JPH0719991Y2 - 海洋センサのダンパ保持装置 - Google Patents

海洋センサのダンパ保持装置

Info

Publication number
JPH0719991Y2
JPH0719991Y2 JP5887090U JP5887090U JPH0719991Y2 JP H0719991 Y2 JPH0719991 Y2 JP H0719991Y2 JP 5887090 U JP5887090 U JP 5887090U JP 5887090 U JP5887090 U JP 5887090U JP H0719991 Y2 JPH0719991 Y2 JP H0719991Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
holding
container
sensor
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5887090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0418097U (ja
Inventor
秀美 本田
慎一 剣持
信生 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5887090U priority Critical patent/JPH0719991Y2/ja
Publication of JPH0418097U publication Critical patent/JPH0418097U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0719991Y2 publication Critical patent/JPH0719991Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、海洋センサにおけるダンパの保持装置に関す
るものである。
[従来の技術] 第5図は実開昭63-171297号公報に開示された従来の海
洋センサの構造及び作用説明図である。第5図(a)は
海洋センサの落下直後の状態を示す断面図で、(10)は
水中観察用のセンサ(13)等を収容する容器、(20)は
ブイ等の浮遊体、(21)は浮遊体(20)とセンサ(13)
等を連結する吊下げケーブルである。
容器(10)において、(11)は外筒、(12)は外筒(1
1)の下部に取付けられた錘り、(13)は外筒(11)内
において錘り(12)上に載置され、吊下げケーブル(2
1)で錘り(12)に連結された水中観察用のセンサであ
る。(14)は容器(10)内に外筒(11)と所定の間隙を
隔てて収容された保持具で、下部にはダンパ(17)の収
納部(15)が形成されている。(16a),(16b)は保持
具(14)の両側に設けられたほぼL字状のダンパ保持部
材で、ばね等により常時外方に開くように付勢されてい
る。
(17)は保持具(14)の収納部(15)内に収容されたダ
ンパで、第5図(c)に示すように布やネット等の折畳
み可能な筒状又は中空円柱状のシート材(18)と、この
シート材(18)の上下に取付けられたリング部材(19
a),(19b)とからなり、リング部材(19a),(19b)
は例えば薄い板ばねの如き弾性材で形成されていて、シ
ート材(18)と共に小さく折畳むことができ、拘束力か
ら解放されると自身の弾性によりリング状に展開する。
なお、これら保持具(14)、ダンパ(17)及びセンサ
(13)は、吊下げケーブル(21)により順次浮遊体(2
0)に連結されている。
上記のような各部品を組立てるには、先ず、保持具(1
4)内に吊下げケーブル(21)を巻回したのちダンパ(1
7)に連結し、さらに吊下げケーブル(21)をセンサ(1
3)及び錘り(12)に連結する。そして、ダンパ(17)
を小さく折畳んで保持具(14)の収納部(15)内に収納
し、保持部材(16a),(16b)を保持具(14)の外壁に
押付けてこれらを上部開口部から容器(10)内に収容す
る。このとき、保持部材(16a),(16b)はばね等によ
り外筒(11)の内周面に押付けられて開くことができな
いので、ダンパ(17)は収納部(15)内に保持される。
このようにして、センサ(13)及び保持具(14)を容器
(10)内に収容したのち、これを浮遊体(20)内に収容
する。
次に、上記のように構成した海洋センサの作用を説明す
る。いま、浮遊体(20)に設けた放出手段(図示せず)
により容器(10)が海中に放出されると、容器(10)は
その自重により小さな繰出力で吊下げケーブル(21)に
ほとんど荷重をかけることなく高速で落下し、これに伴
なって吊下げケーブル(21)は順次繰出される。この
間、センサ(13)及び保持具(14)は容器(10)内に保
持され、これと一体となって落下する。そして保持具
(14)に巻付けられた吊下げケーブル(21)がすべて繰
出されると、第5図(b)に示すように容器(10)はセ
ンサ(13)を収容した状態でそのまま落下を続けるが、
保持具(14)は吊下げケーブル(21)に引止められるた
め容器(10)から引出される。これにより保持部材(16
a),(16b)はばねに付勢されて外方に開き、収納部
(15)の底面を解放する。容器(10)がさらに落下する
と、センサ(13)が吊下げケーブル(21)に引かれて容
器(10)から引出され、その重量がダンパ(17)に加わ
るとダンパ(17)は第5図(c)に示すように保持具
(14)の収納部(15)から引出され、リング部材(19
a),(19b)の弾性により大きく展開し、センサ(13)
のダンパとして作用する。
ところで、上記のダンパ(17)の収納部(15)及び保持
部材(16a),(16b)の構造については、上記公開公報
には具体的に示されていないが、一般に第6図に示すよ
うな構造のものが用いられている。即ち、ダンパ(17)
の収納部(15)の両側に対向して設けたヒンジ部(22
a),(22b)に、板ばね(23a),(23b)を介してボル
ト(24a),(24b)により保持部材(16a),(16b)を
回動可能に取付けたもので、保持部材(16a),(16b)
は板ばね(23a),(23b)により外方に開くように付勢
される。なお、第7図に示すように板ばね(23a),(2
3b)に代えてコイルばね(25a),(25b)を使用したも
のもある。
このように構成した収納部(15)は、保持具(14)と一
体化されて内部にダンパ(17)が収納され、保持部材
(16a),(16b)を板ばね(23a),(23b)に抗して保
持部(14)に押付け、収納部(15)の底部(15)を閉じ
て容器(10)内に収容され、ダンパ(17)を保持する。
したがって、保持具(14)と共に収納部(15)が容器
(10)から引出されると、保持部材(16a),(16b)は
板ばね(23a),(23b)の撥力によって外方に開き、収
納部(15)の底部を開放する。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような海洋センサのダンパの収納部は多数の部品
から構成されているため、構造が複雑になるばかりでな
く、コストアップが避けられなかった。
また、誤って板ばね又はコイルばねを反対向きに取付け
たときは、海中に沈下させても必要な機能が得られず、
信頼性を著しく損なうことになる。
本考案は、上記の課題を解決すべくなされたもので、構
造が簡単でコストを低減でき、しかも動作が確実で信頼
性の高い海洋センサにおけるダンパの保持装置を得るこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る海洋センサにおけるダンパの保持装置は、
ばね材からなる線材を自由端が短辺側で対向するように
長方形に折曲げてその自由端をそれぞれ斜め上方に折曲
げると共に、自由端に対向する短辺側を自由端と反対側
に折曲げて保持部を形成した一対の保持部材を有し、こ
の保持部材の自由端をダンパの収納部に設けたヒンジ部
の貫通穴に挿入したものである。
[作用] ハ字状に折曲げられた自由端がヒンジ部の貫通穴に挿入
された保持部材は、自由端の弾性により外方へ広がるよ
うに付勢される。この保持部材を収納部側に押付けて収
納部を容器内に挿入すれば、ダンパは保持部材により収
納部内に保持され、収納部はその撥力により容器内に保
持される。
容器から収納部を引出すと、保持部材はその撥力により
外方に広がり、収納部の底部を開放する。
[実施例] 第1図は本考案実施例の斜視図である。図において、
(1)は天板(2)を有する円筒状のダンパ(17)の収
納部で、天板(2)の中央部には吊下げワイヤ(21)を
通す穴(3)が設けられている。(4a),(4b)は軸方
向の貫通穴(5a),(5b)を有するヒンジ部で、天板
(2)の両側に対向して取付けられている。(6a),
(6b)はばね材からなる線材で構成したダンパ(17)の
保持部材で、線材をその自由端が短辺側で対向するよう
に長方形に折曲げてその自由端((8a),(8b)をそれ
ぞれ斜め上方にハ字状に折曲げると共に、自由端((8
a),(8b)と対向する短辺側を自由端と反対方向に折
曲げて保持部(7)を形成したものである。
次に、上記のような収納部(1)の組立手順の一例を、
第2図、第3図により説明する。先ず、第2図に示すよ
うに、一方の保持部材(6b)の保持部(7)を内側にし
て、その自由端(8a),(8b)をヒンジ部(4b)の貫通
穴(5b)に両側から挿入し、同様にして第3図に示すよ
うに他方の保持部材(6a)を他方のヒンジ部(4a)に取
付ける。
このようにして収納部(17)のヒンジ部(4a),(4b)
に取付けられた保持部材(6a),(6b)は、第4図に示
すように上方へハ字状に折曲げられた自由端(8a),
(8b)が、ヒンジ部(4a),(4b)の貫通穴(5a),
(5b)に挿入されると直線状に変形するため、その反力
により保持部(7)を自由端(8a),(8b)を軸に矢印
(E)方向に回転させるトルクが発生する。
このような保持部材(6a),(6b)を備えた収納部
(1)は、従来装置と同様に保持具(14)に取付けら
れ、保持部材(6a),(6b)を収納部(1)の外壁に押
付けて容器(10)内に収納される。このとき、保持部
(7)により収納部(1)の底部を閉じ、ダンパ(17)
を収納部(1)内に保持する。収納部(1)を保持具
(14)と共に容器(10)から引出すと、保持部材(6
a),(6b)はその弾性により矢印(E)方向、したが
って外方に回転し、収納部(1)の底部を開放する。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案は保持部材をば
ね材からなる線材で形成し、これをダンパの収納部に取
付けるようにしたので、構造が簡単になり、コストを大
幅に低減することができ、その上、動作が確実なので信
頼性の高い海洋センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の分解斜視図、第2図はその組立
例を示す斜視図、第3図は組立後の斜視図、第4図は保
持部材の作用説明図、第5図(a),(b),(c)は
海洋センサの構造及び作用説明図、第6図(a),
(b)はその収納部の従来例を示す分解斜視図及び組立
後の斜視図、第7図(a),(b)は収納部の他の従来
例を示す分解斜視図及び組立後の斜視図である。 (1):収納部、(4a),(4b):ヒンジ部、(5a),
(5b):貫通穴、(6a),(6b):保持部材、(7):
保持部、(8a),(8b):自由端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサと、下部に収納部を有する保持具と
    を容器内に収容し、前記収納部に設けた保持部材により
    前記収納部に収容されたダンパを保持すると共に、前記
    保持具を容器内に保持してなるダンパの保持装置を備え
    た海洋センサにおいて、 ばね材からなる線材を自由端が短辺側で対向するように
    長方形に折曲げて前記自由端をそれぞれ斜め上方に折曲
    げると共に、前記自由端と対向する短辺側を該自由端と
    反対側に折曲げて保持部を形成してなる一対の保持部材
    を有し、 該保持部材の自由端を前記収納部の両側に設けたヒンジ
    部の貫通穴にそれぞれ挿入したことを特徴とする海洋セ
    ンサにおけるダンパの保持装置。
JP5887090U 1990-06-05 1990-06-05 海洋センサのダンパ保持装置 Expired - Lifetime JPH0719991Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5887090U JPH0719991Y2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 海洋センサのダンパ保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5887090U JPH0719991Y2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 海洋センサのダンパ保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0418097U JPH0418097U (ja) 1992-02-14
JPH0719991Y2 true JPH0719991Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31584870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5887090U Expired - Lifetime JPH0719991Y2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 海洋センサのダンパ保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719991Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0418097U (ja) 1992-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NO302492B1 (no) Beslag for fastholdelse av et lukke-element, spesielt et deksel eller et lokk
US4330895A (en) Stabilizer for reducing motion of an object disposed in a fluid
JPH0719991Y2 (ja) 海洋センサのダンパ保持装置
US20190203516A1 (en) Damping hinge
JPH0522477Y2 (ja)
JPH07323885A (ja) 海洋センサのダンパ保持構造
JPH112278A (ja) ロータリーダンパー
JPH0735831Y2 (ja) ダンパーの収納構造
JPH0354577Y2 (ja)
JP2919337B2 (ja) 鞄用なす環
JPH0578700U (ja) 展開型太陽電池パドルのラッチアップ機構
JPS60124352A (ja) バツテリ保持装置
JPH11160420A (ja) 水中センサ展張構造
JP2537582Y2 (ja) スクリーン用巻取軸
JP4795770B2 (ja) 物品収納箱
JPH0335677Y2 (ja)
SU1095286A2 (ru) Устройство дл захвата кабел
JPH032628Y2 (ja)
JP2913434B2 (ja) 海中探査ブイのダンパー構造
KR830001173Y1 (ko) 낚시용릴 베일의 절첩장치
JP3520948B2 (ja) からみ防止構造
JPH0513896U (ja) 高速落下機構における吊下ケース保持構造
JP2022042173A (ja) 展開装置
KR100389398B1 (ko) 상자형 냉장고의 도어 댐핑구조
JP3343673B2 (ja) 釣り用バケツ