JPH0720253A - 航行船舶の検知方法 - Google Patents

航行船舶の検知方法

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Publication number
JPH0720253A
JPH0720253A JP16761393A JP16761393A JPH0720253A JP H0720253 A JPH0720253 A JP H0720253A JP 16761393 A JP16761393 A JP 16761393A JP 16761393 A JP16761393 A JP 16761393A JP H0720253 A JPH0720253 A JP H0720253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
vessel
integrated
water pressure
sailing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16761393A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuko Okada
敦子 岡田
Toshiro Saeki
敏朗 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP16761393A priority Critical patent/JPH0720253A/ja
Publication of JPH0720253A publication Critical patent/JPH0720253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水面下に設置された水圧検出器により水圧を
検出するとともに、その水圧信号の負圧信号を検出する
ことにより、航行する船舶を検知する検知方法であっ
て、水圧検出器による水圧信号を時間に関して積分処理
を施すとともに、この積分処理により得られた積分信号
波形の極大点IA から極小点IB に達するまでの変化分
を、予め設定されたしきい値I0 と比較することによ
り、船舶の航行を検知する。 【効果】 航行船舶による信号が明確に検出されため、
海象条件などが悪い場合、または航行する船舶との距離
が離れている場合でも、航行船舶の検知を確実に行うこ
とができ、また比較するしきい値も1つであり、従来の
検知方法に比べて、海象条件の影響を殆ど受けることは
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航行する船舶を検知す
るための検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶の航行を検知する場合、海面
下に設置された水圧検出器により水圧を計測するととも
に、図4に示すように、この計測された水圧信号P(t)
が負圧でかつ予め設定されたしきい値(P0 )以下とな
り、かつその継続時間tがやはり予め設定されたしきい
値(t0 )以上になった場合に、船舶の航行による信号
であるという判断がなされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
検知方法によると、波のうねりが大きい場合、または海
面下に設置された水圧検出器と航行する船舶との相対距
離が離れた場合には、波浪による水圧信号に対する船舶
の航行による水圧信号のS/N比が悪くなって、両者の
水圧信号の区別がつかなくなり、誤検知の確率が高くな
るという問題があった。
【0004】なお、うねりの大きさなどの海象条件によ
り、各しきい値(P0 ,t0 )を変化させることも考え
られるが、このようなしきい値を変化させることは、実
際には困難である。
【0005】そこで、本発明は上記問題を解消し得る航
行船舶の検知方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の航行船舶の検知方法は、水面下に設置され
た水圧検出器により水圧を検出するとともに、その水圧
信号の負圧信号を検出することにより、航行する船舶を
検知する検知方法であって、上記水圧検出器による水圧
信号を時間に関して積分処理を施すとともに、この積分
処理により得られた積分信号波形の極大点から極小点に
達するまでの変化分を、予め設定されたしきい値と比較
することにより、船舶の航行を検知する方法である。
【0007】
【作用】上記の検知方法によると、水圧信号を時間に関
して積分処理を施すとともに、この積分信号波形の極大
点から極小点に達するまでの変化分を、設定されたしき
い値と比較するため、航行船舶による信号が明確に検出
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
き説明する。本実施例における航行船舶の基本的な検知
方法は、海底(または水底)に設置された水圧検出器
(図示せず)により水圧を検出するとともに、その水圧
信号の負圧信号を検出することにより、航行する船舶を
検知する検知方法である。
【0009】そして、具体的には、図1に示すように、
水圧検出器による水圧信号を時間に関して積分処理を施
すとともに、この積分処理により得られた積分信号波形
I(t) の極大点Aから極小点Bに達するまでの積分信号
の変化分を、予め設定されたしきい値(I0 )と比較
し、そしてこのしきい値(I0 )より大きい場合に、船
舶による信号であると判断する方法である。
【0010】ここで、上記の関係を数式にて説明する。
すなわち、水圧信号をP(t) とするとともに、この水圧
信号を時間に関して積分すると、その積分信号は下記
式のように表される。
【0011】
【数1】
【0012】この積分信号I(t) は、図1のグラフにて
示される。そして、図1における積分信号I(t) の極大
点IA を検出するとともに、次の極小点IB に達するま
での積分測定信号IM と先の極大点IA との差、すなわ
ち変化分の絶対値を求め、この絶対値が予め設定された
しきい値(I0 )より大きい場合(下記式にて示す)
に、船舶の航行による信号であると判断する。
【0013】
【数2】
【0014】上記の積分処理を、S/N比が比較的悪い
水圧信号(図2(a)の破線の丸印にて示す)に適用し
た場合、図2(b)における破線の丸印にて示すよう
に、船舶の通過時には、その積分信号が大きく下がり、
船舶の航行を明確に検知し得ることが良く分かる。な
お、図3の(a)および(b)に、他の事例におけるグ
ラフを示しておく。この場合にも、図2と同様の効果が
現れている。
【0015】このような信号処理を採用することによ
り、海象条件が悪い場合、または航行する船舶との距離
が離れている場合でも、航行船舶による信号を明確に検
出することができ、したがって水圧信号による航行船舶
の検知をより確実に行うことができ、また比較するしき
い値も1つであり、従来の検知方法に比べて、海象条件
の影響を殆ど受けることはない。
【0016】さらに、本実施例の検知方法における信号
の処理アルゴリズムは、簡単なものであり、リアルタイ
ムで船舶の航行、すなわち通過を検知することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の検知方法による
と、水圧信号に時間に関して積分処理を施すとともに、
この積分信号波形の極大点から極小点に達するまでの変
化分を、設定されたしきい値と比較するため、航行船舶
による信号が明確に検出され、したがって測定条件例え
ば海象条件などが悪い場合、または航行する船舶との距
離が離れている場合でも、航行船舶の検知を確実に行う
ことができ、また比較するしきい値も1つであり、従来
の検知方法に比べて、海象条件の影響を殆ど受けること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における航行船舶の検知方法
を説明する信号波形図である。
【図2】同実施例における具体的な一信号処理波形図を
示し、(a)は水圧信号、(b)は積分処理が施された
積分信号である。
【図3】同実施例における具体的な他の信号処理波形図
を示し、(a)は水圧信号、(b)は積分処理が施され
た積分信号である。
【図4】従来例を説明する水圧信号の波形図を示す。
【符号の説明】
I(t) 積分処理信号 IA 極大信号 IB 極小信号 IM 積分測定信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水面下に設置された水圧検出器により水圧
    を検出するとともに、その水圧信号の負圧信号を検出す
    ることにより、航行する船舶を検知する検知方法であっ
    て、上記水圧検出器による水圧信号を時間に関して積分
    処理を施すとともに、この積分処理により得られた積分
    信号波形の極大点から極小点に達するまでの変化分を、
    予め設定されたしきい値と比較することにより、船舶の
    航行を検知することを特徴とする航行船舶の検知方法。
JP16761393A 1993-07-07 1993-07-07 航行船舶の検知方法 Pending JPH0720253A (ja)

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JP16761393A JPH0720253A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 航行船舶の検知方法

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JP16761393A JPH0720253A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 航行船舶の検知方法

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JPH0720253A true JPH0720253A (ja) 1995-01-24

Family

ID=15853035

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JP16761393A Pending JPH0720253A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 航行船舶の検知方法

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JP (1) JPH0720253A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07311106A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 水圧検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07311106A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 水圧検出装置

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