JPH07202805A - 光ファイバ網の監視システム - Google Patents
光ファイバ網の監視システムInfo
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- JPH07202805A JPH07202805A JP5337612A JP33761293A JPH07202805A JP H07202805 A JPH07202805 A JP H07202805A JP 5337612 A JP5337612 A JP 5337612A JP 33761293 A JP33761293 A JP 33761293A JP H07202805 A JPH07202805 A JP H07202805A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成により、常時、予備回線の障害発
生を監視する。 【構成】 OCU1aとDSU2aとは現用回線3aを
介してデータ伝送を行う。この時、DSU2aから出力
される光信号は分岐結合装置5a1の第2の光カップラ
5a2により、予備回線4aの上り線4a2に分岐され、
予備回線4aを介して伝送される。上記光信号は、光ス
イッチ部6aを介して個別制御部9aへ供給され、その
レベルが監視される。予備回線4aに断線等の障害が生
じると、上記レベルが低下するため、個別制御部9aは
予備回線4aに障害が生じたと判断し、その旨をユニッ
ト制御部11へ知らせる。ユニット制御部11は個別制
御部9aからの知らせを受けると、DIC12に異常警
報信号S4aを出力する。DIC12は、上記異常警報
信号S4aを受けると、センターへ警報を出力する。作
業者は、センターからの指示でOTDR13により予備
回線4aの上り線4a2の検査を行い、障害点の位置を
特定する。
生を監視する。 【構成】 OCU1aとDSU2aとは現用回線3aを
介してデータ伝送を行う。この時、DSU2aから出力
される光信号は分岐結合装置5a1の第2の光カップラ
5a2により、予備回線4aの上り線4a2に分岐され、
予備回線4aを介して伝送される。上記光信号は、光ス
イッチ部6aを介して個別制御部9aへ供給され、その
レベルが監視される。予備回線4aに断線等の障害が生
じると、上記レベルが低下するため、個別制御部9aは
予備回線4aに障害が生じたと判断し、その旨をユニッ
ト制御部11へ知らせる。ユニット制御部11は個別制
御部9aからの知らせを受けると、DIC12に異常警
報信号S4aを出力する。DIC12は、上記異常警報
信号S4aを受けると、センターへ警報を出力する。作
業者は、センターからの指示でOTDR13により予備
回線4aの上り線4a2の検査を行い、障害点の位置を
特定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、局側回線終端装置と
加入者側回線終端装置との間でデータ伝送を行う光ファ
イバ網に適用して好適な光ファイバ網の監視システムに
関する。
加入者側回線終端装置との間でデータ伝送を行う光ファ
イバ網に適用して好適な光ファイバ網の監視システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル回線では、加入者線
によってデジタル伝送をおこなうため、加入者線の両
端、すなわち加入者宅と電話局内に、デジタル信号の送
受信回路を設置している。この送受信回路のうち、加入
者宅内に設置するものを加入者側回線終端装置(Digita
l Service Unit;以下、DSUという)、電話局内に設
置するものを局側回線終端装置(Office Channel Uni
t;以下、OCUという)と呼んでいる。また、近年、
デジタル伝送の高速化、多重化の要求に伴い、DSUと
OCUとを結ぶ回線に光ファイバケーブルが用いられる
ようになってきた。
によってデジタル伝送をおこなうため、加入者線の両
端、すなわち加入者宅と電話局内に、デジタル信号の送
受信回路を設置している。この送受信回路のうち、加入
者宅内に設置するものを加入者側回線終端装置(Digita
l Service Unit;以下、DSUという)、電話局内に設
置するものを局側回線終端装置(Office Channel Uni
t;以下、OCUという)と呼んでいる。また、近年、
デジタル伝送の高速化、多重化の要求に伴い、DSUと
OCUとを結ぶ回線に光ファイバケーブルが用いられる
ようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した光
ファイバ網では、通常、光ファイバケーブルの断線等の
不具合を監視するために、光ファイバ障害点検査器(Op
tical time domain reflectometer;以下、OTDRと
いう)が用いられている。これは、所定の波長のレーザ
光を検査しようとする回線に供給し、障害点での反射光
を検出することにより、障害の有無、障害点の位置を測
定するものである。障害が検出されると、当然、その回
線を取替える必要が生じるわけであるが、復旧には時間
がかかる。そこで、現用回線と並行に予備回線を敷設
し、現用回線に障害が生じた場合には、伝送経路を予備
回線に切り換えるという方式がとられている。
ファイバ網では、通常、光ファイバケーブルの断線等の
不具合を監視するために、光ファイバ障害点検査器(Op
tical time domain reflectometer;以下、OTDRと
いう)が用いられている。これは、所定の波長のレーザ
光を検査しようとする回線に供給し、障害点での反射光
を検出することにより、障害の有無、障害点の位置を測
定するものである。障害が検出されると、当然、その回
線を取替える必要が生じるわけであるが、復旧には時間
がかかる。そこで、現用回線と並行に予備回線を敷設
し、現用回線に障害が生じた場合には、伝送経路を予備
回線に切り換えるという方式がとられている。
【0004】しかしながら、この方式においても、現用
回線によるデータ伝送中に、予備回線に障害が発生する
可能性がある。予備回線に障害が発生した場合、現用回
線に障害が生じたからといって、予備回線に切り換える
ことはできない。しかしながら、従来の光ファイバ網の
監視システムでは、予備回線の障害発生を監視しておら
ず、現用回線に障害が生じると、そのまま障害が生じた
予備回線に切換えてしまう場合がある。言換えると、デ
ータ伝送を円滑に行うためには、予備回線を常時、正常
状態に保つ必要がある。しかしながら、従来の光ファイ
バ網では、予備回線の障害発生の監視については何ら考
慮されていなかった。
回線によるデータ伝送中に、予備回線に障害が発生する
可能性がある。予備回線に障害が発生した場合、現用回
線に障害が生じたからといって、予備回線に切り換える
ことはできない。しかしながら、従来の光ファイバ網の
監視システムでは、予備回線の障害発生を監視しておら
ず、現用回線に障害が生じると、そのまま障害が生じた
予備回線に切換えてしまう場合がある。言換えると、デ
ータ伝送を円滑に行うためには、予備回線を常時、正常
状態に保つ必要がある。しかしながら、従来の光ファイ
バ網では、予備回線の障害発生の監視については何ら考
慮されていなかった。
【0005】また、予備回線の障害を予想して、OTD
Rにより監視することも考えられるが、各回線にOTD
Rを設置することはコスト的に問題がある。あるいは、
複数の回線に対して1つのOTDRを用いることも考え
られるが、そのためにはOTDRが出力する検査光を各
回線に振り分ける装置が必要となり、装置の大型化が避
けられないとともに、コストアップにつながるという欠
点が生じる。
Rにより監視することも考えられるが、各回線にOTD
Rを設置することはコスト的に問題がある。あるいは、
複数の回線に対して1つのOTDRを用いることも考え
られるが、そのためにはOTDRが出力する検査光を各
回線に振り分ける装置が必要となり、装置の大型化が避
けられないとともに、コストアップにつながるという欠
点が生じる。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、簡単な構成により、常時、予備回線の障害発生
が監視できる光ファイバ網の監視システムを提供するこ
とを目的としている。
もので、簡単な構成により、常時、予備回線の障害発生
が監視できる光ファイバ網の監視システムを提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、この発明では、局側に設置される局側回線終
端装置と前記局側回線終端装置に対応して加入者側に設
置される加入者側回線終端装置との間を現用回線により
データ伝送を行い、前記現用回線に障害が生じた場合に
は予備回線に切換えてデータ伝送を行う光ファイバ網に
おいて、前記加入者側回線終端装置側に設置され、前記
現用回線を伝送される信号を前記予備回線に分岐する分
岐手段と、前記分岐手段により分岐され前記予備回線を
介して伝送される信号のレベルを監視し、該レベルが所
定値以下に低下すると、異常警報を発する制御部とを具
備することを特徴とする。
るために、この発明では、局側に設置される局側回線終
端装置と前記局側回線終端装置に対応して加入者側に設
置される加入者側回線終端装置との間を現用回線により
データ伝送を行い、前記現用回線に障害が生じた場合に
は予備回線に切換えてデータ伝送を行う光ファイバ網に
おいて、前記加入者側回線終端装置側に設置され、前記
現用回線を伝送される信号を前記予備回線に分岐する分
岐手段と、前記分岐手段により分岐され前記予備回線を
介して伝送される信号のレベルを監視し、該レベルが所
定値以下に低下すると、異常警報を発する制御部とを具
備することを特徴とする。
【0008】
【作用】分岐手段により、加入者回線終端装置が出力す
る信号を予備回線に分岐し、該分岐手段により分岐され
予備回線を介して伝送される信号のレベルを制御部によ
り監視し、該レベルが所定値以下に低下すると、異常警
報を発する。
る信号を予備回線に分岐し、該分岐手段により分岐され
予備回線を介して伝送される信号のレベルを制御部によ
り監視し、該レベルが所定値以下に低下すると、異常警
報を発する。
【0009】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、1a,1b,…は、局側回
線終端装置(OCU)であり、デジタル信号を回線に伝
送するとともに、回線を介して受けるデジタル信号を電
気信号に変換した後、増幅、整形等を行う。また、OC
U1aおよびOCU1bは、現用回線を伝送される信号
を監視しており、障害が発生した場合には、各回線に対
応して設けられた個別制御部9a,9bへ警報信号S1
a,S1bを供給する。
て説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、1a,1b,…は、局側回
線終端装置(OCU)であり、デジタル信号を回線に伝
送するとともに、回線を介して受けるデジタル信号を電
気信号に変換した後、増幅、整形等を行う。また、OC
U1aおよびOCU1bは、現用回線を伝送される信号
を監視しており、障害が発生した場合には、各回線に対
応して設けられた個別制御部9a,9bへ警報信号S1
a,S1bを供給する。
【0010】2a,2b,…は、上記OCU1a,1b
に対向して加入者宅に設けられた加入者側回線終端装置
(DSU)である。OCU1a,1bとDSU2a,2
bとは、各々、1対の現用回線3aと予備回線4a,現
用回線3b,予備回線4bとによって接続されており、
各回線3a,4a(もしくは3b,4b)は、局側から
のデジタル信号が伝送される下り線3a1(4a1,3b
1,4b1)と、加入者側からのデジタル信号が伝送され
る上り線3a2(4a2,3b2,4b2)との2線からな
る。また、回線の途中には、加入者側に分岐結合装置5
a,5bが介挿されており、局側には光スイッチ部6
a,6bが介挿されている。なお、以下では、各回線の
構成は同一であるので、添字にaを付けた回線について
のみ説明する。分岐結合装置5aは、各々、2つの光カ
ップラから構成されており、入力:出力が2:1の第1
の光カップラ5a1と、入力:出力が1:2の第2の光
カップラ5b1からなる。第1の光カップラ5a1は、現
用回線3aおよび予備回線4aの下り線3a1,4a1を
結合し、1つの下り線8a1としてDSU2aへ接続す
る。また、第2の光カップラ5a2は、DSU2aの上
り線8a2を現用回線3aおよび予備回線4aの下り線
3a2,4a2に分岐する。
に対向して加入者宅に設けられた加入者側回線終端装置
(DSU)である。OCU1a,1bとDSU2a,2
bとは、各々、1対の現用回線3aと予備回線4a,現
用回線3b,予備回線4bとによって接続されており、
各回線3a,4a(もしくは3b,4b)は、局側から
のデジタル信号が伝送される下り線3a1(4a1,3b
1,4b1)と、加入者側からのデジタル信号が伝送され
る上り線3a2(4a2,3b2,4b2)との2線からな
る。また、回線の途中には、加入者側に分岐結合装置5
a,5bが介挿されており、局側には光スイッチ部6
a,6bが介挿されている。なお、以下では、各回線の
構成は同一であるので、添字にaを付けた回線について
のみ説明する。分岐結合装置5aは、各々、2つの光カ
ップラから構成されており、入力:出力が2:1の第1
の光カップラ5a1と、入力:出力が1:2の第2の光
カップラ5b1からなる。第1の光カップラ5a1は、現
用回線3aおよび予備回線4aの下り線3a1,4a1を
結合し、1つの下り線8a1としてDSU2aへ接続す
る。また、第2の光カップラ5a2は、DSU2aの上
り線8a2を現用回線3aおよび予備回線4aの下り線
3a2,4a2に分岐する。
【0011】次に、光スイッチ部6aは、個別制御部9
aに応じて、伝送経路を切り換えるものであり、通常
は、DSU2aの現用回線3aを対応するOCU1aの
回線に接続するとともに、予備回線4aの上り線4a2
を個別制御部9aへ接続し、個別制御部9aの制御に応
じて伝送経路を切り換え、予備回線4aを上記対応する
OCU1aの回線に接続するようになっている。
aに応じて、伝送経路を切り換えるものであり、通常
は、DSU2aの現用回線3aを対応するOCU1aの
回線に接続するとともに、予備回線4aの上り線4a2
を個別制御部9aへ接続し、個別制御部9aの制御に応
じて伝送経路を切り換え、予備回線4aを上記対応する
OCU1aの回線に接続するようになっている。
【0012】次に、個別制御部9aは、各回線毎に設け
られており、DSU2aから分岐結合装置5a、予備回
線4aの上り線4a2および光スイッチ部6aを介して
供給される光信号を電気信号に変換し、そのレベルを監
視して監視信号S3aとしてDIC12に供給するとと
もに、レベルが所定以下に下がった場合には、予備回線
4aに障害が生じたと判断し、ユニット制御部11にそ
の旨を知らせる。また、個別制御部9aは、OCU1a
から供給される警報信号S1aおよび切り換え信号S2
aに応じて、上記光スイッチ部9aの切り換え制御を行
い、伝送経路を現用回線3aから予備回線4aに切り換
えるようになっている。
られており、DSU2aから分岐結合装置5a、予備回
線4aの上り線4a2および光スイッチ部6aを介して
供給される光信号を電気信号に変換し、そのレベルを監
視して監視信号S3aとしてDIC12に供給するとと
もに、レベルが所定以下に下がった場合には、予備回線
4aに障害が生じたと判断し、ユニット制御部11にそ
の旨を知らせる。また、個別制御部9aは、OCU1a
から供給される警報信号S1aおよび切り換え信号S2
aに応じて、上記光スイッチ部9aの切り換え制御を行
い、伝送経路を現用回線3aから予備回線4aに切り換
えるようになっている。
【0013】また、ユニット制御部11は、上述した各
個別制御部9a,9b,…に電源を供給するとともに、
各々の制御を行っており、個別制御部9a,9b,…か
ら障害発生の知らせを受けると、異常警報信号S4a,
S4b,…をDIC12へ供給する。
個別制御部9a,9b,…に電源を供給するとともに、
各々の制御を行っており、個別制御部9a,9b,…か
ら障害発生の知らせを受けると、異常警報信号S4a,
S4b,…をDIC12へ供給する。
【0014】また、OTDR13は、現用回線3a(3
b)もしくは予備回線4a(4b)に障害が発生した場
合に、作業者により、その障害点の位置を計測するもの
であり、その出力光は各光スイッチ部6a,6b,…の
一端に供給可能になっている。例えば、現用回線3aが
伝送に用いられている場合には、OTDR13の出力光
は予備回線4aの下り線4a1、または上り線4a2に供
給可能になっており、予備回線4aに障害が生じた場合
に適宜検査用の光信号が供給される。また、現用回線3
aに障害が生じた場合には、光スイッチ部9aの動作に
より、OTDR13の出力光は、現用回線3aの下り線
3a1、または上り線3a2に供給されるようになってい
る。すなわち、現用回線3aに障害が生じ、伝送経路を
予備回線4aに切り換えた場合、そのままOTDR13
により現用回線3aにおける障害点の検査が行えるよう
になっている。
b)もしくは予備回線4a(4b)に障害が発生した場
合に、作業者により、その障害点の位置を計測するもの
であり、その出力光は各光スイッチ部6a,6b,…の
一端に供給可能になっている。例えば、現用回線3aが
伝送に用いられている場合には、OTDR13の出力光
は予備回線4aの下り線4a1、または上り線4a2に供
給可能になっており、予備回線4aに障害が生じた場合
に適宜検査用の光信号が供給される。また、現用回線3
aに障害が生じた場合には、光スイッチ部9aの動作に
より、OTDR13の出力光は、現用回線3aの下り線
3a1、または上り線3a2に供給されるようになってい
る。すなわち、現用回線3aに障害が生じ、伝送経路を
予備回線4aに切り換えた場合、そのままOTDR13
により現用回線3aにおける障害点の検査が行えるよう
になっている。
【0015】次に、上述した構成による動作について図
2ないし図3を参照して説明する。図2は、実施例の動
作を説明するために、ある1つの回線に注目してその構
成を示すブロック図である。図3は伝送経路の切り換え
後の状態を示すブロック図である。まず、通常のデータ
伝送においては、図2に示すように、光スイッチ部9a
では、現用回線3aは、そのまま対応するOCU1aに
接続される。また、予備回線4aの上り線4a2は、対
応する個別制御部9aに接続される。
2ないし図3を参照して説明する。図2は、実施例の動
作を説明するために、ある1つの回線に注目してその構
成を示すブロック図である。図3は伝送経路の切り換え
後の状態を示すブロック図である。まず、通常のデータ
伝送においては、図2に示すように、光スイッチ部9a
では、現用回線3aは、そのまま対応するOCU1aに
接続される。また、予備回線4aの上り線4a2は、対
応する個別制御部9aに接続される。
【0016】上記接続状態において、DSU2aから出
力される光信号は、分岐結合装置5a1の第2の光カッ
プラ5a2により、現用回線3aの上り線3a2と、予備
回線4aの上り線4a2とに分岐されて伝送される。予
備回線4aの上り線4a2によって伝送される光信号
は、光スイッチ部6aを介して個別制御部9aへ供給さ
れる。個別制御部9aでは、上記光信号を電気信号に変
換した後、そのレベルを監視する。ここで、予備回線4
aに断線等の障害が生じると、上記個別制御部9aへ供
給される光信号のレベルが低下する。このため、個別制
御部9aは、予備回線4aに障害が生じたと判断し、そ
の旨をユニット制御部11へ知らせる。ユニット制御部
11は、個別制御部9aからの知らせを受けると、DI
C12に異常警報信号S4aを出力する。DIC12
は、上記異常警報信号S4aを受けると、この異常警報
信号S4aをセンターに出力し、センターの指示で、作
業者はOTDR13により予備回線4aの上り線4a2
の検査を行い、障害点の位置を特定する。障害点が特定
されると、作業者により、障害点の復旧が行われる。な
お、光信号レベルの監視が上り線4a2にのみ行われる
のは、一般に、上り線と下り線は同一ケーブル内に配設
されるため、いずれか一方(この場合には上り線)に障
害が生じた場合には、他方(この場合には下り線)にも
障害が生じていると判断してよいためである。言換える
と、一方に障害がなければ、他方にも障害がないと判断
してよいためである。
力される光信号は、分岐結合装置5a1の第2の光カッ
プラ5a2により、現用回線3aの上り線3a2と、予備
回線4aの上り線4a2とに分岐されて伝送される。予
備回線4aの上り線4a2によって伝送される光信号
は、光スイッチ部6aを介して個別制御部9aへ供給さ
れる。個別制御部9aでは、上記光信号を電気信号に変
換した後、そのレベルを監視する。ここで、予備回線4
aに断線等の障害が生じると、上記個別制御部9aへ供
給される光信号のレベルが低下する。このため、個別制
御部9aは、予備回線4aに障害が生じたと判断し、そ
の旨をユニット制御部11へ知らせる。ユニット制御部
11は、個別制御部9aからの知らせを受けると、DI
C12に異常警報信号S4aを出力する。DIC12
は、上記異常警報信号S4aを受けると、この異常警報
信号S4aをセンターに出力し、センターの指示で、作
業者はOTDR13により予備回線4aの上り線4a2
の検査を行い、障害点の位置を特定する。障害点が特定
されると、作業者により、障害点の復旧が行われる。な
お、光信号レベルの監視が上り線4a2にのみ行われる
のは、一般に、上り線と下り線は同一ケーブル内に配設
されるため、いずれか一方(この場合には上り線)に障
害が生じた場合には、他方(この場合には下り線)にも
障害が生じていると判断してよいためである。言換える
と、一方に障害がなければ、他方にも障害がないと判断
してよいためである。
【0017】また、図2に示す状態において、現用回線
3aに何らかの障害が生じ、OCU1aがその障害を検
知すると、同OCU1aは警報信号S1aを該当個別制
御部9aへ出力する。また、該当個別制御部は上記OC
U1aの警報信号S1aを検知すると、予備回線4aが
正常である場合のみ、該当光スイッチ部6aに対して切
り換え制御を行う。この結果、光スイッチ部6aは、図
3に示すように、予備回線4aを該当OCU1aへ接続
して伝送経路を切り換える。伝送経路が切り換えられる
ことにより、DSU2aとこれに対応するOCU1aの
データ伝送は予備回線4aを介して引き続き行われる。
また、図3に示す状態では、OTDR13の出力光信号
が現用回線3aの上り線3a2に供給されるように、光
スイッチ部6aによって切り換えられている。そこで、
上記OCU1aによって障害が検知されると、OTDR
13により現用回線3aの上り線3a2の検査が可能と
なり、作業者は障害点の位置を特定する。障害点が特定
されると、作業者により障害点の復旧が行われる。
3aに何らかの障害が生じ、OCU1aがその障害を検
知すると、同OCU1aは警報信号S1aを該当個別制
御部9aへ出力する。また、該当個別制御部は上記OC
U1aの警報信号S1aを検知すると、予備回線4aが
正常である場合のみ、該当光スイッチ部6aに対して切
り換え制御を行う。この結果、光スイッチ部6aは、図
3に示すように、予備回線4aを該当OCU1aへ接続
して伝送経路を切り換える。伝送経路が切り換えられる
ことにより、DSU2aとこれに対応するOCU1aの
データ伝送は予備回線4aを介して引き続き行われる。
また、図3に示す状態では、OTDR13の出力光信号
が現用回線3aの上り線3a2に供給されるように、光
スイッチ部6aによって切り換えられている。そこで、
上記OCU1aによって障害が検知されると、OTDR
13により現用回線3aの上り線3a2の検査が可能と
なり、作業者は障害点の位置を特定する。障害点が特定
されると、作業者により障害点の復旧が行われる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、分岐手段により、加入者回線終端装置が出力する信
号を予備回線に分岐し、該分岐手段により分岐され予備
回線を介して伝送される信号のレベルを制御部により監
視し、該レベルが所定値以下に低下すると、異常警報を
発するようにしたため、簡単な構成により、常時、予備
回線の障害発生が監視できるという利点が得られる。
ば、分岐手段により、加入者回線終端装置が出力する信
号を予備回線に分岐し、該分岐手段により分岐され予備
回線を介して伝送される信号のレベルを制御部により監
視し、該レベルが所定値以下に低下すると、異常警報を
発するようにしたため、簡単な構成により、常時、予備
回線の障害発生が監視できるという利点が得られる。
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】 同実施例の動作を説明するために、ある1つ
の伝送経路に注目してその構成を示すブロック図であ
る。
の伝送経路に注目してその構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 同実施例における伝送経路の切り換え後の状
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
1a,1b……局側回線終端装置、2a,2b……加入
者側回線終端装置、3a,3b……現用回線、4a,4
b……予備回線、5a,5b……分岐結合装置(分岐手
段)、9a,9b……個別制御部(制御部)
者側回線終端装置、3a,3b……現用回線、4a,4
b……予備回線、5a,5b……分岐結合装置(分岐手
段)、9a,9b……個別制御部(制御部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大知 一夫 東京都港区芝浦4丁目9番25号 東京通信 ネットワーク株式会社内 (72)発明者 増田 和久 東京都港区芝浦4丁目9番25号 東京通信 ネットワーク株式会社内 (72)発明者 山口 光治 東京都港区芝浦4丁目9番25号 東京通信 ネットワーク株式会社内 (72)発明者 田中 幸次 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ内佐倉工場内 (72)発明者 松本 信浩 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ内佐倉工場内 (72)発明者 森田 裕治 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ内佐倉工場内 (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ内佐倉工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 局側に設置される局側回線終端装置と前
記局側回線終端装置に対応して加入者側に設置される加
入者側回線終端装置との間を現用回線によりデータ伝送
を行い、前記現用回線に障害が生じた場合には予備回線
に切換えてデータ伝送を行う光ファイバ網において、 前記加入者側回線終端装置側に設置され、前記現用回線
を伝送される信号を前記予備回線に分岐する分岐手段
と、 前記分岐手段により分岐され前記予備回線を介して伝送
される信号のレベルを監視し、該レベルが所定値以下に
低下すると、異常警報を発する制御部とを具備すること
を特徴とする光ファイバ網の監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5337612A JPH07202805A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光ファイバ網の監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5337612A JPH07202805A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光ファイバ網の監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07202805A true JPH07202805A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18310292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5337612A Pending JPH07202805A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光ファイバ網の監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07202805A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0855587A2 (en) * | 1997-01-27 | 1998-07-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Wavelenght-variable light source and OTDR apparatus |
KR100339195B1 (ko) * | 2000-07-04 | 2002-05-31 | 이태선 | 인터넷을 이용한 원격 광선로망 관리시스템 |
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JP2007281779A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光線路の障害検出方法及び制御方法 |
US8270828B2 (en) | 2006-02-03 | 2012-09-18 | Fujikura Ltd. | Optical line monitoring apparatus and optical line monitoring method |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5337612A patent/JPH07202805A/ja active Pending
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EP0855587A3 (en) * | 1997-01-27 | 1999-07-21 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Wavelenght-variable light source and OTDR apparatus |
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US8290363B2 (en) | 2006-02-03 | 2012-10-16 | Fujikura Ltd. | Optical line monitoring apparatus and optical line monitoring method |
US8315517B2 (en) | 2006-02-03 | 2012-11-20 | Fujikura, Ltd | Optical line monitoring apparatus and optical line monitoring method |
JP2007281779A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光線路の障害検出方法及び制御方法 |
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