JPH0720174Y2 - 自動貫入試験機 - Google Patents

自動貫入試験機

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JPH0720174Y2
JPH0720174Y2 JP13340089U JP13340089U JPH0720174Y2 JP H0720174 Y2 JPH0720174 Y2 JP H0720174Y2 JP 13340089 U JP13340089 U JP 13340089U JP 13340089 U JP13340089 U JP 13340089U JP H0720174 Y2 JPH0720174 Y2 JP H0720174Y2
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hammer
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仁男 八木
正太郎 松川
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有限会社八木コンサルタント
有限会社松川光機製作所
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動貫入試験機に関し、詳しくは、住宅建築工
事等の際に、基礎地盤の地耐力を簡易に調査する自動貫
入試験機に係る。
〔従来技術〕
この種、自動貫入試験機としては、例えば、第13図ない
し第18図に示すものがある。上下方向にはガイドロッド
105が立設されており、このガイドロッド105に案内され
てハンマー103が自由落下及び上昇するようになってい
る。このハンマー103に落下地点にはハンマー103に打撃
されて地中に貫入する貫入ロッド101が配置されてい
る。貫入ロッド101の先端側には、ホイル119が当接して
おり、このホイル119は貫入ロッド101の貫入につれて回
転し、このホイル119に連結された自在継手120を介して
貫入ロッド101の貫入度が自動記録装置112により記録さ
れる。自動記録装置112は自在継手120に回転ロッド121
連動連結されており、この回転ロッド121の他端に記録
回転部122が設けられている。この記録回転部122は給紙
部122bからロールペーパー122aを繰り出す。記録回転部
122に繰り出されたロールペーパー122aには記録用ボー
ルペン123のペン先が接触しており、このボールペン123
は支持部材123aに支持されている。この支持部材123aは
ガイドロッド124に移動自在に挿入されており、メモリ
ーソレノイド125に連結されている。メモリーソレノイ
ド125の他端には進退ロッド126が連結されている。この
進退ロッド126の遊端はシャッター127に等間隔をおいて
2個形成された進入孔128に進退する。シャッター127に
は一体回転するラチェットギヤ127aが設けられている。
ラチェットギヤ127aには10個の歯が形成されており、鉤
状の係止爪129aを有する係止部129を介してシャッター
ソレノイド130に連結されている。シャッターソレノイ
ド130はハンマー103の落下開始点を検出するリミットス
イッチ113により駆動され、リミットスイッチ113の5回
の入りのうち1回だけ進入孔128に進退ロッド126が進入
可能となるようにシャッター127を回動させる。131はス
トッパ用ソレノイドであり、シャッター127の回り過
ぎ、逆回転を防止している。
そして、地耐力を測定時には、ハンマー103の打撃によ
り貫入ロッド101が地中に貫入すると、ホイル119が回転
し自在継手120を介して貫入度が回転ロッド121に伝達さ
れ、記録回転部122が回動する。この記録回転部122の回
転とともに、ボールペン123を支持した支持部材123aは
メモリーソレノイド125によりシャッター127の方向に移
動する。このメモリーソレノイド125の動作に合わせ
て、シャッターソレノイド130が動作し係止爪129aが順
次ラチェットギア127aとの噛み合いを変えてシャッター
127を回動させる。そして、リミットスイッチ113の5回
の入りのうち1回だけ、進退ロッド126の先端に進入孔1
28が位置して、進退ロッド126が進入孔128に進入し、こ
れによりボールペン123を支持している支持部材123aが
大きくシャッター127の方向に移動する。この支持部材1
23aの移動及び上記記録回転部122の回動により、ボール
ペン123がロールペーパー122aに短い線4本と長い線1
本とを交互に記録する。測定後はこのロールペーパー12
2aに記録された1回毎の短い線の間隔の比較あるいは5
回毎の長い線の間隔の比較をすることにより貫入度を測
定する。なお、進退ロッド126を5回に1回進入孔128に
進入させる理由、すなわち、進退ロッド126を大きく移
動させる理由は、自動記録装置112による記録を1回毎
に比較できるだけでなく、5回毎に比較できるようにし
たものであり、1回毎の記録では誤差が生じやすいこと
を考慮したものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のものはシャッター127の回動と、進退
ロッド126の進入孔128方向への移動は同時に行われる。
ところが、このようにシャッター127の回動と進退ロッ
ド126の進入孔128方向への移動が同時に行われると、進
退ロッド126の移動がシャッター127の回動に追いつか
ず、進退ロッド126が円滑に進入孔128に進入できない場
合が生ずる。このため、進退ロッド128の移動に応じ
て、記録を行う記録回転部122による記録が不正確にな
る課題がある。
本考案は上記実情に鑑みて創案されたものであって、進
退ロッド126を確実に進入孔128に進入させることができ
る自動貫入試験機を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、地中に貫入する貫
入部と、自由落下して貫入部を打撃する打込装置と、貫
入部の貫入度を記録する記録装置と、打込装置を係止し
て上昇させる上昇装置と、上昇装置の打込装置に対する
係止を上昇位置で解除する解除装置とを備え、上記記録
装置は、直線的に往復動して移動量を紙上に記録する記
録部と、記録部に一端を連結して往復動させる第1移動
装置と、第1移動装置の他端に連結する進退ロッドと、
進退ロッドが進退可能な進入孔が形成される回動開閉部
と、回動開閉部に連結され進入孔を進退ロッドが進入可
能な位置から進入不可の位置まで一定角度往復回動させ
る第2移動装置と、第2移動装置の移動動作より第1移
動装置の移動動作を遅らせる遅延装置とを備えて構成さ
れた。
〔作用〕
本考案の構成によれば、貫入部は打込装置の自由落下に
より打撃されて地中に打ち込まれ、貫入度は記録装置に
より記録されるが、打ち込みが終わると打込装置は、上
昇装置が係止して上昇させるとともに、適宜位置まで上
昇すると解除装置により上昇装置の係止が解除され、打
込装置は再び自由落下することとなり、以後打込装置の
上下昇降が繰り返されて地盤の地耐力が測定されるが、
上記記録装置による記録は貫入部の地中への貫入の際
に、移動装置が記録部を回動開閉部方向に往復動させる
とともに、この記録部の往復動に合わせて移動装置が回
動開閉部を進入孔に進退ロッドが進入可能な位置から進
入不可の位置まで一定角度往復回動させ、進退ロッドの
先端に進入孔が位置しないときは進退ロッドの進入が阻
止されて記録部の移動量が少なく、進退ロッドの先端に
進入孔が位置したときに進退ロッドは記録部の移動量が
大きくなるが、遅延装置により第1移動装置は第2移動
装置より遅く移動動作が行われ、進退ロッドは回動開閉
部の回動に遅れて回動開閉部の方向に移動する。
〔実施例〕
本考案の構成を図面に示された一実施例に基づいて説明
する。
第1図は全体斜視図、第2図全体側面図、第3図は貫入
ロッドの部分斜視図、第4図はハンマー及び貫入ロッド
の部分斜視図、第5図は第2図V−V線断面図、第6図
は巻ばねを除いて示すハンマーの分解斜視図、第7図は
第2図VII-VII線断面図、第8図は上昇具、係止部及び
係止解除部材との関係説明図、第9図はカバーを取り外
して示す自動記録装置の全体斜視図、第10図及び第11図
はそれぞれ別位置から見る自動記録装置の要部側面図、
第12図は自動記録装置の回路構成図である。
地中に貫入する貫入ロッド1は、上下方向に立設され、
その両端位置の螺合により適宜長さに継ぎ足せるように
なっており、貫入度合により順次継ぎ足して使用する。
貫入ロッド1の先端部には螺合により貫入コーン2が装
着されており、この貫入コーン2から地中に貫入するよ
うになっている。一方、貫入ロッド1の基端部には、第
3図乃至第5図に示すように、基端部に螺合されたコネ
クタ1aを介して、後述するハンマー6により打撃される
ノッキングヘッド3が設けられている。ノッキングヘッ
ド3の側方には支持アーム4a、4aが突出しており、この
支持アーム4a、4aは貫入ロッド1に平行して立設された
ガイドポール4、4に上下昇降自在に挿通されて振り止
めされている。3aはノッキングヘッド3の上部に取り付
けられた緩衝用のゴムである。
上記貫入ロッド1は打込装置5により上方から打撃され
て地中に貫入するが、この打込装置5は、ハンマー6、
ハンマー6を移動自在に挿入して立設されるガイドロッ
ド7及び後述する上昇具56に係止されて上昇する係止部
8とから構成されている。
上記ハンマー6は第6図に示すように、ハンマー本体6A
及びハンマー本体6Aの上部を覆うハンマーカバー6Bから
形成されている。ハンマー本体6A及びハンマーカバー6B
には上記ガイドロッド7を挿入する挿入孔6a、6bの周囲
にそれぞれ3個のねじ孔6c、挿入孔6dが等角度間隔で形
成されており、ワッシャ6eを介してボルト6fが挿入螺合
している。なお、6gはハンマーカバー6Bに形成された開
口部であり、この開口部6gには上記挿入孔6dの1つが位
置している。また、上記ハンマーカバー6Bに形成される
挿入孔6bは後述する係止解除部材10のテーパ部10aが挿
入可能な大きさに形成されている。
上記ハンマー本体6A及びハンマーカバー6B間に上記係止
部8が設けられている。係止部8は二本の係止アーム8
A、8Aから形成されている。係止アーム8Aは基端側に上
記ボルト6fが挿入して枢支される枢支孔8aが形成される
とともに、中間部に形成された係止孔8bに巻ばね8cが係
止されており、この巻ばね8cにより両係止アーム8Aは内
方に向け閉じる方向に付勢されている。また、係止アー
ム8Aの先端側はハンマーカバー6Bに形成された開口部6g
から突出し、突出した部位の内側下面には下方に向けて
テーパ部8dが拡開形成されており、このテーパ部8dに後
述する上昇具56が係止する。なお、8eは開口部6gに臨ん
で係止アーム8A間に設けられ、上記ボルト6f、ワッシャ
6eにより固定されるスペーサ用の筒体である。
また、上記ハンマー本体6Aには軸心方向に配置孔6hが形
成されており、この配置孔6h内にリニアベアリング9が
配置されている。リニアベアリング9は上記ガイドロッ
ド7を挿入する挿入孔9aが形成されており、この挿入孔
9aに面して上下方向の複数列のホールベアリング9bが配
列されて形成されている。また、上記配置孔6hの下部に
はねじ穴6iが形成されており、このねじ穴6iに螺合する
筒状の固定ねじ9cによりリニアベアリング9は配置孔6h
内に固定されている。
また、上記ガイドロッド7はパイプ7aと、パイプ7a内に
移動自在に挿入されるスライドロッド7bとから形成され
ており、スライドロッド7bは上端側を支持アーム7cに支
持される一方、パイプ7aは外周にハンマー6を挿入する
とともに、後述する係止解除部材10及びリミットスイッ
チ11を配置している。
係止解除部材10は下部に下方に向けて縮径したテーパ部
10aが形成されており、上記ハンマーカバー6Bに形成さ
れた挿入孔6bに挿入し、上記係止部8の巻ばね8cの付勢
力に抗して係止アーム8Aの先端間を拡開させて上昇具56
の係止を解除する。
リミットスイッチ11は上記パイプ7aの係止解除部材10の
位置に設けられており、接触片11aが外方に突出してい
る。このリミットスイッチ11はハンマー6が上昇具56に
より上昇すると接触片11aがハンマー6に当接すること
により、すなわち、上昇具56の上昇を検出することによ
りオンするようになっており、後述する自動記録装置16
を駆動させる。
また、上記貫入ロッド1に並んで支持ロッド12が立設さ
れており、この支持ロッド12に停止リミットスイッチ13
が設けられている。この停止リミットスイッチ13は接触
片13aがハンマー6の打撃による貫入ロッド1の地中へ
の貫入時にハンマー6の支持アーム4aが当接することに
より接点が閉じるようになっており、後述する電磁ブレ
ーカ47を動作させて駆動モータ54の駆動を停止するよう
になっている。この停止リミットスイッチ13がオンした
際には、貫入度の測定を中止して貫入ロッド1を継ぎ足
す。
また、貫入ロッド1の先端側にはホイル14の周縁が摺接
しており、このホイル14が貫入ロッド1の貫入について
回転し、このホイル14に連結された自在継手15を介して
貫入ロッド1の貫入度が自動記録装置16により記録され
るようになっている。
上記自動記録装置16は第9図に示すように構成されてい
る。すなわち、上記自在継手15はカバー16a内に回転自
在に支持された回転ロッド17の一端に連動連結されてい
る。この回転ロッド17は適宜間隔を存して順次配置され
た第一支持板18a、第二支持板18b、第三支持板18cによ
り支持されており、第二支持板18bと第三支持板18c間に
位置してロールペーパー19aを送り出す巻装した記録回
転部19が設けられている。この記録回転部19の回転方向
前後方にはそれぞれ白紙のロールペーパー19aを装備す
る透明筒状の給紙部19b及び記録後のロールペーパー19a
を巻き取る巻取部(図示省略)が設けられている。巻取
部と記録回転部19との間はベルト19cを介して連動連結
されている。上記ロールペーパー19aは感圧紙を用いて
おり、記録用ボールペン20のペン先が接している。記録
用ボールペン20は支持部材20aに着脱自在に固定されて
おり、この支持部材20aは第二支持板18bと第三支持板18
c間に架設したガイドロッド21、21上を移動自在に配置
されている。また、この支持部材20aは第三支持板18cと
の間に設けられた巻ばね22により第三支持板18cの方向
に引張付勢されるとともに、第二支持板18bに形成され
た貫通孔23から第二支持板18bと第一支持板18aとの間に
突出した移動ロッド24の一端に連結されている。この移
動ロッド24の他端はメモリーソレノイド25の連結子25a
に連結されている。このメモリーソレノイド25、連結子
25aにより第1移動装置が構成される。メモリーソレノ
イド25の他端には自在継手26を介して進退ロッド27の一
端に連動連結している。進退ロッド27の他端は第一支持
板18aに貫通形成された貫通孔28に突出した遊端となっ
ており、メモリーソレノイド25の動作により、リミット
スイッチ11の5回のオンのうち4回、すなわち、ワンシ
ョットリレー39の5回のオンのうち4回は貫通孔28内を
移動し、1回は貫通孔28と連通状態となる後述の進入孔
30内に進入する。このように、進退ロッド27を5回のう
ち1回だけ進入孔30内に進入させる理由、すなわち、大
きく移動させる理由は、自動記録装置16による記録を1
回毎に比較できるだけでなく、5回毎に比較できるよう
にしたものであり、1回毎に記録では誤差が生じやすい
ことを考慮したためである。また、貫通孔28の位置には
円形のシャッター29が回動自在に設けられている。シャ
ッター29には上記貫通孔28と連通可能な進入孔30が形成
されており、シャッター29の往復回動により連通と不連
通とを繰り返す。シャッター29はシャッターソレノイド
31により駆動されるようになっており、シャッターソレ
ノイド31の連結子31aとシャッター29との間は巻ばね3
2、カム33により連結される。これらシャッターソレノ
イド31、連結子31a、巻ばね32、カム33により第2移動
装置が構成される。また、シャッター29は第1支持板18
aに設けられた係止部34に係止した巻ばね35に係止され
ており、この巻ばね35により上記巻ばね32と反対方向に
回動付勢されている。
なお、36は上記リミットスイッチ11がハンガー6に当接
したときに動作するトップハンマーリレー、37はリミッ
トスイッチ11がオンするごとに接点を変え、リミットス
イッチ11の5回のオンのうち1回、シャッターソレノイ
ド31を動作させるステッピングリレー、38はステッピン
グリレーのワイパー保護用のノイズキラー、39はステッ
ピングリレー37のオンに遅れて0.1秒乃至0.5秒動作し上
記メモリーソレノイド25を動作させるワンショットリレ
ー、40はコンデンサ、抵抗等の接続部である。
上記自動記録装置16の駆動回路は第12図に示されてい
る。電源41に対して電源投入用のスイッチ42、42が並列
に接続されており、スイッチ42、42間にリミットスイッ
チ11及びトップハンマーリレー36が接続されている。こ
のリミットスイッチ11及びトップハンマーリレー36間に
分岐してステッピングリレー37のステッピングコイル37
Aが接続している。また、リミットスイッチ11及びトッ
プハンマーリレー36の下流側には並列にステッピングコ
イル37Aの接点37aが10個接続されており、この接点37a
に上記シャッターソレノイド31をリミットスイッチ11の
5回のオン毎に1回動作させる駆動回路43が接続され
る。駆動回路43は各接点37aに発光ダイオード44を逆方
向に5個並列接続しており、その内4回線は結線されて
抵抗44aを介して接地し、1回線は抵抗44bを介して接地
するとともにシャッターソレノイド31が分岐接続して接
地されている。この駆動回路43の下流には並列に順方向
のダイオード45a、抵抗45b及びコンデンサ45cが直列接
続されており、ダイオード45aと抵抗45bとの間にはトッ
プハンマーリレー36の切換接点36aを介してワンショッ
トリレー39が分岐接続されている。この抵抗45b及びコ
ンデンサ45cはワンショットリレー39をシャッターソレ
ノイド31の動作より動作される遅延回路45を構成してい
る。遅延回路45の下流には並列にワンショットリレー39
の接点39aとメモリーソレノイド25とが直列接続されて
おり、接点39aとメモリーソレノイド25との間に分岐し
てワンショットリレー39の動作回数、すなわち、リミッ
トスイッチ11の動作回数、すなわち、ハンマー6の打撃
回数をカウントするカウンター46が接続されている。さ
らに、下流端には電磁ブレーカー47が並列に接続されて
おり、この電磁ブレーカ47の端子に後述する駆動モータ
54が接続されている。電磁ブレーカ47と電源41との間に
は停止リミットスイッチ13及びリモートコントロールス
イッチ48が接続されており、この両スイッチ13、48によ
り電磁ブレーカ47が動作して駆動モータ54は入り切りさ
れる。
一方、上記貫入ロッド1及びガイドロッド7に対向して
無端帯のチェーン49が上下回動自在に懸架されている。
すなわち、貫入ロッド1及びガイドロッド7に対向して
基台50上には支柱51が立設されており、この支柱51の上
部には前記支持アーム7cを介して上記ガイドロッド7が
支持されている。支柱51は内部が空洞の四角柱状に形成
されており、上下両端部に回動自在に設けられたスプロ
ケット52、53間にチェーン49を懸架している。チェーン
49は上下方向一側を支柱51の空洞内に位置させて泥等の
汚れを防止する一方、他側を上記貫入ロッド1、ハンマ
ー6、ガイドロッド7側に露出させている。このチェー
ン49は下端側のスプロケット53に回転軸に連結した駆動
モータ54により駆動されるようになっている。駆動モー
タ54の始動及び停止は上記リモートコントロールスイッ
チ48により行われる。なお、支柱51はヒンジ55を介して
中折自在に形成されており、運搬の際には折曲すること
により持ち運びやすくなっている。
上記チェーン49には等間隔を存して3個の上昇具56が両
側方に突出して設けられている。この上昇具56は第7図
及び第8図に示すように、上記ハンマー6の係止部8に
係止してハンマー6を上昇させるものであり、係止解除
部材10までハンマー6を上昇させると、係止解除部材10
のテーパ部10aがハンマーカバー6Bの挿入孔6bから係止
アーム8A、8Aの中間部に食い込み、巻ばね8cの付勢力に
抗して係止アーム8A、8Aの先端側を拡開させることによ
り、係止を解除するようになっている。
なお、上記ハンマー6の自重は約6kg、ノッキングヘッ
ド3と係止解除部材10との間隔、すなわち、ハンマー6
の落下高は約50cm、ハンマー6の打撃回数は30回/分に
それぞれ設定されている。
次に、上記構成からなる本考案の作用を説明する。
いま、建築物を建築するにあたって、基礎地盤の地耐力
を調査するために貫入ロッド1の貫入度を測定するが、
ハンマー6がノッキングヘッド3に当接している状態か
ら打ち込みを始めるとする。まず、電源41を投入した
後、リモートコントロールスイッチ48により駆動モータ
54を駆動させると、チェーン49がスプロケット52、53間
を上下方向に回動し、このチェーン49の回動に伴い上昇
具56の一体的に回動する。そして、上昇具56がハンマー
6の位置までくると係止アーム8Aのテーパ部8dの位置に
係止し、ハンマー6をガイドロッド7に沿ってノッキン
グヘッド3の上方50cmの係止解除部材10の位置まで上昇
させるが、この係止解除部材10の位置で係止アーム8Aの
中間部間に係止解除部材10のテーパ部10aが喰い込む。
この喰い込みにより巻ばね8cの付勢力に抗して係止アー
ム8Aの突出端間が拡開し、テーパ部8dに誘導されて上昇
具56との係止が解除され、ハンマー6はガイドロッド7
に沿って自由落下し、ノッキングヘッド3を打撃して貫
入ロッド1を貫入コーン2とともに地中に貫入させる。
そして、貫入ロッド1の貫入によりホイル14が回動し、
さらにホルダー14に取付けられた自在継手15を介して自
動記録装置16に貫入度が伝達される。すなわち、貫入ロ
ッド1の貫入度は自在継手15の移動に伴い回転ロッド17
が回動し、これにより回転ロッド17の他端に設けられた
記録回転部19が回動する。
一方、係止解除部材10により上昇具56のハンマー6に対
する係止が解除される際には、上昇具56の係止解除と同
期して同時にリミットスイッチ11がハンマー6の当接に
より上昇具56の上昇を検出して接点が閉じ、自動記録装
置16に駆動信号が出力される。この駆動信号によりトッ
プハンマーリレー36が励磁され、これにより遅延回路45
のコンデンサ45cに充電されるとともに、ステッピング
コイル37Aが励磁され、接点37aを移動させる。そして、
ハンマー6の下降に伴いリミットスイッチ11が開放さ
れ、トップハンマーリレー36の励磁が解除されると、ス
テッピングコイル37Aの接点37aは移動に遅れて充電され
ていたコンデンサ45cは、トップハンマーリレー36の切
換接点36aを介してワッショットリレー39と直列に閉成
して放電し、この放電によりワンショットリレー39の接
点39aと直列に接続しているメモリーソレノイド25が励
磁されて進退ロッド27を貫通孔28内を往復移動させると
ともに、ワンショットリレー39とメモリーソレノイド25
との間に分岐接続されていたカウンタ46は打撃数をカウ
ントする。
そして、リミットスイッチ11にハンマー6が当接する毎
に、すなわち、上昇具56が係止解除部材11の位置まで上
昇する毎に、ステッピングリレー37の接点37aが順次移
動してワンショットリレー39の動作回数、すなわち、ハ
ンマー6の貫入ロッド1の打撃回数の5回に1回だけシ
ャッターソレノイド31の接点37aに接続し、シャッター
ソレノイド31が励磁されて動作してシャッター29を一定
角度だけ回動させて貫通孔28と進入孔30とを連通状態に
する。そして、このシャッター29の往復回動に遅れてコ
ンデンサ45cが放電し、ワンショットリレー39の接点39a
に接続されているメモリーソレノイド25が進退ロッド27
を貫通孔28内から進入孔30内に進入させる。
そして、上記記録回転部19の回転及び上記進退ロッド27
の進入孔30への進入による記録用ボールペン20の進入孔
30方向への移動により、ロールペーパー19a上には巻取
方向に直角の直線が貫入度に応じた間隔を存して記録さ
れ、リミットスイッチ11の5回のオンのうち1回だけ他
の4回のときより長い線が記録される。記録後にはロー
ルペーパー19a上に記録された線と線との間隔を算定す
ることにより、地盤の地耐力が測定される。この際、1
回毎の短い線の間隔の比較では誤差があると思われると
きは、5回毎の長い線の間隔を比較することにより、正
確な貫入度を測定することができる。
なお、ハンマー6の係止を解除した上昇具56はそのまま
チェーン49の回動とともに回動し、別の上昇具56がノッ
キングヘッド3に当接している打撃後のハンマー6の位
置までくると、再び係止部8に係止してハンマー6を上
昇させ、これが繰り返されて基礎地盤の地耐力が測定さ
れることとなる。
なお、貫入ロッド1は貫入につれて地表高が短くなるの
で適宜継足しながら貫入を行う必要があるが、地表高が
短くなると、停止リミットスイッチ13に支持アーム4aが
当接、電磁ブレーカ47が駆動モータ54を停止させるの
で、この駆動モータ54の停止中に行えばよい。この貫入
ロッド1の継ぎ足しのときには、前記ガイドロッド7は
パイプ7aがスライドロッド7b上を上方に移動するので、
ガイドロッド7は支持アーム7cにより突出することがな
く、屋根のある家屋等上部に制限がある箇所で使用して
もガイドロッド7が上部に突き当たるおそれはない。
このように、遅延回路45によりメモリーソレノイド25は
シャッターソレノイド31の移動動作に遅れてシャッター
29の方向に移動し、進退ロッド27はシャッター29の進入
孔30の開放に遅れて進入孔30に進入するので、進退ロッ
ド27を確実に進入孔30内に進入させることができ、進退
ロッド27の移動量に応じて記録を行う自動記録装置16の
記録が正確度を向上することができる。
また、上記実施例では、リミットスイッチ11を係止解除
部10の位置に配置したので、係止解除部材10による上昇
具56の係止部8に対する係止解除と同期して、確実に上
昇具56がリミットスイッチ11に当接してオンさせること
ができるともに、面倒な調節作業をなくして簡単に調節
できるとともに、同期がとりやすく同期のずれに起因す
る自動記録装置16の記録誤差を防止することができる。
しかも、従来のような多数の部品が不要になり、部品点
数を減少させることができる。
また、支柱51にリミットスイッチ11の接触片11aを突出
させる溝部を形成する必要がないので、支柱51の強度劣
化を防止して転倒等の事故を未然に防止することができ
る。
また、上記実施例では、ハンマー6の上下昇降の案内を
行うガイドロッド7はパイプ7a及びパターン7a内を軸方
向に移動可能なスライドロッド7bから構成されており、
ガイドロッド7はパイプ7a及びスライドロッド7bが伸縮
するので、従来のように屋根のある家屋等上部の高さに
制限がある箇所においても、上部にガイドロッド7が突
き当たることを防止して使用することができる。
また、上記実施例では、ハンマー6は上下昇降の案内を
するガイドロッド7との接触部位にリニアベアリング9
を配置しており、このリニアベアリング9によりハンマ
ー6は偏り等がなく円滑にガイドロッド7上を上下昇降
するので、貫入ロッド1を確実に打撃することができる
ばかりでなく、係止解除部材10によるハンマー6の係止
解除、リミットスイッチ11による駆動信号の出力等を確
実に行うことができ正確な貫入度を記録することができ
る。
また、上記実施例では、シャッター29は全回動するので
はなく、一定角度往復回動して進入孔30の開閉を行うも
のであり、全回動する従来のもに比較して電圧変動等が
ありシャッターソレノイド31の動きが一定でないときで
も、確実に進入孔30を開放して進退ロッド27を進入させ
ることができるので、進退ロッド27の移動に応じて記録
を行う自動記録装置16による記録の正確度の向上が図ら
れるばかりでなく、従来のようにシャッター29の軸心の
調節、シャッター29とシャッターソレノイド31との間の
連結部の調節、ストッパー等の調節等各部の微細な調節
を不要にすることができ調節作業の簡略化を図ることが
できる。
なお、上記実施例で進退ロッド27を5回のうち1回だけ
進入孔30内に進入させる理由、すなわち、大きく移動さ
せる理由は、自動記録装置16による記録を5回毎に比較
することができるようにしたものであり、1回毎の記録
では誤差が生じやすいことを考慮したためであるが、5
回のうち1回に限定されることなく、2回のうち1回、
3回の1回、6回のうち1回等複数回のうち1回でよ
く、要は複数回のうち1回長い線が記録され、複数回毎
の記録を比較することができるものであればよい。
また、上記実施例では無端帯として、チェーン49を示し
たが、これに限定されず、ロープ、ワイヤ、ベルト等で
もよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれば遅延装
置により第1移動装置は第2移動装置の移動動作より遅
れて動作し、進退ロッドは回動開閉部の回動に遅れて回
動動作部の方向に移動するので、開放状態にある進入孔
内に進退ロッドを確実に進入させることができ、これに
より進退ロッドの移動量に応じた記録を行う自動記録装
置による記録をより確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に関する自動貫入試験機の一実施例を示
し、第1図は全体斜視図、第2図全体側面図、第3図は
貫入ロッドの部分斜視図、第4図はハンマー及び貫入ロ
ッドの部分斜視図、第5図は第2図V−V線断面図、第
6図は巻ばねを除いて示すハンマーの分解斜視図、第7
図は第2図VII-VII線断面図、第8図は上昇具、係止部
及び係止解除部材との関係説明図、第9図はカバーを取
り外して示す自動記録装置の全体斜視図、第10図及び第
11図はそれぞれ別位置から見る自動記録装置の要部側面
図、第12図は自動記録装置の回路構成図、第13図乃至第
18図は従来例を示し、第13図は全体斜視図、第14図は全
体側面図、第15図はハンマー及び貫入ロッドの部分斜視
図、第16図は自動記録装置の全体斜視図、第17図及び第
18図はそれぞれ別位置から見る自動記録装置の要部側面
図である。 (主要部分を示す図面の符号の説明) 1……貫入ロッド、2……貫入コーン 3……ノッキングヘッド、4……ガイドポール 5……打込装置、6……ハンマー 7……ガイドロッド、7a……パイプ 7b……スライドロッド、7c……支持アーム 8……係止部、8A……係止アーム 8c……巻ばね、9……リニアベアリング 10……係止解除部材 11……リミットスイッチ、11a……接触片 16……自動記録装置、17……回転ロッド 19……記録回転部 19a……ロールペーパー 20……記録用ポールペン 25……メモリーソレノイド 27……進退ロッド、28……貫通孔 29……シャッター、30……進入孔 31……シャッターソレノイド 36……トップハンマーリレー 37……ステッピングリレー 39……ワンショットリレー 43……駆動回路、45……遅延回路 49……チェーン 52、53……スプロケット、56……上昇具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に貫入する貫入部と、自由落下して貫
    入部を打撃する打込装置と、貫入部の貫入度を記録する
    記録装置と、打込装置を係止して上昇させる上昇装置
    と、上昇装置の打込装置に対する係止を上昇位置で解除
    する解除装置とを備え、上記記録装置は、直線的に往復
    動して移動量を紙上に記録する記録部と、記録部に一端
    を連結して往復動させる第1移動装置と、第1移動装置
    の他端に連結する進退ロッドと、進退ロッドが進退可能
    な進入孔が形成される回動開閉部と、回動開閉部に連結
    され進入孔を進退ロッドが進入可能な位置から進入不可
    の位置まで一定角度往復回動させる第2移動装置と、第
    2移動装置の移動動作より第1移動装置の移動動作を遅
    らせる遅延装置とを備えて構成されたことを特徴とする
    自動貫入試験機。
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