JPH0719U - 野菜形均一育成具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、キュウリ，ナスなどの野
菜の形状を均一に整えるための用具に関するものであ
る。 【構成】 野菜形均一育成具Ａを野菜の実のな
る少し上に取り付けることができるように着脱自在に２
つに分離できるようにした止め口１を設け、その下方向
には複数の側面部材３とそれぞれの側面部材３が動かな
いように横桟部材４によって固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キュウリ，ナスなどの野菜の形状を均一に整えるための用具に関す るものである。 〔従来の技術〕 従来のキュウリ，ナス等の野菜の栽培方法では、キュウリ，ナス等の形状を自 然のままにまかせており、まっすぐなものや曲がってしまったものなどいろいろ な形状のものができてしまい生産者の問題となっている。まっすぐに伸び形状の いいものは市場価値があり高値で売れるが、曲がったりして形状の悪いものは逆 に市場価値は下がり、生産者の収入が減ってしまい労働したことが報われない大 きな問題が生じている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 したがって、各メーカーとも莫大な研究費と年月をかけて優秀な種を選抜して 少しでも生産者の要望に答えられるように研究したが解決しなかった。本考案は 、こうして野菜生産者の強い要望にこたえるために考案されたのである。 〔問題を解決するための手段〕 本考案の実施例を以下、図について説明する。 第１図と第２図において、１は野菜形均一育成具Ａを野菜の実のなるすこし上に 、取り付けることができるように着脱自在に２つに分離できるようにした止め口 である。止め口１を２つに分離しやすいように分離したそれぞれの止め口１につ まみ２が設けられている。また、分離した止め口１のそれぞれの分離した断面に は、何度も着脱可能なように粘着材料５が固着している。 止め口１の下方向には複数の側面部材３が適度の長さに設けてあり、それぞれの 側面部材３が動かないように横桟部材４によって固定されている。 まず、止め口１を手によって２つに左右に分離させ、野菜の実のなるすこし上の 部分に分離した止め口１の粘着材料５をそれぞれ合わせて野菜形均一育成具Ａを ぶらさがるように取り付ける。 〔考案の効果〕 本考案により、野菜の実は野菜形均一育成具の中で生長していき、曲がって伸 びようとしても側面部材、または横桟部材によって曲がることができず絶えず下 方向に伸び生長していく。 したがって、すべての野菜がまっすぐに均一の形状に成育させることが可能とな り、商品としての市場価値がそれぞれの形状によって左右するという問題を解決 することができる。また、収穫するとき今までは、大きさを目で見た感によって 判断していたが、野菜形均一育成具と比較することができ誰でも一目で大きさを 判断でき、小さすぎるものまで収穫するといったことを簡単に防ぐことができる 。 以上、本考案の野菜形均一育成具を用いることによって市場価値の低い曲がっ た形状の野菜を生産することを防ぐことができ、生産者の労働に対する意欲をよ り高めることができ、また生産効率を高め、経営面において多収入を可能とし経 営的安定をもたらす効果がある。 〔他の実施例〕 なお、側面部材３に側壁部材６を固定させてもよい。 また、野菜形均一育成具Ａに病虫害を防ぐために害虫が嫌う臭いをだす薬剤を 装着して防虫効果をもたらすようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案の実施例を示す斜視図であり、第２図は
止め口を左右に分離した一部拡大斜視図であり、第３図
はその他の実施例の斜視図である。 Ａは野菜形均一育成具，１は止め口，２はつまみ，３は
側面部材，４は横桟部材，５は粘着材料，６は側壁部材
である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （１）着脱自在に分離することができる止め口の中央部
   分に貫通した欠部を有し、上記，止め口から下方向に筒
   状の型枠を設けた野菜型均一育成具。 （２）止め口から下方向に側面部材を設け、上記，側面
   部材が動かないように固定するため横桟部材を設けた実
   用新案登録請求の範囲第１項記載の野菜形均一育成具。 （３）止め口から下方向に側壁部材を設けた実用新案登
   録請求の範囲第１項記載の野菜形均一育成具。