a)。
1を使用し、上りデータ信号409aとして出力する。
その出力は、ノード装置A403の下り方向A(入力)
系統のチャネル1への入力となる(上りデータ信号40
9a)。
【0086】[2]ノード装置A403は、下り方向A
(入力)系統のチャネル1を上り方向(出力)系統のチ
ャネル1として出力する。その出力は、ヘッドエンド4
01の上りチャネル1への入力となる(上りデータ信号
413a)。 [3]ヘッドエンド401は、上りチャ
ネル1を下りチャネル1へと折り返す。 その出
力は、ノード装置B404の上り方向(入力)系統のチ
ャネル1 への入力となる(下りデータ信号41
4b)。
(入力)系統のチャネル1を上り方向(出力)系統のチ
ャネル1として出力する。その出力は、ヘッドエンド4
01の上りチャネル1への入力となる(上りデータ信号
413a)。 [3]ヘッドエンド401は、上りチャ
ネル1を下りチャネル1へと折り返す。 その出
力は、ノード装置B404の上り方向(入力)系統のチ
ャネル1 への入力となる(下りデータ信号41
4b)。
【0087】[4]ノード装置B404は、上り方向
(入力)系統のチャネル1を下り方向 A(出
力)系統のチャネル1として出力する。その出力は、端
末装置C 407の下りチャネル1への入力とな
る(下りデータ信号412b)。 [5]端末装置C4
07は、下りチャネル1からデータを受け取る。
(入力)系統のチャネル1を下り方向 A(出
力)系統のチャネル1として出力する。その出力は、端
末装置C 407の下りチャネル1への入力とな
る(下りデータ信号412b)。 [5]端末装置C4
07は、下りチャネル1からデータを受け取る。
【0088】以上のような経路で、端末装置A405か
らのデータは端末装置C407へ送信される。
らのデータは端末装置C407へ送信される。
【0089】(5)上記のような経路を設定するため
に、信号経路決定部402はノード制御データ1103
を作成する。
に、信号経路決定部402はノード制御データ1103
を作成する。
【0090】ノード制御データ1103について説明す
る。ノード装置A403に対して送られるノード制御デ
ータは、「宛先」が「ノード装置A」、「入力系統」が
「下り方向A」、「入力チャネル」が「1」、「出力系
統」が「上り方向」、「出力チャネル」が「1」であ
る。このノード制御データにより、ノード装置A403
は、下り方向A(入力)系統のチャネル1をそのまま上
り方向(出力)系統のチャネル1へ出力する。
る。ノード装置A403に対して送られるノード制御デ
ータは、「宛先」が「ノード装置A」、「入力系統」が
「下り方向A」、「入力チャネル」が「1」、「出力系
統」が「上り方向」、「出力チャネル」が「1」であ
る。このノード制御データにより、ノード装置A403
は、下り方向A(入力)系統のチャネル1をそのまま上
り方向(出力)系統のチャネル1へ出力する。
【0091】ノード装置B404に対して送られるノー
ド制御データに関しては、ノード装置A403の場合と
同様である。
ド制御データに関しては、ノード装置A403の場合と
同様である。
【0092】(6)最後に、ノード制御データ1103
を各ノード装置に送信することにより、経路設定を完了
する。
を各ノード装置に送信することにより、経路設定を完了
する。
【0093】端末装置A405と端末装置C407の通
信に続いて、端末装置B406と端末装置D408との
通信を行なう場合について説明する。通信は以下のよう
な手順で行われる。
信に続いて、端末装置B406と端末装置D408との
通信を行なう場合について説明する。通信は以下のよう
な手順で行われる。
【0094】(1)端末装置Bが、通信要求データフォ
ーマットにしたがって、通信要求データを作成する。そ
の通信要求データは、図14中の通信要求データ140
1のようになる。通信要求データ1401は、ヘッドエ
ンド401に対して、端末装置B406と端末装置D4
08との間で、アナログ信号のみを使用して通信路を設
定するように要求をすることを意味している。
ーマットにしたがって、通信要求データを作成する。そ
の通信要求データは、図14中の通信要求データ140
1のようになる。通信要求データ1401は、ヘッドエ
ンド401に対して、端末装置B406と端末装置D4
08との間で、アナログ信号のみを使用して通信路を設
定するように要求をすることを意味している。
【0095】(2)通信要求データ1401を上り制御
信号416aとして送信する。その後ノード装置A40
3を介し、上り制御信号419aとなり、最後にヘッド
エンド401に、通信要求データ1401が到着する。
信号416aとして送信する。その後ノード装置A40
3を介し、上り制御信号419aとなり、最後にヘッド
エンド401に、通信要求データ1401が到着する。
【0096】(3)ヘッドエンド401は、到着した通
信要求データ1401を信号経路決定部402へ送る。
信要求データ1401を信号経路決定部402へ送る。
【0097】(4)信号経路決定部402は、通信要求
データ1401と、管理テーブル504を元に最適化部
503により、最適な通信経路を決定する。通信経路決
定後の管理テーブル504の内容は、通信情報管理テー
ブル1402、ノード装置情報管理テーブル1501、
ノード装置情報管理テーブル1601のようになる。
データ1401と、管理テーブル504を元に最適化部
503により、最適な通信経路を決定する。通信経路決
定後の管理テーブル504の内容は、通信情報管理テー
ブル1402、ノード装置情報管理テーブル1501、
ノード装置情報管理テーブル1601のようになる。
【0098】通信情報管理テーブル1402には、「通
信番号」が「2」、「送信元端末名」が「端末装置
B」、「送信先端末名」が「端末装置D」、「属性」が
「アナログ」として、端末装置Bと端末装置Dとの通信
が追加される。
信番号」が「2」、「送信元端末名」が「端末装置
B」、「送信先端末名」が「端末装置D」、「属性」が
「アナログ」として、端末装置Bと端末装置Dとの通信
が追加される。
【0099】ノード装置情報管理テーブル1501が、
ノード装置情報管理テーブル1201と異なる点は、 ・上り方向(出力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル2の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「2」になっている。
ノード装置情報管理テーブル1201と異なる点は、 ・上り方向(出力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル2の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「2」になっている。
【0100】・下り方向B(入力)系統に関して、チャ
ネル情報のチャネル1の項目の「状 態」が「使用
中」に、「通信番号が」が「2」になっている。
ネル情報のチャネル1の項目の「状 態」が「使用
中」に、「通信番号が」が「2」になっている。
【0101】と言うことである。ノード装置A403
は、上記の系統のそれぞれチャネルを使用することにな
る。
は、上記の系統のそれぞれチャネルを使用することにな
る。
【0102】ノード装置情報管理テーブル1601が、
初期状態のノード装置情報管理テーブル1301と異な
る点は、 ・上り方向(入力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル2の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「2」になっている。
初期状態のノード装置情報管理テーブル1301と異な
る点は、 ・上り方向(入力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル2の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「2」になっている。
【0103】・下り方向B(出力)系統に関して、チャ
ネル情報のチャネル2の項目の「状 態」が「使用
中」に、「通信番号が」が「2」になっている。
ネル情報のチャネル2の項目の「状 態」が「使用
中」に、「通信番号が」が「2」になっている。
【0104】と言うことである。ノード装置B404
は、上記の系統のそれぞれのチャネルを使用することに
なる。
は、上記の系統のそれぞれのチャネルを使用することに
なる。
【0105】以上により、信号経路決定部402により
決定された信号経路は、以下のようになる。
決定された信号経路は、以下のようになる。
【0106】[1]端末装置B406は、上りチャネル
1を使用し、上りデータ信号410aとして出力する。
その出力は、ノード装置A403の下り方向B(入力)
系統のチャネル1への入力となる(上りデータ信号41
0a)。
1を使用し、上りデータ信号410aとして出力する。
その出力は、ノード装置A403の下り方向B(入力)
系統のチャネル1への入力となる(上りデータ信号41
0a)。
【0107】[2]ノード装置A403は、下り方向A
(入力)系統のチャネル1を上り方向(出力)系統のチ
ャネル2として出力する。ここで、ノード装置A403
は、上り方向の周波数変換を行っている。その出力は、
ヘッドエンド401の上りチャネル2への入力となる
(上りデータ信号413a)。
(入力)系統のチャネル1を上り方向(出力)系統のチ
ャネル2として出力する。ここで、ノード装置A403
は、上り方向の周波数変換を行っている。その出力は、
ヘッドエンド401の上りチャネル2への入力となる
(上りデータ信号413a)。
【0108】[3]ヘッドエンド401は、上りチャネ
ル2を下りチャネル2へと折り返す。 その出力
は、ノード装置B404の上り方向(入力)系統のチャ
ネル2 への入力となる(上りデータ信号414
b)。
ル2を下りチャネル2へと折り返す。 その出力
は、ノード装置B404の上り方向(入力)系統のチャ
ネル2 への入力となる(上りデータ信号414
b)。
【0109】[4]ノード装置B404は、上り方向
(入力)系統のチャネル2を下り方向B(出力)系統の
チャネル2として出力する。その出力は、端末装置D4
08の下りチャネル2への入力となる(上りデータ信号
412b)。
(入力)系統のチャネル2を下り方向B(出力)系統の
チャネル2として出力する。その出力は、端末装置D4
08の下りチャネル2への入力となる(上りデータ信号
412b)。
【0110】[5]端末装置D408は、下りチャネル
2からデータを受け取る。以上のような経路で、端末装
置B406からのデータは端末装置D408へ送信され
る。
2からデータを受け取る。以上のような経路で、端末装
置B406からのデータは端末装置D408へ送信され
る。
【0111】(5)上記のような経路を設定するため
に、信号経路決定部402はノード制御データ1403
を作成する。
に、信号経路決定部402はノード制御データ1403
を作成する。
【0112】ノード制御データ1403について説明す
る。ノード装置A403に対して送られるノード制御デ
ータは、「宛先」が「ノード装置A」、「入力系統」が
「下り方向B」、「入力チャネル」が「1」、「出力系
統」が「上り方向」、「出力チャネル」が「2」であ
る。このノード制御データにより、ノード装置A403
は、下り方向A(入力)系統のチャネル1を周波数変換
し、上り方向(出力)系統のチャネル2へ出力する。
る。ノード装置A403に対して送られるノード制御デ
ータは、「宛先」が「ノード装置A」、「入力系統」が
「下り方向B」、「入力チャネル」が「1」、「出力系
統」が「上り方向」、「出力チャネル」が「2」であ
る。このノード制御データにより、ノード装置A403
は、下り方向A(入力)系統のチャネル1を周波数変換
し、上り方向(出力)系統のチャネル2へ出力する。
【0113】ノード装置B404に対して送られるノー
ド制御データに関しては、ノード装置A403の場合と
同様である。
ド制御データに関しては、ノード装置A403の場合と
同様である。
【0114】(6)最後に、ノード制御データ1403
を各ノード装置に送信することにより、経路設定を完了
する。
を各ノード装置に送信することにより、経路設定を完了
する。
【0115】従来のCATV網では、上記のような2つ
の通信を同時に実現することは不可能であった。つま
り、端末装置A405と端末装置C407との通信を行
うことにより、網全体の上りチャネル1と下りチャネル
1が使用されることになるので、端末装置B406と端
末装置D408との通信はできなくなるのである。従来
のノードに変わって、本発明のノード装置を用いれば、
上り方向の周波数変換が可能であるから、上記のような
2つの通信を同時に実現することが可能である。端末装
置A405と端末装置C407との通信を行うことによ
り、網全体に渡って上りチャネル1が使用される。しか
し、端末装置B406と端末装置D408との通信を行
う際には、ノード装置A403が、端末装置B406か
ら出力される上りチャネル1を上りチャネル2に周波数
変換することにより、端末装置B406と端末装置D4
08の通信が可能となる。このように本実施例によれ
ば、チャネルのより有効な利用が可能となる。
の通信を同時に実現することは不可能であった。つま
り、端末装置A405と端末装置C407との通信を行
うことにより、網全体の上りチャネル1と下りチャネル
1が使用されることになるので、端末装置B406と端
末装置D408との通信はできなくなるのである。従来
のノードに変わって、本発明のノード装置を用いれば、
上り方向の周波数変換が可能であるから、上記のような
2つの通信を同時に実現することが可能である。端末装
置A405と端末装置C407との通信を行うことによ
り、網全体に渡って上りチャネル1が使用される。しか
し、端末装置B406と端末装置D408との通信を行
う際には、ノード装置A403が、端末装置B406か
ら出力される上りチャネル1を上りチャネル2に周波数
変換することにより、端末装置B406と端末装置D4
08の通信が可能となる。このように本実施例によれ
ば、チャネルのより有効な利用が可能となる。
【0116】また、本実施例では、片方向の通信のみを
説明したが、双方向通信も可能である。例えば、端末装
置A405と端末装置C407との通信が確立した後
に、端末装置C407と端末装置A405との通信を確
立すればよい。
説明したが、双方向通信も可能である。例えば、端末装
置A405と端末装置C407との通信が確立した後
に、端末装置C407と端末装置A405との通信を確
立すればよい。
【0117】また、本実施例では、端末装置は1チャネ
ルのみの送受信が可能である場合の説明を行ったが、複
数のチャネルの送受信が可能な端末装置にも容易に対応
できる。例えば、端末装置に接続されている下り制御信
号により、端末装置内の変調・復調回路の制御を行えば
よい。
ルのみの送受信が可能である場合の説明を行ったが、複
数のチャネルの送受信が可能な端末装置にも容易に対応
できる。例えば、端末装置に接続されている下り制御信
号により、端末装置内の変調・復調回路の制御を行えば
よい。
【0118】また、本実施例では、ノード装置に対する
入力が2系統の場合について説明したが、さらに多くの
入力を持つ場合にも容易に対応できる。例えば、管理テ
ーブルの内容を拡張することにより実現できる事は、容
易に類推できる。
入力が2系統の場合について説明したが、さらに多くの
入力を持つ場合にも容易に対応できる。例えば、管理テ
ーブルの内容を拡張することにより実現できる事は、容
易に類推できる。
【0119】また、本実施例は、上りデータ信号と下り
データ信号と上り制御信号と下り制御信号の4つの信号
を伝送する物理的な伝送路が、1本であっても、複数本
であっても適応可能であることは、容易に類推できる。
また、制御信号を公衆回線を用いて送受信することも可
能な事は容易に類推できる。
データ信号と上り制御信号と下り制御信号の4つの信号
を伝送する物理的な伝送路が、1本であっても、複数本
であっても適応可能であることは、容易に類推できる。
また、制御信号を公衆回線を用いて送受信することも可
能な事は容易に類推できる。
【0120】(実施例2)本実施例は、本発明の信号経
路選択装置を従来のCATV網に対して適応した通信シ
ステムの場合についてである。以下では、本発明の信号
経路選択装置を従来のノードに適応し、それを「ノード
装置」と記述する。また、上りデータ信号、あるいは下
りデータ信号は、周波数分割多重信号である。
路選択装置を従来のCATV網に対して適応した通信シ
ステムの場合についてである。以下では、本発明の信号
経路選択装置を従来のノードに適応し、それを「ノード
装置」と記述する。また、上りデータ信号、あるいは下
りデータ信号は、周波数分割多重信号である。
【0121】以下本発明の第2の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図17は本発明の第2の実施
例の構成を示すブロック図である。上りデータ信号17
07aと下りデータ信号1707bと上り制御信号17
11aと下り制御信号1711bの4つの信号で1組で
あり、これらの信号が他の下り方向のノード装置あるい
は端末装置と接続されることになる。
を参照しながら説明する。図17は本発明の第2の実施
例の構成を示すブロック図である。上りデータ信号17
07aと下りデータ信号1707bと上り制御信号17
11aと下り制御信号1711bの4つの信号で1組で
あり、これらの信号が他の下り方向のノード装置あるい
は端末装置と接続されることになる。
【0122】また同様に、上りデータ信号1708aと
下りデータ信号1708bと上り制御信号1712aと
下り制御信号1712bの4つの信号は、他の下り方向
のノード装置あるいは端末装置と接続される。また、上
りデータ信号1709aと下りデータ信号1709bと
上り制御信号1710aと下り制御信号1710bの4
つの信号は、上り方向のノード装置あるいはヘッドエン
ドと接続される。
下りデータ信号1708bと上り制御信号1712aと
下り制御信号1712bの4つの信号は、他の下り方向
のノード装置あるいは端末装置と接続される。また、上
りデータ信号1709aと下りデータ信号1709bと
上り制御信号1710aと下り制御信号1710bの4
つの信号は、上り方向のノード装置あるいはヘッドエン
ドと接続される。
【0123】1704aは上り方向分配器である。上り
方向分配器1704aは、上りデータ信号1707aを
入力とし、その信号を分配し、上りデータ信号1713
aと上りデータ信号1713bとして出力する。
方向分配器1704aは、上りデータ信号1707aを
入力とし、その信号を分配し、上りデータ信号1713
aと上りデータ信号1713bとして出力する。
【0124】1704bは上り方向分配器である。上り
方向分配器1704bは、上り方向分配器1704aと
同一である。
方向分配器1704bは、上り方向分配器1704aと
同一である。
【0125】1701は上り方向周波数変換部である。
上り方向周波数変換部1701は、上りデータ信号17
13aと上りデータ信号1714aを入力とし、それら
の信号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し、混合し
て、上りデータ信号1709aとして出力する。上り方
向周波数変換部1701は、実施例1の図3に示すよう
な構造となっている。また、上りデータ信号1713a
は入力305aに、上りデータ信号1714aは入力3
05bに、上りデータ信号1709aは出力306にそ
れぞれ対応する。
上り方向周波数変換部1701は、上りデータ信号17
13aと上りデータ信号1714aを入力とし、それら
の信号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し、混合し
て、上りデータ信号1709aとして出力する。上り方
向周波数変換部1701は、実施例1の図3に示すよう
な構造となっている。また、上りデータ信号1713a
は入力305aに、上りデータ信号1714aは入力3
05bに、上りデータ信号1709aは出力306にそ
れぞれ対応する。
【0126】1702は折り返し方向周波数変換部であ
る。折り返し方向周波数変換部1702は、上りデータ
信号1713bと上りデータ信号1714bを入力と
し、それらの信号中の任意の周波数を他の周波数へ変換
し、混合して、下りデータ信号1715aおよび下りデ
ータ信号1715bとして出力する。折り返し方向周波
数変換部は、図18に示すような構造となっている。図
18については後述する。 1703は下り方向分配器
である。下り方向分配器1703は、下りデータ信号1
709bを入力とし、その信号を分配して、下りデータ
信号1716aおよび下りデータ信号1716bとして
出力する。
る。折り返し方向周波数変換部1702は、上りデータ
信号1713bと上りデータ信号1714bを入力と
し、それらの信号中の任意の周波数を他の周波数へ変換
し、混合して、下りデータ信号1715aおよび下りデ
ータ信号1715bとして出力する。折り返し方向周波
数変換部は、図18に示すような構造となっている。図
18については後述する。 1703は下り方向分配器
である。下り方向分配器1703は、下りデータ信号1
709bを入力とし、その信号を分配して、下りデータ
信号1716aおよび下りデータ信号1716bとして
出力する。
【0127】1705a、1705bは下り方向混合器
である。下り方向混合器1705aは、下りデータ信号
1715aと下りデータ信号1716aを入力とし、そ
の信号を混合して、下り信号1707bとして出力す
る。
である。下り方向混合器1705aは、下りデータ信号
1715aと下りデータ信号1716aを入力とし、そ
の信号を混合して、下り信号1707bとして出力す
る。
【0128】1706はノード制御部である。ノード制
御部1706は、以下のような動作を行う。
御部1706は、以下のような動作を行う。
【0129】(1)上り制御信号1711aあるいは上
り制御信号1712aが処理すべき制御信号でない場合
には、その制御信号は上り制御信号1710aとして、
上り方向にあるノード装置あるいはヘッドエンドへ伝え
られる。処理すべき制御信号である場合には、その制御
信号を元に上り方向周波数変換部1701と折り返し方
向周波数変換部1702とを制御するための信号を生成
し、各部に送る。
り制御信号1712aが処理すべき制御信号でない場合
には、その制御信号は上り制御信号1710aとして、
上り方向にあるノード装置あるいはヘッドエンドへ伝え
られる。処理すべき制御信号である場合には、その制御
信号を元に上り方向周波数変換部1701と折り返し方
向周波数変換部1702とを制御するための信号を生成
し、各部に送る。
【0130】(2)下り制御信号1710bが処理すべ
き制御信号でない場合には、その信号は下り制御信号1
711bあるいは下り制御信号1712bとして、下り
方向にあるノード装置あるいは端末装置に送られる。処
理すべき制御信号である場合には、その制御信号を元に
上り方向周波数変換部1701と折り返し方向周波数変
換部1702とを制御するための信号を生成し、各部に
送る。
き制御信号でない場合には、その信号は下り制御信号1
711bあるいは下り制御信号1712bとして、下り
方向にあるノード装置あるいは端末装置に送られる。処
理すべき制御信号である場合には、その制御信号を元に
上り方向周波数変換部1701と折り返し方向周波数変
換部1702とを制御するための信号を生成し、各部に
送る。
【0131】図18を用いて折り返し方向周波数変換部
1702について説明する。1801aおよび1801
bは分配器であり、それぞれ入力1805aと入力18
05bを入力とし、それらを分配して出力する。180
2aと1802bは混合器であり、複数系統の入力信号
を混合して、それぞれ出力1806aと出力1806b
として出力する。
1702について説明する。1801aおよび1801
bは分配器であり、それぞれ入力1805aと入力18
05bを入力とし、それらを分配して出力する。180
2aと1802bは混合器であり、複数系統の入力信号
を混合して、それぞれ出力1806aと出力1806b
として出力する。
【0132】1804a(1)、1804a
(2)、、、1804a(n)および、1804b
(1)、1804b(2)、、、1804b(n)は周
波数変換器であり、任意の1チャネルを他のチャネルへ
変換することができる。1808は周波数変換器制御信
号であり、周波数変換器1804a(1)、1804a
(2)、、、1804a(n)および、1804b
(1)、1804b(2)、、、1804b(n)のそ
れぞれが変換する周波数を制御する。各周波数変換器
が、入力としてどの周波数を選択するかということと、
出力としてどの周波数を選択するかということを、周波
数変換器制御信号1808により制御する。1803a
(1)、1803a(2)、、、1803a(n)およ
び、1803b(1)、1803b(2)、、、180
3b(n)はスイッチ(SW)であり、これらのSWに
より周波数変換器から出力された信号を混合器1802
aや混合器1802bへ送るかどうかを決定する。18
07はSW制御信号であり、SW1803a(1)、1
803a(2)、、、1803a(n)および、180
3b(1)、1803b(2)、、、1803b(n)
のそれぞれのオン/オフを制御する。SW制御信号によ
りSWがオンにされると、周波数変換器から出力された
信号を混合器1802aあるいは混合器1802bへ送
ることになり、SWがオフにされると、周波数変換器か
ら出力された信号を混合器1802aや混合器1802
bへは送らないことになる。SW制御信号1807およ
び周波数変換器制御信号1808は、ノード制御部17
06より送られてくる制御信号である。
(2)、、、1804a(n)および、1804b
(1)、1804b(2)、、、1804b(n)は周
波数変換器であり、任意の1チャネルを他のチャネルへ
変換することができる。1808は周波数変換器制御信
号であり、周波数変換器1804a(1)、1804a
(2)、、、1804a(n)および、1804b
(1)、1804b(2)、、、1804b(n)のそ
れぞれが変換する周波数を制御する。各周波数変換器
が、入力としてどの周波数を選択するかということと、
出力としてどの周波数を選択するかということを、周波
数変換器制御信号1808により制御する。1803a
(1)、1803a(2)、、、1803a(n)およ
び、1803b(1)、1803b(2)、、、180
3b(n)はスイッチ(SW)であり、これらのSWに
より周波数変換器から出力された信号を混合器1802
aや混合器1802bへ送るかどうかを決定する。18
07はSW制御信号であり、SW1803a(1)、1
803a(2)、、、1803a(n)および、180
3b(1)、1803b(2)、、、1803b(n)
のそれぞれのオン/オフを制御する。SW制御信号によ
りSWがオンにされると、周波数変換器から出力された
信号を混合器1802aあるいは混合器1802bへ送
ることになり、SWがオフにされると、周波数変換器か
ら出力された信号を混合器1802aや混合器1802
bへは送らないことになる。SW制御信号1807およ
び周波数変換器制御信号1808は、ノード制御部17
06より送られてくる制御信号である。
【0133】また、入力1805aは上りデータ信号1
713bに、入力1805bは上りデータ信号1714
bに、出力1806aは下りデータ信号1715bに、
出力1802bは下りデータ信号1715aにそれぞれ
対応する。
713bに、入力1805bは上りデータ信号1714
bに、出力1806aは下りデータ信号1715bに、
出力1802bは下りデータ信号1715aにそれぞれ
対応する。
【0134】本実施例のノード装置を用いた通信システ
ムの例は、実施例1の図4、図5、図6、図7と同様で
ある。本実施例の通信システムの管理テーブルの初期状
態は、図8、図9、図10、図11と同じである。
ムの例は、実施例1の図4、図5、図6、図7と同様で
ある。本実施例の通信システムの管理テーブルの初期状
態は、図8、図9、図10、図11と同じである。
【0135】端末装置A405と端末装置B406との
通信を行なう場合を説明する。通信は以下のような手順
で行われる。
通信を行なう場合を説明する。通信は以下のような手順
で行われる。
【0136】(1)端末装置Aが、通信要求データフォ
ーマットにしたがって、通信要求データを作成する。そ
の通信要求データは、図19中の通信要求データ190
1のようになる。通信要求データ1901は、ヘッドエ
ンド401に対して、端末装置A405と端末装置B4
06との間で、アナログ信号のみを使用して通信路を設
定するように要求をすることを意味している。
ーマットにしたがって、通信要求データを作成する。そ
の通信要求データは、図19中の通信要求データ190
1のようになる。通信要求データ1901は、ヘッドエ
ンド401に対して、端末装置A405と端末装置B4
06との間で、アナログ信号のみを使用して通信路を設
定するように要求をすることを意味している。
【0137】(2)通信要求データ1901を上り制御
信号415aとして送信する。その後ノード装置A40
3を介し、上り制御信号419aとなり、最後にヘッド
エンド401に、通信要求データ1901が到着する。
信号415aとして送信する。その後ノード装置A40
3を介し、上り制御信号419aとなり、最後にヘッド
エンド401に、通信要求データ1901が到着する。
【0138】(3)ヘッドエンド401は、到着した通
信要求データ1901を信号経路決定部402へ送る。
信要求データ1901を信号経路決定部402へ送る。
【0139】(4)信号経路決定部402は、通信要求
データ1901と、管理テーブル504を元に最適化部
503により、最適な通信経路を決定する。通信経路決
定後の管理テーブル504の内容は、通信情報管理テー
ブル1902、ノード装置情報管理テーブル2001の
ようになる。
データ1901と、管理テーブル504を元に最適化部
503により、最適な通信経路を決定する。通信経路決
定後の管理テーブル504の内容は、通信情報管理テー
ブル1902、ノード装置情報管理テーブル2001の
ようになる。
【0140】通信情報管理テーブル1902には、「通
信番号」が「1」、「送信元端末名」が「端末装置
A」、「送信先端末名」が「端末装置B」、「属性」が
「アナログ」として、端末装置Aと端末装置Bとの通信
が記録される。
信番号」が「1」、「送信元端末名」が「端末装置
A」、「送信先端末名」が「端末装置B」、「属性」が
「アナログ」として、端末装置Aと端末装置Bとの通信
が記録される。
【0141】図20に示すノード装置情報管理テーブル
2001が、初期状態のノード装置情報管理テーブル9
01と異なる点は、 ・下り方向A(入力)系統に関して、チャネル情報のチ
ャネル1の項目の「状態」が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
2001が、初期状態のノード装置情報管理テーブル9
01と異なる点は、 ・下り方向A(入力)系統に関して、チャネル情報のチ
ャネル1の項目の「状態」が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
【0142】・下り方向B(出力)系統に関して、チャ
ネル情報のチャネル2の項目の「状態」が「使用中」
に、「通信番号が」が「1」になっている。
ネル情報のチャネル2の項目の「状態」が「使用中」
に、「通信番号が」が「1」になっている。
【0143】と言うことである。ノード装置A403
は、上記の系統のそれぞれチャネルを使用することにな
る。ノード装置B404に関するノード装置情報管理テ
ーブルの内容は、初期状態から変更されない。
は、上記の系統のそれぞれチャネルを使用することにな
る。ノード装置B404に関するノード装置情報管理テ
ーブルの内容は、初期状態から変更されない。
【0144】以上により、信号経路決定部402により
決定された信号経路は、以下のようになる。
決定された信号経路は、以下のようになる。
【0145】[1]端末装置A405は、送信データを
上りチャネル1を使用し、上りデータ信号409aとし
て出力する。その出力は、ノード装置A403の下り方
向A(入力)系統のチャネル1への入力となる(上りデ
ータ信号409a)。
上りチャネル1を使用し、上りデータ信号409aとし
て出力する。その出力は、ノード装置A403の下り方
向A(入力)系統のチャネル1への入力となる(上りデ
ータ信号409a)。
【0146】[2]ノード装置A403は、下り方向A
(入力)系統のチャネル1を下り方向B(出力)系統の
チャネル2として出力する。ここで、ノード装置A40
3は周波数変換をし、上り方向から下り方向への折り返
し処理を行っている。その出力は、下りチャネル2への
入力となる(下りデータ信号410b)。
(入力)系統のチャネル1を下り方向B(出力)系統の
チャネル2として出力する。ここで、ノード装置A40
3は周波数変換をし、上り方向から下り方向への折り返
し処理を行っている。その出力は、下りチャネル2への
入力となる(下りデータ信号410b)。
【0147】[3]端末装置B406は、下りチャネル
2からデータを受け取る。以上のような経路で、端末装
置A405からのデータは端末装置B406へ送信され
る。
2からデータを受け取る。以上のような経路で、端末装
置A405からのデータは端末装置B406へ送信され
る。
【0148】(5)上記のような経路を設定するため
に、信号経路決定部402はノード制御データ1903
を作成する。
に、信号経路決定部402はノード制御データ1903
を作成する。
【0149】ノード制御データ1903について説明す
る。ノード装置A403に対して送られるノード制御デ
ータは、「宛先」が「ノード装置A」、「入力系統」が
「下り方向A」、「入力チャネル」が「1」、「出力系
統」が「下り方向B」、「出力チャネル」が「2」であ
る。このノード制御データにより、ノード装置A403
は、下り方向A(入力)系統のチャネル1を周波数変換
し、折り返し処理をし、下り方向B(出力)系統のチャ
ネル2へ出力する。
る。ノード装置A403に対して送られるノード制御デ
ータは、「宛先」が「ノード装置A」、「入力系統」が
「下り方向A」、「入力チャネル」が「1」、「出力系
統」が「下り方向B」、「出力チャネル」が「2」であ
る。このノード制御データにより、ノード装置A403
は、下り方向A(入力)系統のチャネル1を周波数変換
し、折り返し処理をし、下り方向B(出力)系統のチャ
ネル2へ出力する。
【0150】(6)最後に、ノード制御データ1903
をノード装置A403に送信することにより、経路設定
を完了する。
をノード装置A403に送信することにより、経路設定
を完了する。
【0151】従来のCATV網では、上記のような通信
を実現することは不可能であった。従来、端末装置A4
05と端末装置B406との通信を行う場合にも、端末
装置A405から出たデータ信号は一度ヘッドエンドま
で送られ、その後ヘッドエンドで折り返し、端末装置B
406に送られる。
を実現することは不可能であった。従来、端末装置A4
05と端末装置B406との通信を行う場合にも、端末
装置A405から出たデータ信号は一度ヘッドエンドま
で送られ、その後ヘッドエンドで折り返し、端末装置B
406に送られる。
【0152】それに対して、本実施例では、ノード装置
が信号の折り返し処理を行なえるため、端末装置A40
5から出たデータ信号をヘッドエンドまで送る必要はな
い。したがって、ノード装置とヘッドエンドとの間のチ
ャネルが使用されず、チャネルの有効利用ができること
になる。
が信号の折り返し処理を行なえるため、端末装置A40
5から出たデータ信号をヘッドエンドまで送る必要はな
い。したがって、ノード装置とヘッドエンドとの間のチ
ャネルが使用されず、チャネルの有効利用ができること
になる。
【0153】また、本実施例では、片方向の通信のみを
説明したが、双方向通信も可能である。例えば、端末装
置A405と端末装置B406との通信が確立した後
に、端末装置B406と端末装置A405との通信を確
立すればよい。
説明したが、双方向通信も可能である。例えば、端末装
置A405と端末装置B406との通信が確立した後
に、端末装置B406と端末装置A405との通信を確
立すればよい。
【0154】また、本実施例では、端末装置は1チャネ
ルのみの送受信が可能である場合の説明を行ったが、複
数のチャネルの送受信が可能な端末装置にも容易に対応
できる。例えば、端末装置に接続されている下り制御信
号により、端末装置内の変調・復調回路の制御を行えば
よい。
ルのみの送受信が可能である場合の説明を行ったが、複
数のチャネルの送受信が可能な端末装置にも容易に対応
できる。例えば、端末装置に接続されている下り制御信
号により、端末装置内の変調・復調回路の制御を行えば
よい。
【0155】また、本実施例では、ノード装置に対する
入力が2系統の場合について説明したが、さらに多くの
入力を持つ場合にも容易に対応できる。例えば、管理テ
ーブルの内容を拡張することにより実現できる事は、容
易に類推できる。
入力が2系統の場合について説明したが、さらに多くの
入力を持つ場合にも容易に対応できる。例えば、管理テ
ーブルの内容を拡張することにより実現できる事は、容
易に類推できる。
【0156】また、本実施例は、上りデータ信号と下り
データ信号と上り制御信号と下り制御信号の4つの信号
を伝送する物理的な伝送路が、1本であっても、複数本
であっても適応可能であることは、容易に類推できる。
また、制御信号を公衆回線を用いて送受信することも可
能な事は容易に類推できる。
データ信号と上り制御信号と下り制御信号の4つの信号
を伝送する物理的な伝送路が、1本であっても、複数本
であっても適応可能であることは、容易に類推できる。
また、制御信号を公衆回線を用いて送受信することも可
能な事は容易に類推できる。
【0157】(実施例3)本実施例は、本発明の信号経
路選択装置を従来のCATV網に対して適応した通信シ
ステムの場合についてである。以下では、本発明の信号
経路選択装置を従来のノードに適応した場合を「ノード
装置」と記述し、本発明の信号経路選択装置を従来のヘ
ッドエンド装置に適応した場合を「ルート装置」と記述
する。また、上りデータ信号、あるいは下りデータ信号
は、周波数分割多重信号である。
路選択装置を従来のCATV網に対して適応した通信シ
ステムの場合についてである。以下では、本発明の信号
経路選択装置を従来のノードに適応した場合を「ノード
装置」と記述し、本発明の信号経路選択装置を従来のヘ
ッドエンド装置に適応した場合を「ルート装置」と記述
する。また、上りデータ信号、あるいは下りデータ信号
は、周波数分割多重信号である。
【0158】以下本発明の第3の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第3の実施例
の構成を示すブロック図である。上りデータ信号107
aと下りデータ信号107bと上り制御信号111aと
下り制御信号111bの4つの信号で1組であり、これ
らの信号が他の下り方向のノード装置あるいは端末装置
と接続されることになる。また同様に、上りデータ信号
108aと下りデータ信号108bと上り制御信号11
2aと下り制御信号112bの4つの信号は、他の下り
方向のノード装置あるいは端末装置と接続される。ま
た、上りデータ信号109aと下りデータ信号109b
と上り制御信号110aと下り制御信号110bの4つ
の信号は、上り方向のノード装置あるいはルート装置と
接続される。
を参照しながら説明する。図1は本発明の第3の実施例
の構成を示すブロック図である。上りデータ信号107
aと下りデータ信号107bと上り制御信号111aと
下り制御信号111bの4つの信号で1組であり、これ
らの信号が他の下り方向のノード装置あるいは端末装置
と接続されることになる。また同様に、上りデータ信号
108aと下りデータ信号108bと上り制御信号11
2aと下り制御信号112bの4つの信号は、他の下り
方向のノード装置あるいは端末装置と接続される。ま
た、上りデータ信号109aと下りデータ信号109b
と上り制御信号110aと下り制御信号110bの4つ
の信号は、上り方向のノード装置あるいはルート装置と
接続される。
【0159】104aは上り方向分配器である。上り方
向分配器104aは、上りデータ信号107aを入力と
し、その信号を分配し、上りデータ信号113aと上り
データ信号113bとして出力する。
向分配器104aは、上りデータ信号107aを入力と
し、その信号を分配し、上りデータ信号113aと上り
データ信号113bとして出力する。
【0160】104bは上り方向分配器である。上り方
向分配器104bは、上り方向分配器104aと同一で
ある。
向分配器104bは、上り方向分配器104aと同一で
ある。
【0161】101は上り方向周波数変換部である。上
り方向周波数変換部101は、上りデータ信号113a
と上りデータ信号114aを入力とし、それらの信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し、混合して、上り
データ信号109aとして出力する。上り方向周波数変
換部101は、実施例1の図3に示すような構造となっ
ている。また、上りデータ信号113aは入力305a
に、上りデータ信号114aは入力305bに、上りデ
ータ信号109aは出力306にそれぞれ対応する。
り方向周波数変換部101は、上りデータ信号113a
と上りデータ信号114aを入力とし、それらの信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し、混合して、上り
データ信号109aとして出力する。上り方向周波数変
換部101は、実施例1の図3に示すような構造となっ
ている。また、上りデータ信号113aは入力305a
に、上りデータ信号114aは入力305bに、上りデ
ータ信号109aは出力306にそれぞれ対応する。
【0162】102は折り返し方向周波数変換部であ
る。折り返し方向周波数変換部102は、上りデータ信
号113bと上りデータ信号114bを入力とし、それ
らの信号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し、混合
して、下りデータ信号115aおよび下りデータ信号1
15bとして出力する。折り返し方向周波数変換部は、
実施例2の図18に示すような構造となっている。ま
た、上りデータ信号113bは入力1805aに、上り
データ信号114bは入力1805bに、下りデータ信
号115aは出力1806bに、下りデータ信号115
bは出力1806aにそれぞれ対応する。
る。折り返し方向周波数変換部102は、上りデータ信
号113bと上りデータ信号114bを入力とし、それ
らの信号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し、混合
して、下りデータ信号115aおよび下りデータ信号1
15bとして出力する。折り返し方向周波数変換部は、
実施例2の図18に示すような構造となっている。ま
た、上りデータ信号113bは入力1805aに、上り
データ信号114bは入力1805bに、下りデータ信
号115aは出力1806bに、下りデータ信号115
bは出力1806aにそれぞれ対応する。
【0163】105aは下り方向混合器である。下り方
向混合器105aは、下りデータ信号115aと下りデ
ータ信号116aを入力とし、その信号を混合して、下
り信号107bとして出力する。
向混合器105aは、下りデータ信号115aと下りデ
ータ信号116aを入力とし、その信号を混合して、下
り信号107bとして出力する。
【0164】105bは下り方向混合器である。下り方
向混合器105bは、下り方向分配器105aと同一で
ある。
向混合器105bは、下り方向分配器105aと同一で
ある。
【0165】103は下り方向周波数変換部である。下
り方向周波数変換部103は、下りデータ信号109b
を入力とし、その信号中の任意の周波数を他の周波数へ
変換し、分配して、下りデータ信号116aと下りデー
タ信号116bとして出力する。下り方向周波数変換部
103は、図21に示すような構造となっている。図2
1については後述する。
り方向周波数変換部103は、下りデータ信号109b
を入力とし、その信号中の任意の周波数を他の周波数へ
変換し、分配して、下りデータ信号116aと下りデー
タ信号116bとして出力する。下り方向周波数変換部
103は、図21に示すような構造となっている。図2
1については後述する。
【0166】106はノード制御部である。ノード制御
部106は、以下のような動作を行う。
部106は、以下のような動作を行う。
【0167】(1)上り制御信号111aあるいは上り
制御信号112aが処理すべき制御信号でない場合に
は、その制御信号は上り制御信号110aとして、上り
方向にあるノード装置あるいはルート装置へ伝えられ
る。処理すべき制御信号である場合には、その制御信号
を元に上り方向周波数変換部101と折り返し方向周波
数変換部102と下り方向周波数変換部103とを制御
するための信号を生成し、各部に送る。
制御信号112aが処理すべき制御信号でない場合に
は、その制御信号は上り制御信号110aとして、上り
方向にあるノード装置あるいはルート装置へ伝えられ
る。処理すべき制御信号である場合には、その制御信号
を元に上り方向周波数変換部101と折り返し方向周波
数変換部102と下り方向周波数変換部103とを制御
するための信号を生成し、各部に送る。
【0168】(2)下り制御信号110bが処理すべき
制御信号でない場合には、その信号は下り制御信号11
1bあるいは下り制御信号112bとして、下り方向に
あるノード装置あるいは端末装置に送られる。処理すべ
き制御信号である場合には、その制御信号を元に上り方
向周波数変換部101と折り返し方向周波数変換部10
2と下り方向周波数変換部103とを制御するための信
号を生成し、各部に送る。
制御信号でない場合には、その信号は下り制御信号11
1bあるいは下り制御信号112bとして、下り方向に
あるノード装置あるいは端末装置に送られる。処理すべ
き制御信号である場合には、その制御信号を元に上り方
向周波数変換部101と折り返し方向周波数変換部10
2と下り方向周波数変換部103とを制御するための信
号を生成し、各部に送る。
【0169】図21を用いて下り方向周波数変換部10
3について説明する。2101は分配器であり、入力2
105を入力とし、それらを分配して出力する。210
2aおよび2102bは混合器であり、複数系統の入力
信号を混合して、それぞれ出力2106aおよび出力2
106bとして出力する。
3について説明する。2101は分配器であり、入力2
105を入力とし、それらを分配して出力する。210
2aおよび2102bは混合器であり、複数系統の入力
信号を混合して、それぞれ出力2106aおよび出力2
106bとして出力する。
【0170】2104a(1)、2104a
(2)、、、2104a(n)および、2104b
(1)、2104b(2)、、、2104b(n)は周
波数変換器であり、任意の1周波数を他の周波数へ変換
することができる。2108は周波数変換器制御信号で
あり、周波数変換器2104a(1)、2104a
(2)、、、2104a(n)および、2104b
(1)、2104b(2)、、、2104b(n)のそ
れぞれが変換する周波数を制御する。各周波数変換器
が、入力としてどの周波数を選択するかということと、
出力としてどの周波数を選択するかということを、周波
数変換器制御信号2108により制御する。
(2)、、、2104a(n)および、2104b
(1)、2104b(2)、、、2104b(n)は周
波数変換器であり、任意の1周波数を他の周波数へ変換
することができる。2108は周波数変換器制御信号で
あり、周波数変換器2104a(1)、2104a
(2)、、、2104a(n)および、2104b
(1)、2104b(2)、、、2104b(n)のそ
れぞれが変換する周波数を制御する。各周波数変換器
が、入力としてどの周波数を選択するかということと、
出力としてどの周波数を選択するかということを、周波
数変換器制御信号2108により制御する。
【0171】2103a(1)、2103a
(2)、、、2103a(n)および、2103b
(1)、2103b(2)、、、2103b(n)はス
イッチ(SW)であり、これらのSWにより周波数変換
器から出力された信号を混合器2102aや混合器21
02bへ送るかどうかを決定する。2107はSW制御
信号であり、SW2103a(1)、2103a
(2)、、、2103a(n)および、2103b
(1)、2103b(2)、、、2103b(n)のそ
れぞれのオン/オフを制御する。SW制御信号によりS
Wがオンにされると、周波数変換器から出力された信号
を混合器2102aあるいは混合器2102bへ送るこ
とになり、SWがオフにされると、周波数変換器から出
力された信号を混合器2102aや混合器2102bへ
は送らないことになる。SW制御信号2107および周
波数変換器制御信号2108は、ノード制御部106よ
り送られてくる制御信号である。
(2)、、、2103a(n)および、2103b
(1)、2103b(2)、、、2103b(n)はス
イッチ(SW)であり、これらのSWにより周波数変換
器から出力された信号を混合器2102aや混合器21
02bへ送るかどうかを決定する。2107はSW制御
信号であり、SW2103a(1)、2103a
(2)、、、2103a(n)および、2103b
(1)、2103b(2)、、、2103b(n)のそ
れぞれのオン/オフを制御する。SW制御信号によりS
Wがオンにされると、周波数変換器から出力された信号
を混合器2102aあるいは混合器2102bへ送るこ
とになり、SWがオフにされると、周波数変換器から出
力された信号を混合器2102aや混合器2102bへ
は送らないことになる。SW制御信号2107および周
波数変換器制御信号2108は、ノード制御部106よ
り送られてくる制御信号である。
【0172】また、入力2105は下りデータ信号10
9bに、出力2106aは下りデータ信号116aに、
出力2106bは下りデータ信号116bにそれぞれ対
応する。
9bに、出力2106aは下りデータ信号116aに、
出力2106bは下りデータ信号116bにそれぞれ対
応する。
【0173】次に、本実施例のノード装置を用いた通信
システムの例を図22に示し、その動作について詳しく
説明する。2202は信号経路決定部であり、図22で
示される通信システムで行われるすべての通信の経路を
決定する。信号経路決定部2202は、実施例1の図5
と同じである。
システムの例を図22に示し、その動作について詳しく
説明する。2202は信号経路決定部であり、図22で
示される通信システムで行われるすべての通信の経路を
決定する。信号経路決定部2202は、実施例1の図5
と同じである。
【0174】2201はルート装置であり、本発明の信
号経路選択装置の上り方向周波数選択部101と下り方
向周波数選択装置103に関する機能を使用しないもの
である。ただし、ノード装置から入力された上り制御信
号を信号経路決定部2202へ送り、その後信号経路決
定部2202からの制御信号を下り制御信号として下り
方向の各ノード装置へ送る機能を持つ点が異なってい
る。
号経路選択装置の上り方向周波数選択部101と下り方
向周波数選択装置103に関する機能を使用しないもの
である。ただし、ノード装置から入力された上り制御信
号を信号経路決定部2202へ送り、その後信号経路決
定部2202からの制御信号を下り制御信号として下り
方向の各ノード装置へ送る機能を持つ点が異なってい
る。
【0175】2203、2204はノード装置である。
2205、2206、2207、2208は端末装置で
ある。端末装置2205、2206、2207、220
8は、1つの上りチャネルへの変調と1つの下りチャネ
ルからの復調を行う機能を持ち、さらに、1つの上り制
御信号を上り方向にあるノード装置へ送出する機能と1
つの下り制御信号を上り方向の制御装置から受け取る機
能を持っている。
2205、2206、2207、2208は端末装置で
ある。端末装置2205、2206、2207、220
8は、1つの上りチャネルへの変調と1つの下りチャネ
ルからの復調を行う機能を持ち、さらに、1つの上り制
御信号を上り方向にあるノード装置へ送出する機能と1
つの下り制御信号を上り方向の制御装置から受け取る機
能を持っている。
【0176】ノード装置A2203とルート装置220
1は、上りデータ信号2213a、下りデータ信号22
13b、上り制御信号2219a、下り制御信号221
9bによって接続されている。
1は、上りデータ信号2213a、下りデータ信号22
13b、上り制御信号2219a、下り制御信号221
9bによって接続されている。
【0177】同様に、ノード装置B2204とルート装
置2201は、上りデータ信号2214a、下りデータ
信号2214b、上り制御信号2220a、下り制御信
号2220bによって接続されている。
置2201は、上りデータ信号2214a、下りデータ
信号2214b、上り制御信号2220a、下り制御信
号2220bによって接続されている。
【0178】ノード装置A2203と端末装置A220
5は、上りデータ信号2209a、下りデータ信号22
09b、上り制御信号2215a、下り制御信号221
5bによって接続されている。
5は、上りデータ信号2209a、下りデータ信号22
09b、上り制御信号2215a、下り制御信号221
5bによって接続されている。
【0179】また、他のノード装置と端末装置の間も同
様に4つの信号によって接続されている。
様に4つの信号によって接続されている。
【0180】ノード装置A2203、ノード装置B22
04、ルート装置2201の左側の入出力系統のことを
下り方向A、右側の入出力系統のことを下り方向Bと以
下では記述することにする。
04、ルート装置2201の左側の入出力系統のことを
下り方向A、右側の入出力系統のことを下り方向Bと以
下では記述することにする。
【0181】信号経路決定部2202の内部の管理テー
ブルは、実施例1の場合と同様であり、図6に示されて
いる。
ブルは、実施例1の場合と同様であり、図6に示されて
いる。
【0182】制御信号のフォーマットに関しても、実施
例1の場合と基本的には同じであり、図7に示されてい
る。一部異なる点について、以下で説明する。
例1の場合と基本的には同じであり、図7に示されてい
る。一部異なる点について、以下で説明する。
【0183】(2)ノード制御データフォーマット ルート装置がノード装置や端末装置に対して制御信号を
送る場合、ノード装置がノード装置や端末装置やルート
装置に対して制御信号を送る場合、端末装置が端末装置
やノード装置やルート装置に制御信号を送る場合に使用
する。
送る場合、ノード装置がノード装置や端末装置やルート
装置に対して制御信号を送る場合、端末装置が端末装置
やノード装置やルート装置に制御信号を送る場合に使用
する。
【0184】・宛先:ノード制御データを送る宛先 ・入力系統: [1]宛先がノード装置の場合 上り方向(入力)、下り方向A(入力)、下り方向B
(入力)のいずれかを指定する。
(入力)のいずれかを指定する。
【0185】[2]宛先が端末装置の場合 意味なし [3]宛先がルート装置の場合 下り方向A(入力)、下り方向B(入力)のいずれかを
指定する。
指定する。
【0186】・入力チャネル: [1]宛先がノード装置の場合 上記の入力系統で指定されたものに入力されているチャ
ネルのうち、どのチャネルを選択するかを指定する。
ネルのうち、どのチャネルを選択するかを指定する。
【0187】[2]宛先が端末装置の場合 下りチャネルのうちどのチャネルを選択するかを決定す
る。
る。
【0188】[3]宛先がルート装置の場合 上記の入力系統で指定されたものに入力されているチャ
ネルのうち、どのチャネルを選択するかを指定する。
ネルのうち、どのチャネルを選択するかを指定する。
【0189】・出力系統: [1]宛先がノード装置の場合 上り方向(出力)、下り方向A(出力)、下り方向B
(出力)のいずれかを指定する。
(出力)のいずれかを指定する。
【0190】[2]宛先が端末装置の場合 意味なし [3]宛先がルート装置の場合 下り方向A(出力)、下り方向B(出力)のいずれかを
指定する。
指定する。
【0191】・出力チャネル: [1]宛先がノード装置の場合 上記の出力系統で指定されたものから出力されているチ
ャネルのうち、 どのチャネルを選択するかを
指定する。
ャネルのうち、 どのチャネルを選択するかを
指定する。
【0192】[2]宛先が端末装置の場合 上りチャネルのうちどのチャネルを選択するかを決定す
る。
る。
【0193】[3]宛先がノード装置の場合 上記の出力系統で指定されたものから出力されているチ
ャネルのうち、 どのチャネルを選択するかを
指定する。
ャネルのうち、 どのチャネルを選択するかを
指定する。
【0194】図23、図24、図25は、図22の通信
システムの管理テーブルの初期状態の例を示すものであ
る。端末情報管理テーブルと通信情報管理テーブルの初
期状態は、実施例1の図8と同様である。
システムの管理テーブルの初期状態の例を示すものであ
る。端末情報管理テーブルと通信情報管理テーブルの初
期状態は、実施例1の図8と同様である。
【0195】図23の2301は、ノード装置A220
3に関するノード装置情報管理テーブルである。上り方
向(出力)系統に関しては、チャネル情報の「チャネ
ル」は、「1、2、3、4」であり、「状態」はすべて
「未使用」であり、「通信番号」は空欄であり、「属
性」はすべて「アナログ」である。また、「接続先」は
「ルート装置」である。
3に関するノード装置情報管理テーブルである。上り方
向(出力)系統に関しては、チャネル情報の「チャネ
ル」は、「1、2、3、4」であり、「状態」はすべて
「未使用」であり、「通信番号」は空欄であり、「属
性」はすべて「アナログ」である。また、「接続先」は
「ルート装置」である。
【0196】したがって、ノード装置A2203は、上
り方向(出力)系統に関して、出力可能なチャネルは
1、2、3、4チャネルであり、各チャネルはアナログ
により通信を行なっており、また、初期状態なので状態
は未使用、通信番号は空欄になっている。上り方向(入
力)系統も上り方向(出力)系統と同様である。
り方向(出力)系統に関して、出力可能なチャネルは
1、2、3、4チャネルであり、各チャネルはアナログ
により通信を行なっており、また、初期状態なので状態
は未使用、通信番号は空欄になっている。上り方向(入
力)系統も上り方向(出力)系統と同様である。
【0197】下り方向A(入力)系統に関しては、チャ
ネル情報の「チャネル」は、「1」であり、「状態」は
「未使用」であり、「通信番号」は空欄であり、「属
性」は「アナログ」である。また、「接続先」は「端末
装置A」である。したがって、ノード装置A2203
は、下り方向(入力)系統に関して、入力可能なチャネ
ルはチャネル1であり、チャネル1はアナログにより通
信を行なっており、また、初期状態なので状態は未使
用、通信番号は空欄になっている。
ネル情報の「チャネル」は、「1」であり、「状態」は
「未使用」であり、「通信番号」は空欄であり、「属
性」は「アナログ」である。また、「接続先」は「端末
装置A」である。したがって、ノード装置A2203
は、下り方向(入力)系統に関して、入力可能なチャネ
ルはチャネル1であり、チャネル1はアナログにより通
信を行なっており、また、初期状態なので状態は未使
用、通信番号は空欄になっている。
【0198】下り方向A(出力)系統と下り方向B(入
力)系統と下り方向B(出力)系統は、下り方向A(入
力)系統と同様である。
力)系統と下り方向B(出力)系統は、下り方向A(入
力)系統と同様である。
【0199】図24の2401は、ノード装置B220
4に関するノード装置管理テーブルである。内容に関し
ては、ノード装置情報管理テーブル2301と同様であ
る。
4に関するノード装置管理テーブルである。内容に関し
ては、ノード装置情報管理テーブル2301と同様であ
る。
【0200】図25の2501は、ルート装置2201
に関するノード装置情報管理テーブルである。上り方向
(出力)系統および上り方向(入力)系統に関しては、
使用しない。
に関するノード装置情報管理テーブルである。上り方向
(出力)系統および上り方向(入力)系統に関しては、
使用しない。
【0201】下り方向A(入力)系統に関しては、チャ
ネル情報の「チャネル」は、「1、2、3、4」であ
り、「状態」はすべて「未使用」であり、「通信番号」
は空欄であり、「属性」はすべて「アナログ」である。
また、「接続先」は「ノード装置A」である。したがっ
て、ルート装置2201は、下り方向A(入力)系統に
関して、入力可能なチャネルは1、2、3、4チャネル
であり、各チャネルはアナログにより通信を行なってお
り、また、初期状態なので状態は未使用、通信番号は空
欄になっている。
ネル情報の「チャネル」は、「1、2、3、4」であ
り、「状態」はすべて「未使用」であり、「通信番号」
は空欄であり、「属性」はすべて「アナログ」である。
また、「接続先」は「ノード装置A」である。したがっ
て、ルート装置2201は、下り方向A(入力)系統に
関して、入力可能なチャネルは1、2、3、4チャネル
であり、各チャネルはアナログにより通信を行なってお
り、また、初期状態なので状態は未使用、通信番号は空
欄になっている。
【0202】下り方向A(出力)系統と下り方向B(入
力)系統と下り方向B(出力)系統は、下り方向A(入
力)系統と同様である。
力)系統と下り方向B(出力)系統は、下り方向A(入
力)系統と同様である。
【0203】図4の通信システムにおいて、実際どのよ
うに通信が行われるかを図22、図5、図26、図2
7、図28を使用して具体的に説明する。
うに通信が行われるかを図22、図5、図26、図2
7、図28を使用して具体的に説明する。
【0204】端末装置A2205と端末装置D2207
との通信を行なう場合を説明する。通信は以下のような
手順で行われる。
との通信を行なう場合を説明する。通信は以下のような
手順で行われる。
【0205】(1)端末装置A2205が、通信要求デ
ータフォーマットにしたがって、通信要求データを作成
する。その通信要求データは、図26中の通信要求デー
タ2601のようになる。通信要求データ2601は、
ルート装置2201に対して、端末装置A2205と端
末装置C2207との間で、アナログ信号のみを使用し
て通信路を設定するように要求をすることを意味してい
る。
ータフォーマットにしたがって、通信要求データを作成
する。その通信要求データは、図26中の通信要求デー
タ2601のようになる。通信要求データ2601は、
ルート装置2201に対して、端末装置A2205と端
末装置C2207との間で、アナログ信号のみを使用し
て通信路を設定するように要求をすることを意味してい
る。
【0206】(2)通信要求データ2601を上り制御
信号2215aとして送信する。その後ノード装置A2
203を介し、上り制御信号2219aとなり、最後に
ルート装置2201に、通信要求データ2601が到着
する。
信号2215aとして送信する。その後ノード装置A2
203を介し、上り制御信号2219aとなり、最後に
ルート装置2201に、通信要求データ2601が到着
する。
【0207】(3)ルート装置2201は、到着した通
信要求データ2601を信号経路決定部2202へ送
る。
信要求データ2601を信号経路決定部2202へ送
る。
【0208】(4)信号経路決定部2202は、通信要
求データ2601と、管理テーブル504を元に最適化
部503により、最適な通信経路を決定する。通信経路
決定後の管理テーブル504の内容は、図26の通信情
報管理テーブル2602、図27のノード装置情報管理
テーブル2701、図28のノード装置情報管理テーブ
ル2801、図29のノード装置情報管理テーブル29
01のようになる。
求データ2601と、管理テーブル504を元に最適化
部503により、最適な通信経路を決定する。通信経路
決定後の管理テーブル504の内容は、図26の通信情
報管理テーブル2602、図27のノード装置情報管理
テーブル2701、図28のノード装置情報管理テーブ
ル2801、図29のノード装置情報管理テーブル29
01のようになる。
【0209】通信情報管理テーブル2602には、「通
信番号」が「1」、「送信元端末名」が「端末装置
A」、「送信先端末名」が「端末装置D」、「属性」が
「アナログ」として、端末装置Aと端末装置Dとの通信
が記録される。
信番号」が「1」、「送信元端末名」が「端末装置
A」、「送信先端末名」が「端末装置D」、「属性」が
「アナログ」として、端末装置Aと端末装置Dとの通信
が記録される。
【0210】ノード装置情報管理テーブル2701が、
初期状態のノード装置情報管理テーブル2301と異な
る点は、 ・上り方向(出力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル1の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
初期状態のノード装置情報管理テーブル2301と異な
る点は、 ・上り方向(出力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル1の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
【0211】・下り方向A(入力)系統に関して、チャ
ネル情報のチャネル1の項目の「状態」が「使用中」
に、「通信番号が」が「1」になっている。 と言うことである。ノード装置A2203は、上記の系
統のそれぞれチャネルを使用することになる。
ネル情報のチャネル1の項目の「状態」が「使用中」
に、「通信番号が」が「1」になっている。 と言うことである。ノード装置A2203は、上記の系
統のそれぞれチャネルを使用することになる。
【0212】ノード装置情報管理テーブル2801が、
初期状態のノード装置情報管理テーブル2401と異な
る点は、 ・上り方向(入力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル1の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
初期状態のノード装置情報管理テーブル2401と異な
る点は、 ・上り方向(入力)系統に関して、チャネル情報のチャ
ネル1の項目の「状態」 が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
【0213】・下り方向B(出力)系統に関して、チャ
ネル情報のチャネル2の項目の「状態」が「使用中」
に、「通信番号が」が「1」になっている。 と言うことである。ノード装置B2204は、上記の系
統のそれぞれのチャネルを使用することになる。
ネル情報のチャネル2の項目の「状態」が「使用中」
に、「通信番号が」が「1」になっている。 と言うことである。ノード装置B2204は、上記の系
統のそれぞれのチャネルを使用することになる。
【0214】ノード装置情報管理テーブル2901が、
初期状態のノード装置情報管理テーブル2501と異な
る点は、 ・下り方向A(入力)系統に関して、チャネル情報のチ
ャネル1の項目の「状態」が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
初期状態のノード装置情報管理テーブル2501と異な
る点は、 ・下り方向A(入力)系統に関して、チャネル情報のチ
ャネル1の項目の「状態」が「使用中」に、「通信番
号」が「1」になっている。
【0215】・下り方向B(出力)系統に関して、チャ
ネル情報のチャネル2の項目の「状態」が「使用中」
に、「通信番号が」が「1」になっている。 と言うことである。ルート装置2201は、上記の系統
のそれぞれのチャネルを使用することになる。
ネル情報のチャネル2の項目の「状態」が「使用中」
に、「通信番号が」が「1」になっている。 と言うことである。ルート装置2201は、上記の系統
のそれぞれのチャネルを使用することになる。
【0216】以上により、信号経路決定部2202によ
り決定された信号経路は、以下のようになる。
り決定された信号経路は、以下のようになる。
【0217】[1]端末装置A2205は、上りチャネ
ル1を使用し、上りデータ信号2209aとして出力す
る。その出力は、ノード装置A2203の下り方向A
(入力)系統のチャネル1への入力となる(上りデータ
信号2209a)。
ル1を使用し、上りデータ信号2209aとして出力す
る。その出力は、ノード装置A2203の下り方向A
(入力)系統のチャネル1への入力となる(上りデータ
信号2209a)。
【0218】[2]ノード装置A2203は、下り方向
A(入力)系統のチャネル1を上り方向(出力)系統の
チャネル1として出力する。その出力は、ルート装置2
201の下り方向A(入力)系統のチャネル1への入力
となる(上りデータ信号2213a)。
A(入力)系統のチャネル1を上り方向(出力)系統の
チャネル1として出力する。その出力は、ルート装置2
201の下り方向A(入力)系統のチャネル1への入力
となる(上りデータ信号2213a)。
【0219】[3]ルート装置2201は、下り方向A
(入力)系統のチャネル1を、そのまま下り方向B(出
力)系統のチャネル1へと折り返す。その出力は、ノー
ド装置B2204の上り方向(入力)系統のチャネル1
への入力となる(下りデータ信号2214b)。
(入力)系統のチャネル1を、そのまま下り方向B(出
力)系統のチャネル1へと折り返す。その出力は、ノー
ド装置B2204の上り方向(入力)系統のチャネル1
への入力となる(下りデータ信号2214b)。
【0220】[4]ノード装置B2204は、上り方向
(入力)系統のチャネル1を、下り方向B(出力)系統
のチャネル2として出力する。ここでノード装置B22
04は下り方向の周波数変換を行っている。その出力
は、端末装置D2207の下りチャネル2への入力とな
る(下りデータ信号2212b)。
(入力)系統のチャネル1を、下り方向B(出力)系統
のチャネル2として出力する。ここでノード装置B22
04は下り方向の周波数変換を行っている。その出力
は、端末装置D2207の下りチャネル2への入力とな
る(下りデータ信号2212b)。
【0221】[5]端末装置D2207は、下りチャネ
ル2からデータを受け取る。以上のような経路で、端末
装置A2205からのデータは端末装置D2208へ送
信される。
ル2からデータを受け取る。以上のような経路で、端末
装置A2205からのデータは端末装置D2208へ送
信される。
【0222】(5)上記のような経路を設定するため
に、信号経路決定部2202はノード制御データ260
3を作成する。
に、信号経路決定部2202はノード制御データ260
3を作成する。
【0223】ノード制御データ2603について説明す
る。ルート装置2201に対して送られるノード制御デ
ータは、「宛先」が「ルート装置」、「入力系統」が
「下り方向A」、「入力チャネル」が「1」、「出力系
統」が「下り方向B」、「出力チャネル」が「1」であ
る。このノード制御データにより、ルート装置2201
は、下り方向A(入力)系統のチャネル1をそのまま下
り方向(出力)系統のチャネル1へ出力する。
る。ルート装置2201に対して送られるノード制御デ
ータは、「宛先」が「ルート装置」、「入力系統」が
「下り方向A」、「入力チャネル」が「1」、「出力系
統」が「下り方向B」、「出力チャネル」が「1」であ
る。このノード制御データにより、ルート装置2201
は、下り方向A(入力)系統のチャネル1をそのまま下
り方向(出力)系統のチャネル1へ出力する。
【0224】ノード装置A2203に対して送られるノ
ード制御データは、「宛先」が「ノード装置A」、「入
力系統」が「下り方向A」、「入力チャネル」が
「1」、「出力系統」が「上り方向」、「出力チャネ
ル」が「1」である。このノード制御データにより、ノ
ード装置A2203は、下り方向A(入力)系統のチャ
ネル1をそのまま上り方向(出力)系統のチャネル1へ
出力する。
ード制御データは、「宛先」が「ノード装置A」、「入
力系統」が「下り方向A」、「入力チャネル」が
「1」、「出力系統」が「上り方向」、「出力チャネ
ル」が「1」である。このノード制御データにより、ノ
ード装置A2203は、下り方向A(入力)系統のチャ
ネル1をそのまま上り方向(出力)系統のチャネル1へ
出力する。
【0225】ノード装置B2204に対して送られるノ
ード制御データに関しては、ノード装置A2203の場
合と同様である。
ード制御データに関しては、ノード装置A2203の場
合と同様である。
【0226】(6)最後に、ノード制御データ2603
を各ノード装置に送信することにより、経路設定を完了
する。
を各ノード装置に送信することにより、経路設定を完了
する。
【0227】従来のCATV網では、上記のような通信
を実現することは不可能であった。従来のCATV網で
は、端末装置A2205から上りチャネル1で送出され
たデータは、ヘッドエンドで下りチャネル1へ折り返さ
れることになり、端末装置D2208へ届かない。それ
に対して、本発明のノード装置を用いれば、下り方向の
周波数変換が可能であるから、下りチャネル1を下りチ
ャネル2へと周波数変換すれば、端末装置A2205と
端末装置D2208との通信が可能となる。
を実現することは不可能であった。従来のCATV網で
は、端末装置A2205から上りチャネル1で送出され
たデータは、ヘッドエンドで下りチャネル1へ折り返さ
れることになり、端末装置D2208へ届かない。それ
に対して、本発明のノード装置を用いれば、下り方向の
周波数変換が可能であるから、下りチャネル1を下りチ
ャネル2へと周波数変換すれば、端末装置A2205と
端末装置D2208との通信が可能となる。
【0228】また、本実施例では、ノード装置B220
4の下り方向周波数変換機能を用いたが、同様のことは
ルート装置2201の折り返し方向周波数変換機能を用
いる事で可能である。
4の下り方向周波数変換機能を用いたが、同様のことは
ルート装置2201の折り返し方向周波数変換機能を用
いる事で可能である。
【0229】また、本実施例では、端末装置は1チャネ
ルのみの送受信が可能である場合の説明を行ったが、複
数のチャネルの送受信が可能な端末装置にも容易に対応
できる。例えば、端末装置に接続されている下り制御信
号により、端末装置内の変調・復調回路の制御を行えば
よい。
ルのみの送受信が可能である場合の説明を行ったが、複
数のチャネルの送受信が可能な端末装置にも容易に対応
できる。例えば、端末装置に接続されている下り制御信
号により、端末装置内の変調・復調回路の制御を行えば
よい。
【0230】また、本実施例では、ノード装置に対する
入力が2系統の場合について説明したが、さらに多くの
入力を持つ場合にも容易に対応できる。例えば、管理テ
ーブルの内容を拡張することにより実現できる事は、容
易に類推できる。
入力が2系統の場合について説明したが、さらに多くの
入力を持つ場合にも容易に対応できる。例えば、管理テ
ーブルの内容を拡張することにより実現できる事は、容
易に類推できる。
【0231】また、本実施例は、上りデータ信号と下り
データ信号と上り制御信号と下り制御信号の4つの信号
を伝送する物理的な伝送路が、1本であっても、複数本
であっても適応可能であることは、容易に類推できる。
また、制御信号を公衆回線を用いて送受信することも可
能な事は容易に類推できる。
データ信号と上り制御信号と下り制御信号の4つの信号
を伝送する物理的な伝送路が、1本であっても、複数本
であっても適応可能であることは、容易に類推できる。
また、制御信号を公衆回線を用いて送受信することも可
能な事は容易に類推できる。
【0232】(実施例4)本発明の信号経路選択装置を
ケーブルテレビに応用した実施例を図30を用いて説明
する。図30において3005は本発明の信号経路選択
装置で、以下中継装置と呼ぶ。3001は複数の番組を
周波数分割多重により伝送する伝送路で、例えば100
個の番組を多重した同軸ケーブルや光ファイバーケーブ
ルである。
ケーブルテレビに応用した実施例を図30を用いて説明
する。図30において3005は本発明の信号経路選択
装置で、以下中継装置と呼ぶ。3001は複数の番組を
周波数分割多重により伝送する伝送路で、例えば100
個の番組を多重した同軸ケーブルや光ファイバーケーブ
ルである。
【0233】3006は3001と同様の伝送路で、こ
の説明では60個の番組を周波数分割多重しているケー
ブルテレビにおける加入者線であるとする。3002
は、伝送路3001上に多重されている番組のうち伝送
路3006に中継する必要のある番組を選択して、異な
る周波数に変換して出力する下り方向周波数変換部で、
以下、変換部と呼ぶ。なお、変換部3002が入出力す
る信号は、それぞれが電気信号でも光信号のいずれでも
よく、必要に応じて光信号を電気信号に変換すれば良
い。
の説明では60個の番組を周波数分割多重しているケー
ブルテレビにおける加入者線であるとする。3002
は、伝送路3001上に多重されている番組のうち伝送
路3006に中継する必要のある番組を選択して、異な
る周波数に変換して出力する下り方向周波数変換部で、
以下、変換部と呼ぶ。なお、変換部3002が入出力す
る信号は、それぞれが電気信号でも光信号のいずれでも
よく、必要に応じて光信号を電気信号に変換すれば良
い。
【0234】3003−1〜nは変換部3002から周
波数多重出力された番組のうち希望のものを、後述する
制御部3004からの情報により選択し、受信する端末
装置であり、各々固有のアドレスを持つ。3004は、
内部に記憶手段を持ち、(表1)に示す周波数管理テー
ブルを記憶し、各々の端末3003−1〜nからの番組
配信要求信号を入力し、要求信号をもとに、制御部30
04は変換部3002に対して、番組の中継を行なうよ
う中継要求信号を出力する。
波数多重出力された番組のうち希望のものを、後述する
制御部3004からの情報により選択し、受信する端末
装置であり、各々固有のアドレスを持つ。3004は、
内部に記憶手段を持ち、(表1)に示す周波数管理テー
ブルを記憶し、各々の端末3003−1〜nからの番組
配信要求信号を入力し、要求信号をもとに、制御部30
04は変換部3002に対して、番組の中継を行なうよ
う中継要求信号を出力する。
【0235】
【表1】
【0236】なお、中継要求は中継すべき番組の入力周
波数情報と、周波数変換後の出力周波数の情報を含んで
いる。(表1)を用いて周波数管理テーブルを説明す
る。(表1)において受信周波数は伝送路3001に周
波数分割多重されている番組の周波数、番組名は各番組
の番組名、送信周波数は各番組を伝送路3006に出力
するときの周波数、受信端末はその番組を受信している
端末のリストである。また、番組名を放送局名に置き換
えてもよい。
波数情報と、周波数変換後の出力周波数の情報を含んで
いる。(表1)を用いて周波数管理テーブルを説明す
る。(表1)において受信周波数は伝送路3001に周
波数分割多重されている番組の周波数、番組名は各番組
の番組名、送信周波数は各番組を伝送路3006に出力
するときの周波数、受信端末はその番組を受信している
端末のリストである。また、番組名を放送局名に置き換
えてもよい。
【0237】以上の構成について、その動作を説明す
る。初めに、中継装置は番組を中継していないとする。
この時の制御部3004内の周波数管理テーブルは(表
2)のようになっている。
る。初めに、中継装置は番組を中継していないとする。
この時の制御部3004内の周波数管理テーブルは(表
2)のようになっている。
【0238】
【表2】
【0239】この状態で、端末3003−1で番組Cを
受信したくなったとする。端末3003−1は、番組C
を受信したいという要求を制御部3002に送信する。
なお、この要求には「番組C」という番組名、端末30
03−1の端末番号を含む。制御部3004はテーブル
の番組名の欄を参照して、「番組C」を見つけ、対応す
る送信周波数の欄を参照する。この場合「0」であると
いうことは、この番組は現在中継されていないという意
味なので、あらたに中継を開設する必要がある。
受信したくなったとする。端末3003−1は、番組C
を受信したいという要求を制御部3002に送信する。
なお、この要求には「番組C」という番組名、端末30
03−1の端末番号を含む。制御部3004はテーブル
の番組名の欄を参照して、「番組C」を見つけ、対応す
る送信周波数の欄を参照する。この場合「0」であると
いうことは、この番組は現在中継されていないという意
味なので、あらたに中継を開設する必要がある。
【0240】制御部3004は送信周波数の欄を見て、
送信に使用すべき空いている周波数を探す。この説明で
は「周波数1」が空いている周波数として選択されたと
する。なお、このとき、送信可能な周波数がすべて使用
されていた場合は、これ以上中継を開設することはでき
ない。制御部3004は、変換部3002に対して、周
波数3を受信し、これを周波数1に変換して出力するよ
うに要求し、端末3003−1に対して周波数1を受信
するように通知する。端末3003−1は通知された周
波数を受信し、要求した番組Cを受信する。
送信に使用すべき空いている周波数を探す。この説明で
は「周波数1」が空いている周波数として選択されたと
する。なお、このとき、送信可能な周波数がすべて使用
されていた場合は、これ以上中継を開設することはでき
ない。制御部3004は、変換部3002に対して、周
波数3を受信し、これを周波数1に変換して出力するよ
うに要求し、端末3003−1に対して周波数1を受信
するように通知する。端末3003−1は通知された周
波数を受信し、要求した番組Cを受信する。
【0241】端末3003−1が番組Cの受信を終了す
るとき、端末3003−1は制御部3004に対してそ
の旨通知する。制御部3004は、テーブルの受信端末
欄から端末3003−1を削除する。この説明の場合、
もはや番組Cを受信する端末はないので、番組Cの中継
を続ける必要はない。よって制御部3004は変換部3
002に対して周波数1の送信を中止するよう要求し、
テーブルの番組Cの送信周波数の欄を0にセットする。
るとき、端末3003−1は制御部3004に対してそ
の旨通知する。制御部3004は、テーブルの受信端末
欄から端末3003−1を削除する。この説明の場合、
もはや番組Cを受信する端末はないので、番組Cの中継
を続ける必要はない。よって制御部3004は変換部3
002に対して周波数1の送信を中止するよう要求し、
テーブルの番組Cの送信周波数の欄を0にセットする。
【0242】なお、端末3003−1が発する番組受信
要求に、番組を受信し続けたい時間の情報を含めること
とし、この時間の情報を制御部3004のテーブルに記
憶し、制御部3004においてタイマーによって受信終
了の判断を下す動作も可能である。なお、一定の時間周
期、例えば10分毎に、テーブルに記憶されている受信
端末のすべてに対して、実際に受信状態にあるかどうか
を確認するための信号を送り、各々の端末は実際に受信
を行なっていたら、その旨返答を制御部3004に通知
するという動作にし、制御部3004に正常な返答を返
さない端末をテーブルの受信端末欄から削除し、受信終
了が生じたときと同様の動作を行なうことも可能であ
る。
要求に、番組を受信し続けたい時間の情報を含めること
とし、この時間の情報を制御部3004のテーブルに記
憶し、制御部3004においてタイマーによって受信終
了の判断を下す動作も可能である。なお、一定の時間周
期、例えば10分毎に、テーブルに記憶されている受信
端末のすべてに対して、実際に受信状態にあるかどうか
を確認するための信号を送り、各々の端末は実際に受信
を行なっていたら、その旨返答を制御部3004に通知
するという動作にし、制御部3004に正常な返答を返
さない端末をテーブルの受信端末欄から削除し、受信終
了が生じたときと同様の動作を行なうことも可能であ
る。
【0243】こうした場合、受信中の端末や伝送路に障
害が生じ、受信が中断しても制御部3004に終了通知
が到達しなくなった場合でも、制御部3004が受信終
了を検知することができるという効果を持つ。
害が生じ、受信が中断しても制御部3004に終了通知
が到達しなくなった場合でも、制御部3004が受信終
了を検知することができるという効果を持つ。
【0244】今後、ケーブルテレビの多チャンネル化が
進むと予想される。これに伴って、送信設備もこれに応
じて広帯域化する必要が出てくると予想される。ところ
が、たとえケーブルテレビが今よりも多チャンネル化し
ても、実際に視聴される番組には偏りがあり、多くの視
聴者は人気番組に集中すると予想される。よって、必ず
しも供給可能な番組をすべて実際に供給する必要はな
く、受信の要求がある番組のみを供給すればよい。
進むと予想される。これに伴って、送信設備もこれに応
じて広帯域化する必要が出てくると予想される。ところ
が、たとえケーブルテレビが今よりも多チャンネル化し
ても、実際に視聴される番組には偏りがあり、多くの視
聴者は人気番組に集中すると予想される。よって、必ず
しも供給可能な番組をすべて実際に供給する必要はな
く、受信の要求がある番組のみを供給すればよい。
【0245】本発明を用いることで、既設のケーブルテ
レビの加入者線の伝送帯域を上回る多チャンネルの番組
を、視聴者からの要求によって中継することを可能とす
るものである。
レビの加入者線の伝送帯域を上回る多チャンネルの番組
を、視聴者からの要求によって中継することを可能とす
るものである。
【0246】なお、周波数管理テーブルに受信端末が登
録されるので、このテーブルの記録を取っておくこと
で、全数調査の視聴率の集計を取ることができる。
録されるので、このテーブルの記録を取っておくこと
で、全数調査の視聴率の集計を取ることができる。
【0247】なお、端末3003と制御部3004の制
御信号のやりとりは、好ましくは伝送路3006に多重
して行なうことが望ましいが、制御用の専用線、電話回
線を用いることも可能である。
御信号のやりとりは、好ましくは伝送路3006に多重
して行なうことが望ましいが、制御用の専用線、電話回
線を用いることも可能である。
【0248】さらに、端末3003と制御部3004の
間で制御信号のやりとりを行なう代わりに、制御部30
04に電話応答装置を設ける構成とし、加入者は電話を
用いて、DTMF信号によって制御部3004に対して
視聴したい番組受信要求を送るという動作を行なうこと
もできる。この場合、制御部3004の電話応答装置は
加入者に対して音声ガイダンスで受信端末において受信
すべき周波数を通知すればよい。
間で制御信号のやりとりを行なう代わりに、制御部30
04に電話応答装置を設ける構成とし、加入者は電話を
用いて、DTMF信号によって制御部3004に対して
視聴したい番組受信要求を送るという動作を行なうこと
もできる。この場合、制御部3004の電話応答装置は
加入者に対して音声ガイダンスで受信端末において受信
すべき周波数を通知すればよい。
【0249】また、変換部3002が端末3003−1
〜nに配信する番組のうち、視聴率の高いものは恒常的
に固定のチャンネルで中継すれば、高視聴率番組を視聴
する場合は、端末3003−1〜nから制御部3004
に受信要求を送らなくても済むというメリットがある。
〜nに配信する番組のうち、視聴率の高いものは恒常的
に固定のチャンネルで中継すれば、高視聴率番組を視聴
する場合は、端末3003−1〜nから制御部3004
に受信要求を送らなくても済むというメリットがある。
【0250】(実施例5)以下に本発明の第5の実施例
について図31を用いて説明する。3105−1〜2は
実施例4と同じ中継装置である。中継装置3105−2
は実施例4における受信端末の代わりに配置したもので
あり、このように中継装置がさらに別の中継装置に番組
を中継するという構成を可能とした点で実施例5は実施
例4と異なる。
について図31を用いて説明する。3105−1〜2は
実施例4と同じ中継装置である。中継装置3105−2
は実施例4における受信端末の代わりに配置したもので
あり、このように中継装置がさらに別の中継装置に番組
を中継するという構成を可能とした点で実施例5は実施
例4と異なる。
【0251】本実施例の説明では伝送路3101−1は
500個の番組を周波数分割多重により伝送し、伝送路
3101−2は100個の番組を周波数分割多重してい
るとする。
500個の番組を周波数分割多重により伝送し、伝送路
3101−2は100個の番組を周波数分割多重してい
るとする。
【0252】以上の構成について、その動作を実施例4
と照らして説明する。本実施例の中継装置3105−1
を実施例4の中継装置3005に照らした場合、端末3
103−1〜nからの番組受信要求の他に中継装置31
05−2からの番組受信要求がある。中継の開設と中断
は実施例4と同様に行なう。次に中継装置3105−2
の動作を実施例4の中継装置3005に照らして説明す
る。中継装置3105−2は実施例4と同様に、受信端
末3104−1〜nの受信要求を処理する。例えば、端
末3104−1が「番組D」の受信を要求した場合、中
継装置3105−2の周波数管理テーブルの番組名の欄
に「番組D」がなかった場合、中継装置3105−2は
中継装置3105−1に対して「番組D」の受信要求を
送る。中継装置3105−2は中継装置3105−1か
ら「番組D」の供給を受けたら、その周波数を周波数管
理テーブルに登録し、以下実施例4と同様の動作を行な
い、端末3104−1からの受信要求を満たす。
と照らして説明する。本実施例の中継装置3105−1
を実施例4の中継装置3005に照らした場合、端末3
103−1〜nからの番組受信要求の他に中継装置31
05−2からの番組受信要求がある。中継の開設と中断
は実施例4と同様に行なう。次に中継装置3105−2
の動作を実施例4の中継装置3005に照らして説明す
る。中継装置3105−2は実施例4と同様に、受信端
末3104−1〜nの受信要求を処理する。例えば、端
末3104−1が「番組D」の受信を要求した場合、中
継装置3105−2の周波数管理テーブルの番組名の欄
に「番組D」がなかった場合、中継装置3105−2は
中継装置3105−1に対して「番組D」の受信要求を
送る。中継装置3105−2は中継装置3105−1か
ら「番組D」の供給を受けたら、その周波数を周波数管
理テーブルに登録し、以下実施例4と同様の動作を行な
い、端末3104−1からの受信要求を満たす。
【0253】なお、中継装置3105−2は、端末31
04−1〜nで受信されてない番組は中継する必要がな
いので、そのような番組が発生し次第、受信終了の要求
を中継装置3105−1に送る。これは端末の受信終了
要求と同様に行なわれる。
04−1〜nで受信されてない番組は中継する必要がな
いので、そのような番組が発生し次第、受信終了の要求
を中継装置3105−1に送る。これは端末の受信終了
要求と同様に行なわれる。
【0254】この実施例では、ケーブルテレビの番組伝
送網が階層的な構造を持っている場合でも、動的な周波
数割当によって番組供給を行なえる。よって、伝送容量
の少ないケーブルテレビの加入者でも、豊富な番組の選
択肢を享受することができる。
送網が階層的な構造を持っている場合でも、動的な周波
数割当によって番組供給を行なえる。よって、伝送容量
の少ないケーブルテレビの加入者でも、豊富な番組の選
択肢を享受することができる。
【0255】(実施例6)番組伝送網に本発明の中継装
置を応用した実施例について、図32を用いて説明す
る。実施例5と異なるのは、伝送路3202上に多重さ
れる番組の信号源が複数あるという点である。すなわ
ち、伝送路3201−0からの番組と、伝送路3201
−1〜nからの番組が中継装置3205−1〜nで周波
数変換されてから伝送路3202に多重される番組があ
る。また、伝送路3202上に周波数分割多重される番
組と周波数の管理を行なう周波数管理装置を設けてい
る。
置を応用した実施例について、図32を用いて説明す
る。実施例5と異なるのは、伝送路3202上に多重さ
れる番組の信号源が複数あるという点である。すなわ
ち、伝送路3201−0からの番組と、伝送路3201
−1〜nからの番組が中継装置3205−1〜nで周波
数変換されてから伝送路3202に多重される番組があ
る。また、伝送路3202上に周波数分割多重される番
組と周波数の管理を行なう周波数管理装置を設けてい
る。
【0256】周波数管理装置の内部には(表3)の管理
テーブルがあり、伝送路3202上に提供可能な番組
名、番組の送信元、伝送中である場合はその周波数が記
憶されている。
テーブルがあり、伝送路3202上に提供可能な番組
名、番組の送信元、伝送中である場合はその周波数が記
憶されている。
【0257】
【表3】
【0258】以上の構成についてその動作を説明する。
実施例5と異なるのは、端末3203や中継装置320
6−1〜nからの番組受信要求と番組受信終了要求が周
波数管理装置3204に送られる点である。周波数管理
装置3204は番組受信要求を受けると、内部のテーブ
ルの番組名を検索する。周波数の欄に記述がある場合
は、すでにその番組は伝送路3202を伝送中なので、
受信要求を発した端末や中継装置に周波数を教え、受信
要求を満たす。なお、送信元が中継装置である場合は前
記受信要求を送信元の中継装置に送る。周波数の欄に記
述がない場合は、まだその番組は伝送中でないという意
味なので、周波数管理装置3204は送信可能な空き周
波数を探し、周波数をテーブルに記録し、受信要求と空
き周波数を含んだ中継要求を送信元の中継装置に送る。
なお、送信元が伝送路3201−0である番組はあらか
じめ周波数管理装置3204内のテーブルに周波数と番
組名が登録してある。また、中継装置の動作は、送信周
波数の決定権が周波数管理装置3204にあるという点
を除き、実施例5と同じである。
実施例5と異なるのは、端末3203や中継装置320
6−1〜nからの番組受信要求と番組受信終了要求が周
波数管理装置3204に送られる点である。周波数管理
装置3204は番組受信要求を受けると、内部のテーブ
ルの番組名を検索する。周波数の欄に記述がある場合
は、すでにその番組は伝送路3202を伝送中なので、
受信要求を発した端末や中継装置に周波数を教え、受信
要求を満たす。なお、送信元が中継装置である場合は前
記受信要求を送信元の中継装置に送る。周波数の欄に記
述がない場合は、まだその番組は伝送中でないという意
味なので、周波数管理装置3204は送信可能な空き周
波数を探し、周波数をテーブルに記録し、受信要求と空
き周波数を含んだ中継要求を送信元の中継装置に送る。
なお、送信元が伝送路3201−0である番組はあらか
じめ周波数管理装置3204内のテーブルに周波数と番
組名が登録してある。また、中継装置の動作は、送信周
波数の決定権が周波数管理装置3204にあるという点
を除き、実施例5と同じである。
【0259】今後のケーブルテレビの発達に伴い、番組
の供給源が単一ではなくなり、地上波のテレビ放送や、
他のケーブルテレビ網、館内放送など、複数の番組供給
源からなる番組の供給網が必要になると思われる。本発
明を用いることで、限られた周波数帯域内に、複数の信
号源からの番組を動的に周波数分割多重し、視聴者に豊
富な番組の選択肢を提供できる。
の供給源が単一ではなくなり、地上波のテレビ放送や、
他のケーブルテレビ網、館内放送など、複数の番組供給
源からなる番組の供給網が必要になると思われる。本発
明を用いることで、限られた周波数帯域内に、複数の信
号源からの番組を動的に周波数分割多重し、視聴者に豊
富な番組の選択肢を提供できる。
【0260】
【発明の効果】以上の説明のように本発明の信号経路選
択装置を用いることにより、周波数分割多重方式で伝送
を行う通信システムでのチャネルの有効利用が可能とな
る。また、限られた周波数帯域内に、複数の信号源から
の番組を動的に周波数分割多重し、視聴者に豊富な番組
の選択肢を提供できる。
択装置を用いることにより、周波数分割多重方式で伝送
を行う通信システムでのチャネルの有効利用が可能とな
る。また、限られた周波数帯域内に、複数の信号源から
の番組を動的に周波数分割多重し、視聴者に豊富な番組
の選択肢を提供できる。
【図1】本発明の第3の実施例における通信経路選択装
置の概念図
置の概念図
【図2】本発明の第1の実施例における通信経路選択装
置の概念図
置の概念図
【図3】本発明の上り方向周波数変換部の概略を示すブ
ロック図
ロック図
【図4】本発明の第1、2の実施例のシステム構成を示
すブロック図
すブロック図
【図5】本発明の信号経路決定部の概略を示すブロック
図
図
【図6】本発明の信号経路決定部の管理テーブルの概略
図
図
【図7】本発明の実施例における通信データのフォーマ
ットを示す図
ットを示す図
【図8】本発明の第1、2の実施例の管理テーブルの第
1の初期状態図
1の初期状態図
【図9】本発明の第1、2の実施例の管理テーブルの第
2の初期状態図
2の初期状態図
【図10】本発明の第1、2の実施例の管理テーブルの
第3の初期状態図
第3の初期状態図
【図11】本発明の第1の実施例における管理テーブル
と制御データの第1の概念図
と制御データの第1の概念図
【図12】本発明の第1の実施例における管理テーブル
と制御データの第2の概念図
と制御データの第2の概念図
【図13】本発明の第1の実施例における管理テーブル
と制御データの第3の概念図
と制御データの第3の概念図
【図14】本発明の第1の実施例における管理テーブル
と制御データの第4の概念図
と制御データの第4の概念図
【図15】本発明の第1の実施例における管理テーブル
と制御データの第5の概念図
と制御データの第5の概念図
【図16】本発明の第1の実施例における管理テーブル
と制御データの第6の概念図
と制御データの第6の概念図
【図17】本発明の第2の実施例における通信経路選択
装置の概念図
装置の概念図
【図18】本発明の折り返し方向周波数変換部の構成を
示す概念図
示す概念図
【図19】本発明の第2の実施例における管理テーブル
と制御データの第1の概念図
と制御データの第1の概念図
【図20】本発明の第2の実施例における管理テーブル
と制御データの第2の概念図
と制御データの第2の概念図
【図21】本発明の下り方向周波数変換部の構成を示す
概念図
概念図
【図22】本発明の第3の実施例における通信経路選択
装置の概念図
装置の概念図
【図23】本発明の第3の実施例における管理テーブル
の第1の初期状態図
の第1の初期状態図
【図24】本発明の第3の実施例における管理テーブル
の第2の初期状態図
の第2の初期状態図
【図25】本発明の第3の実施例における管理テーブル
の第3の初期状態図
の第3の初期状態図
【図26】本発明の第3の実施例における管理テーブル
と制御データの第1の概念図
と制御データの第1の概念図
【図27】本発明の第3の実施例における管理テーブル
と制御データの第2の概念図
と制御データの第2の概念図
【図28】本発明の第3の実施例における管理テーブル
と制御データの第3の概念図
と制御データの第3の概念図
【図29】本発明の第3の実施例における管理テーブル
と制御データの第4の概念図
と制御データの第4の概念図
【図30】本発明の第4の実施例における通信経路選択
装置の概念図
装置の概念図
【図31】本発明の第5の実施例における通信経路選択
装置の概念図
装置の概念図
【図32】本発明の第6の実施例における番組伝送シス
テムの構成を示す概念図
テムの構成を示す概念図
【図33】従来の技術における通信システムの構成を示
す概念図
す概念図
101 上り方向周波数変換部 102 折り返し方向周波数変換部 103 下り方向周波数変換部 104 上り方向分配器 105 下り方向混合器 106 ノード制御部 201 上り方向周波数変換部 202 折り返し方向周波数変換部 203 ノード制御部 402 信号経路決定部 1701 上り方向周波数変換部 1702 折り返し方向周波数変換部 1703 下り方向周波数変換部 2201 ルート装置 2202 信号経路決定部 2203 ノード装置A 2204 ノード装置B 2205 端末装置A 2208 端末装置D 3002 下り方向周波数変換部 3004 制御部 3001 伝送路 3204 周波数管理装置
Claims (7)
- 【請求項1】 周波数分割多重信号である下りデータ信
号を複数の下りデータ信号へ分配する下り方向分配器
と、複数系統の周波数分割多重信号である上りデータ信
号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し1系統の上り
データ信号へ混合する上り方向周波数変換部と、前記上
り方向周波数変換部の入力側の上りデータ信号中の任意
の周波数から出力側の上りデータ信号中の任意の周波数
への変換を制御信号を元に決定するノード制御部を備え
たことを特徴とする信号経路選択装置。 - 【請求項2】 周波数分割多重信号である下りデータ信
号を複数の下りデータ信号へ分配する下り方向分配器
と、周波数分割多重信号である上りデータ信号を複数系
統の上りデータ信号へ分配する上り方向分配器と、複数
の前記上り方向分配器から出力される上りデータ信号中
の任意の周波数を他の周波数へ変換し1系統の上りデー
タ信号へ混合する上り方向周波数変換部と、複数の前記
上り方向分配器から出力される上りデータ信号中の任意
の周波数を他の周波数へ変換し、複数系統の下りデータ
信号へ分配する折り返し方向周波数変換部と、前記折り
返し方向周波数変換部から出力される下りデータ信号と
前記下り方向分配器から出力される下りデータ信号を混
合する下り方向混合器と、前記上り方向周波数変換部の
入力側の上りデータ信号中の任意の周波数から出力側の
上りデータ信号中の任意の周波数への変換と前記折り返
し方向周波数変換部の入力側の上りデータ信号中の任意
の周波数から出力側の下りデータ信号中の任意の周波数
への変換を制御信号を元に決定するノード制御部を備え
たことを特徴とする信号経路選択装置。 - 【請求項3】 周波数分割多重信号である下りデータ信
号中の任意の周波数を他の周波数へ変換し複数系統の下
りデータ信号へ分配する下り方向周波数変換部と、周波
数分割多重信号である上りデータ信号を複数系統の上り
データ信号へ分配する上り方向分配器と、複数の前記上
り方向分配器から出力される上りデータ信号中の任意の
周波数を他の周波数へ変換し1系統の上りデータ信号へ
混合する上り方向周波数変換部と、複数の前記上り方向
分配器から出力される上りデータ信号中の任意の周波数
を他の周波数へ変換し複数系統の下りデータ信号へ分配
する折り返し方向周波数変換部と、前記折り返し方向周
波数変換部から出力される下りデータ信号および前記下
り方向周波数変換部から出力される下りデータ信号を1
系統の下りデータ信号へ混合する下り方向混合器と、前
記上り方向周波数変換部の入力側の上りデータ信号中の
任意の周波数から出力側の上りデータ信号中の任意の周
波数への変換と前記折り返し方向周波数変換部の入力側
の上りデータ信号中の任意の周波数から出力側の下りデ
ータ信号中の任意の周波数への変換と前記下り方向周波
数変換部の入力側の下りデータ信号中の任意の周波数か
ら出力側の下りデータ信号中の任意の周波数への変換を
制御信号を元に決定するノード制御部を備えたことを特
徴とする信号経路選択装置。 - 【請求項4】 周波数分割多重信号である下りデータ信
号中の任意の周波数を他の周波数へ変換して出力する下
り方向周波数変換部と、入力された受信要求信号に基づ
き、動的に前記下り方向周波数変換部の周波数を制御す
る制御手段を備えたことを特徴とする信号経路選択装
置。 - 【請求項5】 制御手段が受信端末と他の信号経路選択
装置からの受信要求に基づき下り方向周波数変換部の周
波数を制御することを特徴とする請求項4記載の信号経
路選択装置。 - 【請求項6】 制御手段が下り方向周波数変換部により
変換された下りデータ信号の受信状態に基づき下り方向
周波数変換部の周波数を制御することを特徴とする請求
項4または5記載の信号経路選択装置。 - 【請求項7】 複数の周波数分割多重された信号源を周
波数変換することにより一つの伝送路に周波数分割多重
する番組伝送システムにおいて、伝送路に伝送されてい
る番組名と番組が多重されている周波数と番組の信号源
と含む管理テーブルと前記伝送路に接続された端末から
の番組受信要求に基づき伝送路への番組の出力を要求す
る周波数管理装置と、前記周波数管理装置からの番組出
力要求に基づき複数の周波数分割多重された信号源を周
波数変換する請求項1から請求項4のいずれかに記載の
信号経路選択装置を備えたことを番組伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334197A JP2914148B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 信号経路選択装置および番組電送システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5334197A JP2914148B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 信号経路選択装置および番組電送システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07202832A true JPH07202832A (ja) | 1995-08-04 |
JP2914148B2 JP2914148B2 (ja) | 1999-06-28 |
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ID=18274634
Family Applications (1)
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JP5334197A Expired - Fee Related JP2914148B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 信号経路選択装置および番組電送システム |
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JP (1) | JP2914148B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000332796A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-11-30 | Alcatel | アクセスネットワークで、分配対話式サービスを同報通信する同報通信装置 |
JP2009510849A (ja) * | 2005-09-29 | 2009-03-12 | 亦兵 王 | 周波数割り当てユーザーアクセスlanのシステム及びアップリンク・ダウンリンク伝送方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334197A patent/JP2914148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000332796A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-11-30 | Alcatel | アクセスネットワークで、分配対話式サービスを同報通信する同報通信装置 |
JP2009510849A (ja) * | 2005-09-29 | 2009-03-12 | 亦兵 王 | 周波数割り当てユーザーアクセスlanのシステム及びアップリンク・ダウンリンク伝送方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2914148B2 (ja) | 1999-06-28 |
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