JPH0720155B2 - データ通信装置 - Google Patents
データ通信装置Info
- Publication number
- JPH0720155B2 JPH0720155B2 JP63211598A JP21159888A JPH0720155B2 JP H0720155 B2 JPH0720155 B2 JP H0720155B2 JP 63211598 A JP63211598 A JP 63211598A JP 21159888 A JP21159888 A JP 21159888A JP H0720155 B2 JPH0720155 B2 JP H0720155B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- line delay
- signal
- reception waiting
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Communication Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はデータ通信装置、とくに、たとえば衛星通信な
どの回線遅延時間が大きい通信回線に有利に適用される
データ通信装置に関する。
どの回線遅延時間が大きい通信回線に有利に適用される
データ通信装置に関する。
(従来の技術) 衛生回線にHDLCを適用した従来技術として、たとえば
“Performance of HDLC in Satellite Communications"
Comsat Technical Review,第8巻,第1号,第48〜59頁
(1978,春期)に記載されたものがある。第7図にはこ
の従来技術における送信局と受信局との通信制御フロー
が示されている。同図において、信号Pは相手局に応答
を要求する信号、信号RRは受信可信号、信号REJは再送
要求信号、間隔NCmは新しいフレームを送信する間隔、
間隔RCは再送間隔、Nは最大送信フレーム数、間隔NCm0
はNCm間隔で送信したフレームの確認待ち間隔である。
ここで、回線遅延時間および間隔NCはそれぞれ0.54秒で
固定に設定されている。
“Performance of HDLC in Satellite Communications"
Comsat Technical Review,第8巻,第1号,第48〜59頁
(1978,春期)に記載されたものがある。第7図にはこ
の従来技術における送信局と受信局との通信制御フロー
が示されている。同図において、信号Pは相手局に応答
を要求する信号、信号RRは受信可信号、信号REJは再送
要求信号、間隔NCmは新しいフレームを送信する間隔、
間隔RCは再送間隔、Nは最大送信フレーム数、間隔NCm0
はNCm間隔で送信したフレームの確認待ち間隔である。
ここで、回線遅延時間および間隔NCはそれぞれ0.54秒で
固定に設定されている。
最大フレーム送信数Nがここでは3であるため、送信局
は初めに新しいフレーム1、2、3を続けてNCm間隔内
に送信する(201)。なお、先頭フレームであるフレー
ム1には相手局に応答を要求するP信号を付加して送信
する。受信局はP信号が付加されたフレーム1を正しく
受信すると、フレーム2以降を受信可能であることを示
す受信可能信号RRを相手局に送信する(202)。
は初めに新しいフレーム1、2、3を続けてNCm間隔内
に送信する(201)。なお、先頭フレームであるフレー
ム1には相手局に応答を要求するP信号を付加して送信
する。受信局はP信号が付加されたフレーム1を正しく
受信すると、フレーム2以降を受信可能であることを示
す受信可能信号RRを相手局に送信する(202)。
送信局がこの受信可信号RRを受信したとき、送信局はフ
レーム1の受信確認を行なうことはできるが、フレーム
2および3については受信確認がとれない。ここで、送
信局は未確認のフレーム数を3以上送信することができ
ないので、次の確認待ち間隔NCm0ではフレーム4のみを
P信号を付加して送信する(203)。受信局は、フレー
ム3を正常に受信できたが、たとえばフレーム2に伝送
誤りがあったとき、P信号が付加されたフレーム4を受
信したときに、フレーム2以降の再送要求信号である再
送要求信号REJを相手局である送信局に送信する。(20
4)。
レーム1の受信確認を行なうことはできるが、フレーム
2および3については受信確認がとれない。ここで、送
信局は未確認のフレーム数を3以上送信することができ
ないので、次の確認待ち間隔NCm0ではフレーム4のみを
P信号を付加して送信する(203)。受信局は、フレー
ム3を正常に受信できたが、たとえばフレーム2に伝送
誤りがあったとき、P信号が付加されたフレーム4を受
信したときに、フレーム2以降の再送要求信号である再
送要求信号REJを相手局である送信局に送信する。(20
4)。
送信局がこの再送要求信号REJを受信すると、送信局は
フレーム2、3および4を再送する。このとき、フレー
ム2にはP信号が付加されている(205)。受信局がフ
レーム2を正常に受信しかつP信号を受信すると、受信
局はフレーム3以降を受信可能であることを示す受信可
信号RRを送信局に送信する(206)。
フレーム2、3および4を再送する。このとき、フレー
ム2にはP信号が付加されている(205)。受信局がフ
レーム2を正常に受信しかつP信号を受信すると、受信
局はフレーム3以降を受信可能であることを示す受信可
信号RRを送信局に送信する(206)。
送信局は再送間隔RCでまだ未確認のフレーム3、4を含
めて3以上のフレーム数を送信できないのでフレーム5
にP信号を付加して送信する(207)。受信局はフレー
ム3、4、5を正常に受信できたのでフレーム6以降を
受信することができることを示す受信可信号RRを送信局
に送信する(208)。
めて3以上のフレーム数を送信できないのでフレーム5
にP信号を付加して送信する(207)。受信局はフレー
ム3、4、5を正常に受信できたのでフレーム6以降を
受信することができることを示す受信可信号RRを送信局
に送信する(208)。
(発明が解決しようとする課題) このような従来技術では、使用する回線によってその受
信待ち時間が固定に設定される。通常、受信待ち時間は
回線遅延時間より長く設定されるが、使用する回線遅延
特性によっては受信待ち時間を越え、データリンクを保
持することができないことがある。とくに送信フレーム
中に誤りがあると、処理手順が増えるため受信待ちタイ
ムアウトが頻繁におこり伝送効率が著しく劣化する。
信待ち時間が固定に設定される。通常、受信待ち時間は
回線遅延時間より長く設定されるが、使用する回線遅延
特性によっては受信待ち時間を越え、データリンクを保
持することができないことがある。とくに送信フレーム
中に誤りがあると、処理手順が増えるため受信待ちタイ
ムアウトが頻繁におこり伝送効率が著しく劣化する。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、相手局か
らの応答時間を予測することにより伝送誤りの復帰が速
く、また回線遅延の有無や回線情況、通信方式に影響さ
れずに安定したデータ通信を行なえるデータ通信装置を
提供することを目的とする。
らの応答時間を予測することにより伝送誤りの復帰が速
く、また回線遅延の有無や回線情況、通信方式に影響さ
れずに安定したデータ通信を行なえるデータ通信装置を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の課題を解決するために、端末装置に接続
され、端末装置より受信した信号を所定のフレーム長に
分割し、分割したフレーム長を送信データとして所望の
送信先である相手局に送り、相手局から送信データに対
する応答信号が返送されるのを受信待ち時間の間監視す
るデータ通信装置は、相手局に送信データを送出してか
ら相手局より送信データの応答信号が返って来るまでの
回線遅延時間を測定する回線遅延測定手段と、端末装置
より受信した信号を所定のフレーム長に分割するデータ
フレーム長選択手段と、回線遅延時間およびフレーム長
により相手局からの応答信号を受信するまでの時間を応
答予測時間として予測し、予測した時間を受信待ち時間
として設定する可変受信待ちタイマ設定手段とを有す
る。
され、端末装置より受信した信号を所定のフレーム長に
分割し、分割したフレーム長を送信データとして所望の
送信先である相手局に送り、相手局から送信データに対
する応答信号が返送されるのを受信待ち時間の間監視す
るデータ通信装置は、相手局に送信データを送出してか
ら相手局より送信データの応答信号が返って来るまでの
回線遅延時間を測定する回線遅延測定手段と、端末装置
より受信した信号を所定のフレーム長に分割するデータ
フレーム長選択手段と、回線遅延時間およびフレーム長
により相手局からの応答信号を受信するまでの時間を応
答予測時間として予測し、予測した時間を受信待ち時間
として設定する可変受信待ちタイマ設定手段とを有す
る。
(作 用) 本発明によれば、端末装置より送られてきた信号を所定
のフレーム長に分割し、これ符号化後送信データとして
相手局に送る。また、送信データを送出後、相手局より
送信データの応答信号が返って来るまでの時間を測定
し、この時間を回線遅延時間として設定する。そして、
回線遅延時間および送信データのフレーム長により相手
局からの応答信号を受信するまでの時間を応答予測時間
として予測し、この予測した時間を受信待ち時間として
設定する。
のフレーム長に分割し、これ符号化後送信データとして
相手局に送る。また、送信データを送出後、相手局より
送信データの応答信号が返って来るまでの時間を測定
し、この時間を回線遅延時間として設定する。そして、
回線遅延時間および送信データのフレーム長により相手
局からの応答信号を受信するまでの時間を応答予測時間
として予測し、この予測した時間を受信待ち時間として
設定する。
(実施例) 次に添付図面を参照して本発明によるデータ通信装置の
実施例を詳細に説明する。
実施例を詳細に説明する。
第2図には、本実施例におけるデータ通信装置を衛生通
信に適用したシステム構成図が示されている。端末装置
60は、たとえばパーソナルコンピュータ、ワークステー
ション、ホストコンピュータなどの情報機器である。端
末装置60は通信線300を介しデータ通信装置10に接続さ
れている。データ通信装置10は、たとえば端末装置60か
ら受信した信号を衛生装置70を介し相手局であるデータ
通信装置10に送出したり、また衛星装置70を介し相手局
から受信した信号を端末装置60に送る通信制御装置であ
る。衛星装置70はデータ通信装置10間で行なわれる信号
を中継する中継装置である。
信に適用したシステム構成図が示されている。端末装置
60は、たとえばパーソナルコンピュータ、ワークステー
ション、ホストコンピュータなどの情報機器である。端
末装置60は通信線300を介しデータ通信装置10に接続さ
れている。データ通信装置10は、たとえば端末装置60か
ら受信した信号を衛生装置70を介し相手局であるデータ
通信装置10に送出したり、また衛星装置70を介し相手局
から受信した信号を端末装置60に送る通信制御装置であ
る。衛星装置70はデータ通信装置10間で行なわれる信号
を中継する中継装置である。
第1図を参照すると、本発明によるデータ通信装置にお
ける実施例の機能ブロック図が示されている。受信バッ
ファ60は通信線を介し端末装置60に接続されている。受
信バッファ20は、端末装置60より出力されたユーザデー
タを格納する記憶部である。バッファ20は信号線302を
介しデータフレーム長選択部22に接続されている。
ける実施例の機能ブロック図が示されている。受信バッ
ファ60は通信線を介し端末装置60に接続されている。受
信バッファ20は、端末装置60より出力されたユーザデー
タを格納する記憶部である。バッファ20は信号線302を
介しデータフレーム長選択部22に接続されている。
データフレーム長選択部22は、あらかじめ定められた所
定のデータフレーム長Lをユーザデータとして受信バッ
ファから取り出し、これをデータフレームとするフレー
ム長選択部である。フレーム長選択部22は、蓄えられた
ユーザデータが所定のデータフレーム長Lに満たない場
合には、受信バッファ20より取り出せる最大のユーザデ
ータをデータフレームとする。データフレーム長選択部
22はまた、取り出したデータフレームの先頭に送受共通
の誤り訂正および誤り検出が施された制御部を付加し、
これに続くデータフレーム中のユーザデータ数、データ
フレームを符号化した後述する符号化器24の種類、およ
びデータフレームのフレーム番号をこの制御部に挿入す
る。データフレーム長選択部22は、信号線304を介し符
号化器選択部24に、また信号線320を介し受信待ちタイ
マ補正部42に接続されている。
定のデータフレーム長Lをユーザデータとして受信バッ
ファから取り出し、これをデータフレームとするフレー
ム長選択部である。フレーム長選択部22は、蓄えられた
ユーザデータが所定のデータフレーム長Lに満たない場
合には、受信バッファ20より取り出せる最大のユーザデ
ータをデータフレームとする。データフレーム長選択部
22はまた、取り出したデータフレームの先頭に送受共通
の誤り訂正および誤り検出が施された制御部を付加し、
これに続くデータフレーム中のユーザデータ数、データ
フレームを符号化した後述する符号化器24の種類、およ
びデータフレームのフレーム番号をこの制御部に挿入す
る。データフレーム長選択部22は、信号線304を介し符
号化器選択部24に、また信号線320を介し受信待ちタイ
マ補正部42に接続されている。
符号化器選択部24は、複数の符号化器を有し、この中か
らデータフレームに示されている符号化器を選択し、こ
れにより入力したデータフレームの符号化を行なう符号
化部である。なお、本実施例において符号化器選択部24
は符号化器EC1,EC2およびEC3(第3図)を有する。符号
化器EC1は、情報ビット数nに対してk1ビットの検査ビ
ットを出力し、elビットの訂正能力を有する符号化器で
ある。また、符号化器E2は情報ビット数nに対してk2ビ
ットの検査ビットを出力しe2ビットの訂正能力を持つ符
号化器であり、符号化器E3は情報ビット数nに対してk3
ビットの検査ビットを出力しe3ビットの訂正能力を有す
る符号化器である。符号化器選択部24は、信号線306を
介し送信バッファ26に、また信号線322を介し受信待ち
タイマ補正部42にそれぞれ接続され、これらに符号化し
たデータフレームを送信する。符号化器選択部24はま
た、信号線305を介し回線誤り測定部30に接続され、符
号化器情報Fをこれに送る。
らデータフレームに示されている符号化器を選択し、こ
れにより入力したデータフレームの符号化を行なう符号
化部である。なお、本実施例において符号化器選択部24
は符号化器EC1,EC2およびEC3(第3図)を有する。符号
化器EC1は、情報ビット数nに対してk1ビットの検査ビ
ットを出力し、elビットの訂正能力を有する符号化器で
ある。また、符号化器E2は情報ビット数nに対してk2ビ
ットの検査ビットを出力しe2ビットの訂正能力を持つ符
号化器であり、符号化器E3は情報ビット数nに対してk3
ビットの検査ビットを出力しe3ビットの訂正能力を有す
る符号化器である。符号化器選択部24は、信号線306を
介し送信バッファ26に、また信号線322を介し受信待ち
タイマ補正部42にそれぞれ接続され、これらに符号化し
たデータフレームを送信する。符号化器選択部24はま
た、信号線305を介し回線誤り測定部30に接続され、符
号化器情報Fをこれに送る。
送信バッファ26は、受信したデータフレームを送信デー
タとして蓄積する記憶部である。バッファ26は、蓄積し
た送信データを信号線308を介し順次変調器28に送る。
送信バッファ26はまた、信号線310を介し送信データ計
数部52に接続されている。バッファ26は、送信データを
最初に変調器28に送る時スタート信号を送信データ計数
部52に送り、バッファ26が空になるとストップ信号を計
数部52に送る。
タとして蓄積する記憶部である。バッファ26は、蓄積し
た送信データを信号線308を介し順次変調器28に送る。
送信バッファ26はまた、信号線310を介し送信データ計
数部52に接続されている。バッファ26は、送信データを
最初に変調器28に送る時スタート信号を送信データ計数
部52に送り、バッファ26が空になるとストップ信号を計
数部52に送る。
変調器28は、送信データを所定の周波数に変調し、出力
402を介し衛星装置70(第2図)を介し相手局のデータ
通信装置10に出力する変調器である。
402を介し衛星装置70(第2図)を介し相手局のデータ
通信装置10に出力する変調器である。
送信データ計数部52は、送信バッファ26から変調器28に
送られるデータ数をストップ信号の受信まで計数する計
数器である。計数部52は、信号線330を介し回線遅延補
正部54に、信号線326を介し回線誤り測定部30にそれぞ
れ接続され、計数した計数値をこれらに出力する。計数
部52はまた、信号線324を介し回線遅延タイマ56に、信
号線328を介し受信待ちタイマ44にそれぞれ接続され、
バッファ26よりストップ信号を受信するとこれらにスタ
ート信号を送る。
送られるデータ数をストップ信号の受信まで計数する計
数器である。計数部52は、信号線330を介し回線遅延補
正部54に、信号線326を介し回線誤り測定部30にそれぞ
れ接続され、計数した計数値をこれらに出力する。計数
部52はまた、信号線324を介し回線遅延タイマ56に、信
号線328を介し受信待ちタイマ44にそれぞれ接続され、
バッファ26よりストップ信号を受信するとこれらにスタ
ート信号を送る。
回線遅延タイマ56は、送信データを送出してから相手局
より応答信号を受信するまでのタイマ値D1を計数するタ
イマである。遅延タイマ56は、信号線370を介し応答フ
レーム検査部32に接続され、これよりストップ信号を受
信するまで遅延時間のカウントを続ける。遅延タイマ56
は、信号線332を介し、回線遅延補正部54に接続され、
計数したタイマ値D1をこれに出力する。
より応答信号を受信するまでのタイマ値D1を計数するタ
イマである。遅延タイマ56は、信号線370を介し応答フ
レーム検査部32に接続され、これよりストップ信号を受
信するまで遅延時間のカウントを続ける。遅延タイマ56
は、信号線332を介し、回線遅延補正部54に接続され、
計数したタイマ値D1をこれに出力する。
受信データ計数部58は、遅延タイマ56と同様に信号線37
0を介し応答フレーム検査部32に接続され、これよりス
トップ信号を受信するまで相手局より送られてきた送信
ユーザデータ数L2を計数する計数器である。計数部58
は、信号線334を介し回線遅延補正部54に接続され、計
数した受信データの計数出力L2をこれに出力する。
0を介し応答フレーム検査部32に接続され、これよりス
トップ信号を受信するまで相手局より送られてきた送信
ユーザデータ数L2を計数する計数器である。計数部58
は、信号線334を介し回線遅延補正部54に接続され、計
数した受信データの計数出力L2をこれに出力する。
回線遅延補正部54は、送信データ係数部52からの係数出
力L1と回線遅延タイマ56より入力したタイマ値D1より回
線遅延時間Dを以下に示す式(1)より算出する算出部
である。
力L1と回線遅延タイマ56より入力したタイマ値D1より回
線遅延時間Dを以下に示す式(1)より算出する算出部
である。
D=D1−(L1*F1+L1*S+L2*S) (1) L1:自局送信ユーザデータ数 F1:自局送信ユーザデータ1オクテット当たりの受信処
理時間 L2:相手局ユーザデータ数 S:1オクテット当たりの伝送速度 補正部54は、信号線336を介し受信待ちタイマ補正部42
に接続され、これに算出した回線遅延時間Dを送る。
理時間 L2:相手局ユーザデータ数 S:1オクテット当たりの伝送速度 補正部54は、信号線336を介し受信待ちタイマ補正部42
に接続され、これに算出した回線遅延時間Dを送る。
受信待ちタイマ補正部42は、回線遅延時間D、データフ
レーム長選択部2より入力したデータフレーム長Lおよ
び符号化器選択部24より送られてきた符号化器情報Fよ
り、受信待ち時間Wを以下に示す式(2)を用いて算出
する算出部である。
レーム長選択部2より入力したデータフレーム長Lおよ
び符号化器選択部24より送られてきた符号化器情報Fよ
り、受信待ち時間Wを以下に示す式(2)を用いて算出
する算出部である。
W=D+L*(S+F1) (2) S:1オクテット当たりの伝送速度 F1:符号化器に対する1オクテット当たりの受信処理時
間 なお、回線遅延時間Dの初期値は、補正部54から回線遅
延時間Dが算出されるまではD=D0とする。補正部42
は、信号線342を介し算出した時間Wを受信待ちタイマ4
4に送る。
間 なお、回線遅延時間Dの初期値は、補正部54から回線遅
延時間Dが算出されるまではD=D0とする。補正部42
は、信号線342を介し算出した時間Wを受信待ちタイマ4
4に送る。
受信待ちタイマ44は、送信データ計数部52より受信した
スタート信号によりカウントを開始し、応答フレーム検
査部32より送られたストップ信号でカウントを終了する
カウンタである。すなわち受信待ちタイマ44は、スター
ト信号を受信すると補正部42から受信した時間Wをたと
えば1秒毎にカウントダウンし、ストップ信号を受信す
るまでに時間Wが「0」になると図示されていない制御
部にカウントアウトを通知する。
スタート信号によりカウントを開始し、応答フレーム検
査部32より送られたストップ信号でカウントを終了する
カウンタである。すなわち受信待ちタイマ44は、スター
ト信号を受信すると補正部42から受信した時間Wをたと
えば1秒毎にカウントダウンし、ストップ信号を受信す
るまでに時間Wが「0」になると図示されていない制御
部にカウントアウトを通知する。
復調器38は入力404を介し相手局より送られてきた信号
を所定の信号に復調する復調器である。復調器38は、信
号線360を介し信号検出部36に接続され、これに復調し
た信号を送る。
を所定の信号に復調する復調器である。復調器38は、信
号線360を介し信号検出部36に接続され、これに復調し
た信号を送る。
信号検出部36は、受信した信号がこのデータ通信送信10
で受信すべき信号であるかどうかを検査する信号検出部
である。検出部36は、受信したデータがこのデータ通信
装置宛のデータの場合、信号線361を介しスタート信号
を受信データ計数部58に送る。また、検出部36は受信し
たデータを信号線362を介し受信バッファ34に送る。
で受信すべき信号であるかどうかを検査する信号検出部
である。検出部36は、受信したデータがこのデータ通信
装置宛のデータの場合、信号線361を介しスタート信号
を受信データ計数部58に送る。また、検出部36は受信し
たデータを信号線362を介し受信バッファ34に送る。
受信バッファ34は相手局より送られたデータを格納する
記憶部である。受信バッファ34は、信号線364を介し応
答フレーム検査部32に接続され、これに格納してある受
信データを送る。
記憶部である。受信バッファ34は、信号線364を介し応
答フレーム検査部32に接続され、これに格納してある受
信データを送る。
応答フレーム検査部32は、受信バッファ34で蓄えられた
データを応答フレーム長だけ取り出して符号化後誤り検
出を行なう検出部である。検査部32は、応答フレームが
正しいと判断したとき、回線遅延タイマ56および受信待
ちタイマ44にストップ信号を送る。また検査部32は信号
線366を介し回線誤り測定部30に接続され、検出結果を
これに通知する。
データを応答フレーム長だけ取り出して符号化後誤り検
出を行なう検出部である。検査部32は、応答フレームが
正しいと判断したとき、回線遅延タイマ56および受信待
ちタイマ44にストップ信号を送る。また検査部32は信号
線366を介し回線誤り測定部30に接続され、検出結果を
これに通知する。
回線誤り測定部30は、送信ずみデータフレームのフレー
ム番号と受信した応答フレームのフレーム番号との検査
結果を検査部32より入力することにより、データフレー
ム長選択部22および符号化器選択部24を制御する制御部
である。測定部30は、送信フレームと応答フレームとの
番号が一致していない旨の通知を受けた場合、送信デー
タ計数部52からの計数出力L1と符号化器選択部24から送
信ずみデータフレームの符号化器の種類Fとにより回線
誤り率を予測し、これを信号線340を介しデータフレー
ム長選択部22および符号化器選択部24に送る。測定部30
はまた、送信フレームと応答フレームとの番号が一致し
ているとき、データフレーム長を長くするようデータフ
レーム長選択部22に指示し、符号化器の能力を1つ下げ
るよう符号化器選択部24に指示する。
ム番号と受信した応答フレームのフレーム番号との検査
結果を検査部32より入力することにより、データフレー
ム長選択部22および符号化器選択部24を制御する制御部
である。測定部30は、送信フレームと応答フレームとの
番号が一致していない旨の通知を受けた場合、送信デー
タ計数部52からの計数出力L1と符号化器選択部24から送
信ずみデータフレームの符号化器の種類Fとにより回線
誤り率を予測し、これを信号線340を介しデータフレー
ム長選択部22および符号化器選択部24に送る。測定部30
はまた、送信フレームと応答フレームとの番号が一致し
ているとき、データフレーム長を長くするようデータフ
レーム長選択部22に指示し、符号化器の能力を1つ下げ
るよう符号化器選択部24に指示する。
なお、受信待ちタイマを設定する受信待ちタイマ補正部
42および受信待ちタイマ44を合わせて可変受信待ちタイ
マ設定部40と、また回線遅延を測定する送信データ計数
部52、回線遅延補正部54、回線遅延タイマ56および受信
データ計数部58を合わせて回線遅延測定部50とする。ま
た、同図では本実施例に関係のある構成要素のみ記載
し、本実施例に直接関係のないたとえば受信したデータ
を端末送信1に送る構成要素などは略して記載していな
い。
42および受信待ちタイマ44を合わせて可変受信待ちタイ
マ設定部40と、また回線遅延を測定する送信データ計数
部52、回線遅延補正部54、回線遅延タイマ56および受信
データ計数部58を合わせて回線遅延測定部50とする。ま
た、同図では本実施例に関係のある構成要素のみ記載
し、本実施例に直接関係のないたとえば受信したデータ
を端末送信1に送る構成要素などは略して記載していな
い。
端末送信60よりユーザデータが送られて来ると、このデ
ータは受信バッファに蓄えられる。受信バッファにユー
ザデータが蓄えられると、データフレーム長選択部22
は、所定のデータフレーム長だけこのデータを取り出し
てデータフレームとし、これにユーザデータ数、符号化
器の種類およびフレーム番号を含む制御部を付加して符
号化器選択部24に出力する。選択部22はまた、所定のデ
ータフレーム長、この場合にはフレーム長Lを受信待ち
タイマ補正部42に出力する。
ータは受信バッファに蓄えられる。受信バッファにユー
ザデータが蓄えられると、データフレーム長選択部22
は、所定のデータフレーム長だけこのデータを取り出し
てデータフレームとし、これにユーザデータ数、符号化
器の種類およびフレーム番号を含む制御部を付加して符
号化器選択部24に出力する。選択部22はまた、所定のデ
ータフレーム長、この場合にはフレーム長Lを受信待ち
タイマ補正部42に出力する。
符号化器選択部24がデータフレームを入力すると、選択
部24は、フレームの制御部に示されている符号化器で符
号化処理を行ないこれを送信バッファ26に出力するとと
もに、符号化処理を行なった符号化器の種類を示す符号
化器情報Fを受信待ちタイマ補正部42に出力する。符号
化処理が行なわれたデータフレームを送信バッファ26が
入力すると、バッファ26は順次入力したデータフレーム
を変調器28に出力する。データフレームが変調器28に入
力されると、このフレームは、変調後に衛星装置70(第
2図)に向けて送信され、衛星装置70より送信相手局で
あるデータ通信装置10に送られる。
部24は、フレームの制御部に示されている符号化器で符
号化処理を行ないこれを送信バッファ26に出力するとと
もに、符号化処理を行なった符号化器の種類を示す符号
化器情報Fを受信待ちタイマ補正部42に出力する。符号
化処理が行なわれたデータフレームを送信バッファ26が
入力すると、バッファ26は順次入力したデータフレーム
を変調器28に出力する。データフレームが変調器28に入
力されると、このフレームは、変調後に衛星装置70(第
2図)に向けて送信され、衛星装置70より送信相手局で
あるデータ通信装置10に送られる。
またこの時、受信待ち補正部42は、回線遅延時間D、デ
ータフレーム長Lおよび符号化器情報Fより受信待ち時
間Wを算出し、受信待ちタイマ44に時間Wを送る。な
お、このときには回線遅延時間がまだ算出されていない
ため、回線遅延時間は初期値D0とする。送信バッファ26
が変調器28に最初にデータを送る時、スタート信号が送
信データ計数部52に送られる。計数部52がスタート信号
を受信すると、計数部52は送信バッファ26よりストップ
信号を受信するまで、送信バッファから変調器28に送信
されたデータ数を数える。計数部52がストップ信号を受
信すると、計数部52は回線遅延タイマ56および回線遅延
補正部54にカウント開始のスタート信号送る。
ータフレーム長Lおよび符号化器情報Fより受信待ち時
間Wを算出し、受信待ちタイマ44に時間Wを送る。な
お、このときには回線遅延時間がまだ算出されていない
ため、回線遅延時間は初期値D0とする。送信バッファ26
が変調器28に最初にデータを送る時、スタート信号が送
信データ計数部52に送られる。計数部52がスタート信号
を受信すると、計数部52は送信バッファ26よりストップ
信号を受信するまで、送信バッファから変調器28に送信
されたデータ数を数える。計数部52がストップ信号を受
信すると、計数部52は回線遅延タイマ56および回線遅延
補正部54にカウント開始のスタート信号送る。
データフレームを相手局が受信すると、相手局は、この
信号を復調し、この信号の制御部を復号した後誤り検出
を行ない、後続のデータフレームがある場合この制御部
で指示されている復号器で復号後誤り検出をする。そし
て正しいデータフレームであればそのフレーム番号を応
答フレームに付加して制御部に対する符号化後、誤り検
出を付加して変調し、データフレームを送出した送信局
に応答信号を送出する。ここで、誤り検出は巡回符号な
どで行なう。
信号を復調し、この信号の制御部を復号した後誤り検出
を行ない、後続のデータフレームがある場合この制御部
で指示されている復号器で復号後誤り検出をする。そし
て正しいデータフレームであればそのフレーム番号を応
答フレームに付加して制御部に対する符号化後、誤り検
出を付加して変調し、データフレームを送出した送信局
に応答信号を送出する。ここで、誤り検出は巡回符号な
どで行なう。
相手局より送られた信号は、衛星装置70を介し通信路40
4より復調器38に受信される。復調器38は受信した信号
を復調後信号検出部36に送る。信号検出部36が復調され
た信号を受信すると、復調器36はこの信号が受信すべき
データであるかどうかを検査する。そして、この信号が
受信すべきデータであれば受信データ計数部58にスター
ト信号を送る。計数部58がスタート信号を受信すると、
計数部58は、応答フレーム検査部32よりストップ信号を
受信するまで受信したデータを数え、ストップ信号を受
信すると数えた受信データ数を相手局送信ユーザデータ
数L2として回線遅延補正部54に出力する。
4より復調器38に受信される。復調器38は受信した信号
を復調後信号検出部36に送る。信号検出部36が復調され
た信号を受信すると、復調器36はこの信号が受信すべき
データであるかどうかを検査する。そして、この信号が
受信すべきデータであれば受信データ計数部58にスター
ト信号を送る。計数部58がスタート信号を受信すると、
計数部58は、応答フレーム検査部32よりストップ信号を
受信するまで受信したデータを数え、ストップ信号を受
信すると数えた受信データ数を相手局送信ユーザデータ
数L2として回線遅延補正部54に出力する。
信号検出部36はまた、入力した信号を受信すべきデータ
であると判断すると、この信号を受信バッファ34に送り
バッファ36に蓄積する。バッファ36にデータが蓄積され
ると、応答フレーム検査部32は、このデータを応答フレ
ーム長だけ取り出して符号化後誤り検出を行ない、応答
フレームが正しいかどうかを判断する。検査部32は応答
フレームを正しいと判断すると、ストップ信号を回線遅
延タイマ56および受信待ちタイマ44に送る。回線遅延タ
イマ56にストップ信号が送られることにより、タイマ値
D1が回線遅延補正部54に送られる。遅延補正部54は、計
数出力L1、L2およびタイマ値D1を受信すると、式(2)
により回線遅延時間Dを算出する。
であると判断すると、この信号を受信バッファ34に送り
バッファ36に蓄積する。バッファ36にデータが蓄積され
ると、応答フレーム検査部32は、このデータを応答フレ
ーム長だけ取り出して符号化後誤り検出を行ない、応答
フレームが正しいかどうかを判断する。検査部32は応答
フレームを正しいと判断すると、ストップ信号を回線遅
延タイマ56および受信待ちタイマ44に送る。回線遅延タ
イマ56にストップ信号が送られることにより、タイマ値
D1が回線遅延補正部54に送られる。遅延補正部54は、計
数出力L1、L2およびタイマ値D1を受信すると、式(2)
により回線遅延時間Dを算出する。
応答フレーム検査部32は、応答フレームが正しいと判断
すると、次に送信ずみデータフレームのフレーム番号と
受信した応答フレームのフレーム番号を検査し、これら
が一致しているかどうかを確認する。確認した結果は回
線誤り測定部30に通知される。測定部30が一致していな
い旨の通知を受けると、測定部30は、計数出力L1と送信
ずみデータフレームの符号化器の種類から回線誤り率を
予測し、これをデータフレーム長選択部22および符号化
器選択部24へ送る。これら選択部22/24は回線誤り率を
受信することにより、通信路400に適するデータフレー
ム長および符号化器を選択する。また、測定部30が一致
している旨の通知を受けると、測定部30はデータフレー
ム長選択部22にデータフレーム長を長くするように指示
し、符号化器選択部24に符号化器の能力を1つ下げるよ
うに指示する。
すると、次に送信ずみデータフレームのフレーム番号と
受信した応答フレームのフレーム番号を検査し、これら
が一致しているかどうかを確認する。確認した結果は回
線誤り測定部30に通知される。測定部30が一致していな
い旨の通知を受けると、測定部30は、計数出力L1と送信
ずみデータフレームの符号化器の種類から回線誤り率を
予測し、これをデータフレーム長選択部22および符号化
器選択部24へ送る。これら選択部22/24は回線誤り率を
受信することにより、通信路400に適するデータフレー
ム長および符号化器を選択する。また、測定部30が一致
している旨の通知を受けると、測定部30はデータフレー
ム長選択部22にデータフレーム長を長くするように指示
し、符号化器選択部24に符号化器の能力を1つ下げるよ
うに指示する。
応答フレームが誤っている場合、応答フレーム検査部32
は正しい応答フレームを受信するまで待つ。もしこの間
に受信待ちタイマ44がタイムアウトしたときは、回線遅
延タイマ56にストップ信号が送られるが、遅延補正部54
は回線遅延時間Dを算出しない。そして、応答要求フレ
ームに送信ずみデータフレームの最後のフレーム番号を
挿入し、定められた符号化器で符号化し、変調器28で変
調後、応答要求を通信路402により相手局に送る。この
とき、受信待ちタイマ補正部42は、式(2)より受信待
ち時間Wを算出し、これを受信待ちタイマ44に渡し、デ
ータフレーム長および符号化器の種類、回線遅延時間D
から回線状態に最適な受信待ちタイマに設定しなおす。
なお、ここで式(2)の回線遅延時間Dはこの通信で算
出した値がないときは初期値D0とする。
は正しい応答フレームを受信するまで待つ。もしこの間
に受信待ちタイマ44がタイムアウトしたときは、回線遅
延タイマ56にストップ信号が送られるが、遅延補正部54
は回線遅延時間Dを算出しない。そして、応答要求フレ
ームに送信ずみデータフレームの最後のフレーム番号を
挿入し、定められた符号化器で符号化し、変調器28で変
調後、応答要求を通信路402により相手局に送る。この
とき、受信待ちタイマ補正部42は、式(2)より受信待
ち時間Wを算出し、これを受信待ちタイマ44に渡し、デ
ータフレーム長および符号化器の種類、回線遅延時間D
から回線状態に最適な受信待ちタイマに設定しなおす。
なお、ここで式(2)の回線遅延時間Dはこの通信で算
出した値がないときは初期値D0とする。
受信待ちタイマ44はストップ信号が送られて来るまで受
信待ち時間Wのカウントダウンを行なう。これは応答フ
レームが正しく受信されるまで続けられ、もし正しく受
信されなければ応答フレーム検査部32で送信ずみデータ
フレームのフレーム番号が検査される。送信ずみデータ
フレームのフレーム番号と応答フレームに含まれるフレ
ーム番号が一致しているときは、新しく受信バッファ20
に蓄えられているユーザデータをデータフレーム長選択
部22で定められたデータフレーム長だけを取り出しデー
タフレームとして符号化器選択部24に送る。
信待ち時間Wのカウントダウンを行なう。これは応答フ
レームが正しく受信されるまで続けられ、もし正しく受
信されなければ応答フレーム検査部32で送信ずみデータ
フレームのフレーム番号が検査される。送信ずみデータ
フレームのフレーム番号と応答フレームに含まれるフレ
ーム番号が一致しているときは、新しく受信バッファ20
に蓄えられているユーザデータをデータフレーム長選択
部22で定められたデータフレーム長だけを取り出しデー
タフレームとして符号化器選択部24に送る。
また、送信ずみデータフレームのフレーム番号と応答フ
レームに含まれるフレーム番号が一致していない場合、
応答フレーム中に示されるデータフレームのみを現在の
回線情況に適する符号化器で符号化し、フレームの制御
部を定められた符号化器で符号化後、送信バッファ26に
渡し、以後前述の適する処理に移行する。また、応答フ
レームが正しく受信されず、受信待ちタイマがタイムア
ウトし、所定の回数応答要求フレームを再送しても応答
フレームが受信されないときは、回線を保持するのは不
可能として回線を切断する。
レームに含まれるフレーム番号が一致していない場合、
応答フレーム中に示されるデータフレームのみを現在の
回線情況に適する符号化器で符号化し、フレームの制御
部を定められた符号化器で符号化後、送信バッファ26に
渡し、以後前述の適する処理に移行する。また、応答フ
レームが正しく受信されず、受信待ちタイマがタイムア
ウトし、所定の回数応答要求フレームを再送しても応答
フレームが受信されないときは、回線を保持するのは不
可能として回線を切断する。
回線誤り率と回線遅延時間に対してフレーム長と符号化
器の種類はあらかじめ定められている。第3図には回線
誤り率と回線遅延時間に対する本実施例におけるフレー
ム長および符号化器の選択の状態遷移図が示されてい
る。フレーム長DL1,DL2,DL3はそれぞれL1ビット、L2ビ
ット、L3ビット、のフレーム長であり、L1>L2>L3であ
る。
器の種類はあらかじめ定められている。第3図には回線
誤り率と回線遅延時間に対する本実施例におけるフレー
ム長および符号化器の選択の状態遷移図が示されてい
る。フレーム長DL1,DL2,DL3はそれぞれL1ビット、L2ビ
ット、L3ビット、のフレーム長であり、L1>L2>L3であ
る。
また符号化器EC1,EC2,EC3は、前述のように情報ビット
数nに対してそれぞれk1ビット、k2ビット、k3ビットの
検査ビットを出力し、elビット、e2ビット、e3ビットの
訂正能力を有する符号化器である。
数nに対してそれぞれk1ビット、k2ビット、k3ビットの
検査ビットを出力し、elビット、e2ビット、e3ビットの
訂正能力を有する符号化器である。
回線誤り測定部30は、符号化器選択部24、送信データ計
数部52および応答フレーム検査部32からの情報により回
線誤り率を算出する。たとえば、送信データ数Nビッ
ト、符号化器EC1、誤り訂正能力elビットとして、回線
誤り率は、 el/{N*(1+k1/n)} 以上となる。これと回線遅延時間よりこの回線状態に適
したフレーム長と符号化器の種類の組合せを選択する。
数部52および応答フレーム検査部32からの情報により回
線誤り率を算出する。たとえば、送信データ数Nビッ
ト、符号化器EC1、誤り訂正能力elビットとして、回線
誤り率は、 el/{N*(1+k1/n)} 以上となる。これと回線遅延時間よりこの回線状態に適
したフレーム長と符号化器の種類の組合せを選択する。
第4図には、受信待ち時間Wが回線遅延時間Dのたとえ
ば2倍に設定された従来技術による送信手順の例を示し
たシーケンス図が示されている。同図に示すように従来
技術では受信待ち時間Wが固定されている。このため、
送信側から送ったデータフレームが受信側でエラーにな
ると、送信側は受信待ち時間Wの経過後に応答要求を受
信側に送信する。
ば2倍に設定された従来技術による送信手順の例を示し
たシーケンス図が示されている。同図に示すように従来
技術では受信待ち時間Wが固定されている。このため、
送信側から送ったデータフレームが受信側でエラーにな
ると、送信側は受信待ち時間Wの経過後に応答要求を受
信側に送信する。
これに対して本実施例では、回線遅延を測定することに
より相手局からの応答時間を予測するため、第5図に示
すようにほぼ受信待ち時間W=回線遅延時間Dに設定可
能である。したがって、エラーが生じたときに送信側が
データフレームを再送しその応答を受けるまで従来技術
では4D時間必要であったのに対し、本実施例では3D時間
ですむ。これを本発明の伝送効率を1とし、回線遅延時
間に対する受信待ち時限が一定の従来技術との伝送効率
の比較結果が第6図に示されている。同図に示すように
受信待ち時限が一定の従来の装置の場合、回線遅延が設
定された値よりも小さい回線では伝送効率が著しく低下
する。しかし、本実施例に示したデータ通信装置では回
線遅延に依存しないため、常に一定の伝送効率を得るこ
とができる。
より相手局からの応答時間を予測するため、第5図に示
すようにほぼ受信待ち時間W=回線遅延時間Dに設定可
能である。したがって、エラーが生じたときに送信側が
データフレームを再送しその応答を受けるまで従来技術
では4D時間必要であったのに対し、本実施例では3D時間
ですむ。これを本発明の伝送効率を1とし、回線遅延時
間に対する受信待ち時限が一定の従来技術との伝送効率
の比較結果が第6図に示されている。同図に示すように
受信待ち時限が一定の従来の装置の場合、回線遅延が設
定された値よりも小さい回線では伝送効率が著しく低下
する。しかし、本実施例に示したデータ通信装置では回
線遅延に依存しないため、常に一定の伝送効率を得るこ
とができる。
なお、本実施例では本発明を回線遅延が非常に大きい衛
星通信に適用したが、本発明はとくに衛星通信に限定さ
れるものではなく、たとえば海底回線を利用した回線遅
延が中程度の通信にも勿論有利に適用可能である。
星通信に適用したが、本発明はとくに衛星通信に限定さ
れるものではなく、たとえば海底回線を利用した回線遅
延が中程度の通信にも勿論有利に適用可能である。
(発明の効果) このように本発明によれば、回線遅延を測定することに
より相手局からの応答時間を予測して受信待ち時間を設
定する。このため、送信したデータがエラーとなった場
合でも、必要最小限の時間で即座にエラーに対応するこ
とができ、常に一定の伝送効率を得ることができる。ま
た、回線遅延および回線情況により、データフレーム長
および符号化器を選択するため、通信方式によらず安定
なデータ通信を提供することができる。
より相手局からの応答時間を予測して受信待ち時間を設
定する。このため、送信したデータがエラーとなった場
合でも、必要最小限の時間で即座にエラーに対応するこ
とができ、常に一定の伝送効率を得ることができる。ま
た、回線遅延および回線情況により、データフレーム長
および符号化器を選択するため、通信方式によらず安定
なデータ通信を提供することができる。
第1図は本発明によるデータ通信装置の実施例を示す機
能ブロック図、 第2図は、第1図の装置を衛星通信に適用したシステム
構成図、 第3図は、第1図の装置におけるフレーム長および符号
化器の選択の状態遷移を示した状態遷移図、 第4図は従来技術における処理シーケンスの一例を示し
たシーケンス図、 第5図は、第1図の装置における処理シーケンスルの一
例を示したシーケンス図、 第6図は、第1図の装置と従来技術の装置との伝送効率
の比較を示した説明図、 第7図は従来技術による制御フローの例を示した制御フ
ロー図である。 主要部分の符号の説明 10……データ通信装置 20……受信バッファ 22……データフレーム長選択部 24……符号化器選択部 26……送信バッファ 28……変調器 30……回線誤り測定部 32……応答フレーム検査部 34……受信バッファ 36……信号検出部 38……復調器 40……可変受信待ちタイマ設定部 42……受信待ちタイマ補正部 44……受信待ちタイマ 50……回線遅延測定部 52……送信データ計算部 54……回線遅延補正部 56……回線遅延タイマ 58……受信データ計数部
能ブロック図、 第2図は、第1図の装置を衛星通信に適用したシステム
構成図、 第3図は、第1図の装置におけるフレーム長および符号
化器の選択の状態遷移を示した状態遷移図、 第4図は従来技術における処理シーケンスの一例を示し
たシーケンス図、 第5図は、第1図の装置における処理シーケンスルの一
例を示したシーケンス図、 第6図は、第1図の装置と従来技術の装置との伝送効率
の比較を示した説明図、 第7図は従来技術による制御フローの例を示した制御フ
ロー図である。 主要部分の符号の説明 10……データ通信装置 20……受信バッファ 22……データフレーム長選択部 24……符号化器選択部 26……送信バッファ 28……変調器 30……回線誤り測定部 32……応答フレーム検査部 34……受信バッファ 36……信号検出部 38……復調器 40……可変受信待ちタイマ設定部 42……受信待ちタイマ補正部 44……受信待ちタイマ 50……回線遅延測定部 52……送信データ計算部 54……回線遅延補正部 56……回線遅延タイマ 58……受信データ計数部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳山 勝己 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−146045(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】端末装置に接続され、該端末装置より受信
した信号を所定のフレーム長に分割し、該分割したフレ
ーム長を送信データとして所望の送信先である相手局に
送り、該相手局から該送信データに対する応答信号が返
送されるのを受信待ち時間の間監視するデータ通信装置
において、該通信装置は、 前記相手局に送信データを送出してから該相手局より該
送信データの応答信号が返って来るまでの回線遅延時間
を測定する回線遅延測定手段と、 前記端末装置より受信した信号を所定のフレーム長に分
割するデータフレーム長選択手段と、 前記回線遅延時間およびフレーム長により前記相手局か
らの応答信号を受信するまでの時間を応答予測時間とし
て予測し、該予測した時間を前記受信待ち時間として設
定する可変受信待ちタイマ設定手段とを有することを特
徴とするデータ通信装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のデータ通信装置におい
て、該装置は、前記分割したフレーム長を符号化する複
数の符号化器を有する符号化器選択手段を有することを
特徴とするデータ通信装置。 - 【請求項3】請求項1に記載のデータ通信装置におい
て、前記データフレーム長選択手段は、前記応答予測時
間により前記受信した信号を最適なフレーム長にするこ
とを特徴とするデータ通信装置。 - 【請求項4】請求項1に記載のデータ通信装置におい
て、前記回線遅延測定手段は、 前記回線遅延を測定する回線遅延タイマと、 前記送信データ数を計数する送信データ計数部と、 前記応答信号の受信データを計数する受信データ計数部
と、 前記回線遅延タイマより測定された回線遅延を入力し、
該回線遅延の値を補正して回線遅延時間を算出する回線
遅延補正部とを有することを特徴とするデータ通信装
置。 - 【請求項5】請求項1または2に記載のデータ通信装置
において、可変受信待ちタイマ設定手段は、 前記データフレーム長、前記符号化器の種類および前記
回線遅延時間を入力し、前記受信待ち時間を算出する受
信待ちタイマ補正部と、 前記算出した受信待ち時間をカウントダウンすることに
より、受信待ち時間のタイムアウトを通知する受信待ち
タイマとを有することを特徴とするデータ通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63211598A JPH0720155B2 (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | データ通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63211598A JPH0720155B2 (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | データ通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0262145A JPH0262145A (ja) | 1990-03-02 |
JPH0720155B2 true JPH0720155B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=16608415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63211598A Expired - Lifetime JPH0720155B2 (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | データ通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720155B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6775707B1 (en) * | 1999-10-15 | 2004-08-10 | Fisher-Rosemount Systems, Inc. | Deferred acknowledgment communications and alarm management |
EP1959611A1 (en) | 2005-12-09 | 2008-08-20 | NEC Corporation | Wireless lan communication system |
-
1988
- 1988-08-27 JP JP63211598A patent/JPH0720155B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0262145A (ja) | 1990-03-02 |
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